厚岸町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月9日
(1)町の財政状況について/(2)産業振興について/(3)JR花咲線糸魚沢駅前広場の活用と振興策について
2021年12月9日、厚岸町議会の一般質問で、音喜多政東議員が「町の財政状況について」「産業振興について」「JR花咲線糸魚沢駅前広場の活用と振興策について」について質問し、町長 若狹、総合政策課長 三浦、水産農政課長 川越、町民課長 堀部、観光商工課長 諸井、副町長 石塚が答弁しました。
- 質問者
- 音喜多政東 議員
- 答弁者
- 町長 若狹、総合政策課長 三浦、水産農政課長 川越、町民課長 堀部、観光商工課長 諸井、副町長 石塚
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 音喜多
第4回定例会に当たり、先に通告してあります3点についてお伺いしてまいります。まず、1点目に町の財政状況についてであります。そのうち、令和3年度、今年の交付税の交付状況はどのような見通しになりますか。そして、今年度の見通しから来年令和4年度の交付税の交付見通しはどのように考えておられますか。昨年以来、突然の新型コロナの影響で財政的にどのような影響を受けているかであります。また、このコロナの影響で現時点で次年度への繰り越す事業はあるのかどうか。このような状況の中で、今年度の町税の収納状況はどんな見通しになるかであります。2点目に、産業振興の観点からお伺いします。水産業ではサンマ漁の不振と初の赤潮被害により、ウニや二枚貝のホッキ、ホタテ、巻き貝のつぶ類、昆布や養殖ワカメにも影響が懸念されています。また、酪農においては乳製品がコロナの影響で需要が低迷し、全国的に余剰品が発生していると報じられています。水産、酪農、いずれも本町の基幹産業であり、基盤を揺るがしかねない状況にあります。厚岸町として、この難局に対応する取組についてお伺いいたします。3点目に、JR花咲線糸魚沢駅前広場の活用と振興策についてお伺いします。JR糸魚沢駅は残念ながら廃止が決まりました。地域住民は通過する列車を見ながらも、JR糸魚沢駅の鉄路利用はできなくなります。今後は、国道44号線が移動の重要な役割を担うことになります。その44号線に面し、一定の面積を有し、人や車での待ち合わせや昼間の休息、釧路・根室間の都市間バスの運転手交代の待機場所など、スペースと交通事故に対する安全が確保できる広場として活用されております。そこで、今後も引き続き、ドライバー等の休息スペース確保とともに、今後このような広場の活用策をどのように考えているか伺います。観光客や来町者のため、広場の一角に公衆トイレを設置する考えはないかということであります。都市間バス運行事業者に対し、糸魚沢駅前にバスの乗降所を設置するよう働きかけていただきたいということであります。以上で、私からの1回目の質問を終わらせていただきます。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
4番、音喜多議員のご質問にお答えいたします。1点目の町の財政状況について、(1)の「令和3年度の交付税の交付状況はどのような見通しか」についてでありますが、令和3年度の当町の普通交付税の額は38億2,809万4,000円で交付決定されており、前年度と比較すると4,809万2,000円、1.3%の増となっております。現在、国の補正予算において、国税収入の増額補正を伴い、基準財政需要額に新しい項目を創設し、普通交付税を再算定することとされ、令和3年度交付税の総額に加算し、地方に配分するとされております。次に、(2)の「令和4年度の交付税の交付の見通しは」についてでありますが、令和4年度地方交付税の総務省概要要求は、令和3年度と比較し0.4%の増としており、今後決定される令和4年度地方財政計画で大枠が示されることを踏まえて、令和4年度の予算編成に臨みたいと考えております。次に、(3)の「コロナ禍での当町への交付税の影響はあるか」についてでありますが、国は地方の安定的な財政運営に必要となる一般財源の総額について、令和3年度地方財政計画の水準を下回らないよう、実質的に同水準を確保するとしておりますが、当町の令和4年度交付税の影響は不透明であり、今後国の動向を注視してまいります。次に、(4)の「コロナ禍の影響で次年度へ繰り越す事業はあるか」についてでありますが、現在新型コロナウイルス感染症に関する理由で繰り越しを予定している事業はありません。次に、(5)の「令和3年度の町税収納状況は」についてでありますが、令和3年度10月末現在で町税全体の現年度課税分の調定額10億4,174万円に対し、収入額が7億2,499万円で、収納率は69.59%となっており、前年度同月対比で調定額が約340万円の増、収入額が580万円の減で、収納率では0.79ポイントの減となっております。また、滞納繰越分を含めた合計では、調定額が約10億9,440万円に対し、収入額が7億3,024万円で、収納率は66.73%となっており、前年度同月対比では調定額が約210万円の減、収入額が510万円の減で、収納率では0.33ポイントの減となっております。現段階では昨年度と比較して収納率は若干下がっておりますが、最終的には昨年並みの収納率を維持できるものと考えております。続いて、2点目の産業振興について、「水産業ではサンマ漁の不振と赤潮によるウニの被害、つぶや昆布に対する影響が懸念されている。酪農業では乳製品がコロナ禍の影響で需要が低迷し、全国的に大量の余剰分が発生していると報じられている。いずれも本町の基幹産業であり、基盤を揺るがしかねない状況にある。厚岸町としての難局に対応する取組は」についてでありますが、初めに水産業についてでありますが、サンマ漁については、ここ数年不漁が続き、今年は11月末現在で1,342トンと昨年の半分ほどの水揚げにとどまり、漁業者のみならず、水産加工場や運送業者や燃料供給業者など、多くの業種に影響が及んでいるものと考えております。赤潮による被害については、ウニが4年間で10億円という被害額が報告されているほか、つぶについても一部に被害が出ているとの報告があり、昆布やワカメについても生育に異常が見られるなど、今後の調査や結果、来年の漁期前の資源調査の状況を注視していく必要があります。また、ウニ以外の水産物については、赤潮と因果関係は究明されておりませんが、何らかの影響を受けているものと考えられており、国等の調査結果を待って、対策を講じていかなければならないと考えております。これらの影響は、その対策に複数年かかると考えておりますが、厚岸漁業協同組合や買受人からは、サンマ漁の不漁と赤潮による影響対策として、将来に向けた新たな養殖魚種の選定などを模索するべきという声もあることから、国や北海道と連携し、引き続き必要な対策を検討してまいりたいと考えております。次に、酪農業の乳製品については、新型コロナウイルスの影響により需要はいまだ低迷しており、脱脂粉乳やバターなどの乳製品の在庫が依然として増え続けていることに加え、牛乳消費が落ち込む年末年始や春休みの学乳休止期を迎え、処理不可能乳の発生が危惧されているところです。町では昨年度、町立学校の児童生徒及び町内に住所を有する高校生相当の年齢の方を対象とした牛乳券の配布を行い、釧路太田農業協同組合では町が行う会議への牛乳の提供や町立厚岸病院、特別養護老人ホーム心和園などに飲むヨーグルトを寄贈するなど、乳製品の消費拡大に努めております。このほか、農協組織団体における企業団体向けの牛乳券の配布が行われるなど、今後も様々な消費拡大対策が実施されることから、町としてどのような消費拡大の取組が必要なのか、釧路太田農業協同組合と連携して検討してまいりたいと考えております。続いて、3点目のJR花咲線糸魚沢駅前広場の活用と振興策についてのうち、(1)のアの「引き続き、ドライバーの休憩スペース確保のため、どのような施策を考えているか」についてでありますが、現在、糸魚沢駅前広場は北海道旅客鉄道株式会社の所有地であり、根室・釧路間の都市間バス運転手の交代場所や糸魚沢駅を利用する方の駐車スペースとなっております。バス運転手の交代場所としては、バス運転事業者が今後も利用する予定と聞いておりますが、その他の休憩スペースとしての利用については、現段階では考えておりません。次に、イの「観光客や来町者のため、公衆トイレを設置する考えはないか」についてでありますが、糸魚沢駅付近には観光スポットとなる場所がないため、駅の利用はほとんどなく、公衆トイレ設置の要望はこれまでにありません。糸魚沢駅から西に約6キロメートルの位置には水鳥観察館、さらに約6キロメートルの位置には道の駅厚岸グルメパークがあり、また東に約9キロメートルの位置にはコンビニエンスストアがあることから、現段階において観光客や来町者のための公衆トイレの設置は考えておりません。次に、ウの「都市間バス運行業者は、糸魚沢駅前乗降所を設置するよう働きかけする考えはないか」についてでありますが、現在、町では糸魚沢駅の廃止に伴い、公共交通を確保するため、都市間バスの乗降所の設置ではなく、鉄道及び他のバス路線との接続も考え、厚岸・糸魚沢間でのデマンドバスの運行を検討しているところであり、今後地域住民との意見交換と厚岸町地域公共交通活性化協議会での検討を進めてまいります。以上でございます。
質問 音喜多
まず、1点目の財政状況について伺ってまいります。通常であれば、今回のようにコロナの問題でなければどういう財政になっていたのかということも考えますし、また今回のような、こういうコロナの流行によっていろいろな対策のためにお金が使われておりますが、要は2点目と関連するのですが、2点目の水産、そして酪農がこういう状況に陥ったときに、やはりそれを救済するというか、手立てをするとなれば、お金が必要となってくるわけです。その場合に、町の財政はどういう状況にあるのかということを考えれば、今の国の動きはどうなのか、あるいは町の収入はどうあるのかということを想定して質問させていただきました。現在のところ、国からの交付税はそれなりに大きくはありませんが、今年に限れば1.3%地方交付税がそれなりにあると。さらにまた今年の交付税の総額にある程度加算が見込まれるという状況を考えると、次の仕事、産業振興に生かせるのではないかと。今年予想外にお金が入ってくるから、それを自由に使ってしまおうということではなくて、現在町がこういう困窮にあってるためにその対策に使えないかというわけであります。私の考え方はそういうことでありまして、町の財政は、これはこれとして、マイナスでないというか、多少なりともそうい余剰の中で次の仕事ができるのではないかという発想から考えております。そんなことで、予算は予算としてというか、財政は財政として、まずよしとしながら、次の2番目の産業振興につなげていきたいと思います。そこで、今年の1.3%増、約5,000万円、この今年度の交付税の加算含めて、見通しとしては5,000万円超えるのではないかと私は思うのですが、担当者はどのように考えますか。
答弁 総合政策課長 三浦(総合政策課長は2025年3月まで)
お答えいたします。まず、この再算定のお話をさせていただければと思います。まず、このたびの国の大型経済対策、これに伴いましての補正の内容で、この交付税が再算定というところでございますが、こちらのほうは、まず令和2年度の決算、それと令和3年度のこれの見込み、これ国税収入ということで、これの交付税の原資であります所得税、それと法人税、消費税、酒税、その中でも所得税と消費税、それと法人税、これが国の額が増加になったと。これが交付税の原資でありますのと法定率、これを国の一般会計から交付税の特別会計というものがありますので、特別会計にこのお金がいつもは来まして、それから地方のほうの地方財政計画のほうに来ます。そのお金が、まず国税収入がこの地方交付税の法定率分が上がったということで、今回の経済対策に合わせて、今回地方のほう に 再 配分 と い う こ と で ござ い ま す 。 こ れ が全 部 で 4兆 2,761億 円とい う よ う な数 字が、この令和2年度、令和3年度のこの見込みでプラスアルファとなるということでございます。その内でありますが、令和3年度の再算定の中には1兆9,700億円と、こちらのほうがこの令和3年度に再算定の部分で使われるということでございますが、その内4,700億円、これを普通交付税4,418億円、それと特別交付税に282億円ということで再算定されるという部分であります。この普通交付税の4,418億円、これが令和3年度限りでございますが、臨時経済対策費という部分で、この詳細はまだ示されておりませんが、その再算定に4,418億円を活用すると。もう一方、1兆5,000億円、これは本来であれば国のほうも交付税として町にわたす部分が、国のほうでもやはり税金だとかそういうのがなかなか計画どおり入ってこないことになりますと地方の財政対策をするのに不足する分、ここを町と地方公共団体と国とで折半してやる、要は臨時財政対策債、これを補うとしております。それを1兆5,000億円で、ここの部分についてどういった形になるか分かりませんが、今新しい算定項目で臨時財政対策債の償還基金費ということで地方自治体に配るとされております。そういった中では、まだ詳細のほうは示されておりません、計算式ですね。それが、この12月には出てきて再算定を行うということでありますので、その部分につきましては、今回、既に交付されている額から恐らくプラスアルファになるのではないかという期待は持っているということでありますが、今のところ幾ら増えるということは、ちょっと申し上げられませんが、増えることは間違いないのかなと思っているところでございます。
質問 音喜多
いずれにしても、増えるということに淡い期待を抱いてもいいのかなと思います。そういった収入的にある程度見込める中で、やはりどういう仕事をしていくかということになるわけですが、とりあえずやっていかなければならない仕事が目の前にもうできてしまっているわけです。今年の場合には、特にそういう水産でいえばそういう不漁と赤潮、それから酪農においてはそういった余剰が生じていると。そういったものを、その対応をしていかなければならないわけですが、水産に関しては、我が町だけではないのですよね。川越課長は本当に大変だというか、どっちとも川越課長の担当の立場の中で、農業、漁業、やっていかなければならないわけですが。現在、赤潮に対しての水産関係の被害は、新聞報道にもありますけれども、担当課長として今までずっと道やら国やら、ほかの市町村等、一緒にやっていかなければならないという担当者として、肌で感じていると思うのですが、実際に対応していくとなれば、どうやっていかなければならないかという状況を聞かせていただきたいと思います。
答弁 水産農政課長 川越(水産農政課長は2022年9月まで)
まず、赤潮の関係ということでございます。担当させていただいておりまして、いろいろな町と、また北海道、それと国と情報交換している中では、今回の赤潮の被害については、まずもっては何がなくとも原因の究明、これを行わなければ、直面している部分の被害、それに対する手当はもちろんでありますけれども、来年以降、これからずっと漁業の町としてやっていくためには、やはり原因究明をした上で、それらをあらかじめ予測できる、もしくは対策のできる形というものを、今研究者の方のお知恵を借りながら、研究者の方ですら、今研究を進めているという厳しい状況ではあります。そういう中で、この先のことを考えますと、まずは国のほうでこれに対する、直面している部分についての手当につきましては、先日もお話させていただきましたが、国の対策が今見えてきております。まずはこれを、地元の声を全て伝えた上で、できる限り実効性の高いものにしていく、形にしていくという作業を浜から国の方までみんな協力して考えていかなければいけない課題だと考えております。また、中長期的な部分で申し上げますと、これにつきましては、まだ決定しておりませんが、まさにこの来週にでも、私ども厚岸町内の水産関係者で集まっております厚岸町水産業対策協議会というものを開くことになっております。同時に水産加工業者の方からもどのような状況かということのお話も聞いておりまして、私ども担当とともに加工場のほうに足を運ばせていただきまして、この先どのようなことを希望するのかという声を少しずつ拾い上げながらも、来週の協議会の中ではさらに広い分野の皆さんのご意見を聞いてまいりたいと考えております。いずれにしても、直面している部分と中長期的な部分を据えた対策を講じていかなければいけないと考えているところでございます。
質問 音喜多
水産に関しては、本当に来年も影響が出てくるのではないかと。私も現地で昆布の状況も見てきたら、もう真っ白くなっているのです。いつも夏になれば枯れるのと訳が違うというか、根元から真っ白くなっている。引き揚げてきた昆布も見せてもらいましたけれども。来春の本当に育成時期というか、春6月棹前を前にした、昆布が1番伸びるという3月、4月、5月、その頃にどういう影響が出てくるのか懸念されるところです。そういった浜の状況を聞きながら、ぜひ手当をしていただくよう、国にも働きかけていただきたいと思います。それから、酪農のほうです。できることならば、去年は、この答弁書にもありますが、農協で独自に取り組んだものもありますけれども、我々町民も含めて、何とか手助けする方法はないものか。町民一緒になって消費に喚起に向かっていくとか、何かそういういい方法というものはないのか。その辺は去年の結果を見てどう思いますか。そういう新しい考え方も持っていませんか、担当課長として。ちょっとお伺いしたいと思います。
答弁 水産農政課長 川越(水産農政課長は2022年9月まで)
まず水産の部分につきましては、引き続き、当然ながら対応させていただきます。酪農の部分につきましては、今、現在のところはJミルクと言われている乳業メーカー、それと生産団体で構成する中でも広域的な取組として、酪農家の皆さんに対してご協力いただきながら、生乳の廃棄ということに至らないような形で、農協通じて各農家のほうにご協力の要請がいっていると伺っております。昨年度、牛乳券の配付という形で、まずは町として取組をさせていただきましたが、この間、管内ともいろいろな情報交換をした中で、一部同様の対策を今回講じられているところもございますが、農協とお話している中では、私たち今内部でできることで、あまり表には出ておりませんが、極ミルクの食パンができております。これら、それと乳製品については定期的に農協のほうも、役場食品向けということで、他にもやっているかもしれませんけれども、全職員に周知をさせていただきまして、チーズや、そういう乳製品の購入。それと、最近であれば極ミルクパンを、受注販売ではありますが、それを定期的に役場のほうでとりまとめをしまして、それの発注をさせていただいて、少しでも多くの消費にご協力できればとやらせていただいておりますし、太田農協のほうでは極ミルクを使った焼き菓子のセットというものができたと伺っております。新商品も含めて、あらゆる分野でそういう形で取り組んでおりますが、今おっしゃるように昨年のような町を挙げての取組というものも、農協はもちろん、管内、そして釧路・根室の根釧酪農ビジョンの中でもこれは課題となってまいりますので、町を挙げての取組についても、引き続き検討してまいりたいと、このように考えております。
質問 音喜多
町長にお尋ねしたいと思います。今、言われておりますように、財政的には有り余るというわけではないですが、多少余裕があるのかなと私は見えるのですが、そういう状況の中で、今水産、酪農がこういう状況です。それに町が何らかの手当というか、そういうつぎ込むというか、そういう対策を講じるという考えはないかどうか。やはり、町長の考え方一つでもって物事が動いていくところが多いと思うので、その辺のところ、ちょっとお伺いしたいと思います。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
お答えをさせていただきます。まず、先ほどから議論されております財政状況です。さらにまた、今後の見通しなのですが、残念なことに、これは地方自治体、全てがそうであろうと思っております。と言いますのは、やはり国の財政改革なのですが、ご承知のとおり算定基準も変わりました。地方交付税も。と言いますのは、最も基礎となるのが人口、面積なのですが、これを称して包括算定経費と言います。それを見ると、実は国税調査が基準になるのです。昨年、国勢調査をやりました。残念なことに5年前から現在、もう1,000人減になっております。そういたしますと、地方交付税は当然減になるわけであります。しかしながら、国のほうも激変緩和措置ということで、5年間でその方向に持っていこうという考えでいるわけでありますが、激変緩和ということで毎年、毎年減額していくという方向にあります。それと、厚岸町といたしましては公共施設なのです。これが大体50年近く、あらゆる施設がなっておるわけでございます。そういたしますと、修繕、改築をしなければならない。そのように考えております。当然、収入、支出、極端に違ってくるわけでございまして、ここが財政として大変厳しいものが予想されるということが言えると思っておるわけでございまして、やはり健全財政を維持していくということが町にとっては最も大事なことであります。未来を考え、将来を考えて、財政運営をしていかなければならない、そのように考えておる次第でございます。それと、先ほど、赤潮の関係、大変な問題です。もう我々も国、北海道に強く要請をさせていただいておるわけでありますが、国のほうはとりあえず15億円と。北海道と厚岸町生かして、地方、20億円という赤潮対策を講じたわけでありますが、今国会審議中でありますので、間もなく決定をするであろうと、そのように考えますが、町単独の対策、石澤議員の質問にもお答えしましたが、今漁業協同組合と赤潮対策はもちろんのこと、これを契機として将来の進めている厚岸町の沿岸漁業はどうあるべきか、その協議をいたしております。そういう中で、私といたしましては、大いにご支援を申し上げていきたいと。財政は厳しいけれども、やはり産業の振興、厚岸町にとっては一次産業は大事であります。そういう点を考えながら行政運営に当たっていきたい、そのように考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 音喜多
今、町長の言われたように、この町の基盤産業に対して、ぜひ関係者と協議の上、町長の力強い後押しをしていただきたいなと。そして、町を持ち上げていただきたいなとお願いしておきます。次に、3点目のJR花咲線の糸魚沢駅前広場の関係です。私がこの問題を取り上げるのは、廃止になったということ、既に聞いておりますが、では地元の人方はどういう状況なのかなというか、どう受けとめているのかなということで足を運んでちょっと調べさせてもらいましたらば、こういう3点の要望というか、寂しいながらも毎日そこを見る、眺める、あるいは通る姿からこういうものがあったならばという状況でございました。それで、まず1点目として、あの広場、JR用地ですから本来ならばJRはそこを切り売りするとか、あるいは何かしたいのだろうと思いますが、そうはいかないだろうと思います。どこかに持っていくわけにもいかないでしょうし。そうすると、町の人方にしてみれば、長年利用した駅舎を中心にして、あの広場は残しておいてほしいというか、そういう今何をするということはないが、人の待ち合わせ場所やら、あるいはほかの人方があそこにいることを目にすることによって、やはり気持ちが違うというか、そうい寂しさから人がいるということはいいことだと受けとめております。そんなことから、今現在、昼間のドライバーの休憩においては、あそこを利用したり、あるいは答弁にもあるようにあそこで待ち合わせて、ほかの車に乗り合わせて出掛けたりして、そういう駐車場になったり、いずれにしても、そういう利用価値はあるということです。そんなことから、ぜひあの場所を確保して、そして利用させていただきたいということであります。そんなことからすれば、あそこはJRの用地なのですが、見ますと水たまりがあるのです。水たまりの状態になっている。そんなことからすれば、あそこに砕石を入れるというか、そういうことは可能ですか。どうですか。
答弁 町民課長 堀部(町民課長は2024年3月まで)
お答えいたします。ここの広場につきましては、1回目の町長の答弁にありましたように、現在は北海道旅客鉄道株式会社の所有地となっています。糸魚沢駅が廃止になった後ということでありますが、駅舎につきましては、まだ新しいということで取り壊すということにはなってございません。あと、そこの広場につきましては、今後JRのほうでは砕石等は、手入れはしないということを聞いております。ただ、根室・釧路間バスの交代場所として現在1年間で賃貸借をしているという状況ですので、今後も引き続き、そこの場所につきましては、バス運転手の交代場所ということで賃貸借契約を取り交わしたいということでありますので、砕石を敷いて、今後整備をするということまでは聞いておりません。
質問 音喜多
所有者の問題とか管理上の問題とかでいろいろあると思うのですが、やはり石くらいは入れてあげてほしいなと。そのことによって、あの広場がいろいろな利用する仕方としてはベターなわけですから、ぜひ検討の上やっていただきたいなと。正直いって、自治会がしっかりしていて、自治会がやれるならやる、本来ならやるという気持ちもあるのですが、あのとおり、もう高齢化になってしまって、もう草むしるのも大変な状況だと、できればと。できれば町のほうで何とか手当をしてほしいというのが地元の実情であります。それは全員がそうなのか、自治会の総会でその話を伺ったわけではありませんので、自治会の人からの話ですけれども、その辺のところは分かりませんが。ただ、ほかの上尾幌とか尾幌なんかも自治会と協力の上、現在、尾幌、上尾幌は利用者がまだいますから当然のことですけれども、何らかの手当をしていただきたいなと思います。今言われたようにトイレの関係ですが、やはりそこに人が集まるとなると、当然そういう用を足すというか、そういうこともあるわけです。ですから、駅舎立派ですよね、本当に。木の立派な、いい値段したのだろうと思うのですが。ぜひ、あれをトイレにできないかという方もいらっしゃいますが、そうはいかないと思いますが。いずれにしても将来的には、あの元の糸魚沢小学校へ上がる高台には、あそこ観光スポットになっていた。別寒辺牛を見る。今はそういうポスターというか看板はなくなったけれども、以前は、あの糸魚沢小学校へ上がるくの字の坂道の上に上がると、散布側のほうの絶景な川を、湿原を見れると。観光スポットになっていたのです。それはご存知ないですか。みんな、車で通り過ぎていくだろうから、そういうスポットになっていたわけです。ですから、そういう、今国定公園になって、それこそ別寒辺牛側を眺めるとなったら、あそこが絶好のスポットになると思うので、観光客を誘致というか、導く、誘導する、そういった意味では、あの駅広場にトイレがあってしかるべきだなと思いますので、ぜひ検討していただきたいなと思います。それから、糸魚沢地区の国道沿いに住む方々にしてみれば、茶内、浜中の人方が釧路・根室間バスに釧路の病院に出掛けると。それで結構利用されていると。そういうバスだから、ぜひ自分たちも将来はもし町立で間に合わないというか、町立でない釧路の病院に行くとなると、あのバスに乗れたらいいのになという思いがあるのです。そういう意味では、糸魚沢駅前を乗り降りできる停留所に働きかけていただきたいということであります。以前、都市間バスには、そういう町内に路線バスがある場合はだめだったのです。それは私も調べました。そのときはだめで、時代とともに変わってきていますから、あそこに路線バスがあるわけではないし、そのこと運輸局に働きかけると可能性は非常に高いと思いますので、ぜひ町の行政の力でもって都市間バスというか、釧路・根室間のバスに釧路行きの病院行きのバスに乗れるように努力していただきたいなと思いますがいかがでしょうか。
答弁 町民課長 堀部(町民課長は2024年3月まで)
お答えいたします。都市間バスの途中、糸魚沢駅に乗降所ということでありますが、乗降所を設置した場合、そのときには町が負担する費用が発生してきます。そうしたときに、町が負担する額が多額になるということもございまして、町といたしましては、厚岸・糸魚沢間で、1回目の町長の答弁でもありましたけれども、デマンドバスということで、朝と夜2便を運行させる計画で今検討をしておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
質問 音喜多
新たなデマンドバスをおこすことも必要でしょうけれども、新たな経費かけるというか、そういうものと比べて、ぜひ、今の運行されている都市間バスを利用したほうがいいのか、あるいは新たなデマンドバスをおこしたほうがいいのか、その採算性もぜひ検討していただきたいなと。町が何が何でもということではなくて。それともう一つは、糸魚沢の観光スポット、別寒辺牛湿原、あれは廃止になってしまったのですか。観光課としてはどのように捉えていますか。
答弁 観光商工課長 諸井(観光商工課長は2023年3月まで)
お答えさせていただきます。ご質問者おっしゃる場所については、旧糸魚沢小学校に登る坂道の途中にあったものかなと思いますが、もともとそこには別寒辺牛湿原といったような表記をした看板が確かにございました。しかしながら、町としてはそこはスポットとしては指定をしていなかったという場所になります。今どのような状況になっているかと言いますと、あそこすぐ近くに急カーブがあるのです。それで、あそこに車を停めて見ていると対向車というのでしょうか、そういうものが来たときに危険であるといったことと、あと昔に比べて木が成長して、伸びてきて、ちょっと景観上、見える部分もあるのですが、なかなかちょっと広く見えないという状況もあるものですから、あそこの看板については、定かではないのですけれども、5年以上前には看板は取り外させていただいたという状況でございます。
答弁 副町長 石塚(副町長は2025年9月まで)
私のほうから、ちょっと都市間バスの補足をさせていただきたいと思います。ご質問者言われる釧路・根室間都市間バスの停車については、先ほど町民課長の答弁の中で負担が発生するということを申し上げさせていただきましたが、停めた場合、乗合バスに関しては、行政区域内の、要は通行する距離で負担金が発生することになりますので、釧路・厚岸間の2分の1近くの行政距離が厚岸町での負担となります。ですから、かなりの負担になることが想定されるわけで、これまでその負担と旧霧多布線、現在釧路・厚岸線でございますが、その路線を守るために停車をさせないという現状もございますので、今回、町長の答弁にもありましたように、現在の釧路・厚岸線を守ると、要は厚岸町の釧路への交通機関、JRと釧路バスの釧路・厚岸線になりますが、これをまず死守しなければならないということもありまして、代わりに糸魚沢駅のなくなる糸魚沢地区住民の不便を解消するために、今走っているデマンドバス、トライベツまで走っているわけですが、それに加えて糸魚沢と厚岸駅間の増便をして、鉄路と釧路・厚岸線に接続をすることでその不便を解消しようとする案を今持っていまして、この後、糸魚沢地区住民と協議をする場を設け、その後にその協議と事業者の、事業者とは既に可能かどうかということをもう話をしております。運転手の問題等あるものですから、話をしておりまして、その後厚岸町地域公共交通活性化協議会で協議をしていただいて、町に提案した上で、町で再度検討して、方向性を早急に決めたいと考えてございますので、ご理解を願いたいと思います。