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厚岸町議会 平成19年第4回定例会 2007年12月11日

厚岸町と釧路町の長年の懸案であるところの境界問題について

2007年12月11日、厚岸町議会の一般質問で、髙橋議員が「厚岸町と釧路町の長年の懸案であるところの境界問題について」質問し、町長 若狹が答弁しました。

質問者
髙橋 議員
答弁者
町長 若狹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 髙橋

第4回の定例会に当たり、通告に従い質問をさせていただきます。町職員各位におかれましては、年末のこの寒い時期に、町税ほかの滞納あるいは繰越金の徴収業務に奔走され、本当にご苦労さまでございます。心から敬意を表するものであります。私は、今回の定例会に当たりまして、通告どおり、厚岸町と釧路町の長年の懸案であるところの境界問題についてお尋ねをしてまいりたい、このように思います。町長、あなたは平成14年第4回定例会において、大変難しい問題であるということはしっかり踏まえ、解決に向けて取り組むと明言をして以来、6年余りの歳月が過ぎましたが、この間、両町の間でどのようなお話し合い、協議を何度持たれたのか、その経過について具体的な説明を町長に求めるものであります。町村境界がしっかりしないことで困るのは普通交付税についてでもあります。この点についても、わかりやすく丁寧な説明を求めるところであります。さらには、境界付近での災害発生時の対策について、厚岸町地域防災計画、そのマニュアルどおりで果たして万全なのかということであります。災害とは全く予期せぬ魔物であることをしっかり踏まえておく必要があるということを忘れてはいけないと思うところであります。以上の点について町長からの答弁を求めるものであります。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

4番、髙橋議員の一般質問にお答えをいたします。厚岸町と釧路町の境界についての質問でありますが、このことにつきましては、お尋ねのとおり平成14年の第4回定例会で一般質問を受けており、このときには、当時、釧路市と釧路町の合併協議会での行政課題にこの境界問題が盛り込まれるなどもあり、問題の解決に向かっての糸口を見出せるのではとの期待も抱き、当時の釧路支庁長の調整役の発揮をお願いし、また、釧路町長とも相談しながら、この未解決の問題に取り組む考えでお答えをいたしております。しかしながら、この問題解決の契機になり得るかと考えていた釧釧合併の機運がこの時期から大きく低下し、翌年の3月には合併協議会が正式に廃止されてしまい、この境界の解決に向けた釧路町での機運も立ち消えた感じを受けています。その後、釧路町長ともお話しをし、また、総務課長同士の協議もさせ、問題解決に向けた取り組み推進への提起もしていますが、釧路町側においては、これにかかわる議会での論議もなく、行政においても直ちに取り組もうとする機運はなく、今日まで進展していない状況にあります。髙橋議員も十分ご承知いただいているとおり、この境界問題は100年以上も前からの経過の中で解決に至っていない大変に難しい問題であり、今日まで双方平行線をたどり、その後の協議のきっかけも難しい状況で推移してきています。このような境界問題の解決には、双方の機運が盛り上がらなければ、一方だけで急いでも解決はできないといわれます。まず、釧路町側に解決に向けた機運を持ってもらえることが大事でありますし、今後も機会あるごとに相手に提起を続けてまいりたいと考えております。次に、普通交付税の算定に用いる基礎数値のお尋ねにお答えをいたします。普通交付税の算定に際しての基礎数値の1つとして市町村面積があります。釧路町との境界紛争区域の面積は約27平方キロメートルでありますが、普通交付税の算定上におけるこの区域面積の扱いにつきましては、釧路町と厚岸町の面積案分とすることで平成2年2月に釧路町と厚岸町の協議を終えており、現在もこの協議に基づき算定がされております。次に、境界付近での災害発生時等についての対策はできているのかとのお尋ねでありますが、当該地域においては法務局への登記により管轄区分がされております。境界紛争地域は現在釧路町の表記であり、釧路町の災害として対応されることになります。なお、釧路町と厚岸町は同じ釧路東部消防組合の管轄区域であり、交通事故などの災害対応における救急隊や消防隊の出動は、厚岸、釧路の両消防署が連携して行うなど、早期に的確に対応できるような体制がとられております。以上でございます。

質問 髙橋

町長からの答弁を求めたわけですけれども、この問題については、いろいろ資料等を調べた中では、平成11年にはこの問題を取り上げた議員もいらっしゃいます。もちろん13年もあります。14年は、町長が就任して間もないころにこの問題が取り上げられております。私がお尋ねしたのは、町長が就任して以来、何回にわたってこの問題について取り組んできたのか、その経過については何も答弁がないように聞こえます。長年にわたり両町が多額の調査費を計上し、多くの資料を積み重ね、再三再四にわたり協議に協議を重ね、いまだにその解決に見通しが立たないのはいかがなものか。町長、あなたは平成14年第4回の定例会で、議員の質問に対し次のような答弁をしているのであります。釧路町の主張は、ご承知のように、明治38年から44年までの連絡測量の結果による区域で、明らかに昆布森区域であるということであります。昭和16年の測量の結果、誤った測量による境界ができたというのが釧路町の主張であって、厚岸町の主張は、明治38年から44年までの連絡測量については、一部不明確であり誤りであると。昭和16年の測量結果が正確であるということで、お互いに相対する双方平行線の見解の主張を行っているということの答弁でありました。そこで、伺いたいと思います。境界地内の1,800町歩、あるいは2,000町歩ですか、土地の問題についてはどのようになったのかお伺いをしたいと思います。昭和48年ころから双方がともに協議を重ね、多くの資料をもとに調査研究を重ねてきた経緯については、議会に対しどのような説明をしてきたのかを伺いたい。町長、あなたは14年の第4回定例会において、いまだに明確になっていない釧路町と厚岸町の境界についてどのように考えているのかとの議員の質問に答えて、いずれにしても、早急に釧路町長とお会いし、この問題の協議をさせていただき、さらには釧路支、 、庁長に調停 裁定ということでお願いを申し上げたいとまでおっしゃっておりましたがその経過についても説明を求めるものであります。、 、いずれにしても 市町村の境界という案件については長い年月を要するということは、 、そう簡単な問題ではないということは承知しているものの やはりこの案件については町長、あなたの力で解決していただくしか方法はないのであります。町長、あなたの行政手腕に対する豊富な経験とすぐれた知識を生かし、厚岸町のこの問題の救世主になっていただくために、今こそ、地方交付税が削減される中にあって、この境界問題こそ早急な解決を迫られているところの何よりも大事な問題ではないかと思います。町長、あなたの決断の大きな望みに期待を申し上げながら、私の2回目の質問を終わります。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

私からお答えをさせていただきます。釧路町との境界問題につきましては、私が町長になりましてからお2人の議員さんからの質問をいただいております。今回で3人目でございます。さらにはまた、総務委員会においても、この問題については私からるる説明をしておるわけであります。さらにはまた、私が町長になる前の以前からも、当議会においていろいろと解決に向けての議論が重ねられておるところであります。すなわち、この問題は明治34年からの問題であります。爾来、今日まで、先ほどは100年と言いましたけれども、正式には106年、今日たっておるわけであります。そういう中で、いまだに解決をしておらないということは、町長としてもまことにざんきにたえな、 、 、く思っておりますし また 町長の責務として何とか解決の道を探らなければならない就任以来そういう気持ちで推進をいたしておるところであります。そこで、何回この問題について釧路町と話し合ったのかということでありますが、私は何度も当時の菅原町長等含めて協議を重ねておるところであります。さらにはまた、総務課長、これは担当実務者であります、同士でもお話しを正式にいただいて、それぞれ両町長の指示のもとで協議を重ねておるところでございます。それとまた、私がこの問題に議会で答弁をいたしましてから、早速、先ほどもお話しいたしましたけれども、合併等の推移を見ながら解決できるだろうと思っておりましたけれども、一方、私といたしましては、釧路支庁長に対しまして、この解決の問題について要請をいたし、釧路支庁長を中心として何らかの働きをしていただきたいということで、釧路支庁も動いたわけでありますが、しかしながら、北海道といたしましては、この問題については、いまだに調停等をやったこともない、できるならば両町で協議の中で円満に解決をいただけないかというお話もあり、私といたしましては、その趣旨を了として、さらに両町で円満な中で解決をいたしたいということで話を続けておるわけでございまして、本日の質問をさらに受けましたので、私はまたこの解決のために、さらに両町との大きな課題として釧路町にも話しかけながら進めてまいりたい、そのように考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。その他の問題については担当から答弁をさせたいと思っております。以上で、何か、質問の趣旨に沿った答弁だったと思いますが、何か漏れがあれば。

質問 髙橋

特別の漏れはございませんけれども、町長がおっしゃっているように、町長が就任以来一、二回程度、3回ぐらいですか、そのような会合を持っている。やはりこの問題は、町長も今おっしゃっているように100年ぐらいの問題で、別にこれは紛争地帯ではないんですよね。要するに、お互いにここからここまではおれなんだよと、こうなんだよと、ただそれだけの話し合いなんですから、支庁なり道なりが仲裁に入ってもらえば明確に速やかに解決できる問題じゃないのかと、このように思うわけであります。そういったあれでないですかね。いろんな議事録等を踏まえた中で、町長が平成14年第4回の議員の質問に対して言っていることは、支庁長に調停、裁定等をお願いして、できるだけこの問題の決着を図りたいと。こう言っている割にはその回数が少ないのかな、そういうお話し合いがたび重なって協議をしているのかなというようなニュアンスが全くないというのが非常に残念であります。ぜひとも町長が在任中にこの方向づけをきちっと見出してほしい、こうお願いをして私の質問を終わります。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

お答えをさせていただきます。先ほど髙橋議員から、両町の相違についての説明がございました。ご承知のとおり、全くそのとおりでございまして、相対立するお互いの見解でございます。その一致したところを見出すのが今日までかかっておるわけでございまして、今ご指摘がございましたとおり、この問題は両町にとっても大変な問題であります。しかし、既にその地域は釧路町になっていることでありますので、釧路町においては当然異議を申し出るような形にはないわけでありまして、一方、厚岸町は見解が相違でありますので、この点なかなか難しい点があるわけであります。しかしながら、両町ともこれから解決に向けての協議を、私の方から声をかけて進めてまいりたい。しかし、早急に解決できるかどうか、これは今後の取り組みに私自体も期待をいたしたい、そういうふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。

出典:厚岸町議会 平成19年第4回定例会 2007年12月11日 議事録 PDF(10ページ) 間違いを知らせる