厚岸町議会 平成26年第3回定例会 2014年9月11日
(1)厚岸湖内の環境について/(2)カキ種苗センターについて
2014年9月11日、厚岸町議会の一般質問で、竹田敏夫議員が「厚岸湖内の環境について」「カキ種苗センターについて」について質問し、町長 若狹、産業振興課長 阿部、建設課長 松見が答弁しました。
- 質問者
- 竹田敏夫 議員
- 答弁者
- 町長 若狹、産業振興課長 阿部、建設課長 松見
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 竹田
先に通告いたしました、質問通告書に従って質問させていただきます。1、厚岸湖内の環境について。(1)厚岸町は、厚岸湾、厚岸湖があり、その豊かな環境からさまざまな海の幸が成育され、厚岸の経済が成り立っていることと思います。湖内の環境を保全していかなくては、厚岸町が成り立たなくなると思います。その上で、特に湖内の環境について伺います。ア、近年、湖内が浅くなったのではないかという懸念される話がありますが、実態について町はどう捉えているのか。イ、湖内は特にアサリ、カキ養殖が盛んですが、将来にわたって安全、安心に今までと変わりなく、特に若手の漁業者はカキ養殖を続けていけるのでしょうか、何か心配事などは全くないのでしょうか。ならないのならならない理由、あるのならある理由を伺います。2、カキ種苗センターについて。指定管理制度に基づいて漁組との話し合いはどこまで進んでいるのか、時系列について伺います。3、水害対策について。環境の変化なのか分かりませんが、一度に降る雨量が多量になっているのは全国でも普通になってきている中で、厚岸町の石山付近、門静付近や小師牧場付近の川が泥か何かで浅くなってきているのが見えます。この川の泥の浚渫はいつからやっていないのか、また、今後やるつもりはあるのか伺いたい。以上であります。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
8番、竹田議員のご質問にお答えをいたします。1点目の厚岸湖内の環境について、厚岸町は厚岸湾、厚岸湖があり、その豊かな環境からさまざまな海の幸が成育され、厚岸の経済が成り立っていると思います。湖内の環境を保全していかなくては厚岸町が成り立たなくなると思います。その上で、特に湖内の環境について伺いますのうち、初めに近年、湖内が浅くなったのではないかという懸念される話がありますが、実態について町はどう捉えているのかについてでありますが、厚岸湖内の水深や漁場環境につきましては、以前からも注意を払っており、東日本大震災の津波襲来以降は、なお一層注視してきたところであります。その中で、特に水深に関しては津波によりアサリ島の砂が大きく取られ、多大な被害を受けており、それとは反対に市場前や若竹第一埠頭先端部には土砂が堆積し、漁獲物の水揚げや漁船の係留に支障を来すという状況がありました。さらには、漁業者から潮の流れが変わった、あるいは潮の流れが速くなったというような話も聞いており、こうした状況について、厚岸漁協や水産技術普及指導所とも協議しましたが、水深を含めた実態については把握することができませんでした。今般、航空写真の撮影について、釧路総合振興局の地域づくり総合交付金事業に厚岸漁協が要望を行ったところ、事業の対象として採択されたところであります。厚岸漁協では、震災前の平成22年にも厚岸湖の航空写真を撮影しており、その写真と比較することにより水深まではわかりませんが、アマモの自然発生の状況や潮目の変化など、ある程度、把握できるのではないかと考えており、今後の厚岸湖の環境保全を検討する上で貴重な資料になるものと期待しているところであります。次に、湖内は特にアサリ、カキ養殖が盛んですが、将来にわたって安全、安心に今までと変わりなく、特に若手の漁業者はカキ養殖を続けていくのでしょうか、何か心配事などは全くないでしょうか、ないのなら理由があるのなら理由をお伺いしますについてでありますが、資料要求が厚岸湖内の変化がわかるデータとして5年間の底質データということでありますので、厚岸漁協が実施しております漁場造成環境調査事業で得られた結果に基づき回答させていただきます。この事業は、平成5年に海域の水質調査が始まり、平成8年に底質調査が追加されております。底質の調査項目につきましては、底泥の汚れの指標となるCOD及び硫化物、底泥の硫化物堆積の指標となる強熱減量の3項目を4回実施しております。配付した資料は、平成22年9月の一般質問の際に提出させていただいたものと同様に、厚岸湖を代表する場所であります弁天島裏の11号島付近の結果を年平均で示させていただいております。それぞれの測定結果を見ますと、CODの値は震災前まではほぼ横ばいだったものが、平成23年度を境に数値が改善し、推移しております。また、硫化物はその年によりばらつきがあるものの過去と同様の水準で推移しており、強熱減量も横ばいで推移していることから、厚岸湖の底質環境は津波により若干の改善があったものの、全体的には横ばいの水準で推移しているものと考えております。しかしながら、厚岸湖は湖口部が狭く、半閉鎖的な水域であるとともに、全体的に水深が浅いため、年間を通して河川水や気象条件、漁業活動、沿岸住民の生活活動の影響を受けやすく、漁場環境の悪化が懸念されることから、厚岸湖の環境の変化はカキ養殖などを将来にわたって続けていくために必要な要因であると考えております。そのため、漁場造成環境調査事業による厚岸湾を含めた漁場の監視は必要不可欠な取り組みでありますので、今後につきましても環境変化の兆候をいち早く発見できるよう、厚岸漁協が行う監視活動を引き続き支援し、漁場環境に変化が見られた場合には、厚岸漁協を始め、国や道の関係機関とも連携し、必要な対策につなげていきたいと考えているところであります。続いて、2点目のカキ種苗センターについて、指定管理制度に基づいて漁協との話し合いはどこまで進んでいるのか、時系列について伺いますについてでありますが、昨年3月15日の厚岸町議会、平成25年度各会計予算審査特別委員会におきまして、竹田議員からカキ種苗センターの歳入歳出の収支の状況から、厚岸町が大きな持ち出しをしており、そろそろ指定管理を考えながら、厚岸町と漁協との話し合いを考えなければならない時期に来ているのではないか、また民の力を活用し、少しでも町の財政が楽になるような方策を早目に進めてほしいとの趣旨の質問を受け、私からは行政運営は基本的に費用と効果を十分に考えた予算執行しなければならないが、私でできないことを公でやるということを求められている、その上でカキえもんがブランドとなっていることは、厚岸の漁協振興に大変役立っており、カキ種苗センターの役割はさらに大きくなってきている、また開設当初は、厚岸漁協に一部業務を委託していたが、その後、直営で運営を行ってきた経緯もある、それらを踏まえ漁業協同組合に指定管理者としてこの事業を行ってもらうのがいいのかどうかについては、将来の課題として考えていかなければならないと答弁しております。また同じく、昨年の12月13日の厚岸町議会老人福祉施設等運営に関する調査特別委員会におきましても、ほかに施設等を指定管理に持っていきたいものがあるのかとの質問に、現在は考えておりませんと答弁しているところであります。このように、カキ種苗センターの運営につきましては、将来の行政課題として考えており、現在、具体的検討を行っておりませんので、ご理解願います。続いて、3点目の水害対策について、環境の変化なのか分かりませんが、一度に降る雨量が多量になっているのは全国でも普通になってきている中で、石山付近、門静付近や小師牧場付近の川が泥か何かで浅くなってきているのが見えます、この川の泥の浚渫はいつからやっていないのか、また今後、やるつもりはあるのか伺いたいについてでありますが、全国各地では記録的な大雨が相次いで起きており、厚岸町においても昨年9月16日に1時間雨量63ミリ、24時間雨量で200.5ミリを記録し、最近でも大雨となる状況が多くなっております。ご質問の石山付近、門静付近や小師牧場付近の河川についてでありますが、石山付近を流れる河川はホマカイ川、門静付近を流れる河川は旧尾幌1号川、小師牧場付近の河川はオッポロ川で、この河川のうち、旧尾幌1号川は国営直轄明渠排水事業として事業期間は昭和37年度から昭和44年度まで、区間は尾幌地区の国道44号大曲付近から、門静地区のホマカイ橋付近までの延長約8,200メートルとし、既に排水路として整備が完了しております。また、同事業間に小師牧場付近のオッポロ川につきましても、牧場横の一部区間の工事は完了しておりますが、それ以外の区間未整備となっております。これまでは通常の河川管理として流木やごみなどの撤去を行い、水の流れを阻害しないように努めてまいりました。通常の河川管理として泥の浚渫は行ってきておりませんでしたが、今後の大雨に早急に対応する対策として門静地区にあります旧尾幌1号川のホマカイ橋付近において、古い橋脚の撤去と極端に浅くなっている河床の土砂掘削作業を進めてまいます。今後も河川調査を行い、水位の低下など、より一層効果を出すためには相当長い距離の掘削が必要と考えますので、状況により土砂掘削も検討してまいります。このように、大雨による大量の土砂が流れ込む、各河川においても必要とする河川断面が確保されない状況となっていることも確認しておりますし、立木なども水の流れを阻害する要因の一つと考えられますので、今後も日常的な巡視などを行い、従来にもまして適切な河川の維持管理を行ってまいります。以上でございます。
質問 竹田
まず、1についてなのですが、平成5年に海域の水質調査が始まり、平成8年に底質調査が追加されておりますという答弁でありますが、平成8年に底質調査が追加されたこの理由、当時の理由は何だったのか、またその底質という部分は本当にただの底質部分なのか、底質から何センチ下がった部分なのかもお聞きしたいと思います。
答弁 産業振興課長 阿部(産業振興課長は2015年3月まで)
申し訳ありません。その底質が追加された理由というのが具体的には確認しておりません。けれども、当然、環境調査をやっていく、それから漁場の環境調査をやっていくという部分では水質だけでいいということにはなりませんので、そういった中で水質から始めて底質も加えていったということで進めていったものというふうに推測できると思います。それから、底質を何ぼからということにつきましては、環境省で定める採泥の方法がありまして、その方法で採泥器がエクマンパージ型採泥器というもので、それが採泥できる深さが約10センチぐらいということに、10センチ、15センチの爪がついているということで、それですくえる部分が10センチということ、10センチ程度ということになると思いますので、それでその底質調査をするという形でございます。
質問 竹田
ここ、すごく大事なところなのです。というのは、このCOD流下物、強熱減量、この部分については底質、底泥と呼ばれる部分について、10センチ以上の下を調べないと、本当にその強熱水比のバランスを見る、それから流下物、この部分については海面に近いば近いほどの底質については、ある程度、波の変化、それから潮の満ち引きによって変化されると、要するに洗われて掘られるときもある、というのはその部分についての10センチ程度であれば常に変化があるということであるならば、水質をされるのは常に泥が変わる、その部分については一定になるというふうに評価されている。なぜかというと、そこの水と海水と同じで雨が降ったら海水濃度が塩分濃度が変わってきます。それと同じで、環境に要するに変化される部分、10センチ以降になってくるとなかなか固まった汚泥については海水面、海水が動き出したり、台風が来たり、そういった自然環境によって底質は変わらないというふうにされているのです。私がたしか平成15年か16年のときに春採湖の問題について質問したことがあります。10センチ以上掘り下げてぜひ検査をしていただきたいという要望をしています。そのときに、町としてはできる限りそういう調査をできるならばしていきたいというふうに当時はされた記憶があるのです。今回もまた同じことを言うのですけれども、冷気で爪が立って引っかかった部分でやるのは、当時もそういうふうに聞きました。環境省の指針、指導に基づいてやっていると。僕は、それでは足りないので、それ以上のことをやっていただきたいというのを申し上げていたのですが、湖内の汚泥については、そういったその深いところまで調べないと環境の変化というのは分からないだろうと。もっと言うならば、これは本当に調べてみなければ分からないと思うのですが、10センチ程度であれば、潮の流れで変化していく部分なのですけれども、潮の流れでもどうも変化できない部分というのは堆積されていく、その堆積されてきたものが本当に悪さをしないものなのか、将来にわたって悪さをするものなのかというところをぜひ調べてもらいたいということをお願いしていた経緯もあります。今回もまた改めてお願いしたいのですが、そういった懸念を物色するために、ぜひその10センチ以下のところをぜひやっていただきたいというふうに思います。悪さをしているものを見つけようとしてやってくれという言い方をしているわけではなくて、私は最終的に言っているのは、漁師さんがこのカキを自然におがっているものから取り始めて、本当に3代目、4代目というふうに世代交代して、一定の種苗センターもできて、安心できるような形態になってきている。本当に厚岸はカキ、カキは厚岸と、アサリもそうですね。そのカキ、アサリが年間11億から13億ぐらいの水揚げがあるというふうにされています。全体の漁業の60億分の、要するに6分の1以上に匹敵するだけの海産物が上がってきているわけですね、湖内で育てられたものが。そうすると、厚岸湖というのは、いかに厚岸町にとって財産価値があるのか、この水、湖内を大事にして扱っていかなければならないのかという思いから、海もそうですけれども、湖内もそうです。回りにある集落、周囲、住宅関係、いろいろな住んでいる方がおられる中で、下水道も完備してきましたよね。そういった取り組みをずっとしてきているわけですね、環境保全のために。そういった部分で、この泥の部分というのは本当に真剣に調べていかなければならない部分だというふうに私は思っているのです。ぜひ、その部分について、またもう一度お願いをしたいのですけれども、いかがでしょうか。
答弁 産業振興課長 阿部(産業振興課長は2015年3月まで)
泥の深さの調査について、以前にもそういったご提言をいただいているということは承知をしております。その目的というのは、厚岸湖の環境をきちんと把握をして、そしてその将来のカキ、アサリの養殖につなげていくということの趣旨というふうに捉えてさせていただくのですけれども、そういう部分では今、漁場環境調査事業で底質もやっておりますけれども、水質もやっております。環境という部分でいくと、水質だけでいい、あるいは底質だけでいいということにはならないというふうに思います。ですので、総体的なものの中から判断をする必要があるのだろうというふうにも思っています。それと、そういう昔から環境が変わってきているという部分ではいきますと、その浅くなってきている、それから土砂がたまってきているという部分でいきますと、川からの由来の土もあると思います。それから、湖岸が浸食をされてきているという状況もあります。そういうところとあわせて、アサリ島に砂を投入するというような部分もあります。そういう部分でいくと、その原因が何かということも調べたいのですけれども、なかなかそれも非常に厚岸湖のこういう大きなあの面積の中では難しいなという状況もありますし、また厚岸湖というのは今、アマモ場というのは厚岸湖の3分の2以上がアマモ場ということで、北大のほうの先生も世界一の生産量があるというようなお話をされている部分もあります。そういう部分で、そのアマモ場というのは底質、カキのふんですとか、そういう底に落ちたそういったもの、あるいは水質、水の中に溶け込んでいるものから、いろいろなものを取り込んで浄化をするというようなことの作用をアマモ場がそれを担っているという部分があります。そういう部分で、厚岸はやはりアマモがそういった大きな役割を担ってくれていて、そしてカキの養殖、垂下式の養殖が始まりましたのも昭和60年ぐらいで、カキの大量変死が起こって、昭和60年ぐらいから垂下に大きく移行してきております。そういった部分で今まで地撒式だったものから、カキの養殖形態が垂下式に変わることによって、そういったものから排出されるふんの問題もあります。それとあわせて、そのアサリ島がもともとカキの島からアサリの島に変わっていったというような状況もあります。そういう変化してきている状況の中で、漁業形態も変わってきて、その部分で環境に負荷をかけている部分というのはあるというふうに考えています。ただ、そういう中でアマモが厚岸湖の3分の2以上にアマモ場があって、その浄化作用でもって、その厚岸湖のバランスが今とれているのだというふうに考えています。そういうところを、そういう部分でそういったことをいろいろ加味しながら、その調査、これからの調査というものをどうしていくのかというようなところを漁協のほうとも、それから普及指導所のほうとも普及会議などもありますので、そういったところでいろいろな調査などについては話し合いをしているのですけれども、そういうこともいろいろ話の中で出ておりまして、そういう部分では底質のことももちろん大事なことなのですけれども、そういったいろいろなことを検討しながら、環境をどう守っていくのか、それから変化を見逃さないというようなことを進めていくことが必要ではないのかなというふうに考えておりまして、今、すぐにご提言のありました底質の調査というものを具体的にやっていくということについては、そういったところの中で検討をさせていただきたいなというふうに考えております。
質問 竹田
アマモの話になると、また僕の考えとちょっと質問からずれていくのがすごく出てきてしまうのですけれども、アマモが一時、厚岸の湖内から一時なくなってきたと、今はアマモがふえてきたと、これどうしてなのかというのは僕も聞いています。一時的なくなった理由というのは定かではなかった、アマモに要するにアマモがあった、アマモも一年草ですよね、アマモが次の時期に生えてくる根と種が一時的にアマモの上に伸びようとするときに泥がかぶされて、結局、一時的にアマモが死滅してしまったというのが正しい考えではないのかという調査の結果で僕は聞いています、厚岸町がどう捉えているかわかりませんけれども、その後に泥がかぶさって、泥がかぶさって、安定してきたときにあるアマモが一部的に種を出してきて、そのきれいな泥の上、要するに下はわからない、その上にたまった泥の上にまたアマモが出てきた。漁師さんが一部的に言うのは、その下はわからないけれども上にアマモが出てきた。アマモの形態でエビの成育がよくなってきて、エビがすごく厚岸のエビはおいしいエビが捕れているのだと。だから、そこの部分だけ見ると、だから環境は保全されていていいのだというふうになっているのですけれども、一部の見方では、その下の泥はどうしたのだと、だから自然的に泥がふえてきて浅くなっているではないかと、奥に行けば奥に行くほどカキ養殖したいのだと言っても、ホタテ貝につける枚数が4枚、5枚、本来であればもっと長くしたいのだけれども、全然長くできない。それは何でかといったら、泥がたまってきてしまうからではないかと。たまってきた泥を取ればいいではないかと、簡単に言えば、そういう話なのです。浅い漁場でのカキ養殖というのは、天候に非常に左右されやすい。雨が降ると海水の濃度が一気に変わってしまう、台風になってくると床が洗われる、泥も一緒に洗われてしまう。カキにとっては上水だけがきれいな状態であればカキは成育するのですけれども、結局、台風で洗われることによって、カキは泥も一緒に吸ってしまう状態になってしまう。そこで、泥をかんで小さいものは息ができないのか何か分かりませんけれども死滅する、へい死する比率が高くなる。ということは、要するに今最初に言った海面から水位の深ければ深いほど変化が余り起きないけれども、浅いと浅いほど自然の変化に対応してしまう、底の中に行き続ける生物は対応ができなくなってへい死するのが多くなる。太陽さんががんがん照ってくると、浅ければ海水面の温度は上昇しやすくなる、冬も海水面の浅ければ浅いほど氷になってしばれる確率も高くなる。そういうことを考えると、浅いより深いほうがいいんだよねという話になってくると思うのです。そうすると底質汚泥って邪魔だよねという話になってくるのです。そういうことを考えたら、厚岸の湖内の泥というのはではどこから来たのだというふうになると、一つは山を削って川から流れてきた、一つは農家が畑を改良していくときに、雨によってまた流れてくる部分もあるだろうと、また平地を削ったり山を削ったりする、そういう建設的な部分も雨で流されてきて、高いところから低いところに流れてくる泥もあるだろうと。一般的に道路を走っている車に泥がついて、舗装に落ちて、それが雨が降って、要するに排水路から低いところの湖内に流れてくる場合もあるだろうと。それから、除雪をしてためた部分に多少の泥が混ざって1カ所に集まってきたのが、春になって解けて泥と雪の解け水が一緒に流れてくるのもあると、いろいろなケースも考えられると思うのです。ただ、絶対的に言えるのは高いところから低いところに水が流れるときに、必ず泥も運ぶということ、これは間違いないわけです。ということは、何十年も何百年もたってきたこの湖内が、泥が堆積していないのだということは言えないということになる。だから、最近、浅くなってきたよねというのは当然の理由だと思うのです。それを否定することはできないと思うのです。だから、僕は最終的に泥を取り除いたほうがいいではないかということになってくるのだろうと思うのです。先ほど、その広い面積で、まずそこが1点目、それから広いところから泥を採取していくのは大変難しいというけれども、何も難しくないのですよね。起点決めてそこから取ればいいわけですよね、ひとつまみ、ふたつまみ。それともう一つ、これは中身までは大変難しいからなかなか僕も解説できないし言えないと思うのですが、奔渡の川、一応、船が浅くて通れないということで、浚渫した工事がありました。3年、4年前だと思うのですけれども、これも要するに昔は水路として船が自然に通っていたのだけれども、浅くなって結局そこに泥を浚渫しなければならなくなった、現状としてやはりその部分だけがたまったわけではないというふうに捉えざるを得なくなってきているのではないかと思うのです。漁師さんが言うには、キクチの沢というのですか、奥のほう、奔渡の街のちょうど対面奥のほう。今、一生懸命除去していますオオハンゴンソウが真っ黒になっていっぱい生えているところがあるのですけれども、あの辺の近くに行くと岸辺から約三、四十メーターぐらいまでずっと浅瀬です。長靴で降りられるぐらい、あの水が引くと。そこは昔、そんなふうになっていなかったのだと、どぼんと入ったらこのぐらいまであった地域なのです。そして、表面に青く藻が生えている、これはどうして藻が生えている、これはどうして藻が生えるようになったのかといったら、水深が浅くなって、要するに太陽の光を受けて葉緑素の働きができるようになったので、そこに青くコケが生えるようになったのだと、これは実態だろうと。そういうことを考えると、やはり湖内の状況は変わってきているのだなというふうに思います。それは自然の変化ということだと思うのです。この自然の変化がアマモが生えたからいいのだということにはならないと思うのです。アマモが元気よく成育できた、その裏には何があるのかということを実態把握しなければいけないというふうに私は思います。その辺を含めて、もう一度お聞きしたいと思います。
答弁 産業振興課長 阿部(産業振興課長は2015年3月まで)
湖内が浅くなってきているということについては、私もそういうふうに思います。かなり今までこの奥のほうも、今までの場所からかなり浸食が進んでいているような部分も見ておりますし、それは先ほどおっしゃられたように川から来るもの、それからそういう生活をしていく上から出ていくものが湖岸の浸食というようなことがかなり大きいのではないのかなというふうに思っておりますけれども、そのように思います。調査をするということももちろん必要だというふうに思います。その調査をするというふうな部分では、今やっているようなものではなくて、地層のような形でわかるような調査というのが必要ではないかなというふうには思っております。ただ、その結果、そこの泥がたまっているから、それを取るということについてどうなのかということについては、取ることがいいというふうには考えておりません。やはり、人工的な作業をすると当然、またいろいろなそのことによっていろいろな影響が出てくると思います。今、アマモのアマモ場が湖内の3分の2以上を占めているというような状況のところで、それを取ることによってどうなのか、それからその掘るときに、またそういう浚渫をすることによって、硫化水素が発生をして悪さをするというようなことも言われる部分もあります。そういう部分からすると、やはり厚岸湖の自然環境を守っていくには、その漁業活動、カキの養殖、それからアサリの養殖、それとバランスをうまくとりながらやっていかなければならないのではないのかなと。そこに、そのバランスというのはやはりカキの施設の台数も震災の復旧でもって2,000台の養殖施設を整備しております。それから、アサリの区画の分もちょっと数字はあれですけれども、500以上の区画があります。そういう中に砂の投入、あるいはカキの養殖をすることによって、当然、環境に負荷を与えているというような部分もあります。ですので、そこのところもきちんとどういう数量といいますか、どういった程度まで大丈夫なのかというようなことも、すみません、そういうようなことも考えながら検討していかなければならないのかというふうに考えているところであります。
質問 竹田
僕的にその硫化水素のことについては触れないように、触れないようにお話をしていたのですが、硫化水素がさも掘ると硫化水素が出てくるのだという課長の答弁、余りよくない答弁ではないかというふうに僕は思うのですが。奔渡の船の浚渫をしたときに硫化水素だといってあるカキ漁師さんがうちのカキが死んだという話をしていた、それは実態がないからということで内々の話になってしまった部分がある。そういう危険性があるので、僕は余りそこに触れたくないというふうに思ってずっと質問をして、気を使っていたのです。余りそこには触れないようにしたほうがいいと思うのですけれども、ただ、いずれにしてもアサリ礁が3・11のときに岩が見えるほどなくなった、それが返し津波によって、こっちの若竹のほうに引き下げてきた、それが原因で若竹の海面は浅くなったということで浚渫をしましょうということで、真竜の岸壁すべて取りましたよね、2億2,000万円かけて。そういった実態があるのですよ。なくなったらといって、また新しいズリを入れ、アサリの好きな火山灰を入れて、入れたときに結局、湖面に浮いてくる砂の洗われてきた泥系というものが出てくると思うのです。そういったものは湖の中から消えているということではないと思うのです。そういった原因もあるだろうというふうに予測されると思うのです。きれいに洗われて沖に行ったのかもしれない、それはわかりません。ただ、実際は浅くなった。平成15年か16年、忘れてしまったのだけれども、そのときに網走湖の女満別、今まで泥の浚渫について、これは要するに泥の下のずっと底質の汚泥と言われている深いところに、もしかしたら悪さをするものがあるかもしれないということで、要するにかまし掘りと言うのですけれども、我々の業界では。要するに、掘ってしまうと海水が直接あるし、水があるので、海水と泥が混ざってしまうのです、それが潮によっていろいろなところに散ってしまう。それが結局、悪さをすると困るので、今は浚渫をするときに泥が散らないようにポンプで水圧でたたいて壊したのもを瞬時にその場でポンプで吸い上げる、船に上げた泥は震動によって細かいものか何から全部分けます。そのときに、例えばツブやアサリの貝があったら、それは潰さずにそのまま戻してあげるという、そういう機械が出てきています。私は、それを含めてその当時お話をして、その当時、網走で使った機械から面積を相当数で計算すると厚岸湖内で一部そういったもし工事をするとなると、約4億5,000万円ぐらいかかるという試算を私は出して一般質問をさせてもらったことがあります。そのとき、副町長の大沼副町長は、もしそういう事態が起きて4億5,000万かけて元に戻るとするならば安いものだというふうにお話をさせていただきました。私はその言葉を聞いて非常に安心をしました。安心をしていました。それから十数年たったわけなのですが、そろそろ厚岸町としても、もし急にそういう実態が把握されたときに、急いでやろうと急務にやらなくていけないというふうになったときに、大変、苦労するだろうと、すぐにはできないだろうというような事業形態になってしまうのではないかと思うのです。そういったことも含めて、今から勉強して、そのときにその浚渫をするやり方、それから費用についていろいろと勉強していったほうがいいのではないのかなということで今回の質問をさせてもらったのですが、いかがでしょうか。
答弁 産業振興課長 阿部(産業振興課長は2015年3月まで)
網走湖のこと、それから春採湖のことも含めて議会でもお話というのは承知をしております。そのことの部分で網走湖については、実際は1級河川ということで、国の事業でもってやられている、その事業費というのは100億を超えるような事業費でもって、そういった対応をしているというようなことも確認させていただいております。ですので、やはりそういったことをもし、しようとすると、とんでもない費用がかかるというふうに考えております。そうしますと、なおのこと人工的なそういう対応も最終的にそういった状況になったときにはやらなければならないという部分はあると思いますけれども、やはり海の自然の環境の浄化機能といいますか、そういったものと、それから人工的に養殖をするということの部分で、何か折り合いをつけるというようなことが必要ではないのかなというふうに思います。そういう部分では、その環境の負荷の負荷をかけるというところでは、漁業活動をする上でどうしても負荷をかけていることもありますので、そういった環境のほうの調査の結果と、それからそういったものをそういう関係者、毎年集まっていろいろ検討しておりますので、そういった中で今後も検討していきたいなというふうに考えております。
質問 竹田
あと何分ありますか。(「9分30秒です」と発言する者あり)泥を取るというのを私は考えていないという答弁に入ったのですけれども、実はこの話、漁業協同組合一理事者さんとも私、話をしました。浅くなってきている、泥取ったほうがいいよね、そうだねと言いました。課長の考えと私の考えと組合長の考えが違うのですね。そういうお話があったということだけ私は伝えておきたいと思います。それで、そういう話もあったということをお話しした経緯があります。それで、自然に負荷かけて取るということがどうのこうのという話なのですけれども、負荷かけて泥が入っていって負荷をかけたのは人間です。厚岸町の町民です。住民であり、下水道する前のことを含めて考えると、それを対策として負荷をかけないようにということで下水道事業も始めたのですよね。ということは、負荷かかっているから何かをしなければならないということで汚泥の調査もするようになったし、下水道事業も始めたわけでしょう。そうすると、何もしなくてもいいという話ではないでしょうということですよね。それから時間がないので、次のそれも含めて答弁願いたいと思うのですが、もう一つ種苗センター、これについて一つお願いをしておきます。私の質問に対していろいろな要素があってできる、できないがあります。要は、それを言葉として言うのではなくて、データで出してほしい。例えば、指定管理になった場合にこういう問題のデメリットがあるのだ、こういうメリットがあるのだと、このままやったほうがいいというのであれば、そこのメリット、デメリットというものを数字的にちょっと何かの機会に出していただきたいなと。総務産業常任委員会という委員会もございますので、今すぐというのは出ないと思います。将来的にやるべきか、やらないべきかという話になったときに、どんなメリット、デメリットがあるのかということをその想像ではなくて、数字的にお話をするということも含めて、それから感情的なお話もあるだろうと思いますし、そうできない、できるといった今までの漁業協同組合と厚岸町のその取り組みやいろいろな方策を立てて、一部の条例改正して今までやってきたという経緯もあります。そういった部分を含めて、一度まとめて説明をしていただきたいことをお願いをします。いかがでしょうか。
答弁 産業振興課長 阿部(産業振興課長は2015年3月まで)
厚岸湖の中で予測をしていく、環境を守るという部分では当然、何もしないでいいというふうには考えておりません。これからもそういう漁業活動はずっとやっていけれるようにいろいろなことを含めて関係機関とも協議していきたいというふうに思います。それから、カキセンターのことにつきましては、数字ということをおっしゃられましたけれども、数字とそれから数字だけで表せられない部分もあると思いますので、それらも含めてちょっとまとめさせていただいて、説明をさせていただきたいというふうに思います。
質問 竹田
最後の3点目で質問したいと思います。河川の浚渫というか、掘削というか、ここも要するに大量の土砂が流れてきて浅くなってきたという部分で、これは単純に厚岸町だけの問題ではないですよね、費用的な部分、それから河川を管理する側が厚岸町なのかどうなのか、国なのかという部分もあると思うのですが、いずれにしても非常に大変な問題になっているということはわかっていることと思うのですが、なるべく早くというか、早期にこの川の浚渫をしなければいけない実態になっているのだなということは理解をしているものと思いますけれども、そこはどうなのでしょうか。
答弁 建設課長 松見(建設課長は2017年9月まで)
川、特に町内における普通河川、町の管理している川でございますけれども、すべて調査した訳でございませんけれども、特に今回の旧尾幌1号川の近辺は調査をさせていただいております。その結果、堆積物があるところとないところと、極端な差で数値が出ている状況もあります。全川調査したわけでございませんので、今後、その調査をしていきながらやはりできる部分の掘削は私はすべきであるというふうに思います。ただ、相当長い距離であります。技術的にも機械が入れないだとか、そういった大問題もありますけれども、ただ、その掘削ばかりの対策ばかりですと、川が溢れる状況改善できませんので、溢れた場合にどうするかと、そういった対策も重ね合わせながら検討してまいる予定でございます。
質問 竹田
いろいろな検討がされてきて、こういうことを進めていけばいいのだなといういい方策が出た場合に、総務産業常任委員会のほうにぜひ報告なり、説明なりをしていただきたいことをお願いして、最後の質問とさせていただきます。
答弁 建設課長 松見(建設課長は2017年9月まで)
この川、特に尾幌、門静の近辺の工事対策については、非常に壮大なスケールを持った対策を実は講じなければ将来安定した生活維持というのは難しいのかなというふうに思っています。ただ、手を出さないわけにはいきませんので、まずできること、全体構想は示せないまでも、こういったことを実施してまいりいたと、そういったことをまとめさせていただいて、ぜひ報告をさせていただきたいなというふうに思います。