みんなの議会

厚岸町議会 平成20年第3回定例会 2008年9月24日

(1)燃油高騰について/(2)矢臼別演習場における米海兵隊の実弾砲撃訓練と特定防衛施設周辺整備調整交付金に伴う事業について

2008年9月24日、厚岸町議会の一般質問で、谷口弘議員が「燃油高騰について」「矢臼別演習場における米海兵隊の実弾砲撃訓練と特定防衛施設周辺整備調整交付金に伴う事業について」について質問し、町長 若狹、産業振興課長 大崎、総務課長 豊原、まちづくり推進課長 田辺が答弁しました。

質問者
谷口弘 議員
答弁者
町長 若狹、産業振興課長 大崎、総務課長 豊原、まちづくり推進課長 田辺

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 谷口

本定例会一般質問に当たりまして、通告しておりました2件についてお伺いをいたします。まず初めに、燃油高騰についてお伺いをいたします。原油や穀物の急騰が国民の暮らしと営業に大きな打撃を与えております。特に生産コストに占める燃料代や飼料代などの割合が高い農業、漁業などは存亡の危機にさらされていると思います。厚岸町は漁業、農業が中心産業であります。原油の異常な高騰により燃油、飼料、生産資材など軒並み値上がりし、大きな打撃を受けておりますが、これに伴う地域産業の現状がどのようになっているのか、その対策はどのように行われてい、 、 、るか 現在までの対策について また町としてどのような取り組みを行ってきているかお伺いをいたします。次に、矢臼別演習場における米海兵隊の実弾砲撃訓練と特定防衛施設周辺整備調整交付金に伴う事業についてお伺いをいたします。矢臼別における在沖縄米海兵隊の実弾砲撃訓練の日程は、11月中旬から12月中旬に行われることが、去る7月2日に発表されておりますが、現在まで厚岸町にどのような情報が入っているのか、今回も小火器の訓練を行うことになるのか、訓練内容の拡大などとともに、米兵の規律の問題もあり、訓練地の町としての対応とこの訓練を引き続き容認していくのか、住民の問題を考えますと中止を要請すべきと思いますが、お伺いをいたします。次に、特定防衛施設周辺整備調整交付金に伴う本年度の事業と今後の見通しはどうなっているか、お伺いをいたしまして、私の1回目の質問といたします。よろしくご答弁お願いいたします。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

10番、谷口議員のご質問にお答えいたします。まず、1点目の燃油高騰に伴う地域産業の現状はどのようになっているのか、その対、 、 、策はどのように行われているかのお尋ねで まず厚岸町は漁業 農業が中心産業であり原油の異常な高騰により燃油、飼料、生産資材など、軒並み値上がりし大きな打撃を受けているが、現在までにどのような対策がとられているのか、町としての取り組みについて伺うとのご質問でありますが、このたびの国際的な規模での燃油高騰は、漁業や農業ばかりでなくあらゆる産業を直撃しております。まず漁業についてですが、漁業で使用される燃料のうち、A重油はサンマ漁船やコンブの乾燥機、軽油は5トンクラスのカニかごなどの漁船、ガソリンはコンブ漁などの船外機船、灯油については倉庫や乾燥機で使用されております。その中で最も使用料の多いA重油は、昨年より4割上昇し3年、 、前の価格の1.9倍となっており 漁協の協力により町内漁業者の影響度を試算したところ平成19年の取り扱い金額を基本に、平成20年7月までの使用実績と8月以降は19年と同じ量を使用するとして推計したところ、A重油だけでも8,773万円の負担増となり、ガソリン、軽油、灯油を合わせた合計では1億3,700万円となり、このほか、漁協以外から個、 、別に取引されていると思われる燃油も含めると 影響額はさらに膨らむものと考えられ加えて漁網などの生産資材の高騰もあり、非常に厳しい経営状況に置かれているものと認識しております。一方、酪農情勢では、農協がまとめた町内酪農家の営農計画集計金額に対して、燃油高騰のより経営費は2,655万円増額すると試算しましたが、直接的な燃油価格の高騰は、牛のえさとなる配合飼料の高騰や、草地にまく肥料の価格、さらには農業資材の価格に影響しており、猛烈な値上げ攻勢は酪農経営を一層圧迫している状況にあります。特に配合飼料価格は平成18年7月にはトン当たり4万2,600円だったものが 本年7月には1.3、倍の5万7,400円になっており、さらにトラクターなどの燃油高騰も平成17年度対比1.4倍の価格となっております。また、農家の経営状況を示す指標である農業物価指数で、平成17年を100とした場合 今年5月時点では配合飼料 軽油など光熱動力費いずれも136、 、と大幅アップとなり、一方、乳価は今年4月道内で実質7%アップにとどまり、農家収入減の1割を占める乳牛の雄の個体販売価格は89に下落している状況にあります。次に、国の漁業対策でありますが、国は7月28日、燃油高騰水産業緊急対策を決定しました。事業の柱は6項目、総額745億円で、漁業者が求めていた燃油費上昇分を国が実質的に補填する新たな支援策80億円が盛り込まれたところであります。これは省エネに取り組む漁業者グループに対し、燃油価格の上昇分の9割を補填する制度で、現在漁協では全組合員を対象に意向調査を行い、希望のあった約4グループ70経営体分について既に申請を行い、残りの2グループ約100経営体分の申請準備を進めております。また道では、この漁業用燃油の価格高騰などによる経営の悪化により、漁業近代化資金の償還が困難となった漁業者に対し、1年以内の償還期限の延長を実施することを決定いたしました。これを受けて漁協では、漁業近代化資金の償還の残高を有している漁業者63軒に対して意向調査を行ったところ、希望者がおられず、この制度の活用は見送ったとのことであります。当町におきましても、道が行うこの漁業近代化基金の償還延長を希望する漁業者に対し、町が独自に行っている利子補給についても、償還延長に伴う利子の増額支給対応ができないか検討を進めていたところですが、さきの漁協による意向調査の結果、需要がないということから検討を見送ったところであります。一方、農業におきましては、経営に深刻な影響を与えているとして、国は例年より1カ月早く本年2月に緊急対策を決定いたしました。しかし、引き続き予断を許さない状況にあることから、本年6月にさらに総額738億円とする追加対策を決定したところであります。決定された追加対策の内容は 1つ目として 加工原料乳生産者補給金単価を 昭和41、 、 、年の法施行以来初めて期中改定され、キロ当たり30銭増額し11円85銭で7月から適用されることになりました。2つ目には、配合飼料価格安定制度について、家畜のえさとなる飼料価格の上昇分の一部を補填する制度を見直して、安定運営を確保することとなりました。3つ目は、経営安定対策の自立強化として酪農緊急経営強化対策が新規に創設され、自給飼料の生産拡大や飼養管理の改善に取り組む搾乳農家に対して、経産牛1頭当たり年5,700円が交付されることになりました。これらの対策は町内の搾乳農家が対象となるもので、農協が窓口となって、各農家の経営状況に合わせた支援対策が取り組まれております。管内市町村における支援対策の取り組み状況についてでありますが、漁業、農業ともに、総じて既存の振興対策と助成措置を継続実施する状況であり、新たな振興策については、今後の情勢に応じて対策の必要性について検討するとのことであります。当町におきましても、今後の推移を見きわめながら対応を検討してまいりたいと考えますので、ご理解いただきたいと存じます。続きまして、2点目の矢臼別演習場における今年度の米海兵隊の実弾砲撃訓練と特定防衛施設周辺整備調整交付金に伴う事業についてお答えいたします。まず、今回の訓練日程と情報、訓練内容についてのお尋ねですが、矢臼別演習場にお、 、いて本年度実施される訓練は 質問者ご承知のとおり7月2日に公表されておりますがその内容は、11月中旬から12月中旬を部隊の展開期間として予定し、訓練の具体的な日程等については、今後日米間において調整を行い決定するというものであります。その後、具体的な情報は一切示されておらず、このたびの訓練部隊の規模や人員、車両数を、 、 。初め 機関銃などの小火器の射撃訓練の実施についても 現在のところ不明であります次に、訓練時の町としての対応についてのお尋ねですが、1つ目の対応としては、訓練実施計画が明らかになった時点で、関係4町と北海道で構成する矢臼別演習場関係機関連絡会議の行動に積極的に参加し、米海兵隊の高度の規律維持や、関係4町の共通の課題解決に向けて、北海道防衛局への要請活動を行うこととしております。2つ目の対応としては、訓練スケジュールが判明した段階で、役場内に厚岸町米海兵隊実弾射撃訓練にかかわる庁内連絡会議を設置し、周辺自治会や町民へ情報をお知らせし、注意を喚起するととも連携を密にして、町民生活にとって必要な安全対策を講じてまいりたいと存じます。次に、訓練を引き続き容認するのかとのお尋ねでありますが、在沖縄米海兵隊の実弾射撃訓練の本土への分散・実施については、国と国との約束事として、5つの演習場持ち回りで訓練が行われており、沖縄県の負担軽減を図る観点から、平成9年に矢臼別演習場を含む本土に分散・実施された経緯を踏まえるとき、受け入れざるを得ない状況であります。今後においても、訓練が固定化されることのないよう、北海道と関係4町がしっかりと連携し、対応してまいりたいと考えております。次に、特定防衛施設周辺整備調整交付金にかかわる今年度の事業と今後の見通しについてのご質問ですが、事前に要求のありました資料を配付していますので、これをもとに説明をさせていただきます。まず、今年度の事業予定でありますが、平成20年度の欄をごらんください。当初予算では、矢臼別演習場における米海兵隊の実弾射撃訓練が中隊規模で実施されるものと想定される一方で、計画された訓練が中止となった場合も考慮して、SACO関係特別交付金を55%に当たる6,138万円と見込み、調整交付金の総額を1億7,310万8,000円と想定した中で、特別養護老人ホーム増築事業ほか10事業の予算措置をしたところでございます。その後、さきに申し述べましたように、11月中旬から12月中旬に米海兵隊による実弾射撃訓練を予定している旨の通知を受けたところでありますが、今日までこの計画の変更がされておりません。このため、当初に想定した中隊規模の訓練が計画どおりに実施された場合の残り45%、5,022万円のSACO関係特別交付分の増額を見越し、太田線のスクールバス購入を前倒し実施するとともに、町立病院の全身用エックス線CT装置の更新を加えた医療機器購入を行う補正予算を今議会に提案した次第であります。なお、米海兵隊の実弾射撃訓練が仮に大隊規模で実施されますと、SACOの関係特別交付分がさらに2,970万円増額されることになりますが、その場合には次年度以降に予定する事業を含め、さらに調整したいと考えています。また 次年度以降の予定については 第9次実施計画でお示ししておりますが 平成21、 、 、年度では米海兵隊による実弾射撃訓練が中隊規模で実施されるものと想定し、SACO関係特別交付分を100%の1億1,160万円と見込み、調整交付金の総額を2億2,166万5,000円とした中で、資料にありますように全体で10事業の実施を予定しております。なお、平成22年度については、策定作業を進めている第5期厚岸町総合計画の期間となることから、現在の第9次実施計画では継続事業に絞り込んだ8事業の登載となっており、調整交付金も総額で1億7,879万円と抑えた形での記載となっております。以上でございます。

質問 谷口

今 町長からご答弁いただいたんですが まず燃油高騰の問題ですけれどもこの問題の一番の問題点は需要と供給の問題だけではないんですよね。これは一部の投機マネーによってこれが一層増幅されてしまっているということで、これが価格を押し上げて何の責任もない漁民や農民あるいはそれに関連する業者、消費者に責任を押しつけられてしまっているということだと思います。そういうことを考えると、この問題を解決するには国際的に解決をしなければならないし、政治的な問題としてきちんと解決をしていかなければならないというふうに思うんですよ。そういう点で、国にきちんとした対策をとっていっていただくということをしなければ、漁業者や農業者が立ち行かなくなるのは当然のことではないのかなというふうに私は思います。それで今、町長のほうからお話がございましたけれども、国が農業、漁業の対策をとっているんですけれども、結果的にはこれを十分に対策を消化するような状況になっていないと。今、町長が説明されたように、今回厚岸町で補填のための80億円、この事業で利用されているのが4つのグループ、2グループと4グループ、この2つのグループですよね。そして、道のほうで新たな事業をしようということになって支援の方向を出したけれども、結果的に利用したいという人たちがいないという、やっぱり今何が必要なのかということがきちんと、農業者、漁業者が本当に必要としている支援の事業はどういうものなのかきちんと把握した上で、それに見合った事業がされていかなければならないのではないのかなというふうに思うんですけれども、この辺については国あるいは道の対応がどういうふうに町として感じているのか、あるいは産業団体がこれらの事業に対してどのように押さえているのか、そしてどういう要望があるのかきちんと押さえていかなければならないのではないのかなというふうに思うんです。それで、サンマの一斉休漁を行ってみたりしてきていますよね。ですけれども、実際にはまだまだ国あるいは道の対応が、そういうところに行っていないし、非常に苦労しながら省エネ対策なども、ある意味限界に達しているのが今の状態ではないのかなというふうに思うんですけれども、それらについてもう一度お尋ねをいたします。矢臼別の演習場の問題、海兵隊の問題ですけれども、今年度は北富士の演習場と矢臼別演習場と日出生台と3カ所、前は5カ所の演習場の中から1カ所は休んで4演習場で行うというのが通例であったんですけれども、今年度は10月に北富士、11月から12月にかけて矢臼別、日出生台は来年の1月中旬から2月というふうに決まって発表されておりますけれども、今、町長のほうからご答弁ございましたけれども、海兵隊の演習がだんだん当たり前というか、そういうことになってくる、もうきっと10回目ぐらいになるんではないのかなというふうに思うんですけれども、初めはかなり慎重にやられていたんですけれども、だんだん対応がある意味傲慢になってきているんではないのかなというふうに思うんですよ。それで、町長の答弁で沖縄の痛みを分散するんだということでありますけれども、沖縄がそうした何か海兵隊の訓練等で痛みが減るような方向になっているのかということになると、県道104号線越えの実弾砲撃訓練がなくなった以外は、全部残っているんですね。そして新たな施設もつくられて人家に近いところで射撃訓練もさらに強められてきているということを考えると、非常にこの訓練がもう戦争に直結した訓練ですから、いつどういうことが起こるかわからないというのが実情ではないのかなというふうに思います。非常に結果的にはアメリカが始めた戦争でありますけれども、一向にアフガンにしてもイラクにしても安定するような方向が見えてこないと。そしてテロが逆に広がってきている状況にあるというような状況だと思うんですよね。そうしたときに、この間あたりも盛んにテレビでもやっておりましたけれども、戦地での体験から帰国後に大変な状況になっている青年がたくさんいるというようなことがテレビ報道されておりましたけれども、そういうことが実際にこの矢臼別演習場で当初いただいた155ミリの銃弾砲の砲撃訓練だけでなくて、小火器訓練がだんだん行われていくということになると、もう戦争の訓練がここでやられるということになると、その影響は非常に大きなものがあるんではないのかなというふうに私は思うんです。そういうことを考えると、地域としても非常に不安な状況にあるというふうに思います。そういう点で、この矢臼別の訓練についてはやはり縮小の方向で町長が前からおっしゃっていると思うんですけれども、そのあたりをきちんとやっぱりやっていかなければ、去年のように訓練が議会開会中の真っ最中にやられて、ほとんどの議会関係者は訓練の状況を見ることができないと、公開をしていながらそういう状態になっているというのも、非常に私は憤りを感じるわけでありますけれども、この点については今後どういうふうにしていくのか、もう一度お尋ねをいたします。それから、この演習場にかかわっての事業が今資料としても示されているんですけれども、結果的に演習場頼みの財政運営を余儀なくされてしまっているというのが、基地周辺の町の残念ながら財政運営にかかわっての状況ではないのかなというふうに思うんです。私はこういうものがなくても十分できるような財政運営をしていただきたいというふうに考えておりますけれども、結果的にこういう状況になっているということで、これも海兵隊の砲撃訓練次第で予算の規模も増減してしまうということになると、非常に安定した状況ではないなというふうに私は思うんですよ。ですから、これについてはやはり訓練があろうがなかろうがやっぱりきちんと裏づけをしてもらわないと困るんではないのかな。それから、前から言っているんですけれども、この受け入れをするときに地域の農家等に対する事業で一部事業を導入することができなかった農家があるんですよ。ところが、これはもうその事業が終わってしまったということで、結果的には代替の事業はないんですよね。これについてはやっぱり私はきちんと救済策の道筋をつけるべきではないのかなというふうに思うんですけれども、これはどうなんでしょうか、もう一度お伺いをしたいというふうに思います。以上です。

答弁 産業振興課長 大崎(産業振興課長は2009年9月まで)

まず、1点目の燃油高騰の関係のご質問でございます。この関係につきましては、7月15日に漁業者がまず一斉休漁いたしまして、それに厚岸の漁業者も参加をいたしまして、釧路で決起大会を行いました。これは全国一斉に決起大会を行ったと、そういう行動をとったということでございまして、私も参加をしましたけれども、厚岸からも多くの漁業者が参加をしまして、漁業者の切実な思いというものが伝わってきたということでございます。これらの漁業者の決起大会につきましては、かつてないことでございます。私も初めてでございましたけれども、マスコミもかなり大きく取り上げていただきまして、その、 、かいあってか 7月末には政府としても先ほど1回目の答弁でも申し上げましたとおり国もそういった政策をとったということでありまして、漁業者、それから産業団体、どのように感じ取ったということでありますけれども、総じてまず、今回初めてですが直接補填というものが、金額的には80億円でございましたけれども、直接補填が今回政策として盛り込まれたと。さらにその他の融資の枠が広がったと、そういったことでいろいろな政策がそれぞれ盛り込まれたわけですけれども、願わくば直接補填、そういったものがもう少し盛り込まれればというのが大方の産業団体あるいは漁業者もそういった見方をしてございます。それから、これからどういった要望をしていくのかということでありますが、町としましても生産者、漁業者あるいは農業者を含めまして、今回生産者一人一人、個人の事業主でございます。利潤があって初めて経営が成り立つ。現状では経営を続けるのが非常に厳しいと、漁業あるいは農業も非常に厳しい状況にございます。ですから生産者、抽象的な言い方になるかもしれませんけれども、生産者が生産を本当に続けられる、そういった政策を国にとっていただきたいというふうに、私自身はそのように感じてございます。ただ、今回国の政策、そういうものにとっては一定の評価がありつつ、若干不十分な点はありますけれども、一定の評価はできるのではないかというふうに思いますが、いろいろな今回燃油の高騰、それから飼料の高騰、農業者もいろいろ非常に厳しい状況に置かれていることは事実でございますので、国が生産を続けられる、そういった政策をとってほしいと私は思っております。以上でございます。

答弁 総務課長 豊原(総務課長は2009年6月まで)

矢臼別の海兵隊の問題でございます。議員おっしゃられますように、米軍の対応がどうなのか、この部分につきましては4町の関係者集まりましたときも話題になったわけでございますが、なかなか情報が出てこない。小火器を使うのか使わないかも現在の段階でもわからないわけであります。そういう点で早く情報をいただきたい、そういうような声は4町共通の声でございます。そういう点で、町としても地域の不安を和らげるということになりますと、正確な情報が必要でございます。そういう点についての情報の公開といいますか、そういうところでは今後も引き続き求めていかなきゃならない、そういう内容だろうなというふうに思っているところでございます。いずれにいたしましても、この訓練が固定化されないよう関係4町と、それから北海道とともに繰り返し繰り返し粘り強く要望してまいりたいというふうに考えているところでございます。

答弁 まちづくり推進課長 田辺(まちづくり推進課長は2010年3月まで)

私のほうからは防衛施設周辺整備調整交付金、これが厚岸町の3カ年実施計画の中で、いわゆる事業張りつけの上での財源対応になっている、これは紛れもない事実でございまして、お手元にお配りしましたような資料の実態になっているというのが資料に記載のとおりでございます。これに頼らない財政運営、そういうような財政という部分につきましては非常に望ましいかとは思いますけれども、実態としてはこのような形になって、これに基づいて厚岸の事業が推進されているということはご理解をいただきたいというふうに思います。それから、米海兵隊の訓練規模での交付金額の増減、これはこのSACOの関係での交付金制度、始まってからもいわゆる大隊規模、それから中隊規模、もしくは訓練が実施されない年度、こういった中で差が生じてきてございます。現在に至りまして、訓練が年度当初に計画されていて、それが計画年度の途中で中止になってしまったといった場合についても、その交付金が交付されないというような実は話が出まして、それはこの受け入れしている自治体にとっては非常に大きな問題だというような形の中から、これは全国のこの5演習場関係市町村こぞって、防衛庁との折衝、交渉、要請行動に当たってきたという結果の中で、訓練中止になった場合についても一応55%、これも私どものほうの要請の100%要求ではないですけれども、55%のいわゆる補償というような形が出てきているというようなことでございまして、こういった要請につきましては、全国の関係町村との連携の中でこういった要請を進めてきておりますし、今後におきましてもこういった交付金等にかかわる問題につきましては足並みをそろえる形で進めてまいりたいと、このように考えているところでございます。

答弁 産業振興課長 大崎(産業振興課長は2009年9月まで)

私のほうからはトライベツ地区で、SACOの事業で取り組めなかった方がおられて、その方の事業化といいますか、新しい施設の更新といいますか、が事業で取り組めないかというお話でございますけれども、前回この方については、当時取り組めなかったいろんな双方の事情等もお話をさせていただいて、こちらのほうからの文書という形で本人には通知をしてございます。それで、この件については、もし今度新しい事業ということになりますと、新たな民生安定事業地区としてトライベツ地区として起こさなければいけないというふうになります。そうなりますと地域そのもので、トライベツ地区一体となって取り組む事業というふうになる、そういったことになると採択がされますけれども、個人の施設として果たしてその個人的なものが対象になるのかと、同じメニューで果たして事業として成り立つのか、対象となるのかと、そういったことも含めて、農協等の協議ももちろん要りますし、それから地域との協議、それから地域で上がってくるものですから、地域として取り組めるのかと、そういったこともありますので、この点についてこちらのほうで研究をさせていただきたいなというふうに思いますので、とりあえずご理解をいただきたいと存じます。以上です。

質問 谷口

今説明していただいてわかったんですけれども、やはり生産者は簡単に自分みずからこの燃油高騰の問題では、自分が生産したものに燃油代の高騰分を上乗せするということはほとんど不可能ですよね。そうであれば、先ほど課長がおっしゃったように、直接補填をきちんとやっていただくということにもっていかなければ、なかなか大変ではないのかなというふうに思うんですよ。ですから、これについては粘り強くやっていただきたいなというふうに思います。これはもう、農業、漁業あるいは地域の運送だとか、そういうものも含めて全部今悲鳴を上げているというのが状況ではないのかなというふうに考えますので、そういう対応をぜひ強く国等に迫っていただきたいなというふうに思うんですが、よろしくお願いをいたします。それから、矢臼別の演習場の海兵隊の問題ですけれども、本当に沖縄の痛みを全国で分かち合おうということで、この5つの演習場が選ばれて訓練が行われるようになったんですけれども、分散実施がされたのはいいんですけれども、海兵隊が来る前はすごいですよね。このごろもう盛んに物すごい演習が行われていて、非常に初めは雷なのかなと思っていたら、よくよく聞いていたら大砲の音であったということで、非常に海兵隊が来る前の演習が非常に濃密になってきているんではないのかなと。そしてこの9月の下旬の訓練情報が私たち議員のところにも送られてきていますけれども、さまざまな訓練がこんなに行われているのかというように内容が濃密になってきている。海兵隊もやるけれども、自衛隊も非常に訓練がだんだん激しさを増しているんではないのかなというふうに思うんですよ。そういうことで、非常に戦争の訓練というのは、やはり私たちはそれが平和憲法を持つ国の国民でもありますから、こういうことに対してはしっかり対応していかないと、後々60年代前に起きたようなことが、また私たちがそういう悲惨な目に遭わないためにもきちんとした対応をとっていかなければ困るんではないのかなというふうに思うんですよ。そういう点ではこういう訓練が固定化されないように、あるいはできますれば、もうやらないというような方向にもっていくように対応していただきたいなというふうに思います。それから、施設周辺整備事業なんですけれども、結果的には訓練の規模あるいは訓練をやるかやらないか、これによって右往左往しなければならないというような状況ですよね。それで結果的に大隊規模であろうが中隊規模であろうが、私たちの見えないところでやる訓練に大隊規模も中隊規模もないと思うんですよ。やった迷惑料はきちんとしてもらわないと私は困ると思うんですよ。そういうことに対して、中隊規模、毎年こんな調子でいかれると、厚岸町としても困るんではないのかなと。それから、もし今年度は3カ所ですよね。そうすると、訓練が縮小されていくことによって、結果的には厚岸町にこの分のお金が来なくなるということになると、これは半分ですよね。今もらっている資料から見ても、それに占める割合が。そうすると、厚岸町自体も大変な状況になるんではないのかなというふうに思うんですよ。こういうお金で残念ながら頼らざるを得ない状況にありますけれども、国がこういうもので地方自治体を牛耳るようなやり方、その先例があの岩国ではなかったのかなというふうに思うんですけれども、私はこういうものに頼らなくても財政運営ができるように国に強く働きかけていただきたいなというふうに思うんですけれども、その点についてお伺いをいたしまして、私の質問を終わります。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

矢臼別演習場における米海兵隊の演習でございますが、この議会でたびたび質問もあり、同じような回答になるかと思いますが、町長といたしましては道と関係4町とともに将来にわたって固定化されないよう、国において最大限の努力を払うことや、地元の意向を十分反映し、万全な対策を確実に履行されるよう引き続き要請してまいりたいと存じます。また、SACOの交付金の関係でありますが、ご承知のとおり自治体においては当初予算に計上することが多いわけであります。そういうことを考えますと、速やかなる情報というのも大変大事なことでございます。しかしながら、昨今のアメリカ等の事情によってその情報が極めて遅い、また不明確であるという実態が今日起きている状況であります。しかしながら、演習という中でのSACOの交付金については速やかにSACO、北海道防衛局との連携の中で情報を開示しながら予算に計上してまいりたいと、かように考えますので、ご理解いただきたいと思います。

答弁 産業振興課長 大崎(産業振興課長は2009年9月まで)

谷口議員の3回目のご質問にお答えさせていただきます。議員おっしゃるとおり、直接補填等については粘り強くやっていただきたいというお話であります。確かに漁業も、それから農業も生産者が直接値段を決められないと、そういった実態がございます。もちろん牛乳の乳価にしてもメーカーとそれから生産者団体であるホクレンとが交渉して決まります。それから漁業の魚類についても市場で競りにかけられるということで、生産者が値段を決められないという実態がございます。ですから、国においてももっと漁業あるいは農業にそういった守る政策、漁業、農業を守る政策をとっていただきたいというふうに私ども考えてございますので、そういった町の声、浜の声、それから酪農をされている生産者の声を国のほうに申し上げたいというふうに考えてございますので、ご理解をいただきたいと存じます。

出典:厚岸町議会 平成20年第3回定例会 2008年9月24日 議事録 PDF(56ページ) 間違いを知らせる