厚岸町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月10日
(1)町民の生命と財産を守るまちづくりについて/(2)選挙年齢の引き下げに伴う厚岸町の施策について
2015年12月10日、厚岸町議会の一般質問で、音喜多政東議員が「町民の生命と財産を守るまちづくりについて」「選挙年齢の引き下げに伴う厚岸町の施策について」について質問し、町長 若狭、教育長 富澤、総務課長 會田、建設課長 松見、副町長 大沼、生涯学習課長 桂川が答弁しました。
- 質問者
- 音喜多政東 議員
- 答弁者
- 町長 若狭、教育長 富澤、総務課長 會田、建設課長 松見、副町長 大沼、生涯学習課長 桂川
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 音喜多
第4回定例会に当たり、先に通告してあります2点について伺ってまいります。まず1点目に、町民の生命と財産を守るまちづくりの観点から伺ってまいります。先の東日本大震災以降、この太平洋沿岸沿いでも500年間隔で地震、津波が起きるとされています。いつ来るか分からないが、そう遠くないとき、必ず来ると公式に発表されています。厚岸町も町民にそれに備えて、あなたの住んでいるところは何メートルくらいの津波が想定されますよと、ハザードマップが配布されています。自然が起こす、いざというときに備えて、目安としては参考になりますが、さらに町民の安全・安心のために生かした活用方法の一つとして伺ってまいります。アとして、現在、厚岸町は高齢化、人口減少が続いている現実の中で、この先、6,000人台まで減少すると予測されています。そんな状況の中ですが、現在、津波から安全に安心だと思われる宅地は、現在どのぐらいの割合だと認識されていますか。イとして、3.11の現実や、ハザードマップの色付けを気にしながら、現在地でも家を建てる方は、浸水地域で不安、危険を承知の上で建てる方もいらっしゃいます。現実に建てざるを得ない状況もあります。これらの懸念から、ハード・ソフト面から不安解消を取り除く方法はないものでしょうかと伺うのであります。ウとして、安全といわれる地域に町民向けの宅地造成はできないものでしょうかと伺うのであります。エとして、その裏づけとして、新築住宅戸数の動向であります。一つは、3.11以降、現在までの当町の新築住宅は何戸建てられたのか。二つ目は、現在高台で安全といわれる宮園丘陵、山の手や門静偕楽団地で希望される方々とともに、実際、着工件数が多い現状を見るとき、どのように受け止められているのかであります。次に、2点目として、選挙年齢の引き下げに伴う厚岸町の施策について伺います。今年の6月、国民投票法が改正され、1年の周知期間を得て、来年の参議院選挙から18歳年齢が投票権を持つことになりました。厚岸町は、この18歳から選挙権を得る人々にどのように投票率を上げるため、PRしていこうとしているのか、その具体的施策について伺います。アとして、今回改正で、18歳からの選挙人は何名ふえるのでしょうか。イとして、18歳までの引き下げが定着するころまで、社会教育の一環として、新たな施策は何か考えておられるのでしょうか。ウとして、年齢18歳は大方高校生だと思うのでありますが、翔洋高校と町との連携で投票率の向上策は何か考えているのでしょうか。以上を伺い、私からの一般質問とさせていただきます。終わります。
答弁 町長 若狭(町長は2025年3月まで)
7番、音喜多議員のご質問にお答えをいたします。1点目の、町民の生命と財産を守るまちづくりについてのうち、初めに、現況の中で津波から安心と思われる宅地はどのぐらいの割合だと認識されているかについてでありますが、平成24年6月に北海道が示した津波浸水予測図では、土地の種別を見分けることが困難なため、割合ではなく、地区名で申し上げます。当該津波浸水予測図において浸水区域とされていない地区は、市街地に限定した場合、国道44号沿いを除く山の手1丁目から3丁目、宮園2丁目、住の江3丁目の山の手側、門静1丁目であると認識しております。次に、ハード・ソフト面から、不安解消策をとる方法はないかについてでありますが、ご承知のとおり、町では、平成23年3月の東日本大震災以降、特に地震津波対策を重要課題の一つとして、さまざまな施策を講じてまいりました。これまで取り組んできた施策としては、ハード面では避難階段、避難所、避難場所、防災機材、IP告知端末などの整備、ソフト面では備蓄食料や備蓄品の整備、海抜表示板の設置、各種防災訓練、防災講演会の実施などが挙げられます。今後も、町としては、必要な施策を講じ、町民の皆さんの不安解消につなげてまいりたいと考えております。次に、安全といわれる地域に町民向けの宅地造成ができないかについてであります。市街地の中で安全といわれる地域に、新たに造成可能な場所は少ないと考えておりますし、都市計画を考える上でも宅地を郊外に求め人を移動させることは、町を衰退させる要因ともなりますので、これまでは行っておりません。また、既に市街地の形成がなされている状況にもあり、住生活の安全確保、向上を促進するための厚岸町住生活基本計画の中でも、まちなか居住を進めているところであります。厚岸町は、漁業の町である特殊性もあり、郊外への宅地造成を進めることは現実的ではないと考えております。次に、新築住宅戸数についてでありますが、平成23年3月11日から平成23年3月31日までは1件、平成23年度17件、平成24年度19件、平成25年度29件、平成26年度22件、平成27年度は11月末現在で15件、全体で103件となっております。地区別の件数では、宮園丘陵は宮園2丁目で21件、山の手は山の手1丁目から3丁目で10件、門静1丁目は6件であります。全体の割合では、103件中37件で35.9%となり、比率としては高いとは思いませんが、新たな土地に住宅を新築する条件としては、一概に高台で安全な場所ということだけではなく、土地の価格や居住環境、交通や商業、医療機関といった施設との距離などを総合的に勘案して選定されているものと考えております。続いて、2点目の選挙年齢の引き下げに伴う厚岸町の施策についてのうち、初めに引き下げに伴う新選挙人は何名ぐらいふえますかについてでありますが、選挙管理委員会によると、来年執行される参議院議員通常選挙の投票日を7月10日に想定した場合で、かつ、転入、転出及び死亡による増減を考慮しないとした場合の選挙人名簿登録予定者は、満18歳の93人と満19歳の85人を合わせ、178人ふえることになるものとのことであります。次に、高校と町との連携で、若者の投票率向上は何かありますかについてでありますが、既に選挙管理委員会に対しては、総務省自治行政局選挙部管理課長名をもって、若者の政治参加意識を促進する取組の一層の充実、広報誌の活用等による周知啓発に関する協力依頼の通知がされているとのことであります。また、北海道教育委員会からは、各道立高等学校長に対し、高等学校等における政治的教養の教育と高等学校等の生徒による政治的活動について通知されているとのことであり、その中には、生徒が有権者としての権利を円滑に行使することができるよう、選挙管理委員会との連携などにより、具体的な投票方法など実際の選挙の際に必要となる知識を得たり、模擬選挙や模擬議会など現実の政治を素材とした実践的な教育活動を通して理解を深めたりすることができるよう指導することなどが記載されているとのことであります。しかし、今申し上げたように、新しく選挙権を持つことになる生徒たちの教育は、あくまでも高等学校が主体になるものと考えておりますし、選挙事務に関しては、あくまでも選挙管理委員会が所管するものでありますので、町の取組としては、選挙管理委員会からの要請に応じた中での、前段申し上げた広報誌による周知啓発に対する協力程度になるものと考えております。イの社会教育の一環としての新たな施策に関する質問については、教育長からお答えがございます。
答弁 教育長 富澤(教育長は2016年9月まで)
私からは、2点目の選挙年齢引き下げに伴う厚岸町の施策について、イの新しい制度定着まで社会教育の一環として新たな施策を考えていますかについて、ご答弁させていただきます。法の改正により若い世代の声が政治に反映されるという見方がある一方で、投票率は下がるという懸念がされており、現在、総務省及び文部科学省では高校生などの若い世代を対象に、有権者としての自覚を養うために主権者教育を充実させるとしており、政治と選挙の大切さを説く副教材を作成し、全高校に配布しております。生涯学習課といたしましては、選挙権の年齢引き下げに伴う啓発について、道教委の動向を注視し、歩調を合わせながら啓発活動について検討してまいりたいと思います。以上でございます。
質問 音喜多
3.11の震災から間もなく年明けて5年たちます。最近は、災害としても地震、津波だけではないのですが、非常にあちこちで起きている関係なのか、あるいは人の行動なのか、そういう災害は意外と早く忘れられてしまう、そんなことを言われておりますが、いずれにしても、現在、意識というか、認識のある人方は4年何ヶ月前の3.11については、大変恐ろしい思いをしているかと思います。そんなことからすれば、今落ち着いたというか、まだ現地では復興は進んでおりませんが、我が町でもあのような状況を受けて、さらにこの日本海溝、千島海溝の大きなものが来ると言われている、そういった中では、今、忘れてはならないやはり施策を打っていくべきではないのかなというふうに私は考えるのであります。そこで、町が発行というか、各戸に配布されましたハザードマップ、これについては北海道のほうもいろいろなことを言われまして、厚岸町としては、これは公式のものであるというふうに私はとるのですが、その辺のところちょっと確認しておきたいと思います。これは厚岸町、平成22年3月に大きいほうは出しています。その後に、訂正版になるような小さいものが出ていますが、これは厚岸町として責任持って町民に配布しているわけですから、これが今、3.11含めて、この目の前に追ってくるであろうという太平洋沿岸の地震、津波に想定される範ちゅうでの指導というか、周知だというふうに厚岸町としては公式なものであるというふうに思っていらっしゃると思うのですが、その辺の確認をしたいと思いますので、その見解について意見をいただきたいと思います。
答弁 総務課長 會田(総務課長は2017年9月まで)
厚岸町としては、町長の答弁でもありましたとおり、平成24年6月に、その前からでしたけれども、改めて東日本大震災を受けて、その教訓をもとに、北海道は北海道としての独自の研究のもとに、最大クラスの津波を想定した津波浸水予測図というものを出されました。それを受けて厚岸町は、それをもとにして、平成25年3月に、その津波浸水予測図をもとにしたハザードマップというものを25年3月にお示しをし、町民の方にお配りをし周知をしたと。これは北海道防災会議地震専門委員会というところで作成したものであって、厚岸町はこれを受けて皆さんにお配りをしたということで、公式なものということで考えているところです。
質問 音喜多
そこを根拠にしながら、話をさせていただきたいと思います。今、答弁にもありましたとおり、この図面を見ても、じゃあ厚岸町に住んで安全なところはどこなのかということを考えるわけですね。すると、答弁書のあるとおり、本当に限られたところしかないというか、これも列島改造時点で民間の業者が開発したというか、宮園丘陵あるいは、住の江から分離した山の手、あるいは門静偕楽園1丁目、偕楽団地というか、あの辺なんかはみんな民間が開発したところですね。そういったところに、現在も人が張りつき、また新たにうちが建っている状況を見るとき、やはりこれだけこの津波浸水というか、状況を受けた場合に、やはりああいう安全地帯がいいのだというか、当然、安心して住むにはああいうところがいいのだという思いでうちを建てられる。現に仕事場というか、現在、うちの海岸ぶちで仕事場兼自宅があっても、やはりこういうふうな状況であれば、住むところ、寝食するところは別なところに建てたいという方もいるわけですよ。そういうことからして、しかしながら、どこを見てもそういう危険を払拭するようなところは遠い山の上に行かなければならないのか、遠いというか、奥地へ行かなければならないのか、あるいは現在の中でそういう町が、町がというか、公的にそういう土地がないのかとよく言われます。そんなことからすれば、厚岸町のまちづくりの中に、その安全な土地を求めて将来的に宅地を確保するというか、住民に提供するという意味でそういうものも必要ではないのか。将来のまちづくりというか、今すぐということにはならないと思いますけれども、将来に向けて、まちづくりの一端として安価な安心な土地を提供するということができないかと言われているのですが、結論からいって、そういうことについて、どのように感じられるか、まちづくりの一環だと思いますが、その辺の答弁をいただきたいと思います。
答弁 建設課長 松見(建設課長は2017年9月まで)
将来的なまちづくりになりますと、厚岸町全体の都市計画という、その都市施設の整備、道路含めてそういった公園等を整備することが必要になると思います。単に宅地造成だけではなくて、そういったインフラ整備をした都市計画区域を設定していくと、それをもって計画的に進めるということになるかと思いますが、現在、都市計画マスタープランの見直し作業進めておりますけれども、現在のところ、まだ町民を交えた議論は進んでおりませんけれども、そこまでの話は出てきていない状況であります。そういった宅地造成等をすると、人の動き、夜中には町に人がいなくなるとか、そういうことになりますので、商店街の整備であるだとか、そういったこと、単に寝食をする場所を求めるのではなくて、まちづくり全体に及ぶものと思いますので、今、単に将来に向けて、こういう展望というのは難しいのかなというふうに思います。
質問 音喜多
どうしてもそういう新たなというか、今言われているのは安全なところということになると、既存の現在地を守るような考え方になってしまう。では、現在のところでそういう危険を払拭するような安全策は立てられるのかといったらば、自然を相手にしてはなかなかそういうことは無理だと私は思うのです。そういう意味からは、やはり今の人間の力というか能力というか、そういう考え方の中で、やはり将来的にはという観点から計画を立ててしかるべきではないのかな。既存の住宅というか、住宅地を守るというか、確かにそれは予算がかかるし、長い年月がかかると思います。しかし、新陳代謝というか、代のかわる世代の中で、やはりそういう安全なところがあるとするならば、私はそういうところを求めて人は移るというか、そういう方向に行くというふうに私は思うのであります。実は、浜中町も、町内、あるいは霧多布市街地は勿論ですけれども、暮帰別、新川含めて、ちょっと危険ですよということ、何ぼ防潮堤があっても、この浜中町においても津波浸水予想マップをあれした場合は、大変難しいというか、防潮堤では防ぎ切れないということが言われているわけですね。そんなことでは隣町でも、民間ですけれども、浜中駅前、あるいは茶内のほうに結構そういった移住者がふえていると。その話、原因というか、やはり津波から自分の財産を守る、あるいは安全を守るという意味で動かれているわけですけれども、厚岸町もそういう町民の安全というか、安心を将来つくっていくために、やはりそういう計画を入れていくべきだと、いつ来るか分からないから、そんなことに無駄なお金をかけてはいられないと言われるかもしれませんが、やはりそういうところがあると選択される方も私はいるというふうに思うのであります。その点について、もう一度、ご答弁いただきたいと思います。
答弁 副町長 大沼(副町長は2017年9月まで)
安全な場所で生活をしたいという思いは皆さんお持ちだろうと思いますが、ご質問者はどこか特定の場所を想定されて、そういう場所の造成等を考えられないかということをおっしゃっているのかもしれませんが、今、我々が考えられるとしたら、相当その市街地から離れた場所にならざるを得ないというふうに考えます。そうしたときに、その住民の皆さんが自分の自宅等を建てるときに、その安全対策至上主義、それだけを考えて、その自分のお住まいになる場所を決められているのかというふうに考えるときに、いささか疑問があります。この3.11以降、東北でも高台移転等々の計画をされている市町村があると。ところが、なかなかそれが進んでいかないというのが、自分の住宅を決めるときに、その安全、場所だけでは考えられないということが背景にあって、そういうふうな状況になっているというふうに認識をしております。それと、建設課長もお答えを申し上げましたけれども、都市計画を進めていく上で町民の皆様の生活を支えているさまざまな環境、これらの住宅を、例えば郊外にやってしまうことが適切なことなのかどうなのかというような、総合的に考えていかなければならない問題ではないのかなというふうに思います。ただ、町、市街地の近くでそういうような土地等が宅地として開発できるような、町が主体となって開発できるような土地があるのかどうなのか、それらも少しく研究しないとならないだろうなというふうに考えます。
質問 音喜多
それで、将来の厚岸町の人口を見据えた中で、私はただこれからたくさん人口がふえて、世帯がふえてという状況の中で、そのことを言っているわけではないのです。この質問の中にあるとおり、最終的には6,000人台まで厚岸町は減ると。現実を見るとしたら、今の土地の中でというか、今、生存されている既存の宅地の中で十分なのです、数としては。だけれども、その安全というか、心の隅に持っているものを抱えながら生活するとならば、やはりそういう安心の場所がないのか、そういうところはないのかと。大規模なものを求めているわけではないのです。それこそ、モデルになるような、五、六戸、あるいは十戸くらいのところから、小刻みですけれども、より町に近いというか、特に今、漁師の皆さんも岸壁に船をつないで、あるいは目の前に船をつないでも、車で移動したりして、直接、昔と違って人力で船を上げ下げしている状況ではないので、そういう安心を買うならば、それも一つの家族を養って安全を見るとすれば、それも手だなというふうに言われているわけです。それで、厚岸町が全部がそういう状況ではあるとは言いがたいです。海岸ぶちだから絶対危ないのだというわけでもないと思います。しかしながら、そこのところを考えながら行動するとなれば、土地を求めて家を建てるとなると、一生の、生涯の大事業ですから、それらに町は協力するというか、支援していくというか、将来的な厚岸町に家を構える人方に対して、そういうものを提供できないのかというのが私の考え方というか、狙いなのですが、現に住宅の着工戸数なんかも確かに空いていたところもあるし、所有者も既にいて、現在空いているところも、やはり孫にだとか、なかなかそこを、空き地を求めたいのだけれども、もう手がついているというか、所有者がはっきりしていると、そういう状況で、余白というか、余裕はないことは確かです。そんな状況の中で、少しでも厚岸町の安全と言われるところに、そういう町として将来のまちづくりのビジョンとして、将来的に考えていく、求めていくと、そういう施策をとれないものかとお伺いして、これに関しては終わらせたいと思います。
答弁 副町長 大沼(副町長は2017年9月まで)
今、お話をいただいた話の中では、大々的ではなくて、五、六軒程度の話というふうにお伺いしましたが、その戸数程度の空き地は今、町長がご答弁を申し上げた地区に民有地としてないわけではないというふうに思います。もし、町が宅地造成等々をやる、あるいはやらなければならないというふうに考えたときに、その平場をつくるだけではなくて、道路もつくらなければならない。そこには水道、下水道も整備していかなければならないというふうにして、多額な費用がかかります。多額な費用をつくって、もしその場所が町内から相当離れるようであれば、離れざるを得ない土地であるならば、今、この市街地というのはますます廃れていくという格好にならざるを得ないのではないかというふうに考えます。1回目の私の答弁で申し上げましたけれども、そういうような土地が、そういうような土地というのは、津波等の震災から逃れられ得る高台の土地が市街地等で開発可能という場所があれば、それは遠い将来の課題としてもって対応してまいりたいと、このように考えます。
質問 音喜多
副町長の言われた最後の部分に期待をかけて終わりたいと思いますけれども、やはりこれから厚岸町の町はたくさんの人間がふえるわけでもありませんし、世代交代というか、そういう中で入れ替わっていくのではないのかなと、私は思うのです。そんなことからして、行政としてやはりインフラ整備は後押しをして、あるいは直接その宅地造成ができるのか、あるいは民間にその部分をお願いして、行政が支援できるものは支援して、町民の安心を買ってもらうというやり方もしかるべきではないのかなというふうに思うところであります。そんなことで、ぜひ将来のまちづくりのことからして、計画に前向きに取り組んでいただきたいというふうに思います。次に、選挙年齢の引き下げの施策であります。やはり、現在は新聞等報道等見ても、高校生を中心にということになっています。大多数の子供は教育委員会のほうでは控えていると思うのですよね。中学出て、義務教育終わっただけで高校行かなくてもいいよという子もいるだろうし、俺は高校に行かないという子もいる。そういった方はやはり高校、あるいは道が一所懸命PRしても、そこの部分から外れるというか、その網から逃れることになると思うのですが、そうするとやはり周りの大人だとか、あるいは町側がその町民にPRする一環としてアタックしていかなければならないのではないのかなと思うのですが、その辺のところは高校のアタックするというか、PRするところから漏れる一般18歳以上の有権者がいるというふうに思っていらっしゃるか、その辺のところはいかがですか。
答弁 生涯学習課長 桂川(生涯学習課長は2015年12月まで)
確かにお話のように、高校進学とかされていない子供たちもいらっしゃる、そういう面では、こういう選挙については少し別枠になるのかなと思いますけれども、その辺りも含めまして、小学校、中学校の学校教育、そういうところからやっぱり教育していくものだと考えております。
質問 音喜多
今、課長が言われるように、これからの部分については18歳になったら選挙権が責任があるのだよということは、小、中学生にアピールはしていけると思うのですよね。今までの厚岸町のあれで言えば、成人式にはよくPR、言葉としては使いますよね。ですが、今年投票法が変わって、来年7月に選挙ということになれば、18歳になる方、高校出ていない方、高校に行っていない方で、そういう方であなたは選挙権あるのだから、投票に行きなさいよというのは、親が言うか、周りが言うか、あるいは雇用されている事業主が言うか分かりませんが、いずれにしてもそういうアタックをしていただかなければならないと思うのですよね。国は一生懸命、新聞等でやっていますけれども、それはそれぞれ個人のとる意識だと思うのですが、やはり行政としてというか、町として、ここに住んでいる18歳以上の新有権者に対するアタックの仕方としては、特別考えてはいないのですか。
答弁 教育長 富澤(教育長は2016年9月まで)
1回目にもお答えしているのですけれども、高校進学率はご存じのとおりかなり高いという中では、道教委、あるいは北海道の選管も高校生を中心にこの教育をしているというふうに思います。従前からも、二十歳であっても、例えば中卒で働いている方、社会人としてもう既にいろいろな形で経験されているというふうに思います。そういう中では、今回の報道を含めて、選挙権が年齢が下がったということ自体を知らないほど関心がなければ選挙にも行かれないのではないのかなというふうにも私は思いますし、それだけ広く僕は、国も、あるいは北海道含めて宣伝、このことについては周知活動十分に行っているというふうに考えますし、このことについては小学校、中学校からの公民、あるいは政治経済の中での教育で、選挙が大切であると、生徒会、あるいは児童会の中での、これは一つの社会に出るための模擬的な、私は選挙の仕方だなというふうに考えておりますし、そういう意味では培われているでしょうし、周知する行動についてもされているのではないかなというふうに認識しております。
質問 音喜多
今までの過去の選挙というか、そういう例からすると、若者の投票率が低いと言われていますよね。どこでそういう色分けというか、選管が、誰が投票しにきて、この人は若い人で、この人は若い部類だから投票率が下がっているのだなというか、そういう見方で判断しているのだろうと思うのですが、そういう若い人が投票に来ないから、というか投票に行かないから、行くためにどうPRして投票率を高めるかということで躍起になっているわけですよね、現実に、その制度の変わったことも含めて。ですから、やはりそのことにこれは国が決めたことだから国がやればいいのだというわけではなくて、よく言うあなたの1票があなたの生活を変えるとか、あるいはこの国を変えるとかいうPRは、うたい文句はするけれども、やはりそこが一人ひとりが自覚して投票してもらわなければならないから、こうして力が入っているのではないのかなというふうに思うのですよね。そういう視点でやはり取り組んでいただかなければ、国がやっている、あるいはどこかでやっているから、PRしているからいいのだということでは、私はないような気がするのです。それで、今度というか、報道等もありますけれども、ここから、厚岸町から釧路の高校に通っている分については、ほとんど住民票は移していないと思うのですよ。ただ、厚岸町から、あるいは釧路、ではなくて札幌とかいった場合は、まだ大学出て、就職には住民票が要らないという、住民票のない方もいらっしゃる。厚岸町に残して、身だけは向こうに行ってしまうと。今、郵送による投票も自覚さえ高ければ投票はできるわけですね。そういう方々も住民票はこっちに残しておいても、こっちへ郵送による投票ができ、そういうやり方はできるのですが、やはり町は高校というか、高校とタイアップとってその辺のところの周知というのは、やり方としては、子供たちに町はやらないと思っていますか。それとも高校がやるべきだと思っていますか、そういった対応の仕方については。
答弁 教育長 富澤(教育長は2016年9月まで)
選挙制度の部分については、選管のほうで答えていただいたほうがいいかなと思います。高校での教育、周知の部分についてだけお答えいたしますけれども、今、盛んに言っているのは主権者教育です。ですから、制度が周知しているかしていないかということを考えれば、若者が選挙権があるないということは、これ、当然知っているというふうに私は考えています。ただ、知っているから投票に行くか行かないかという中で投票率が低いのは、知らないからではなくて、そのことに対する価値観が若者が持っていないからだろうということだと思うのです。ですから、その中で我々はやっぱり小学校、中学校、高校の中で、いかにその選挙で選ぶことが自分の権利として大切かという教育というのは、今までも必要でしょうし、これからも必要なことだというふうに考えております。
答弁 総務課長 會田(総務課長は2017年9月まで)
私からは選挙管理委員会事務局長としての立場からお答えをさせていただきます。確かに次の参議院議員選挙から年齢が18歳に引き下げられた中での選挙が行われるということになっております。高校に通われて、先ほど18歳については93人ということで、翔洋高校だけではなくて、恐らく釧路の高校に通われている方々も対象になっているということになりますし、また19歳の方については、既に大学に通われている方も選挙権が新たに与えられるというになるかと思いますが、細かいことを言うようですけれども、札幌に行かれて既にそちらのほうで住まわれている方、厚岸町に住所地を持っていても、生活の根拠がどちらのほうにあるかということの調査も町では、町選挙管理委員会としてはさせていただいて、既にそちらのほうに住居があると、住所はここにあっても、その方々については、そういった調査をしなければならないことになっておりますので、基本的には選挙はできないということになりますけれども、いずれにしても、学校においては、高等学校においては、今回、副教材も出されます。もう既に出ておりますけれども、この中での教育がされるであろうというふうに考えますし、選挙管理委員会としては、当然、18歳から選挙権が与えられることについては、広報等での周知を行わなければならないというふうには思っておりますけれども、それぞれ新たに選挙権が与えられる方々には、これまでどおり、選挙のはがきというものが配られます。ですから、選挙権が与えられた、与えられないというのは、それぞれが本人の中で分かることになっております。選挙管理委員会としてはこれまでどおりの選挙啓発、投票率向上に向けての選挙啓発というものは行っていくということで、新たに選挙管理委員会として、その18歳、19歳の方々、新たな人たちを対象にした選挙啓発ではなくて、全体の中での選挙啓発を行っていくということになろうかと思います。