みんなの議会

足寄町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月11日

危険生物対策について

2024年9月11日、足寄町議会の一般質問で、矢野利惠子議員が「危険生物対策について」質問し、町長 渡辺俊一が答弁しました。

質問者
矢野利惠子 議員
答弁者
町長 渡辺俊一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 矢野利惠子

通告に従いまして、一般質問を行います。危険生物対策について。足寄町では熊が民家の近くにまで現れ、またスズメバチの巣が庭先にでき、住民の命が危険にさらされることがあります。その対策として、次のことをするべきではないでしょうか。1、熊の生息地域に住んでいる住民に、熊よけスプレー配備に対する補助をする。2、昨年まで町職員が無料で行っていた蜂の巣駆除を、今年から町内業者がやるようになり、その費用を町民が負担するように変わっています。この仕事を町予算で業者に委託するか、または専門の職員を雇用するなど、町民には今までどおり経済的負担をかけないようにする。これについてまずお聞きします。

答弁 町長 渡辺俊一

矢野議員の「危険生物対策について」の一般質問にお答えします。1点目の「熊の生息地域に住んでいる住民に熊よけスプレー配備に対する補助をすること」についてですが、本町周辺には野生のヒグマが多く生息しており、目撃情報も多数寄せられています。まず、ヒグマ対策として大切なことは、森や山に入る際に熊鈴をつけて歩いたり、ホイッスルなどで音を出し、人がいることをヒグマに知らせることと言われており、遭遇しない、寄せつけない対策を取ることです。それでも、偶発的に遭遇した場合には熊よけスプレーが有効と言われています。しかし、ヒグマが至近距離まで近寄り、襲ってきた際に使用する緊急的なものであり、誤使用等のリスクも高いと言われています。また、目的外使用のおそれもあることから、あくまでも自己責任で購入し、適切に管理・保管を行い、取扱方法等を守り使用すべきものと考えておりますので、現段階では購入に際し補助する考えはありません。2点目の「昨年まで町職員が無料で行っていた蜂の巣駆除」につきましては、昨年までは駆除を行える事業者が町内になかったことから、依頼があれば無料で町職員が駆除を実施していましたが、ここ数年、駆除件数が増加しており、4年連続で100件を超え、令和5年には300件を超えるなど対応に苦慮しておりました。このような中、町内事業者から令和6年度より蜂の巣駆除の取扱いを開始する旨の申出があったことから、本年より蜂の巣駆除業務を民間へ移行するとともに、御自分で蜂の巣駆除を行う方に対し、無償で防護服等の貸出しを行うこととしました。また、事業者の行う駆除は有料となることから、町民への負担軽減策として、70歳以上の高齢者のみの世帯等を対象に、駆除費用の2分の1、1万円を上限に補助金を交付することといたしました。8月末現在、防護服等の貸出依頼や駆除相談の電話を受けた件数は150件ほどあり、防護服等の貸出件数は50件、駆除費用の補助件数は23件となっております。「蜂の巣駆除について、町予算で業者に委託するか、専門の職員を雇用すべき」については、本年度から取扱いを見直し、補助金制度を開始したことから、現段階での変更は考えておりません。取扱いが変わり、町民の皆様には御負担をおかけすることとなりますが、今後も住民生活の安全とよりよい環境づくりに努めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げ、矢野議員の一般質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 4番 矢野利惠子

これは「ほっかいどう」8月号、要するに道で出している広報紙なのですけれども、この中にヒグマに関する、まず1点目のヒグマのことについて、関するのが出ていて、数がやはり変わってきている。平成2年には5,200頭だったのが、平成4年には1万2,200頭にまで増えてきたと。やはり昔とは同じには考えられないのですよね。そして、熊よけスプレーというのは、猟銃の許可を持ってそれを持っている人はともかく、一般の人が熊に遭遇した場合、反撃できる唯一の武器であると言われている。やはり周辺に住んでいる人にとっては、熊よけスプレーというのは重要なものであって、それは買うと高いのですよね。高いものは3万円ぐらいから、効果があるのは1万円前後ぐらいからなのかなとは思うのですけれども、熊によく遭遇する人には、熊がいろいろな性格を持っている。1本では足りなくて2本持っているという人もいる。そんな中でやはり、これについて少しでも補助をしていくべきではないか。上限5,000円ぐらいにして、半額まで補助。大体、地方交付税が毎年町に来る。町民の払う税金は、町税は約10億円、使っているお金は約100億円、残りの90億円、そのうちに地方交付税というのが、要するに都会の人が払ったお金をここへ、田舎にもたらされているわけですよね。そうしないと、都会ばかりに人口が集中してしまって、田舎にはもう住めないということになっているから、田舎に住んでいても都会と同じような文化的な生活を保障するために、今年は当初予算でいえば約46億8,000万円、来ている。そういうことに使うべきではないか。田舎に住んでいる者のリスクとして、熊の被害ということも考えられるから、それを考えたら、当然この地方交付税の使い道として当たり前の予算ではないかなと、ここに補助するのは。それについてどうなのか。地方交付税がこんなに来ているのに、それを使えないのか、それをお聞きします。

答弁 町長 渡辺俊一

地方交付税が46億円ぐらい来ていますよと、それを使って熊よけのスプレーをというようなことなのかなと思いますけれども、必ずしもそういうことではないのかなと。交付税が幾ら来ているからだとかという話ではなくて、熊に対する、熊の対策としてどうするのかといったところになるのかなというふうに思っていますので、今現在足寄町では熊の駆除ですとか、そういう有害駆除ですとか、そういったところでお金も使っていますし、そういう取組というのもしています。熊も確かに増えてきているという、そういう推計が出ていますけれども、最近ここ数年、熊の被害だとかというようなこともテレビだとかでも言われて、テレビ、新聞だとかでも見る機会が多くなったのかなと思っていますけれども、だからといって、今この熊よけのスプレーが完全に町として補助して出さなければならないような必要性が今あるのかということを考えたときに、現時点ではまだないのかなというふうに思っています。熊も非常に警戒心の強い動物ですから、そういった意味では、普通に考えると人間のいるようなところには出てこないというのが今までの考え方だというふうに思っています。ただ、いろいろな新聞だとかテレビだとかで見ていますと、里山というか、山と住民の生活するところが非常に近くなってきたというようなことで、熊も出てくる機会がというか、熊が出没することが多くなってきているというようなことも言われています。ただ、そういうこともあって、それとあと、熊も一般的には警戒心が強くて、人間がいるところに近寄ってこないというのは普通だったのですけれども、だんだん状況をテレビなど見ていますと、そうでない熊も中にはいるようなことも言われてきていますけれども、ただ、現状の中で、今段階で熊よけスプレーを町として補助するという考えにはまだ至っていないというところであります。以上でございます。

質問 4番 矢野利惠子

新聞記事、4枚、5枚ぐらいあったと思うのですけれども、熊の目撃情報が新聞に載っていると。今までこんなになかったなと。芽登で熊目撃、それは50代男性が見た。次、また芽登で熊2頭目撃、これは町外の70代男性が見た。そして、今度は、下愛冠の畑で作業中の60代男性が熊を発見。次は、喜登牛で運転中の帯広市内の30代男性が熊を目撃という、本当に今までなかったくらいに熊の目撃情報が多く寄せられている。やはり、ここは考えて、年間100万円でも50万円でもいいから、予算を取って、その半額を上限決めて補助するという対策を取っても、罰は当たらないのではないか。かえって、ここ足寄は住みやすい場所だなというふうになると思うので、そういう点を考慮していけないか。そんな大きな予算を取れというのではない、毎年ちょっとずつの予算でいいから補助をやってほしい。それについてお尋ねします。

答弁 町長 渡辺俊一

最近、熊の目撃情報だとか新聞にちょこっと小さく出ていますけれども、確かに増えてきているのかもしれませんが、熊の目撃情報は今までもずっとあって、毎年毎年何件かというか、熊が出ましただとかということが、そういう情報は今までもずっとあるわけで、最近新聞などにも載ってきているのは、いろいろと熊の情報というのは、頻繁に被害だとかもあるということも含めて、多く載ってきているのではないのかなというふうに思っています。足寄町は、周りは森林ですから、そういった意味では熊だとか鹿だとか、いろいろな野生鳥獣が生息しているのはもう間違いなくあって、その数も決して少ない数ではないのだろうなというふうに思っています。ただ、まちの中に出てきたりだとかというような状況もないわけですし、そういうことも含めて考えていくと、今段階でスプレーだとかというような配備が、みんなが必要なのかというと、そういうことではないかなというふうに考えているところでありまして、今段階では、そういう補助だとかというのは考えていないよということなのです。以上でございます。

質問 4番 矢野利惠子

みんなが必要ということを言っているのではなくて、生息地域に住んでいる人だけにでもこういう補助をしたらいいのではないか。生息地区に住んでいる方からの要望だったのですよね。犬の散歩をしていても、いつ熊が出てくるかと思ったら、本当に気が気ではない。そこを何とか町でやってくれないだろうかという、熊の生息地域に住んでいる方からの要望を今話しているわけです。全員に熊スプレーをやりなさいよと私は言っていない。その地域に住んでいる人、特にオンネトー地区だったら茂足寄地区ですか、あそこは多分、熊が人間の味を知ったという、そういう熊が生息しているのではないかと予想される場所です。それを考えていったら、周辺に住んでいる人だけにでも上限決めて補助していくべきではないか。将来的にもそこを検討していってもらいたいと考えますが、それについて返事をお願いします。

答弁 町長 渡辺俊一

熊の生息地域はどこからどこまでという話にもなってくるのですけれども、先ほども言いましたけれども、足寄町は周りに山林が多いところですから、熊もやはり1か所にいるということではなくて、かなり1日に何キロも動き回っているというのが実態だと思いますので、たまたま通り道で国道を横断したりだとか、道道を横断したりだとかというところもきっともってあるのかなと思います。芽登だとか、それから螺湾地域だとか、やはり山林の多いところ、そして山と山との間が比較的間隔がないというか、すぐに熊がまた隠れることができるような場所だとか、そういったところにはやはり出てくる可能性というのは多いのかなと思っています。そういった意味で、生息地域はどこからどこまでなのだという話にもなるわけですけれども、ただ熊が出てくる、先ほどの目撃情報だとかで新聞などにも載ってくるように、芽登だとか、稲牛だとか、螺湾だとか、そういうようなところだとかというのはやはり出てくる可能性はあるのかなとは思っています。それは全くいないということではないので、いるのだというふうに思っています。ただ、先ほどの散歩の中で熊と遭遇したら怖くてというようなお話もありましたけれども、一番最初にもお話させていただいていますけれども、やはり熊が寄ってこないような、例えば散歩するだとかといった部分でいけば、先ほども言ったように熊の鈴だとか、それからラジオかけたりだとか、ホイッスルだとかというような、やはり音だとか、それから匂いだとかに熊は敏感だと言われていますので、そういうことで人間が近くにいるのですよということを熊に知らせて、熊が寄ってこないと、そういう対応を、それぞれの、山に登る人たちもそうですけれども、そういう人たちも併せてしていただくというのが大事なのかなと思っています。以上でございます。

質問 4番 矢野利惠子

熊は人間の存在を知らせれば寄ってこないというのは昔の話で、今は興味を持って寄ってくる熊がいると。それは親が人間の恐ろしさを教えていないからだと。そしてDNA鑑定したのか、足寄の茂足寄地区には、何と知床から熊が移動してきて、そこの熊がいると、そういうことも分かっている。だから、移動範囲というのは、山の近くだったら本当に大変だなと。町なかだったら熊など全然考えないで住んでいるけれども、森林の近くに住んでいる人にとっては真剣な問題ではないか。ホイッスルなんか全然駄目だと、ラジオの音もまるで駄目と。やはり一番よかったのは熊よけスプレー、それで今いいのが出てきて9メーター先まで噴射できる、あと15メーター先まで噴射できる。専門家は5メーター先で1回やって、4メーターのところでまた1回やって、そういうふうに何回かに分けて噴射すれば、すごく効果があるというふうに言っているところです。だから、本当に将来的に、出さないというものはどうしようもないのだけれども、一度町長も熊を見かけたりすればまた考えも変わってくるのかなと思うけれども、やはり町なかに住んでいる町長にそう言っても駄目なのかもしれない。森林の近くに住んでいる住民の声をまた直接聞くという形も取っていってもらいたいなと考えます。

出典:足寄町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月11日 議事録 PDF(17ページ) 間違いを知らせる