厚岸町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月8日
第42回全国豊かな海づくり大会北海道大会について
2023年3月8日、厚岸町議会の一般質問で、室﨑正之議員が「第42回全国豊かな海づくり大会北海道大会について」質問し、町長 若狹、水産農政課長 髙橋、環境林務課長 真里谷、生涯学習課長 川越が答弁しました。
- 質問者
- 室﨑正之 議員
- 答弁者
- 町長 若狹、水産農政課長 髙橋、環境林務課長 真里谷、生涯学習課長 川越
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 室﨑
さきに提出いたしました一般質問通告書に従って御質問申し上げます。第42回全国豊かな海づくり大会北海道大会についてお聞きします。1として、豊かな海づくり大会の趣旨・目的についてお聞きします。2番目として、この大会の趣旨・目的・基本方針に沿った、厚岸町が進める施策・事業についてご説明をいただきたい。3点目としては、この大会が今年厚岸町で開催されるという、このことを機に行われる、あるいは行われようとしている事業なり施策なりがあれば、そのご説明をいただきたいわけであります。以上でございます。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
3番、室﨑議員のご質問にお答えをいたします。第42回全国豊かな海づくり大会北海道大会についてのうち、(1)の「大会の趣旨・目的について」でありますが、本大会の実施計画案では、開催の意義として、世界的に問題となっている海洋プラスチックごみ対策など、環境保全に対する道民の意識を高めるとともに、将来にわたって持続的に漁業が行えるよう、増養殖技術の向上や、地域資源の有効利用・付加価値向上など、様々な取組を通して、豊かな海の恵みを守り次世代につなげる生産者の思いを全国に知ってもらう好機と捉え、世界的にも需要が高い道産水産物をはじめとした、食や、魅力ある地域資源を生かしたイベント、四季折々の自然、独自の文化など北海道ブランドを全国にアピールし、経済の活性化につなげていくこととしております。また、大会実施の基本理念として、先人たちが守り続けた豊かな海の恵みに感謝し、この大切な財産を次の世代につなげるとともに、栽培漁業や地域資源の利活用など、多様な取組をオール北海道で推し進め、水産業の持続的な発展と地域の活性化を図ることがうたわれております。次に、(2)の「この大会の趣旨・目的・基本方針に沿った、町が進める施策・事業」についてでありますが、本大会の基本方針は、一つ目に「豊かな自然の保全と継承」として、海洋プラスチックごみ対策など、環境保全の取組を推進し、豊かな自然の恵みを次の世代につなげていくことであります。時代の趨勢として取組が進んでいる廃プラスチックの排出抑制をはじめ、資源の再利用、再生可能エネルギーの導入による環境保全対策が国を挙げて進む中、いままで海中に分解されずに存在していた海洋プラスチックごみが与える、海の生き物への影響が、近年の研究で明らかにされるなど、問題となっております。厚岸町が長く取り組んできた、森から海を包含した一体的な環境保護施策も、この基本方針との関連性が大きいものと認識していることから、海を守るために漁師が始めた植樹活動や、あっけしクリーン作戦、湖内一斉清掃並びにせっけん購入助成制度といった海の環境保全活動など、厚岸町の取組を広く発信していきたいと考えております。また、厚岸霧多布昆布森国定公園の観光を目的に、厚岸町へ訪れる多くの方に対しても、豊かな自然と優れた景観を味わっていただくため、地域が一体となった自然環境の保護についても強く推進してまいります。さらに、厚岸町で回収された廃棄漁網が、全国の関係者のネットワークによって、ランドセルに生まれ変わり、再び厚岸の子どもたちの元へ帰って来るというプロジェクトを通じた、学齢期から環境問題に視点をおいた教育を推進するとともに、毎年、漁業者自ら湖内一斉清掃において、海岸漂着ごみや操業中の漂流・海底ごみを回収する取組を行っていることから、今後もこれらの取組を支援することにより、プラスチックごみ対策を進めてまいります。二つ目に「地域を支える水産業の発展」として、漁業生産の早期回復に向け、栽培漁業を一層推進するとともに、都市部との多様な交流や連携などにより、水産業の発展と地域の活性化につなげることであります。一昨年の赤潮被害により、被った甚大な被害の早期回復に向けた取組として、ウニ種苗の試験放流と追跡調査、海洋環境のモニタリング及び情報発信といった支援について、関係機関と密接に連携し資源回復に取り組んでまいります。また、サケ、マス、サンマといった沖合漁業の苦境が顕著になる中、厚岸町の水産業は、沿岸漁業を中心とした体制にシフトしていくものと考えております。特に、カキ、アサリは、厚岸町を代表する沿岸増養殖魚種であり、これまで漁業者の努力により培ってきたブランド力の醸成と相まって取扱高も増加していることから、適切な資源管理により、安定的な生産体制が継続できるよう、関係機関との連携を図りながら、支援体制の充実を図ってまいります。また、大会式典では、釧路管内を中心とした道内の栽培漁業やブランド化の取組事例について、漁業者の声や高校生のレポートにより紹介するほか、厚岸小学校児童によるマツカワカレイの栽培漁業体験学習の様子も紹介される予定であり、地域活性化に向けた取組を会場から全国に向けて発信してまいります。都市部との交流・連携については、道央圏での特産品の物販イベントのほか、ふるさと納税のメールマガジンを活用し、周知していきます。三つ目に「北海道ブランドの魅力発信」として、豊かな自然が育んだ高品質で安全・安心な食などに代表される北海道ブランドの魅力を高めることであります。北海道は国内的にも日本の食料基地として確固たる地位を築いており、とりわけ海産物の宝庫として世界中から観光客が訪れる優れた資源を有しております。これは、食に携わる多くの生産者が、長きにわたり大変な苦労の上に築かれたものであり、水揚げから出荷、さらには流通段階まで、厳しい品質管理に守られた生産技術の賜であります。町としては、これらの体制が継続していけるよう、安全・安心な食の提供に資する衛生管理講習会をはじめ、関連情報の迅速な提供により、厚岸町ブランドの知名度向上に努めてまいります。四つ目に「北海道独自の歴史や文化の理解促進」として、アイヌ文化をはじめ、本道の特色ある歴史や文化への理解をより一層深めることであります。北海道の歴史とアイヌ文化は、密接な関係にあることは言うまでもありませんが、全国的には、まだ認知度は十分とは言えない状況にあります。本大会では、北海道におけるアイヌ文化の認知度向上をはじめ、その他、特色ある歴史・文化を発信していくこととしております。厚岸町においても、アイヌ文化との関わりから、町の無形文化財である厚岸かぐらを開会式で演舞することにより、歴史の町「あっけし」を全国に発信してまいります。次に、(3)の「この大会が今年厚岸町で開催されることを機に行われる、行われようとしている事業はあるか」についてでありますが、令和5年度の事業としては、海づくり大会あっけし実行委員会に対する地球環境や海洋プラスチックごみに関連したシンポジウムのほか、関連行事である海づくりフェスタの運営協力などへの補助事業をはじめ、海にちなんだ写真講座並びに写真展、旧消防庁舎を活用したシャッターアート、海にまつわる講演会や映画の上映会、ぬりえコンクール、廃棄漁網をリサイクルしたランドセルの購入助成、漁港環境整備のための廃船処理事業、厚岸かぐらに使用する備品整備事業のほか、冠事業として、厚岸町クリーン作戦、町民の森造成事業、海の作品展、子どもクラブ事業といった記念事業を予定しております。また、関連施設等整備事業として、大会会場内に位置し、招待者等の視察が予想されるカキ種苗センターの老朽部分の補修や機器の交換を行うほか、町道舗装整備並びに町有施設の整備を予定しております。以上でございます。
質問 室﨑
今回の豊かな海づくり大会に向けて、大変力が入っているということがよく分かりました。それぞれの施策についてはなるほどと思うものばかりなので、どうかこれを強力に推進していただきたい。その上で、二、三、お聞きいたします。その前に道が出している豊かな海づくり大会の基本計画書というのがありますが、これ読ませてもらいました。いろいろ書いてますが、一口でいえば、豊饒な海をいつまでもということでしょう。まさにそういうことだと思います。そのために何をやるか、そういう観点でこれを見ていけば、非常によく分かるなと思いました。私もそういう観点から質問させていただきます。それでまず、先ほど5番議員からの質問の中にもありましたが、プラスチックなのです。プラスチックに関しては、ついこの間までは、要するに海、陸でもそうですが、ごみを捨てるなというレベルの話だったのですが、今、研究がどんどん進んできて、様相が随分変わってきています。マイクロプラスチックとかナノプラスチックという言葉が出てきて、研究者がいろいろな論文出してます。特にナノというのは、1ミリの10万分の1ですか、もう完全な顕微鏡レベルの粒子、それが水中でいろいろな悪さをしているということがだんだん分かってきたのです。これは化学薬品と同じです。それで、そういうものがいろいろな形で人の体にも入りますし、細胞内に入ってくる。そして、生物のいろいろな変調を来すというような話がはっきりしてきました。そうすると、プラスチックというのは化学薬品で、それが海の中でいろいろな悪さをして生産性を落とすということをきちんと理解しなければならない時代に入ったなと、そのように思います。その上で、今、厚岸町ではいろいろな手段を講じてプラスチックごみというものを少しでも抑止しようということをやっているということは、よく分かりました。それで、厚岸町豊かな環境を守り育てる基本計画を見ましても、いわゆる漁業者の方が、海中にある廃プラスチックの回収というものも行っているということが分かりまして、大変心強いわけです。その上で提言なのですが、漁具のほとんどはプラスチックだと言っていいのだそうです。網だとかも、それからロープだとかも、全部あれはプラスチック、大きく言うと、ということだそうです。そういうものの、何ていうのですか、もう使わなくなったものが、これを適正処理するというと結構費用がかかりますので、倉庫の隅にただ積み上げてあるという状況もあるようです。こういうようなものについても、町が本人の負担をなるべくかからないようにして、適正に処理するような方策をつくっていくことが大事でないかと、そのように思います。それからもう一つは、私自身がものをやるときにもそういう傾向があるのですが、多少傷んできてもまだ使えるというものについては、もったいなくて捨てられない、更新しない、そういうことはよくあります。これが水中で、かけらが水の中を泳いでいくと粉砕されて、マイクロプラスチック、ナノプラスチックになっていくおそれがある。そうすると、ある時期でもって漁具はどんどんと更新しなければならない。そういうことが見えてきたのではないか。こういう点についても、やはり本人に負担のかからない状況でそういうことがスムーズに進むような施策というものが大事でないかと、そのように思いますが、この点いかがでしょうか。
答弁 水産農政課長 髙橋(水産農政課長は2025年3月まで)
ご質問の部分でございます。日本はそもそも海洋立国ということで、周りを全て海に囲まれた島国でございます。我が日本が長く発展していくためには、これら海を守り、育てて、そこで私たちが生活していかなければならないというのは昔から続いてきたことでもあります。その中で、今お話のあった部分、海の環境が変わってきていて、今まで考えられなかったプラスチックが、ひいては人間の人体にまで影響を及ぼす可能性も出てきているといった部分、本当にこの今回の海づくり大会の一つの大きなテーマとして、この北海道から広く発信していくということで、すごい大変意義のある大会でありますし、それを十分生かしていかなければならないと担当としても理解をしているところであります。その中で、今ご提言のあった、今まできちんと処理をされずに放置されていたであろう、そういったものについての厚岸町としてのの政策展開、こういった部分については、特に水産系の廃棄物も含めて、ちょっと私どものその水産サイドの政策としては、今はまだ具体的なものは持っておりませんけれども、そういった部分は強く受け止めながら、町の総合的な廃棄物対策、政策といった部分も含めて今後研究、検討して、強く進めていかなければならないと考えているところでございます。
質問 室﨑
それはよろしくお願いいたします。それで、プラスチックというものが、実は何かこう固まりのものではなくて、目に見えないような微粒子になって化学薬品としての働きをするということが分かってきました。それで、そういう化学薬品と言われるもの、合成化学物質と言われるものは、何もプラスチックだけではないです。いろいろな薬品や、それから私、前からずっと主張してきて、今回町長もそれについて答弁で触れてくださっているせっけんと合成洗剤の問題なんていうのもまさにそういうことですよね。それでお聞きしたいのですが、合成化学物質の中の代表的なものに、農薬というものがあります。それで、厚岸町にはゴルフ場があります。このゴルフ場等、厚岸町は町内にゴルフ場ができたときに、ゴルフ場から流れて出る農薬について、環境に何か影響が出ないかという懸念を払拭するために公害防止協定を結んでおりましたが、現在どのようになっているでしょうか。
答弁 環境林務課長 真里谷(環境林務課長は2024年12月まで)
町内のゴルフ場の農薬使用に関わります公害未然防止協定についてでございます。これにつきましては、経営者が変わった段階でも同じような形でこの協定を結んでおります。農薬の使用につきましては、年1回農水省のほうで検査をしており、それを町のほうでも確認をしているところでございます。という内容になっております。
質問 室﨑
現在の公害防止協定は、主体は厚岸町とどこなのですか。それから、それはいつ締結したものですか。何でそんなことを聞くかというと、2020年から29年までの環境を守り育てる基本計画、これの41ページ見ますと、公害未然防止のため協定を結び、履行しますと書いているのです。今ある協定が今あるという書き方でないものですから、それでちょっと引っかかったので、このあたりきちんと説明してください。
答弁 環境林務課長 真里谷(環境林務課長は2024年12月まで)
現在、平成18年7月5日に厚岸ゴルフクラブから新釧路クラブに経営移譲されております。これにつきましても、内容は全て同じような形でこの契約を結んでいるという内容になっているところでございます。平成18年7月5日に協定を結んでおります。
質問 室﨑
平成18年というのは、西暦何年ですか。こっちは西暦でしか書いていないのです。
答弁 環境林務課長 真里谷(環境林務課長は2024年12月まで)
西暦でいきますと、2006年です。
質問 室﨑
この基本計画の文言がちょっと、何ていうのかな、よく分からない。現在なのか、これからなのかがさっぱり分からないような書き方になっていますので、それで私も迷ってお聞きしたので、他意はございませんから。それで、次お聞きします。今お聞きして、いわゆるこれはいいチャンスであるから、いろいろなことをやっていくという部分なのですが、そこでお聞きするのですが、まずカキセンターに関して町長の答弁の中に具体例が載ってました。カキセンターに関しては、今回、何か老朽部分の補修とか機器の交換とかという書き方だけなのでちょっとよく分からないのですが、もうできてから大分の時間がたってます。そうすると、これを、何ていうのですか、長寿命化というのですか、直し直し使っていかなければならないという要素は相当出てくると思うのです。それで、これは耐用年数の問題が絡んでますし、それから、あそこには非常に高度な電子的な機械もありますので、乱暴に扱ったから壊れた、丁寧に扱ったからもったというような種類ではないと思いますので、どこのどれがどういうふうに壊れるかなんて予測はできないでしょうけれども、大体全体としては、毎年このぐらいの補修費を使っていけば間に合うのではないかというようなものというのは、経験上出てくると思うのです。そういう、何ていうのですか、長寿命化計画みたいなものはつくってありますか。
答弁 水産農政課長 髙橋(水産農政課長は2025年3月まで)
カキセンターの部分のお尋ねでございますけれども、計画期間という部分でいきますと、私ども毎年総合計画の中で挙げさせていただいている3か年実施計画の中で、おおむね老朽化して機器の交換が必要な各種検査機器であるとか、あと餌料培養に使う機械であるとか、あと暖房機器、ボイラー、そういったもの、大体耐用年数と使用の状況によって、ほぼほぼ交換の頃合いというのもつかめますし、そういった部分については、年次計画で上げさせていただいているというような状況になっておりますし、幸いなことにそういった部分での北海道からの支援等もいただいた中でやらさせていただいているところもありますので、カキセンターの今後の長寿命化計画という中では、何とかといいますか、まあまあ今後も順当に施設は維持できていくのだろうなと考えております。
質問 室﨑
それから、厚岸には博物館ないし博物館的施設としては、すぐ思いつくのは、海事記念館、郷土館、開拓記念館、そして水鳥観察館とあります。それらは、やはりここで町長の答弁でもおっしゃっているように、招待者等の視察が予想される施設だと思うのです。それから、また町民に対しても、これを機にそれぞれの存在意義をきちんと知ろしめすチャンスでもあると思うのです。まず海事記念館からお聞きしますが、これは小さな話なのですが、海事記念館はこの数年、玄関から出入りできないですよね。
答弁 生涯学習課長 川越(生涯学習課長は2024年3月まで)
お答えさせていただきます。玄関というのは、通常どおり機能しておりますし、おっしゃっているのがもし中央の部分の開き戸の部分であれば、あの部分につきましては、大型の展示物の出し入れ等に使用するために設置しておりまして、現在、利用者につきましては、その向かって右手に当たりますスライドドア、それと普通の引き戸、そちらから入館していただくような体制になってございます。
質問 室﨑
この中央のそれ、使ったことありますの。この頃。ついぞ見たことないのです。それから、当初はあそこが正面玄関だったような記憶があるのです。あそこがこう開いて、その前にちょうど情報館の玄関みたいな飾りでもあって、出入りしたほうがずっとかっこいいのではないかと思うのですけれども。そういうことは、海事記念館の担当者は考えてないのかな。今回、こういうようなのでお客さんが相当来ると思うのだけれども、そういうときにあの今の状況だったら、何だか裏口から入れらているような、今日開いているのだか開いてないのだかもはっきり分からないような雰囲気がありまして、そのあたりも十分考えていただきたい。これは、要望です。それで次行きます。海事記念館は、海に関する海の博物館ですよね。そうしたら、今回のこの行事に関しては、相当大きな中核的位置を示す博物館だと思うのです。その海事記念館がいわば音頭を取って、何も海事記念館1人でやれとは言いませんが、講演会でもシンポジウムでも、そして特に海の話に関すると、こういう行事のときはきれいな話ばかり出ませんけれども、現実の漁業者の話を聞けば、赤潮が出る、昆布は先枯れになる、サンマは取れなくなる、魚種交代だといって、今まで取れなかったような魚がどんどん出てくるけれども、ほかのほうにはそれをきちんといい値段でもって売るための設備も、またノウハウもない、そういう中でみんな苦労しているわけです。その中でこの次、それこそ豊穣の海をつくっていくにはどうしたらいいかという、それの指針を出そうではないかというようなことを言うのは、これ産業課の水産係だけではなくて、海事記念館ではないですか。そういうものが全く見えてこない。お答えいただきたい。
答弁 生涯学習課長 川越(生涯学習課長は2024年3月まで)
お答えさせていただきます。まず入り口の関係につきましては、十分来た方が入り口を裏口と間違えないような形で工夫してまいりたいと考えてございます。それと、海事記念館は、博物館・科学館の内容を兼ね備えた、まさに海のことを展示をする施設でございます。その中で、私も今般、海づくり大会に際しまして、実は同じ生涯学習課の中で、この後新年度予算でも出てまいりますが、海に関する講演会、これを海事記念館の主催のみならず、生涯学習課として何かできないかということで、後ほど出てまいりますが、水中写真家の中村征夫さんという方の講演会、それと海の大切さを訴えるための写真展をこの後予算で審議いただこうと思っておるところでございます。海事記念館のまず役割として、今おっしゃったような海の歴史ですとか、この先の、先ほどもおっしゃられたプラスチックの関係、例えば漁網は昔はプラスチックではなかったとか、そういう展示ができないかという部分につきましては、館の中で今、検討を進めている段階でございます。そういうものを海づくり大会のためにいらっしゃる町外の方々にどのように現状を見ていただけるのか、これは先ほど申し上げた情報館のイベントとはまた別に、海事記念館、博物館としての役割りとして、どういう展示ができるかについて、今ご質問あったような検討をさらに煮詰めてまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 室﨑
後、何分ぐらいありますか。
質問 室﨑
そうですか。それから、同じような観点で、水鳥観察館のほうにもお聞きいたします。水鳥観察館というのは、あそこに行って鳥を眺めて帰ってもらうだけの施設ではないですよね。湿原の持っている価値、重要性、それをきちんと分かりやすく、少なくても来館者に説明のできる博物館ですよね。そういう観点から、今回、厚岸町ラムサール登録シティ、全国で7番目だったか9番目だったか忘れましたが、非常に早い時期になっていますよね。この湿原というものが持っている海の生産力、豊穣の海に寄与する力というのは、物すごく大きいわけです。そういうようなことについても、これ一番分かりやすく説明のできる施設は、水鳥監察館なのですよね。そういう観点から、今回の行事について、水鳥はこういうことをやっていきたいというものがありましたら教えていただきたい。
答弁 環境林務課長 真里谷(環境林務課長は2024年12月まで)
水鳥観察館の関係でございます。今、議員おっしゃったとおり、水鳥観察館の目的、役割りとして、湿地・水鳥等の保全保護及び賢明な利用の部分の指導とか、啓発活動、研修活動に伴う普及啓発に伴う業務という部分も大事なところでございます。今回、さらに厚岸湖、それから別寒牛湿原の学術奨励金というのもうちでやっているところでございます。昨年の12月の18日に講演会を開きまして、海鳥につきまして、これ講演させていただいております。これにつきましても、今回を契機にいろいろな報告がございます。さらに今、4月1日まで募集をかけている学術奨励金の部分もございます。それらも含めて、今年度講演会を開催したいと、今、計画を持っているところでございますので、ご理解をいただきたいと思います。
質問 室﨑
大いに期待してますので、もう海事記念館も、それから水鳥観察館も、その存在意義を高らしめるような事業を展開していただきたい。これよろしくお願いします。それから、今回の、ちょっと戻るような形で悪いのですが、この北海道大会の説明を見ていきますと、放流というのがございます。放流は2品目でしたか。マツカワとホッカイエビですね。それに準じるような形であと4品目行われているわけですが、その中にマナマコいうのが入っているのです。ナマコです。そのマナマコというような言い方でいうと、このあたりのナマコと言っているのはキンコでないかと思うのですけれども、それは私はあまり詳しくないのですが、漁獲物の厚岸町の統計で一覧表を見たのですけれども、ナマコは入ってないのです。それで、厚岸で取れないものを厚岸で放流するのかと思ったのです。これちょっと説明してくれませんか。それで今日、町長の行政執行方針を聞いていたら、今なくても、厚岸海域で増養殖が可能でかつ漁業経営として成り立つ魚種の摸索をするという言い方をしているのですが、そういう意味の中にこれ入ってくるのですか。そのあたりを含めてご説明をいただきたい。
答弁 水産農政課長 髙橋(水産農政課長は2025年3月まで)
お答えします。基本計画の中の大会計画の放流魚種の中にあるマナマコのお尋ねでございますけれども、今回の豊かな海づくり大会、開催都道府県が北海道という形の中で実施をさせていただくことになっております。それで、開催地は厚岸ということでありますけれども、この大会までにリレー放流というような北海道実行委員会の事業メニューというのがございまして、各北海道内の地域に適したというか、そういう地域の特産の魚種をその地その地でリレー放流をやりながら、豊かな海づくり大会を機運醸成をして盛り上げていくという趣旨の中の北海道委員会の魚種という位置づけでナマコが示されたというような形で、恐らくこれは、道南のほうのエリアで放流イベントがあったときにこの魚種をされるのだろうと認識しておるところでございます。また、先ほど執行方針の中の新たな魚種の摸索という部分がありましたけれども、今やはり遠洋漁業がこういった部分になってきている以上は、やはり沿岸の増殖魚種にやはり向かっていかなければならないと今考えているところは多分にあるのですが、釧路市であればサーモントラウトですとか、そういった新たな魚種を試験養殖をしてやっているという動きもあります。道東海域に適した魚種というのがどういうものがあるのかという部分も含めまして、今、ウニとかでいけば、陸上養殖という試験も試みておって、結構そういう、何ていうのですか、おがりが早くて、4年でおがるのが2年でおがるとかというような研究もされています。そういった部分の知見も得ながら、新たな方向性を見つけていくといった意味も含めた執行方針ということでご理解をいただければなと思います。
質問 室﨑
成長が早くて、非常に効果のあるものを作っていくと、そういうことですね。それでもう一つ提言なのですが、、ブランド化ということをやはりおっしゃってますよね。大抵の場合には、ブランド化というと、その物品そのものを考えるのですが、これは私のほうからちょっと見つけた一例の報告なのですが、宮古市に重茂漁協というのがあるのです。「重たい」に、それから「茂る」という字かな。ここは、非常に強くせっけん運動をやっているのです。合成洗剤追放をね。そして、漁協として川にあっちこっちに大きな看板を立てていて、ここは合成洗剤を使わないということを申し合わせているから使わないでくれと。この地域のお店屋は、どこ行っても合成洗剤売っていないそうです。というようなことを漁協が中心になって進めてきたのです。そのことがきっかけとなって、全国展開している大きな消費者団体がここのものを買うと。この漁協の産物を買うというような形で今提携しているというようなものも聞きましたので、厚岸町の環境政策というものも、そういう、何といいますか、消費者と組んでものを進めるための大きな武器になるということも、例がありますので、これについてもご検討いただきたいと思いますが、いかが でしょうか。
答弁 水産農政課長 髙橋(水産農政課長は2025年3月まで)
私、今、重茂漁協のお話は、ちょっと初めてお伺いしたところです。ちょっと詳しい情報等は持ち合わせていないので、それについてちょっとお答えすることは難しいのですが、そういった今の御提言、速やかにちょっと調べさせていただいて、水産サイド1人でできることかどうかという部分も含めて、役場庁内の関係部署、さらには漁組の組織とも検討しながら、ちょっと可能性については前向きに探っていきたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
質問 室﨑
このあたりでやめますが、それで今言ったような環境保全から始まったいろいろなものについて、地元にある臨海実験場の助言なり指導なりを仰いでいくことは、専門家の意見を聞いていくことは、非常に大事だと思うのです。特に臨海実験場とは、やはり確かに物すごく長い名前なのでちょっと前のほう省いて言っているのですが、地域連携協定結んでますよね。そういう意味からも、いろいろと厚岸町が進めようというものに参考になるような話を聞くことができるのではないかと思うので、この点十分意を払って進めていただきたいと、そのように思いますが、いかがでしょう。
答弁 環境林務課長 真里谷(環境林務課長は2024年12月まで)
北大の仲岡先生の関係で、マイクロプラスチックについても仲岡先生研究されていると、論文も発表されております。さらに令和2年、3年に、海事記念館の子どもクラブにおきまして、マイクロプラスチックに関する取組を仲岡先生が来ていただいてセミナーをやっているという部分で、先生との関連がかなり強いという部分でございます。やはり地元にそういう先生、北大のいっぱい人脈もあるということで、連携を密にしながら今後進めていきたいと考えているところでございます。