みんなの議会

厚岸町議会 平成22年第3回定例会 2010年9月16日

(1)幼児、子供を守る町の対応について/(2)厚岸湖内の底質環境について

2010年9月16日、厚岸町議会の一般質問で、竹田敏夫議員が「幼児、子供を守る町の対応について」「厚岸湖内の底質環境について」について質問し、町長 若狹、福祉課長 松見、産業振興課長 高谷、副町長 大沼が答弁しました。

質問者
竹田敏夫 議員
答弁者
町長 若狹、福祉課長 松見、産業振興課長 高谷、副町長 大沼

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 竹田

第3回定例会において、通告書のとおり質問させていただきます。1として、幼児、子供を守る町の対応について。(1)子供に対する虐待の実態は。報告や実態はあるのか。調査はどのようにしているのか。子供を守るための委員会組織などはどのようになっているのか。事故を未然に防止するための親へのアドバイスやケアなどについてのマニュアルはあるのか。あってはならないことだが、起こってからのアドバイスやケアの対応マニュアルはあるのか。、 。 。 、2として 厚岸湖内の底質環境について (1)環境はどのように変化しているのか この先何年も本当に大丈夫なのか。何かの手だては必要ないのか。心配なところはないのか。以上であります。よろしくお願いを申し上げます。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

14番、竹田議員のご質問にお答えをいたします。1点目の幼児、子供を守る町の対応について、子供に対する虐待の実態はとのお尋ねでありますが、まず、報告や実態についてでありますが、町では、過去に、関係者から釧路児童相談所に通告があり、児童相談所から町に報告があった内容で、小学生の子供に対する母親のしかり方が問題となった事例があります。この事例では、関係機関が集まり検討した結果、あざなどができている状況にはないということでありましたので、保健師による家庭訪問継続での母親の話し相手になる対応をとりました。現在では、母親がみずから保健福祉総合センターに来所し、継続した関係が保たれています。また、同じ年にはもう1件の事例があり、高校に通う生徒がやせていて何も食べていない、 、という通告が近所の人から釧路児童相談所にあった件ですが 児童相談所からは町に対してこの生徒の世帯の状況を教えていただきたいという内容でありました。関係者が集まり検討した結果、この生徒はふだんからそういうやせた容姿ということが確認でき、学校でも頑張っているし、授業態度もよいほうだということで、継続的観察を行う中で、特に問題となった事例ではありませんでした。なお、ただいま申し上げました2件の事例のほかに、現在、町における児童虐待相談の事例はない状況となっています。次に、調査はどのようにしているかにつきましては、相談事例の中で面接を行う緊急性のある内容については、家庭訪問を実施することにしているところです。また、日ごろからは、母親の妊娠期からとなる釧路管内養育者支援、保健・医療連携システムの実施により、医療機関からの情報を養育支援に役立てる中で虐待が行われていないかどうかの確認と、出生時における乳児家庭全戸訪問事業の実施により、その中で養育支援が特に必要であると判断した家庭に対する養育支援訪問事業に発展させるほか、4カ月児の養育者との赤ちゃん相談の中で、子育てアンケートを聞き取る児童虐待予防ケアマネジメント事業の実施により、虐待の調査を実施しています。次に、子供を守るための委員会組織などはどのようになっているのかにつきましては、平成18年度に、釧路児童相談所、釧路保健所、厚岸警察署、校長会、教育委員会の各課室、町立厚岸病院、町民課、保健介護課、保育所、福祉課、厚岸町社会福祉協議会、幼稚園、厚岸町民生委員児童委員協議会に参加を求め、児童福祉法に基づく厚岸町要保護児童対策協議会を設置しています。、 、 、この協議会は 年1回程度開催していくこととしておりますが 事例の対応に当たってはこれらの機関から実務レベルの職員が柔軟に集まり、ケース検討会議を開催できる仕組みとしています。次に、事故を未然に防止するための親へのアドバイスやケアなどについてのマニュアルはあるのかにつきましては、先ほど申し上げました各種の事業における実施の手引とガイドラインがマニュアルとしての役割を果たしているところでございます。次に、あってはならないことだが、起こってからのアドバイスやケアの対応マニュアルはあるのかにつきましては、北海道が策定した、町の役割としての、関係機関における初期対応の実践編となる子供への虐待対応マニュアルを運用しているところです。虐待を受けた子供と虐待を行った保護者に対するケアにつきましては、児童相談所によって、医療機関と連携して専門家によるカウンセリングが行われますが、町としても、児童虐待を受けた児童のケア並びに児童虐待を行った保護者の指導及び支援のあり方についての調査研究及び検証を行うものとしているところでございます。続いて、2点目の厚岸湖内の底質環境について、環境はどのように変化しているのかとのお尋ねでありますが、厚岸湖内の底質調査データにつきましては、厚岸漁協が実施しております漁場造成環境調査事業で得られた結果に基づき回答をさせていただきます。この調査は、厚岸沿岸域の漁場環境及び資源動向を把握し、計画的に漁場を利用し、適正に水産資源を管理することを目的として実施しており、協力機関として厚岸町及び釧路水産試験場、釧路地区水産技術普及指導所が参画しております。この事業では、平成5年から厚岸海域の水質調査が始まり、平成8年に底質調査が追加されております。、 、底質調査の測定項目につきましては 湖内底泥の汚れの指標となる値のCOD及び硫化物湖内底泥の有機物堆積の指標となる強熱減量、3項目で、年4回実施しております。配付した資料は、平成19年3月の一般質問の際に提出させていただいたものと同様に、厚岸湖を代表する場所であります弁天島裏の11号島付近の結果を、調査回数年4回分の平均値で示させていただいております。これら測定項目の傾向を個別に見ますと、CODの値は、平成17年以降ほぼ横ばいであります。硫化物は平成19年に、強熱減量は平成16年に、それぞれ一時的に高い値が観測されましたが、それ以外の年度はおおむね同程度の値を示しており、これらの結果から、厚岸湖の底質環境が著しく悪化しているとは判断できないと考えております。次に、この先、何年も本当に大丈夫なのか、何かの手だては必要ないかとのお尋ねでありますが、厚岸湖は、ラムサール条約にも登録されている豊かな自然環境を有しており、町民はもとより道民共有の貴重な財産であり、かつ、カキやアサリなどの漁業生産活動の場であります。この厚岸湖内の環境について、北大厚岸臨海実験所の前所長の向井先生や現所長の仲岡先生からは、将来、漁業生産性の低下が危惧されることなどを指摘されております。こうしたことを踏まえ、町としては、自然環境の保全と一次産業振興のバランスをとりつつ、調和のとれた施策を進めていきたいと考えており、その手だてとしては、海域の富栄養化防止対策及び環境負荷低減対策として、環境機関と連携し、湖岸の清掃や石けん運動の取り組み、漁業系廃棄物であるヒトデや肉食性巻き貝などの適正処理、下水道の普及、カキ殻水質浄化実証試験などを行ってきております。しかし、これらの手だてだけで十分とは考えておりませんので、以前からご提案いただいているカキ殻サンド工法も含め、情報収集を行っているところでありますが、全国的に、より深刻な海域において、現在のところ、底質の浄化を大規模に解決する技術については確立されたものはなく、今後も情報収集に努めていきたいと考えております。次に、心配なところはないのかとのお尋ねについてでありますが、先ほど説明させていただいた調査結果に加え 海域の富栄養化が進んだ場合に発生すると言われる赤潮や青潮といっ、た障害が厚岸海域では観察されていないことから考えますと、現時点では、厚岸湖の底質環境は著しく悪化しているとは言えないと考えられますが、こうした種々の環境負荷低減対策を講じていても、著しい気候の変動や、大規模な産業構造の変化などが生ずると、水系へ大きな負荷がかかる可能性も否定できません。したがいまして、町としては、先ほど述べました環境負荷低減対策や情報収集を継続するとともに、漁場造成環境調査事業への補助も継続し、厚岸湖内の底質環境の状況把握に努めていきたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと存じます。以上でございます。

質問 竹田

まず、日本の社会全体と、それから厚岸町における実態なんですけども、社会全体的にいいますと、離婚率と、それから虐待というのが、非常に比例をして進んでいるということが社会的にわかっております。厚岸町での離婚率というのと、それから人数というのは、把握はできないという回答がありましたけども、多分、理事者側も思っていることと思いますが、先ほど述べた離婚率と虐待率というのは比例しているものというふうにとらえると、厚岸町も非常に離婚率が高い地域。隣の釧路市では、北海道ではナンバーワンというふうに言われている。その近隣の厚岸。 、町も離婚率が高いというふうにお聞きをしております その数字が幾らなのかということは非常に調査が難しいということで回答は厚岸町から得られませんでしたけれども、推測されるのは、離婚率が決して低くはない、高いほうだろうという意味合いから考えると、虐待ということが起きても不思議ではないというふうにとらえるべきと考えられるわけです。ただ、厚岸町においては、先ほど答弁されました、厚岸町においてはそういう事例は今のところないんだというお話ですけれども、今後の対応ということで、国のほうでは、親子の名前がわからない場合でも 児童相談所が出頭を要求できるよう法律を変え そういった個々、 、の訪問ができるようにやりやすくしようという、そういう提案もしております。また、こんにちは赤ちゃん事業ということで、虐待の温床の母親の育児不安や孤立化を防ぐため、子育て支援の情報提供や 母親の不安や悩みを聞くとか 養育関係の掌握などを努めていきましょ、 、うという、そういう取り組みも国で進んでおります。先ほど1回目の答弁のあったとおりだと思いますけども、虐待の事例も最近はさまざまな、 、 、虐待があるということで 平成11年から 身体的虐待は社会的に平成20年に比べて約2.73倍ネグレクトという育児放棄については、平成11年から平成20年にかけて約4.62倍、性的虐待は2.24倍、心理的虐待は5.58倍、総体的にいうと3.66倍という実態が出ております。厚岸町においても、少子化が進んでいる中、子供は未来の宝という意味からも、こうした事件が起きないよう努めていってもらいたいというふうに思いますが、今後の細部にわたっての取り組みということを、厚岸町としてはどのように独自で考えておられるのか、もう一度お聞きしたいと思います。

答弁 福祉課長 松見

ただいま1回目の町長の答弁の中で、一連の事業により、それぞれの調査が行われている現状をご理解いただけたかなと思います。この事業については、近年始まったような事業でありまして、もちろん虐待をとらえた事業でございます。そういったことで、これのさらなる充実はもとより、保育所あるいは幼稚園、そういう日ごろ子供と接する部署において、さらに日常の子供の生活態度であるだとか、お母さんの様子だとか、そういうものをもっと観察していく必要があるのかなというふうに思います。具体的に今すぐやれるというものについては、そういった子供と接する現場でのより深い観察というのか、それを深めていくことだというふうに考えているところでございます。

質問 竹田

子どもの虹情報研修センターというところでは、児童虐待防止の対策としては、社会全体として早急に取り組むことが防止策の一番であるというふうに言われています。この早急な防止策を考えるといった中で、発生予防という課題の中で、虐待問題への理解をふやすというか、社会全体に浸透していくことがまず大事であるといった中で、細部というのはどういうことを言われているのかというと、まず、中学生、高校生のときから乳幼児との触れ合い体験などを通じて、本来、人間が持つべき母性愛の育成ということも書かれております。、 、 。また 児童虐待防止推進月間というのがあるんですけども これは何月なんでしょうかねそれらについて、もう一度お聞きしたいと思います。

答弁 福祉課長 松見

総体的に日本が今、児童虐待について取り組むべきものを今、議員のほうからご説明をしていただいたところでございますけども、まさしくこれは厚岸町だけのものではないということでございます。先ほど私、具体的には厚岸町でという狭い範囲での答弁ということでございました。おわびしたいと思います。そういった中で、中高生の幼児との体験、これについても、厚岸町では取り入れております。私なりに考えますと、それもそうですけども、お母さんたちが、保護者が、その子供にどういった愛着を持っているかというのがやはり大きな問題だと思います。ですから、お母さん、保護者になる前に、そういった小中高生の時代に幼児との触れ合い体験をすることが重要だなというふうにとらえております。これについては町でもやっておりますので、引き続き、事業継続がされるものと考えております。もう1点目の児童虐待防止推進月間と申しまして、これは毎年11月に行われるといったことでございます。

質問 竹田

虐待を防ごうということで、早期発見、早期対応が大事ということで、国として虐待についての法律施行が始まった途端に、通告が非常に多くなって、施行前よりも相当な倍率が事実出てきたという話がまずあります。都会と田舎という表現は適切かどうかはちょっと、わかりやすい説明でいけば、東京都内と、対する田舎といえば地方、厚岸町というふうに、都会と地方というふうに見たときに、そこに通報ということを考えたときに、都会の通報する人間の心理的な部分、それから田舎の人間がというか、地方、こういう小さなまちの人間が通報するときの心理的な部分、どう違うかというふうなことも言われている部分があります。これは非常に大切な部分なんですけれども、都会は隣に住んでいるのがなかなか見えない、どんな人が住んでいるのかわからないという実態がありますから、どんな人が通報したのかまずわからないということが、通報した結果、それを調べるということがなかなかできない、わからないというのがありまして、通報しやすいというのが別にあるというふうに言われています。しかし、こういった町村でいくと、隣にどんな人がふだん住んでいるのか、どんな人に見られているのかということがつぶさにわかるということから、逆に言えば、そういう実態があっても通報すると後で何か言われるんじゃないかというような心配をされることがあって、通報したくても通報できないという、そういった逆の悪さが働くというふうに指摘されています。そういった部分についても、町としては町独自の考え方がそこで必要ではないのかというふうに思いますけども、私の言っている細部というのは、そこまで考えた厚岸町独自の施策を考えてはいかがかということなんですけども、それについていかがでしょうか。

答弁 福祉課長 松見

通告ということが、児童虐待防止に関する法律によって、国民の義務ということで課せられているわけでございます。かといって、通告すると自分が通告者だとわかるんじゃないのか、そういうご心配というふうに理解させていただきます。厚岸町内においては、実際どうなのかという実態でございますけども、ちょっととらえにくいなという部分はご理解いただけると思うんですが、私ども町といたしましては、行政のみならず、民生委員、児童委員の方々にも協力していただいて、みずから研修会の中でテーマとして掲げていただいて、児童虐待というものを学んでいただいております。そういった中で、地域で児童虐待について理解していこうということが、まず民生委員、児童委員の中から進めているところでございまして、こういった方がどういった役割を果たせるかというのは今後の課題だと思いますが、まず、町民全体にそういった遠慮せず通報しましょうとい、 、 。うよりも前に 関係者が児童虐待を慎重に考えて その上で具体的なものが出てくるかなと具体的に今申し上げる内容は持ち得ていないということでございます。

質問 竹田

細部にわたってということで、本当に起こってはならない部分なので、よろしくお願いしたいと思います。続いて、厚岸湖の底質環境についてお聞きします。町民の方々から、厚岸湖の、要するに数十年前の環境と最近の環境とのとらえ方について。 、 、 、お話がたまたまされました その中で いろんな厚岸湖の利用の仕方がありまして 湖内の特に外周周りの底質の汚泥の環境という、要するに汚れている、汚れていないという部分からも言われているんですけども、まずは、随分浅くなったなという声が聞かれます。この原因というのは何なのかということがまず危惧されるわけですけども、そういったことは、事実、目にしなければわからない部分というふうにはあるんですけれども、海水面の厚岸湾も厚岸湖も、外海もそうなんですけども、海水の部分については、いろいろな気象状況の環境によってかきまぜられるという部分がありまして、データをとるのが非常に難しいというふ、 、うにされていますけれども 底質汚泥についての固くなった地層というふうになってくるとどうしても環境変化によって泥は堆積したままで、なかなか減っていくということが、進行していかないというか、減るということに関してなかなか進まないというのが、これは網走湖も厚岸と似たような環境で、汽水湖で、面積もさほどそんなに変わらないところでカキの養殖をしております。そういった中で、泥の回収という部分について、まずはお聞きしたいんですけども、厚岸町の湾の底に泥の堆積というのは、まず、あるのかないのかという話になると、あると。あるとするならば、10年、20年前からどの程度たまってきたのかということも考えなければならない。環境が変わってきている、変わってきていないという調査は必要だけれども、堆積、 、されているのかいないのかという部分についても 潮の流れというのが非常に変わってくるそういった中で、先ほど答弁の中にもありました赤潮や、そういうのが発生していくという。 、 、ことも危惧されます そういった中で 何もないんだということであればいいんですけどもそういった心配はされているということは事実なので、泥の堆積の部分について、どのように厚岸町としては掌握されているのか、まずその点を聞きたいと思います。

質問 竹田

厚岸湖内の環境について、北大厚岸臨海実験所の前所長の向井先生や現所長の仲岡先生からは、将来、漁業生産性の低下が危惧されるというふうに指摘されているという部分については、この内容についてどうのこうのというふうに聞く部分ではないと私は思っておりますが、危惧されるということであれば、その辺の将来的な心配をされて、早目にどういった手だてをしたほうがいいのかということの答えはそろそろ出すべきではないかというふうに私は思います。というのは、前にも私、平成16年の一般質問だと思うんですけども、春採湖の汚泥の部分の、ヒブナが壊滅状態になったというお話で、春採湖についての部分で厚岸湖は大丈夫なのかといったような質問をさせていただきました。その中で、将来的に厚岸湖がもし泥の堆積で困ったなというふうになったときに、何をしなければいけないのかというと、いろいろ調べてみたんですけども、泥を吸い上げると、泥を回収するということが一番簡単で望ましい方法だというふうに言われているみたいです。今のところですね。その泥の回収をするということが、先ほどの資料にもございます、COD、硫化物量、強熱減量が要するにふえていかない、そういうことを防げるとされているというのはご存じだというふうに思います。その上で環境を守る、漁場を守るということをどのように考えるべきなのかということが大事になってくると思います。その上で、例えば、春採湖の場合に、この泥を回収するのをポンプで吸い上げて、きれいになった泥をまた戻すというようなことをしたんですが、春採湖の場合に2万5,125立米、当時、何回かにわたって泥を回収したと。そのときの1立米単価の費用が大体3,200円なんですけども、今の単価でいくと2,846円かかるそうです。これを加算すると7,150万円かかったということで、ダンプの数にすると4,187台分というふうになるわけです。また、網走湖の実態を申し上げると、14万888立米、今の金額の2,846円を掛けると約4億円かかるそうであります。ダンプにすると2万3,481台、相当な数だというふうになります。このような結果になるということになれば、相当のお金がかかるということを考えたときに、厚岸町の将来を考えて、第一次産業を守る上で、危惧されるのであれば、これからどのような調査をしていって、どのような手当てをしなければいけないのかということを、それぞれの機関で考えていくべき時期に来ているのではないかなというふうに私は思うので、その辺をもう一度お答え願いたいと思います。

答弁 産業振興課長 高谷(産業振興課長は2012年9月まで)

ただいま議員おっしゃいましたように、春採湖だとかサロマ湖、泥の回収で何千万円、何億円という、そういう方法もあるよというお話をいただきました。それから、議員が以前からおっしゃっていましたカキ殻サンド工法。カキ殻サンド工法につきましては、平成14年度に静岡県が、民間事業者などから浜名湖をきれいにするための浄化技術を公募してということで、環境保全に応用できるかを実証する技術発掘事業を行ったという内容でございます。議員は、その内容はよくご存じかと思われますけども、そういったことも含めまして、カキ殻だとかの水環境改善技術につきまして、いろいろと情報収集なり、その実験の結果、考察なりを私どもいろいろと今勉強させていただいております。費用の問題 それからいろんな状況もあります それから いわゆる実験の場合は 200、 。 、 、平米という、そういう大きさの中での実験で効果、改善が認められただとか、ただ、実用化するためにはいろいろと課題があるだとか、厚岸湖の場合も面積でいうと32.3万平方キロメートルということで、実験の200平米に対しては、実際の厚岸湖自体は相当大き。 、な面積でございます いろいろとその後の実績はあるかないかということも含めましてそのメーカーに確認しましたら、今のところは、その実験後には実績はないということでございました。そういった意味で、今後において、さらに情報収集に努めてまいりたいという今の考えでございます。さらに、それ以外、今の底質環境をデータでお渡ししましたけども、ある年度、ある年度、先ほど1回目のご答弁にも申し上げましたが、一時的に高い値が観測されたということでございますが、右肩上がりでずっと上がってきているという状況ではございません。さらには、漁場間の調査の考察の中では、底質調査の結果では、急激な底質の悪化を示すとは考えにくいと。ただ、今後の推移に注視していくべきだという考察をいただいております。それから、厚岸湖、厚岸湾は半閉鎖的な環境であり、漁場環境は外海よりは悪化しやすい海域であるけども、今後も底質の各項目における数値の推移に十分注意していく必要があると、こう述べられております。そういったことも踏まえまして、先ほどのカキ殻サンド工法も含めまして、いろいろと検討して、注視していきたいという考えでございます。

質問 竹田

非常に難しい環境保全のための取り組みというふうに自分自身もとらえております。その中で、厚岸町の紹介、並びに議会の概要などにもさまざまな角度から厚岸湖のことが載っています。また、厚岸の厚岸湖、厚岸湾は、第一次産業の水揚げを高く評価される、誇りを持てる環境 漁場であると そのカキ アサリは 厚岸町においても産業の第一歩を走っ、 。 、 、ている、そういう環境、漁場を必ずしも永遠に守っていかなければならない。そして後世に伝えていかなければならない大事な宝物だというふうに理解をしているのは、理事者も我々も、町民も同じことだと思います。ゆえに、そういった観光を含めての食が失われるということは、厚岸町がだめになるという大事な部分に来ているのではないかというふうに思います。その上で、もう一度町長にお願いしたいんですけども、そういったことを見据えながら、将来に向かって、この厚岸の厚岸湖、厚岸湾の環境が守られていくことを当然考えておられると思いますけども、先ほど答弁にもありました、提案していましたカキ殻サンド工法、厚岸はアサリ、カキがたくさんあります。このカキ殻を、ただふとんかごに入れて湖底に沈めるといったことで、カキ殻の空隙の中に泥や、それからその他のカキのふんだとか、そういうものが全部その中に入って、定期的にそれを揚げて、また乾燥させて、またそれを入れるといった、そういう施策方法でありますけども、そういったものを早目に何とか取り上げてほしいなというふうに思います。また、環境が著しく変わったときに、泥の堆積されたものを回収するというふうになった場合に、多額の費用がかかるということは先ほど説明したとおりであります。早目の手当てをするために、厚岸町独自でやるということは大変費用がかかると思います。環境を守るためにどういった手だてが必要なのか、どういった方法論で、どういったお金を使うべきかということは、国にいろいろな支援を求めて、いろいろな研究する上での支援があるのかないのか、そういった部分も含めて、厚岸湖の環境を守るためにどうしていったらいいのかという部分を考えていただきたいというふうに思います。

答弁 副町長 大沼(副町長は2017年9月まで)

春採湖、それから網走湖の例を示していただいて、厚岸湖で何らかの対策ができないかという趣旨のご質問だろうというふうに思います。春採湖の場合は、閉鎖性の海域、それから網走湖の場合は、北海道開発局が平成20年度から底泥の回収作業に当たっているというふうに、これは国の事業として行われているというふうに認識をしておりますが、この厚岸湖の底質、底泥の問題、これを直ちに網走のやり方を持ってきていいのかどうなのかというのは、まだもう少し経緯、経過というものを見る必要があるのではないか。厚岸湖の底泥、底質というものは、これはもう有史以来ずっと続けられて今日に来ているという状況でありますから、それから厚岸湖内は漁業権を設定されている漁場でもあるということで、漁業協同組合とも、どういう方法がいいのかということを良く協議をして進めていかなければならない問題だろうというふうに思います。網走湖のやり方がよくて、貝類、あるいは魚類にもよくて、環境にいい影響を与えるというものであれば、この4億円という数字は、私は決して高いものではないなというふうに思いますが、しかしながら、まだこの検証結果というものが出ていないし、歴史的な背景もあるし、漁業権の問題もあるしという、さまざまな問題があるということを認識しながらも、どうやって厚岸湖の環境を保全していくかということは、きちっと対応を図っていかなければならない問題だろうというふうに思います。

質問 竹田

環境の問題ですから 今どうのこうのということを言っているわけではないので、 、厚岸湖もデータを見せていただいた結果 今どうのこうのという問題ではないというふうに安心される部分もあります。がしかし、地球温暖化、または地球環境の変化というふうに言われている中で、厚岸湖もよくなるのか、悪くなるのかといった心配が町民側にもあるというふうに思っております。そういった中で今回の質問をさせてもらったわけですけど、早目の手当てということを危惧されて、どういった方法論がいいのかという、今、副町長の答弁もありましたとおり、本当にどういったことが一番いいのかという、いろんなことを進める部分については、いろんな部分の邪魔な部分があって ぽんぽんぽんとは前に進まないのはよくわかります そういっ、 。た中で、何度も言いますけど、環境を守ること、イコール厚岸町の観光を守ること、いわゆる厚岸町の財政を守るということは、おまえに言われなくてもわかっているんだと言われるような気がしますけども、ぜひ、そういうことを思いながら、環境を守っていくためにいろんなことを考えていっていただきたいというふうに要望して、終わりたいと思います。

答弁 副町長 大沼(副町長は2017年9月まで)

大変大事な、町としては重要な生産の場所でもありますし、この環境保全という対策をきちっと講じていかなければならないというのは、ご質問者と同じ考えでありますし、引き続き、どうやってこの環境を守っていけるかどうか、議論を重ねながら、あるいは必要なデータも集めて、検討を進めてまいりたいと、そのように考えております。

出典:厚岸町議会 平成22年第3回定例会 2010年9月16日 議事録 PDF(35ページ) 間違いを知らせる