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足寄町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月14日

ヘリカルCT肺がん検診導入の考えについて

2018年6月14日、足寄町議会の一般質問で、榊原深雪議員が「ヘリカルCT肺がん検診導入の考えについて」質問し、町長 安久津勝彦、福祉課長 丸山晃徳、国民健康保健病院事務長 川島英明が答弁しました。

質問者
榊原深雪 議員
答弁者
町長 安久津勝彦、福祉課長 丸山晃徳、国民健康保健病院事務長 川島英明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 2番 榊原深雪

議長のお許しをいただきましたので、一般質問通告書に従いまして質問をさせていただきます。質問。ヘリカルCT肺がん検診導入の考えについて。日本の最新がん統計のまとめでは、2016年において肺がんによる死亡数が大変多く、男性は1位、女性では2位になっておりました。しかしながら、肺がんはステージ1で発見できれば、5年相対生存率は80%以上とされています。年齢による変化は、男性70歳以上で前立腺がんと肺がんの割合が増加して、女性では高齢になるほど消化器系のがん(胃、大腸、肝臓)と肺がんの割合が増加するとありました。この状況を改善するには、肺がんを早期に発見する努力が大切なこととなります。低線量肺がんCT検診による肺がん発見率は、胸部X線検診に比べて10倍程度高く、発見された肺がんは早期の比率が高く、その治療成績も良好であると知られています。このことから、次のことを伺います。①近隣町村で行われている、ヘリカルCT検診(低線量CT肺がん検診)に対する足寄町の考えは。②ヘリカルCT検診を用いた肺がん検診の有効性が示された中で、今後実施していく場合の課題について、お伺いいたします。

答弁 町長 安久津勝彦(町長は2019年3月まで)

榊原議員のヘリカルCT肺がん検診導入の考えについての一般質問にお答えをいたします。本町の肺がん検診は40歳以上の町民を対象に、6月と11月の特定健診に合わせて、集団検診として胸部X線撮影と喀たん検査を実施するとともに、8月には65歳以上の町民を対象に無料で結核検診として胸部X線撮影を実施しております。また、より精度の高い全身を対象としたPETがん検診の受診料の一部を助成しています。ヘリカルCT肺がん検診は、らせん状に高速回転しながら肺の断面像を撮影するもので、死角がなく解像度が高いことから、議員仰せのとおり、胸部X線検診に比べて10倍程度肺がん発見率が高く、発見された肺がんは早期の比率が高く、その治療成績も良好であることが知られております。まず、1点目の「近隣町村で行われているヘリカルCT検診に対する足寄町の考えは」につきましては、ヘリカルCT検診は足寄町国保病院でも行っており、健康診査のオプションとして1万2,500円の自己負担により受診可能で、状況に応じ、遠隔医療システムにより旭川医大に画像診断の依頼を行っておりますが、集団検診における胸部X線検診の自己負担額500円と比べ高額なことが課題と考えているものの、早期発見・早期治療によって死亡率が減少する、非常に有効な肺がん検診の方法と認識をしております。2点目の「ヘリカルCT検診を用いた肺がん検診の有効性が示された中で、今後実施していく場合の課題」につきましては、検査費用、自己負担額が従来の検査方法に比べ高額になることと考えていますが、今後足寄町国保病院での実施を前提に、前向きな検討をさせていただきます。いずれにしましても、各種健診やがん検診等を多くの町民に受診していただくことが非常に大切であり、引き続きわかりやすい広報、町民が受診しやすい環境の整備に取り組んでまいりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げ、榊原議員の一般質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 2番 榊原深雪

私がこの質問をしましたのは、半月ほど前に陸別に住んでいた友人がしばらくぶりに連絡をとったのです。そして、札幌近郊に今はほとんどいらっしゃるということで、お話しした中で、自分が特定健診のときに保健師さんが遠慮がちに、一度このヘリカルCT肺がん検診を受けてみませんかという声がけがあったそうです。それで受けてみたところ、自分は元気でたばこも吸わないし、そして除雪作業をしているときに電話が入りまして、肺がんの疑いがあるからすぐがん研究所の病院に行ったほうがいいという連絡を受けて行ったそうです。それでステージ1ということがわかりまして、肺の一部を切除して10日ほどの入院で帰ってこれたそうです。だからもうその声をかけていただいた保健師さんには感謝してもし切れないというふうなお話だったので、私たち、その電話を受けながら私の町のがん検診はどのような状態になっているだろうかと思ったら、入っておりませんでしたので、この質問に至ったのですけれども。足寄町の国保病院でやっていらっしゃるということで、費用を見ましたら、今1万2,500円という答弁がありましたけれども、陸別町さんでは5,000円ぐらい。そして、管内では浦幌町さん、4,000円なのですね。そこそこの町のやり方というものがあろうかと思いますけれども、浦幌町さんのCT肺がん検診というのを、案内というのを見ましたら、すごく詳しく書いてありまして、やはり従来の肺がんのCT、X線検査と違いまして、先ほども申し上げましたように、10倍ぐらいの見つかる可能性があるということで、細かく書いてあるのですね。その肺がん検診のことに対しまして。喫煙者に多い太い気管支に発生するがんはCT検査では発見が難しいと。たんの検査も同時に行いますとか。まあ、すごく詳しく書いてあるのです、そのクローズアップして、肺がん検診に関しましては。そして、肺がんの7割はたばこが原因ということですね。でも私の周りで亡くなった方で、肺がんで亡くなった方もいらっしゃるのですけれども、健康食にも気を遣い、自然食にも食べて、そしてたばこも吸わないのにどうしてこんな大病になってしまったのだろうと、情けながって亡くなった方がいました。私の本当に大切に思っていた人なので、本当に残念なことだったなと。周りにも肺気腫で苦しんで苦しんで亡くなったという方も大勢見てますので、やはりこの検診に関してもっと声がけして、多くの方が検診を受けていただけたらいいなと思ったのですね。ここのがん検診についてすごく詳しく書いてあった中で、肺がんの7割がたばこが原因ということで。喫煙している方は喫煙していない方に比べて、肺がんにかかるリスクは男性4.4倍、女性は2.8倍ということで、特に喫煙している方の中でも喫煙指数ってあるのですね。それ初めて私、この質問に際して調べたところ、よくわかったのですけれども、たばこの一日の本数掛ける喫煙年数が高い方がリスクが高いことがわかっているそうです。それで喫煙指数が600以上は赤信号、400以上は黄信号、また受動喫煙者は受動喫煙がないものに比べて20から30%程度高くなると推定されているそうです。だから、ここの中でもたくさん喫煙者の方いらっしゃると思いますけれども、心当たりのある方は積極的にこのヘリカルCT肺がん検診も受けていただきたいと思いますけれども。やはりこの1万2,500円という高額では、なかなか受診してみようかなということにはならないと思いますけれども、そのことについて、助成のお考えを今後あるかどうかということをまた改めてお聞きしたいと思います。

答弁 福祉課長 丸山晃徳(福祉課長は2019年3月まで)

答弁させていただきます。榊原議員さんの質問の趣旨として、仕組みがあっても自己負担をどうするかというのも当然考えてくださいというような中身だというふうに理解してました。管内他町村の実施状況を見ますと、先ほど議員さんが言われましたように、陸別、浦幌等が自己負担が大体四、五千円でやっていたり、少ないところでは2,000円ぐらいでやっているというようなこともありますので。先ほどの1万2,500円の国保病院の自己負担というのは、人間ドックの基本のドックをやってオプションとしてヘリカルCTをやった場合の料金でございまして、単独でヘリカルCTをやった場合にはまた別の料金になってしまうと。さらにそのオプションとして、肺がん検診の検診の精度を高めるための腫瘍マーカーですとか、喀たんとか、その他いろいろなものが付随するようなものもあります。それらも含めて単独のヘリカルCTの検査のみでいいのか。それも含めて喀たんなり腫瘍マーカーも合わせてやったほうがいいのかという部分も含めまして、国保病院のほうと相談させていただいて、標準的な肺がん検診としてのヘリカルCTの費用を設定をさせていただくとともに、自己負担を幾らにするために町の補助を幾らにするかというのを他町村の状況を踏まえながら検討していくと。その中で利用、これは当然一般財源でやるものでございますので、最終的には予算査定で他の事業等含めて優劣があって、この予算額というのが決まるかと思います。そこで、他のPETのがん検診と同様に、例えば限定で何十名ですとか、で、幾らとか、そういうことも、先着順とかそういうのもあるのかというところも含めまして、利用しやすい価格設定をこれから考えていきたいと考えているところでございます。以上でございます。

質問 2番 榊原深雪

前向きな御答弁ありがとうございます。それと、もし肺がんになった場合、検診によって早期に病変が発見され、より早期に適切な治療を受けることができ、その肺がんによって死亡することを回避できる可能性があるけれども、また肺がん以外の呼吸器の病気が見つかる場合があるそうです。肺気腫、肺炎、気管支拡張症、抗酸菌感染症などや肺以外の病気、心臓や血管の動脈硬化乳がんなどが発見されることもあるとなっております。そこで、今私余り病院かかるほどの病気をしたことありませんので、町立病院も久しく行っておりませんけれども、町立病院内ではこのようなヘリカルCTのポスター、あるいは詳しく書いたものなど、患者さんにわかるように明示されているかどうかをお聞きしたいと思います。

答弁 国民健康保健病院事務長 川島英明

お答えいたします。詳しく明示されているかということでございます。で、ただいま福祉課長のほうから答弁ありました、当院で行っている肺ドックというのですが、この肺ドックにつきましては、事業所健診の実施される事業所の従業員の方、この方の中、御案内の中に肺ドックというのがありますよということで、周知をしているところです。先ほど福祉課長が申し上げました、単独でやるというのは、それ単体で肺ドックをうちの当院でやるよということのお話なのですが、それについては今現在当院ではやってございません。それで、今回榊原議員のほうから御質問がございまして、当院で現在事業所健診というのをやってございます。これが一日6名を上限ということでやってございますが、現行の体制で例えば単体でこの肺ドックを新たにやりますよといった場合には、当院のほうではやることは可能だということで、今回のこの件について、村上院長先生のほうにもお話ししましたら、これはやったほうがいいのではないかということのお話もありましたので、今後福祉課のほうと詳細については料金設定ですとか、そういった部分も含めて相談させていただいて、それを前向きに検討していきたいということで、その際には周知等、単体でやりますよという周知等を病院のほうでもやっていきたいなというふうに考えてございます。以上でございます。

質問 2番 榊原深雪

ただいま御答弁にありましたように、川島事務長さんからありましたように、福祉課と連携していろいろ多くの方が救えるように協議していきたいというお話でしたので、ありがたいなと思っております。ぜひとも早期にそういうふうに進めていただけるとありがたいなと思っております。アメリカの国立がん研究所では、CT検診により検診受診集団の肺がん死亡率が減少するか否かを調べる大規模な臨床試験を55歳から74歳の重喫煙者を対象に行われました。その結果、胸部単純X線検診群に比べて低線量肺がんCT検診群の肺がん死亡率が約20%減少したそうです。だからもうこのように歴然ともう数値にあらわれているものですから、そして死亡数が高いという肺がんのことですから、やはりこれからも補助金のことも含めて、前向きに取り組んでいただければありがたいなと思っております。最後に町長からの見解を述べていただきまして、この質問を終わらせていただきたいと思います。

答弁 町長 安久津勝彦(町長は2019年3月まで)

先ほど来私の答弁含めて福祉課長、事務長の答弁も含めて、これは前向きに検討させていただきたいというふうに思います。ただ問題はこの料金の高いか安いかという問題ですけれども、私PET検診、ほかの他管内の町村に比べていち早く取り入れたわけでありますけれども、これは当初一般で受けますと12万円、町がわずか1万円助成して11万円ということでスタートさせていただきました。今現在は相当価格も下がってきてまして、たしか私の記憶でいきますと一般でいきますと6万円、1万円助成してますから5万円でできるというふうに思ってます。ですから、私PET検診というのは本当に肺がん含めていろいろなところでいろいろながんに対応できるということですから、このPET検診というのは極めて優位性があるなということで、いろいろな方々にもお話ししているのですが、年々この受診率といいますか、希望する方が減ってきているというのも事実であります。そういう意味では、議員仰せのとおり、検診の優位性という、このPRの仕方ということもまたこれ担当のほうに言って、保健師のほうなどにも言って、さらにわかりやすく広報したいなというふうに思ってます。ただその料金設定、幾らになるかなどこれから検討させていただきますけれども、本当に例えばですよ、PET検診5万円、1回5万円ですけれども、自分の命ですから本当に5万円が高いのかというと、私は決して高くないのではないのかなという、そんな思いもしてますね。そこら辺のことはこれから十分検討させていただいて、やっぱり広報の中ではやっぱり自分の命はやっぱり自分でまず守るという、そういう努力をしましょうやと。そのためには検診が必要ですよということは、これは引き続きしっかりと広報させていただきたいというふうに思ってますので、御理解いただきたいというふうに思います。以上でございます。

出典:足寄町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月14日 議事録 PDF(14ページ) 間違いを知らせる