厚岸町議会 平成19年第4回定例会 2007年12月11日
(1)自治体病院の再編について/(2)医療制度改革関連法による病床転換の方向性とその影響について
2007年12月11日、厚岸町議会の一般質問で、安達由圃議員が「自治体病院の再編について」「医療制度改革関連法による病床転換の方向性とその影響について」について質問し、町長 若狹、病院事務長 斉藤、保健介護課長 豊原が答弁しました。
- 質問者
- 安達由圃 議員
- 答弁者
- 町長 若狹、病院事務長 斉藤、保健介護課長 豊原
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 安達
今回の定例会におきまして、さきに通告しておりました2項目6点についてお伺いをしたいと思います。1点目につきましては、自治体病院の再編についてでございます。1つとしては、道がまとめたこのたびの自治体病院等広域化・連携構想により、町立病院はどのような位置づけになるのか。2つ目には、医師数の維持確保や救急医療体制はどのようになるのか。3つ目には、近隣町、特に浜中町との連携と今後の具体的な対応方法は検討されているのか。2項目めには、平成18年6月14日に成立いたしました「医療制度改革関連法」による病床転換の方向性とその影響についてでございます。1つ目としては、この法律によれば、介護型病床施設を平成23年度で廃止するとしておりますけれども、町立病院の医療病床はどうなるのか。2つ目には、病院会計の一般会計からの補助が平成15年以降増加してきているが、病床転換に伴うスタッフの配置や会計上の影響はどうなるのか。3つ目には、病床転換に伴い、いわゆる介護難民がふえることが予想されますが、待機者も増加傾向にある特別養護老人ホーム「心和園」の増床は可能なのかどうか。可能とすれば、その見込みと建設費用に係る財源、利用者への影響及びスタッフの配置基準について説明いただきたいと思うわけでございます。この問題につきましては、各新聞も毎日のように記事に取り上げているわけでございます。赤字に悩む自治体の病院、これがどうなるんだろうか、これは我々町民として命と健康にかかわる非常に大切な問題でございます。そういう意味におきまして、ご答弁をよろしくお願い申し上げまして、1回目の質問にさせていただきます。よろしくお願いします。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
7番、安達議員の質問にお答えをいたします。初めに、自治体病院再編に関するお尋ねのうち、道がまとめた自治体病院等広域化・連携構想により、町立病院はどのような位置づけになるのかとのことでありますが、この素案は、平成17年度の各種施設状況調査や病院事業に関する決算などの数値指標を基本にして、全道を30区域に分け、区域内でセンター病院である自治体病院を中核的病院として、その他の区域内の自治体病院は、規模の適正化や診療所化にして病診連携を行う内容となっております。厚岸郡を医療圏とする町立厚岸病院は、国民健康保険一般被保険者の受診者で厚岸町民の約半分、浜中町民の20%弱をカバーしておりますが、不良債務を有していることから、中核的な病院と連携のもとに規模の適正化を検討する必要があるということになっています。、 、次に 医師数の維持確保や緊急医療体制はどのようになるのかとのことでありますが、 、 、町立病院の常勤医師数については 現在 前年度より1人少ない5人体制となっており来年度も同様の人数を確保できる見込みとなっていますが、さらに2人の常勤医の増員に向けて取り組みを進めているところであります。また、24時間救急医療体制を確保する上には、医師を初め、看護師、医療技術員計5人のスタッフが必要であり、大きな経費がかかっておりますが、住民の健康と命を支える病院としてその任に当たっていきたいと考えております。次に、近隣町、特に浜中町との連携など今後の具体的な対応方法は検討されているのかとのことでありますが、町立病院は、町内の1医院と浜中町2つの診療所との厚岸郡の拠点病院として地域医療を進めていく考えであります。昨年度から、診療科目も内科、外科、小児科に加え、釧路市内の総合病院との病病・病診連携も進み、さらには、地域医療を支える医師や医療技術員の臨床研修病院としての積極的な受け入れを行い、へき地医療を行うかなめの病院となってきております。このことにより、町民からの町立病院の医療に対する信頼も増し、患者数も大きく増加してきておりますが、地域の医療を一手に町立病院で抱えるのには限界があり、限り、 、 、ある医療資源の中で へき地を支える医療機関としての持ち分を明らかにして 診療所病院というラインにおける医療連携を図っていきたいと考えております。次に、平成18年6月14日に成立した「医療制度改革関連法」による病床転換の方向性と影響についてのご質問にお答えいたします。この法律によれば、介護療養病床施設を平成23年度で廃止するとしているが、町立病院の療養病床はどうするのかとのことでありますが、町立病院では、療養病床として医療型23床と介護型19床の計42床を有しております。介護型については平成20年3月までに廃止をしなければならず、当面は医療療養型病床42床に戻し、病床を維持していくことになりますが、平成23年度を目途に国が進める療養病床の再編の中では、運営及び施設基準が厳しくなることから、病床数の削減をしなければならないことをご理解願いたいと存じます。次に、病院会計への一般会計からの補助が平成15年度以降増加してきているが、病床転換に伴うスタッフの配置や会計上の影響はどうなるのかとのことでありますが、病院会計への一般会計からの繰入金は、平成18年、19年と病院事業に対する不採算経費の見直しを行いましたので、現制度下における状況では、今後増加していくことにはならないと考えています。町立病院の療養病床への転換方法としては2つの選択肢が考えられ、医療療養病床に転換した場合は、看護師配置基準が今まで「5人に対し1人」が「4人に対して1人」に、老人保健施設に転換した場合は、利用者の1人当たりの面積を広く確保しなければならず、現有の施設、現有スタッフで考えた場合、9ベッドの削減が避けられず、それに対する診療報酬が減額になります。次に、介護療養病床の転換先としての特別養護老人ホーム「心和園」の増床についてでありますが、7月17日に関係部署の職員で構成する「特別養護老人ホームの今後のあり方検討会」を立ち上げ、心和園の増床の可能性について検討を重ねてまいりました。介護療養病床の削減については、医療の必要性が低い入院患者の退院を促進し、在宅介護につなげる目的がありますが、過疎化と高齢化が同時進行している厚岸町においては、医療の必要性が低いとはいいながら、経管栄養等により在宅生活が困難となる方々もおられますし、家族の介護力がないことによって、その方々を介護難民とすることがあってはならないものと考えており、そのため、施設は何としても確保しなければなりません。一方では、従前から特別養護老人ホームの待機者が増加している現状もあり、現在の介護サービス基盤を維持し充実させる必要があるとの判断のもと、町立厚岸病院の介護療養病床から特別養護老人ホームの9ベッドの転換も考慮し、釧路管内における参酌標準枠の獲得とあわせ、財源措置も含めて具体的に関係機関との間で情報収集を進めており、心和園の増床案を絞り込みつつあるところであります。現時点の試案でありますが、入所施設2ユニット18床、短期入所施設10床を増床すると仮定した場合、6億円から7億円程度の事業費が必要と考えられ、これらの財源としては、例えば、地域介護・福祉空間整備等交付金や過疎対策事業債、介護サービス施設整備事業債、特定防衛施設周辺整備調整交付金、釧路産炭地域活性化事業費補助金等を視野に入れて調整を図る必要がありますし、増床後の施設利用者への影響については、ユニット型個室利用の場合、居住費実費負担額の変動が大きく、多床室利用の平均的負担者である要介護2で所得区分第2段階の方で試算しますと、月額4万2,900円から5万8,440円と1万5,540円の増額が予定されるところであり、また、スタッフの配置基準については、既存施設プラス短期入所施設増床で、医師1名、生活相談員1名、看護師3名以上、介護職員27名以上、栄養士1名、機能訓練指導員1名以上、介護支援専門員1名以上、夜勤職員3名以上とされ、ユニット型個室増床では、ユニットごとにユニットリーダー1名を配置し、看護師1名以上、介護職員2名以上、夜間及び深夜には2ユニットごとに1名以上配置することとされているところであり 現状と比べて おおよそ30、 、人程度の増員が必要になるものと考えられます。いずれにいたしましても、本格的な検討を経て、第4期厚岸町総合計画第9次実施計画案への登載により、平成21年度着工の可能性を探り、具体化してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。以上であります。
質問 安達
この問題については、先月11月12日に総務省がやっと公立病院の改革ガイドラインを示したわけなんですけれども、まだ1カ月くらいしかたっていないという、そういう状況の中で、今、町長にご答弁いただいたんですけれども、ここまで前向きに検討されているということは、私もちょっと、意外と言ったら語弊あるんですけれども、非常に感服している次第でございます。本当に町長初め、町民のことを思っていてくれているんだなということで、非常に安心しているところでございます。そういう中で、幾らかご質問させていただきたいんですけれども、今のご答弁の中にあります広域化を図る考え方として、道内を30の区域に分割するようでございますけれども、厚岸町の場合、厚岸町がどういう範囲の中に入るか、これを教えていただきたいなと思います。また、中核病院とありますけれども、この中核病院というのはどこを指して言っているのか。これは例えば釧路市あたりの総合病院というか、釧路市立総合病院あたりを言っているのか、それともまた違った病院のことを指しているのか、厚岸町立病院のことを指しているのか、この辺をちょっと教えていただきたいなと思います。それからドクター、医師の確保について、来年度も同様の人数を確保できる見込みだと、さらに2人のドクターの確保に向かって取り組み中であると、そういうご答弁でございました。特に地方の自治体病院では、今、医師不足で非常に悩んでおりまして、これが財政の赤字にも影響しているという、そういう状況の中で、厚岸町がこのように従来どおり医師を確保できて、さらに2名の医師に今取り組み中ということで、私も町民の一人として、安心して暮らせるなと、安心して病院にかかれるなということでいるわけでございます。これも先ほど申しましたように、町長を初め、ひとえに関係者のご苦労のおかげで、そのご労苦に対して心から感謝と敬意を申し上げたいなと、そのように考えている次第でございます。どうか今後とも町民の命と健康を守るために一層の努力をしていっていただきたいなと、そのように考える次第でございます。次に、救急医療の体制ですけれども、夜間、地元の病院が閉鎖しているくらい住民が不安なことはないわけでございまして、24時間救急医療体制を確保するためには、言われるとおり大きな経費負担がかかります。都市の総合病院とは遠距離にある厚岸町としては、ぜひ24時間の緊急体制を今後とも守っていっていただきたいなと、そのようにも思う次第でございます。それから、次の浜中町との問題なんですけれども、これは北海道新聞の11月16日の記事によりますと、こういう記事が載っかっているわけです。浜中町からの救急外来に係る患者の比率が高まっている。今年度は4月から9月で昨年同期よりも2割近くふえ、救急外来の利用者数の3割近くが浜中町民という状況だと。こうした結果、同病院では一般外来の待ち時間の増加、それから医師の負担増といった問題が生じているというふうに書かれているわけでございます。さらに、浜中消防署によりますと、2004年には全体の39%が厚岸町の病院に救急車で来たと。それから、2005年度には40%、2006年度には57%、今年は1月から9月まででは64%と、このように浜中町からの患者さんがふえているわけでございまして、反面、町立病院の収入増ということにも貢献はしていただいているとは思うんですけれども、やはり何といっても、再編を機に浜中と厚岸、両町の命と健康を守るセンター病院として維持するために、何とか両町で話し合って、できれば今までどおり、または今まで以上の高度医療、そして医療のサービスを続けていけないものかなと、そのように考える次第でございますけれども、その辺についてはどういうふうにお考えかお伺いしたいなと思います。それから、次に、昨年6月に成立した医療制度の改革関連法、この問題について、現在、町立病院では療養病床として医療型が23床あって、介護型が19床、合わせて42床ということでございます。しかし、平成20年3月でこれが廃止になりますけれども、経過措置として23年までありますよと。この23年以降は介護型がなくなるので、この19床の介護型を一時、医療型療養病床にして、その後、23年度以降は、23年をめどに再編を行っていきたいというようなことで確認させていただいてよろしいのかどうか、この辺を教えていただきたいと思います。そうであるとすれば、23年度以降の療養病床の変更素案があればお知らせ願いたいと思います。次に、一般会計から病院会計への繰り入れについてですけれども、道内自治体病院の前年度決算によりますと、84の事業者で97病院があるそうでございます。そのうち、赤字経営で悩んでいる病院が7割以上に及んでいるということでございます。合計した経常赤字は約11億2,600万円、この市町村立病院の累積赤字が何と1,800億円に達している。 、 、という数字なようでございます しかも これが年々この赤字幅が拡大しているという非常に厳しい自治体病院の経営状況、これは全道的にそういうようでございます。このため、各自治体からの病院会計への繰り出しは全体で258億円で、1病院平均しますと年間約2億7,000万円ほどの赤字が生じているということで、これはどこの自治体も一般会計からの繰り入れは非常に困難というか、もう限界に達しているという新聞記事もあるようでございます。このような状況の中、当町立病院も平成12年度から15年度までは4億円から4億9,000万円の単年度赤字が繰り入れられ、また、平成16年度には5億5,600万円の単年度赤字だったわけでございますけれども、昨年度18年度の決算では3億1,300万円の一般会計からの繰り入れがありましたけれども、3,000万円の黒字決算となったようでございます。仮に繰り入れがなかった場合2億8,200万円の赤字でありますけれども、しかし、私が申し上げたいのは、平成18年度は16年度と比較して約半分の2億7,400万円の収支改善が図られたことになり、私は大いに評価しているところでございます。同時に、経営改善に向けての改革努力をされたことに本当に頭が下がる思いでございます。私も春の改選期まで2カ年ほど監査をさせていただきまして、毎月、例月検査に行ったわけですけれども、そのたび事務長の経営改革に取り組む意気込みというものは本当にすばらしいものがありまして、行くたびに私も楽しみに、今度はどういう改革をするのかな、今度はどういう節約をしていくのかなと、そういうことを楽しみにしながら行っていたわけですけれども、そのあらわれとして従来の赤字幅の半分程度になったという、これは大いに私は評価しなければならないと、そのように考えておりますけれども、今後とも気を緩めず、一層の努力を期待したいなと、そのように考える次第でございます。、 、 、 、 、それから 次に これは日経新聞なんですけれども 日経新聞の記事に すみません道新さんです。これは道新の記事にこういう記事がありました 「道内の療養病床8,700。床削減へ」というサブタイトルで 「高齢患者どこへ行けば」という見出しで記事が載っ、ていたわけでございます。この病床の削減問題、これは高齢者にとって大変な問題でございます。この記事の中に、札幌市のある主婦の言葉が載っていますけれども、これは1つの例ですけれども、今までかかっていた医者に、主治医にですね、ある日突然退院の勧告を受けたと。この義理の母は2年前に脳梗塞で倒れて、右半身や言葉が不自由になり、療養病床に入院して1年以上リハビリを受け、自力で物を食べられるまでに回復したと。病院に感謝していただけに突然の退院勧告でショックだと。こういう中、この家庭は共稼ぎで、義理の母をこの奥さんは見ることができないと。どうしたらいいんだろうという、そういう、これは本当の一例であるわけですけれども、こういう問題が、療養病床を利用している方はみんなこういう問題を抱えているわけです。、 、今こそ年老いてこういう医療機関のお世話になっていますけれども 過去においてはこの人たちは日本の国のため、そして地域のため一生懸命、家族のため頑張った人ばかりでございます。そういう人方が路頭に迷うようなことのないような、そういう血の通った温かい政治が、それが本当の政治だろうと私は思うわけでございます。厚岸町もこういうことが少しでも緩和される、100%これが解決できるとは思いませんけれども、少しでも多くのこういう高齢者の介護難民が出ないように取り計らい願いたいなと、そういうふうに思うわけでございます。それから、この介護型病床の削減に伴いまして、心和園の増床も検討中ということでございます。これは、ここに示されているとおり6億円か7億円ぐらいの事業費がかかるよう、今の計画ではそのくらいかかるようでございます。多額の費用を要するわけですけれども、厚岸町も非常に厳しい財政状況の中、そういう悪くて健全化団体にならぬような、また、再生団体にならないような形は十分とってはおられると思うんですけれども、そういうことを十分考慮しながら建設に向けて計画していただきたいと、そのように思う次第でございます。以上で2回目の質問を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。
答弁 病院事務長 斉藤(病院事務長は2009年9月まで)
それでは、私の方から自治体病院の再編についてのご答弁を申し上げたいと思います。今、自治体病院の再編問題につきましては新聞紙上をにぎわしておりますけれども、道がまとめようとしているこの再編と、総務省が今進めようとしている公立病院のガイドラインというのは、結果的にはリンクというんですか、一緒になるんですけれども、別々に進んでいるというようなことでご理解をまず願えればなと思っております。その中でお話をさせていただきたいと思います。まず、道内30地区の中での釧路管内28区域として、釧路管内すべての市町村がこの範囲の中に入っております。その中核病院は釧路市立総合病院を想定しておりまして、そのほかの公的病院は、先ほども町長のご答弁に申し上げましたとおり、規模の適正化もしくは診療所化の中、検討すべきという内容になっております。私どもといたしましては、こういう状況ですから、これは数値、平成17年度の決算もしくは施設状況調査の中での判断をされておりますし、18年、19年、今進んでいるわけ、 。 、 、でございますが そういう数値整理の中ではないということです それと もう1つは救急医療ということが、先ほどの質問の中にも出ておりましたけれども、どうも加味をされていないのではないかということを、強く町長を先頭にこの素案に対してのパブリックコメントといいますか、内容を申し上げているところであります。それで、いずれにいたしましても、私どもはこの素案を素直に受けとめているわけではございませんで、区域としての釧路管内という意味合いではわかりますけれども、その中で町立病院としての生きる道を含めて提起をしている状況であります。それで、医師の確保の状況でございますけれども、5人の常勤体制の確保については来年度も含めて何とかめどが立っているという状況であります。質問者おっしゃいますとおり、医師の不足は病院の赤字に直接つながります。やはり医師がいて病院経営というのは成り立つということに相なりますので、医師の確保が最重要課題になるかと思いますけれども、私どもとしては、地域医療を目指す医師を、住民の皆さんと一緒に地域を考えて行う医療の医師に来ていただくことによって住民の信頼も増すものというふうに考えておりますので、そういう医師を集めた中でこの病院を発展させていきたいなというふうに考えております。それで、救急医療でございますけれども、特に、釧路から1時間という状況の中、そ、 、 、れと 現実的に浜中の厚岸郡の医療圏 浜中町も町立病院の医療圏になっておりますしそういう中で、この救急医療、救急体制というのを私どもがきちんとしていかなければいけないなというふうに思っております。残念ながら、先ほどの町長の答弁でも、5名の毎日、夜間ですけれども、日曜日も土曜日もそうなんですけれども、祝日もそうなんですけれども、5名のスタッフが常時常勤している。そうでなければ救急医療を支えることができないということであります。ですから、ある新聞にも出ておりましたけれども、救急医療をやるということは、診、療所の中へスタッフを抱えてやるという状況ではならないということでございますのでこれは病院機能が要るということでございます。ですから、私どもはそういう中で、この厚岸郡、1万1,000人、隣町の7,000人を含めて約2万人弱の人口のいるこの地域をきちんと守るということが地域医療の基本であるというふうに思っておりますので、これについてはそういうふうに進めていきたいというふうに考えております。当然、診療所、医院は、病院の中の一緒に行う病養・病診連携の器の中で、これは私たちの病院はセンター病院として頑張っていかなければいけないなと思っております。ですから、なかなか隣町の先生方含めての、医療圏が一緒なんですけれども、打ち合わせ含めて、医療をどうやっていくのかということの打ち合わせがなかなかできていないのが実態ではございますけれども、これはやはりきちんとした連携をしていかなければ地域は守っていけないというふうに思っていますので、今、そのことを含めて、隣町に一緒にこの厚岸郡をどうしていくのかということを投げかけている最中であることをご理解願いたいと思います。それと、介護の関係でございますけれども、42床のうち23床が医療型、19床が介護型で、20年3月で廃止になります。介護型については廃止であります。ですけれども、先ほど町長の答弁でこれもお答えしておりますけれども、もともとはうちの医療療養病床は、医療療養病床から介護病床に変換をした病床でございまして、先般、先週なんですけれども、基本的には医療療養病床に一回戻すということの指示がまいりました。これは先週の議論でございます。そのことを町長の答弁に書かさせていただきましたけれども、まず医療療養病床に戻す、その中で23年までの中での療養病床の検討に入るという内容になるかというふうに思います。そういう中、先ほども、これも町長の答弁でお答えいたしましたけれども、2つの方法を考えています。選択肢は2つしかないというふうに今のところ我々は思っております。1つは、医療療養病床のまま残すか、それと、老人保健施設に移行するか、この2つの選択肢が、今の病院機能、人員と施設の中からすると考えられる選択肢であるというふうに思います。ただ、今いる人員、機能の中で同じことをやるとすると42のベッドは持つことができません。先ほどの町長の答弁からも、機能、規模からすると9ベッド程度やはりこの中ではできていかなくなるということで考えておりまして、いずれにいたしましても、先ほどのご質問の中で療養病床の削減問題、これが削減になったままでいいというふうには私どもは思っておりませんけれども、その連携先、行政の中で何とかその整備をしていただいて、入っている方々をきちっと移行できる形を、これは町立病院、それと介護課の中で連携を図っていかなければならないのかなというふうに思って作業を進めているところでございますので、ご理解願いたいと思います。以上でございます。
答弁 保健介護課長 豊原(保健介護課長は2008年3月まで)
私の方から、釧路管内全体の中での厚岸町の介護環境というような点で少しお話をさせていただきたいと思います。実は、12月6日の新聞に、釧路圏ケア整備療養病床再編検討委員会というところでの議論の様子が報道されておりまして、その中で明らかになってきた幾つかの事柄がございます。国は38万床の病床群を6割減らして15万床にするというような方針でございますけれども、北海道につきましては2万7,000余りの病床を3割の削減にとどめる。そういう中で1万8,000程度は維持したいと、そういうような方向でございますし、釧路管内でいきますと1,100ほどの病床がございます。その1割程度の削減にとどめて、介護環境を、介護基盤を維持していきたい、そういう全体的な釧路管内広域的な中での方向性が出ているわけでございます。そこで、厚岸町、先ほど町長答弁ございましたとおり、病床の方から9ベッド程度を特老「心和園」の方に転換できないか、さらには、増床の要望にこたえる、そういう方向でプラスアルファができないかということで、今、最終の詰めを行っているところでございまして、介護基盤を後退させない、より充実させる、そういう方向で考えていきたい、そんなふうに思っているところでございます。また、議員から財政問題についてのご心配もいただいております。この部分につきましては、確かに財政的に大変な状況でございます。その中で、厚岸町として今ある制度の中で、より有利なものが使えないか、そういうような視点で種々情報収集に努めておりまして、計画を確定していく段階で、より具体的にそこら辺の部分について詰めさせていただきたい、そんなふうに思っているところでございます。
質問 安達
この問題については、冒頭に申し上げたとおり非常に大事な問題でございま。 、 、 、す このことについては 今回限りでなくて 細部についてまた議論していきたいなとそういうふうに考えております。これは、根っこには国または北海道の非常に逼迫した財政が、これはそれが根本なんだと思うんです。国に対しましても、こういうこと、本当に地域に住む住民の命にかかわる、そういう大事なことを一方的に地方にこういう形で押し寄せてくるということ、本当に私は憤りを感じるというか、許せない気がしているわけです。国も800兆円、1,000兆円とかと言っていますけれども、どこまでどういう数字か、ちょっと規模が大きくてわかりませんけれども、一部で言われますと特別会計なんか本当に隠し財産がかなりあるような、そういう、国ももっともっと財政的に努力しなければならない、そういう状況の中、一方的にこうやって地方にこういう大事なことをこういう形で押し寄せてくるということ、非常に私は問題だろうと思うわけでございます。まして自治体病院というのは直接住民等の命にかかわる病院でございまして、個人病院と違って、採算の合わない、そういう24時間体制の医療だとか、いろんな形で自治体病院というのは採算を度外視して経営を行っているわけでございます。これはもう赤字になるのは当然でございます。どこの自治体も金もうけのためにこういう病院を開設したわけではないはずなんです。やっぱりそこに住む自分たちの町民、住民、その命と健康を本当に守りたいという、そういう観点からこういう病院を開設しているわけでございまして、そういう面では本当にもっと自治体病院の赤字については、できるだけのスリム化は必要だと思うんですけれども、もっと国の財政あたりがこの辺の手だてをしないと、今、日本は経済の格差が非常に拡大しているわけですけれども、経済ばかりでなくて、医療というか人の命の格差も広げようとしているわけでございます。こういうことをここで論じても仕方のないことですけれども、私の憤りがちょっと言わせているんですけれども。いずれにいたしましても、総務省のガイドラインが示されて1カ月という中、本当に我が町の関係者は本当に努力してくれているなと、非常に前向きに検討しているなということで、随分安心はしたんですけれども、これからさらにこの実現に向けて努力していただきたい。また機会があれば、細部のいろんな面について議論する場があればなと、そういうふうに思いまして、最後の3回目の質問になるかどうかわからないんですけれども、私の考え方も含めて述べさせていただいたわけでございます。最後に、町長の町民に対する強い思いやりを含めて一言ご答弁いただければありがたいなと思います。よろしくお願いします。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
お答えをさせていただきたいと思います。地域の住民の命と健康を守る極めて重要な施設でございます。ご案内のとおり、今、北海道には自治体病院94病院がございます。そのうち72.6%が赤字という状況にあるわけであります。しかもまた、ご指摘がございました、この6月には地方財政健全化法というものが国会を通過いたしまして、連結決算の時代を迎えたわけであります。今までの決算は一般会計のみでよかったわけでありますが、病院のような公益の企業会計もその中に入るように相なったわけであります。このところの新聞報道でご承知のとおりであります。レッドカード、イエローカードの地域はこうであるという報道がなされております。管内においても、それぞれ近い自治体があるようでありますが、おかげさまで厚岸町はその中にはない。また、健全財政を維持した、職員初め、また議会の論議を通じて議員さんのいろいろな指導、助言を受けた中で健全財政が維持されている。しかしながら、厳しい財政事情にあることは事実でございます。このことを踏まえながら、これからも町立病院のあり方についてしっかりと推進していかなければならないと思っております。赤字だから病院はやめるべきだ、私は厚岸町民だれしもいないと思っております。しっかりとこのことを踏まえながら、私は、赤字だからいいんじゃないかというわけではありませんが、今お話ありましたとおり、改革する点は改革をしながら推進をしていきたい、そのように運営をしていきたいと考えておるわけであります。特に、おかげさまで今日、一昨年、佐々木院長が当院に参りましてから、すばらしい町立病院に変わっております。何といいましても、患者との信頼関係が強まっておるということであり、その結果、ご指摘がございましたとおり赤字解消が進んでいるところでございます。大変うれしく思います。患者におきましても、今まで釧路に行っていた患者が戻ってきているという現実もあります。また、先ほどお話ありました浜中町との関係においても、浜中町の患者さん、町立病院における約2割程度おいでをいただいておるところでございます。先般、私も浜中町で行事がございまして、その会議の中で、浜中町民の皆さん方から、いや町立病院よくなったなというお話、また、浜中町自体からも町立病院にお世話になっているなという。 、 、住民の声が聞こえてきました 大変うれしく思ったわけでありまして そういう意味でやはり厚岸郡の拠点病院として町立病院はどうあるべきかということを真剣に取り組んでいかなければならない。そこで、先般、11月15日、初めてのことでありますが、浜中町長と私、そしてまた町立病院の医者等を含めて、今後の町立病院のあり方についていろいろと意見をいたしたところでございます。特に、今日、浜中町には霧多布、茶内に診療所がございます。また、茶内には特別養護老人ホームがございます。そういう中で厚岸町立病院とは深い関係もあるわけでございまして、これらの病診連携をどうするのか、さらにまた、特別養護老人ホームとの関係等もざっくばらんにお話し合いしました。医者の方からも積極的なご意見があったわけであります。そういう面で、今後とも両町の拠点病院として、これからも一生懸命頑張ってもらいたい、そういうふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。