みんなの議会

厚岸町議会 平成18年第4回定例会 2006年12月12日

(1)町有施設保守点検表について/(2)日豪経済連携協定(日豪EPA)について

2006年12月12日、厚岸町議会の一般質問で、室﨑正之議員が「町有施設保守点検表について」「日豪経済連携協定(日豪EPA)について」について質問し、町長 若狹、産業振興課長 大崎、税財政課長 佐藤が答弁しました。

質問者
室﨑正之 議員
答弁者
町長 若狹、産業振興課長 大崎、税財政課長 佐藤

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 室﨑正之

さきに提出いたしました一般質問通告書に従いまして質問を行います。1番目は、町有施設保守点検表についてであります。町有施設保守点検表というのは平成10年からつくられて運用されているというふうに伺っておりますが、その制度の目的についてお伺いしたい。2番目として、町有施設保守点検表の作成・更新はどのように行われているのか、お聞きいたします。3番目として、町有施設保守点検表はどのような場面で具体的にどのような形で活用されているのか、これについてもご説明をいただきたいわけであります。、 、 、 、次に2点目は 日豪経済連携協定 日豪EPAというふうに訳されておりますが 今世情を騒がせておりますが、これについては、北海道あるいは農水省が、これがいわばオーストラリアの主張どおりになっていけば国内の産業に与える影響が非常に大きいということで、いろいろな算定を出しております。もしこの協定が締結されて日豪間の関税が撤廃された場合には、道内の経済に及ぼす影響も非常に大きいという話が巷間伝わってまいりますが、この内容についてご説明をいただきたい。と同時に、2番目として、厚岸町内に及ぼす影響というものについてはどのように予測なさっているか、また、それに対して町はどのような対応を考えているか、その点についても説明をお願いいたします。以上でございます。よろしくお願いいたします。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

1番、室﨑議員の一般質問にお答え申し上げます。1点目の町有施設保守点検表についてでありますが、町有施設保守点検表制度については、施設を点検するときに使用するチェックリストの保守点検表、建物概要を記載した点検保守報告表1、保全・修繕を記録する点検保守報告書2で構成され、統一的な書式を用いて点検し、記録をすることにより老朽の度合いや修繕の必要性を判断して、町有施設の的確な実態把握と合理的な維持管理を行うため、平成10年度から実施しているものであります。この町有施設保守点検表の作成・更新はどのように行われているのかとのことでありますが、新しくできた施設は事前に報告書1を作成し、施設の点検時に保守点検表が作成され、修繕等があった場合は報告書2で記録される形となります。また、従前からある施設は、既に報告書1並びに修繕等があった場合は報告書2が作成されており、基本的には、毎年重点保守点検期間を設けて保守点検表により点検を行い、修繕を行った場合には報告書2の更新が行われることになりますが、突発的な修繕が発生した場合は、その都度報告書2の更新が行われることになります。次に、どのような場面で具体的にどのような形で活用されているのかとの質問でありますが、点検結果により緊急的に修繕が必要とする判断や以前の点検経過を見ることにより、老朽化や損傷等の進行状況を把握し、改修や修繕等の時期の予定を立てたり、また現在、施設改修等のシミュレーション手法を検討しており、その基礎データとして活用され、さらには、更新に伴う補助事業では採択時の資料となるものであります。続いて、2点目の日豪経済連携協定(日豪EPA)についてのうち、もし協定が締結され日豪間の関税が撤廃された場合、道内経済に及ぼす影響は甚大であるとの話が伝わってくるが、その内容についてでありますが、現時点では、新聞報道等からの情報内容となりますことをご理解いただきたいと思います。WTO(世界貿易機構)交渉が中断したことにより、国際的に2国間で自由化を進めるEPA(経済連携協定)のうち、その柱となるFTA(自由貿易協定)への動きが活発化し、政府は、日本とオーストラリアによるEPA(経済連携協定)に関する交渉に入る方針を決定したと新聞報道されました。政府内では、国内の農業に大きな影響を及ぼす牛肉はセーフガード対象品目で、米、小麦、砂糖、乳製品、ビートといった高関税で守られている重要品目の農林水産物の例外的な扱いを求める農林水産省と、鉱物やエネルギー資源の安定供給の観点から交渉の推進を求める経済産業省とは、考え方に違いがありました。また農業系統団体等では、国内産業を保護している高関税が撤廃されると、内外格差の大きいバターや脱脂粉乳等の国内生産は壊滅的な影響を受けるとして、重要品目を関税撤廃交渉から除外する確約をとらずに交渉に入ることは大きな混乱を招くとして、強い関心を寄せるとともに、競争力のある農業の確立に向けた関連対策の強化を要請しておりました。しかし、政府は、重要品目を関税撤廃対象から除外することを確約できないままに、オーストラリアと交渉入りする方針を決めたものです。この協定交渉により関税がすべて撤廃された場合、道は、道内の主要農産物である牛肉、乳製品、小麦、砂糖の4種目関連だけで、年間1兆3,716億円の生産額減少につながるとした試算結果をまとめたと新聞報道をされております。その報道内容では、主要農産物4品の生産額で4,456億円、関連産業で4,414億円、周辺産業で4,846億円の減少が試算されておりまして、そのうち乳製品は、加工用生乳の価格暴落により2,369億円の減少が見込まれております。また、直接的な生産額に対する影響により、生産者の廃業と関連産業などを含めて4万7,000人が職を失うとしており、道は、完全撤廃は北海道の酪農、畑作と地域経済の崩壊につながるとして、農業団体、経済団体と連携しながら、政府に対して、重要品目の関税撤廃対象から除外することを含め、慎重に対応を求めていく方針であると報道されております。次に、厚岸町内に及ぼす影響の予測と町の対応についてでありますが、交渉入りする方針を決めたことを新聞報道等で知り得た直後でありますので、当町での影響金額を試算できる状況にありませんが、仮に関税撤廃となると、町内の農業生産物が価格の安いオーストラリア産と競合するため、すべてに影響を受けることとなります。その影響につきましては、平成17年度実績で、まず町内で生産される生乳のほとんどが加工用原料乳でありますので約48億円、育成牛等の個体販売が約6億円、肉用向けの老廃牛や初生牛を含む肉用牛が約5億円で、生産額の合計では59億円となり、関税撤廃までの期間の長短にもよりますが、仮に関税撤廃が段階的に行われることになった場合でも年々離農が進むことが予想され、影響額も必然的に大きな金額となり、厚岸町の2大産業の一つである酪農は壊滅的な打撃を受けていくことになります。さらに、他への影響としては、農家の雇用労働者、農業協同組合や農業共済組合といった関係諸団体、生乳や飼料等を運搬する運送業、畜舎等の建設やコントラ作業等の産業連携が深まっている建設業にも及びますが、これらの影響金額については推計し切れません。また、間接的に町内における商店、飲食店、金融機関、学校及びサービス業等が影響を受けることが予測されます。町といたしましては、交渉経過により政府が最終判断する内容でありますが、町の主要産業にとどまらず、地域社会の崩壊につながりかねない事態と認識しながら、政府交渉に当たっては、国内農業の影響を回避することを第一として慎重姿勢を貫いてほしいと考えますことから、行政機関はもとより農業系統団体との連携を図りながら、陳情・、 、要請等の機会を通じまして 重要品目について例外措置を講ずることを明確化するなど要請してまいりたいと考えております。以上でございます。

質問 室﨑正之

まず、1点目の町有施設保守点検表についてであります。これは平成10年に、当時事務連絡として、財政課長から各課長に対してこのようなことをやってほしいというのが出ています。それを見ると、町有資産台帳の保管整備状況についてさきに確認を願ったところであるが、施設の的確な維持管理を行うためにこういうような記載例を配付するので、年に一度施設の点検を行い、保守保全・修繕の記録を記入の上云々というようなことで、それ以来行われているというふうに伺いました。それで、これに関しては、私が平成8年の第4回定例会でこのことを提案しております。もう10年も前のことですし、今の町長はもちろんそこの席にいらっしゃらなかったわけですから、ちょっと振り返ってみますが、そのときに答弁では、当時の町長が、各部資材・機能が持つ耐用度を少しでも長続きさせる処方として、それぞれの材質整備等の大まかな年次修繕計画を立てていき管理に当たる必要がある。それから、それぞれの施設でいろいろな問題を抱えているが、その機能や役割を効果的に、かつ財政運営上からも早期営繕ということが非常に大事なんだと。それで、診断書用台帳的なものをつくって管理に当たるシステムを確立したいと。それから、担当課長はそれに補足するような形で、今回主務主管課長と内部協議を行ったんだけれども、その結果、建物そのものが持つ寿命、構造上の寿命、そこに設置されている設備、器具類、それから耐用年数がどうなっているんだろうという意識が欠けていたということを明確に言っています。それで、個別の営繕計画というか、そういうものをそれぞれの個体別につくって、台帳化を図ってシステム化をしていくと。ただ、これはこれから建てる建物についてまずシステム化をして、一遍に既存の建物をやれといっても大変なので、ある程度の時間をくれと。それでないと担当者がパニックになってしまうというようなことも言っています。それで、時間をかけてマニュアルづくりというものを行っていく、そういうシステムづくりを行っていくんだということを明確に言っています。そして、平成10年にこういうものができた。それで、このような目的に基づいてきちんと進められているものと私はずっと解釈しておりましたが、ただ、今回振り返ってみますと、何かおやと思うようなことが出てくるわけです。例えば委員会でいろいろな所管事務調査で建物を見ます。そうすると、どう考えてももう修繕をしておかなければ、この後、それこそ大きな破壊につながりかねないようなものが見つけられて、いろいろと指摘をすることもあります。そこまで行かなくても、例えばコンクリートの上に塗ってあるペンキがもう既に色を失って、地肌が出てきて水がしみ込んでいるんではないかとか、あるいは屋根の鉄板のペンキがすっかり、白化というんですか、色を失ってきているというようなものがあちらこちらに認められたりするわけです。でも、そのときに今まで一度も、この保守点検表にもう盛り込んで計画をつくっていますというようなことを、担当者から聞いたことはないんです。それから、このいわばきっかけになったと思うんですが、随分前なので記憶も定かでありませんが、役場庁舎のタイルが剥落したことがあります。たまたまそれは玄関から入ってくる町民の頭に当たるなどということがなかっので、事なきを得たんですが、これとて、やはりきちんとした調査が行われていなかった結果だと言われても、結果的には仕方がない。、 、また今回 入ってきた正面玄関を見おろす二階のガラスがある日突然ばんと割れたとちょうど議長があと1メーターか2メーター前を進んでいたら頭に落ちてきたんではないかということで、非常にびっくりなさったという話も聞いたんですが、あのときに担当者の方やいろいろな方から聞いたのは、あんなことが起こるとは予想だにしなかったというふうにおっしゃっています。保守点検表の目的からいうと、そういうことを含めてきちんと見ていなければならなかったのではないかと、そのように思われるわけでして、どうも、この平成8年に意図したところと今行われているものがぴたりと一致しないのではないかというような気がいたします。その点はいかがでしょうか。それから、これの活用という点なんですが、今も申し上げましたとおり、これをきちんと行うことによって今後の営繕の客観的な予定が立てられるわけです。そのことが非常に大事だということを平成8年のときにも議論し、また答弁者もそのようにおっしゃっている。システム化というのはまさにそのことですね。それで、建物にはいろいろと、 、 。寿命がありますし また それぞれの時期に手を入れていかなければならないものですそういうものが客観的に予定が立てられることによって、単年度単式帳簿の予算の弱点を乗り越えることができるということだと思うんです。それで、そういう形での活用、すなわち予算折衝においてこの町有施設保守点検表というものが活用されているかどうかというところが非常に問題だと思います。その点についても明確にお答えをいただきたいわけです。それで、町長の答弁の中でちょっと私がひっかかるのは、現在、施設改修等のシミュレーション手法を検討しているというふうに書いているんですが、10年前に同じようなことを言っているんです。十年一日のごとしという言葉もありますが、今、これからそういうことに着手するということなんでしょうか。この10年は何をやっていたのかということになってしまいますので、これはそういう意味ではないんだと、今までやったことをどういうふうに一歩進めているんだというようなものがあれば、その点についても具体的なご説明をいただきたいということであります。いずれにいたしましても、せっかく各課において苦労をして、現在の建物がどういう状況なのかということをきちんと調査しているんであるならば、来年はこういう営繕費用がかかりますと、いやこれは5年後にこれだけのものをどうしても必要としますという、客観的な予測というものが立ってくると思います。そこまで利用しなければ、何のためにこういうものをつくっているのかということになりかねません。少なくとも平成8年の議論からはそういうことが言えるかと思います。その点についてお答えをいただきたいわけであります。次に、2点目です。ただいまの答弁の中で、ちょっと私として残念なのは、現時点で新聞報道等からの情報収集というふうに限定されておりますが、非常に全国的に注目をされる関税撤廃によってどういう経済的状況があらわれるか、1兆4,000億円程度の国内でもって打撃を受けると、農水省はその後8,000億円というようなものを出していますが、いずれにせよ、いち早くそういう影響を打ち出したのは北海道であります。厚岸町として、道の担当者にそのような詳細な予測の情報をとることが何でできなかったのかという点については、どういう事情があったのかご説明いただければ幸いです。それで、1点お聞きするのは、農水省も道も、現在の非常に多大な影響を及ぼすというものに農業を挙げています。これは酪農業、林業を含めてなんですが、それはいいんです。厚岸町の場合には、もう一つ大きな基幹産業でありますところの漁業がありますけれども、漁業については何も影響がないというふうに予測されていますかどうか、その点についてお聞かせをいただきたいんです。町民の中には、新聞報道を読んで、農業について新聞報道があったけれども、漁業にも大きいものがあるんだろうかと、早速心配の声を出している方もいらっしゃいましたので、この点についてもお聞かせをいただきたいわけであります。それから、ちょっと外国語で難しいんですが、EPAについては、小泉首相がオーストラリアの首相と会って、これを前へ進めるように共同研究をしましょうということで今まで来たんです。それで、その共同研究報告書というのがそろそろ発表されるんではないかと思うんですが、これがまだ発表されていません。ただ、その内容はこうであるという報道がどんどん今出ています。それで、その研究報告書が出て、今度、現在の安倍総理大臣がオーストラリアの首相と会って、そこでもってさあ行きましょうというふうに正式に合意するという筋書きができた、それでそういうふうに進んでいると。農業関係者は大反対でいろいろと決起集会も開いていますが、それを押し切ると。朝日新聞の記事などを読みますと、オーストラリアの資源というものを安定供給を受けるためには、農業を切り捨てるというふうにはっきり書いています。東京、名古屋にとっては大変ありがたい話で、経済界を挙げてそれ行けそれ行けという状況のようですが、そのために我々北海道が切り捨てられたんではたまったものではない。北海道はヤッカイドウだなどということを言う財界人まで今いるそうですが、そんなものをはいはいと言うわけにはいかないというのが、今、私がこの新聞記事を読んだところです。といって、今ここでそんなことを幾ら言っていてもゴマメの歯ぎしりですが、やはり町としては、今の段階で全部詳しいものを出せと言ってもそれは無理なのはよくわかるんですが、非常に早い時期に厚岸町内の影響というものを予測、これは道と相談していただきたいんですけれども、これをきちんと出して、この産業については大変だ、この産業ではほとんど影響ないだろうというようなものを含めて出していただきたいと思います。それから、一部報道の中で、これに対抗できるのは地産地消だということを言っています。すなわち、消費者は安全と安心を求めている、どこでどういうふうにつくったかわけのわからないものが席巻するようでは消費者は大変なんだという声が既に上がっています。ですから、今回の農業団体、経済団体との連携は当然ですが、消費者団体との連携ということも非常に大事ではなかろうかというふうに思います。その点についてもお考えをお示しいただきたいんです。なお、地産地消に関しては、大所高所からの話だけではなく、町内においてもそういう意識をつくっていくことが非常に大事ではないかと思います。今、厚岸町の海産物等についても、いろいろとこの不景気で大変だという話も出ています。そういうときであれば、この地産地消というものを厚岸町がきちんと進めているという実績をつくる大変いい時期だと思うんです。町内で町内の生産物をまず消費するというような意識を厚岸、 、町がきちんと持っていれば 消費者団体との連携ということも非常に進めやすくなるとそのように思いますので、その点についても、これも広い意味でのEPAに対する町の対応の一つではなかろうかというふうに思いまして、お聞きしておきます。以上、2回目の質問といたします。

答弁 産業振興課長 大崎(産業振興課長は2009年9月まで)

2点目の、日本とオーストラリアのEPAの関係でございます。まず1点目につきまして、1兆4,000億円と北海道がいち早く予測をしていたと、厚岸町がおくれたのでは、予測をなぜとらなかったのかというお話でございます。この件につきましては、言いわけになるかもわかりませんけれども、このEPAは今回唐突といいますか、前倒し、研究報告書そのものが来年3月に両国政府によってまとめられる予定だったということでございました。いち早くこの新聞で見えたのが、11月14日の道新で私はEPAというものを初めて見たわけです。北海道知事も、この件については、これは大変なことだということで上京して農水省を初め関係省庁を回ったのが先月末ということでございました。ということでございましたので、言いわけになるかもわかりませんけれども、非常に唐突であったということをまず一つご理解いただきたいと思います。それから、農業の問題が非常にクローズアップされているが、漁業の方はどうなのかというお話が2点目にございました。今回、日本としても、北海道としても、厚岸町としても、非常に困るというのは、乳製品あるいは牛肉の関係でございます。今回、こういった牛肉、乳製品、小麦、砂糖、これらは重要品目ということで一次関税と二次関税に分かれてございまして、一次関税で非常に低い関税で輸入割り当て量が決まっていて、一定数量のものが入ってくることになってございます。それで、それ以上のものが入ってくる場合には2次関税で高率の、 、関税がかかって なかなか日本に入ってこられなくなっているということでありますが厚岸町に関係する2大産業のもう一つの方のコンブを柱とする水産品については、この重要品目に入っていないということで、この影響はないというふうに判断をしてございます。それから、EPAの研究報告書がまだ報告になっていないということでありますけれども、今日の新聞に、11日に発表になったという記事が載ってございました。内容としては、日本のメリットあるいはオーストラリアのメリットという両方のメリットがそれぞれ記載をしてございまして、日本では鉄鉱石あるいは石炭、そういった鉱物資源の安定供給が期待をできるというふうに経済界では歓迎をしているということであります。それからオーストラリアにとっては、日本は最大の貿易相手国であって、鉱物資源等々ではそれほどメリットはないんですけれども、農産品も輸出する側のオーストラリアにとって、非常にメリットがあるということで、そういったメリットが報告書として公表になっているということであります。それから4点目の、町として早期に予測について出してほしいという要望でありました。それで、今回本当に時間が少なくて、予測としては平成17年の生産額の実績から割り出したものしか出せませんでしたけれども、関連産業に時間がかかるということであります。いずれにしましても、予測は当然必要と考えてございますので、関係機関と連絡をとりながら、早期にまとめてみたいというふうに考えてございます。それから、地産地消の関係でございます。消費者団体と連携を密にということでお話。 。 、 、がございました ご質問者のおっしゃるとおりであります 私自身も この厚岸町には生産品として水産品、それから農産品とそれぞれございます。こういったものを町内に普及させると、地産地消、まず町内の皆さん方に認められるものでなければならないというふうに私自身も考えています。そのことによって地域に根づいた産品となるということであります。コンブしかり、カキ、アサリしかり、牛乳等、厚岸町にはそういったものが多くございます。これらに関しまして地産地消を進めるべく、関係諸団体を通じて、消費者団体その他にも何らかの形で呼びかけてみたいというふうに考えてございますので、ご理解をいただきたいと存じます。

質問 室﨑正之

まず1点目の保守点検表については、大変申しわけないんだが、今の話を聞いていて、つくっておくという程度のところにおさまってしまっているんではないかという気がどうしてもするんです。きちんとした活用というものがどうも薄いといいますか、今回このように一般質問で指摘をしたので、慌ててと言っては失礼だが見直してみたと、そしてファ何とかシステムというようなものも取り入れていかなければならないなというようなお話をしているように聞こえてしようがないんです。それで、これは予算折衝のときに資料としてきちんと使われていますか、今まで。こんなものに書いていようといまいと、予算折衝のときにはそのときそのときに現場の写真を撮って、きちんとしたこうなっているというものを出して財政と交渉をすればいいということではないのかという気がするんです。そうでなければ、常にこの点検表を意識しているんであるならば、いろいろなときに議会側から建物の営繕について指摘を受けたときに、言葉の端々に出てこなければならないんです。一度も聞いたことがない。それから、今いろいろなシステムがあるようです。ちょっと私は外国語に弱いんでよくわかりませんが、ただ、さっき答弁者がおっしゃったようなことは、既に平成8年に議会で言われているんですね。そして、そのシステムを今構築していくと言っているんです。それから既に10年たったんです。それで、いや技術者不足であると、それはわかります。見落としもあるだろうし、それはいろいろあるでしょう。専門家でなければわからないところがわからなかった、そういうことは幾らでもあると思うんです。そういうことはいいんです。それでもまず目視でもって、きちんと意識を持って担当者が常時、常時という言い方は大げさですが、定期的に見ていけば、この前より亀裂が広がっているとかなんとかということは、予算折衝の客観的なデータとして出てくるわけです。そういうことがこの点検表の持つ非常に大きな意味ではないか。つくれと言うからつくっておいたという範囲であるならば、もったいないです。そういう点で、おくればせながらで結構ですから、予算折衝、それからこの後でこういう経費がかかるということの客観的データ、予測データとしてこれが活用されるようにきちんとつくっていただきたいと、そのように思います。それから、2番目のEPAの問題です。今、担当者は非常に正直に、唐突であったというふうにおっしゃったんですが、これ。 、は余りにもアンテナがさびているんではないか 平成17年4月の日豪首脳会談においてEPA、FTAというのは自由貿易協定です。これのメリット、デメリットを含め、さまざまな方策を幅広く検討する政府間の共同研究を開始するということが決まったんです、小泉首相のときに。そのときに、既に今日の状況は予測できるわけです。オーストラリアの立場に立ちますと、主要何品目だか知らぬけれども、そんなものに障壁をつくられたんでは、こういうものを協定する意味は全くないわけです。ですから、あらゆる品目について協議の対象となるということをオーストラリア側は強く主張しまして、農水省は相当頑張ったようですけれども押し切られたというのが今日の状況であるということは、各紙書いています。ただ、今いみじくも答弁の中でおっしゃったように、財界全体としてはこの北海道の農業なんていうのは小さな問題でありまして、今、中国がどんどん発展してくる中で資源の奪い合いというのが起きてくる。したがってオーストラリアと仲よくして、オーストラリアからの資源を安定的に供給しなければならないという、目の前のことで頭がいっぱいな財界は、これを歓迎している。したがって、と言っては申しわけないんだが、マスコミの報道も、問題の大きさに関して非常に扱いが小さいと思えるわけです。そういう中で、やはり神経を研ぎ澄まして、今、町長の答弁にあったように、町が下手したら崩壊するかもしれないような大きな影響が出てくるこの問題について、やはり唐突でありましたというような話では困るんです。この点については、一層神経を研ぎ澄まして情報を収集していただきたい。それから、今お聞きしまして、現在予測できる範囲ではというふうに限定をつけなければならないと思いますけれども、牛乳、牛肉といったいわゆる略農業以外には、厚岸町には余り影響が今のところはないんではないかと思われるというふうに押さえておけばよろしいわけですね。そうでなければもう一度説明してください。それから対応ですが、さっきも言ったように、今ここで具体的にあれをやります、これをやりますというような時間的な段階ではないので、これについては要望しておきますが、地産地消を含めて、消費者団体との対応を含めて、具体的なものが出てくるのは。 、 、いつごろになるのか それから 町長の答弁の中で非常に強調されておりましたように関係諸団体、あるいは行政、あるいは町村会、いろいろなものがあるかと思いますが、そういうものを含めて、早急にやはりこれは関係するいろいろな団体とともに強く声を上げていただきたい。これは厚岸町の産業を守らなければならないもう瀬戸際の問題だというふうに、私は非常に危険性を感じています。というのは、今言ったようにマスコミの扱い、それから財界の歓迎する空気、そういうものを思いますと、こちらが切り捨てられて、大の虫を生かすには小の虫は何とやらというような論理でやられてはたまったものではないですので、その点について、ひとつまなじりを決して臨んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

それではそういう中で、課長の方も答弁を認識していただきたいと思います。私からは、FTA並びにEPA、日豪関係について答弁させていただきます。お話がございましたとおり壊滅状況の、重要な一次産業の特に農業関係であります。そういうことで、既に北海道におきましては北海道農業農村確立連絡会議というものを設置し、今、猛烈に運動を展開いたしておるところでございます。構成員といたしましては、北海道はもちろん、全道の市町村、そしてまた、先ほどお話がございましたとおり、北海道消費者協会も構成員の一員となっております。私といたしましても、来る20日には釧路地方総合開発期成会とともに農水省、また関係機関に同様の要望をすることになっておりますので、決意も新たに、今ご指摘がありましたことを踏まえて頑張ってまいりたい、そういうふうに思います。

答弁 産業振興課長 大崎(産業振興課長は2009年9月まで)

2回目の答弁で、非常に認識不足でありまして、情報収集も本当に足りなかったということをまず深くおわびをしたいというふうに思います。今後、農協等に、具体的にそういった情報につきまして収集をしてみたいというふうに考えてございます。それから、先ほど2回目の答弁で漁業の関係のお話をしました。今回はオーストラリアでありますけれども、新聞等々でも出ておりますとおり、後に控えているのはアメリカあるいはカナダということであります。この2国からは水産品が当然輸出として出てまいります。こういったこともございますので、必ずや近い将来、こういった影響が出てくるものというふうに認識をしてございます。それから、地産地消の関係であります。これにつきましては、いついつというふうなお答えはできませんけれども、多課にまたがってまいります。これについても若干時間をかけてみたいというふうに考えてございますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。以上でございます。

答弁 税財政課長 佐藤(税財政課長は2009年9月まで)

私からは、予算折衝において保守点検表が具体的に使用して行われているかという件についてご答弁させていただきます。経費の関係につきましては、大型事業、工事請負費等にかかわる分で投資的経費、経常経費それぞれにおいて予算折衝をすることとなりますけれども、具体的に、点検表を用いてその場でその点検表によって折衝をしているわけではございません。しかしながら、この点検表を作成する段階におきまして、各課の判断におきまして予算要望が必要と判断し、具体的にその判断が予算要望が必要だという段階では写真撮影、これは今現在でありますと、速いんですが、デジタルカメラ等を使って写真の添付、それから必要であれば見積書等々を用いて、要望について折衝を行っているのが現状であります。いずれにいたしましても、この点検表を用いて、具体的に財政担当と予算要望の担当課とのやりとりがされていないことは事実でございます。しかしながら、今後これらにつきましては、この点検表がいかに常に更新されているかということを検証するためにも、横の連携を密にしながら、十分に活用できるようにしてまいりたいというふうに考えておりますので、財政担当としても、今後この点検表をもとにやるように、関係課と連携をとりながら進めてまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解賜りたいと思います。

出典:厚岸町議会 平成18年第4回定例会 2006年12月12日 議事録 PDF(37ページ) 間違いを知らせる