みんなの議会

厚沢部町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月5日

厚沢部町の小中一貫教育について

2024年3月5日、厚沢部町議会の一般質問で、中山俊勝議員が「厚沢部町の小中一貫教育について」質問し、教育長、教育委員会事務局長、町長が答弁しました。

質問者
中山俊勝 議員
答弁者
教育長、教育委員会事務局長、町長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 中山

小中一貫教育の実現に向けて、教育長にお聞きしたいと思います。令和5年度、教育行政執行方針によると、更なる具体的検討(ソフト・ハード)とあり、「小中一貫教育推進ユニット」、「小中合同学校運営協議会(合同CS)」、「小中一貫教育プロジェクトチームからの答申(2023年3月)」をもとに、厚沢部町の小中一貫教育について、更なる具体的検討を進めるとあります。これらを踏まえて質問したいと思います。1点目、2023年3月の答申内容をお知らせください。2点目、具体的検討内容をお知らせください。3点目、今後、どのようなスケジュールで進めていくのかお知らせください。

答弁 教育長

中山議員の「小中一貫教育の実現について」のご質問であります。1点目の「2023年3月の答申内容」についてですが、2023年3月17日に小中一貫教育プロジェクトコアチームから、「厚沢部町立小・中学校の在り方」について答申がありました。内容としましては、現在の当町の小中学校をめぐる、学力の状況、不登校の状況、児童生徒数の減少、学校施設・設備の老朽化について、これらの教育課題を解決する有効な手段として、「施設一体型の義務教育学校を設置し、義務教育9年間を見通した小中一貫教育を推進することが望ましい」との答申がなされています。2点目の「具体的検討内容」についてですが、小中一貫教育の推進については、令和3年度に発足した小中一貫教育プロジェクトチームにより、教育課程部会、生徒指導部会、特別支援部会の3つの部会でそれぞれ検討を重ねているところです。今年度の取組としては、教育課程部会では、小6による中学校登校や義務教育9年間を見通した「総合的な学習の時間」の交流、整理について、生徒指導部会では、「小中の緩やかな接続」や「中1ギャップ問題の未然防止」など、児童生徒にとってよりよい指導方法の検討がされています。また、特別支援部会では、小学6年生に重点を置いた特別支援学級在籍児童の交流や中学校特別支援教育コーディネーターによる小学5,6年生保護者との面談など、中学校への円滑な接続を意識した取組が進められています。3点目の「今後どのようなスケジュールで進めて行くのか」についてですが、教育委員会としましては、答申内容を踏まえた「小中一貫教育推進基本方針」を策定し、施設一体型の義務教育学校の設置に向け、令和6年度から具体的な取組を進めようと考えております。しかし、令和7年度の鶉小学校と厚沢部小学校の統合を控えた中で、義務教育学校の設置については、児童生徒及び地域住民の環境を大きく変え、さらに、町として非常に大きなプロジェクトとなることから、関係部署との連携のもと、保護者及び地域住民の理解を十分に得ながら慎重に進めてまいりたいと考えております。

質問 中山

大変、この問題は大きなプロジェクトになるわけですから、教育委員会としてもこれについては、かなり力が入っていると私は思っておりますけども、まず最初にお聞きしたいのは、1問目の質問の中で、23年の子どもの出生数が6人ということです。それでは、6年までのその間の内の町の小学校に入学する生徒数、これについてお知らせ願いたいと思います。

答弁 教育委員会事務局長

今後の、小学校1年生の入学の予定数でございます。昨年の5月に調べたものなので、その後の変動あるかもしれませんが、令和6年度については15名予定しております。令和7年度が14名、令和8年度が17名、令和9年度が17名、令和10年度が16名、令和11年度が6名という状況になっております。以上です。

質問 中山

このほとんど、10名、15名くらいの平均ということになると、この規模を考えた時に、どの程度の規模の大きさの校舎、施設が必要なのかということが1番大きな問題になってくると思うんですけども、この辺については、どう教育委員会では考えていますか。

答弁 教育長

ただ今、中山議員のおっしゃるとおり、今後の児童生徒数を考慮した中で、今目指して進めている新しい学校を新設するとなれば、そういう規模の、要は今後について大きな負担にならない適正な大きさの校舎を建てるということで、基本的にはそこを考えております。であれば、どれくらいの大きさに、ということになれば、これは来年度以降、具体的にこれからの進め方という部分でお話する部分ではあるんですが、地域住民の方にどういう学校がいいかと、地域住民、子ども達、教職員、それから保護者、全て含んだワークショップなどでお話しいただきながら、いろんな検討を具体的に進めていく中で、どういうタイプの学校という部分を目指したとこが決まったところで初めて決まってくるのかなと思っております。ですので、人数に応じて適正な大きさのものを目指していくという回答になるかと思います。

質問 中山

教育長、今この規模からいくとね、これだけの人数しかいない学校の規模というと、本当にどのくらいの、我々想像つかないような規模の学校になってしまうんでないかなと、本当に必要なのかどうかということも、今度は危惧されてくるわけですので、そこについては、どうなんですか、今現状の中でよく言われているギャップの問題、いろいろ1年生から4年生、そして中学ギャップある。この辺の大きな問題というのは、当町にはいじめとかそういう問題というのはどの程度あるんですか。

答弁 教育長

今の中1ギャップのケース、当町にはどれくらい存在するのかとのご質問だと思います。不登校ということでございますと、小学校は0です。小学校に別室登校されている方はいますが、完全な不登校というわけではございませんが、不登校ということでは0です。中学生になりますと、2名、不登校という方いらっしゃいます。それぞれなぜ、この方が不登校になった部分というのは単純に中1ギャップということの要因かというと、またそういうことではない、それぞれ交友関係、家庭の問題、体調不良だとか、そういうことも踏まえて内容にあって、不登校という状況になっているということでございます。ただ、統計的に言いますと、小学校高学年から中学校にかけて不登校傾向しめすというのは、当町においても実態としてございます。

質問 中山

うちの学校の場合は、そうすると、非常に、いじめとかそういう問題について、不登校とかはあまりみられないということで、このギャップ問題については問題ないと捉えていいわけですね。それでは、次ですけれども、2点目の具体的な検討に入るのかどうかという中では、地域の方々から言われているのは、中学校なり、厚沢部小学校なり入ってみると、非常に、あまりよくない現状だということで、あれで子どもたち我慢しているのかというようなことを言われるんですけども、そういう設備についてですね、現況の設備、厚沢部小学校、厚沢部中学校のかなり年数経っているわけですから、そういうのに対する評価というのは教育委員会としてはどう評価していますか。

答弁 教育委員会事務局長

施設の状況でございます。どこの学校も40年以上経過しているということで、かなり老朽化が進んでおります。大雨降った時に雨漏りする場面もありますし、水漏れという部分も出てくるというところでございます。その都度、必要な修繕を行っていますが、鉄筋コンクリートの建物であれば、だいたい50年を目安に大規模改修が必要という状況になります。まもなくそういう時期を迎えますので、建て替えですとか大規模な修繕という選択が迫られる状況なのかなと思っております。子どもたちや先生方からの評判というところでございますけれども、確かに校舎自体は古いんですが、その都度、修繕しておりますし、備品関係ですね、机とか椅子だとか、そういったものについては随時更新して予算を確保している状況ですので、今のところ学校の運営には影響ないかなと思っております。また、ICTの設備ですね、ここ近年、GIGAスクールということで踏襲をしておりますけども、インターネットの速度ですとかタブレットの活用など、そういった部分については、当町は非常に充実できているかなというところで、子どもたちが十分な学習を受けられる環境にはなっているかなと考えております

質問 中山

健全な子どもたちを育てるためには、やはりそういう環境、今の環境では本当にちょっとかわいそうだなと、我々見てもそういう感じするわけですから、教育委員会でも年々、その辺についての修理費かかってますので、その辺はいいとして、今、答弁の中にあったように、具体的検討というのはこれからなんですよね。どの程度検討に入って、そして実現までの期間、我々が理解したらいいのか、その辺についての、それが一番大事でないかなと思うんですけども、教育委員会としての、期間、どの程度の用意した中で学校成立できるのか、これは町長にも言えることですけども、果たしてこの大きなプロジェクトをやるということになると、やはり4,5年はかかるのかなと我々はみていますけども、果たしてどの程度の期間を我々が期待したらいいのか、その辺についてはいかがですか。

答弁 教育長

今後における具体的な検討の内容ですとか、取り組み方、それから時期的にどれくらいかかっていくのかというところのご質問かと思います。まず、振り返りますと、この答申を受けて、施設一体型の義務教育学校を目指すのが有効であるという答申を受けてから、教育委員会といたしましても、町内3地区に地域説明会でしたり、パブリックコメントということで住民の方の意見聴取などの場も設定いたしました。そんな中で、皆様がどういう学校を望んでいるかという部分を把握しながら進めていくという腹積もりではいたんですが、その内容につきましては参加者が少なかったりと、得られた回答が少なかったりということもあった中で、改めて保護者の方に重点を置いて、小学校中学校の保護者、それからこども園の保護者、それに一般町民の方も回答可能なかたちで、昨年の12月に再度、新しい学校についてのアンケート調査をさせていただいて、今に至っております。これらの結果について、今集約されておりますが、これらの皆様の考えを踏まえて、先ほどお話しました、4月以降、具体的に地域の方、地域の方というのは地域住民のご意見もいただきますし、各学校、こども園の保護者の方、そこに子どもたちも入れて子どもたちの意見を聞きながら、どういう学校にしていきたいかと、それから教職員の方、そういったワークショップのような検討組織を立ち上げて、とにかくご意見を頂きながら基本方針を定めていきたいと、その中で併せて、この先、話を具体的に進めていくには、まず建てるのか建てないのかというところを決めて、その上でもし建てるならばどの場所をと、どれくらいの規模にということを詰めていかなければ、具体的な基本設計、実施設計というかたちに入っていけませんので、その辺を令和6年度は4月以降ワークショップによって基本構想を決めて、早ければ令和6年中にそこを定めていきたいなというかたちで考えております。とにかく、冒頭で回答いたしましたとおり、かなり財政的にも、取組としても大きなプロジェクトになるということで、新しい学校を造るということは、ひとたび進みだしますと、なかなか後ずさりできるという話ではないので、地域住民の方、それから子どもたち、保護者の意見を十分伺いながら進めていきたいというのが教育委員会の考え方でございます。

質問 中山

その中で、建設が見通しつかないと、今の教育長の答弁であれば我々は理解、何年というようなことは考えられないということで理解していいのか。もう1つは、最近、特別支援学級というのが随分、小学校も中学校も増えてきているというふうなことになると、その対応というのはこの問題の中では結構大きい問題になってくると思うんですけども、規模的にもそうですし、施設的にもどういう施設にするのか、この辺はどうですか。

答弁 教育委員会事務局長

建設の時期については、まだ明言というか、これからの地域の説明会の中でどう決まっていくのかということなので、具体的な年数というのは申し上げられないところではあるんですけれども、もう1点の特別支援学級の関係でございます。今、小学校も中学校もいろんな障害ありますけれども、何学級か設置している状況です。当然、普通学級があって特別支援学級ということで別教室で学習する場合だとか、あるいは一緒に授業を行うということはあるんですが、それぞれの教室が必要になってきます。子どもたちの数が減っているので、基本的には40人学級なので、1クラスでは収まるようにはなっているんですけども、特別支援学級があれば、そのほかに必要な教室が出てくるという状況になりますので、その辺も踏まえながら、教室の大きさは人数によっていろいろ工夫できるのかと思うんですけれども、ある程度複数の教室が必要になるかなと思っております。特別支援学級が設置されますと、それに応じた先生も付くということになりますので、教員の充実もできるかなと。その他、特別支援の部分で言いますと、特別支援員というものがおります。町の職員で何人か配置しているんですけども、普通学級にいる子で、苦手な部分があったときに支援をするという先生方なんですけれども、そういった部分も充実しながら、特別支援の在り方を検討したいなというふうに思っております。

質問 中山

今、事務局長の説明わかりづらかったんですけど、最近、この特別学級というのは非常になんかこう保育所からもつながってきて、どうもあまりに厳しすぎるんでないかなという、子どもに対して差別的と言いますか、そう言うと語弊あるかもしれませんが、あまりにも厳しい仕分けというか、保育園時代からそういうふうにして、差別ってわけじゃないんですけど、あまりにも問題視しすぎるんでないかと思ってるんですけど、やっぱりその教室は用意しないとだめだし、施設的にも重要な箇所になると思うんですけども。町長どうですか、何年目途に町長は考えてますか。

答弁 町長

今教育町の方から答弁させていただきまして、いつということで、具体的にはということですけれども、なるべく早い時期にと、私も思っています。施設ももう40年以上経っていると、どの学校もということなので、6年度に早めにいろんな方向性を出して進めたいと思います。ただ先ほどからもありますけども、相当な金額を要するということになります。何十億、百億に近い数字になってしまうのかなと思ってますけども、今、1回建てたら、この後ずっとそれを使っていくということになりますので、こんなものを造ったということにならないような、そういう施設にしたいということで、いろんな意見を聞きながら早急に方針を取りまとめて進みたいと思っております。

質問 中山

やはり、町長、我々が見てても、今、果たして設置場所、建てる場所、どこに建てるのか、また、どういう校舎を造るのか、体育館もあるだろうし教室もいろいろあるだろうし職員室もあるという中での、町内、我々見まわした中では、なかなか最適な場所、どこがいいのか。やはり、我々、白糠に視察に行きました。そこは大体55億くらいの校舎ということで、それは保育所から中学校までの一体型でしたけども、非常によくできてました。それは津波にも備えて、ちょっと小高い丘の上に建ててました。非常に、やはりよく考えた中での建て方をしておりました。この後、うちの町でも災害に向けた対応ということで、いろいろ出てくるようですけども、問題は建てる場所と規模と、そして今の手遅れの状態にあるわけですから、なるべく早めに実施するということが必要でないかなと思うんですけども、教育長、その辺の教育委員会としての目安を、あと3分しかないんで、簡潔にお願いしたいと思います。

答弁 教育長

まず、老朽化に伴って早い時期にというのは、おっしゃるとおりでございます。教育委員会としても、施設の状況は決して好ましい状況ではないということで把握しております。その上で、答申内容に沿ったかたちで、小中一貫の基本方針の中で、施設一体型の義務教育学校が好ましいという、一定の方向性が出たのでありますので、ついては、目指すところは令和10年度ということがその中にも謳われております。これからの協議の状況によって、さらに1,2年かかるかもしれませんけども、目指すところはそこを目指して、着実に進めていきたいなというところでございます。建設場所などにつきましても、おっしゃるとおり、防災という観点であったり、いろんな観点あると思いますが、全ての小中学生が一つの学校に通うとなれば、バスも何台も用意するということであれば、ある程度、町内すべての方が通えるようなかたちで、学校を中心にまちづくりができるような場所というところになるかと思っています。いずれにしましても、この後の検討において、そこら辺をしっかり1つ1つ決めていきたいと考えております。

質問 中山

大変、今、10年という教育長から声出ましたので期待したいと思います。やはり、子育てもそうですし、学校の子どもたちを、いかに我々は見守って、いい子どもたちを育てるか、そのためにはふるさと厚沢部町というものをですね、充分理解できる子どもたちを教育してほしいなと要望しまして、一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。

出典:厚沢部町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月5日 議事録 PDF(43ページ) 間違いを知らせる