みんなの議会

厚岸町議会 平成19年第1回定例会 2007年3月8日

(1)厚岸町の冠水対策について/(2)カキのノロウイルスによる風評被害について

2007年3月8日、厚岸町議会の一般質問で、南谷健議員が「厚岸町の冠水対策について」「カキのノロウイルスによる風評被害について」について質問し、町長 若狹、建設課長 佐藤、産業振興課長 大崎が答弁しました。

質問者
南谷健 議員
答弁者
町長 若狹、建設課長 佐藤、産業振興課長 大崎

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 南谷

皆さん、おはようございます。本定例会は、私ども町会議員にとりまして任期節目の定例会でございます。私自身、4年間、一般質問を初め懸命に議員活動をさせていただきました。稲井議長さん、議員皆様方に、そして若狹町長さん、理事者側にご列席の皆様に感謝を申し上げながら、心して質問をさせていただきたいと存じます。1点目でございます。厚岸町の冠水対策についてお尋ねをいたします。平成18年10月7日から8日にかけての低気圧、そして平成19年1月6日から7日にかけての異常な低気圧によりまして、厚岸町内が全域にわたり暴風雨、波浪、高潮による大きな被害をこうむりました。特にひどかったのは、厚岸湾・湖に面する沿岸地区の冠水でございます。その中でも特筆箇所は、港町地区が冠水し、道道別海厚岸線が一時交通どめとなったり、本町側、奔渡町1丁目旧フェリー跡の海岸道路への越波による浜の冠水でございます。この双方の被害の状況をお尋ねいたします。次に、このように海岸線が冠水して、本町が陸の孤島となってしまう大事に至った原因をどのようにとらえておられるのか、お尋ねするものでございます。さらには、今後の対応策についてお尋ねをさせていただきます。早急に対応しなければならないところと将来に向けて抜本的に対策を講じていかなければならないところがあると考えます。初めに、早急に対応が必要と考えられるところ3カ所についてお尋ねをさせていただきます。。 。 、1カ所目でございます 厚岸町の生命線でもある真竜側大橋下の道路対策 2カ所目。港町の2条・3条通りと海岸道路を冠水させてしまう海岸道路の越波対策でございます3カ所目でございます。本町側、奔渡1丁目海岸道路への越波に起因する浜の冠水対策が必要と考えますが、町長の所見を求めます。、 、厚岸町全域にわたる冠水対策でございますが 私が市街の惨状を枚挙するまでもなく港町地区、奔渡町1丁目を初め漁組前、さらにはその奥の4丁目から7丁目までにかけて、個有岸壁と干場が高潮による越波によりまして大きな被害を受けております。平成14年度時点で、釧路沖地震以来、市場岸壁で30センチ程度地盤沈下していることを開発が確認をしておりますし、海面が上昇していることは明らかな事実であります。今後、大きな台風が来たり、地球温暖化による気象の変化で冬場に台風よりもっと大きな異常低気圧が発生するなど、かつての予想を超える規模の冠水が頻繁に発生する可能性があるわけでございます。これらの対策はどのように考えておられるのか、お伺いをさせていただきます。次に、2点目のノロウイルスによる風評被害でありますが、昨年の11月ころからカキ養殖漁業者は、カキがノロウイルスの風評被害によりまして消費の冷え込みで販売価格が大暴落し、生産調整しながらの出荷をしております。今年の1月の1カ月間のカキの全体取り扱いでございますが、むき身、殻ガキを含めたカキ総体の市場取り扱いは、生産数量が21トン877キロ、取り扱い金額が1,533万円でございます。この平均単価が687円、昨年同月と対比しますと、生産量で52%、取り扱い金額で40% 平均価格は昨年が898円でしたから 今年が687円で この差が211円下げの76、 、 、%となっております。このすべてが大幅に落ち込んでおるわけでございます。いまだ値段の回復は望まれず、札幌や大都市圏でのホテルやレストランでカキの取り扱いは、カキイコールノロウイルス、このイメージが強くて敬遠され、取り扱われない状況となっております。厚岸町としても、今日までコンキリエ、カキ種苗センターの建設に始まりまして、厚岸産カキのブランド化運動の一環として「カキえもん」のネーミング、さらには浜ではカキ処理場の衛生管理強化のため殺菌装置を設置し、畜養施設などの衛生管理に努めてきたわけでございますけれども、一度にしてこれらの努力が水泡に帰した感がございます。生産者の皆さんの中には、今年の生産量の調整はもちろん、将来の生産の形態をも視野に入れ模索をしている実態となっております。そこで、お尋ねをさせていただくんですが、この被害の実態についてお聞きをさせていただきます。町は、価格、出荷数量など、この風評被害による影響をどのように、どこまでとらえておるのか、お聞かせいただきます。また、1組合当たりの収入面での被害額は、そして漁組の動向はどのようになっておるのか、お尋ねをさせていただきます。厚岸町では、これらの状況を踏まえ、可能な対策は積極的に取り組んでこられたと思っておりますけれども、今日までとってこられました対応策、さらには今後どのようにされていかれるのか、お伺いをさせていただいて、1回目の質問といたします。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

おはようございます。3番、南谷議員の質問にお答えを申し上げます。1点目の厚岸町の冠水対策についてのお尋ねですが、まず道道別海厚岸線の真竜側大橋下や港町の各道路冠水被害状況は、昨年の10月7日、8日の低気圧により、道道別海厚岸線及び町道17路線が冠水し、道道は厚岸郵便局から厚岸消防署の間を早朝と夕方の2回にわたり通行どめしており、町道では港町3条通りのほか、主要道路の通行どめを行いました。また、今年1月6日の低気圧においても同様な状況となっており、道路そのものに被害はありませんでしたが、道道別海厚岸線の通行どめにより、湖南地区と湖北地区の道路機能が分断され、町民や地方から来られた方に多大な影響を与えております。また、本町側、奔渡町1丁目旧フェリー跡の町道奔渡町港通りへの越波による浜の冠水状況は、昨年10月と本年1月の低気圧では、町道と近接している護岸から越波したこ、 。 、とにより町道が冠水し 通行どめの措置を行っております この地区の被害については漁具などの被害はありませんでしたが、漁業者が設置した桟橋の板が流され、道路では縁石が10メートル程度破損しております。次に、冠水の原因ですが、真竜岸壁が建設当時と比べ、現在で66.3センチメートル低くなっております。また、釧路港海面が35年間で約30センチメートル上昇しており、今後も上昇傾向にあるとされております。これらの原因については現在、明確にされておりませんが、こうしたことから冠水の要因としては、地盤沈下と海面上昇の影響によるものと考えられます。次に、今後の対策でありますが、港町地区では恒久的な対策として、護岸のかさ上げによる越波対策とこれにあわせてポンプなどによる排水対策が考えられ、真竜岸壁は、開発建設部において、平成16年度から平成18年度にかけて株式会社宮原組事務所横の岸壁突端から厚岸大橋に向かって306.4メートルの区間についてかさ上げを実施しており、平成20年度もしくは平成21年度以降から、残り厚岸大橋の下までかさ上げを行う予定であります。港町裏浜(厚岸湖側)の護岸は、北海道が管理する護岸であり、護岸のかさ上げとあわせて排水対策の検討を行うべく、関係機関と協議を行っているところであります。また、恒久的な対策には時間を要するため、あわせて応急対策の検討も行ってきたわけでありますが、道道は厚岸大橋をおりてから町道港町2条通りへ迂回するルートを確保するため、平成19年度に道道別海厚岸線の真竜側、厚岸大橋付近の道路かさ上げを行う予定であります。また、残り厚岸郵便局までの道道と各町道は、道道と町道との高さ調整が必要であるため、町と北海道で連携を図り、道路のかさ上げを計画し、応急対策を講じたいと考えております。本町側、奔渡町港通りへの越波と浜の冠水対策につきましては、越波する箇所は、漁業者の荷揚げや漁具の積み込みに利用されているところであり、漁業者と調整を図りながら、関係機関と対策を検討してまいりたいと思います。次に、厚岸町全域にわたる冠水対策でありますが、道路のかさ上げや公共下水道事業による雨水整備など、より効果的な方法を検討してまいりたいと思います。続いて、2点目のカキのノロウイルスによる風評被害についてのご質問であります。風評被害の実態についてのご質問のうち、まず価格出荷数量への影響についてでありますが、昨年11月から、全国的にノロウイルスなどによる感染性胃腸炎の感染者が集団感染者を含め急増したことに伴い感染の拡大とともに、カキが原因と特定されたケースがないにもかかわらず、カキが原因との風評が流れ、取り扱いを中止する百貨店も出るなど、歳末を控え、出荷ピークを迎えた全国のカキ生産地は、いわゆる風評被害により大きな打撃を受けました。道内一のカキ生産地であります厚岸町にとりましても、その影響は大きく、カキの出荷販売につきましては、主に市場出荷及び生産者が飲食店や個々の消費者と直接取引する直販があり、被害額の算定は難しいのが実態でありますが、厚岸地方卸売市場での取引に限定してお答え申し上げますと、平成18年全体で市場のむきガキと殻ガキを含むカキ全体の取り扱いでは、取扱量で444トン、金額では3億6,350万円であり、前年との比較では、取扱量で60トン少なかったにもかかわらず、金額では148万3,000円の減にとどまりました。この要因として、平成18年は景気回復に伴い価格の回復が見られたことによるものと思われますが、しかし、ノロウイルスなどを原因とする感染性胃腸炎が全国的に報道された12月だけを比較した場合につきましては、取扱量で41トンの減で、金額では4,030万円の大幅な減となりました。加えて、12月は書き入れどきで、最も需要が期待される時期でもあっただけに、惜しまれるところであります。さらに、風評被害の影響は年が明けてからも続き、平成18年1月と今年1月を比較したところ、取扱量が約半分で21.8トン、取扱高は1,503万円で、半分以下に落ち込んでいます。1キロ当たりの単価も、昨年1月は898円で、今年1月では687円で、23.5%も落ち込んでいる状況にありますが、むき身に限定いたしますと、例年、キログラム当たり2,500円から3,000円で取引される価格が1,000円にまで落ち込むなど、深刻な状況が続いております。また、組合員1人当たりの被害額でありますが、前段でも申し上げたとおり、市場出荷や直販があり、被害額算定は難しいのが実態でありますが、直接的には昨年12月の減による額での算定では、生産者1人当たり平均30万7,000円の減額となりますし、今年1月では生産者1人当たり平均17万円の減額となり、2カ月で47万7,000円となりました。次に、漁協の動向はとのお尋ねでありますが、消費地に広がるカキ敬遠の影響で市場での卸価格が暴落したのを受け、昨年12月下旬、道内カキ生産地の組合で組織する北海道カキ生産漁協連絡協議会が急遽開催され、衛生管理体制の強化を徹底することなどを申し合わせるとともに、全国漁業協同組合連合会でも関係省庁に対して、風評被害の早期沈静化を求めるため要請活動を行っております。また、本年1月末には、消費拡大のメッセージ発信と試食会を兼ね、陸のミルク「牛乳」と海のミルク「カキ」を食とするイベント「ダブルミルクを釧路から」を開催するなど、安全性のアピールと消費拡大に向け、取り組みを行っております。風評被害につきましては、平成17年1月に発生したケースと同様に、今回もカキが食中毒の原因と特定されていないにもかかわらず、カキが原因食品であるかのように連想させる報道により風評被害が拡大し、厚岸町民にも被害が及んだことはまことに遺憾であります。次に、町として可能な対策についてでありますが、今後、こうした誤解を生ずるような報道が出ないように、町といたしましても、関係機関と連携して、消費者に対して正確で十分な情報提供するよう、国に対して要請してまいります。また、町として、厚岸カキの安全性を全国にアピールするため、何ができるかを検討していきたいと考えております。その一つとして、道内外で先進的にノロウイルス対策。 、に取り組んでいる地域を視察する計画を組んでおります こうした視察の結果を踏まえ厚岸のカキが安全でおいしいことを消費者に知っていただくために、ノロウイルス対策を柱としたカキの衛生管理に関する施策をどのように展開していくべきか、研究を進めたいと考えております。以上でございます。

再質問 南谷

再質問をいたします。冠水の原因についてでございます。ご答弁ですと、港湾事務所の調査で、昭和33年に建設されたエーウロコ前というんですか、岸壁が48年間で66.3センチメートル低くなっております。66.3センチ沈下をしておる。釧路港の海水が35年間で30センチメートル上昇しており、今後も上昇傾向にあるというご答弁をいただきました。冠水の要因というんですか、地盤沈下と海面の上昇、この2つが大きく影響をしておるという理解をさせていただいたんですけれども、しからば、厚岸町の今後の沈下や海面の上昇の予測ですか、特に予測につきましてどのように取り組んでいかれるのか。と申しますのは、私は、今後の対策に向け、原因の究明や今後の予測はやっぱり必要ではないだろうかなと考えるわけでございます。この辺の考え方についてお聞かせをいただきたいと存じます。今後の対応策でございますけれども、3カ所お聞きをさせていただいたんですけれども、まず3つ目の奔渡町1丁目海岸道路整備についてでございます。ここの道路は、高潮になると常に越波をしてまいります。今回、本当に浜に海水が流れ、浜の方が先ほど被害が少ないと言っているんですけれども、実際には浜全体がもう水没状態、冠水してしまっております。ですから、浜にはいろんな資材とかそういうものが置いてあるんですけれども、それら冠水によっての被害というものは実際には発生をしております。また、路面道路でございますけれども、冬期間、越波するとつるつるになって、非常に危険なものがございます。そういった意味でも、対策というものは早期実現に向け、取り組んでいただければなと考えます。これにつきましても、取り組んでいっていただけるということで、早期に実現に向けて取り組んでいただきたいと存じます。それから、一番気になるのは、大橋下の道路についてでございます。私が考えるところ、市場の前の岸壁は非常に大きく地盤沈下をしておるということで、既にかさ上げを途中までしてきておられると。これについても今後、先ほどの説明で、橋の根っこまで取り組んでいただけるということで、早期実現を目指していただきたいなと存じます。ここが、やはり越波する原因にはなっているのかなというふうに考えます。港町の道路の冠水でございます。特に、3点の中で一番ひどかったのがここなんではないのかなと思います。従来から、ここの、確かに説明の中であった2条通りというんですか、いう部分では通れるような対応措置をしてきておられるんでしょうけれども、海岸道路からの越波、このことによりまして、丸弘水産から小林板金さん、この辺の道路は常にですね、恒常的に冠水状態にありまして、ご答弁では、道が管理する海岸で、北海道へかさ上げの検討がお願いされていると申しておられたんですけれども、実際にこのたびの越波によりまして、とある工場の機械場が浸水をしてしまいました。ここの工場の機械場に設置してある発電機が何というんですか、漏電するというんですか、水の被害を受けまして、修理費もさることながら、モーター、発電機が壊れたわけでございますから、操業にも影響を及ぼすような事態に至って、工場の生産、さらには近隣の住民の交通にとどまらず、生活をも脅かしておるのが実態でございます。ここの護岸は、本当に全長のうち半分が木柵のままで、この多くの木柵が破損しております。岸壁として機能しておらない実態にございます。この前の高潮では完全に海水面がこの岸壁を上回っている状態で、海水面の中を車が走らなければならないような状。 、 。 、態に陥っておりました 道路としても 本当に機能しておりません かさ上げと同時に海岸整備というんですか、これらの関係につきましては、もっと大きなスケールで考えていかなければならないのではないのかな。全体整備というんですか、道との協議というご答弁でございましたけれども、計画自体、やはり早急に対処していかなければならない事態に至っていると私は考えるのですが、いかがでしょうか。また、道路のかさ上げでございます。先ほども申しましたけれども、確かに2条通りは比較的に冠水をしておりません。ですけれども、3条通り、ポスフールから生活改善センターや丸弘水産一帯、縦の線なんですけれども、すべて浸水がしてしまって、海岸近くの住民は2条通りに出られない実態にあります。2条通りを通りなさいよという町としての一つの方向性を出すんですけれども、海岸側に住んでいる皆さんは、周りがす、 、べて縦線も水没しておるわけですから 車では塩害があって大変な状態になっているとこれが恒常的に発生しているという実態にあるわけでございます。この件についての考え方、これらについてもお考えを求める次第でございます。特に この件について 平成14年第4回定例会でございます 冠水対策につきまして 11、 、 。 、番、岩谷議員さん、それから12番、谷口議員さんがかなり長時間にわたりまして、当時の冠水マップなどがどうなっているのかと、これらについてのご質問も含めてされておりますが、私はこのときの議事録を読ませていただいたんですけれども、当時の状況よりも、余り年限が立ってないんですけれども、実態は、被害の状況はもっともっと進んでいるではないのかな。そして、これに対する対応なんですけれども、余り進んではおらないんではないんでしょうか、そのように考えるわけでございますけれども。町長は、町の執行方針で、この冠水対策につきまして、北海道と連携して早期に対策が講じられるよう検討されていると申されましたけれども、本当に前向きに取り組んでいただけると私は安堵しておるんですけれども、具体的な説明をしていただきたいと存じます。2点目のノロウイルスの風評被害についてお伺いをさせていただきます。被害の実態と漁組の動向については、よくわかりました。風評被害の対策につきましてお伺いをさせていただきたいと存じます。町長の執行方針でも、その取り組みをされると申されました。もう少し具体的にその説明をしていただきたいなと、中身につきましてお願いをいたします。特に、視察地を予算にも計上されておりますが、この目的、どう反映をされていくのか、この中身につきましてもお願いをしたいと存じます。、 、 ( )ノロウイルスは 私の認識では たしか平成15年までは小型球形ウイルス SRSVと言われていたという認識を持っております。その後の研究で、非細菌性胃腸炎を引き起こすウイルスの一種、今日では「ノロウイルス」と命名され、その生態が少しずつ明らかになってきております。ノロウイルスのサイズでございますけれども、1ミリの下1,000分の1、これをマイクロというそうでございますけれども、さらにマイクロの下1,000分の1、ナノメートルとお聞きをしました。要するに、1ミリの100万分の1がナノメートルでございます。ノロウイルスのサイズは30から34ナノメートルだそうでございまして、非常に微小であり、この小さいことが、小さ過ぎて扱いにくい。ノロウイルスを研究する上では、育てる上である程度サイズが小さ過ぎるもんですから、繁殖をさせにくいそうなんですね。繁殖をさせにくいということは、研究をする上で非常に逆にネックになるというお話を伺いました。ですから、対抗策がとりにくい。いまだなかなか撲滅するような対抗策がつくれない、対応できないそうでございます。しかしながら、ノロウイルスは、85度以上で1分間以上加熱すると感染性を失うそうでございます。ノロウイルスは、皆さんご存じのように、人のふん便や嘔吐物、それが乾燥したものから出るじんかいを介して、口などから人から人に感染するそうで、これらのことにつきましては、カキを扱っている養殖漁業者の皆さんは私以上に熟知をしております。ですから、厚岸町が今盛んに取り組んでおられる終末処理場ですか、排水の関係、これらにつきまして非常な関心を持っております。処理水が汐見川を経て、厚岸湾へ注がれている。処理水の加熱を強く要望する声が浜ではあります。町として、これらの声にどのように対応されておられるのか。そして、私も、加熱をしていただければなと、浜も安心して、全国にもむしろPRできるんではないのかなと、かようにとらえておるんですが、いかがでしょうか。これらの非常に言い尽くせない分もあったんですけれども、2回目の質問とさせていただきます。

答弁 建設課長 佐藤(建設課長は2010年9月まで)

お答えをいたします。地盤沈下や海面上昇の予測についてでございますけれども、まず地盤沈下でございますが、1つは、釧路沖地震や東方沖地震などの突発的な地震により沈下を起こす場合がございます。それから、国土地理院で2000年度平均成果というものがございまして、30年ぶりに測量の高さの基準となる水準点をはかり直し、その高さを改定したものでございますが、そのはかり直した数値の全国的な傾向として、東京付近では差がなく、北海道側でマイナス傾向、低くなっているということでございまして、逆に、九州や四国側でプラス傾向というふうになっておりまして、これはプレート運動による沈み込みと思われるとの説明がされております。こうしたことからも、地盤沈下の予測というのは非常に難しいわけでございますが、現在、釧路土木現業所厚岸出張所との協議の中では、港町裏浜の護岸や港町地区を定期的に高さを観測することが必要ではないかといったことを話しているところでございまして、この定期的な観測をして、その推移を見るというのは必要であると考えてございます。それから、海面上昇の方でございますが、近年、地球温暖化によりまして南極や北極の氷が溶け、海面が上昇しているというような話は聞きますが、釧路気象台に確認をしたところ、この地域の海面上昇の確たる要因は解明されていないとのことでございまして、その予測はできないとのことでございますので、その辺はご理解を願いたいと思います。それから、港町裏浜の護岸について、護岸かさ上げと同時に整備計画が必要ではというようなご質問でございますが、この護岸は昭和30年代後半に厚岸町が区画整理事業により施行し、その後、北海道へ移管をされておりますけれども、護岸の延長は858メートルございまして、うちコンクリート矢板護岸が542メートル、残りが木柵護岸で316メートルございます。この木柵護岸の部分でございますが、ご指摘のとおり、相当破損が見受けられます。冠水の恒久対策として、護岸のかさ上げを考えているわけではございますが、具体的な方法はこれからでございます。、木柵や破損している護岸をかさ上げするということはできないわけでございますから相当大がかりになることは想定されます。今後、北海道と協議を進めていくことになりますけれども、工事を実施するような段階には、当然こうしたことを踏まえてその整備計画がつくられることになると思いますので、ご理解を願いたいと思います。それから、道路のかさ上げについて、どの程度のかさ上げを考えているのかということでございますが、詳細につきましては、これから現場と調査をしながら計画をすることになりますけれども、方式はフラット方式というものでございまして、この方式の本来は歩道の段差解消のために用いられている方式でございまして、近年、道路構造において主流となる形ではございます。基本的な考えといたしましては、車道を現在ある歩道の高さと同じ高さまで、おおむね15センチメートルから20センチメートルのかさ上げを行うことを考えてございます。これ以上上げますと、周辺民地側の方が低くなりまして、降雨時等に排水ができなくなるといった影響が出てしまいますので、ここら辺が限界と考えてございます。ただし、これらの方式は、車道と歩道の間にあります縁石が飛び出した形となりますので、都会では多い形ではございますが、この辺では見なれない形となります。これらにつきましては、住民のご理解もいただくことが必要であると考えてございます。それから、港町地区の冠水対策の具体的な説明でございますが、この地区の冠水対策については、以前から議会でも議論をされてきております。平成14年当時では、道道別海厚岸線、それから港町中通り、そこで冠水時に簡易的なポンプを設置して排水を試みてきたわけでございますが、海水が排水管から逆流してうまくいかないという状況に至ってきております。また、冠水マップについても、冠水する範囲がそのときの潮位や低気圧等の状況により変化するために、現実的にどこまでの範囲とするのか、難しいこともございます。現段階におきまして、道路のかさ上げを今進めようとしているところでございます。それにより、範囲もまた変わってまいります。これは、道路のかさ上げを施した後に、その状況を見て必要性を判断していきたいと考えてございます。それから、港町地区の冠水対策の具体的な説明ということでございますが、1回目の町長からの答弁のとおり、恒久的な対策はこれから関係機関と具体的な検討を行っていくところでございますし、これには相当な時間がかかるために、先に応急措置として道路のかさ上げを進めていきたいということでございますので、ご理解を願いたいと思います。以上でございます。

答弁 産業振興課長 大崎(産業振興課長は2009年9月まで)

私の方からは、奔渡町1丁目の護岸の恒久対策の関係と、それから真竜岸壁の関係、さらには湖内船揚場のかさ揚げの関係とノロウイルスの関係ということでお答えをいたしたいと思います。、 、 、まず 奔渡1丁目のフェリーの付近の関係でありますけれども あの地区については船揚場からの越波は今回はなかったと、いずれもなかったということであります。被害は、越波をしていたところがフェリーの付近ということであります。ちょうどガードフェンスがあるところでありますけれども、桟橋も2カ所ほどございます。そういったことで、あのガードフェンスのところについては、物揚場として使用しているところもあるということで、漁業者との調整もありますが、数年に一度あの辺については越波をするということだったんですけれども、今回は10月とそれから1月に、ともに大きな被害が出てしまったところでありますけれども、これらの関係については、ガードフェンスの高さで擁壁をつくってはどうかということで、この擁壁について、そういった考え方のもとに北海道の方と今後協議をしてまいりたいというふうに考えてございます。それから、真竜岸壁の関係でありますけれども、平成18年度は泊地しゅんせつを真竜岸壁の方を実施してございます。19年度については、湖内の方のしゅんせつを予定してございまして、一応平成20年あるいは平成21年に真竜岸壁の端までのかさ上げを行うということでありますので、この辺につきましては、港湾事務所とも今後調整をしてまいりたいというふうに考えております。それから、湖内の岸壁のかさ上げでありますけれども、今年に入りまして一度、土現の方と、庁内の関係各課と役場内の関係各課が集まって、土木現業所の方と協議をしてございます。湖内の岸壁の物揚場の関係のかさ上げにつきましては、非常に緊急度が高いということもございまして、こちらの方については優先的に実施するように、土現の、 。方と協議が必要ということで考えてございますので ご理解をいただきたいと存じますそれから次に、今後のノロウイルスの対策の関係であります。この関係につきましては、下水道の終末処理の方も関係がございますのでお話をさせていただきますが、とりあえず公共下水道の方についてはハード部門ということになります。ノロウイルスのソフトの対策として、予防的な部分で畜養の方法とか、あるいは販売戦略、さらには安全性のアピールということで考えてございます。考え方として、ハード部門を先ほど議員さんもおっしゃりましたが、ノロウイルスについては85度以上で死滅するということであります。それらの処理後、その処理水について冷却して川へ流すと、その方法が最も一番いいわけでありますけれども、建設費用あるいはランニングコスト、そういったことで多額の費用がかかると。その方法が安くできると、こちらの方も飛びつくわけでありますけれども、先ほど議員さんもおっしゃられたとおり、まだその技術は確立されてないというのが現状であります。そこで、町といたしましても、ソフト対策の考え方として、安全性をアピールしていこうというふうに考えてございます。厚岸町のカキの安全性をアピールするということになりますと、当然カキの単価アップにつながってまいります。そのためには町はどうしたらいいかということで、具体的な考え方として、全国の先進地と思われるところを数カ所選定をいたしまして、事前調査を行いたいということであります。次の段階で、厚岸町の目的に合った候補地を絞るということと、今度そこに視察を実施をいたしまして、資料等を持ち帰って検討をしていきます。その段階で、考え方といたしまして、その先進地と同じことをするのか、さらにはその先進地以上のことをやるのかということになってまいりますけれども、前者ですと差別化が図られないということになりますので、後の先進地以上のことをやるということになりますと差別化が図ら。 、 、 、れてまいります さらに そこの段階でイニシャルコスト それからランニングコストそういったことも検討いたしまして、次年度以降のステップにしたいというふうに考えてございます。これらについては当然、私ども町だけではなくて、漁組あるいは指導所、そういった関係機関にともに連携を求めながら進めてまいりたいというふうに考えてございますので、ご理解をいただきたいと存じます。

再質問 南谷

まず、冠水対策でございます。道や国との関係があり、一朝一夕にはいかないことはよく理解をしております。努力をされて、早期実現に向け、ぜひ頑張っていただきたいと存じます。1回目で、即対応しなければならないものと、大きな視点で厚岸町全体の冠水対策が必要と申したんですけれども、私は、部分部分だけでなくて後者の方、大きな視点で厚岸町全体の冠水対策という構想・計画みたいなものが必要ではないのかなと、かように考えますが、いかがでしょうか。この辺の考え方について、冠水対策の質問を終わらせていただきます。それから、2点目の方の風評被害対策でございます。、 、本当にですね カキ養殖漁業者の皆さんは瀕死と言ったら大変失礼なんですけれども本当に困っております。先般、市場部長さんの方に伺ってこの状況を伺ってきたんですけれども、今日まで厚岸産カキの付加価値を高めるために、殻ガキ、生食というんですか、特に厚岸町のカキは殻ガキで、生食を食べることで価値観を高めてきた、生食ということでイメージアップしてきたんだと。ところが、ノロウイルスの風評被害で全く逆効果になってしまったというんですか、生食というものが排除されるような風潮の中にある。ですから、リスクもそれだけ大きいんですと、このようなご答弁をいただきました。町長や課長さんの方から、ダブルミルク、これらの取り組み等も国の方にも働きかけをしていただけるということで、大変心強く思っておるんですけれども、厚岸町の「えもんシリーズ 、これらについても組合の方から伺ってまいりました。今後も、イベント」の取り組み、町長みずからテレビに出てですね、宮崎の知事でないんですけれども、カキのPRをしていただければなと存じます。私は、どうも町の顔がですね、先ほど課長はとうとうと答弁をしていただいたんですけれども、町の動向、顔が浜の皆さんによく理解されていないのではないのかなと、かように思うんですが、もっと町として、浜あって組合あっての、私は従来から言ってきているんですけれども、やはり町としてもせっかく事業展開をしているわけですから、この辺のPRというんですか、こうしているんだというものも、もっと町としても事業の取り組みなどについてのPRも必要だし、本筋の取り組みというものも必要ではないのかなと、かように考えます。ご答弁を求め、再々質問とさせていただきます。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

私からお答えいたします。まず、冠水対策でございますが、全町的な冠水対策を講じたらどうか、マップをつくったらどうかという構想案でありますが、検討に値するなと、そのように考えておりますので、検討させていただきたいと存じます。さらにはまた、ノロウイルスの関係であります。甚大な被害をこうむった今日、先ほども答弁いたしましたが、その原因は、要するにマスコミ等の報道であります。それについては答弁のとおりでありますが、しかし、この厚岸町における安全という問題について、安心して厚岸町のものは食べられる、安全・安心というものが大事だろう、そのように考えております。そういう意味において、予算案においても提案をいたしておりますし、さらにまた、執行方針でも述べさせていただきましたが、その目標に向かって行政として何ができるか、漁業協同組合並びに関係者と連携を図りながら徹底をさせていただきたい、かように思いますので、ご理解をいただきたいと思います。

出典:厚岸町議会 平成19年第1回定例会 2007年3月8日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる