厚岸町議会 平成23年第3回定例会 2011年9月8日
(1)子供を環境から守るために/(2)特定疾患(難病)の治療のための援護旅費助成について
2011年9月8日、厚岸町議会の一般質問で、竹田敏夫議員が「子供を環境から守るために」「特定疾患(難病)の治療のための援護旅費助成について」について質問し、町長 若狭、教育長 富澤、保健福祉課長 松見、教育委員会管理課長 米内山が答弁しました。
- 質問者
- 竹田敏夫 議員
- 答弁者
- 町長 若狭、教育長 富澤、保健福祉課長 松見、教育委員会管理課長 米内山
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 竹田
本定例会で、次の質問をさせていただきます。1、子供を環境から守るために。1 真龍小学校 体育館を含む 新設建設時 に建物内の子供に対する室内環境のデー( ) 、 ( )タをとるように要望していたが、そのデータについて問います。アとして、子供たちの環境の変化はあったのか。イとして、これからも長くとり続けることにしているのか。(2)として、子供の健康と環境に関するエコロジーチルドレン調査(エコチル調査)について質問します。アとして、どこまでの調査をしようとしているのか。イとして、町はどうとらえ、どう対処していくのか。二つ目として、特定疾患(難病)の治療ための援護旅費助成について質問します。(1)内容はどのようになっているのか。以上であります。よろしくお願いします。
答弁 町長 若狭(町長は2025年3月まで)
8番、竹田議員のご質問にお答えをいたします。私からは、1点目の子供を環境から守るためについてのうち、二つ目のエコチル調査に関するご質問と、2点目の特定疾患に関するご質問について、続けてお答えをさせていただきます。なお、1点目の一つ目のご質問については、私の後に教育長から答弁がございます。それでは、1点目の子供を環境から守るためについて、子供の健康と環境に関するエコロジーチルドレン調査についてであります。初めに、どこまでの調査をしようとしているのかについてでありますが、エコロジーチルドレン調査は、エコロジーとチルドレンを組み合わせてエコチル調査と呼ばれ、生物と環境の関係を研究する生物学の一分野における調査であります。これは、環境省が定めた子どもの健康と環境に関する全国調査に基づき行われるもので、胎児期から小児期にかけての化学物質曝露を初めとする環境因子が、妊娠・生殖、先天奇形、精神神経発達、免疫・アレルギー、代謝・内分泌系等に影響を与えるのではないかという大きな仮説を解明するために、化学物質の曝露などの環境影響以外にも、遺伝要因、社会要因、生活習慣要因など、さまざまな要因について幅広く調べていくこととされております。調査の対象は、全国で10万人の子供とし、全国に15カ所のユニットセンターを設置して、北海道では、エコチル調査北海道ユニットセンターが調査対象予定地域である、札、 、 、 、幌地区 旭川地区 北見地区の三つの地区で調査を実施することとなっており 本町は調査対象地域には含まれておりません。なお、ユニットセンターは、3年間で2,000人から9,000人の調査対象として、妊婦を初診時に参加施設に登録し、13歳に達するまで、年に2回程度の質問票調査を実施し、、 、 、 、加えて 定期的な訪問調査を実施し 面接・環境試料の採取・生体試料として血液 尿頭髪等の採取を行うこととなっております。次に、町は、どうとらえ、どう対処していくのかについてでありますが、調査の目的の一つである適切なリスク管理体制の構築につなげるという部分では、調査から得られたデータの解析に当たっては、子供の健康と環境要因との関係を明らかにするという本調査の目的を最優先することとされ、データの利用に関しては、本調査の設計・実施にかかわった研究者に対し、その関与に応じて、優先的にに使用・解析する機会を与え、調査にかかわっていない者に対しては、一定期間が経過するまで、データの利用を制限することとなっております。現在のところでは、本調査にかかわる保健所への情報がないことと、具体的な事業も行われていないことから、今後は、予想されるリスク管理における行政としての役割などが求められると考えており、保健所等の指導をいただきながら対処してまいりたいと考えております。続いて、2点目の特定疾患、難病の治療のための援護旅費助成についてのうち、初めに、内容はどのようになっているのかについてでありますが、目的については、特定疾患患者及びその保護者に対して、治療のため厚岸町内を除く北海道内の医療機関への通院をする旅費の一部を助成することにより、特定疾患患者の世帯の経済的負担の軽減と福祉の増進を図ることとして、厚岸町特定疾患患者等援護旅費助成規則に基づき、援護旅費の助成を行っているところであります。この規則で規定する特定疾患とは、北海道が定める特定疾患治療研究事業実施要項に基づく治療研究対象疾患のことをいうものでありますが、国おける同事業の56対象疾患に北海道単独の対象としている6疾患を加えたものとなっております。厚岸町では、釧路保健所で取りまとめた平成22年度特定疾患医療受給者数は、平成23年3月31日現在で82名となっており、この受給者証を提示していただくことにより、援護旅費の助成対象者としての認定を行っているところでございます。なお、特定疾患医療受給者証の交付事務は釧路保健所が行っており、本町には釧路保健所が公表している数値以外には情報がございません。資料要求のありました年齢ごとの病名につきましては、釧路保健所でも公表していないことから、資料の提示を行うことができませんので、ご了承を願います。助成の内容は、交通費の半額と宿泊を要する場合には1回の通院につき1泊を限度、宿泊費6,000円を上限とする内容としており、患者のほか、その保護者が患者に同行したときに対象としているものでございます。原因が不明で治療方法が確立していない、いわゆる難病のうち特定疾患については、治療が極めて困難であり、かつ、その医療費も高額であるので、特定疾患治療研究事業を推進することにより、特定疾患に関する医療の確立、普及を図るとともに、患者の医療費の負担軽減を図ることを目的としております。、 、 、なお このことから 特定疾患医療受給者証受給対象者に設けられておりませんのでご理解を願いたいと存じます。以上でございます。
答弁 教育長 富澤(教育長は2016年9月まで)
私からは、1番目の子供を環境から守るためにのうち (1)真、龍小学校校舎、体育館を含む建物内の子供に対する室内環境のデータをとるように要望していたが、そのデータについて問うについて、お答えさせていただきます。初めに、今回のご質問につきましては、現在の真龍小学校校舎建設に当たり、ご質問者から、木材利用によるフィトンチッド効果やコンクリートストレスによる影響についてのご提言をいただくとともに、新校舎での環境変化における子供たちへの影響調査、具体的には、アレルギー、アトピー、ぜんそくなどの調査をすべきといったご指摘を踏まえ、新校舎移転後に教育委員会が行った調査についてお答えさせていただきます。まず、ア、子供たちの環境の変化は、あったのかの点についてですが、調査は、シックハウス症候群の症状である目や鼻の中、のどがチクチクする・唇などの粘膜が乾燥する・疲れやすい、頭痛など9項目を中心に、情緒的な部分は担任の先生の観察により行いました。調査結果については、新校舎移転後3週間までは、主に目や鼻の中、のどがチクチクするなどの症状の児童が1週間ごとで全校児童294人中、5人から29人、率にして1.7%から10%程度おりました。これらは新校舎の暖房方式が変更されたことによる旧校舎との温度及び湿度の差などによる影響、移転時期が冬季であり、風邪の流行時期であったこと、さらには数字の高いクラスが一クラスに集中しており、低学年に対する質問の理解度に問題があるなどの要因も考えられたことから、その後の推移を見守ることとしました。しかし、念のため移転前に実施の上、クリアしておりました空気中科学物質調査を再度実施し、安全確認を行ったところです。また、関連で申し上げますと、コンクリートの露出面が多いことから、反響音による子供たちへの影響につきましても、ご指摘を踏まえ、間仕切り壁上部や天井に吸音版を貼り付け、その影響緩和の対応を図ってまいりました。、 、 、 、この調査は 3カ月にわたり実施いたしましたが その結果 調査開始4週目からは目やのどに違和感を訴えるといった児童が1人から2人程度になったことから、その後通常の学校保健の中で取り扱いをしているところです。次に、イ、これからも長く続けることにしているのかについてでありますが、教育委員会といたしましては、現状において子供たちへの環境の変化による影響はないものと判断しておりますが、今後におきましても、学校保健計画に基づく点検調査や、学校薬剤師の巡回指導を受けながら、子供たちの環境による影響について注視してまいりますが、加えて、コンクリートストレス等にかかわる体調や情緒の変化について、定期的な聞き取り調査を行っていくよう学校と協議を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。
質問 竹田
まず、エコチル調査をなぜしなければならないのかという認識について、もう一度質問いたします。
答弁 保健福祉課長 松見(保健福祉課長は2014年3月まで)
私どものとらえとしては、このエコチル調査の目的でございますけれども、環境因子が子供の健康に与える影響を明らかにすることだと、とらえております。特に科学物質の曝露や生活環境が胎児期から小児期にわたる子供の健康にどのような影響を与えるかについて、明らかにしていくというふうにとらえて、加えて科学物質等の適切なリスク管理体制の構築につなげることであると、そのようにとらえているところでございます。
質問 竹田
このエコチル調査については、長い間のデータどりをしようということであります。この長い間のデータをとるという、その意味については、小期間のデータよりも長期間のデータのほうが、はるかに信憑性があるんだということの認識については、どう思ってますか。
答弁 保健福祉課長 松見(保健福祉課長は2014年3月まで)
調査対象となるのはお母さんのお腹の中にいる時期からの胎児期から始まりまして、そのことが誕生した後13年間の長期にわたる調査だと聞いておりますから、その生まれた子供と母親がその13年間でいろんな生活習慣であるとか、社会環境、もちろん有害物質にさらされていないかどうなのか、そういったみずからの生活環境においてどのように成長発達に影響があるのかという部分では、長い調査となるんだろうなという、そういうふうな必要性を感じているところでございます。
質問 竹田
そういったことを認識した上でお聞きしますけれども、学校の調査、当初の調査と同じように毎年ずっと行われていないということは実態ですよね。
答弁 教育委員会管理課長 米内山(教育委員会管理課長は2012年12月まで)
真龍小学校の調査については、先ほどお答え申し上げましたとおりに、3カ月程度でこの調査はやめてございます。
質問 竹田
3カ月程度の実施で、事がわかるということは、調査としての期間というのは今そのエコチル調査の認識というのが、課によって随分違うのかなというふうに思うわけです。長い期間の中でのデータが信憑性があるという認識があるのであれば、学校のほうとしても、やはり短期間で子供の調査を終えるということは、全くもっておかしいんじゃないかと思うんです。というのは、学校の先生も転勤でかわる、子供は毎年新しく生徒が入ってくる。その中で、今入ったその子供たちだけに対象をぶつけて調査して、あとは知らないよというのは全くもって、おかしいんじゃないかと思うんです。その点についてどうですか。
答弁 教育委員会管理課長 米内山(教育委員会管理課長は2012年12月まで)
私ども、今回と言いますか真龍小学校改築の際に調査させていただいた主な考え方といたしましては、まず新しい環境の中における変化を見たいということが、やはり第一義な目的でございました。学校環境はいろいろな学校でそれぞれ違う環境がございます。ですから、そういった意味で、学校の環境においてどのような子供たちの変化があるかということに関しまして調べるならば、すべての学校において調べる必要があるというふうに考えますけれども、ただ、ここでエコチルの中でも言っております、アレルギー、アトピー、ぜんそく、その他いろいろな疾患について、長期的な中でその原因を究明していく。またそれがわかれば、そのデータをリスク管理部門の中に提供していただいて、その中で利活用していくという目的であろうかというふうに思います。それで今回、3カ月ということに関しましては、先ほど申し上げましたように、環境の変化、木造の建物から新しい校舎に入ったときの環境の変化についてを重点的に考えた結果の中で、短期間になったということでございます。
質問 竹田
答弁書にも書いているとおり、ご質問者から、木材使用によるフィトンチッドの効果、コンクリートのストレス等の影響についてと、あとは具体的にアレルギー、アトピー、ぜんそくなどの調査をしていってほしいという要望を私はしました。それが3カ月で終わるんだということを、私には報告もないです。相談もなかったです。そういったことはどういった判断で行われたのかというのは、全くもって質問者に対しては無視した。それからここに書いてます、調査結果についてというんですけれども、この10%程度おりましたとか、あと影響の対応を図ってまいりましたという、この部分について、答弁があるんですけれども、質問した質問者には報告は全くない。相談もなければ報告もないということは、それはどういうことなんでしょうか。
答弁 教育委員会管理課長 米内山(教育委員会管理課長は2012年12月まで)
ご提言を受けたご質問者に対しまして、結果の報告をしなかったと、まことに申しわけなく思っています。私どもの落ち度だというふうに考えてございます。ただ、申し加えますと、アレルギー、ぜんそく、アトピーという調査については、これは一般の学校保健の中で、養護の仕事の中で押さえているもので。 、 、ございます これにつきましては 建物の環境ということに限定されないものですからこの調査については引き続き調べております。
質問 竹田
学校の環境の部分と、子供たちの教育の部分について、その中で保健所のほうと分けて調査をしているということですから、それであればそのようにこれからも調査をして、続けていっていただきたいと。先ほども言ったのですけれども、先生方も年次ごとに新しく先生も入ってくる。そして、子供たちも毎年新しく入ってくる、また転校生も毎年おられるということで、人がかわるという不特定多数の人間が入れかわり立、 。ちかわりする学校であるのであれば 余計にそういうことが心配になってくるだろうともっと言うならば、この日本の国が環境省の中でエコチル調査を13年間やっていくということは、今まで考えられなかった、さまざまなアレルギーの子供が増えてきたりですね、考えられない突発的ないろいろな病気になったり、本当にもう考えられない、想像もつかないそういう急に病気になってしまったりという、アレルギーになってしまっている子供たちが多いわけですよね。教育関係者としても、そういうところを、これからもっともっと重視をしなければいけないんではないのかなということで、もう一度提言しておきますけれども、エコチル調査という、国がやろうとしていることを重視しながら、厚岸町でもそれと同じようなことをやるということになれば基本的にも大変です。そういったことのデータをつぶさに入手しながら、いろいろな方法策で子供たちを環境から守るという手段をとっていただきたい。いわば、子供は健康を害さず健康であるならば、勉学にも励めるということが一番だと思います。そういうことについてもう一度、ご答弁をお願いいたしたいと思います。
答弁 教育委員会管理課長 米内山(教育委員会管理課長は2012年12月まで)
今後も学校としては、1回目の答弁書にも書いてございますように、学校と相談をする中でやはり効果的な調査、これが何の目的で、どのようなことが発見できるのかというふうなことを、できるだけ明確にした中で調査を進めていきたいというふうに思っております。これは真龍小学校だけということではなく、真龍小学校、もう既に建ちまして何年かたってございますけれども、普通の学校と同じような状況になっているのかなという感じもしますので、この環境への影響という部分に関しましては、どのような調査が、それからどのようなことが有効なのかということを相談しながら、進めてまいりたいというふうに考えます。
質問 竹田
次に、2番目の特定疾患についての治療のための援護旅費助成について、ご質問いたします。、答弁にもありました特定疾患世帯の経済的負担の軽減と福祉の増進を図ることとして厚岸町では特定疾患患者援護旅費助成規制に基づき援護旅費の助成をを行っているところでありますというふうに書いておりますが、全くそのとおりだと思います。全く患者の経済的軽減を図ろうということを目的としているならば、この私の質問のところに本来であれば、年齢の引き下げをということを質問するところだったのですが、皆さんにお配りしているところの(2)番には、年齢を13歳くらいまで引き上げられないということを書いておりました。この部分についてお聞きしたいんですが、数人の町民から私のところに相談がありました。特定疾患のために旅費の援助を認定者証を持っていったところ、ある職員は二十歳からですと、別な人が行くと、いや18歳ですと。これは聞かれた人は二十歳以下だったので申請はしなかったという、これはもう一つの事件です。そういう実態がありますと。その後、もう一度聞きに行ったところ年齢制限はございませんという返答でした。これはちょっと問題だなというふうに思いまして、今回質問にさせていただいたんですけれども、職務怠慢というんですか、教育不足というんですか、それらについてはやはりきちっとしてもらいたいなというふうに思うんですけれども、その部分については答弁願いたいと思います。
答弁 保健福祉課長 松見(保健福祉課長は2014年3月まで)
町民よりの問い合わせに対する町あみか保健福祉センターにおいてのご説明において 町民の身になってその相談に対応するという部分で ちょっ、 、と聞き取りの部分で不十分があったのかなと一つ思いますが、年齢については、職員が誤ったということではないというふうに実は報告受けておりまして、じゃ、なぜそうなるのということであります。そういったことで、町民の問い合わせ相談の内容をきちっと聞く部分で、ちょっと欠けたのかなというふうに反省をさせていただいているところでございます。なお、このお知らせというものは、実は、障害者のしおりであるだとか、一般の町民の方には広報をもってPRさせていただいているんですけれども、5月号に載せておりますけれども、これを見た町民が窓口に来たというふうに判断しますと、やはりちょっと年齢等のことを書いておりませんので、改めて見ますとPRの部分としてはちょっと不十分であったのかなと、そういうように反省を込めて今後、十分に町民の意に添ったPR、あるいは相談対応をしてまいりたいと思っております。
質問 竹田
いいです。
質問 竹田
はい。