厚岸町議会 平成26年第4回定例会 2014年12月10日
(1)土砂災害から生命、財産を守るために/(2)地域防犯力の向上のために
2014年12月10日、厚岸町議会の一般質問で、堀守議員が「土砂災害から生命、財産を守るために」「地域防犯力の向上のために」について質問し、町長 若狹、総務課長 會田、町民課長 板屋が答弁しました。
- 質問者
- 堀守 議員
- 答弁者
- 町長 若狹、総務課長 會田、町民課長 板屋
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 堀
私は、本定例会に対し2点について質問いたします。1点目は、土砂災害から生命、財産を守るにためにであります。気象庁が発表する大雨や洪水などに関する警報や注意報は災害の恐れがある場合において発表されるものと考えますが、それだけでは近年の局地的集中豪雨に対する土砂災害から生命、財産を守ることには不十分と思われます。とりわけ、厚岸町においては背後に山頂を抱える集落が点在し、気象庁の太田観測所からも距離的に離れていることから、それらの集落で局地的集中豪雨が発生したとしても、その情報収集や警報等の発表に至るまでには時間を要し、その分だけ住民の生命、財産が危険にさらされる度合いが高くなると思います。このことから、住民の生命、財産を守るために次のことを質問します。ア、背後に山頂を抱える床潭、末広、筑紫恋、上尾幌地区に気象観測施設を設置し、遠隔監視のもと、いち早く避難準備情報などが出せるようにすべきと思うかどうかであります。イ、町内地域別に気象庁が定めている大雨注意報土壌雨量取水基準70よりも低い基準を設け、土砂災害の危険性を少しでも早く住民に周知できるようにすべきと考えるがどうかであります。大きな二つ目は、地域防犯力の向上のためにであります。刑法犯罪は、新聞やニュースで報道されないときはなく、近隣市町においても灯油窃盗事件が頻発し、その犯人もいまだ逮捕に至ったとの情報はなく、その手口の巧妙化が懸念されております。厚岸警察書管内の刑法犯罪発生件数は、厚岸警察署の努力もあって刑法犯罪減少してきているものと思われますが、巧妙化する刑法犯罪に対応するためには地域の防犯力の強化が不可欠と考え、次のことを質問します。ア、子供たちの安全確保を目的として、学校周辺に防犯カメラを設置してはどうか。イ、商店街や地域コミュニティーに防犯力を向上させるため、防犯カメラ設置助成事業を創設し、防犯カメラの設置奨励をしてはどうかをお聞きします。ウ、イの防犯カメラ設置助成事業は、他県では市町村助成に加え県費助成を行っているところもあります。北海道に対し、道費助成事業の創設を強く働きかけ、北海道全体での防犯力向上を目指すべきと考えるがどうかをお聞きします。以上であります。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
6番、堀議員のご質問にお答えいたします。1点目の土砂災害から生命、財産を守るためについてのうち、初めに背後に山地を抱える床潭、末広、筑紫恋、上尾幌地区に気象観測施設雨量計を設置し、遠隔監視のもと、いち早く避難準備情報などが出せるようすべきと思うがどうかについてでありますが、現在、町内には気象庁の雨量計が太田、北海道の雨量計が尾幌の尾幌川開朧橋付近、奔渡の子野日公園駐車場付近、苫多の公民館分館付近にそれぞれ設置されております。また、これらの雨量計の数値は、国土交通省の川の防災情報のホームページで確認することができるようになっており、本町も気象警報が発表された際は常時、この情報を確認しながら対応に当たっております。ご質問の床潭ほか、各地区への雨量計の設置についてでありますが、現在、町内4カ所に設置されている雨量計で、これらの地区の状況を補完できることから、現状での不足はないものと考えますし、遠隔監視機能を持たせた雨量計の設置にかかわる費用も多額であることを加えますと、町単独によるこれら地区への設置の必要は低いものと考えておりますので、ご理解願います。次に、町内地域別に気象庁が定めている大雨注意報土壌雨量指数基準70よりも低い基準を設け、土砂災害の危険性を少しでも早く周知できるようにすべき考えるがどうかについてでありますが、釧路地方気象台に聞いたところ、この土壌雨量指数基準については、厚岸町内の地域を1キロメートル四方のメッシュで区分し、それを地域メッシュコードとして、そのメッシュごとに過去のデータなどをもとに指数を算出した上、その中で最初の70という数値を厚岸町における大雨注意報の土壌雨量指数基準として定めたものであり、この数値をむやみに下げることにより、逆に住民に混乱や不安を与える恐れがあることから、この基準を変更することはできないとのことでありますので、ご理解願います。なお、本町では雨量計と同様、気象災害の恐れがある際には、北海道の土砂災害警戒情報システムや気象庁の防災情報提供システムで、これら必要な数値などを常時確認して対応に当たっているところであり、今後ともこれらのシステムなどを有効に活用しながら、より迅速な災害情報の伝達に努めてまいります。続いて、2点目の地域防犯力の向上のためについてのうち、初めに子供たちの安全確保を目的として、学校周辺に防犯カメラを設置してはどうかについてでありますが、近年、地域を問わず子供の誘拐事件などが増加傾向にあり、尊い命が奪われるケースもあり、子供の安全確保に向け学校、地域、警察との連携により、不審者情報の提供やパトロールの強化など、防犯対策に取り組んでいるところであります。ご質問にあります学校周辺の防犯カメラの設置の意義については、防犯カメラの持つ防犯の抑止力が期待できるという部分にあると考えますが、その効果を得るためには防犯カメラの映像を常時監視し、異変があった際、すぐに対応できる体制が必要となること、また近年の厚岸町における不審者等の通報については、学校から離れた住宅地で発生しており、仮に学校周辺に防犯カメラを設置したとしても十分な効果が得られない可能性が高いことから、学校、地域、警察との連携により速やかな不審者情報等の提供、パトロールによる取り組みを強化していくことが効果的であると考え、現段階においては学校周辺の防犯カメラの設置については考えておりません。次に、商店街や地域コミュニティーの防犯力を向上させるため、防犯カメラ設置助成事業を創設し、防犯カメラの設置奨励をしてはどうかについてでありますが、町としては防犯カメラ設置助成事業の創設に当たって、プライバシーの保護の観点から適正な運用管理を行うためのルールづくりや地域住民との十分な協議が必要であり、まずはこれらの課題の整備が必要になるものと考えております。また、商店街等については国の助成制度があり、その説明を実施したものの現時点での要望はなく、自治会等についても防犯カメラ設置に関する要望がないことから、現段階における補助制度の創設は考えておりませんが、今後、設置の要望があった場合には適正な運用基準や制度について検討してまいりたいと考えております。次に、イの事業は他県では市町村助成に加えて県費助成を行っているところもあり、北海道全体での防犯力向上を目指すべき考えるがどうかについてで、北海道の補助事業については釧路総合振興局を通じ、地域づくり総合交付金で防犯カメラ設置が対象になるか確認したところ、これまでにそのような活用例がないため、事業があれば検討するとの回答をいただいている状況であります。今後も必要があれば前向きに検討していただくよう要請してまいりたいと考えております。以上でございます。
質問 堀
手短にどんどん進めたいと思います。まず、土砂災害から生命、財産守るために、雨量計については先の臨時会のときに私が確認させていただいた中で、確認できたところこの地区から抜いたのですけれども、奔渡の子野日公園駐車場付近にもあるということは初めて知ったのですけれども、ただ、答弁の中ではホームページで確認できる言いますけれども、ではホームページにそれではいつ、リアルタイムですぐに更新してくれるのかとう問題ありますよね。そうでなくてね今降っているのだ、今どれだけ降っているのだいうものを地域に知らせるということが私は求めたいというふうに思って今回、質問をしたのです。別に地域の不安をあおってやれ逃げよとか言うわけではなく、ただ、やはり地域において今、これだの雨が降っていますよ、そしてまた土壌数量指数についてもやはり3日間とか2日間のトータル雨量の中ではこういう危険性があるのですよというものを少しでも地域に早く教えてあげる、そういうことがやはり必要ではなのかなというふうに思うのです。だから、それについては何も国や北海道の発表を待たなくても、むしろ自分たちが情報をより早く、いち早く仕入れて、そしてそれを限定した地域に出せるようにする。厚岸町には情報告知端末という、大変すばらしい情報告知システムがあるわけなのですから、やはりそういうものを活用しながら、小さな小さな情報でもいい、リアルタイムな情報をどんどん地域のほうに流してあげることによって、それが防災に役立つのではないのかなというふうに思うので、と思って質問をさせていただきました。余り前向きに答弁が得られなかったのは大変残念ではあるのですけれども、ただ、いずれにしましても思いとするところはやはりこうやって厚岸町には背後に山地を抱える集落というのはたくさんあります。今、ここには載せてはおりませんけれども、当然、地滑り地域である苫多であるとか、また床潭ピリカウタであるとかもありますし、また、私の住む奔渡、梅香、湾月町とかも、みんな山の下には家の張りついているところというのはたくさんあるわけです。やはり、そういった人方の不安解消といったものの中では、やはり情報の早期発表ができるような体制、これは何も国や北海道に頼らずに厚岸町でもどんどんやって、その情報を発信していってほしいなというふうに思うのです。それが地域の防災力といったものの中で大変、大事になるのではないのかなというふうに思いますので、ぜひ、機器の設置だけには限りませんけれども、やはりそういういち早い地域の降雨情報、状況とか、やはり役場のほうでも把握するように努めていただいた中で、その情報というものをいち早く住民のほうにも流布できるような、そういう体制というものを今後はぜひ検討していただきたいというふうに思うわけであります。2点目、早速それでは2点目に移らさせていただきます。2点目は地域防犯力の向上のためにということで、私は自治会の役員などで何度か防犯協会の総会というものに出させていただきました。出るたびに防犯協会、会長が町長なのですけれども、防犯協会から厚岸町にこのような設置というもの、助成事業やら設置というものをしていただくように要望してはどうかというような、協会の総会の中で常に意見として言ってきたのですけれども、いまだそれが要望されたというものではなく、また検討されていないものですから、今回、一般質問させていただいたのですけれども、ただ、いずれにしてもまず1点目、学校付近なのですけれども、ただやはり不審者や子供たちが犯罪に遭う確率が一番高いのはやはり登下校時であろうと、これはもう当然、間違いないというふうに思うのです。そういった中では、やはりそこをまず学校周辺からだけでもやはり安全をしっかりと見守ってあげる、そういうものが必要ではないのかなと。モニター監視が常時しなければならない、私はそういうふうには思いません。今では3日間とか4日間、常時24時間を3日間、4日間、常時録画していくだけなのです。そういう危機的な十分な録画容量というものをとれるような中では何も常時そこにいて、すぐにとかでなく、何かがあったときに、ではその解決といった中で、その録画情報というものが大変有効に役立つと、私はそういうふうに思うので、まずは学校周辺からやることが地域としての防犯意識、やはりそういったものにもつながっていくものではないのかなと、どこかから手をつけなければ、やはり防犯意識というのは高まっていかないと私は思います。そういった中では、やはりその手始めがまずは公共的なものかなといった中では学校周辺から、次代を担う子供たちの安全を少しでも守るというところからやはり進めていただければなというふうな思いで質問をさせていただきました。今後についてもあれなのですけれども、やはりそういった中でぜひこれまで検討の中に加えていってほしいなというふうにお願いしたいなと思います。また2点目です。商店街、地域コミュニティーの防犯力を向上させるためということで、北海道にはなぜかしらこの事業をやっているという声もないのです。本当に道内ではいまだない、ただ他県、また他市町、他県の他市町では結構やられているのです。例えば北海道と人口が同じくらいの県では兵庫県が似てるかな、約500万人ぐらいで、約見ていめのですけれども、兵庫県は県費助成と、またそして市町村助成を行っている市は当然、それに上乗せする形でやっているのです。1台当たり市町村助成が、市、町までは確認、村までは私も確認できないのですけれども、市町の助成では8万円ですか。そしてそれに上乗せする形で研究助成があそこは7万円だと思うのですけれども、ただ、他県では同じ8万円といった中で助成している県もある。防犯カメラの費用というものは大体、1台がもう最近では安くなっているのです。20万から30万くらいでは設置できるようなモニターや、または録画機器なども含めて。というのは、安くなっている、なおかつ夜間の撮影なども十分に対応できるようなものといった中でも機器の性能というのは十分に上がっていると私は思っています。そういうものをやはりつけるというのがやはり必要ではないかなと。犯罪件数自体は確かに北海道の犯罪件数も減ってきているのです、厚岸町の犯罪件数、表にもあるのですけれども、減ってきているのかなというふうに思うのですけれども、この表は私の知り得る表は10月末現在なので、これからあと総数で6件もしてしまえば昨年並みにはなってしまうのかもしれないのですけれども、ただやはり、それは人口密度が高いから犯罪が起きやすいのだ、人口密度が低いから犯罪が起きずらいのだという、私はそういうふうな認識でありません。犯罪を受けてしまう確率というのはどこにいても、仮に1人しかいないようなところでも犯罪というは常に同じ率で受ける可能性というのは当然あるというふうに私は思います。北海道内であれば。何も例えば白石や何かの略取誘拐といったような、ああいう事件、あれは都会だけで起きるようなものではない、厚岸町においても十分起こり得る可能性というのがやはりあるのだというものの認識、その認識をまずは町民の人方にもぜひ持ってもらいたい。そういった中では、そのこれもやはり取りかかりにはなるのでしょうけれども、商店街のほうでしっかりとしたまずは商店街ぐらいいからやはりしっかりとした防犯意識というものを持ちながら。また私は、本当に考えたのは道々の中で、小さな道とかでも何件かの集落、三、四件が集まっているような小さな小道とかでも、その三、四件が集まって一つのコミュニティーといった中で申請をして設置ができるようになれば、より安全になるのではないのかなというような中でも質問をさせていただきました。これについては今後、そういうような設置要望があれば検討したいということなのですけれども、要望があればやるではやはり遅いと思うのです。だって、今現在、補助をするという部分も決まっていない、北海道にしても初めて来たときに補助するかどうかといってものです。決めるかどうかを考えるというものですよね、それでは私は遅いと思います。やはり、こちらからこういう制度をつくりましたどうですかと、というものはどんどん地域に投げかけてく、それが防犯力の向上につながるものだというふうに思うのですけれども、やはりそういった中で北海道地域づくり総合交付金で、対象になるかどうか検討されている、そうではなくてやはり北海道も地域防犯力、高めるためには地域づくり総合交付金ではなくて、はい、地域づくり総合交付金じゃなくて、防犯カメラ設置事業というのは北海道でつくってください、そういうふうに強く要望してほしいのです。既存の事業でなくやはりしっかりとした名前の中で新しい事業というのは、北海道に求めていくというものが大事ではないのかなというふうに思うのですけれけれども、どうでしょうか。2点目としてお聞きいたします。
答弁 総務課長 會田(総務課長は2017年9月まで)
私のほうからは雨量計に関する部分のご質問にお答えをさせていただきます。リアルタイムに近い情報を住民の皆さんにお知らせするということ、それと迅速な情報を伝達というものは必要かと思っております。北海道では、今、北海道土砂災害警戒システムというものをホームページ上で周知をしております。これは土砂災害警戒情報発表状況を危険度の表示として更新間隔30分行っております。その危険度を色で示すということで、この画面上では土砂災害危険カ所、それと危険度の判定図、それと降雨状況経過図を一つの画面でまとめて見ることができます。今、北海道のシステムは30分ということで申し上げましたが、さらに気象庁のシステムでは、これは土砂災害警戒判定メッシュ情報というそうですけれども、これでは危険度を5キロメートルメッシュで表示をしておりまして、こちらのほうは更新間隔10分で示しておりますので、これらを今現在も活用しておりますけれども、これらをできる限り活用しながら、町長の答弁でもございましたけれども迅速な情報につなげてまいりたいというふうに思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
答弁 町民課長 板屋(町民課長は2015年3月まで)
二つ目の防犯カメラの関係についてお答えさせていただきたいと思います。確かに学校周辺の防犯カメラの効用ですけれども、確かに堀議員おっしゃるとおりに直接見守り隊ですとかが見守りしている中に、さらにカメラがあればさらなる防犯の抑止力になるとは考えます。確かに後から画像を見るというのも効果あると思いますけれども、やはりどうせ、もし仮につけるとしたなら常時監視していて、それとあわせて子供たちの安全を守るというのがよりベストな方法だと私どもは考えているところです。それで、まだ私どもというのは防犯カメラに対しての知識ですけれども、どれぐらいの間隔でつけるのが有効なのか、どの程度の性能のものをつけるのが有効なのか、また常時監視したとした場合、地域の人との連絡体制をどのようにとったらいいのか、そのような知識がまだ持ってございません。コスト的にもどのぐらいかかるのかというのも持ってございませんので、まずはその辺の研究から始めさせていただければというふうに思っているところでございます。
質問 堀
もうやめますけれども、まず1点目については少しでも情報の流布を迅速に行った中で住民の安全・安心、やはりそのことをまずは考えて、何も機器の設置だけが全てではないというふうに思いますので、住民の安全のためにやはり気を配っていただきたいなというものが第一でありますのがお願いします。あとは、防犯カメラについては、例えば防犯カメラ作動中というシールとかを防犯カメラのダミー、最近だとダミーもあるのでしょうけれども、やはり張っておくだけでも大変な抑止効果にはなるというふうに、そういう中で私もダミーはいいとは思いませんけれども、そういうものもやはり検討した中では、やはりあるだけで抑止効果になるとは思います、防犯カメラは。そのことも含めて検討していっていただきたいなというふうに思いますので、いかがでしょうか。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
私からお答えさせていただきます。2点の質問をいただいたわけであります。どれも厚岸町の安全・安心な町づくりに通じる大きな課題でございます。ご指摘受けたことを大変、ありがたく思うわけでございまして、これからも町政の中で、推進する中でどのような施策、検討しながら安全・安心の町づくりにしてまいりたいと、このように考えますのでご理解賜りたいと存じます。