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厚岸町議会 平成18年第2回定例会 2006年6月21日

釧路・根室広域地方税滞納整理機構への参加について

2006年6月21日、厚岸町議会の一般質問で、佐藤淳一議員が「釧路・根室広域地方税滞納整理機構への参加について」質問し、町長 若狹、税財政課長 佐藤が答弁しました。

質問者
佐藤淳一 議員
答弁者
町長 若狹、税財政課長 佐藤

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 佐藤淳一

平成18年第2回定例会に当たりまして、さきに書面によりご通告を申し上げました質問事項とその要旨に従い、順に質問をいたしたいと思います。町長は、3月開会の第1回定例会の冒頭示されました本年度の町政執行方針の中で、この累次の財政危機は、国が進める地方分権、あるいは国・地方を通じた行財政改革の推進の中における通過点との認識から、自治体としての財政運営を維持していくため歳入面において貴重な税収確保策として、平成19年度設立予定の広域的組織である、仮称でありますが、釧路・根室広域地方税滞納整理機構への参加による収納率の向上対策が示されました。そこで、お聞きをいたしたいと思いますが、読んで字のごとく税の滞納整理を従来に、も増して強力に推し進めていく組織だと考えますが、議会も予算審査や決算審査の中で各議員からの質問や理事者の答弁の中で、調定額に対する収納割合や、あるいは不納欠損処分に対する議論を通じて、年々収納率の悪化が問題となっていることは承知をいたしております。もちろん、広域的組織を新たにつくることは新たな負担を生じることにもなりますが、町民税、国保税の収納状況は、新たな機構を設立してまで滞納整理を進めなければならない状況なのか、ご説明をいただきたいのであります。2点目は、仮にそうだとすれば、その滞納状況はどのような実態にあるのか、具体的にお聞きをいたしたいとも思います。私も多くは知る立場にありませんが、全国でも27ほどを数え、道内にも渡島においてこの徴税滞納整理機構が道内第1号として平成16年4月に発足をしたと聞き及んでおります。そこで、この設立協議会に参加している町村は、釧路、根室合わせて何町村になるのか、また、その費用負担はどの程度になり、それぞれの町村から設立後の機構が引き継ぐ件数というものはどれくらいを予定されているのかも、あわせてお聞きをいたしたいと考えております。最後の質問になりますが、結果的にこの釧路・根室地域広域地方税滞納整理機構設立後の効果といいますか、それはどう期待をされているのかお聞きをいたしまして、最初の質問とさせていただきます。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

6番、佐藤議員のご質問にお答えをいたします。、来年4月に設立予定であります(仮称)釧路・根室広域地方税滞納整理機構について町民税・国保税の収納状況は機構を設立してまで滞納整理を進めなければならない状況か、だとすれば、その滞納状況はどのような実態にあるのかとの質問でございますが、この2点は密接な関係がありますので、一括してお答えをさせていただきたいと存じます。まず、平成17年度の現年課税分収納状況では、町税全体で96.66%で、前年度との比較で申し上げますと0.37ポイントの減となっております。また、国民健康保険税一般医療分では91.43%で、0.85ポイントの減という結果となっている状況で、町税並びに国民健康保険税の滞納総額は約3億円を超える状況となっている現状にあります。このことから、全国的にも収納率向上等に成果を上げつつある広域的な徴収組織による滞納整理機構設立の提案が北海道からあり、釧路・根室管内広域での機構設立に向けて、関係町村間で協議、検討を進めてきたところ、釧路管内7町 全町であります、─根室管内2町の9町による設立の合意に至り、本年4月に設立準備に向けた組織として設立協議会を立ち上げたところでございます。次に、設立後の組織体制等についてのご質問でありますが、現在、事務レベルでの設立準備作業を行っているところでありますが、組織体制としては北海道から事務局長として派遣される職員が1名、構成町村から派遣される職員が3名の計4名体制とする計画で進んでおります。また、費用負担割合は、均等割、税額割、件数割の3つの区分により費用負担を算出しているところでありますが、現段階では当町の負担は約300万円程度と試算されているところであります。なお、機構へ職員を派遣した場合の人件費相当額については、派遣する自治体に対し全額機構から補てんされることとなっております。各町村からの引き継ぎ件数は同様の区分により算出しておりますが、総件数で240件程度、単純平均で1町村当たり25から26件ほどになる見込みであります。次に、機構設立後の効果についてのご質問ですが、当町における滞納繰り越し分の収納率は平均で10%程度となっております。既に稼働しております渡島町税滞納整理機構では20%を超える実績を上げており、釧路・根室管内では未知数ではありますが、少なからず収納率向上につながるものと考えておりますし、これにより税負担の公平の確保にもつながるものと考えております。また、渡島町税滞納整理機構の例では、同機構が滞納処分に係る強制執行等を直接行うという報道等の影響からくる効果、いわゆるアナウンス効果による収納率向上の実績があったところであり、同様の効果が期待できるものと考えているところであります。以上でございます。

質問 佐藤淳一

この厚岸町にだけ限って申し上げますと、地域の経済状況は甚だ芳しくないと、商業についても購買力の流出に歯どめがかからない、あるいは酪農については生産調整、あるいは水産についても現在サケ・マス漁が行われておりますが、皆さんご承知のとおりでもあります。そんな中で、各種の公的負担、税も含めた負担というものは増大しております。社会の会費だと言われております諸税を納入するということは、義務とはいえ大変であります。かく言う私もその中の一人でありますが、しかしながら税である以上、課税の公平はもちろんのこと、その徴収についても公正・公平でなくてはならないわけであります。町長も、今ほどの私の1回目の質問に対する答弁で、そのようにも答えております。厚岸町というこの自治体を運営する根幹となすのは、課税と徴収の公平化が最も大事なものでないかなというふうに考えております。そんな中で、担当課の職員の皆様が日々徴収の努力をしておりますけれども、しかしながら、税に限らず、残念なことではありますけれども、滞納という事案が発生するということは避けられないわけであります。そこで、再度お聞きをいたしたいと思いますが、先ほどのご答弁の中で滞納の状況についてご答弁を賜りました。町税と国保税の滞納の金額等につきましては、ただいま町長から答弁を賜りました。わかるわけでありますが、この中身なんでありますが、毎年毎年こういう形で滞納が繰り越されておりますけれども、この滞納者といいますか、その方は毎年毎年同じ方がかかわっているのか、あるいは年度ごとに滞納者が変わられるものなのかどうなのか、その辺もあわせてご答弁をいただければありがたいなと思います。また、さらに、職員の方々が大変な努力をして、訪問徴収もされているとお聞きいたしております。そんな中で、各家庭にお伺いをして、その生活実態を見るときに、本当に納税に窮するような世帯なのかどうか、あるいはまた、滞納される理由が客観的に聞かれて、なるほどなというご事情にあるのかどうか、その辺もあわせてご答弁をいただければありがたいなというふうに思います。言葉は悪いわけでありますけれども、この滞納者というものが増加をすれば、きちんと納税されている方にも、例えば将来に対する値上げだとか、そういうことも含めて新たな負担をかけることになりますので、そんな点をもろもろ考えますと、この機構の検討についてもやむを得ないのかなというような気もいたしております。ただ、そんな中でも、ここで私が申し上げたいのは運用といいますか、それらの問題でありますけれども、この担当される職員も数年間でその係を異動するわけでありますけれども、職員とてもちろん人間でありますから、それぞれ個人的判断だとか、あるいは個人的な感情などで例えばこの滞納整理機構に回されるおそれがないのかどうか、あるいはそんなことがあってはならないということで、今後その機構設立までにこういう滞納事案については機構が引き受けるんだというようなものが、詳細が決められていくものなのかどうか、その点もあわせてお聞かせをいただければありがたいなというふうに思います。

答弁 税財政課長 佐藤(税財政課長は2009年9月まで)

お答え申し上げます。まず1点目の、いわゆる滞っている方の同じ方なのかどうなのかということのご質問でございますが、ほとんど同じ方というふうに言って差し支えないかというふうに思います。なぜかと申しますと、滞納されている方につきましては、多重と申しますか、町・道民税、いわゆる国民健康保険税、固定資産税等々、税に限ってはございます。そういうことで、新たに何かの原因で、例えばご商売がうまくいかなかったとか、そういう方もおられますが、質問者おっしゃいますとおり、私ども分析する限りはそういう方が多いかというふうに考えております。それから、2点目の訪問の際の感触といいますか、職員が家庭へ1軒1軒出向いた際にはどのような感触なのかということは、やはり人間同士ですので当然わかります。大変つらい状況にある中においても、本当に頑張っていただいて約束どおり履行していただける方もおります。その反対に、まことに誠意が見られない方がおります。この方たちにつきましては、当然法に基づいた、いわゆる納税相談とか出頭をお願いしたりやっておりますが、なかなかそれに応じていただけないという例がございます。それから、3点目の運用についてでございますが、機構への運用ということで、機構が来年4月1日に設立されて動き出すということでございます。この機構の移管事業の基準というものはある程度、現在稼働しています渡島の例を参考にさせていただいておりますが、まずは基本的には滞納整理ということでございます。それから、できればというよりは大口、いわゆる誠意が見られない大口、それから差し押さえ物件があって滞納処分が可能なもの、それから、いわゆる公売事案があるもの、それから遠隔地等で、我々が例えば東京の方まで出向いていかなければならないというようなことを我々が行くのではなくて機構がやるというような、要するに市町村独自で経費をかけてやるのではなくて、この機構によって専門的にそういう事案を整理していくというような運用方法を主にやっていただくという趣旨を持って、今事務レベルで詰めている段階でございますので、ご理解賜りたいと思います。

質問 佐藤淳一

この税の滞納の問題につきましては、いわゆる納税者である町民の側の理由がほとんどであり、その責任もあるわけでありますけれども、長期間滞納してしまうといいますか、その理由の一つにも先ほど申し上げましたように、例えば行政職員が数年間でその職からまた異動してしまうというようなことが、人事異動ですね、そういうこともありますし、あるいは滞納されている方と顔見知りだということもありますし、直接しづらいと、そんなこともあって滞納整理といいますか、収納率が上がらないといいますか、その未済額が増加するといいますか、そういうことも原因の一つではないのかなというふうに思います。そんなことから、整理機構も考えられたのではないのかなというふうに思いますけれども。まだ機構が設立をされていない、未設立の中で、準備中の中にあって、あえて私がこの一般質問をさせていただいたのは、町長の1回目の答弁の後半にありましたように、私もこの設立された町村で見られるように、こうした機構の設立が町民の目に触れ、あるいは耳にされることによって収入未済額が減るという、先ほど町長はアナウンス効果というご答弁をされましたけれども、そういうことがあるのではないかということも私も考えましたので、あえてこの機構設立前に一般質問をさせていただいたのが、今日の質問の趣旨であります。多分設立されるでありましょう機構の役割につきまして、私はこういうふうに考えていたんですが、先ほども申し上げましたように、大きくは滞納者、町民側の理由がほとんどで滞納するわけでありますが、先ほども申し上げましたように、多少行政側の少し、の理由もあって滞納が出るわけでもありますが、こういう整理機構が設立をされるんだあるいは来年4月以降に設立をされたんだということが町民の耳に入り、あるいは目に触れることによって滞納者の意識が変わって、自主的に納税が促されていくというようなことがあれば、非常によろしいんでないのかなと。実質的に機構に引き継がれなくても、その全段階で少しでもこのことによって収納率がよくなれば、アップされれば、機構をつくった、ある意味大きな理由ではないのかなというふうにも思いますし、そんな。こともこの機構をつくる一つの機能だろうというふうに考えていたところでございます大まか、そのような認識でいいのではないかと思いますが、町長も先ほど1回目の答弁でそういう報道等の影響から来る、いわゆるアナウンス効果にも期待があるというようなご答弁ですから、そう大きく違わないのではないかと思いますけれども、最後に、1回目の答弁で道からの云々というご答弁もございましたので、そのような認識で理解をしているんですが、そのようなことで大まかよろしいのかどうか、最後にご答弁をいただいて、私の質問を終わりたいと思います。

答弁 税財政課長 佐藤(税財政課長は2009年9月まで)

ご答弁申し上げます。まず、準備中である中で、質問者が確認というか、こういうご質問をなされたことで町長から先ほど答弁ありましたように、このアナウンス効果というのはかなり渡島機構でもあったようでございます。これにつきましては、私どもも先ほど町長の答弁にあったように、未知数ではありますが、厚岸町の職員が各家を回って徴収金を徴収して歩くと、やはり地縁、血縁等もございますし、いろいろやりづらい部分もあることは、これはないとは言えません。そういう意味からして、機構という全く第三者的な組織が引き受けるということによって、そういうことをやりますよという、いわゆる事前のそういうPRによってのアナウンス効果によっての収納率の向上には、ある程度の効果があるのではないかというふうに考えております。ただし、いきなりそういう誠意の見られない方を機構の方にお願いするということではなくて、そういうアナウンス効果をまず活用して、最終的に誠意が見られない場合には機構の方にお預けしたいというような手順を踏みながらやっていきたいなというふうに考えております。それから、渡島機構でのそういう効果をさらにもっと勉強して、できるだけ、道内では釧路・根室管内2市庁を挟んでの機構としては初めてのようでございます。そういう意味からして、できるだけこの機構の効果を活用しながら、徴収率それから税負担の公平性の確保に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解のほどをお願いします。

出典:厚岸町議会 平成18年第2回定例会 2006年6月21日 議事録 PDF(41ページ) 間違いを知らせる