みんなの議会

足寄町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月18日

入浴施設付き保健センター設置の考えは

2018年3月18日、足寄町議会の一般質問で、榊原深雪議員が「入浴施設付き保健センター設置の考えは」について質問し、町長 安久津勝彦、福祉課長 丸山晃徳が答弁しました。

質問者
榊原深雪 議員
答弁者
町長 安久津勝彦、福祉課長 丸山晃徳

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 2番 榊原深雪

議長のお許しをいただきましたので、一般質問通告書に従いまして、一般質問をさせていただきます。入浴施設つき保健センター設置の考えは。保健センターの役割は、地域住民に対し、母子保健事業や成人・老人保健の拠点、あくまでも市町村レベルでの健康づくりの場であります。対人サービスが基本となる。地域における保健、医療、福祉にかかわるさまざまな施設が効果的に機能できるように、各施設との連携の拠点としての機能が求められる。保健師がその中心となっている。センター長は、医師である必要はないとなっています。地域保健法の第18条、市町村は市町村保健センターを設置することができる。市町村保健センターは住民に対し、健康保険相談、保健指導及び健康診査、その他地域保健に関し必要な事業を行うことを目的とする施設とする。19条では、国は予算の範囲内において、市町村に対し、市町村保健センターの設置に要する費用の一部を補助することができる。20条、国は町村が市町村保健センターを整備しようとするときは、その整備が円満に実施されるように適切な配慮をするものとするとあります。そこで、次のことを伺います。1、近隣市町村の保健センターの設置状況について。2、赤ちゃんから高齢者まで、町民全ての健康維持増進するための保健センターについてのお考えは。3、入浴施設を備えることにより、町民が集い、健康を維持する意識を向上させ、健康年齢の引き上げ、健康保険事業費の支出削減につながることについて。4、足寄町が保健センターを設置することの課題と問題点について。

答弁 町長 安久津勝彦(町長は2019年3月まで)

榊原議員の入浴施設つき保健センター設置の考え方についての一般質問にお答えをいたします。まず1点目の近隣市町村の保健センターの設置状況についてですが、隣接する本別町、陸別町及び上士幌町とも保健センター機能を有する施設を役場から離れた場所に設置しており、陸別町と上士幌町では保健センターに町営の公衆浴場が併設されております。2点目の赤ちゃんから高齢者まで、町民全ての健康維持増進するための保健センターについての考えについてでありますが、住民に対し健康相談、保健指導及び健康診査、その他地域保健に関し必要な事業を行う拠点施設として、保健センターは非常に有益な施設であると認識をしております。平成16年に現在の庁舎を建設にするに当たって、当初の計画案は現庁舎西側に接続する形で検診ホール・診察室・栄養指導室及び更衣室等が配置された保健センターを整備するものでありました。当時は地方交付税の大幅削減、税源移譲の三位一体の改革を国が強力に推し進め、足寄町も非常に厳しい財政状況であり、少しでも事業費を圧縮する必要があったことや、小規模な検診等は役場庁舎の会議室で対応可能であり、町民センター大ホール等で多数の住民に集まっていただく検診等は1年に10回程度であり、住民サービス低下をさせずに対応可能である点等を、平成16年12月の町議会、全員協議会で御説明させていただき、施設規模と事業費を圧縮した縮小案に御理解をいただき、現庁舎が完成したところであります。現在、健康相談や保健指導、健康診査等を役場庁舎や町民センターを会場に、住民の皆様に御不便をかけずに行えている現状や、役場庁舎内に福祉課があって、その福祉課のワンフロア内に保健・福祉・障害・介護予防・介護等にかかわる保健師・管理栄養士・歯科衛生士・社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士・理学療法士・介護支援専門員及び事務職員等の多様な職種が日ごろから連携がとられている状況であることで、近年増加している複合的な課題や複雑な課題等を他課とも連携をとりながらスムーズに解決できている事例が多くなっており、職員が分散してしまう保健センターを整備する必要はないものと考えております。次に3点目の入浴施設を備えることにより、町民が集い健康を維持する意識を向上させ、健康年齢の引き上げ、健康保険事業費の支出削減につながることについてでありますが、入浴という行為にさまざまな効果があるものと認識しておりますが、入浴施設を備えることで、健康意識の向上や健康年齢の引き上げ、健康保険事業費の支出削減につながるという点について、確認することはできませんでした。4点目の足寄町が保健センターを設置することの課題と問題点についてですが、2点目の質問でお答えしたとおり、現在のところ、保健センター設置の必要はないと認識しておりますが、もし仮に建設をする場合の課題や問題点をあげるとしたら、次のことが想定をされるところであります。建設費や建設する場所や財源の確保、保健と介護、福祉担当職員の密接な連携をどのように維持するか、保健センターが役場庁舎から離れたところに設置される場合、住民の利便性や窓口サービスの低下を招かないためのシステムづくりや設備投資、分散による職員増やランニングコストの増額等、多くのデメリットが想定できます。また、昨年12月の第4回定例町議会におきまして、民間による入浴施設の整備が検討されている状況では、町による公衆浴場を設置する考えはなく、民間による整備が行われる際には、必要な支援を検討したいと回答していますとおり、民業を圧迫する可能性がある入浴施設を町が整備する考えはなく、また保健センターについても、これまで述べさせいわゆるいただいた理由から整備をする考えはありませんので、御理解を賜りますようお願い申し上げ、榊原議員の一般質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 2番 榊原深雪

10日ほど前に健康寿命年齢について、都道府県別の順位が発表され、一番目に質問された髙橋健一議員の中でもありましたけれども、寝たきりや認知症などによる要介護状態でなく、自分で生活できる年齢期間を健康寿命といいますけれども、男性の1位は山梨で73.21歳、女性は愛知で76.32歳、北海道は男性25位で71.98歳、女性は45位で73.77歳となっておりました。上位の県では、従来治療のみに重点が置かれていた保健医療行政に、予防のための検診と健康増進を取り入れることに力を入れてきたようです。国民は自分の健康は自分で守り、行政はそれをサポートする保健情報の提供、検診、施設の整備をするとあります。予防にまさる治療なしといいます。生活習慣病、糖尿病ほか10項目が総医療費に約3兆7,848億円ある中、閉める割合は十数パーセントと約4,291億円とふえている状況です。高齢化が進行していく中で、国民健康保険事業の保険の財政悪化が恒常的になっており、高額な国民健康保険税の掛金が町民の重荷になっているということです。私の周りからも多く聞かれます。とても負担になっていねと。そこで、これらの課題に対して、福祉課においても職員を配置して、特定健診の受診率アップに懸命に取り組んでおられますが、個人の健康づくりに自治体を初め学校、地域、職場などで意識を持って応援していくことが重要な課題といえると思います。さらなる問題解決に向けて、住民の健康と地方財政の観点からも入浴施設を整備することは必要なことと考えますがいかがでしょうか。そして、私がこの質問に際して、北海道全道で、この入浴施設を利用した健康体操とかいろいろなところに取り組んでおられるところをたくさん見られました。それで、やはり家庭でのお風呂ではなかなかできないことを、こういう入浴施設があれば、健康体操とかにも取り組めるのかなと思って質問の中に入れたわけですけれども、現状としまして、足寄町では入浴施設がないということで、とても対応はむすびれっじのほうでしてますけれども、やはり声が多く、早くお風呂を、施設が欲しいという声が聞いております。そして近隣市町村の状況を見ますと、とてもつくりがよくて、陸別町さんの、私、昔、銀河線の活動していたときに、汗びっしょりになってさっと入ったのですけれども、とても小ぢんまりとしてつくりがいい施設でありました。そういうところで、足寄町でもお風呂が何で必要かといったら、里見が丘、今一生懸命整備されておりますけれども、キャンプ場で泊まった方が昨年は700人程度いらっしゃったですけれども、温泉施設というか、入浴施設がないために、今後なるのかなという、私どもも御不便をかけるのではないかという不安もたくさんあります。そういうところからやはり利便性、足寄町を利用される方の利便性、そしてその方の健康寿命を一つでも伸ばすためにこういう施設があると、財政面からの先ほど答弁ありましたけれども、やはり温水プール、ことしの予算も見ましても、温水プールなどにはやっぱり6,000万円ほどの経費かかっております。体育館施設も2,500万円ほどかかっております。でもそれには費用対効果というものが大いに返っているから、子供さんの活動にもスポーツ振興にも大いに貢献されていると、私はその数字は全然無駄な数字ではないと思っておりますけれども、やはり今先ほど述べましたように、これからの足寄町の将来を見据えたときに、これだけ高齢社会になってその対応は今からでも取り組んでいかないと、今後10年、20年なると大変なことになるのではないかと思って、この質問に至ったわけです。それで、これを再質問したいと思いますので、担当の課長よりお願いいたします。

答弁 福祉課長 丸山晃徳(福祉課長は2019年3月まで)

福祉課長でございます。答弁させていただきます。まず第一に、入浴施設を町が建てるか建てないかという部分でございますが、ポイントとしまして今現在足寄温泉のほうが1回お休みになって、次に買われた方がどのような有効利用するかという部分で、泉源を買われているイコール何かしらの入浴施設の整備が考えられているものと推定をしており、先ほどの町長の答弁のように、施設を民間で建てていただけるのでしたら、そちらのほうに支援をすると。支援が必要であれば支援をするというような考えで、従来からも入浴施設、町内で、市街地にもないからということで、いろいろな整備しないのかという御質問もまだ足寄温泉がありますからというような形で、町内に一つあるので、民業を圧迫するような形の考えはないというのが従来からの見解で、今回もまだやらない決まったわけではないので、まず当面は代替施設としてむすびれっじのお風呂に入っていただくと。足寄温泉の次の所有者の方が整備をするということになれば、それなりの町として資金面なのか何なのか、例えば全く私の個人的な見解ですけれども、バスを通わせるですとか、あしバスももともと3回通ってましたので、それをもっと充実させるですとかという形で、そういうことも考えられるかと思います。私も温泉好きなので、水道水の入浴施設と温泉ではやはり温泉だなということです。かけ流しだなということで、全然精神面の効果の、あと効能とかもきちんと保健所がきちんと、これは打ち身に効く、何とかに効くとかと書いてありますし、そういうものも何か信じてしまうとやはりそれだけの効果があるのかなというところで、今現在温泉施設を足寄町で、足寄温泉の後継としてやっていただくような考えがあるかと考えられている中では、町として水道であれ温泉であれ、まだ様子を眺めるというような形で考えているところでございます。以上でございます。

質問 2番 榊原深雪

こういった健康関連の私、講演に行ったときに、150年以上前のお話だったのですけれども、グリム童話の寿命というお話があるのですね。その中で、神様は世界を創造してから生き物たちにそれぞれの寿命を決めてやろうとしました。ロバ、犬、猿、そして人間に30年の寿命ではどうかと言いました。しかし、それぞれの生き物が神様に言いました。いいえ、神様、私のつらい、ロバの場合ですね、いいえ、神様、私のつらい暮らしをお考えください。私は朝から晩まで重い荷物を運び続け、他の者たちが食べるに困らないように穀物袋を引っ張ったりしなければなりません。それなのに、ぶたれたり蹴られたりしてもっと働けとせき立てられます。30年は長過ぎます。どうか寿命をお減らしください。神様はこのロバのことを気の毒に思って、寿命を18年にしました。犬の場合、おまえはどのぐらい生きたいかね。ロバは30年では長過ぎると言ったが、おまえはそれはよかろう。いいえ、神様、私がどんなに走らなければならないかお考えください。私の足は30年も走れるほど丈夫ではございません。しかもほえる声も出なくなって、かみつく歯も抜けてしまったら部屋の隅へ駆け込んで、ウーウーうなるよりほかに何が一体できましょうか。神様、犬の言うことはもっともだと思って寿命を12年にしました。猿の場合、おまえは多分30年生きたいと思うだろうな。おまえはロバや犬のように働かぬでもよし、いつも楽しそうにしているからね。いいえ、神様、そう見えても私はそうではありません。いつも人を笑わすためにおかしないたずらをしたり、変な顔をしなければなりません。人からリンゴをもらっても、かんでみると酸っぱかったりするのです。いつも笑いの陰に涙ありといった調子でございます。30年もこんなふうに暮らしていくことはとても我慢ができません。神様はお恵み深く寿命を10年にしました。そこで人間の場合です。おまえの寿命は30年ということにしよう、それで十分かね。何て短い寿命でしょう。やっと家を建て、実がなる木を植えて、やっとこれから人生を楽しもうというのに、ならばロバの18年を足してやろう。それでも足りません。でも犬の12年もやることにしよう。まだまだ少な過ぎます。では猿の10年も足してやろう。だが、これ以上はあげることはできないよ。人間の寿命とその後、人間の寿命70年、初めの30年、人間そのものの寿命、ロバの18年、いろいろな重荷を負わされ、家族にご飯を食べさせるため、一生懸命に働く犬の12年、足腰が弱くなり、食べる歯も抜けてしまう。猿の10年、いつも楽しそうにしているが、だんだんと頭が鈍くなり、いろいろ変なことをして子供たちに笑われる。人間らしい生活、長寿と引きかえ。神様はさまざまな試練を人間に与える。グリム童話からのメッセージ。人間の寿命にはさまざまな質がある。単なる寿命の延長にはどのような意味があるのか。ときにはロバのように他人のために働くことも重要である。最後は人間らしい生活を過ごす。病気やけがもなく、健康な生活を送る。ということが大変私、心に残りました。そこで最後になりますけれども、平均寿命と健康寿命の開きがあり、これを埋めていく施策がこれから必要であると思います。このたび質問させていただきましたけれども、母子保健を初め、生活習慣病や高齢者保健などの町民のニーズもさまざまです。今回の質問に際し、温泉利用施設を利用した健康づくり事業を取り入れている自治体は多く見られました。これらを見ますと、年齢、性別にかかわらず、入浴施設を核とした健康意識向上への取り組みが感じられました。住民の多くが望んでいる入浴設備のある保健センターは町中の活性化にもつながり、喫緊の課題と思われます。住んでよかったまちづくりの観点からも取り組まれることを期待して、早く取り組んでいただけることを期待しまして、町長の答弁を最後にお願いして、私の一般質問を終わりたいと思います。

答弁 町長 安久津勝彦(町長は2019年3月まで)

お答えをいたします。先ほど福祉課長から答弁したとおり、郊南地区の足寄温泉、これは取得をした方がいらっしゃるわけであります。温泉というのはやっぱり町にとっても、貴重な資源だというふうに思っております。一番期待するのは、やっぱり民間レベルで温泉施設をつくっていただく、そしてそこには町が最大の意味の支援を私はしていきたいなというふうに思ってます。これは建設時の支援についてもそうですし、もっと言えば、当然民間でやるということは、これ収益が上がらなければいけないということであります。そうすると足寄町の人口今大体7,000人であります。この中で毎日、では平均して何人が、では新しい温泉施設ができたときに何人が入りに来てくれるのか。これはもう一般的な言い方をすれば、収益の損益分岐点がどこにあるのか。例えば計画立てて、例えば一日100人だとします。これが100人は来てくれるだろうと。100人来たら営業成り立ちますよ。だけれども実際に運営していったときに80人しかいなかったと。これはもう赤字になってしまうわけですよね。ですから私が思っているのは、そういった運営に対する支援というのもこれは可能なのかなという、そんな思いをしてます。ですから、それは当然、そういう状況になったときには、議会にも相談をさせていただいて、何とか民間活力でやっていただけないかなと、そんな思いをしております。あと、入浴施設と健康づくりという部分でいきますと、これ即イコールで結びつくのかなというと、決してそうではないのかなという、そんな思いしてます。特に健康づくりの部分でいきますと、足寄町には温水プールがあります。温水プールではプールの中泳げなくても歩いたりだとか、それからもっと言えば、あそこには源泉を入れて健康プールもありますし、そこに歩行浴も設置をしてありますから、これはそれぞれ教育委員会、社会体育部門であったり、あるいは病院であったり、それから福祉課の関係であったり、そういう部分で施設を有効活用して町民の健康づくりにつなげていくということがベスト、ベターなのかなという、そんな思いをしております。最後にもう一度言いますと、町がいろいろな施設を建てて運営をするというのはこれほど金もうけの下手くそな行政、これはもう全国的にもこれ明らかになっているわけでありますから、そこは可能な限り私は避けたいなと、そんな思いでありますので、御理解いただきたいというふうに思います。以上でございます。

質問 2番 榊原深雪

あと5分ありますので、少しお話しさせていただきます。先ほども温水プールやらの町の施設のことを申し上げましたけれども、どうしても町でサービス業といえばサービス業になりますので、町民の役に立つことであれば、多くの出資もいとわないというところはもう大変この回の予算でも感じとるができました。それでも入浴施設に関しては、すごく赤字が出るとかお話ですけれども、他の町もそうなのですけれども、町が出資している町のこともお聞きしました。本当に大変、それを維持することは大変にことだなと思っていますけれども、これだけ高齢化率が39%にもなろうとしているときに、果たしてその年代の方がおうちにお風呂があっても自分で、つくり方もありますし大変な状況なのですね。だから、そういうことも勘案していただいて、障害者計画もこの間出ておりましたけれども、やはりたくさんの方がいらっしゃいます。そういうことも考えて、やっぱり私いろいろ調べた中でも、保健センターの中に障害者用の方のお風呂もつくったりとか、健康の人のお風呂と分けてつくられたりするところもあったのですね。こういうふうにお金使っていただければ町民としては余り不満も出てこないのではないかなと、不満というか、こういうふうに使っていただくのがやっぱりありがたいことかな。でもやはりいろいろなもの、決まった金額の中からいろいろ予算を立てるということは大変なのは重々よくわかっておりますけれども、こういうことも将来的にも必要でないかな。民間業者の方もなかなかこれを大変な投資ですので、赤字がわかっていてそんなやっぱり建てる人はいらっしゃらないと思いますので、やはり何が力があるかといったら自治体が力あると思いますので、こういうことも業者さんの方とも多く相談していただいて、一日も早くそういう施設ができることを祈って終わらせていただきたいと思います。

出典:足寄町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月18日 議事録 PDF(28ページ) 間違いを知らせる