みんなの議会

美唄市議会 平成19年第3回定例会 2007年9月18日

(1)行財政執行体制等について/(2)食の安全・安心について/(3)教育行政について

2007年9月18日、美唄市議会の一般質問で、土井敏興議員が「行財政執行体制等について」「食の安全・安心について」「教育行政について」について質問し、市長 桜井道夫、教育長 村上忠雄が答弁しました。

質問者
土井敏興 議員
答弁者
市長 桜井道夫、教育長 村上忠雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 土井敏興

平成 19 年第3回市議会定例会にあたり、大綱3点につきまして市長並びに教育長にお伺いいたします。大綱1点目の行財政執行体制等についてでありますが、以下5項目につきましてそれぞれ市長のご見解をお伺いいたします。まず、行財政執行下における現状の認識と、また先月相次いで発表された自立推進計画及び美唄 21 世紀まちづくりプラン後期計画の見直しの考え方についてもお伺いをいたします。次に、まちづくり評価についてでありますが、市民で構成するまちづくり評価委員会の報告結果に基づき、市としての取り組み策は示されたところでありますが、評価が低かった分野についての取り組み等については、より具体的に示すべきと考えますし、またこうした市役所内部や市民を対象とした評価に加え、客観的要素を高めるため他自治体の行政指標や自立推進計画及び後期プランの重点項目の1つでもある「交流」というキーワードを通して、美唄市以外からの評価も是非導入すべきと思いますがいかがでしょうか。次に、居住施策についてでありますが、美唄市も経済活動の鈍化や少子高齢化が加速する中、人口減少に歯止めがかからず、憂慮すべき事態を招いていますが、市にある移住窓口を通して交流人口の増加対策を進め、ひいては移住あるいは定住に結びつける施策の展開が望まれるところであります。よって、公営住宅等に市外からの移住者あるいは定住者用の枠を設定することで呼び水となりはしないか、お伺いをいたします。次に、市政執行にあたって極めて重要な位置を占める人事等についてでありますが、何点かお伺いいたしたく思います。冒頭でも申し述べましたけれども、本市が掲げる財政再建をはじめとする幾多の諸問題への対応策からも、効果的な職員の適正配置が求められるところでありますが、そこでこの数年間の配置数の推移と適正化計画の進捗状況、また今後の体制の見直しやあわせて嘱託職員や臨時職員の配置はどのように考えておられるのか、お伺いをいたします。市民ニーズに応えサービス低下を招かぬよう、これらのことを限られた体制で取り組んでいくことになるわけですが、そこで市長をはじめとして全職員が一体となっていわゆる危機意識を共有し、この難局を打開していくという気概を強く持つことが求められていますが、率直に実態はどうであり、それを踏まえ今後の取り組みについてお伺いをいたします。国や他の自治体では職員給与についても地域の民間給与水準を踏まえる制度が導入されることとなり、本市はどう対応してきたのかもお尋ねをいたします。次に、全国的に一般人をはじめ一部公務員等の酒酔い運転など悪質な交通法令違反者があとをたたず、よって道路交通法の改正がなされ、明日からこれらについては罰則強化となることから、本市においても職員の処分等については見直しをされるのかご見解をお伺いいたします。また、処分に関わってでありますが、大阪や横浜などの大都市をはじめ、先日、道においても職員の学歴詐称問題が発生との報道がなされたところでありますけれども、職員の採用にあたり、本市においてはそのようなことはないと思いますが、その実態やまた確認についてはどうされているのか、さらには今後どのように対応されるおつもりかもお伺いをいたします。大綱2点目は、食にかかわる安全・安心についてでありますが、1つ目は農畜産物、水産物の生産製造の一大拠点であり、安心・安全を機軸に全国あるいは国際競争に打ち勝ち、高橋知事を先頭に北海道ブランドの一層の定着を目指し、キャンペーンを展開しているさなか、極めて消費者の信頼を失墜する偽装あるいは表示の付け替えなど、食の安全や安心を無視するような事件が続発したことは記憶に新しいところでありますが、こうした事態に対する市長の認識と市内の食品製造にかかわる事業者への対応や消費者への対応はどのようにされてきたのか。また、こうしたことを受け、今後の取り組みの考え方についてお伺いをいたします。次は、クリーン農業の推進についてでありますが、このテーマにつきましては、一昨年の第4回定例会において、安全性に配慮した独自の認証制度についてお尋ねをいたしましたが、まさに今回の一連の忌まわしい事件からもより食の安全・安心に対する消費者の関心の強まりと、改善に向けた法の整備や強化が求められており、農業を基幹産業として位置づけている本市としては、より重きを置いて払拭をしていかなければならないわけであり、それらに向けどのような検討をされてきたのか、それを受けどう進めていかれるおつもりかをお伺いをいたします。次に、大綱3点目は教育行政についてでありますが、まず最初に市立幼稚園等の配置についてでありますが、近年経済的あるいは社会的要因等により著しく少子化が進み、まさに本市もその大きな渦中にあり、幼児人口の減少が将来さらに加速される懸念も大きく心配されるところでありますが、そうした中、家庭の経済的事情もあり、保育所等への入所希望が多いことから、ただ一部には定員割れもあるようでありますが、ことに幼稚園入園児の減少傾向が生じてきていると聞き及んでいますが、その実態はどのようになっているのでありましょうか。前段申し上げた幼児数の減少が今後も続くとするならば、市内の幼稚園の再編、あるいはさらに幼保一元化をも含め適正なあり方を検討すべきではないかと思うところであります。よって、今後に向けどのようなお考えをお持ちか、お伺いをいたします。次に、中学校の再配置問題についてでありますが、長期にわたり茶志内中学校並びに西美唄中学校の美唄中学校への20年4月の統合について協議を重ね、このほどようやく同意を得るに至ったと聞き及んでいますが、児童生徒や保護者及び地域の事情、不安材料などに対処し理解を求めてきたこと等について、今日に至るまでの経過と、また合意には達したもののまだいくつかの問題が残っているやの話もあるようでありますが、残された時間の中でどのように対応をされるのか。あわせて、慣れ親しんできた両校のそれぞれの教師には、1人でも多く一緒の学校に配置されることで生徒や保護者も心強く感じ、切望されていることと思いますが、そうした教職員の人事についてのお考えと、同様に公務補職員の配置についてもどのように考えておられるのか、お伺いをいたします。また、茶志内、西美唄両中学校が統合により校舎を小学校に転用すると聞いているところでありますが、それには一定の改修が必要と考えますが、その規模と時期についてお伺いもいたします。次に、いじめ・不登校・問題行動等についてでありますが、子供たちを取り巻く環境は年を追うごとに複雑化し、混迷の度を増し、分野によってはその対応に窮する面も多々あるように聞き及びますが、本市におけるこれらの傾向や現状についてお伺いをいたします。4点目の全国学力検査についてでありますが、本年4月 24 日、43 年ぶりに全国約3万2,700 校余で一斉に実施されたわけでありますが、今月中にもその結果が知らされるようでありますが、その取扱いについてと、独自の学力テストについてではありましたが、公表にかかわる開示請求について、大阪や盛岡における裁判の結果が示されていますが、こうした公表開示請求に対する考え方及び今後も全国学力テストについて参加継続の考えがあるのかもお伺いいたしまして、この場からの質問を終わります。

答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)

土井議員の質問にお答えします。はじめに、行財政執行体制等について、行財政に関する本市の現状についてでありますが、三位一体の改革による地方交付税の削減は本市の財政に大きな影響を与え、極めて厳しい現況にあり、加えて市立病院の累積債務が深刻な状況に直面していると認識しております。このような中、財政を立て直すためには自立推進計画を着実に実施するとともに、今後一層の行財政改革を進めるため、本年8月に自立推進計画及び美唄 21 世紀まちづくりプラン後期基本計画の見直しを行いました。見直しに当たっては、「地方自治体の財政健全化に関する法律」の成立を踏まえ、連結実質赤字比率による再生団体指定の回避を前提とし、セーフティネットとしての市民サービスについては極力守ることを基本に、財政健全化に向けた公債費負担適正化計画の推進や歳入の確保などを中心にまとめたところであり、この自立推進計画をもとに、将来にわたり持続可能な行財政運営を目指してまいりたいと考えております。次に、まちづくり評価についてでありますが、まちづくり評価は事務事業評価、施策評価とともに本市の評価システムの重要な一部を構成するものとして3年に1回実施しており、本年3月に市民で構成する評価委員会から報告書をいただいたところであります。この評価に対して市がどのように対応していくかという考え方や方向性を本年8月にまとめ公表いたしました。特に、まちづくり評価のランクが低かった分野については、今後個別の事務事業の中で具体的に取り組んでまいりたいと考えております。なお、まちづくり評価に対する取り組みの結果については3年ごとに検証し、公表することとしております。次に、新たな評価の導入についてでありますが、現在全国で行政評価を導入する自治体が増えており、本市の指標と比較することは客観的な評価を行う上で有効な方法であると考えており、現在情報を収集しているところであります。また、市外からの視点で評価してもらうことも1つの方法として考えられますが、今後そのようなことが可能かどうか研究してまいりたいと考えております。次に、公営住宅等を活用した移住促進についてでありますが、公営住宅の活用については公営住宅法の規定があり、移住者向けの住宅を別途設定することは難しいと考えております。また、本年8月に「移住・定住推進協議会」を立ち上げ、民間の皆さんと連携して移住・定住を進めていくことといたしましたので、今後民間住宅や公営住宅の情報を提供し、移住促進に努めてまいりたいと考えております。次に、人事行政等についてでありますが、はじめに、病院医療職を含めた全職員配置数の過去5年間の推移は、各年4月1日現在で申し上げますと、平成 15 年度は正規職員が584 人、嘱託職員 146 人、臨時職員が 175 人。平成 16 年度は正規職員が 566 人、嘱託職員が144 人、臨時職員が 174 人。平成 17 年度は正規職員が 543 人、嘱託職員が 134 人、臨時職員が 160 人。平成 18 年度は正規職員が 524 人、嘱託職員が 127 人、臨時職員が 164 人。平成19 年度は正規職員が 505 人、嘱託職員が 121人、臨時職員が 179 人となっており、5年間で正規職員はマイナス 79 人、13.5%の減、嘱託職員はマイナス 25 人、17.1%の減、臨時職員は4人、2.3%の増となっております。次に、定員適正化計画についてでありますが、平成 19 年6月に計画の見直しを行い、平成 18 年度から平成 22 年度までの5年間の計画期間で、病院医療職を除く職員について平成 17 年4月1日現在の職員数 426 人に対し、目標を 9.15%、39 人減の 387 人としたところであります。進捗状況は平成 19 年4月1日現在の職員数は 402 名であり、マイナス 5.6%、24 名減で 62%の進捗状況となっております。今後におきましても、定員適正化計画の目標達成に向け、自立推進計画を推進し、効率的・効果的に業務を執行できる組織体制にしていくこととしております。また、嘱託職員、臨時職員につきましては、正規職員同様に効率的・効果的に業務を執行できる職員配置に努めてまいります。次に、職員との危機意識の共有についてでございますが、本市の厳しい財政状況、経済環境、地域医療環境などの対応について、定例朝会議や庁議、部課長会議などを通して情報の共有に努めており、全職員が危機意識をもって仕事に取り組んでおります。今後職員とのコミュニケーションを重視し、組織の目標管理を徹底するとともに、職に意欲的に取り組むことができるよう研修の機会を充実するなど、人材の育成に努めていきたいと考えております。次に、職員給与についてでありますが、国は平成 18 年度より地域の民間給与水準を反映させた給与構造改革を実施しており、本市においても地方公務員法による均衡の原則に基づき、平成 19 年度から国の改革に準じた改正を行ったところでございます。次に、飲酒運転など交通法令違反者に対する厳罰化についてでありますが、平成 19 年6月に道路交通法が改正され、罰則が強化されたことから、本市の交通法令違反等の懲戒処分の基準について、酒酔い運転は原則懲戒免職とするなど、10 月を目処に見直しを進めているところであります。次に、職員採用における学歴詐称の実態と確認についてでありますが、採用試験申込にあたっては卒業証書あるいは在学証明等を提出することとしており、今後履歴書等提出時に本人に確認するとともに、学歴詐称が採用後発覚した場合については厳正に対処したいと考えております。次に、食の安全・安心について本市の食品及び食品製造における表示等の状況についてでありますが、食品表示偽装や賞味期限の改ざんなどの事件は市民の食生活に与える影響が大きいものであり、看過できない問題であると受け止めております。市といたしましては、消費者保護の観点から毎年消費者協会と共同で消費生活展を開催し、多くの市民にご参加をいただいているところであり、本年は新たに地域安全大会や市役所内にて消費生活にかかるパネル展を行うなど、市民への情報提供に積極的に取り組むことといたしました。また、消費者協会では消費生活講座の開催や美唄消費者だよりを発行するなどして、食生活の安全に関する啓発・啓宣に努めているところであります。市が委託している消費生活相談では、昨年度 167 件のご相談中、食料品に関するものが3件ございました。これらはいずれも北海道立消費生活センターに通知しており、センターにおいて必要に応じて事実確認や内容の公表などの措置を講じているところでございます。また、食品表示に対する相談につきましては、北海道が設置しております食品表示 110 番へご案内させていただき、違反情報や食品表示制度に関する問い合わせに対応させていただいております。今後におきましても、消費者協会や関係行政機関等と連携しながら、情報の収集と市民への提供に努めるとともに、市内の製造業者に対しても食品の安全面に注意を促してまいりたいと考えております。次に、クリーン農業の推進についてでありますが、市としましては減農薬のための畦畔のハーブ植栽や後作緑肥による土づくり、モデル簡易堆肥盤の設置などを推進しております。また、農薬によるミツバチ被害防止については、養蜂家、農協、防除組合と連携を図り、飼育場所や農薬の散布時期・時間等を調整しながら防止対策に努めてきたところでございます。今後関係団体や農業者と十分連携を図り、クリーン農業の取り組みをより一層進めるため、北海道クリーン農業推進協議会の「イエス・クリーン」や国の「エコファーマー」を足がかりとして、独自の認証制度について検討してまいりたいと考えております。

答弁 教育長 村上忠雄(教育長は2008年6月まで)

土井議員のご質問にお答えいたします。はじめに、公立幼稚園等の配置の見直しについてでありますが、現在市内には公立、私立5つの幼稚園があり、これまでそれぞれに地域の特性や独自の特色を生かし運営を行ってきたところでございます。幼稚園の園児の入園状況につきましては、平成 19 年5月1日現在、定員に対して公立3園で 76%、私立2園で 65%の入園率となっており、保育所につきましては、定員に対して認可保育所4カ所で 111%、へき地保育所5カ所で 64%の入所率となっております。近年、少子化等による幼児数の減少が顕著となってきており、公立1園を除いて各園定員割れが続いている状況にあり、今後とも幼児数の増加は期待できないということから、平成 14 年策定の「美唄市幼稚園教育振興計画」や、平成 17 年2月に示されました「美唄市自立推進計画」に基づいて、公立幼稚園配置見直し計画に着手をしているところでございます。計画の内容といたしましては、公立と私立が混在する母町地区の中央幼稚園については、平成 20 年度当初で定員を 70 名から 35 名に見直した上、平成 21 年度末をもって閉園し、三井美唄幼稚園は、中央幼稚園の閉園後の入園児の動向を見ながら幼保一元化等も視野に入れ、配置見直しの検討を行ってまいりたいと考えております。なお、栄幼稚園につきましては、現状の運営内容で継続する予定であります。また、公立幼稚園の配置見直しにより、保護者には保育料負担増への不安が生じることと考えられますので、就園奨励費補助制度の活用についてお知らせをしながら対応をしてまいりたいと考えているところでございます。今後の取り組みといたしましては、各園の保護者への説明を行い、地域子育て支援団体や市のホームページ等を活用して市民からのご意見も伺いながら取り進めてまいりたいと考えているところでございます。次に、中学校の配置見直し、すなわち統合でございますけれども、このことにつきましてはこれまで茶志内及び西美唄の小・中学校保護者や地域の皆さまに「一定の人数の中で学ぶ教育環境が望ましい」という考え方によりまして、話し合いを重ねてきたところでございます。この話し合いの中で、大きな学校へ行くことに対する不安、また通学距離が長くなることに伴う部活動の送迎の問題など、さまざまなご意見があったところですが、特に保護者の方に配置見直し後の美唄中学校での短い中学校生活で、生徒間によい関係づくりができるのかという不安があり、3校の子どもたち同士の交流をどう深めていくのか、この点の整理に時間を要したところでございます。これらの不安や意見に対し、具体的に対応可能な部分とできない部分について理解をいただくとともに、不安要素の解消を図るため、保護者、各学校、教育委員会による統合準備委員会を設置し、子ども達が安心してスムーズに合流ができるよう、具体的な取り組みを行ってきたところでございます。このような取り組みを経て、西美唄、茶志内、両中学校区を平成 20 年4月美唄中学校区への編入の合意をいただいたところでございます。しかし、合意をいただいたとは言いながら、まだ不安を抱えている生徒、あるいは保護者がおられることから、今後においても統合準備委員会や当該校3校との連携を密にして、安心して来年4月を迎えられるよう、準備を進めてまいりたいと考えております。次に、教員の配置についてでありますが、一般的には中学校教諭の配置は教職員定数、教科による配置などに加え年齢層、勤務年数などを踏まえ配置されております。今回の場合においては、統合による特別な事情を十分考慮した教員配置が行われるよう、空知教育局に働きかけを行っているところでございます。次に、公務補職員の配置についてでありますが、職員の配置見直しは、他の学校や他の施設などの配置の状況を精査した上で、関係部局とも協議、検討してまいりたいと考えております。次に、現在の中学校、小学校へ転用する際の中学校の改修についてでありますが、中学生基準となっておりますトイレ、手洗いなどを小学生でも使いやすくするための改修について、これは新学期から着手し、1学期中に終えたいと考えているところでございます。このことにつきましては、茶志内及び西美唄両小学校と十分協議を行いながら取り進めてまいりたいと考えております。次に、いじめ・不登校・問題行動等についてでありますが、子どもを取り巻く環境の大きな変化の中、規範意識の低下や倫理観の希薄化などの傾向が指摘されており、これに対応した取り組みの必要性について十分認識をしているところでございます。本市におけるいじめの実態につきましては、昨年度学校がいじめと認識し対応した事例が13 件報告されており、平成 17 年度が1件の報告であったことから考えますと、いじめに対する危機感や、学校や保護者等に十分認識された結果と受け止めているところでございます。また、不登校につきましては、平成 16 年度まで減少の傾向を示しましたが、それ以降は増加に転じ、昨年度は 22 名となり大変憂慮すべき状況であると受け止めているところでございます。また、問題行動等につきましても昨年度 28件報告されておりまして、喫煙、飲酒、万引き、深夜徘徊等、学校外における少年非行化の多様化が見られるところであります。いずれにいたしましても、未来を担う子ども達の望ましい成長を支えていくためには、学校・家庭・地域・社会が連携を深め一体となって健全育成に向けた取り組みを推進していかなければならない、このように考えているところでございます。次に、全国学力検査の結果公表についてでありますが、国から示されている基本的な考え方では調査によって得られる分析データのうち、公表する内容を除くものについてはこれが一般的に公開されることになると学校間の序列化や過度な競争が生じる恐れがあることから、参加主体の協力が得られなくなるなど正確な情報が得られない可能性が高くなり、調査の適正な遂行に支障を及ぼす恐れがあると考えられるために、非開示情報として取扱うこととしております。美唄市教育委員会といたしましても、この考え方に基づき対応していかなければならないと考えているところでございます。また、開示請求があった場合の対応についてでありますが、市教委といたしましては実施要領に「市町村教育委員会は、域内の学校の状況について個々の学校名を明らかにした公表は行わないこと」という定めを前提として調査に参加したものでありますことから、調査結果の取扱いについてはこの実施要綱に基づき対応してまいりたいと考えているところでございます。いずれにいたしましても、本調査が本市児童生徒に確かな学力を育成すること、そして本市の教育及び教育施策の成果と課題を把握するという当初の目的達成のために有効に活用できることが何よりも重要であると考えておりまして、今後公表される内容につきましては、十分精査し、次年度以降の実施につなげていきたい、このように考えているところでございます。

質問 11番 土井敏興

一通りご答弁いただきましたけれども、改めて何点かお伺いをしたいと思います。まず、市長にお伺いをいたしますけれども、昨年3月に自立推進計画の改定を図り、行政執行における現状を踏まえてのことと思いますが、さらに本年8月見直しを行ったわけでありますけれども、財政の台所事情を思うとき、こうせざるを得ないということでありましょうけれども、ここに示された財政推計を見ますと、後期計画の最終年である平成 22 年には、昨年の改定版で示されたものより単年度でありますけれども、差し引き9億円も改善をされるというような予定になっているわけでありますけれども、果たしてこのような急激な変更計画について、その内容に無理が生ずることはないのか。あるいは、ひいては行政執行や市民生活に大きな支障をきたし、場合によっては死に体行政となりはしないか、そういう心配を私は持ってございますけれども、改めてその点についてお伺いをいたしたいと思います。次に、居住施策についてでありますけれども公営住宅利用によります市外からの移住、あるいは定住にかかる優遇策については法律の制約があるということがわかりましたけれども、先ほども一応申し上げましたが、美唄の魅力というものをやはり一体となって再発掘をしながら、1人でも多く足を運んでもらうことができる、あるいはさらに長くとどまってもらうことができる、そういうまちづくりを目指していかなければならないと思うわけでありますけれども、美唄市の外に住んでいる家族が、親が美唄にいるということで移り住みたいとしても、こうした制約があるということで、断念をせざるを得ないケースも当然出てくるわけでありますけれども、そうした移り住みたいという方のお話によりますと、親の近くに住むことによって学校や保育所、あるいは幼稚園の終わった後、一定の時間親に子供たちの世話をお願いすることで働く時間の延長が可能になって、生活設計がしやすくなる、そういう声もあるわけであります。であるとするならば、この貸家、あるいは貸室を営んでいる民間の協力を得ながら体制を整えていくというのも一考ではないかというふうに思うわけであります。そうした貸家、貸室の数、あるいは営んでいる方々の実数については定かではないようでありますけれども、人口の減少により相当の空き家、空き室があるのも実情のようだというふうに聞いております。よって、現下の厳しい財政の下、今後の公営住宅の建設についても見通しが立てづらいという状況であると思いますし、むしろそうであれば民間に一定の支援策を講じることにより、双方の事情が緩和される、そういう方向にも向かうことができるのではないかというふうに思うわけでありまして、そうしたことについてのお考えをお伺いしたいと思います。次に、人事行政についてでありますけれども、申し上げるまでもなく全職員が連帯感を持ち、目的意識を共有しながらしっかりと前を見据えて市民のため業務にまい進しなければなりませんけれども、そうした中、明年度より地域の元気づくり応援しますとのキャッチフレーズで、地域応援チームを立ち上げられましたけれども、本年はモデル地区で選考するということであるようでありますけれども、その体制については管理職が対応するというふうに伺っておりますけれども、私はむしろ管理職はしっかりとサポートをする側に回り、若い職員が積極的に地域とのかかわりを持ち、市民との協働を通した、そこにいろいろなご苦労や、当然戸惑いもあると思いますけれども、それが明日の美唄を担う行政マンとしての活力や原動力になるのではないかというふうに思いますし、いわゆる市民力を引き出すためにも是非総力を上げて取り組むべきというふうに考えますけれども、いかがでしょうか。またあわせて、こうしたことに対する、対応できる十分な人材の育成にも一方では大きな力を注いでいかなければいけないことは必然でありますけれども、そのことについても考えをお持ちでしたらお伺いをいたしたいと思います。次は、改めて持ち出すつもりはなかったわけでありますけれども、クリーン農業の推進につきましては、以前いただいたお答えとほぼ変わらない内容でありますが、国際的には中国の農薬残留問題、国内的には偽装事件などに端を発して食に関する安全・安心の思考というものはますます増幅しておりますし、食糧生産基地である北海道の果たす役割というものは極めて大きいものがあると思います。中でも米・麦・大豆においては美唄市もその一翼を担っているのも事実であります。そして、栽培管理、品質管理に細心の注意を払い、そこに安心・安全という信頼を乗せることで消費者の理解を深めることを推進していくことが行政の大きな役割であると思いますし、いま現在進行形である、地域ICTの有効活用による農業分野の振興についても、先のまちづくり地域懇談会の席上で、市長は非常に熱く語っておられたことというふうに私は思っております。ただ、農業分野とのかかわりの深い食の駅構想について明らかになっていない状況下でもありますので、次の機会に改めて食の考えも申し上げお尋ねしたく思いますので、この件については聞き置きいただければというふうに思っております。次に、教育長に1点お尋ねをいたしたいと思います。いじめ・不登校・問題行動についてでありますけれども、各年次の動向については大きなずれがあることはわかりましたけれども、また、それぞれの起因となる要因についても多種多様であるということが、伺うことができました。昨年、道教委が実施したいじめの実態調査においても極めて憂慮される状況が示されていたわけでありますけれども、そういったことを踏まえて本市における状況についてはいまほどお話を聞かせていただきましたが、これらの諸問題に対して教育委員会として実質的にはどのように取り組まれてこられたのか。またそこらを明らかにしていただき、またそれらを踏まえて今後の対応についてお伺いいたしたいと思います。

答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)

土井議員の質問にお答えします。はじめに、本市の行財政についてでありますが、今回見直した自立推進計画における財政推計につきましては、平成 19 年度当初予算を基に行ったものでありまして、財政健全化の取り組み事項として定員適正化計画に基づく人員削減を見込んだほか、普通建設事業費に関し、公債費負担適正化計画に基づく重点化による事業費抑制、公債費に関する繰上償還や補償金なしの借換の実施、退職手当債の発行などを盛り込んだところであります。今後とも自立推進計画を着実に進め、将来にわたり持続可能な行財政運営に向けまして、全力を挙げて取り組んでまいりたいと考えております。次に、民間住宅の活用についてでありますが、今後「移住・定住推進協議会」の中で、民間住宅の活用策等を検討していくこととしておりますので、ご提言のありました点を含めて十分協議をしてまいりたいと考えております。次に、地域応援チームについてでありますが、本年度においてはモデル地区を設定し管理職によるチーム編成としておりますが、全職員が市民との協働のまちづくりを進めることが重要でありますので、今後全職員が参加することを基本的な考え方として取り組んでまいりたいと考えております。また、職員の人材育成につきましては、市町村アカデミーや北海道市町村職員研修センターで実施する研修を効果的に活用するほか、協働のまちづくりに不可欠な情報の共有化を進めるため、まちづくり出前講座や重要施策・課題について共通認識を持つための職場研修を充実させるなど、今後のまちづくりに対する意識の高揚を図ってまいりたいと考えております。

答弁 教育長 村上忠雄(教育長は2008年6月まで)

土井議員のご質問にお答えいたします。いじめ・不登校・問題行動等に対する市教委の取り組みについてでありますが、はじめにいじめにつきましてでは、子どもの発する心のサインの受け止め方や基本的な対応などが記載されております道教委発行の生徒指導資料を各学校に配布するとともに、児童生徒及び保護者からの情報を幅広く受け止めるために、市教委で開設しております子どもテレホン相談、適応指導教室相談電話など、3つの相談電話を周知する取り組みを行ってきたところでございます。次に不登校対策についてでありますが、現在2名の専任指導員による適応指導教室を開設し、個別指導及び教育相談を行っているところでございます。これに加えまして、今年度は不登校児童生徒が増加していることや、その原因が多様化しておりますことから、各学校における不登校児童生徒の現状をより細かく把握するため、学級担任等と個別に情報交換を行うなど、より積極的な対応を重点に位置づけ取り組みを推進しているところでございます。次に、非行等の問題行動につきましては、さまざまな要因が複雑にからみ合っている事例が多いことから、学校だけではなく警察署や児童相談所等関係機関と連携を図り対応に努めているところでございます。また、中学校2校にスクールカウンセラーを派遣し、生徒の内面の理解及びそれに対応した適切な助言に努めているところでございます。いずれの問題に対しましても、児童生徒の発する行動や態度等による小さなサインを敏感に受け止め、情報の共有化を図ることが重要でありますことから、今後も引き続き、家庭や地域、学校間及び関係機関との緊密な連携に努めてまいりたい、このように考えているところでございます。

出典:美唄市議会 平成19年第3回定例会 2007年9月18日 議事録 PDF(2ページ) 間違いを知らせる