みんなの議会

足寄町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月10日

市街地におけるキタキツネ対策について

2020年6月10日、足寄町議会の一般質問で、進藤晴子議員が「市街地におけるキタキツネ対策について」質問し、町長 渡辺俊一、福祉課長 保多紀江、経済課長 村田善映、住民課長 佐々木雅宏が答弁しました。

質問者
進藤晴子 議員
答弁者
町長 渡辺俊一、福祉課長 保多紀江、経済課長 村田善映、住民課長 佐々木雅宏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 3番 進藤晴子

議長のお許しを頂きましたので、一般質問通告書に従い、質問をさせていただきます。質問事項。市街地におけるキタキツネ対策について。動物由来感染症であるエキノコックス感染症は、60年前に礼文島で確認され、道東から全道に広がり、今や北海道を含む北日本まで広がっております。エキノコックスが寄生したキタキツネやそのふんに直接触れたり、ふんに汚染された野菜や沢水を口にすると、卵が口に入り感染する危険があります。根治するためには手術で摘出する方法しかなく、長い治療期間が必要な怖い病気です。キタキツネは保護の対象であり、原則駆除はできず、足寄町では農業地域で農業被害対策として駆除している場合もありますが、市街地では行われていません。しかし、最近は、市街地でもふん害などの被害が多発し、町民から苦情や対策を求める相談が寄せられています。複数のキタキツネの巣もあり、10頭以上の繁殖も確認されている自治会もあります。マイホームを建て、足寄町に定住しようという若い子育て世代が環境衛生に不安に思うことは回避しなくてはいけません。エキノコックス感染症、環境衛生の観点からキタキツネ対策は急務と考え、以下の4点について伺います。1、足寄町におけるエキノコックス感染症の検査件数と発症件数の推移。2、キタキツネの農業地域での捕獲、駆除件数の推移。3、キタキツネの市街地での被害状況の調査の有無とその内容。4、足寄町市街地で現在行っているキタキツネ対策。よろしくお願いします。

答弁 町長 渡辺俊一

進藤議員の、市街地におけるキタキツネ対策についての一般質問にお答えいたします。1点目のエキノコックス感染症の検査件数と発症件数の推移についてですが、直近の3年間のエキノコックス検診の受診者数を申し上げますと、令和元年度48件、平成30年度57件、平成29年度54件となっており、発症された方はおりません。2点目のキタキツネの農業地域での捕獲、駆除件数の推移についてですが、直近3年間の駆除件数を申し上げますと、令和元年度173頭、平成30年度149頭、平成29年度104頭となっております。3点目のキタキツネの市街地での被害状況の調査の有無と内容についてですが、年間に数件程度の家庭菜園の被害やふんの被害等の相談を受けておりますが、市街地全体における被害状況の調査は実施しておりません。4点目の足寄町市街地で現在行っているキタキツネ対策についてですが、相談を受けた際には、キタキツネの住みづらい環境の整備、具体的にはキタキツネに餌を与えないことやコンポスト使用等の生ごみ処理、木酢液の散布等の助言を行っております。また、市街地に出没するキツネの対策についてのチラシを自治会回覧で周知したこともあります。そのほか、エキノコックス症感染予防のため、保育所の砂場、里見が丘公園の遊戯広場周辺や他の公園の砂場等の消毒、清掃等を実施し、感染症の対策を行っておりますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げ、進藤議員の一般質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 3番 進藤晴子

ありがとうございます。1点目についてです。令和元年、平成30年、29年と検査件数のほうをお知らせしていただきましたけれども、この件数は足寄町、小学校3年生から始まりまして、5年に1回程度の検査だというふうに伺っております。これは件数が多いと思いますか、それとも少ないと思いますか、足寄町にとって。他町と比べていただいてもいいのですが、まず感覚的に多いか少ないか、お聞かせください。

答弁 福祉課長 保多紀江(福祉課長は2023年6月まで)

多いか少ないかという、受診率にしてみれば、対象者の割合からいけば多い数ではないかなというふうには思っておりますけれども、他町の状況とも実は比較したことはございませんが、例年、今までのずっと過去の受診状況を確認しましても、大体50人、60人ぐらいの方が平均して受けられているということで、そういう意識のある方については、このように検査を受けていただいているというふうに思っております。

質問 3番 進藤晴子

ありがとうございます。足寄町にとっては、この50人前後はそんなに少ないほうではないかなというふうにも私も感じております。ただ、本当に関心のある方がどのくらいいるか、この病気についてどのくらい知っているか。広報やいろいろな町で出している、そういうパンフレットとかを見る人は見るのですが、見ない人は見ない。これはどのことに関しても言えることなのですけれども、積極的に検査を推奨すべきかどうかというところを私はちょっと思っています。あるものを、興味のある人は見るではなくて、もっと積極的に推奨してはどうかと思うのですが。なぜなら、今回、病気については知っておりましたけれども、キタキツネのエキノコックス感染率ってどうなのだろうというふうにちょっと調べてみまして、最近のデータはちょっとどこ探してもちょっとなかったのですが、どこかの文書で、最近は40%前後、10年前は五十七、八%まで上がって、現在は40%前後に落ちついているというような文書がございました。ということは、これがもし10%とか5%であるというなら話は分かるのですが、やはり40%から50%ぐらいあるということは、やはり定期的に町民にやはり検査を推奨すべきではないかなと思っております。いかがでしょうか。

答弁 福祉課長 保多紀江(福祉課長は2023年6月まで)

現在はパンフレット等は健診のときとか、そういう町民の方が集まるような機会を活用してパンフレット等で周知をするを行っているのですけれども、おっしゃるように、恐ろしさを知っていただくとか、そういう面では今後広報等を活用しての周知等も検討していきたいと思います。以上です。

質問 3番 進藤晴子

ぜひよろしくお願いします。足寄町に来て間もない人とか、農家に入ってきた方だとか、北海道のことをよく知らない方もおりますので、ぜひ積極的に検査のほう推奨していっていただきたいと思います。2点目に行きます。キタキツネの農業地域での捕獲ですけれども、やはり少しずつですがやはり上がっておりますね。ということは、農業地域でこれだけ上がっているということは、だから市街地にも下りてくるのかなというふうに感じるわけですが、と思っております。農業地域での捕獲、駆除件数が上がっているのですが、捕獲の仕方、駆除の仕方とか変わっておりますか。何が主でやっていますか、お知らせください。

答弁 経済課長 村田善映(経済課長は2021年3月まで)

お答えいたします。農業地域での駆除の方法なのですけれども、わなだとか、そういう形の中で捕獲している事例が主になっております。以上です。

質問 3番 進藤晴子

わなということで、わなで捕らえたキタキツネをどのように、処理という言い方ちょっとキツネに失礼なのですが、処理されているのでしょうか。いろいろな方法があると思いますが。

答弁 経済課長 村田善映(経済課長は2021年3月まで)

駆除されたキタキツネの処理方法だということだと思うのですけれども、影響のない範囲の中の自分の敷地内だとか、そういうところに適切に埋設したりとか、そういう形の中で処分しております。以上です。

質問 3番 進藤晴子

ありがとうございます。では、次の質問に移ります。キタキツネの市街地での被害状況の調査の有無と内容ということで、特に調査のほうはされていないということでしたが、キタキツネのことに関してちょっと調べておりましたら、キツネの駆虫に関してのガイドラインというのがやはり出ておりまして、ちょっとそれを読むに当たり、道、市町村はエキノコックス感染症対策上必要な調査、研究を行うというふうに書いてありました。これは道がするのか、それとも十勝管内の振興局がするのか、それとも町や村なのか、教えてください。

答弁 住民課長 佐々木雅宏(住民課長は2022年3月まで)

キタキツネの被害につきましては、やはりコンポストの周りを穴を掘るですとか、あとふん害とかあるということでいろいろ伺っているところですけれども、どういう調査の主体というところだと思うのですけれども、いろいろ私もこの回でいろいろと勉強させていただいたのですが、衛生研究所、道のほうの衛生研究所のほうにお願い、協議に行って、多分道内では十二、三市町村、小樽市含め後志管内の羊蹄山麓の町村ですとか、あるいは根室、小清水、大空町とか、そういったところが、議員おっしゃるように駆虫薬をまいて無害化しているということをやってらっしゃいます。予算書見てみますと、やはり委託料を各町村で上げてらっしゃいますので、恐らく町村がしかるべき団体に委託して、ふんを採取して卵が含まれていれば、これは有害だということで、大体どのぐらいの感染率があるかというのを調査してから、恐らく駆虫薬を散布することを毎月1回、5月から11月とか、半年ぐらいかけてやっていらっしゃるという例を伺ったことがございます。以上です。

質問 3番 進藤晴子

ありがとうございます。ということは、足寄町ではやってないということですね、分かりました。それで、もう一つ質問なのですけれども、この件に関して、自治会のほうから苦情、対策を求められたということを去年、ほかから聞いております。足寄町でのキツネがその辺をうろうろしているのは日常茶飯事なので、あまり地元住民のそういうごみであるとか、コンポストであるとか、その辺をきちんとしっかりやって皆さんで対応してくださいというような回答されたというふうに聞いておりますが、巣とか、先ほど最初の質問に上げておりましたけれども、キツネの巣があるとか、繁殖しているとかというところは確認はされないで回答書を出したということでよろしいですか。

答弁 経済課長 村田善映(経済課長は2021年3月まで)

お答えいたします。その部分につきまして、恐らく北区の関係だと思います。当時、自治会長からキタキツネというか、キツネの対策等について相談を受けました。先ほど言ったように、文書でもって回答した内容を前提にキツネがここら辺に住んでいるだろうというところもちょっと調べさせて、そこは実は河川敷地だったのです。それが、河川敷地であったのですけれども、そこを管理している帯広土木現業所というか、建設管理部か、足寄出張所というところだったのですけれども、その方と話しました。そのときにも、やはり特定できないというような判断をされたり、ちょっと待ってくださいね。それと、対策等についての事例はないということを受けて、巣の在りかは多分ここら辺だろうという特定はできて、所有者というか、所有地というところも判明したのですけれども、そこはそういう対策の事例がないし、何というのですか、それとですね、ごめんなさい。河川敷地であろうということで思ったのですけれども、巣の場所だとか、そういったところに対する箇所がやはり特定できないことから、周辺の雑草だとか、そういったものをちょっと一回刈り払っていただきましたけれども、やはり発見するのは難しい状況でないということから、ちょっと待ってくださいね。頭の中、ちょっと整理できなくなりました。ごめんなさい。確認したかどうかということか、確認できなかったということであります、最終的に。申し訳ないです。

質問 3番 進藤晴子

ありがとうございます。安心いたしました。私はその文書しかちょっと拝見していなかったので、そういう被害があります、町からこうこうこうで、あなたたちの地域でこれをやってくださいというような文書しか見てなかったので、町が被害を、みんな問題だと言って地域から上がってきたことに対して対応しなかったのではないかと、私はそこは非常に今回ここに上げた原因なのでございます。やっていただいて、実際そこの企業ですか、そこの、どこかの土木。(「建設管理部」と呼ぶ者あり)確かに河川敷なので、あの草を全部刈ったり、巣の在りかを確認するのはなかなか大変なことだと思いますけれども、それをやっていただいたということであれば、私はある程度納得します。ありがとうございます。では、そしてその件に関しては、調査の有無とその内容に関しては、今やっていただいたということで確認させていただきました。あと、足寄町市街地で現在行っているキタキツネ対策についてですけれども、確かにキツネは保護対象であり駆除できないという、その方針は分かるのですが、本当に他町でもやってないのかどうかということを、私ちょっと本別町と、あとあそこですね、十勝振興局のほうに行って、ちょっと確認してまいりました。本別町に行きましたらば、そこではキツネの駆除を市街地でやっていると。去年から始めたそうです。やはりそういう被害が多くて、町民から苦情が多かったので、現在は町の職員と農林課ですね、道の担当の、そこの職員とあと猟友会と一緒になって、わなを仕掛けて駆除をしているというふうに伺ってまいりました。どう処理するかなのですけれども、市街地で捕まえたキツネを。それはくりりんセンターにそういう部門があるみたいなので、そこに渡して処理しているというふうに伺ってまいりました。うちでのことなので、十勝でどうやっているか分からないので、もし知りたかったら振興局に行ってみてと言われて、私もまた振興局に行って担当者に聞いてまいったのですが、十勝管内での取組としてはどうですかと伺ったところ、分かりませんと答えられて、えっ、なぜ分からないのだろうと思ったら、それは十勝振興局でやっている、把握するものではなくて、市町村でやることだということを言われました。なるほどなと、でも知っていてもいいかなというふうに思って帰ってきたのですけれども、いかがでしょうかね。足寄でやってだめだということではなくて、何とかちょっともう一つ前に出て駆除という形は取られませんか。町長、お願いします。

答弁 経済課長 村田善映(経済課長は2021年3月まで)

進藤議員仰せのように市街地におけるキツネ対策というのは、近年ちょっと多くなってきているのかなというふうに思ってます。他町村、本別町さんも行っていると、昨年から行っているという情報も若干聞いております。その中で、足寄町において、そういう駆除対策等含めて行えないかということで、なぜできないのかということも含めてだと思うのですけれども、一応鳥獣保護法の部分からいくとやはりそこは駆除できないのですけれども、まず我々というかな、町民としてはまずそこにキツネが寄せつけない環境づくりだとか、そういうことを皆さんで協力していただきながら、少しでも市街地に寄りつかないことを行う工夫だとか、そういう形を、今先ほど言ったようなエキノコックス症の感染予防ということも含めながら、やはり町民に周知していかなければならないのかなと。その上でやはりキツネが悪さをして、恐らくそういったふんだとか、害を、被害を与えるようなことになれば、先ほど言ったように、うちらも今管内状況の部分のキツネに対する対策、どういうふうにしているのかということをちょっと今管内状況を調べている最中でございます。その結果を基に本町においても、今先ほど言われてような関係者、猟友会等になると思うのですけれども、そういう形の中で課題だとかいろいろとございます。そういったものを整理して、今後そういう対策ができるかどうかを検討しながら進めていきたいなというふうに考えておりますので、御理解願いたいなと思っております。以上でございます。

質問 3番 進藤晴子

検討していただけるということで、大変ありがたく思います。よろしくお願いします。そして、一つですけれども、先ほどありました保育所の砂場、町長から回答ありました保育所の砂場やほかの公園の砂場ですけれども、これはちょっと私もどうかなと思ったのですが、やめたほうがいいのかなと思うのですよね。保育所の子供たちが手で触るところの砂場であるとか、もうやはりこういう野生動物がやっぱりタヌキも出ております。アライグマも出てきているみたいですし、いろいろな野生動物が出てきているところでの砂場というのは、ちょっとあまり衛生上よくないのかなというふうに感じておりますので、この辺もひとつ検討の一つとして考えていただきたいかなと思っています。そして、これも聞いた話ですが、足寄小学校とかほかの学校などどうだろうと、小さい子は触りますけれども、親がついてます。小学校の場合は自分では触らないのだけれども、先生あったよというふうに先生に教えに来てくれるそうで、教頭先生とかほかの先生がふんを処理するというふうに聞いていますが、これから暑くなってくると舞い上がったりとかそういうこともありますので、やはり小学校などもその辺の対策が必要なのかなというふうに感じております。今、課長のほうから言われました、基本は自助ですね。やはり自分たちでそういうものを置かない、自分たちの飼っている、特に餌づけを猫とか餌づけしたり、犬の餌でも外であげたりとか、そういうおうちもありますので、その辺を十分気をつけて、あと地域でそういうところがあったら直そうよということで、地域でもその辺の対策をしていく。だけれども、それだけでは間に合わない、できないというところは、どうぞ公の場、行政で積極的に介入していただきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。この件については、私の考えはこれですが、最後に渡辺町長の御所見を伺います。で、質問を終わりたいと思います。

答弁 町長 渡辺俊一

今いろいろとキタキツネの対策、そしてエキノコックス症の危険性だとか、そういった部分についてのお話を頂きました。トータルするとやっぱりキタキツネが町の中を徘徊して歩いているというのはよく、よくというほどでもないかもしれないのですけれども、見かけるところであります。そういった意味で、エキノコックスに対する心構えというか、気をつけなければならないという、注意しなければならないということはやはりこれは必要なことなのかなというように思っているところであります。今、経済課長のほうからも話ありましたけれども、今まではやはり市街地の中での駆除というのはなかなかこれは難しいということで考えられておりました。やはりわなを、もちろん銃器ではなかなか難しい、これは町の中で銃器ではとてもできませんし、わなでということで、わなについてもやはり仕掛けることによって、例えば犬であったり猫であったり、そういったキツネ以外のものが入るだとか、そんなこともあったりすることもあって、なかなかわなも難しいなというところでありました。ただ、隣町でも実際に始めているというようなことでありますから、経済課長も言っているように、十勝管内等の状況等も調査しながら、今後について本当にできないのかどうなのかといった部分を検討させていただきたいなというように思っているところであります。それから、やはりそうはいってもやはりキツネを寄せつけないというか、寄ってこないような対応というのは当然必要になってくるわけでありまして、何ぼ駆除しても全部が全部100%駆除できるかいうと、なかなかそうでもないということでありますから、やはり自分たちの住んでいる町の中でキツネが寄ってこないようにしなければならないと。なぜ寄ってくるかというと、やっぱり餌だというように思うのですね。ですから、キツネの餌になるようなものを外に置かないだとか、そういったことをやはりそれぞれの家で気をつけていただかなければならないというようなことであります。そういったことも含めて住民周知ですとか、そういった部分も含めて今後検討させていただきたいなというように思っております。以上でございます。

質問 3番 進藤晴子

ありがとうございます。よろしくお願いいたします。

質問 3番 進藤晴子

では、次の質問に行かせていただきます。質問事項。

出典:足寄町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月10日 議事録 PDF(13ページ) 間違いを知らせる