みんなの議会

厚岸町議会 平成24年第2回定例会 2012年6月18日

第1種床潭漁港整備について

2012年6月18日、厚岸町議会の一般質問で、南谷健議員が「第1種床潭漁港整備について」質問し、町長 若狹、産業振興課長 阿部が答弁しました。

質問者
南谷健 議員
答弁者
町長 若狹、産業振興課長 阿部

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 南谷

第2回定例会開催に当たりまして、第1種床潭漁港整備について質問をいたします。本町の基幹産業の漁業、漁港は、漁業者にとりまして城であり、砦であります。6月2日、厚岸漁港門静副港供用式が盛会に挙行されました。門静、苫多の皆さんはもちろん、厚岸漁業協同組合の関係者の皆さん、本当にお喜びいかばかりかと思う次第でございます。心からお喜びを申し上げます。若狹町長を初め理事者の皆さんのこれまでのご努力に対しまして、改めて敬意を表する次第でございます。門静副港が活用でき、浜の皆さん、大幅な作業労力の軽減になりました。棹前昆布が2日間操業されましたが、その後、現地に行ってみますと、本当に便利で助かると、感謝の声いっぱいでございました。しかしながら、一方、床潭漁港でございますが、皆さんご承知のとおり、床潭漁港の東側、丘から2本、突堤が太平洋のほうに突き出ております。そのうち南防波堤先端の標識灯、赤灯と俗称言うんですけれども、この電源がバッテリー充電式のために、年に一度や二度、三度と、球切れやバッテリー充電切れで、突如として標識灯が効力を発揮できず、航行船舶が危険にさらされております。この場所は、幅、近いところで28メートル、35メートルと、本当に2カ所の狭い航路で、全部で6基の標識灯が設置されております。そのうち一つだけバッテリー式であります。バッテリー式であるがために、いつも点灯している標識灯が突如として予告なしに消えるものが時々あります。ですから、航行する船頭さんにとりまして、あるべきものがない、非常に危険な状態に陥っております。私は早期改善が必要と考えますが、いかがでしょうか。次に、床潭漁港は、東西にそれぞれ間口が2カ所あります。特に東側は、ただいま申しましたように、静穏度確保のため消破堤の設置や、波殺しのためにある程度突き出ている部分なども間口のほうに2カ所出ており、非常に狭くなっております。床潭は、非常に霧の発生も多く、夜間航行する漁船にとりまして、ライトで反射するような反射板など、また、蛍光塗料を塗るなどして、夜通る船がライトで察知できるような蛍光塗料を塗ってはどうかと。安全航行が図られるように考えてはいかがでしょうか。3点目でございます。床潭漁港の整備計画はどのようになっておられるのかお尋ねし、1回目の質問といたします。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

9番、南谷議員のご質問にお答えをいたします。第1種床潭漁港整備について。初めに、床潭漁港東側、南防波堤先端の標識灯、赤の電源が、バッテリー充電式のため、年に一、二度、球切れやバッテリー充電切れで、標識灯が効力を発せず、航行船舶が危険にさらされており、早期改善が必要と考えますが、いかがですかについてでありますが、現在、床潭漁港には、航行の安全を確保するため、防波堤と沖合の外防波堤に、北海道が赤色、緑色合わせて7個の航路標識灯を設置しているほか、釧路海上保安部が灯台1基を設置しております。航路標識灯7個のうち6個については、球切れの少ないLED電球かつ充電切れの心配がない太陽電池式となっておりますが、ご質問の南防波堤の標識灯については、従来型の白熱電球かつバッテリー式であるため、年間で一、二回程度、球切れやバッテリーの充電切れが起きて、交換までの間、一時的に消灯した状態となります。こうしたことから、一時的な消灯をなくし、安全航行を確保するため、昨年度から漁港の整備と維持管理を協議する漁港行政推進現地連絡会議において、LED電球と太陽電池式への取り替えを要望しているところであります。次に、東西各岸壁先端に反射板か蛍光塗料を塗ることにより安全航行が図られると考えますが、いかがですかについてでありますが、床潭漁港の東側間口は、一番狭い箇所で約28メートル、西側の間口は約38メートルとなっており、ここ数年、衝突事故などの報告は受けておりませんが、夜間の航行や濃霧時の航行には注意が必要な状況にあります。ご提案の反射板は、現在、釧路管内の漁港のうち、北海道が昆布森漁港に1カ所設置しておりますが、蛍光塗料を塗布した漁港はありません。また、北海道からは、既に床潭漁港には航行の安全確保に必要な航路標識灯を設置しているため、いずれの整備も優先度は非常に低いとの見解を受けているところであります。次に、今後の整備計画はどのようになっていますかについてでありますが、床潭漁港の整備については、既に平成20年度で計画が完了しております。しかし、現在、懸案事項として残っているのが漁港西側出入り口外側への外防波堤の整備と南防波堤の擁壁の撤去であります。外防波堤の整備については、特に秋になると西風が強く吹くことで波の侵入が激しくなり、係船できない状況になるとして以前から要望が上がっておりましたが、地元ホッキ漁業班の合意が得られていなかったため、当初の整備計画に登載することができませんでした。その後、平成20年に床潭海岸保全期成会から、ホッキ漁業班との調整が整ったので、正式に外防波堤の整備を要望したいとの申し出を受け、それ以降、町としては、機会あるごとに北海道へ要望してまいりましたが、外防波堤の整備は事業費が大きく、費用対効果も問われるとのことから、いまだ事業化に至っていないのが実情であります。また、南防波堤の擁壁の撤去については、係船岸壁としての利用の拡大が図られるとして要望してきておりますが、既存の係船岸壁の延長が利用漁船に対して十分な余裕があるため、その必要性が認められないとの回答を受けている状況であります。このことから、現在はいずれも困難な状況にあると言えますが、床潭漁港が有効利用されるためには、外防波堤は必要不可欠な施設でありますので、当面は外防波堤の整備を主に、今後もねばり強く北海道への要望活動を続けてまいります。以上でございます。

質問 南谷

まず、1点目からお尋ねをさせていただきます。取り替えの要望をなさっておられるというご答弁でございましたが、今後の見通しはいかがなものでしょうか。ぜひ、浜とすれば、やはり、町が事業主体ではないわけでございますから、このような答弁になろうかなという気はするのですけれども、要望してあるということでありますというご答弁ですと、いかがなものかなと。しっかりと振興局なり要望活動を努めてまいりたいと、このように取り組むべきではないのかなと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 産業振興課長 阿部(産業振興課長は2015年3月まで)

ソーラー化と、それからLED化ということで、振興局のほうには、その必要性については十分理解をしていただいております。ですので、去年も、予算の中で何とかしたいというようなお話もいただいておりましたけれども、最終的には予算が確保できなくてだめな状況になりました。今の段階では、釧路管内で10カ所くらいの要望を受けているそうでございます。ですので、その中で何番目に整備をしていただけるのかなということになろうかと思いますけれども、引き続き強く要望してまいりたいと思っております。以上でございます。

質問 南谷

1点目につきましては、他の漁港との兼ね合いもあるのでしょうけれども、厚岸町として不断の努力をしていくべきだと考えます。2点目に参ります。昆布森に1個設置してあるというんですけれども、やはりあの場所は、非常に霧も濃くて、昆布森の漁港以上に10トン未満船の漁船の出入りも多い。これらが刺し網漁業なんか、ツブ、カニも含めて夜間に出漁するケースが非常に多くありますし、夜の作業というんですか、これらの船が多く航行することを考えますと、やはり私は、大きな財源ではないんでしょうけれども、東西の間口に、せめて反射するような蛍光塗料か何か考えてもいいんでないのかなと、かように考えますが、いかがでしょうか。

答弁 産業振興課長 阿部(産業振興課長は2015年3月まで)

昆布森漁港に設置しております反射板といいますのは、そこのところには標識灯が設置されておりませんものですから、それの代用というような形で地元が設置をしているというふうに聞いております。効果が本当に、基本的には標識灯という形のものが、やっぱり、それなりな効力があると思います。霧のときですとか、本当に濃霧のときに、その反射板が本当に役立つのかという部分では、非常に疑問があるというふうに思います。振興局とお話ししても、そのような形の状況になります。ですので、基本的には標識灯をきちんとしたものにしていくというのがまず第一だというふうに思います。それと、もう一つ、蛍光塗料でございますけれども、蛍光塗料につきましては、管内には実績がないということで、何かオホーツクのほうにあるということを聞いているというふうに振興局のほうも言っておりますけれども、ただそれも、北海道として整備をしたものではなくて、地元がやったものということでございます。それも、ただ蛍光塗料を塗ればいいということではなくて、やっぱり下地処理をして、その上にきちんとしたそういうものを塗ると。それも、やはりすぐ効果をなくしてしまうということがあって、かなり頻繁に塗らないとだめだというようなことがあるそうでございます。ですので、本当に効果の面としてどうなのかというところは、もう少し検討する必要があるというふうに思いますので、そういったものを検討した上で北海道のほうとも相談していきたいなというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。

質問 南谷

確かに、高価なものは今、表示灯があるわけでございますから、反射板が無理でも、蛍光塗料、今の時代でございますから、非常に突起が多いわけでございますし、夜間通るときにライトを照らすんですよね、港に入ってくるときに。そうすると、霧の濃いときでも岸壁のほうにちょっとでも反射するものがあれば、蛍光塗料でも十分、浜の皆さんは用を足すんではないのかと、こういうご意見もありますので、道のほうともいろいろと、新たな、今の時代でございますから、検討していただければなと考えます。3点目にお尋ねをさせていただきます。先ほどの説明ですと、床潭漁港、ある程度完成港に近づいてきているということで、答弁の中でも二つの指摘がございました。一つは、西側のほうの再利用というんですか、これらの防波堤の、ならして使う部分と、それから擁壁の撤去というのと、それから船置きの確保のための西側のほうの消波潜堤の設置と、こういうことで、これらにつきましても、地元の皆さんや期成会、それから漁協としっかりと協議を重ねられて、早期実現に向けて努力をしていただきたいと存じます。1点だけ、私からちょっと確認をさせていただきたいなと思うんですが、先般、この関係で床潭に調査に行っているときに、床潭の埠頭の両サイド斜路の先端部分、係船柱が1.5メートルくらい落ち込んでいるのです、1メートル四方ぐらいの。中をのぞいてみましたら、1メートル50から2メートルぐらい陥没をしております、先端部分。浜の人に聞きましたら、何か来年あたりの工事になるのではないのかなというような話をされておりました。私も行って、今、危険地帯ということで通行止めにはなっているのですけれども、あの穴をのぞいてみましたら、全く空洞なんですよね。漁港整備計画の中で、これらについては単純に、その穴を埋めればいいというレベルのものではなくて、あの上に上がると、果たしてあそこだけの部分なのか、調査も必要だし、相当大きな財源が本当に必要となるんでしょうけれども、これらのまず実態についてお伺いをさせていただきます。

答弁 産業振興課長 阿部(産業振興課長は2015年3月まで)

今ご指摘の場所につきましては、マイナス2メートル物揚げ場というふうに呼んでおります。この物揚げ場でございますけれども、5月の末、28日になりまして、地元の漁業者の方から漁業協同組合を通して、係船柱、ロープを縛る柱ですけれども、それが陥没しているという連絡を受けまして、すぐ現地を確認させていただきました。それで、落ちているという状況なものですから、これは使えないと。それから、中がどうなっているかわからないということで、すぐそこを通行止めにする措置をとった上で、振興局と、それから釧路建設管理部のほうに連絡をさせていただきました。それで、私どもとしましては、当初、係船柱が陥没しているという部分で、そこの補修で済むのかなというふうには思っておりまして、それを、昆布漁も始まりますので、何とか早目の補修をお願いしますということでいたんですが、振興局のほうと建設管理部のほうで調査をしましたところ、中のほうから土砂が吸い出しされていると。あそこの岸壁は、矢板が打ってありまして、その矢板の上にコンクリが乗っかっておりますけれども、その矢板の中に土砂が詰まっていまして、岸壁になっています。その矢板が、潜水調査をしましたら、穴があいているということで、その穴から土砂が吸い出しされて、中が空洞になって陥没をしたというような状況になっていることがわかりました。それで、北海道としましては、これは維持補修の範囲ではなくて、北海道の単独事業で維持補修をするというレベルで対応はできないということの判断をしまして、その上で、今、水産供給基盤機能保全事業という、これは漁港の整備の事業とはまたちょっと違うのですけども、機能をずっと保全をしていくという意味で、維持補修をするための事業でございますけども、これも公共事業でございます。これの事業の対象にしたいということで、現在、水産庁のほうと協議をしているという状況です。まだその結果は来ておりませんけれども、北海道としましては急ぎますので、何とかことし詳細な調査をやって、設計をやって、来年工事の実施というふうにやっていきたいというふうに考えているということでございますけれども、いずれにしても水産庁との協議次第という状況でございます。

質問 南谷

課長なり、一生懸命頑張っておられると思うのですけれども、間もなく昆布の本操業も始まります。当然、あの一角は使えないんですよね、荷揚げに。私は、相手が国、道なりにお願いをしていかなければならない部分もあろうかと存じますし、来年の計画ということなんでしょうけれども、やはり、早期に対応できるぐらいの意気込みで取り組んでいただかなければ、浜に迷惑もかかるし漁業の生産に支障を来すわけでございますから、何ら手を打っていくべきだと考えますが、いかがですか。

答弁 産業振興課長 阿部(産業振興課長は2015年3月まで)

公共事業の事業化ということになりますと、どうしても水産庁との協議でもって進めていくということになりますので、その点については何とか北海道に頑張ってもらって、来年に向けての実施ということをお願いをしております。それで、北海道のほうでは、今の状況が、そのままにしておきますと、どんどん拡大をしていくというおそれがあります。ですので、それを拡大をしないようにするために、何らかの、前側に矢板を打って土砂を詰めるか、あるいは、何とか穴をふさいで詰めるか、その辺はもう少し検討が必要だと思いますけれども、そういったことで陥没の拡大を防ぐというような応急対応をした上で、今、先端側が使えない状況にしておりますけれども、根本側は何とか使えるような状況になっています。拡大しますと根本側まで、どこまで行くかわからなくなってしまいますので、その辺についてはできるだけ応急措置をして、使える場所を確保してやるように、振興局、それから建設管理部のほうも現地でいろいろ検討をしていただいているということでございますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 南谷

粛々予算計上してやってもらいますよというような僕はニュアンスにとれるものですから、あえて手を挙げさせてもらっているんですけれども、これは、やっぱり私は、浜の人にとっては地震とか災害と同じようなレベルだと思うんですよ。今だって、あの上に間違って車が上がったら落ちるかもしれないですよね。そういう状況になっていて、来年度予算要求していきますよなんていうレベルでは、私は浜は納得してくれないと思うんですよ。やはり、結果として、昆布時期ですから、工事にも支障を来せないから来年になるかもしれません。最大限、やっぱりしっかり取り組んでいくべきだと考えますが、いかがですか。

答弁 産業振興課長 阿部(産業振興課長は2015年3月まで)

早くやってもらいたいというのは私も同じ気持ちでございます。実は、今の場所のほかに、同じ時期に、同じ構造のものがあります。それは、今のところの右手のほうの防波堤なんですけれども、それも同じ構造だということで、それについても検討が必要だということになっています。いずれにしましても、それらの整備のためには、きちっとした調査をして、その上で対応を考えないといけないということがございますので、調査費については何とかことし早急につけて、それらの検討をして来年の工事に向けるというようなことでございますので、そこについてはそういった形で一生懸命頑張っていただいているということでございますので、ご理解をいただきたいと思います。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

私から、3回目でございますのでお答えをさせていただきたいと思いますが、床潭漁港の整備につきましては、私も重点課題として取り組んでいるつもりでおります。特に外防波堤につきましては、設置は必要だという質問者との認識は同じでございます。そういう中で、平成25年度、来年度を初年度とする漁港漁場整備長期計画にぜひ登載していただくと同時に、早期整備になるように努力をさせていただきたい、そのように考えているところであります。それと、陥没の件なんですが、厳しい指摘があったわけであります。現地も十分に承知をいたし、産業振興課長を含め、何とか安全を確保しながら早期に復旧できないか、今考えているところでございます。しかしながら、今、担当課長からもご指摘もありましたとおり、同じような課題があり得るのではなかろうかという地点も出てきたわけであります。そういう中で、それも含めて早期に整備できるように、今要望いたしておりますので、この点、ご理解を賜りたいと同時に、地元の要望にこたえてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。

出典:厚岸町議会 平成24年第2回定例会 2012年6月18日 議事録 PDF(33ページ) 間違いを知らせる