厚岸町議会 平成18年第2回定例会 2006年6月21日
(1)有明地区の環境整備について/(2)公立高等学校適正配置問題について
2006年6月21日、厚岸町議会の一般質問で、南谷健議員が「有明地区の環境整備について」「公立高等学校適正配置問題について」について質問し、町長 若狹、教育長 富澤、建設課長 佐藤、教委管理課長 米内山が答弁しました。
- 質問者
- 南谷健 議員
- 答弁者
- 町長 若狹、教育長 富澤、建設課長 佐藤、教委管理課長 米内山
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 南谷健
第2回定例会に当たりまして、質問通告書に基づきまして2点質問をさせていただきます。大厚岸の朝ぼらけ……(厚岸潮見高校の校歌を歌い出す)
質問 南谷健
私は、潮見高校の第3期の卒業生でございます。ただいま議長から注意を受けたんですが、潮見高校の学びやで、この校歌がやがて歌われなくなってしまう日が到来するのではと非常に危惧をしております。北海道厚岸潮見高等学校は、昭和26年、上尾幌に釧路湖陵高等学校の分校として開校をいたしました。昭和33年に、厚岸町真龍中学校に分室が設置されました。昭和35年、北海道厚岸潮見高等学校と改称、昭和36年、現在地で校舎が完成をしております。昭和37年、全日制課程が設置、そして昭和39年に道立の移管となっております。先輩たちが、厚岸の将来の教育にと思いをはせ、たゆま。ぬ努力によりまして、幾多の変遷を乗り越えられ、今日の潮見高校が存在しております卒業生も、定時制1期から17期、234名、全日制が1期から42期で4,968名でございます。合計で5,202名の皆さんが卒業をされております。昨年の12月20日、今年の4月24、28日付だと記憶しておるんですけれども、道新に、道教委の公立高等学校適正配置構想の記事が記載されておりました。この記事を見ました。しからば、潮見高校の将来はと大変驚き、思いをはせ、憂慮をしておるところでございます。きっと、多くの町民の皆さんも、この記事を見られて潮見高校の行く末に憂慮をされておると思います。先刻、教育長の教育行政報告で、高校教育に関する指針についてお伺いをさせていただきました。道教委が平成20年以降の北海道における高校教育のあるべき姿と、それを踏まえて高校の適正配置のあり方について、その指針の素案を示した内容を伺ったわけでございますけれども、潮見、厚水の両校とも統廃合の対象で、将来何らかの影響があるんだろうなと、そういう認識を新たにさせていただいたところでございます。重複するやもしれませんが、両校の存亡の危機であり、この北海道の教育委員会の方針について、さらに簡潔な説明を求めます。次に、この方針で潮見高校がどのような影響を受けるのか危惧がされますので、方針を受けて潮見高校が置かれている現状と将来の見通しにつきましてお尋ねをさせていただきます。3点目として、今後の町の取り組みと方向性についてお伺いをさせていただきます。2点目でございます。有明地区環境整備についてお尋ねをいたします。私が議員となって、よく町内を見回る機会があるんですが、全町を回ってみて、有明地区の環境整備がおくれていると考えます。特に、3カ所の環境改善整備が必要と思われます。1カ所目は、筑紫恋本通りの排水溝であります。今年は特に雪も多く、降水量も異常に多い年でありますが、筑紫恋へ向かって道路の右側は片面が歩道でございまして、左側の片面の方に排水溝が掘られております。この排水溝なんですが、勾配が少ないためなのか、ところどころため池状態となっており、環境上著しく悪い状況になっております。2カ所目は、町営住宅と海産干場の排水溝であります。たしか3年前だと思うんですけれども、地域の皆さんから声がかかりまして現地の方に出向いてみますと、町営住宅と隣接地の境界に町営住宅のU字排水溝というんですか、この排水溝と一般の排水溝が並列しております。行った当時、大雨の後だったんでしょうけれども、並列している2本の排水溝が全く見えなくなるくらいオーバーフローして、沼のような状況になっておりました。昨年の暮れに、U字排水溝を建設課の皆さんで掃除をしたそうでございますけれども、この排水は、筑紫恋本通りの方の排水溝に連結がされており、この地区全体の勾配がないためなのか、排水がスムーズに流れないで、この地区全体があっちこっちでたまっている状況にあります。この町営住宅の付近の民間の皆さんは、毎年夏になると、町営住宅から流出される下水がこの排水溝にたまってしまい、悪臭で大変難儀をされております。有明地区の住民の皆さん、さらには昆布海産干場を所有されている皆さんにとりましても、特に町営住宅に住んでいる方々の環境上深刻な問題であると考えます。また、この排水溝は町営住宅の近くにもあるものですから、住宅の子供たちが遊んでおられる、よもやも、もしということを考えますと、大変な危険な状態にあるわけでございます。今日、国や道が財政改革で財源厳しい折とは存じますが、今改修可能なところと、筑紫恋の本通り排水は勾配等の課題もあり、排水の流れを完全にクリアすることはなかなか至難と存じますけれども、長期的な計画の取り組みが必要と考えます。地域の皆さんの環境保全のため改修整備が不可欠で、若狹町長さんの政治手腕に期待し、お願いをいたすものでございます。3カ所目でございますけれども、汐見川の木柵護岸整備でございます。ここの整備計画は、第4期厚岸町総合計画第7次実施計画で平成18年から平成20年までの改修計画に盛り込まれております。しかしながら、この川の一部が相当昔、素掘りの状態で川が流。れているものですから、木柵護岸で整備がなさっておるところがところどころあります歳月もたっており川に面する干場ののり面が崩れておるところが多数見受けます。計画の半分くらいまで護岸工事が進んできておるんですが、ことしの事業も、土屋さん宅の隣接の橋のたもとの排水工事のみで、事業費の関係か実際にこの川の護岸工事には着手されないそうでございます。全体計画は、たしか20年以降もあると思うんですが、この川の護岸工事、進捗状況が非常にゆっくりでございます。海産干場が崩れるのはもちろんでございますが、この川へ土砂が堆積することで、この地域一帯の排水がこの川を通して流れておる関係上、こ、の地域全体の停滞の原因となっております。計画の早期実施はもちろんでございますがむしろ計画の前倒しに取り組んでいくべきと考えますが、町長の所見をお伺いし、第1回目の質問といたします。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
3番、南谷議員の質問にお答えをいたします。有明地区の環境整備についてのうち、最初に、有明筑紫恋道路排水整備についてでありますが、筑紫恋道路沿い(本通り)の排水は、昭和46年から昭和47年に筑紫恋道路の整備において素掘り側溝がつくられ、その後、のり面が崩れるため鉄板さくを設置し、平成8年度から平成9年度には筑紫恋道路歩道整備に伴い、汐見川の素掘り側溝は管渠に改修されておりますが、有明公住側については当時のままであり、年月の経過とともに腐食が進み、現在は機能していない部分が大半であります。また、町営住宅と海産干場の排水でありますが、現状は素掘り側溝となっており、閉塞し滞水しているところもあり、町営住宅からの雑排水の流出もあることから、環境悪化の要因となっております。、これらの既存の素掘り側溝では、直営作業により機能を維持するには限界があるため今後の対策として側溝の機能を果たしていない素掘り側溝を柵渠等により排水断面及び勾配を確保することが必要であります。しかし、この地区は地盤が低いため大雨時に潮位の影響を受け、浸水するところが過去にあり、公共下水道事業において排水計画を慎重に検討し、この地区の浸水対策とともに環境整備を図ってまいりたいと考えております。次に、汐見川の木柵護岸整備についてでありますが、汐見川は河川法が準用される準用河川として位置づけされており、昭和50年から昭和60年にかけて、水産高校前の湾月町通り交差点付近から水産高校グラウンド横までの398.55メートルを整備し、平成元年からは水産高校グラウンド横から町道有明4番道路交点までの1,044メートルについて全、体計画を持ち、国土交通省の補助事業により整備を進めてまいりましたが、補助率低く3分の1でありますが、町の負担が多いため、平成16年度から特定防衛施設周辺整備調整交付金事業に切りかえて工事を実施しており、平成17年度までに531メートルが完成しております。全体計画の完了予定は平成27年度の予定でありますが、現在、既設木柵の決壊や流木などにより流れが阻害されている箇所があり、町の直営事業により対処しながら、できるだけ早い完成を図っていきたいと考えておりますので、ご理解を願います。以上であります。高校問題については、教育長から答弁がございます。
答弁 教育長 富澤(教育長は2016年9月まで)
私からは、公立高等学校適正配置問題に係るご質問についてお答えいたします。初めに、北海道教育委員会の方針についてであります。北海道教育委員会は、本年2月に、平成20年度以降の公立学校適正配置計画のあり方、を盛り込んだ新たな高校教育に関する指針の素案を策定し、4月から全道各地においてその素案の内容を説明するとともに、地域の方々から意見を聴取し、今後策定予定の新たな高校教育に関する指針の検討の参考にしようとしております。釧路管内では、4月27日にこの会議が開催され、管内の首長、校長会、PTAなどの代表がそれぞれの立場からの意見を発表いたしました。私も、管内の市町村教育委員会の教育長を代表して意見を述べさせていただいたところであります。ここで示されました指針の素案における全日制課程の配置では、1に、1学年4学級から8学級を適正規模とし、1学年3学級以下の高校は原則として近隣高校との再編整備による学校規模の適正化を図る。2に、1学年2学級以下の小規模の高校は、これを再編整備することとし、地域の要望に応じ市町村への移管を検討する。3に、なお1学年2学級以下の高校であっても、地理的条件や生徒の実態などを考慮して、地域キャンパス校化を検討するとしており、教育水準の維持向上及び教育の機会均等を図る観点からの高校配置と、学校規模の適正化を進める方針であります。次に、潮見高校の現況と将来の見通しについてであります。同校の本年度の入学者は57名で、そのうち町内からの入学者は54名でありました。中学校卒業者の減少にあわせ年々減少傾向にあり、特に町外からの入学者は昨年度の12名から3名に激減しております。今後の見通しにおいても、中学卒業予定者数が100名前後で推移することと、町内生徒の同校への進学率が過去5年の平均でも40%前後であることを考えますと、現在の二間口の維持も懸念される状況であります。最後に、町の取り組みと方向性についてであります。さきに述べた潮見高校の状況の中、この指針の素案に当てはめますと学校の再編成や地域キャンパス校化は避けられない状況であります。また、釧路市を含めた再編成となりますと、町内に普通高校がなくなることが予想されますし、キャンパス校になったとしても教員数が減少するなど、従来の高校と比べて魅力に欠けることから、さらなる入学者の減少が予想され、将来的に維持できない状況も考えられます。また、潮見高校がそのような状況になった場合、もう一方の厚岸水産高校への影響も少なくないと思われます。指針の素案では、小規模校の水産高校については現状の学科配置を基本とするものの、近隣高校との再編整備による学校規模の適正化を図ることとしております。仮に、単独維持を堅持しようとしても、入学者が25名程度という現状では、将来的な存続に不安を残すことになると考えます。このような状況から、今後町としてどのような取り組みが必要であるか、その方向性を定めるため、去る6月7日の会議において、町内の高校教育関係者からご意見を伺ったところであります。その内容については、報道で発表されているとおり、大枠では将来的な展望を持ち、潮見高校と水産高校が統合する中で、厚岸町における高校教育を維持していくとの方向性で一致したものとなっております。また、今後さらに小・中学校関係者を交えた中で、具体的な取り組み方法や問題点などについて協議を進めていくこととしております。なお、行政報告でも申し上げましたとおり、町議会に対しましても、今後もこの町内関係者会議の内容や経過並びに道教委の動向などについてご報告していきたいと考えておりますので、ご理解、ご協力をお願いいたします。以上でございます。
再質問 南谷健
再質問をいたします。初めに、潮見高校の存続の見通しについてお伺いをさせていただきます。ご答弁をいただいたんですけれども、道教委の指針にある1学年3学級以下の高校は原則として近隣高校との再編整備による学校規模の適正化を図っていくと申されておったんですけれども、問題は生徒数にあるのかなという認識をさせていただきました。先ほどの話の中で、今年の潮見の生徒数が57名、今後厚岸町内でも中学卒業予定者数が100名前後というお話を聞いたんですけれども、いつころまでで、どのくらいの数字になっていくのか、まず数字の根拠の説明を求めます。次に、今後のスケジュールでございますけれども、道教委の報告で、道教委の20年以降のあり方云々という説明もありました。えてして、国や道は、まずは地域の皆さんの意見を徴してからと常々言ってくるんですけれども、一般的に国や道の動向というものは非常に早くて、その時点である程度素案ができておって、ばつっとおろされるというんですか、実施をされるのが常でございます。大変、今回のこの統廃合につきましても危惧をしておりますので、道の指針に基づいた計画のスケジュールはどのようになっておるのか、明快な説明を求めます。次に、町の取り組みと方向性についてお尋ねをいたします。1回目の答弁で、6月7日、町内関係者から意見を徴しておるというご説明があったんですけれども、この中で潮見と水産高校が統合する中で、厚岸町における高校教育を維持していく方向性で取り組まれると委員会の報告があったと聞いたんですけれども、なぜ、このような結論に至、ったのか、この経緯、経過、さらにはそのほかに町として選択肢がなかったのかどうかこれについてお伺いをさせていただきます。さらには、今後、潮見高校と水産高校の統合もと言われておるんですけれども、本当にこの両校は将来どのようになっていくのかな、この方向性というんですか、校舎や学校、それなどは町としてどのような方向を考えておるのか、お尋ねをいたします。2点目の排水関係についてお尋ねをさせていただきます。本通りの排水、町営住宅と海産干場の排水、さらには汐見川の木柵護岸整備についてでございますけれども、有明自治会の皆さんの要望でもありますし、実は5月18日に産業建設常任委員会で所轄調査を実施いたしました。これを受けて、6月6日の委員会でこの調査の報告をまとめております。ご紹介をさせていただきたいと存じます。汐見川、改修及び周辺町道の側溝、木柵、土どめの整備について、近隣には昆布海産干場もあり昆布の品質に支障を来すことのないよう、今後において積極的に環境整備を進めていただきたいとの結論に至ったと認識をしております。1回目の町長のご答弁で、今できるところはまず直営で対応していただける、また、地区全体の排水計画、当然お金のかかることでございますから何らかの事業でということで考えておったんですけれども、公共下水道事業で検討していただける旨のご答弁をいただきました。本当に、3箇所の環境改善整備は有明地区の皆さんにとっても悲願であり、ぜひ早期の実現をお願いするものでございます。また、産建委員会での意見として、視察時に筑紫恋本通りの側溝に係る部分なんですが、あの側溝に非常に民家の廃材などが散乱しており、住民みずからの自己責任で処理されるよう行政指導をすべきという委員会での結論にもなっております。この関係で、私もそのとおりだなと思います。町としても、町の施設であるからといって、町民みん。ながやはりきちっと守るものを守らせていかなければならないのではないかと考えますこの対応は、町としてどのようにされるのかお伺いし、再質問を終わります。
答弁 建設課長 佐藤(建設課長は2010年9月まで)
私の方からは、有明地区の環境整備と汐見川の改修についてお答えをしたいと思います。筑紫恋道路沿いの排水と町営住宅と海産干場の排水についてでございますけれども、基本的には市街地の雨水整備でございますので、公共下水道事業の計画に基づき整備を行うこととなります。検討といたしましては、現況調査、測量でございますが、こうい、ったことを行い、これに基づき排水の計画を立てることが必要であります。この地区は土地が低いため、放流さくとなります汐見川までの雨水を流すために必要な落差、勾配でございますが、これがとれるかどうか、あとは潮位の影響をどの程度受けるか、こういったことを検討しなければならないと思います。検討結果によりましては、周辺の土地を上げなければ対処ができないとか、また、大がかりなポンプ場を建設しなければならないとか、そうしたことがわかってまいりますので、例えば周辺の土地を上げなければ対処ができないようなことになれば、地権者の、方にご説明を申し上げる必要が出てまいります。また、具体的な計画が策定されますと事業費の算定ができますので、町の財政事情を見ながら、年次的な整備計画を立てることになります。当然、それにあわせまして国へ補助事業採択の要望を行っていくことになるわけでございます。こうした工程を踏みまして工事に入っていくことになろうと思いますけれども、まずは排水計画を立てることが先決となるものでございます。それから、整備がされるまででございますが、これは建設課におきまして直営での現状の排水を維持していくことになるわけでございますけれども、現在も滞水しているところがございます。早々に作業を行う予定でございます。それから、側溝に捨てられております廃材の対応についてでございますけれども、筑紫恋道路沿いの側溝には、住宅等の解体材が側溝上に放置されてございます。また、町営住宅と海産干場の間にある素掘り側溝にも一部ごみ等が投棄されている状況にございます。廃材等につきましては、所有者の確認と処分や移動の依頼をするとともに、機会があるごとに地域の方にも環境へ配慮するよう指導していきたいと思います。それから、汐見川の改修についてでございますけれども、汐見川の改修は有明1号橋と有明2号橋の中間あたりまで完成してございます。平成18年度は、有明2号橋のところの汐見川へ取りつける排水溝の整備を行います。平成19年度から、続きの護岸の整備に入るところでございます。平成19年度、平成20年度ともに護岸工を130メートル整備を行う予定でございます。残りはまた3カ年計画での調整となってまいりますけれども、限られた財源の中、少しでも早く工事が完成するよう努力してまいりたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。
答弁 教委管理課長 米内山(教委管理課長は2008年3月まで)
私の方から、高校適正配置問題についての第2回目のご答弁を申し上げます。まず、数字的なご質問でございましたので、資料を配付させていただいております。まず、資料のご説明を申し上げますが、厚岸町立中学校進学状況の推移ということ、そら厚岸潮見、厚岸水産の本年度までの5年間の入学者の推移、それから厚岸町における年度別中学校卒業予定者の推移でございます。まず、潮見高校、本年度入学者57名、それから100名前後になる経過というご質問でご、ざいましたけれども、表をまずごらんいただきたいと思いますけれども、厚岸潮見高校本年度57名の入学者となってございます。このうち、参考までに町内におきましては54名の中学生が進学してございます。進学率、総体でまいりますと約37.8%というような状況になってございます。それから、100名前後ということでございますけれども、平成22年になりまして105人、それから23年には若干ふえますが、119ということになりますが、平成24年では100名を割るというような状況が見込まれてございます。、次に、道教委の今後のスケジュールということでございますが、道教委としましては報道等でも発表してございますけれども、今月中に何とか意見聴取ですとか、ある程度のデータを集める中で、8月には正式な指針として固めたいというような方針と聞いてございます。ただ、この指針にもございますように、本年度が平成20年から22年、具体的な配置計画という予定でございますが、この辺は若干、入試の年度3年間を考えますと動く状況にあるのかなというふうには私ども押さえてございます。続きまして、厚岸町の高等教育を考える関係者会議、先日6月7日に開催させていただきましたが、この中で、統合する方向で意見一致を見たとあるが、その経緯・経過、それから、ほかの選択肢はなかったかというようなご質問でございます。まず、統合する方向で一致した主な原因は、何をもってもまずこの資料を配付させていただいた数字によるところが大きいところでございます。1つには、本年度の入学者数でございますけれども、潮見高校につきましては2学級で57人であります。ここ数年、町内の中学卒業者の進学率でございますけれども、先ほど言いましたように40%を割るような状況になっております。そういう中で、先ほどお答えしましたように100名前後という卒業予定者でございますと、40人を切る状況が見込まれます。その場合、普通高校としての存続が難しいという危惧を持っているのが共通認識でございました。さらに、今年度におきましては、他町村、特に浜中町からの入学者が見込めない状況が顕著にあらわれてございます。この辺が不安材料ということになってもございます。、さらに、水産高校につきましては、1学級で25人の本年度入学者でございますけれども将来の中学生の卒業予定者数から考えますと、やはり15人というような部分も迎えることも間近になってきているというようなこと、それから一昨年までは70%というのが町内の進学率でしたんですけれども、今や95%ということで、他町村からの入学者が激減してございます。その辺のところもやはり危惧されることでありました。また、その数字の中で申し上げますと、高校関係者の中からは、やはり人数が少なくなって十分な学校活動、特にクラブ活動も含めて、やはり希望の子供たちが、生徒が自由な活動ができない部分があると、いわゆるこの辺については将来的にも考えてやりたいんだというようなご発言もありました。そのような状況でございますので、そのような不安を考えますと、統合する中で町内の高校を存続させる、その中で普通科、水産科それぞれの特徴は失わせたくないというのは共通認識でございましたけれども、その中でそれぞれの魅力を生かした高校教育を考えたいというような内容でございました。しかし、統合といいましても、ご質問のご指摘もございましたけれども、施設面その他でいろいろな問題を抱えております。さらに、どんな学校づくりをするのか、先ほど言いましたようにどんな魅力を持たした学校づくりをするのかと、この辺もやはり今後も検討していく必要があるというようなことで、この会におきましては、もう少し拡大した町の関係者会議にして意見をまとめていきたいというような方向性になったものでございます。それから、その他の選択肢というご質問でございますけれども、厚岸潮見高校単独で考えるということであれば、地域キャンパス校、要するに教師の派遣ですとか、今は光ファイバーで結ぶ遠隔授業、この辺のことも考えた釧路の高校をセンター校とした普通高校としての存続ということも選択肢にはありますけれども、これも1回目の答弁で申し上げましたとおり、それであれば魅力が逆になくなって釧路のセンター校の方へ進学する、そういう方向性になるんではないかということであります。また、現状の中で維持しようとする選択肢の中には、町が高校の移管を受けるという選択肢もございますけれども、浜中町の霧多布高校のような感じになりますけれども、ただ、この方向性は今後の町への財政負担を考えますと、現実的ではないというふうな押さえ方を私どもはしてございます。統合性の方向性ということで、統合した場合に使う校舎、それから校名も含めてどのような学校づくりになるのかというようなことでございますけれども、校舎につきましては、専門性を重視しなきゃならないということで、現水産高校の校舎を使用するということが一般的だというふうに思いますが、施設全体を考えますと、現状のままで統合するというわけにもまいりません。その辺の問題は抱えているというふうに考えます。また、水産高校と統合の中では、逆に潮見高校をセンター化とした産業キャンパスという考え方もありますけれども、これも水産部門の専門性を考えるときに、やはり現実的ではないというようなこと。なぜかといいますと、実習を例えば1日じゅう水産高校の方へ行ってしなければならないというような状況にもなりますし、やはり現実的ではないというような意見でございました。あと、校名その他につきましては、今後の関係者の話し合いによるんだろうなというふうに認識してございます。以上でございます。
再々質問 南谷健
再々質問でございますけれども、初めに、高校の適正配置についてお伺いをさせていただきます。、おとといだと思うんですけれども、たまたま新聞や夕方のテレビですか、ニュースに道教委は平成20年以降の道の教育のあり方についてということで、学区の統合の方向性を示されたニュースが飛び込んでまいりました。この中で、釧路市内も再編対象となっており、厚岸町の両校の名前は幸い出てきませんでした。名前が出なかったということは、一瞬私は安堵したんですけれども、反面、両校とも他地区に吸収の可能性もあるのではないか、そんな思いで一層不安になったところでございます。実は、今回質問をするに当たりまして、いろいろ勉強させていただきたくて学校の方に出向いたわけでございます。初めに、真龍中学校の日野校長先生とお会いをさせていただきました。さらには、潮見高校の高橋由岐子校長先生にもこの統廃合の問題について出向いて、考えをお聞かせいただいたんですけれども、高橋校長先生いわく、先生の前任地が全校生徒数43名の小規模校だったそうでございまして、1学年9名のときもあったそうで、小規模校ということでより密接な教育ができるなど、小さい学校なりのよさもあるんですが、スポーツなど団体競技をするなど社会性を身につけるなどのデメリットというんですか、いろいろな問題があるということでご指摘がありました。このような現状を先生は十分、道教委の方針を理解をされておるなという判断をさせていただいたんですけれども、先生の方から、厚岸町の考えをしっかりまとめて、道教委の方に早目に打ち出して、厚岸の考えをより生かすのがよいのではないでしょうかねというアドバイスをいただいてまいりました。また、潮見高校のPTA会長、戸澤さんなんですけれども、お会いしましたら、PTAとしては実際残してほしいんですが、現状では完全無傷でいるということは非常に困難な状況に来ておる。町として最低町内に教育の場を守っていく道を求めるときに来ているのかなということをおっしゃっておられました。本当に、私がお会いした学校の関係者、それぞれトップの方なんですけれども、既に、道教委の方針をよく理解をされているなという率直な感じを受けました。しかしながら私もそうなんですけれども、多くの町民の皆さんはどうでしょうか。余りこの実態というものが知られていないのではないでしょうか。生徒さんがいるPTAの皆さんは、ある程度方向性というものを考えておられるんでしょうけれども、先ほど答弁で、現状では7月以降拡大した組織を立ち上げ、方向性を検討すると申しておられました。既に、弟子屈町の町議会では、弟子屈に高校の存続をという考え方に向けて対応を、議決をされております。私も、町としてこの課題により積極的な取り組みが必要ではないのかなというふうに判断いたします。厚岸の子供たちの教育の場を守るためにも、町としてやはり早目に町の考え方をしっかりまとめて、えてして国や道は意見の聴取をするといって一方的に決断をしてくるのが通例でございます。最悪の事態にならないようにするためにも、町内の動向という、考え方というものをいろいろな状況の中で判断をして、町としての方向性を明確にしていかなければならない時期に来ておると私は思いますが、所見を求めたいと存じます。それから、有明地区の環境整備につきましては大変明快なご答弁を賜りました。いろいろ財政厳しい折でございますから、すぐできるものと今後に向けてしっかりと計画を立てていかなければならない部分とあろうかと存じます。ぜひ、こちらの方も、お金がなければなかなか取り組んでいけない時代でございますけれども、しっかりと国や道に働きかけをしていただいて、有明地区の環境整備のために尽力をしていただきたいと存じます。所見を求めまして、3回目の質問とさせていただきます。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
私からは、有明、汐見の関係について答弁させていただきたいと存じます。有明地区の状況につきましては、質問者からも、また担当課長からもお話がございましたとおり、その環境は極めて良好とは言えない現況にあることは認識をいたしております。各議員からも、過去いろいろと質問を受けておるわけでありまして、その都度整備を考え、何とか地域住民の要望にこたえたい、努力をさせていただいているところでありますが、財政厳しい折の中、なかなか思うどおりにいかないという実態にもあるわけでありますが、質問者が言うように、地域の環境問題であります。厳しいながらも、計画を立てながら、その実現に向けて最善の努力をさせていただきたい、そのように考えております。また、汐見川の整備につきましても、ご承知のとおり、当初の国の制度から防衛庁の予算をもって整備を進めておるところでありますが、答弁者の、また地域住民の期待にこたえるように、これまた最善の努力をさせていただきたい、かように思いますので、よろしくお願いをしたいと存じます。
答弁 教育長 富澤(教育長は2016年9月まで)
私の方からは、高校適正配置の問題についてお答えいたしますまず、1点目といいますか、弟子屈町等々の動きと当町との問題でございますけれども、現在、道教委の方に働きかけを行っているのは、阿寒高校に関連して釧路市、そして弟子屈高校に関連して弟子屈町というこの2つの高校について、既に道教委、道に対しての陳情等が行われているというふうに認識をしております。同じ釧路管内でも、それぞれ事情が違っておりますし、特に厚岸の場合は道立2校を抱えているというふうな状況もございますので、同じ立場で陳情なり請願をするということにはならないのかなというふうな考えを持っております。そして、今後の周知の問題でございますけれども、今月末から始まりますまちづくり懇談会等にも町民に対して情報提供し、意見を聞いていきたいというふうに考えており、ますし、また、先ほどお答えした拡大した形での関係者会議の中でもある程度の方向性できればどのような魅力のある学校にしていくか、普通科といってもただの普通科ではなく、これから上がってくる子供たちが魅力を感じるような学校にしていかなければ、このままの厚岸町の定着率では非常に厳しい、現在60%前後ですけれども、これを少しでも上げていく、70%近くまで上げていくような努力をしていかなければ、普通科二間口、水産一間口というこの三間口維持というのが難しくなるのではないかなというふうに考えております。道教委の方とも協議させていただいたんですけれども、三間口になるとかなりいろいろな意味で選択肢が出てくるというふうなことも伺っておりますし、そういう意味では魅力のある科目を設けるなり、あるいは三間口になることによって、今のグラウンドについても今まで手のつかなかったグラウンド整備を、順番を繰り上げてもやっていただくようなことも必要なのではないかなというふうにも考えております。先ほど言ったように、8月あたりには具体の名前が出る可能性がありますので、できるだけ早い時期に町の望むべき高校の姿を表明して、町としての意見を取りまとめていきたいというふうに考えておりますので、ご理解をお願いいたします。