みんなの議会

美唄市議会 平成18年第2回定例会 2006年6月16日

(1)地域医療について/(2)情報化推進計画について

2006年6月16日、美唄市議会の一般質問で、本郷幸治議員が「地域医療について」「情報化推進計画について」について質問し、市長 桜井道夫が答弁しました。

質問者
本郷幸治 議員
答弁者
市長 桜井道夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 16番 本郷幸治

平成 18 年第2回定例会に当たり、大綱2点について市長にお尋ねします。大綱1点目は、地域医療についてでありますが、その1つ目は、第5次病院事業経営健全化計画についてであります。市立病院は平成 14 年 10 月に、北海道知事から経営健全化団体と指定され、今日まで市長をはじめ、医師並びに職員の皆さんの経営の健全化に向けての大変なご努力をされていることと思います。地域医療の中核を担ってきた市立病院の存続は、イコール将来の美唄の生き残りにかかわる重要な課題でもあります。それでは具体的にお伺いしますが、1つ目は、不良債務の解消状況について、平成 17 年度の決算状況と健全化計画との比較について、各診療科別の1日当たりの平均入院数と外来数の計画と実績、そして医業収益の計画と実績の状況、また累積債務の状況はどのようになっているのかお尋ねします。2つ目は、経営の最大の要であります医師確保の現状と、今後の見通しはどのようになっているのか、また道の経営健全化団体の指定の見通しはどのようになっているのかお尋ねします。その2つ目は、新しい総合病院について。市長は今年度の市政執行方針で、重要課題と位置付けています。地域医療ビジョンの実現、中でも様々な課題がある、大変ハードルが高いと思われる平成 20 年を目標にしています。新しい総合病院の開院に向けた、今日までの進捗状況と今後の見通しについてお尋ねします。その3つ目は、後発医薬品について。先般様々な議論の中で、医療改革関連法案が可決成立しました。現在の我が国の年間の国民の医療費は、約 31 兆円にもなっており、そのうちの約2割、6兆円が薬剤費であります。厚生労働省の試算では、2025 年には医療費は約 69 兆円に達し、このうちの薬剤費は約14 兆円になると言われ、少子高齢化が急速に進む中で、現行の国民皆保険制度の崩壊にもなりかねない危惧があります。こうした現状を改めて認識しますと、後発医薬品の価格は、高くても新薬の 70%、物によっては 15%程度で、開発のコストがかからない分、大変安い価格になっています。しかも錠剤工夫がされており、飲みやすくなるなど付加価値があるものもあります。例えば、1年間の薬剤を後発医薬品に切り替えれば、約1兆 1,000 億円医療費が安くなると試算されております。現在、市立病院として、新薬と同等の効き目や成分を有することが証明され、承認されているものに関しての後発医薬品は即、入院・外来の患者さんの負担軽減や医療費抑制にもつながる効果があります。この薬品に対する周知と使用促進は、どのように対応されているのかお尋ねします。大綱2点目は、情報化推進計画についてでありますが、私は、昨年の 12 月の定例会で、地域情報化について質問をしました。その時の市長答弁で、平成 18 年度から5か年の推進計画を策定中であり、ICT政策大綱の内容を踏まえ、ブロードバンドが普及されていない地域の情報格差の解消をはじめ、市民生活や企業活動における行政に対する申請・届出等のオンライン化に取り組むとともに、高齢者、障がい者も含めた、インターネット利用者の増加を図りたいと述べられましたが、まず平成 18 年度からの推進計画ができたのかどうなのか、もしできていますならば、新規事業はどのようなものがあるのか、また、昨年の答弁で、すでに実行されているものがあるのかお尋ねします。

答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)

本郷議員の質問にお答えします。はじめに、病院会計の平成 17 年度決算状況についてでありますが、第5次健全化計画との比較で申し上げますと、診療科別の1日当たり平均入院患者数は、内科、計画 72 人に対し 30.8 人で、41.2 人の減。小児科、計画9人に対し 1.5 人で、7.5 人の減。外科、計画25 人に対し 15.2 人で、9.8 人の減。整形外科、計画 20 人に対し 12.2 人で、7.8 人の減。産婦人科、計画5人に対し0人で、5人の減。耳鼻科、計画1人に対し0人で、1人の減。眼科、計画1人に対し0人で、1人の減。循環器内科、計画4人に対し0人で、4人の減。療養、計画 45 人に対し 43.1 人で、1.9 人の減で、入院合計では、計画 182 人に対し 102.8人で、79.2 人の減となりました。1日当たり平均外来患者数は、内科、計画190 人に対し 121.8 人で、68.2 人の減。小児科、計画 100 人に対し 79.8 人で、20.2 人の減。外科、計画 44 人に対し 25.6 人で、18.4人の減。整形外科、計画 125 人に対し 88.4 人で、36.6 人の減。産婦人科、計画 20 人に対し 14.2 人で、5.8 人の減。耳鼻科、計画 75人に対し 19.9 人で、55.1 人の減。眼科、計画 30 人に対し 22.7 人で、7.3 人の減。循環器内科、計画 26 人に対し0人で、26 人の減で、外来合計では、計画 610 人に対し 372.4人で、237.6 人の減となりました。また、これに伴う医業収益は、計画 28 億7,329 万 5,000 円に対し、実績では 13 億 1,697万5,000 円で、15 億 5,632 万円の減収となり、医業費用は、計画 30 億 4,442 万円に対し、実績では 19 億 4,663 万 8,000 円で、10 億 9,778万 2,000 円の減となりました。この結果、不良債務は1億 1,704 万 4,000円が新たに発生する状況となり、計画と比較しますと4億 0,705 万 8,000 円の乖離を生じ、平成 17 年度末の不良債務残高は 18 億 1,861万 3,000 円となる見込みであります。次に、医師確保についてでありますが、平成 17 年度に4名の常勤医師が退職したところですが、昨年 11 月に内科医師1名、本年3月に整形外科医師1名を採用したところであり、平成 18 年度当初の医師数は常勤医師 10名で、前年度より2名減となっております。医師確保に向けましては、4月以降も引き続き道内大学医学部や、地域医療振興財団への要請活動を行っているほか、これまで折衝してきた医師で、結論が保留されていた医師への再度の打診を行うなど、医師確保に努めているところであります。次に、健全化団体指定継続見通しについてでありますが、6月 21 日に、平成 17 年度の健全化計画実績報告書を道に提出する予定となっております。昨年に引き続き、新たな不良債務が発生したことにより、厳しい状況にあるものと考えておりますが、「地域医療ビジョン」の具体化に向けて、すでにマスタープランの策定に着手したことなど、本市の取組について説明を行いながら、指定継続に向けて要請を行ってまいりたいとこのように考えております。次に、総合病院づくりについてでありますが、医師不足など厳しい医療環境の中で、今後必要とされる医療を継続して提供するためには、市立病院、美唄労災病院がそれぞれ持っている医療資源を活用した、新しい総合病院づくりが必要と考えております。私は、新しい総合病院は、両院を統合することで実現することが望ましいとの考えから、その実現に向けて昨年の 11 月に、労働者健康福祉機構に対し正式に要請し、本年3月までに回答をいただくよう申し入れたところであります。その後、市議会議長をはじめ、医師会の代表とともに本部へ出向くなど、継続して要請してまいりましたが、労働者健康福祉機構との協議のもと、半年程度の延長はやむを得ないと判断し、引き続き合意形成に向け最大限の努力をしてまいります。また、美唄市地域医療ビジョンを具体化するための「美唄市地域医療マスタープラン」については、現在年度内の策定をめざし作業を進めているところであり、この中で新しい病院像などを明らかにしてまいりたいと考えております。次に、後発医薬品についてでありますが、市立病院ではすでに、一部の病棟で後発医薬品を使用しております。また、外来では、「希望される患者さんは担当医師に申し出ていただくよう」各外来に周知文を掲示してお知らせしているところでございます。次に、情報化についてでありますが、情報化推進計画につきましては、本市の情報化の推進に関する基本的な考え方と、今後の進むべき方向性を示すものとして、平成 17 年度までの前期計画に続き、平成 18 年度からの5年間の計画を本年3月に作成したところであります。この計画は、国における「U-Japan 戦略」を踏まえつつ、「市民のための情報化」を基本理念とし、「市民サービスの向上と協働のまちづくり」「行政の高度化」「情報通信基盤の整備」「人材育成と安全対策」の4つの基本目標の基に、前計画からの継続して取り組む 42 項目に、新規として「消防指令システムの更新」や「住基カード独自利用の検討」など9項目を加え、合計 51 項目にわたり具体的に取り組んでいくこととしております。また、内容に関しましては、ブロードバンドなどによる情報格差解消については、「基盤整備の推進」の中に、市民生活や企業活動の利便性向上のついては「電子申請・届出システムの構築」の中に、さらに高齢者等を含めたインターネット利用者の増加については、「生涯学習情報支援システムの充実」及び「職業能力開発の向上」の中に、それぞれ盛り込んだところでございます。

質問 16番 本郷幸治

ただいま、一通りのご答弁をいただきました。ありがとうございました。自席から、何点か再質問させていただきます。まず、地域医療の関係ですが、今の、ただいまのご答弁で、17 年度の経営状況は大変厳しい、この一言に尽きるんではないかなと。様々な要素があると思いますが、改めて達成できなかった最大の要因は何だったのかお尋ねします。次に、情報化推進計画で、新規事業の中に住基カード独自利用の検討が盛り込まれました。現在本市での住基カードが 129 枚交付されていると聞いておりますが、この住基カードは高度なセキュリティを有し、その高さ故にそれぞれ実際において様々なサービスを実施しております。例を挙げますと、学童安全・安心サービス、救急活動サービス、健康情報管理サービス、また、病院再来健診サービス、公共施設サービス、それから電子マネーサービス、避難者情報管理サービス等々。そのうち全国の自治体で利用可能な標準システムとして、財団法人地方自治情報センターにおいてICカード標準システムとして開発して、希望する市町村に対し、原則として無償で提供していますサービス、これ7つあるんですね、証明書等自動交付サービス、それから申請書自動作成サービス、それから健康管理情報照会サービス、救急活動支援サービス、それから避難者情報サービス、公共施設予約サービス、図書館サービス、これらを実施しておりますが、本市においても、市民のより安心で安全な生活の確保のために、また利便性を考える上で積極的に活用すべきと思いますが、市長のお考えをお伺いします。

答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)

本郷議員の質問にお答えします。経営健全化計画の未達成の要因についてでありますが、経営改善に向けて退職職員の不補充等による人件費の削減など、支出の抑制に努めましたが、計画の柱となっております医師数が計画 18 名に対し、平成 17 年度当初では 12 名と大きく不足している状況に加え、年度途中の医師の退職に伴いさらに医師が不足しまして、診療体制の充実が図られず、患者数が大きく減少したことによるものと考えております。次に、住基カードについてでありますが、住基カードは条例の定めるところにより、様々なサービスができることとなっております。本市におきましても、市民の利便性の向上を図る観点から、先進地の取組事例などを参考にしながら、今後独自利用について検討してまいりたいと考えております。

出典:美唄市議会 平成18年第2回定例会 2006年6月16日 議事録 PDF(2ページ) 間違いを知らせる