厚岸町議会 平成18年第4回定例会 2006年12月12日
御供山について
2006年12月12日、厚岸町議会の一般質問で、菊池賛議員が「御供山について」質問し、町長 若狹、環境政策課長 小島、建設課長 佐藤、総務課長 田辺が答弁しました。
- 質問者
- 菊池賛 議員
- 答弁者
- 町長 若狹、環境政策課長 小島、建設課長 佐藤、総務課長 田辺
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 菊池賛
平成18年12月第4回定例会一般質問通告により 第1回目の質問を行います私は、湖南地区の中央に位置します小高い丘、御供山について質問をいたします。この山の関係につきましては、私は平成3年6月の第2回定例会を初め、予算委員会等、関連事項を含め今日まで数回にわたりご質問させていただいておりますが、この御供山のすぐそばに住んでおります地域住民の方々の要望もあり、次の数点につきましてお伺いいたしますので、町理事者の現時点での率直なご回答を希望するところであります。まず、御供山の治山事業についてお伺いいたします。この事業の年度別工事名と、工法経過、工法種類、工事場所の推移と、また現時点での今後の見通しについてお示しください。、 。次に 御供山の地質と災害予防の考え方についてお示しをいただきたいのであります次に、この山の所有区別についてお伺いいたします。国有林、道有林、町有林、民有林がわかる図面をお願いします。次に、土砂崩壊防備保安林についてお伺いいたします。この山の頂上全般の平たん部分の開発済みの民間所有地の状況と、山の周辺ぐるりを覆っている土砂崩壊防備保安林がその役目を果たしているかどうかなどの、定期的安全確認等の調整管理は行われているのかどうかについてもお知らせください。北海道や森づくりセンターとのコンタクトがとられ、きちんと管理状況が把握されているのかどうかについてお聞かせいただきたいと思います。次に、既存施設の整備計画について伺います。木造式の展望塔及び塚田宅裏山の階段の整備計画のお考えはあるのか、お示しください。最後に、御供山の利用計画について町長、町理事者はどんなビジョンを持っておられるのか、お聞かせいただきたいと思います。以上で第1回目の質問といたします。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
かかります。
質問 菊池賛
はい。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
13番、菊池議員の一般質問にお答えをいたします。最初に、御供山の治山事業の年次経過及び計画概要についてであります。御供山の治山事業は昭和36年度に北海道主体事業として始まり、復旧治山事業、小規模治山事業、予防治山事業、地域防災対策総合治山事業、緊急治山事業の5種類の事業、 、 、 、 、 、 、 、 、で 土どめ工 谷どめ工 床固め工 水路工 のり枠工 吹きつけ工 伏せ工 植栽工暗渠工、雪崩防止さく工が行われております。場所としては、松葉町3丁目5地区、松葉町4丁目1地区、梅香町2丁目8地区、奔渡町1丁目5地区、奔渡町2丁目2地区、奔渡町3丁目7地区、奔渡町4丁目6地区、奔渡町5丁目4地区、奔渡町6丁目3地区の合計41地区であり、配付した資料のとおりでございます。今後の計画としては、平成15年十勝沖地震などの災害発生による奔渡町地区、平成16年台風16号の災害発生による梅香町地区が予定されているほか、去る10月7日から9日にかけての低気圧災害があった奔渡町地区2カ所への対応工事が、来年度から追加計画される予定になっております。御供山の地質につきましては、平成9年度に行った道有林管理センターの調査によると、砂岩、れき岩、頁岩に凝灰岩が介在しており、特に砂岩が多いため風化しやすく、もろいという特徴があります。こうした状況から、風化防止のために基礎ののり枠を設置し、植生を促すための覆土を行って緑化する対策を講じているところであります。御供山の所有区分でありますが、配付しました資料のとおりでありますが、国有地が南側斜面と東側斜面に7カ所、道有地が北側から西側斜面を取り巻くようにあり、町有地が東側に1カ所、北側に1カ所、西側の松葉町地区集会所の背後地に1カ所あり、民有地が頂上平坦部及び周辺に点在してあります。御供山の土砂崩壊防備保安林は、頂上平たん部を取り巻くように周辺部斜面のほとんどが指定を受け、保安林としての機能保持を北海道が担っております。管理する釧路森づくりセンターにおいて、御供山の保安林と接する土地についても災害に結びつく状況にないか、年に一、二回定期的な現状確認、また災害が発生するおそれがあるときは随時パトロールを行っております。さらに、釧路支庁において、管内の治山パトロール事業として、委託している業者からも毎年報告書の提出をもって現状の確認を行っているほか、北海道の委託を受けた山地防災ヘルパー2名が、町内の山腹崩壊や亀裂などの異変に関する情報提供も行っております。町といたしましても、巡回による現状確認や釧路森づくりセンターとの情報交換を引き続き行い、御供山周辺町民の安全確保を図ってまいりたいと考えております。次に、木造式展望塔及び階段の既存施設の整備計画についてお答えいたします。既存の施設は、平成元年に市町村振興補助事業により整備され現在に至っているものの、展望施設の利用については支障ありません。階段については、一部決壊したり階段裏込め石等が流出しており、現在まで一部直営で改修し、対応してきているところであります。大規模改修には工法上の難しさや多額の費用がかかることから、当面は維持補修等で対応してまいりたいと考えております。次に、御供山の利用計画についてでありますが、既に現在までいろいろ議論されておりますが、御供山上部の開発によって土砂、沢水等の流れの変化等、付近住民は御供山の開発による災害誘発を不安視しており、その地質や形状からも、十分な調査のもとで慎重に取り組まなければならない問題と考えております。また、何をつくるにしても、膨大な開発事業費を要するものであり、現在の財政状況から見ても、現在のところ御供山の利活用を考える情勢にないことをご理解賜りたいと思います。以上でございます。
質問 菊池賛
要請いたしました各資料について、詳細に記録されたものを整理、提出いただき、感謝申し上げます。初めに、治山事業について再質問いたします。私の調べた辞書によりますと、土砂崩壊源の工法・工種については、大分類では抑制工、撤去工、抑止工ほか、位相堆積域対策があります。次に、工法・工種について粗区分、細区分があるといいますが、御供山はどの工法で行われているかただいま説明して、 、 、いただきましたが ここでは工種として出ておりますけれども およそ今述べたものがあるいは資料があらましと思われます。昭和36年から平成17年度まで、御供山一連の予防治山並びに施設災害復旧、地域防災対策総合治山、小規模治山、治山施設修繕事業、緊急治山など、9ブロック41地区にわたります御供山治山が、本日、この資料のとおり明らかになりました。町長を初め、町関係部局並びに森づくりセンターには、地域住民の安全確保のため、地味な陰での治山防備体制行政に心から感謝申し上げます。現場並びに資料で見た限りでは、斜面対策工ではコンクリートの碁盤状況に植生による保護工対策と見えておりますが、どうでしょうか。それと、資料に載っていないと思われますが、載っているとしたらどれに該当するのか。松葉地区集会所裏山は小ダムの設置を施してありますが、大雨対策は大丈夫でしょうか。安全点検を行っているのでしょうか。水があふれ出たりダムの崩壊の危険性はないのかなどの点検はどうでしょうか。昔から、水の沢と言って、山の中腹から下部の辺にわき水地帯がありまして、この水が小川となって流れており、過去50年ほどの間に大地震が幾度となくありましたので、地面のずれが生じていないか点検の必要があると思いますが、いかがでしょうか。私が少年時代にこの山下付近に住んでいたので、この山は思い出の場所であり、この付近を知っている者の一人であります。次に、所有区別についてお伺いいたします。民有林、国有林、道有林、町有林とただいま説明をいただきましたが、小柄な山の割には、資料図面で見る限りでは、公有林及び民有林が細かく分布されているのも珍しいのであります。また、公民耕作していても、ぐるり御供山周辺一体が土砂崩壊防備保安林を有するだけに、何をするにも釧路支庁、道の許可が要るわけであります。災害予防の考え方としていろいろと計画を立てるにしましても、国や国民の災害時の安全確保のために、住民が避難すべき候補地には許可及び補助支援対策があると思われますが、どんなものがあるのでしょうか。どういう補助支援策があるのか教えていただければと思います。これは道路つけ予算、避難対策に関してでありますが、例えば北海道南西沖地震の奥尻島や阪神・淡路大震災の淡路島、あるいは身近な浜中町霧多布などのように、災害による被害をこうむってから国は補助や支援を発動するものかについてもお知らせいただきたい。災害予防には何かよい方法というものがあるのかないのか、国土庁か総務省管轄でどうなのか、その辺についてお答えを願いたいと思います。次に、土砂崩壊防備保安林についてお伺いいたします。頂上全般の平たん部分の開発済みの民間所有地とこの保安林との調和、つまり安全調査をし、時には治山事業の経過と状況を町民に広報などで公表し、治山の意味と注意を含めて、住民が安心して生活が送れるようにすべきと考えますが、いかがでしょうか。注意の例として、御供山周辺の人々のうちのどなたかが、場所により裏山でいつもと違う音がした、石ころや砂が落ちてくる、岩が崩れそうだなどと異変に気づいたとき、速やかに役場に情報をもらうとか。次に、既存施設の整備についてお伺いいたします。松葉町民間裏山の木造階段の足場が悪く登りづらいことと、展望塔も老朽化してきていると思いますが、整備の考えは先ほどいただきましたけれども、階段は、勾配の緩やかな松葉町集会所の裏山あたりはどうかという点についてお聞きします。参考ですが、隣町浜中町では、霧多布山に念願の避難歩道をつくったのはご承知でありましょうか。去る11年前の平成7年秋、名づけて霧多布山避難歩道、上皇寺付近から霧小グラウンドまでの高台まで全長48.5メートル、工事費296万円です。手すりつきであります。浜中町ではこの程度の予算でやって霧多布住民に喜ばれていたようですが、このような防災対策の気構えが町長にはおありかどうか、いかがでしょうか。予算の話をしますと、このたびの低気圧による北海道の被害救済を含めて特別交付税、 、 、の発表がありましたが 各町村配分の関係では 厚岸町が被害の多さもあったとはいえ特交税が前年比150%を超える額を獲得された町長の努力に敬意を表します。この辺で一応2回目の質問といたします。よろしく回答を願います。
答弁 環境政策課長 小島(環境政策課長は2009年9月まで)
お答え申し上げます。まず、斜面に対する工法でございますが、ご質問者がおっしゃられるとおり、現在はコンクリートで枠をつくりまして、その中に約20センチほどの盛り土をいたします。そうした状況をつくりまして、植生を促すということで、自然に配慮した工法を行っていただいているところでございます。これは、岩盤の性質上、風化しやすいということがありますから、植生を促すことによって直接岩盤が露出しないようにということで、そういう対策を講じているところでございます。次に、松葉町集会所の裏側、ここは沢がございまして水が出るということで、現在はダム的なものをつくって排水を促しているところでございます。現状におきましては、森づくりセンターの方でも確認されておりますが、大雨のときにも、そこに異変があったとか何か緊急な対策を講じなければならないという状況にはなかったというふうに聞いておりますが、今後におきまして、またそういうことが起こらないとも限りません。地盤のずれなども注意深く監視していく必要があると思います。御供山の周辺の中で、地盤のずれが一番あるかもしれないという場所が松葉町側の方にあるわけですが、そこにつきましては、定期的に地盤のずれを現在観測している地点が数カ所ございます。お聞きしたところ、ここ数年間においてはずれがないという確認もしているところでございますが、引き続き監視もお願いしているところではございます。それから、治山事業につきましては、若狹町長が、全道組織でございますが、治山林道協会の役員をしてございます。釧路管内におきましては支部長という位置づけになってございまして、治山対策をするところの国費、道費の獲得のために活動しているわけでございますが、平成19年度におきましても、厚岸町におきましては3億円を超える事。 、 、業費の導入が予定されているところでございます この数字につきましては 釧路市が阿寒町と音別町と合併をしたということで、今年度につきましては厚岸町よりも多い額でございますが、旧市町村の枠組みの中では厚岸町は突出した予算がついているということで、治山対策につきましては重点的にお願いしているところでございますので、ご理解願いたいというふうに考えます。
答弁 建設課長 佐藤(建設課長は2010年9月まで)
私の方からは、災害予防についてどういったことがあるのかということについてお答えをいたしたいと思います。これには土砂災害防止法というものがございまして、これは、国民の生命を守るために土砂災害のおそれがある区域について危険の周知とか警戒、有事の体制の整備とか住宅等の新規立地の制御とか、こういったものを推進しようとする法がございまして、その中で土砂災害警戒区域の指定というものがございます。これは北海道の方で指定を行、 、っていくものでございまして 町とかそういったものの要望を受けながら指定を受けてこういった整備をしていくというようなものがございます。以上でございます。
答弁 総務課長 田辺(総務課長は2008年3月まで)
私の方から、避難に使う上での避難路という形の中でお答えさせていただきたいと思います。浜中町の例等も出ておりましたけれども、ご案内のように御供山に登る、いわゆる歩行での避難路というのは展望台に登る道路、遊歩道がありまして、これは観光施設でございますけれども、実際の避難にも活用できるという位置づけの中で緊急避難場所に指定をさせていただいていると、こういうような状況でございます。一方、松葉集会所が具体的な場所といたしまして出ておりましたけれども、松葉集会、 。所の付近 実はあの集会所が建っている地点そのものが浸水区域から外れてございますあの場所そのものがいわゆる避難場所として活用ができるというふうに考えておりますので、現在のところ、それ以上に避難路を設けてそちらの方へ誘導するというような考え方の計画は持ち合わせてございません。そのような状況でございます。一方、奔渡方面につきましては、非常に上がっていくといいましょうか、急な斜面でございまして、非常に遊歩道を設置するのも難しいというような状況に相なってございます。ただ、先般出されました500年間隔シミュレーションによりますと、奔渡を縦断しております道道、北海道道ですけれども、この道路が浸水区域から外れるというようなシミュレーション結果になってございます。そういった中で、施設的な部分を考えていきますと、旧奔渡保育所、それから奔渡の漁村センター、こういったような集会所の方に誘導していくということが現実的だというふうに現在考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
答弁 環境政策課長 小島(環境政策課長は2009年9月まで)
申しわけございません。頂上部の現状の確認という点につきましてご答弁させていただきたいと思います。頂上部は、お配りした資料のとおり民有地という位置づけになってございまして、その部分の周辺に保安林があるという現状にございます。頂上の状況によっては大雨時に土砂が流れ出るという状況も、過去にはあったというふうに聞いてございます。そういうおそれがないかということにつきましても、釧路森づくりセンターとも連携をとりな、 、がらパトロールを行って 状況の確認を民有地について行わせていただくということも引き続き行っていきたいというふうに考えてございます。それから、災害のおそれがないかどうかということについての現場の確認の中で、住んでおられる方から異変を知らせていただくということは重要なことでございます。このたびの10月の低気圧の大雨時にもパトロールをしたときには、状況的にこの辺はおそれがないかというところにつきましては、そういう方にお声かけして、変化があった場合にはいつでもよろしいですから、直ちに役場なり森づくりセンターに連絡くださいということも申し上げてきたところでございます。今後につきましても、そういった住民からの、住んでおられる方からの連絡には即時に対応しながら、また町と森づくりセンターが連携をとりながらパトロールを行って、安全の確認のために対応してまいりたいというふうに考えてございますので、ご理解いただきたいと存じます。
再々質問 菊池賛
2回目の質問に対しまして一連のご回答をいただきました。再々質問いたします。治山事業について、まず土砂崩壊防備保安林についてお伺いいたします。頂上全般の平たん部分の開発済み民間所有地とこの保安林とのバランス、各土地の土砂量と保安林との狭隘部などの定期的安全確認の調整管理など、一応連携をとりながらということですが、調整管理などは今までは行われていなかったということになりますか。役場と森づくりセンターとのコンタクトは何年に何回程度ですか。年に1回ぐらいはやっているということでしょうか。災害辞書より参考に抜粋してみたんですが、土砂災害を起こす誘引・原因には、自然条件と社会条件があるそうでございます。日本は典型的な土砂災害地帯であります。土砂移動現象を起こす直接の自然的誘引には、大雨、急激な融雪、地震、火山噴火などがあり、社会的誘引は、人間の社会的活動に伴う斜面への不適切な作用とあります。つま、 、 、り 御供山について考えられますことは 人為的にこの山に負荷という力を与えている人間の社会的活動に伴う斜面への不適切な対応として、頂上の開発、つまり造成、植栽構成及び治山事業に伴う工事などが考えられます。斜面運動の分類基準からいいますと、地表か水底かといいますと今は地表であり、基岩、つまりもととなる岩はどうかというと、各種の岩の類がありますが、詳しくちょっ、 、 、と述べますと 一つにはコウチク火成岩類と片麻岩類 一つには中古生代の固結堆積岩、 、 。一つには半固結新第三紀堆積岩 一つには非固結堆積層 弱固結堆積層などがありますこの中に日本列島地質区分帯から判断しますと、御供山は後期中生代古第三紀火山性堆積岩、具体的に言うと昔は海だったが、いつの間にか堆積した瓦れき、つまり粘土ができ、貝殻などもまじって御供山というごく小さな大地、丘陵地が弱固結堆積層として形成されたことになると、辞書から学びとれるわけであります。そして、種類により斜面運動が変わるといいます。つまり、弱固結堆積層の主な斜面運動は、急斜面の粘土の非固結層すべり及び表層崩壊、これら大雨や大地震によって剪断応力が剪断の強さを超えた場合、発生すると言われます。これが御供山の推定される土砂災害の発生要因ではないかと、辞書から読み取れるわけであります。そこで、土砂災害の対策としては、ただいま述べました斜面崩壊のメカニズムを把握しまして、このことをわかりやすい説明で状況を町民に公開すべきと主張したいのが、今の私の心境であります。張力による影響、地質構造の影響、イコール堆積との関係のグラフ作成、土石流の対策工事、地すべりの対策工事などの説明などを公開してはということであります。例えば、地質災害予防の考え方の一部として釧路森づくりセンター土木係長さんを招いて (仮称)御供山の治山工事と防災の取り組みなどのタイトルで、、お話を町民に聞いてもらうとかということであります。最後に、御供山ビジョンについてお答えいただきました。町長は、一応何事も予算がかかる。現在はそういう考えは持っていないということでございますが、あくまでも町としては町民の生命・財産を守る立場として、プラス湖南地区の発展要素ともなりますし、教育の面でも歴史伝承型としても、ひいては一般には保健、観光、避難場所など、あらゆる方面で利用価値が生まれる要素として秘めています。町理事者の議会での答弁は終始一貫していないと思います。ということは、近年、過去15年ほどの経過の中で、この御供山に関しましては、幾度となく定例議会、臨時議会、予算委員会、常任委員会などで審議・論議してまいりましたのはご承知のとおりであります。振り返って、町側はこのように答えております。91年第2回定例会では、御供山の利活用についての考え方の答弁として、文化財指定の竪穴住居、とりで跡群等を観光体験学習ルートに組み込み、歴史文化伝承型、交流型の地域振興の観点に立った民間開発導入も考え、厚岸湖、厚岸湾のすばらしい景観を楽しめる御供山の利活用について大いに考えてみたいと言っています。町長が立候補するときには、この若狹靖町長新聞によりますと、この国定公園化も踏まえて、ただいま読みました厚岸湖、厚岸湾のすばらしい景観を楽しめるように、観光振興に大いに取り組みたいというようなことも書いてあります。これでは御供山とは指定はしておりませんけれども、国定公園を絡めて厚岸と述べております。民間開発導入とは民間活力導入と同じことで、つまり大手資本が開発を厚岸町に望んできた場合、町、 、 、 、として各種の条件や規則を盛り込んで 避難道路 アメニティー施設 快適空間ですね、 、 、 、 、ゲスト施設 休憩施設 サイトシーイング施設 観光施設 町ではお金は出さなくても民間資本力で自力で発展していくことでございます。町として、各種の条件はもちろん規則を盛り込んで、民間資本力で自力で発展していくということでございます。町はお金を出さなくてもよいと。95年第3回定例会では、今後の御供山の活用とあわせ、道路の可能性調査と御供山活用構想策定業務経過について、厚岸町全体のまちづくりを視点に置いた長期的展望に立って取り組んでいく必要があるとも答えております。いかがでしょうか。その後検討を重ねて協議したことがあるのでしょうか。その場限りの答弁では困ります。以上、3回にわたり御供山に関しまして治山事業状況、災害予防、避難路に関する課題、土砂崩壊防備保安林の役割ほか、各般にわたりご回答いただきましたが、ただいまの3回目の質問に対し町理事者からの率直なる答弁を期待し、私の質問を終わります。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
私からは、御供山の頂上の開発について答弁をさせていただきたいと思います。今回の菊池議員の御供山についての質問を受けまして、私なりに、過去の議会におい、 。 、てどういう論議があったのか 議事録を通しながら読ませていただきました その中で平成3年第2回定例会並びに平成10年第3回定例会におきまして、または予算委員会等におきまして、今回と同じような質問が菊池議員からなされておるわけでございます。そういう中で、いろいろな町長とのやりとりがあったわけであります。平成3年においては、開発については前向きの答弁を当時の町長はいたしております。平成10年の答弁におきましては、すなわち平成5年9月に御供山道路可能性調査をいたした6ルートの問題、さらにはまた平成6年3月には御供山拡張構想草案策定がなされております。そういうことを踏まえて、当時の町長はこのように答えております。いずれの場合、すなわち私なりに解釈いたしますと、防災対策、観光拠点等と思いますが、も用地の取得や道路など基本的なインフラの整備が前提となり、莫大な財源を必要としますので、現下の財政状況下では本構想を具現化することは困難でありますという、明快な答弁をいたしておるわけであります。私といたしましては、そういういろいろな経過を踏まえて先ほど答弁をさせていただいたわけでありますが、ご質問にありましたとおり、確かにあの御供山の頂上から見るすばらしい景観、風光明媚な景観については、私なりには価値のあるものと評価をいたしております。しかしながら、先ほど申し上げましたとおり、開発を進めるためには膨大なインフラ整備がかかるわけでございます。さらにはまた、開発による災害誘発などを考えますと、現在のところ御供山の利活用を考える状況にないと、そのように判断をいたしておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。
答弁 環境政策課長 小島(環境政策課長は2009年9月まで)
お答え申し上げます。御供山の地質構造につきましては、ご質問者おっしゃられるとおり、昔は海の中にあった底が隆起して御供山ができたということで、古くからの厚岸町の地層の研究の中でも明らかになっているところでありまして、厚岸町と命名がついている場所でもございます。そういったことで、砂岩が多いという理由もそこにあるというふうになっているところでございます。そういったこともありまして、斜面については崩壊しやすいということがある、頂上部分につきましては、平たん部ではあるがそこには木が植えられていないというか、現状はないということで、土砂の流出がないかどうかということは定期的に監視していく必要があるということは、今までも申し上げているところでございますが、釧路森づくりセンターというのが厚岸町内にありまして、民有林の治山を森づくりセンターが直接担当していただいているのは、道内で厚岸町1カ所だけでございます。そういった瞬時に対応していただけるという、まことにありがたい体制を北海道にしいていただいているという状況にございます。そういった中で、毎年、道の開発予算、それから北海道への要望を上げる時点におきまして、情報交換も含めて綿密な打ち合わせを釧路森づくりセンターとさせていただいた上で、対応していく。それから、大雨等々、災害のおそれが予見される場合にも、連携をとりながら、今までもそういった打ち合わせを行っているところでございます。そういった中で、担当していただいている釧路森づくりセンターの方にお願いして、御供山の治山工事対策等についてのお話を町民向けにされてはというご提案でありますが、これにつきましては、釧路森づくりセンターの方にお話がありましたことを相談した上で、対応できるかどうかお話ししてみたいと思いますので、ご理解願いたいと存じます。