みんなの議会

厚岸町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月11日

(1)お供山避難階段設置工事について/(2)交通安全対策について

2019年9月11日、厚岸町議会の一般質問で、室﨑正之議員が「お供山避難階段設置工事について」「交通安全対策について」について質問し、町長 若狹、教育長 酒井、建設課長 水上、町長課長 布施、教委管理課長 真里谷、副町長 會田が答弁しました。

質問者
室﨑正之 議員
答弁者
町長 若狹、教育長 酒井、建設課長 水上、町長課長 布施、教委管理課長 真里谷、副町長 會田

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 室﨑

先に提出いたしました一般質問通告書により質問をいたします。1番は、お供山避難階段設置工事についてであります。まず、工事の概要。どのような工事が行われるのかということです。次に、工事に伴う考えられる危険・危惧、そのようなものに対する安全対策はどうなっているのか。3番目として、工事の内容や安全対策については、具体的にどのような形で地域住民に周知されているか。これらについてお聞かせをいただきたい。2番目としては、交通安全対策についてであります。ここでは自転車事故についてお聞きします。自転車事故の防止のため、町はどのような対策を講じているかご説明をいただきたい。以上であります。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

3番、室﨑議員のご質問にお答えいたします。1点目のお供山避難階段設置工事についてのうち、(1)の「工事の概要」についてでありますが、鋼製階段の基礎形状は鋼管杭で、地山に鋼管杭22本を打ち込み、その上に幅員1.5メートル、長さ176.6メートルの鋼製階段を設置します。そのほか、既設散策路、長さ71.66メートルの撤去及び仮設避難階段の設置を行う内容となっております。次に(2)の「工事に伴う危険・危惧とその安全対策について」でありますが、これまで樹木で被われていた斜面が抜開により、地肌が見える状態となり、台風など大雨による法面崩壊、土砂の流出、落石、また周りは法面対策工事を行っているが、ここは大丈夫なのか、さまざまなことが考えられます。そのため、現場の安全対策として、施工中、特に豪雨中や豪雨直後には、落石、斜面崩壊などが発生する危険性が高いため、斜面の安定を十分監視するとともに、立木抜開及び掘削作業等で落石の恐れがあることから、建物の横に高さ4メートルの落石防止柵、それ以外の区間には高さ1.8メートルの丸太柵を設置しております。さらに、降雨による土砂流出対策として、法尻に設置されている既設の擁壁の上部に土嚢を設置し、直接道路側に流出しない対策を講じるとともに、擁壁下部の排水施設の維持管理を徹底します。現場作業は、先週には仮設避難階段の設置が完了し、今週からは階段設置のための足場設置作業を行っており、階段状の足場が地肌の見える、ほぼ全域を被う形に設置されることから、今まで以上に降雨による影響は少なくなることになります。現場的には、抜開しても、抜根しなければ根は下の岩盤まで入り込み、土砂は緩むことはないため、自然斜面の安定を維持する能力は失われません。しかし、根が腐らないか、今後も観察していく必要があります。また、草類など植生が繁茂していない状況がありますが、抜開により日光が当たり、今後、草類などの植生が繁茂すると考えられます。自然斜面の表層の浸食防止は、これら植生が保護する役割を果たすものと考えております。次に、(3)の「地域住民への周知について」でありますが、これまで、道路工事などでは、工事を行うことにより、車両の交通規制や大型車の車両が多くなるなど、地域への影響が大きいことから、チラシを作成し、町・請負業者が一緒に工事のお願いを周知していきているところであります。この工事においても、建設機械の往来・資材の搬入など、地域周辺に与える影響が大きいことから、これまでと同様、自治会長及び地域周辺に対し、チラシを持参し、挨拶と工事に対するお願いを実施しております。さらに、全町的な周知として、広報あっけし7月号において、避難階段の利用について注意喚起を行っているほか、工事現場の入口3箇所に注意を促す看板を設置しております。続いて、2点目の「交通安全対策」について、「自転車事故防止のため、町が講じている対策について」でありますが、町が実施している対策としては、交通安全指導員による指導と広報誌へのチラシ折込による啓発活動を行っております。交通安全指導員による街頭指導については、小中学校の休業の期間と土曜日・日曜日を除く毎月1日と15日のほか、季節ごとに実施される交通安全運動実施期間中の朝の通勤・通学の時間帯に、湖南地区6箇所と湖北地区12箇所の交差点や横断歩道において、自転車利用を含めた指導を実施しております。また、街頭指導のほか、交通安全指導車による見回り時における呼びかけを行っております。さらに、このほかでは、小中学校が実施する交通安全教室に参加し、自転車の乗り方などの指導を行っているほか、厚岸警察署などの関係機関と連携して、4月と10月の年2回、折込チラシにより、自転車によるときの基本ルールとなる自転車安全利用五則の周知と万が一の事故に備えた個人賠償責任保険への加入の勧奨を実施しているところであります。しかしながら、毎年自転車の交通事故が数件発生しており、今後も引き続き厚岸警察署など関係機関の協力を得ながら、指導を行う場や効果的な周知方法などについて検討・実施し、自転車事故防止に取り組んでまいりたいと考えております。小中学校における児童生徒の交通安全対策につきましては、教育長から答弁があります。以上でございます。

答弁 教育長 酒井(教育長は2022年9月まで)

私からは、小中学校における児童生徒の交通安全対策についてお答えします。児童生徒に対する、交通安全対策に関しましては、学校及び町、警察、保護者、関係機関による安全教育、安全指導や見守りを通じて継続的に実施しているところであります。町と警察にあっては、定期的な指導強化期間や必要に応じて交通指導員による街頭指導を実施しています。学校においては、学校安全計画に基づく交通指導として、保護者と連携して、定期的に登校時における街頭指導を実施するとともに、交通安全を中心とした通学路の点検を行ってきております。また、町及び警察、関係機関と連携した交通安全教室を開催し、児童生徒へ交通ルール遵守の徹底を図っているところです。この2年間、児童生徒に関する自転車の交通事故を見ると、けがを伴う事故はないことから、一定の効果が上がっていると考えられますが、警察が所管する交通事故として扱われない事故もあることから、引き続き実態と課題の把握に努め、より実効性のある指導及び必要な手立てを講じてまいります。児童生徒への安全教育は、長期にわたる継続的な指導により、安全に関する意識や能力を高めることを目的としますが、将来的には、後輩となる子どもたちの安全を見守る人材の育成につながることから、引き続き関係機関と連携した指導と環境整備に努めてまいります。

質問 室﨑

まずお供山の避難階段のほうからお聞きします。私もさらっとした質問書を出したのですが、随分さらっとした答弁だなという感じがします。それで、具体的な事実関係について、一つ一つお聞きしようと思います。まず、その前に、安全・安心のまちづくりという言葉がありますね。町長もよく使われます。これは、安全であることと、その内容をきちんと住民に周知するという、その二つの意味合いがありますね。安全に対する対語としては危険、安心に対しては危惧とか心配とかということになると思う。今回の事案は、果たして安全なのだろうかという危惧を町民にもたしているということを指摘するために今回私はこの質問をしているわけです。それで、事実関係でまずお聞きしますが、現在、松葉通りから見ますと、一定幅で斜面が裸地、裸になっていますね。あの傾斜は相当に強いものですね。あれ、平均勾配、平均斜度で何度くらいですか。1番急なところ、最大斜度で何度くらいですか。要するに、崖の下から上までの話です。

答弁 建設課長 水上(建設課長は2019年12月まで)

まず、この最も危険な勾配、現地の測量の結果、45度というふうになっております。現地をもう少し詳細にいきますと、上部部分で45度、そして一度、ほぼ平らな区間があって、そしてまた45度よりも緩い状態になっているというふうに確認はしています。

質問 室﨑

コンクリートとで固めたり、そういう防御態勢をとっていない崖というものでは、30度というのがぎりぎりだと言われていますよね。それ以上のものは自然崩落をする恐れが非常に強い。したがって、家を建てたりするときの一つの目安としても30度ということが言われているようです。ただ、この前の胆振東部地震ですか、あれのときには20度の斜面が崩れています。だから、30度以下だから安全だとは言えないということです。それが、ここは平均でも40度超えているわけです。今、きちんと調べているから、1番最大斜度でもって45度なのです。そうすると、下から見ると被さってくるような崖ですよね。そこが、今工事中とはいえ、裸になっていると。それで、今の答弁を聞くと、安心ですよというふうな言い方をされるのだけれども、もう少し聞かせていただきますが、立木も根が残っていれば何ともないのだという言い方なのだけれども、どのくらいの木切ったのですか。それで、その根さえ残っていれば大丈夫だという根拠は何なんですか。

答弁 建設課長 水上(建設課長は2019年12月まで)

まず、この立木のサイズと本数でございますけれども、小さいもので幹の直径が2センチ。大きいもので幹の直径が50センチ。伐採の総体の本数、約200本程度と把握しています。抜開しても根があれば大丈夫なのかという質問でございますけれども、まず現地、工事をする前に、現地でボーリング調査やっています。あそこの下地盤は厚岸特有の泥岩。雨風に当たれば、この表面がボロボロっと。その上に、約2メートルから3メートルの土があって、その上に当初は立木が生えていたと。現地、ほぼ広葉樹が多かったのですけれども、この広葉樹というのは、一般的には上の葉っぱとほぼ同程度の根が下に伸びているとも聞いていまして、それを考えますと、今の下地盤の岩盤にも、当然根が張り付いていると。実際、あそこの現場を見ますと、両側については、コンクリートの法面対策工事をやっているのですけれども、あの部分が、あの状態でずっと頑張っていたということは、少なからず根が、その岩盤まで入り込んで安定していたのではなかろうと想定しています。ただ、木を切ることによって、根はやはり、いずれは死んでしまうことも考えられます。そのことによって、今安定していたものが多少緩む状態になってくるということなものですから、今後について、ちょっとその辺の状況の観察も当然必要となってくるだろうと考えています。

質問 室﨑

どうも話を聞いていると、経験則に基づく推測という以上の根拠がないようなのです。それで、ちょっと視点を変えてお聞きしますが、今1カ月の降雨量と同じものが1日で降ったりするような、50年に一度の大雨なんていうことが、よくテレビで言われますが、そういうものが全国各地で起きていますね。厚岸で起きないとは限らないのです。どの当たりまでを予測して大丈夫だと言っているのか。それについてはどうなのですか。それから、この、要するに斜面の下に暮らす人たちの話を聞いていると、頭頂部で何年か前に、私人ですがブルドーザーを使って、上をならしたりするようなことがあって、上に小さな貯水池のような地形ができていて、そこに水がたまって、そして春先、雪解けになるといういと、ちょうど今問題になっている氷河湖というのですか、自然にできるダムです、そういうようなものが水をためておいて、ある程度になるとぼんと決壊するというような、もちろんそれからみるとうんと小さいのですが、現象を起こしているらしくて、春先にどんと水がついてくることがあるというようなことも言われています。そういうようなことは全部調査した上で、今回は大丈夫なのですと言っているわけですか。どこまでを想定して、どこまでの安全を言っているのか、今の話では抽象的すぎてわからないのですが。

答弁 建設課長 水上(建設課長は2019年12月まで)

まず、1点目のどのくらいの雨に対応できるのか。今、この1時間当たり、全国で80ミリであったり、100ミリ近い。厚岸町においても、平成26年に時間50から60ミリ程度の雨が降ったという経験がございます。そのときは、木生えていた状態なのですけれども、一応、あそこについては崖崩れはなかったと。今回もその程度であれば問題はないと考えております。具体的に、何ミリの雨が降ったら崩れる、大丈夫だ、ちょっとその辺の検証は実際にはやっていません。また、上のほうの貯水池、今回避難階段設置の計画に当たって、今1番おっかないのが、あそこの山に降った水が、どんどんどんどん階段の位置に、沢形態で水が流れることによって、橋自体の基礎に影響が出る心配があったものですから、極力この、山でいうと尾根といいますか、尾根の1番高いところをめがけて階段を設置するというふうに計画をもっています。そのため、上のほうで大量の雨が降っても、今回のこの階段部分には、直接水は流れてこないという地形の形態となっています。

質問 室﨑

降雨に対する土砂流出対策として法尻に設置されている既設の擁壁の上に土嚢を設置しというふうになっているのですが、私も現場見ましたけれども、あの大きな斜面に比べたら、本当に微々たるものの土嚢ですよね。あれで押さえ込めば、雨が降ってもだーっと上からはついてこないと、そういうふうに考えていいのですか。どうも、話が全部抽象的なのです。だから、これは安全ですよ、大丈夫なのですよ、ここまで大丈夫なのです、なんとなればこういうふうにしてこうしているからという具体的な話が見えてこないのです。それから、この前大雨降ったときは大丈夫でした。だから、ということにはならないでしょう。条件変わっている。あそこにずっと木が生えていているときは、枝もあれば葉もある。そういうものが全て斜面にたたきつける雨を緩和するのです。今、全部裸になっているのです。条件は全く違うのではないですか。そういう当たりについての検討というのもないわけですね。

答弁 建設課長 水上(建設課長は2019年12月まで)

今の状態がずっと続くわけではないのです。今、どんどん工事を行っていく上で、まず1番最初にしなければならないのは、まずは新しい階段を設置するための、要は仮設の避難階段を設置しようと。あと、次に本階段を設置するために、現地において杭を打つことになりますから、あの今の地肌の見えている場所に、どんどん足場をつくって、階段状に全部被ってしまうような状態になってしまいます。これ、今回の今の工事では、来年の3月までなのですけれども、今の状態のままずっと放っておくというのではなく、どんどん今工事を行うことによって、現地状況もどんどん変わってきます。それを考えたときに、今だけを見れば、そうい状況かもしれませんけれども、これでどんどん足場をつくっていった、最終的にそういう土砂流出対策も1番最後に大きく工事量、これはもう少し時間をかけた状態では、まず現地の状況は全然今とは違う状態となってしまうと。今の状態だけで、今のちょっと回答を全部クリアするというのは、ちょっと実際には難しいと思います。

質問 室﨑

非常に大事な話なのです。そこが。ゆくゆくはちゃんとなるから今は危険でも仕方がないのだと聞こえる。明日、1日100ミリの雨が降ったときでも、1カ月後にはちゃんとなるから大丈夫だと言えるのですか。今、現場の人たちが、あの当たりに住む人が心配しているのは、今の状態を見て心配しているのです。これから1カ月後、半年後にちゃんとなるから、今危険に見える状態だけれども、心配はないとは誰も思いません。その話を聞いている。だけれども、あなたたちのほうはそうい感覚ではないのだ。一時的には非常に裸地になって、弱い状態が出てきたとしても、この後いろいろやっていけば、ちゃんとなるから、まあ心配ないでしょうという話しかできないとすれば、それは少なくてもあの崖の下の住んでいる人たちを安心させる言葉になりますか。私は甚だ疑問だと思う。でもこれ以上聞いても、おそらく答えは出せないだろうか、この点については、あなたたちの発想がこうだということが明確になったので、ここでやめて、次に行きます。ですから、これについては答えなくてよろしい。それで、もう一つ、3番目のこととしてお聞きするのですが、このような工事を始めるに当たって、ここのところは木をこれだけ切って、裸にして、それからこういうふうに時間をかけて、この1カ月後なら1カ月後にはこういうふうになってというような、丁寧な質問を、少なくても崖下に住んでいる人たちにきちんと説明していますか。この点についてお答えいただきたい。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

安全・安心なまちづくり、私の願うところであり、また今回の工事に当たり、信頼環境の中でいろいろなリスクを背負っているというようなお話しがありましたけれども、やはりあそこの工事につきまして、今議論している中で、いや、答えなくてもいいというお話しをいただいたわけでありますが、やはり不安を取り除くということは、これは行政の責任です。これは大事なことなのです。また、ときどき今は想定外ということで、想定外ということは通じない時代です。やはり、住民が本当に安心して生活できる安全なものでなければならないとうことでございますので、不安をあおるようなことを私は言いたくありませんけれども、この機会に答弁しなくてもいいということでありますが、もう一度、担当課長から答弁を言わさせていただければと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

答弁 建設課長 水上(建設課長は2019年12月まで)

この私の答弁の中で、工事の途中だから危険であってもいいという、ちょっと誤解があったと思いますけれども。全ての公共工事において、どういう状況であっても、危険な状態で工事をやっていいという発想は全くございません。当然、今の各地で降っている時間、相当な雨が、この厚岸町においてもやってくるのだということになれば、それは現地において、何ももうこのままの状態で放たらかしというふうにも全く考えていませんし。しかし、実際に、まずこれまでの程度の雨の量であれば、現地的には問題がないですというふうに、私は言ったつもりであって、また、この今後そういう天気の状況によっては、もっと安全対策を講じていくという考えはもっています。これについては、今回の工事だけではなく、厚岸町が発注する全ての工事において、そういう考えはもっています。

質問 室﨑

大変いいお話しを聞かせていただきました。それで、今言ったような話が、どのような形で地域住民に説明されていたのか。これについて、具体的に説明をしていただきたい。

答弁 建設課長 水上(建設課長は2019年12月まで)

これについては、一般的な道路工事等と共通で、まず工期であったり、工事に概要であったり、あと実際の請負業者、この辺が地域周辺に対しての説明の内容であって、具体的に今回のこの工事によっての危険・危惧等についての説明についてはやっていないという状況です。

質問 室﨑

通常、例えばうちの前の道路を舗装するときの説明だと、何日から何日までの間、こういう形でちょっと道路も車で通れなくなって、こうなりますけれども、このような形でもって、例えばオーバーレイの工事が行われますという話ありますよね。そのレベルで話があっただけですね。何が安全・安心なまちなのか。45度の被さってくるような傾斜面をいじるのですよ。それに対して、できる限りの安全策をとるのだという話も、今聞きました。そういうことが、あの崖下に住んでいる人には伝わっていないのです。安全にやるからいいのだ、そんな素人の心配なんかどうでもいいのだというふうにとられたらどうしますか。安全・安心なまちの看板が泣きますよ。なぜ、きちんとした、少なくても100%なんてことは世の中にありません。だけれども、できる限りの安全策をとって、このように進めますと、工事の最中にはこういうこともあって、こういうこともあるのだけれども、そのあとはこういうふうになりますというような丁寧な説明を地域の人たちにしないのか。大変遺憾です。どうお考えですか。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

私からお答えをさせていただきます。今回の避難階段につきましては、やはり住民の命を守る、安全を確保する、これは当然の目的をもってやっていることなのです。そのために、専門的な知識をもった方が地盤調査をし、設計をし、そして工事の施工をいたしておるのであります。そういう意味におきまして、地域住民に、そういう説明がなかったということにつきましては、今後、機会あるごとに、そういうことも含めて、さらにご指摘がございましたので、説明する必要があるのではなかろうかと思いますので、地域住民がせっかく命を守る、安全を確保するというものが、そういう状況にあるということは、本当に申し訳ないと思っておりますが、地域住民が、あの工事はこういう工事なのだなという、理解されるような方策を、これから何らかの方法で、方策を考えながら、地元住民に説明をする機会をつくらなければならないと、そういうふうに考えておりますので、この点は一つご理解いただければと思っております。

質問 室﨑

これは要望にしますが、災害対策のために、災害から命を守るためにつくる施設から災害が起きて、その下に住んでいる人が事故に遭ったなんてことになったら、これは笑い話にもなりません。ただ、あの下に住んでいる人たちの気持ちからすれば、そうなったらどうしようという不安がものすごくあるのです。それを取り除くのは、自分がそこに住んでいると思って、我が身に置きかえて考えたら、よくわかると思います。したがって、早急に不安を取り除くための説明なり何なりをしていただきたい。これは要望しておきます。その次に、自転車の話に入ります。自転車の安全対策というものについては、北海道は条例をつくっていますね。それで、日本の道路事情というものを考えますと、自転車の走行する場所がないのです。基本的にそれが自転車問題の交通問題では1番の問題だと思います。ですから、軽車両ですから、自転車は車道を走りなさいというのは原則ですね。そうすると、自動車のお慈悲にすがって、何とか安全に走っているというような状況です。だから、危ないから、特例としていろいろな条件をつけた中で、今度歩道を走らせると、歩行者が自転車でやられてけがをしたり、場合によっては死亡するというようなことが起きているわけです。それで、自転車もどんどん今進化していまして、一つは電動アシスト付き自転車というのが、これからどんどん普及してくると思います。あるいは、ツーリング車というか、高級な10段切りかえ、20段切りかえというようなスピードの出る自転車も、結構普及してきています。また、その片方には、いわゆるママチャリという、非常に安い値段で買える自転車があるわけです。どういうことが起きるかというと、自転車の整備だとかそういうものには、ほとんど意を払わない、うまくなくなったらまた新しいのを買えばいい、そういう形で整備不良の自転車が増えていくという現象も起きているわけです。また、今私ももうその年代に入ってきたのですが、自動車を運転するのがだんだん歳で危なくなってきている。そういう人たちは、自動車免許の返礼、自動車免許をお返ししますといって運転をやめる、これが結構多くなってきている。この人たちはどこへ行くか。すぐ歩くだけならば、やはりこれ不便なので、結構自転車に流れるのです。そのとき電動アシスト自転車というのが非常に注目を浴びる。そういう現象が起きているようです。それともう一つは、運動能力にたけた若い人たちがどういうことをやるかというと、ながら運転。スマホを見ながら運転したり、両耳にイヤホンをあてて音楽を聞きながら走ったりというような現象も起きて、自転車を取り巻く状況というのは、非常にいつ事故が起きても不思議ではないという現象が幾つも起きています。全国的にいうと悲惨な事故が随分起きていますよね。今、町長の答弁の中では、厚岸ではそういう重大事故はないようなので、そこはほっとしたのですが、しかしいつ起きてもおかしくない。私も何回もひやっとさせられる目に遭っています。歩道を歩いているとき、後ろから風を切ってすり抜けていく若い人の自転車にびっくりするというのはよくあります。自転車音がしないので、自動車よりそういう意味ではおっかないです。そういう中で、全国では一つの統計が出ているのですが、厚岸町でのそういう自転車事故あるいはニアミス、そういうものについての調査というのは行われていますか。

答弁 町長課長 布施

それでは、お答えしたいと思います。調査ですけれども、ちょっと警察のほうに、その件数等は聞いております。ここ数年ですと、平成26年からの数字になりますが、その年で2件あります。これは、一般の大人の方と80代の老人の方で2件です。27年、年度ではなくて年です。1月から12月です。27年ですと1名の方。これは15歳以下の子どもになります。28年ですと1名。これも15歳以下のお子さんになります。29年でいいますと2名。これは60代の方と15歳以下の子どもになります。30年が4名で、65歳以上の方が2名と15歳以下の子どもが2名で計4名です。今年につきましては、今のところ8月末で2名となっておりまして、70代の方と、あとは15歳未満の子どもになります。これは、警察に聞いた部分ですので、事故の調査、事故があったかどうかということを聞き取っているものでして、調査としては、ニアミスの調査というものはやっておりません。

質問 室﨑

全国でいうと、いろいろな傾向や、それから累計も相当に分析されているのです。それと同じようなことが厚岸でないかどうかというと、おそらくあると思うのです。そういうようなものに対応して、どういう対策をとったらいいかということの検討はしていただきたい。それから、今もう時間がないから、どんどん結論先に言いますが、教育委員会では児童生徒に対して講習会だとか、そういうものをやっているということは、今ここで対策をとっていますということは答弁の中で出ておりましたが、小学生に関しては、随分そういうことを守って運転しているなと思うような状況はよく目にいたします。ところが、中学生になると、およそそういうものが感じられないです。何か学年が上になるほど、自転車の運転は荒っぽくなってくるという、これ全国的な調査の数値も出ているのですが、似たような現象が起きているのではないかと思われますが、実態はどういうふうに、何かの方法で把握していますか。簡単に教えていただきたい。

答弁 教委管理課長 真里谷(教委管理課長は2021年6月まで)

お答えいたします。中学生の自転車の乗り方ということの把握をしているかということでございます。端的に言いますと把握はしているところではございません。ただ、中学生の中でも前よりは、例えば一列に並んで自転車を乗っているだとか、あと例えば話に聞いたところによりますと、小学生と中学生が同じ歩道で自転車に乗っている場合、中学生が下りて小学生の子を優先にして乗せているとかいうような話は聞いておるところでございますが、実態についてはつかめてはいないというところでございます。

質問 室﨑

それで、この講習会とか注意喚起ということになりますと、大人の人の乗り方というのは1番悪いですよね。小学生なんかが、もう走り方から見たら、恥ずかしい限りだというようなことをやっています。こういう中で、自転車事故で死亡する場合、その自転車に乗っている人が死亡する場合ですが、ヘルメットを着用しているのとしないのでみると、死亡する率は3倍以上なのです。ヘルメットを着用していないということは。ところが、よほど特殊なツーリングでもやるような人を別にして、大人で普段自転車に乗るときにヘルメットをかぶるのは見たことがないのです。ヘルメットというものの有用性ということは、厚岸町は考えていますか。簡単に。

答弁 町長課長 布施

お答えさせていただきます。ヘルメットにつきましては、先ほども言いました北海道の条例におきましても、義務として、自転車に乗る際はヘルメットを着用するように努めるというような条例もあります。私のほうも調べた中では、自転車事故の中で、やはり頭を打つということが死亡事故の中で6割以上が頭を打つということは、ちょっと調べた中ではありました。なので、ヘルメットは大事なものだということは認識はしております。

質問 室﨑

もう一つ聞きます。これは関西の事故だったと思うのですが、何年か前ですが、小学生が自転車事故で女の人を引いてしまったのです。60代の女性だそうですが、それから何年たったのか、現在も意識は戻らない。そういうことで、その親が子どもの起こした事故ですから、親が損害賠償請求受けたわけです。それで、9,500万円の賠償額の判決が出たわけです。こういう場合に保険がないと、被害者も加害者も実に悲惨な状況になります。自動車には自賠責を始め任意保険いろいろあるわけです。自賠責にすら入っていないような形で、自動車を乗り回した場合には、これはもう抜き身の刀振り回しているようなものなのですが、自転車ではむしろ、それが普通であるという状況なのです。この損害賠償保険、これの有用性というものについて、町はどう考えていますか。

答弁 町長課長 布施

お答えさせていただきます。この個人の賠償責任保険ですけれども、有用性は、必要だとは思います。それで、この保険に入るには損害保険会社だったりありますけれども、あとは自転車販売店、そちらでも加入ができるということで、広報の中にもそれを入れさせていただきまして、勧奨はしているところであります。

質問 室﨑

勧奨して効果ありましたか。

答弁 町長課長 布施

調査等は直接はしておりませんが、この間、自転車屋さんにもちょっとお話しを聞いたのですけれども、そこまでの加入は余り見られないようなお話しは聞きました。

質問 室﨑

知識があるということとやるというのは、やはり違うのですよね。それで、時間がないから、私のほうから結論めいたことを言いますけれども、まず第一に、大人も子どもも、子どもの生徒に関しては教育委員会でどんどんやっていただきたい。それ以外の一般人、それに関しては町で、やはり警察とタイアップして、連携して、講習会をやっていただきたい。できれば、そこでの終了証のようなものを出して登録するというようなことができないだろうか。私は自転車免許、厚岸町の自転車免許を持っていますというような、ここまでこぎつけられれば、非常にいいのではないかと。そして、それは100人が100人、全部そういうふうにしようといったって無理です。だから、まずは意識のある人からということになるでしょうけれども、その登録を条件にして、例えば損害保険の助成をするとか。保険料の。あるいはヘルメットを買うときに何割かは出してあげるとか。そういう形で、厚岸町が一枚かんで、その普及を図る。そういうようなことについて検討していただきたいのですがいかがでしょうか。

答弁 町長課長 布施

お答えさせていただきます。厚岸警察署のほうとも、またはそのほかの関係機関とも協議をしながら、ほかの市町村の例も見ながら進めたいと思います。あとは先ほど、免許返納者のことありましたけれども、厚岸警察署のほうに聞いたところ、今免許返納者が来た場合には、このパンフレットといいますか、こういう自転車の乗り方だよという取り組みはやっていただいているということは聞いております。以上です。

質問 室﨑

教育委員会にもお願いします。生徒の保護者を含めて、今言ったようなヘルメットの有用性と、それから保険、これが身を守るのだということ。実際、9,500万円の賠償額なんかを、子どもが歩いている年寄り後ろから引いてしまって、ぼんとこられたらもう、一家もう本当にやっていけないです。そういうような悲惨な例が各地で起きているのだということ。それをやはり強く言って、転ばぬ先の杖ではないけれども、そうなってからではなく、今から手を打たなくてはならないのだということを強く、これは知らせてほしいのです。教育委員会の場合には、子どもを通じて親に言うという、非常に強力な武器をもっていますから、ぜひ一つそれはお願いしたい。いかがでしょうか。

答弁 教育長 酒井(教育長は2022年9月まで)

子どもの安全、命を守るということは、教育委員会として最大の努めであります。町内全ての学校とはまだ言えませんが、一部中学校では生徒、保護者に対してヘルメットの着用、それからヘルメットの安全性、有効性、それから保険加入を勧める、そういったことは行っておりますが、まだ残念ながら全ての学校で行われているということにはなっておりませんので、今議員ご指摘いただきましたとおり、まず学校がそうやって積極的にやれることを働きかけていく。議員おっしゃるとおり、子どもの声を通して、あるいは子どもの耳を通して、目を通して働きかけていくということは、非常に効果的なものだと思っておりますので、今後積極的にそういった指導を進めていきたいと思います。

質問 室﨑

町長部局にも同じことをお願いするわけですが、一つには全く町民全般に対する働きかけと同時に、いろいろな団体がありますよね。そういうところを通じて、この保険加入とヘルメット、これにいわば照準をあわせた啓発なり、指導なり、そういうものを行っていけないかどうか。これについては、有用なのです、私もそう思いますでは、いつまでたっても前へ進みませんから、具体的な行動を起こしていただきたい。先ほど他町村の状況も見てというようなお決まりのせりふが出てきたのだけれども、他町村でやっているところはほとんどないですよ、これは。厚岸町が先鞭を切っていただきたい。そういうふうに思います。安全・安心のまちというのを標榜しているのですから、ぜひお願いしたい。

答弁 副町長 會田(副町長は2021年9月まで)

今、議員のほうから言われました二つの点につきましては、前向きに検討をさせていただきたい。北海道の条例におきましては、先ほど担当課長のほうからも申し上げましたとおり、ヘルメットの着用については、これは責務として規定がされている。また、自転車の損害賠償保険につきましても、これも加入に努めるものとするとありますけれども、これは有用性からいっても加入すべきものと考えますし、また自転車の小売業者、こちらのほうの協力も得ていかなければならないだろと考えております。効果的な方法について、検討しながら前向きに実施に向けて進めていきたいと考えております。

出典:厚岸町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月11日 議事録 PDF(46ページ) 間違いを知らせる