みんなの議会

厚岸町議会 平成17年第1回定例会 2005年3月10日

(1)転ばない教室について/(2)水鳥観察館について

2005年3月10日、厚岸町議会の一般質問で、室﨑正之議員が「転ばない教室について」「水鳥観察館について」について質問し、町長 若狹、保健福祉課長 豊原、町民課長 久保、環境政策課長 佐藤、水産課長 大崎、教育長 富澤、まちづくり推進課長 福田が答弁しました。

質問者
室﨑正之 議員
答弁者
町長 若狹、保健福祉課長 豊原、町民課長 久保、環境政策課長 佐藤、水産課長 大崎、教育長 富澤、まちづくり推進課長 福田

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 室﨑正之

さきに通告いたしました一般質問通告書に従ってご質問申し上げます。1点目は、転ばない教室についてであります。転ばない教室という事業が行われているというふうにお聞きしておりますが、どのような内容の事業であり、どのような成果を上げているのかと。そして、今後どのように展開されていくおつもりか、その展望、これについてお聞きしたいということでございます。次に、水鳥観察館についてであります。水鳥観察館の設置目的及び厚岸湖・別寒辺牛湿原ふるさと計画というのがございましたが、これに基づく事業の評価と今後の事業展開についてお聞きしたいと思うわけであります。なお、同様の質問は、丸1年前の昨年の3月の議会でも示しておりまして、そのときにこの評価についてはこの1年で行うという答弁がありましたので、改めてお聞きした次第でありますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

1番、室﨑議員のご質問にお答えいたします。まず、1点目の転ばない教室についての事業内容でありますが、平成12年度から導入。された介護保険制度の円滑な実施を図るため、介護予防生活支援事業が創設されましたその事業の一つとして、転倒骨折予防教室「ころばない講座」を行っています。高齢者は、転ぶことで骨折しやすいことから、長期間の治療を要し、そのことで身体機能が低下し、時分の体に自信がなくなったり、外出することが不安で、家に閉じこもりがちになるなど、社会復帰ができず、要介護状態から寝たきりになるおそれがあると言われています。そこで、転倒しやすい高齢者を対象に、健康で生き生きとした老後生活を送れるように支援する目的から、平成12年度に試行的にあみか21を会場にして事業を開始し、平成13年度からあみか21で行われていたもみじスクールの科目に転倒骨折予防教室を取り入れて行ってまいりました。当時、転倒骨折予防の全町的な普及のために、あみか21へ来ていただくよう各地域に足を運んで、もみじスクールへの参加を働きかけました。しかし、高齢者が自宅から出てあみか21まで足を向ける行動への動機づけとしては弱く、もみじスクールへの参加者拡大には限界があり、地域へ出向いて事業展開する必要がありました。開催依頼のあった地域へ、地域出前講座としての転ばない教室として尾幌地区における試行を経て、現在は各地域の集会所などで町の指導技師と保健師の2名が1講座1時間30分、期間は月2回の連続3カ月、合計6回開設をし、講座終了後は半年に1回「ころばない講座」を開催し、評価を継続的に行う方法で実施しています。講座内容は、転倒骨折評価の見方、日ごろ転ばないための講話、ヒッププロテクターの紹介、家庭でできる簡単な転倒予防体操で構成されています。次に、どのような効果を上げているのかとのご質問でありますが、平成13年度から平成15年度までの参加者231名中 「ころばない講座」実施前後の評価可能な177名につい、て、他の評価法を参考にし、10メートル全力歩行時間最大1歩の幅を足の長さで割った最大1一歩率、40センチメートル踏台昇降が不可能か可能かによって 「ころばない講、座」実施前と実施後で評価したところ、実施前後で10メートル全力歩行時間では6.60秒が6.08秒と速くなり、最大1歩率は右足の1.26が1.3に、左足の1.25が1.31と歩幅がふえました。また、40センチ踏台昇降が不可能11.1%減少、困難13.8%減少、可能24.3%増加という結果を得ております。この評価結果からは、10メートル全力歩行時間が速くなり、最大1歩率がふえ、40センチ踏台昇降の可能がふえていることから、散歩者の歩行が安定し、姿勢もよくなり、転倒しにくくなっていると判断されます。また、参加者から、副次的な効果として、「ひざの痛みがなくなった 「腰の痛みが楽になった 「立ち上がりが楽になった」など」 」の声が寄せられています。次に、今後の展望についてのご質問でありますが、この「ころばない講座」は厚岸町の全地域への出前事業展開を目指し、講座終了後も半年に1回の評価を行い、対象者の変化に目を向けるとともに、その場を地域住民グループの研修の機会として位置づけ、最終的には講座の運営を地域住民グループに引き継ぎ、健康づくりの行動変容につなげていきたいものと考えています。今後とも、講座に参加していない高齢者にも参加を呼びかけ、広く町民に転倒による骨折を予防することの意義について、その普及に努めてまいります。次に、水鳥観察館についてでありますが、水鳥観察館は、ラムサール条約登録湿地である厚沢湖・別寒辺牛湿原において、水鳥を初めとする野生生物と湿地の保全や湿原の賢明な利用について理解を深めていただくための普及啓発活動や調査研究、監視などを行う拠点施設として、全国において初めて当町に設置されたところであります。ご質問の厚沢湖・別寒辺牛湿原ふるさと計画に基づく事業の評価と今後の事業展開についてでありますが、平成16年第1回定例会一般質問において、この計画に基づく事業の評価と今後の事業展開について見直しを行う旨、お答えさせていただいたところであります。事業の評価及び見直しの内容につきましては、このたびお手元に参考資料として配付させていただいております。厚岸湖・別寒辺牛湿原ふるさと計画の評価につきましては実績と課題とし、今後の事業展開については水鳥観察館運営計画としてまとめさせていただいたところでありますが、この評価及び見直しにつきましては、担当課、水鳥観察館により行った内容であります。しかしながら、厚岸湖・別寒辺牛湿原ふるさと計画は、その内容が水鳥観察館を拠点として湿原の果たす役割や、厚岸湖が町の産業構造にどのように貢献するかという趣旨、の計画であり、また今後の事業展開にかかわる水鳥観察館運営計画につきましても同様その施策は担当課水鳥観察館のみならず、複数の課に及ぶことから、この評価及び計画に関連する部署との連携を図っていくことが必要であり、全体的な評価及び計画とするため、庁内部における横断的な体制のもとに所要の手続を経て、適切な評価と実効性を確保した計画とするべく作業を今後さらに進めてまいりたいと考えております。特に、今後の事業展開につきましては、厚岸湖・別寒辺牛湿原ふるさと計画の評価を踏まえ、その内容を踏襲しつつ、水鳥観察館の設置目的を達成するため、必要に応じ見直しをしながら事業展開に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます。以上でございます。

質問 室﨑正之

詳細な資料をつけていただきましたので、資料を一緒に使いながら、2回目の質問をさせていただきますが、まず転ばない教室の問題であります。今 「ころばない講座」ですか 「ころばない講座」というものがどのような形で厚岸、 、町で行われるようになったかという経緯から今日の状況、そして今後の展望というふうにお答えをいただきました。それで、ちょっと答弁の中からはっきりしないのは 「ころばない講座」というのは、出かけていってやるわけですよね。それから、介護保険事業の中のメニューとして、たしかもう既に存在しているんじゃないかと思うんですが、転倒骨折予防教室というのがありますね。これは、あみかに来ていただいて行う事業ですね。この両方の関係はどういうふうになっているのか 「ころばない講座」というのは、介護保険事業として行わ。れているのか、町単独事業として行われているのか。ちょっと今のこの答弁では、そのあたりが聞いていて不明確なものですから、そこをお知らせいただきたいんです。といいますのは、介護保険事業ということになるといいますと、やはり何らかの意味で介護保険上の認定を受けた人を対象にする事業ということになるかと思います。それから、町単独の事業であれば、介護度幾つというような、あるいは自立というような、あるいは認定を受けていない人にかかわらず参加ができるわけですね。それで、このあたりをどのようにとらえて進めていらっしゃるのか、この点をまずお聞きしたいということです。次に、ここでもいろいろと書かれておりましたが、私も対象になる年齢を目の前にしてきまして、いろいろと話を聞いているわけですけれども、参加された方の間で非常に好評なんですよ。ここにも出ているように「ひざの痛みがなくなった 「腰の痛みがな」くなった 「立ち上がりが楽になった」というだけじゃなくて、生活に自信が持てると」、いう意味のお話を聞いております。その意味で、非常に効果を上げているというふうに私も参加者から、今回質問するということもありましてちょっと聞いてみたんですが、思ったよりといっては大変失礼なんですが、好評だなというふうに思っております。それで、ここではデータというものとかみ合わせながらお話しするから特にそうなると思うんですが、歩幅が大きくなる、しっかり歩ける、歩く速さが速くなる。それだけふらふらしないで、転ぶ可能性が少なくなる。要するに、足元がしっかりしてきたということですよね。そのことは、その人の人生にとってどういう意味があるのかというのが一番大事なことだと思う。そうすると、結局は今の福祉用語でいいますと、福祉用語というのは何か片仮名が多くて、私どもわかりづらいんですが、QOLが上がるというような言い方をよく本では書いていますよね。QOLというのは生活の質だというふうに、簡単に注釈がついているんですが、それじゃ何のことだかよくわからない。私なりに解釈するのであれば、疾病とか健康とか、あるいは加齢に伴ういろんな状況だとか、あるいは障害だとか、そういう部分を割と中心視座に置きながら、生活全体の質というものを見ていく。そういう指標としてQOLが考えられているのでないかというふうに見ているんですが、違ったら教えてください。そういう意味で、この「ころばない講座」というようなものを受けまして、足元がしっかりする。足から年をとるといいますが、それが若返る。そのことは、生活全般に非常にQOLを上げていくということになるというふうに思うんです。そういう効果が大いに上がっているというふうに、1回目の答弁を聞かせていただけばよろしいのかどうか、この点をもう一度お聞かせいただきたい。それから、資料をいただきまして、多くの方がこれに参加していると。延べ人数でいうと1,800人ぐらい参加している。実人数でいって340名と、ここに出ていましたが、担当部署において、このぐらいの人は対象にしなければならないだろう、参加してもらわなければならないだろうと考えているのに対して、これは十分な数字なのかどうか、その点どのように参加者を評価しているか、数ですね。この点についてお聞かせをいただきたいんです。その次に、このQOLを上げるということは、足元をしっかりさせるだけじゃない、いろいろあるかと思いますが、これは国保会計という視点からはどのように評価をされているか、この点についてもお聞かせをいただきたいんです。国保の会計は今、厚岸町は大変でございます。これは結局、うんと突き詰めて言って、しまいますと、いろいろな要素ありますよ。特に、国の方がどんどん手を引いていってその分町の方に負担させるというような大きな構造的なものがあります。今、そういう話をちょっとわきに置いて言うと、病院にかかる人がたくさんいると国保会計は大変なんですよね。病院にかかる人がだれもいなければ、国保会計は早く言えば黒字になるんですよ、ごく簡単に言ってしまうと。だけれども、ぐあいが悪いのに病院にかからないでくれ、そうでないと国保が大変だから、こんなことは言えませんよね、何のための国保かということになりますから。そうすると、みんなが健康になってもらって、病院にかかるということが最低限になってくれれば国保会計は黒字になるとは言いません、今の構造の中で。だけれども、赤字は少なくなる。だから、みんなの健康づくりをきちんと行っていくことというのは、国保会計という観点から見ても、それを健全化させていく道筋の一つであるんです。もちろん、それがすべてだなんていうことは言いませんよ。それで、この「転ばない教室 、それはこういう国保会計という視点からどのように」評価しているか、その点についてもお聞かせをいただきたいんです。次に、今後の展開という点でございますが、ここでちょっと気になりましたのは、これをどんどん継続していきたいと、そうなんですよね。こういう運動というものは、一遍聞いて、ああなるほどって、頭でだけわかっただけで家で寝ていたんじゃ何にもなりませんから、そういうことでもって定期的に評価というものを行うんですよと、家でもこういうことをやってくださいということでやっていくという意味で、これは何年も続けていかなきゃならない性質の事業ですよね。それはよくわかります。ただ、地域住民グループ研修の機会として位置づけ、最終的には講座の運営を地域住民グループに引き継いで健康づくりをやってもらうというふうには書いているんですけれども、これはあれですか、すべてを自治会だとかそういうところでやってくださいという意味なんでしょうか。もしそうであるとすると、ちょっと危険なものを持っているという気がいたします。例えば、転倒予防教室というのが今、いろいろな介護保険のいわゆる予防ということに力を入れ出しているのであっちこっちでも出てきているんですが、これは転倒予防ということを日本で一番最初に始めた東京の厚生年金病院の何とかセンター、そこから出している資料を見ますと、医師に看護師に理学療法士に運動指導士がきちんとついている。それは、頑張り過ぎ、頑張っちゃいけないんですね、こういうたぐいのもの。何だおまえ1回しかできないのか、おれは2回できる、いやいやおれは3回できるってやってしまうと逆効果なんです。それともう一つは、よろめいて転んだりしないようにという部分もあるでしょうし、いろんな意味で専門家がわきにつきながら、非常に楽しく、永続的にできて、無理をしない運動といいますか、その方策をとっていかなきゃならないんです。そういう観点から、この運営というのはどういうことを意味しているのか、お聞かせをいただきたい。それから、先ほどの参加人員の評価との関係ですが、まだまだこの間口を広げていこうというふうに考えていらっしゃるかどうか。それともう一つ、最後に、前に私、骨粗しょう症の話をしたこともあるんですが、転倒予防とか骨粗しょう症とかというと、イメージとしてはもうまったきお年寄りというものがイメージになるんですが、例えば骨粗しょう症の問題で言うと、小学校の高学年から中学卒業ぐらいでもって決まってしまうんですね。カルシウムの摂取というのはそのころにもう体内で決まってしまいますから、そのときの栄養、食べ物、生活状況、それによって将来の骨の状況が決まってくる、後は落ちていくだけですから。その落ちる、スピードを少しでも急激にしないようにしようということしかない。それと同じように転倒予防というのも、実はふらふらになってから始めるのじゃなくて、元気なうちに日常生活の中で衰えないような生活態度あるいは運動を、ちょっとしたことなんですけれどもやっていくということが大事だと思います。そうなると、これは高齢者だけではなくて、もう少し若い世代、私もそちらに入れていただくとよろしいんですが、そういうところにもこの転倒予防「ころばない講座」の考え方を理解してもらって、日常生活の中に組み込んでいくということも非常に大事だろうと思うんですが、そういうことまでの視点といいますか、考えがおありかどうか、この点についてもお聞かせをいただきたいということであります。次に、水鳥観察館の2問目に移らせていただきます。町長の答弁は一見あっさりとしておるのですが、非常に詳細な資料を出していただいているので、その中身を入れると非常に濃いものになっているというふうに評価しております。それで、厚岸湖・別寒辺牛湿原ふるさと計画のこの10年振り返っての評価というのが非常によくきちんと書かれているので、なるほどなと思っております。それで、これだけきちんと書いていただくと、うまくいったところといかなかったところが明確に浮かんできます。それで、細かく一つ一つ言っていったらいろいろあんでしょうけれども、大ざっぱに言って、この10年間、水鳥観察館という中核施設をつくって、この厚岸湖・別寒辺牛湿、原ふるさと計画という非常に詳細な計画を立てた結果、10年かかって振り返ってみたらできていないところというのがはっきりしてきた。それは、町民を含める、住民に対する働きかけ、ここの部分がほとんどできていない、厚岸湖・別寒辺牛湿原のレベルでですよ。それで、特に産業とのかかわりであるとか、あるいはまちづくり全体へのかかわりであるとか、そういう部分がないといいますか、出てこない。これは、次のステップとして非常にいい評価であるというふうに思います。それで、その上に立ってお聞きするわけですけれども、まず差しかえていただいたページからいきますと、ラムサール条約のときに言ったワイズユースというものを、今回の水鳥観察館運営計画でも墨守するということでございますね。これは、実はラムサー、ルのときにも何人もの方が言っていたんですが、ワイズユースという言葉の名のもとにそれ自身非常に大きな話なものですから、ある意味で何でも突っ込めるんですね。それで、ある湿原では、ワイズユースの名のもとに観光客を呼び寄せようとして、ずうっと木道をつくったんだけれども、その木道は防腐剤をがっちりと塗ってあって、その打ったくいの周りからどんどん枯れていったというようなことがあったり、あるいはそういうことをよく考えて、まるで箱を置くように、最低限の負荷にした木道をつくった湿原もあるんです。これは私も行ってみましたが、キノコが生えていました、防腐剤なんていうのは一切やっていないから。ところが、それでもですね、その木道を使って野犬が湿原の奥まで入り込んで、生態系に影響を及ぼすというような予期せぬ出来事があったり、なかなか難しいものです。それで、ワイズユースという言葉に余りとらわれないで私は見ていこうと思うんですが、これはどこまでも生態系への負荷というものはできる限り抑えるという中で管理保存をしていくという意味であるというふうに理解をしているんですが、そういう理解でよろしいのかどうか、この点をお聞きしておきます。と同時に、この計画の中にも、それからふるさと計画の中にも交流推進という言葉が非常に使われておりまして、見ようによっては観光開発あるいは観光利用というふうに読めなくもないような一部もあるんですが、これはやはり、今言ったような負荷という問題を正面に押し出しながら、一つ一つ検証する必要があるのではなかろうかと。それで、今、エコツーリズムということが非常に言われております。エコツーリズム自身の発想は、私も決して反対ではありません。ただ、観光業者がエコツーリズムに今乗っかってきているという場面があちらこちらで見えています。エコツーリズムの本来の形であれば、余り大きなもうけにはならないはずなんですけどね。それで、この前もちょっといろんな話の中で出てきたんですが、暗黒大陸アフリカに道をつけたのは、博愛主義、人類愛に燃えた宣教師であったけれども、その道をたどって後ろから来たのは奴隷商人だったという言葉があるんですけれども、そういう環境負荷を最低限に抑えるというところがちょっと甘くなると、そのような可能性も出てきがちなので、この点については十分意を払っていただきたいなと、これは要望です。それで、水鳥観察館の運営案というのはわかりました。それで、答弁の中でも最後の方で町長おっしゃっていたように、私の質問に対する具体的な答えとしては半分ですよね。別寒辺牛湿原ふるさと計画の展開というものがここでは出てきていないんですよ。水鳥観察館というのはごくごく、いわばその中の中核ではありますけれども、1課1係なんです。したがって、水鳥観察館を中核としてまちづくり全体にどのような全体計画をつくっていくかということを、水鳥観察館と環境政策課だけでつくりなさいといってもこれは無理なので、それで町長のこのような答弁になっていると思うんです。この点は、はっきり言って私は不満です。1年前に言っているわけですから、この1年間は1課1係の評価だけが行われて、あとの大きな部分というのがないとすれば、これはちょっと、この1年間というものに対する私の評価は、余り大きなものとは言えないということになります。ただ、担当において努力なさっているのはよくわかりますので、余りテーブルをたたいてやるようなことではないと思っています。、それでお伺いいたします。この10年前にできた厚岸湖・別寒辺牛湿原ふるさと計画はある意味で別な形で実現されている部分もありますね。例えば、カキ種苗センターなどというものは、まさにここに既に原形が書かれているんですね。それで、この計画を評価して、今後の展開という意味で、水産課はどのように考えておりますか。それから、まちづくり全体ということになってきますので、まちづくり推進課はどのように考えておりますか。また、教育委員会としてはどのようにとらえ、展開をしていこうと考えておりますか。それぞれの担当、あるいはもちろん町長が統括しているわけですけれども、そういう部署の全体の連携ということで、最終的なものはこれからだと思いますけれども、こうしたいというものは当然あるかと思いますので、その点についてをお聞かせをいただきたいということであります。以上で2回目の質問を終わります。

答弁 保健福祉課長 豊原(保健福祉課長は2005年3月まで)

お答えをさせていただきたいと思います。まず最初に 「ころばない講座 、それから転倒骨折予防教室、この2つの事業の状況、 」といいますか、関連性といいますか、そのようなことになろうかと思いますけれども、ご説明をさせていただきたいと存じます。まず、出前事業として展開しています「ころばない講座」につきましては、以前やられておりましたもみじ教室、この事業を地域に展開していくというようなことで、当初は補助事業で始まった事業でございますけれども、途中から、地域へ出ていくというようなことで内容が変わっておりまして、町の独自事業というようなことで「ころばない講座」を展開しているところでございます。それから転倒骨折予防教室、これにつきましては地域支え合い事業といたしまして、補助対象事業でございます。この補助対象事業の中で転倒骨折予防教室、年に1回、あみかでもって展開をさせていただいております。平成16年度におきましても、この事業を進めさせていただいたわけなんですが、6月28日から9月15日までの期間に6回の教室を開催させていただいております。開催時間につきましては、約4時間程度を要しまして、65歳以上で、家に閉じこもりがちな方や要介護状態になるおそれのある方、こういう方々を対象にいたしまして、45名を募集いたしまして、事業を展開させていただいております。したがいまして、事業の内容につきましては、転倒骨折予防教室につきましては相当幅広いメニューが入っております。当然転倒しにくくなるようにというようなことが主、眼ではございますけれども、歯磨きの仕方とか、あるいは踊りを踊っていただくだとか、パークゴルフを体験していただくだとか、プールでもって水中体操を体験していただくそのような事業を進めたところでございます。したがいまして、出前講座の内容とは相当中身に違いがあるという状況でございます。さらには、いわゆるQOLの関係でございます。この出前講座に参加されていただいた方々につきましては、おっしゃられますとおり、足元がしっかりしてきたというようなこと、自分の体に自信を持つといいますか、そういうような気持ちの点での若返り、あるいはいろいろ体を動かすことによりまして動作の俊敏性といいますか、そういう状況が戻ってくる。そのようなことで、自信を持って外へ出ていただけるような状況につながってきております。したがいまして、参加されていられる方につきましては、そういう点で閉じこもりがちにいくというような方向から見ますと、相当個人の生活全体にいい面が出てきているなというふうに私どもは考えているところでございます。さらには参加人数、私ども担当部署の目標の関係でございます。この関係につきましては、厚岸町の65歳以上の人口、現在2,928人というようなことで、高齢化率が24.3%に達している状況でございます。答弁書にございますとおり、参加をされていただきました方々221人というようなことで、まだ10%に達していないような状況でございます。人数的な目標はさておきまして、私ども担当課といたしましては、とりあえずすべての地域にこの講座を届けたい、そのような目標でもってここ数年展開してまいったところでございます。平成16年、それから平成17年、この2年間で事業展開をしますと、ほぼすべての地域にこの講座があるということを広げることができるというようなところまで来ておりまして、まずそこのところを達成したいというふうに考えております。なお、介護保険絡みで先ほど答弁し忘れましたけれども、転倒骨折予防教室につきましては、介護認定を受けるという前の方々をすべて対象にしております。新しい制度、今見直しをされております制度でいきますと、介護認定を受けまして、対象から外れました方、それから介護状態に入る前の方々、こういう方々を対象にいたしまして、高齢者人口の約5%に新しい事業として転倒骨折予防教室、これを提供するんだというような方向が出ているようでございます。これは国の目標でございまして、厚岸町につきまして、一応「ころばない講座」につきましては独自事業としてすべての地域を終わらせ、そして次の段階を迎えたいというふうに考えております。それで、今後、地域への引き渡しの関係、どのように展開していくか。専門家がつい、て事業展開するというような取り組みが必要ではというお尋ねでございましたけれども私どもイメージといたしまして、標茶町でこれと似たような取り組みがされているわけなんですが、標茶町では健康づくり運動指導者というのを養成をしまして、それぞれの地域に配置できるような取り組みをされたようであります。3カ月間、12の講座を学んでいただくというような中で、指導者としてのノウハウをきちんと習得していただいた上で、6カ月ごとに指導技師が回っていく。その間、それぞれの地域でその地域の人方と一緒に運動をしていただく。そのようなことでつないでいただいて、6カ月後に状況がどうなっているのか、そういうようなことについて定期的な調査といいますか、指導といいますか、そういうようなことを展開していくというようなイメージを持っておりまして、これらをどのように展開していくのか、これが今後の私どもの課題になっております。それから、若いうちからこのような事業をというご提言でございました。私ども伺っておりまして、その必要性につきましてはそのように感じるところが多々ございます。今後、どのように若い世代にこのような事業に類するものを展開できるのか、これらについてはもう少し検討する時間をいただければなというふうに今現在考えているところでございますので、よろしくお願いをいたしたいと存じます。

答弁 町民課長 久保(町民課長は2008年3月まで)

国保事業におきます「ころばない講座」の評価についてのお伺いでございますが、私ども、平成15年度に町民課とそれから保健福祉課の保健指導、それから介護担当、障害関係も含めて、すべての部署のスタッフに入っていただいて、なおかつ当時の釧路保健所、それから釧路支庁からも入っていただいて、国民健康保険の。安定化計画事業、その目的は何かといいますと、伸び続ける医療費の実態分析をしようそれで、平成13年度の受診内容につきまして、疾病分類を主体としまして、件数、それから医療費の分析をしてまいりました。そういった事業とあわせて、厚岸町は今後どこに重点を置いて保健活動をしていくのでしょうかというものも議論をし、整理をしてまいりました。その中に、議員おっしゃられますように、65歳以上の転倒骨折までいかれた方が9件ございまして、この方々は1人平均242万円という治療費がかかっているという分析も出てまいりました。それで、、計画をつくっていく議論の中で、現在、転倒骨折までに至った方々は9人ですけれどもこれからの社会、こうした傾向がどんどん強まっていくという判断のもとに、厚岸町が取り組む重点事業の一つとして 「ころばない講座」の推進についても計画に入れてい、きましょうという方針を立てました。それで、議員おっしゃられるように、では本当に必要な方々がこの講座に参加をしているんだろうかということも、その場で議論になりました。ある程度健康で、出てこられる方が参加をしているという実態も実はありまして、そういう意味では引きこもりがちな方々も含めて、地域で参加をしていただける講座に育てていくための努力も引き続きしていこうというようなことで、その後進めているところであります。こうした転倒骨折予防に向けた事業展開そのものが国保財政の健全化にも、一つ一つの積み上げでありますけれども、大きな効果があるものだというふうに私どもは認識をしているところでございます。

答弁 環境政策課長 佐藤(環境政策課長は2005年3月まで)

それでは、私の方からご答弁させていただきます。まず、第1点目に、平成16年第1回定例会におきましてこの一般質問をいただきまして、1年が既に過ぎております。先ほど、1年前に指摘しておられていながら、今回このたびお示しした計画の実績評価及び案につきまして、まことに不満であるというように質問者からおっしゃられたところでございます。まずもって、担当課としておわび申し上げたいと思います。それから、2点目でございますが、大ざっぱに申し上げまして、10年を振り返って、今回の担当課としての評価についてでございますけれども、ご質問者おっしゃられると、おり、この評価につきましては、我々、今まで10年間何をやってきたのかということをまずふるさと計画に基づいて評価させていただいたところでございます。ご指摘のとおり、この計画の評価につきましては、その達成度は必ずしも高いとは言えません。特に、町民を巻き込んだ事業展開については、大きな課題として残っております。これにつきましては評価、反省しているところでございますので、ご理解賜りたいと思います。それから、3点目でございますけれども、ワイズユースという、いわゆる「賢明な利、用」ということでの名のもとにおいて、いわゆる観光的な施設にすると。施設というかフィールドというか、そういうものにするということの件についてでございますけれども、現実今、別寒辺牛湿原にある施設としましては、カヌーの出発点、中間点、それから終点がございます。既に建設されて以来10数年たっておりまして、老朽化も進んでおります。ただし、建設当時は、いわゆる自然に配慮した形で、例えば防腐剤を利用した木材を使っているとか、そういうところではございません。したがいまして、今後この改修等が出てきた場合におきましても、自然木等を活用した改修にとどめたいと。それから、桟橋的なものでコンクリート関係は一切使ってございません。自然石を使ってございます。その辺も考慮しながら、あくまでもそういうことに配慮した改修等に努めて、利用者の利便性を図ってまいりたいというふうに思っております。いずれにしましても、ワイズユースにつきましては、湿原の持つ環境浄化ですとか気象緩衝、それから再生力機能、厚岸湖にもたらす恩恵があるところでございます。これが、やはり厚岸湖における良質な魚介類の生産に寄与していること、これをやはり守っていかなければならないということに十分配慮したものにしていきたいというふうに考えております。それから、4点目でございます。ふるさと計画に基づきまして別な形、いわゆる広範囲にわたっております。この広範囲にわたっている形の中で、既に実現されているもの、例えば質問者おっしゃられましたカキセンター等々がございますけれども、これらの件につきましては、まず担当課によりまして、このたび案として作成させていただいております。今後、環境政策課、水鳥観察館が中心になるかと思いますけれども、所要の手続というふうに町長の方から答、弁させていただいておりますが、まず内部組織として、例えば政策会議でありますとか、そういうものがございます。それらのオーソライズ、いわゆるコンセンサスを得ながらまずは環境政策課、水鳥観察館のこの案をたたき台として皆様の議論をいただいて、町長の答弁にあったように、横断的なものとして町全体のそういう計画の評価と今後の事業展開に結びつけます各計画にしていきたいというふうに考えております。いずれにしましても、議員ご指摘のとおり、この水鳥観察館は単に水鳥を観察するという施設ではないという趣旨で設立されておるところは自明の事実でございますけれども、そのことを踏襲しながら、第一次産業を主幹産業とする、特に厚岸港の貴重な実りとなる別寒辺牛湿原の役割等について今後の研究、それから解明、それらを含めた計画として推進してまいりたいというふうに考えておりますので、1年が過ぎまして、まことに雑駁な評価と計画ということになっておりますけれども、もう少々時間をいただければ幸いに存じます。よろしくお願いいたします。

答弁 水産課長 大崎

私の方からは、水産課と水鳥観察館の連携という点でお話をしたいと思います。先ほど佐藤課長からも申し上げたとおり、厚岸湖につきましては別寒辺牛川ともにすぐれた生態系を持っていると。さらには、とりわけ漁業においては多くの恩恵を受けて、まいりました。現在は、カキ、アサリで10億円以上水揚げを上げております。さらにはシラウオ等、それからエビとか、そういった多くの漁獲も得てございます。さかのぼりますと、厚岸湖につきましては、オゴノリというそういったものもとれまして、それは全国の大半の生産量を占めていた。さらには、ニシンの産卵の場でもあっ。たということでございます。ある意味、宝の湖だというふうなことが言えると思いますこの豊かな漁業資源の場でありますし、また生産活動の拠点というところは、日本でも私は有数の場所ではないのかというふうに思っております。これら漁場を守り、あるいは産業を守るためにも、カキセンターの機能を生かしながら、水鳥観察館の持っている機能、あるいはカキセンターの持っている機能をあわせまして、今後とも連携を密にしていきたいというふうに思います。以上です。

答弁 教育長 富澤(教育長は2016年9月まで)

教育委員会のふるさと計画あるいは水鳥観察館との連携について、何点かお話しさせていただきます。まず、1点目の教育分野へのフィードバックについてでございますけれども、既に水鳥観察館あるいは補助金を受けての研究資料については、すべて情報館の中に設置し、資料の公開と保存を行っているところであります。また、その補助金を受けた研究活動につきましても、町民に対する発表会等を水鳥観察館と連携をとりながら、情報館で開催をいたしております。また、総合的な学習の中では、当然貴重な湿原を有するという中で、各学校においても水鳥観察館等を利用しての活動を行うようにお話をいたしておりますし、ここにもあるように、町内外、釧路管内からの利用はかなりあるというふうに考えております。あと、別寒辺牛湿原の天然記念物指定に向けてでございますけれども、平成14年にその会議等を行っておりますが、天然記念物指定に係る利活用検討会議というのを開催して、それぞれ関係の先生たちにご意見を伺いました。その中でも、先ほど出たワイズユースの考え方とその保全をどのように考えるかというふうな意見が出されましたけれども、やはり大きな手を加えての見学コース等々については否定的であったというふうに受けとめております。ただ、カヌーを使っての、先ほどお話しありましたエコツアー等については検討してみる余地はあるというふうなことでございますけれども、現実に、先ほど出たように、商業ベースでの実施というのはまだまだ現実的なものにはならないというふうに考ますし、これは教育的な、あるいは教育的な見地の中からそういうふうな団体ができてくるということも今後の見通しではないのかなと思います。また、別の見地からいいますと、カヌーの活動等についても、ネイパル厚岸との中では、逆に町民以外の方が厚岸のカヌーということを非常に認識されているというふうに私ども思っていますし、昨年のB&Gの厚岸の大会以降、町内にも子供たちに海洋クラブ、そういうふうなものを使ってのクラブをつくろうという動きも出ております。そういうものを一つ一つ育てる中で、子供たちの水に対する、あるいは湿原に対する理解も深めていきたいというふうに考えております。

答弁 まちづくり推進課長 福田(まちづくり推進課長は2006年3月まで)

まちづくり全体からの考え方について、少しだけ述べさせていただきたいと思います。湿原生態系の維持保全が私たちの基本的な考え方であります。その湿原生態系を維持保全していくために、町内で大きな問題になるだろうと予想されるものは、今でもそうでありますけれども、産業活動にかかわる環境負荷の問題であります。これは農業にもございますし、漁業にもありますし、水産加工にもあるというふうに考えております。こ う し た 、 い わ ゆ る 湿 原 生 態 系 の 維 持 保 全 を い う と 、 そ こ に 利 害 と し て は 相 反す る 長い目で見るとそうでもないんでしょうけれども、近い目で見ると利害が相反─する方たちが当然出てこられる。この調整をきちんとしていかなければならないというのが第一だというふうに考えております。その調整を可能にするためにも、今、水鳥観察館が行っております額樹研究に対する助成、こういったことを支援をしながら、基礎的なデータを集めて、それをそういう町民に理解をしていただく。産業活動とどう関係しているかということに理解を深めていただくということが、大きな政策の柱になるだろうというふうに考えております。さらには、我々が日常生活において合成洗剤を使うとかということも環境負荷になってくるわけでありまして、そういったことも含めて生態系の維持保全ということを考えなければならない。さらに、湿原生態系の維持保全に当たって、やはりなぜそうしなければならないかということについて、町民の理解が必要であろうというふうに考えております。その啓発活動の拠点になるのが水鳥観察館ということになると思いますので、ここの運営を充実させていくということが大変重要なんだろうというふうに考えております。、さらには、町内だけではなくて、この湿原というものの生態系はできるだけ日本全国あるいは世界にも知ってほしいという貴重なものでありますから、そういったところにも目を向けなければならない。その受け入れの一つの手法としてエコツーリズムということなどが考えられると思いますけれども、これも、ただ観光業者が普通に団体を募って連れてきて、一過性で見て帰るというものでは、逆に問題を残す場合も各地で報告をされているということから、厚岸町としてはエコツーリズムにきちんと対応できる専門的な知識を持ったガイドといったような人たちの育成ということにも力を入れていかなければならないのではないかというふうに思います。。そうした形でのエコツーリズムがここに定着すれば、当然交流人口が拡大いたしますさらには、ここを訪れた人が、みな消費者でありますから、そういった厚岸町のものが生産されるバックグラウンドといいますか、フィールドといいますか、こういったものがすばらしいところだと、こういうところから生産されるものは当然すばらしいという評価を受けるということで、いわゆる厚岸町の地域ブランドの確立にもつながるのではないかと。そういう方向へ政策を少し向けていく必要があるのではないかというふうに思います。これが厚岸町が、カキだけがブランドではなくて、バックグラウンドを含めて厚岸ブランドということになりますと経済的にも、今、地域の経済の自立が叫ばれておりますけれども、そういった方向にもつながってくるのではないかというふうに考えております。突然の質問でありまして、余りまとまっておりませんが、そんなことを今考えているところでございます。

質問 室﨑正之

まず、1点目の「ころばない講座」について申し上げますが、るる話をお聞きしまして、非常にいい視点で今後の展開をとらえていらっしゃるというふうに思いましたので、また町民課の方でも問題点といいますか、その評価をきちんとなさっているという話も今お聞きしまして、意を強くしたところであります。それで、転倒して大腿骨を折って、手術をすると250万円ぐらいかかるのでびっつりしたんですけれどもね。これが250万円かかって、今まで大変な生活だったのがとてもいい生活になる、それに250万円かかるというならば、ある意味では国保が少し赤字になっても大いに結構ということになるんでしょうが、逆なんですよね。国保の方の会計も、大変だし、ご本人だって非常にその後の生活が大変になっていくんですよね。ですから元気で足元がしっかりした生活を送れるにこしたことはないと。しかもそれは副次的にと言っていいんでしょう。国保の会計の健全化にも寄与するということから、いいことづくめなわけですよ。ですから、そういうものをより積極的に進めていくということについて、ぜひ今後も力を入れていただきたいと、これは特に要望しておくわけですけれども、その点での町長のお考えをお聞きしたいんです。それから、2点目、今るるお聞きいたしました。それで、担当課だけでなく、関連各課の皆さんも同じ認識を持ってこれを見てらっしゃるということがよくわかりました。それで、結局この厚岸町というのは全国でも珍しい自然体系を持った町なんだそうです。私なんか厚岸町しか知りませんので、あんまりそういう縦の比較ができなかったんですが、森林がある、大きな森林を持っている。それから、牧草地を持っている、非常。に広大な草地を持っている。そして、湿原があって、汽水湖があって、そして海があるワンセット全部そろっているんですね。そして、面積も、本当に箱庭みたいな小さなところにちまちまっとあるんじゃなくて、非常に大きな、東京都23区の1倍半というような大きな面積の中にそれがある。これはもうやはり、我々が非常にいいところで暮らしているということなわけです。そして、この湿原というものが持っている価値というのがだんだんこのごろわかってきていますが、いろいろ学問的にも解析されてくると、厚岸湖、湾、そして沿岸の漁業一つで言っても、いろいろな豊かな産物というものの、いわば何というんですか、生みの親といいますか、そういう機能をですね、もちろん自然だけじゃありませんが、果たしているということがだんだんわかってきました。そういうことがみんなわかってくると、やっぱり黙っていても大事にしますよね。そういうことが非常に大事だろうというふうに思うわけです。それで、今、るる各課からお話を伺いまして、そういうものを具体的にどう詰めて、どのような計画にしていくかというのは、これからのいろいろな内部における手法だと思いますので、その点については私の方でとやかく言うことではないんですけれども、今お話をしたこういう方向で進めていきたいという話がみな盛り込まれた計画ができ上がってくるというふうに理解させていただきますが、それでよろしゅうございますね。それで、それができ上がるめど、大体いつころにでき上がって、議会の方に示していただけるか、大まかで結構ですからお示しいただければ幸いです。以上で質問を終わります。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

私からお答えをさせていただきたいと思います。まず 「ころばない講座」につきましてお答えをいたします。、。高齢者だれしもが健康で長生きをしてもらいたい、すべての高齢者の願いでありますまた、我々の願いでもあるわけであります。実は、室﨑議員もご承知のとおり、また各議員もご承知のとおり、私は公約の一つとして健康保養施設、タラソテラピーというものを公約に上げました。なぜ上げたかといいますと、やはり今、私が冒頭に申し上げた高齢者のみならず、町民一人一人が健康で長生きしてもらいたいという願いを込めたからであります。議員の皆さん方も市浦に行って、その施設を見てまいりました。私は、その報告書も拝見をいたしました。実際、5,000万円の医療費が削減されたという報告を承りました。ぜひ、厚岸町においてもそれを実現し、高齢者のみならず、町民各位に利用いただきたいと考えたわけであります。しかしながら、財政事情大変厳しいわけでありまして、この件については当分の見通しが立たないという現実でありますが、私としてはこういう施設が欲しいなという願いは変わっておりません。そういうことで、厚岸町においては「ころばない講座」というものが行われておる。。私が就任する以前からであります。平成12年からであります。大変よいことでありますしかもまた、厚岸町には「みんなすこやか厚岸21」があります。この第7章、本当に立派な文章になっております。これに基づいて「ころばない講座」が行われていると、私はそのように理解をいたしておるわけでございまして、これからも健康な町厚岸町をさらにつくってまいりたい、かように考えておりますので 「ころばない講座」を初め、、それぞれ必要な事業については展開をしてまいりたいと、かように考えておるわけであります。次に、厚岸湖・別寒辺牛湿原ふるさと計画であります。1年前、室﨑議員からの質問を承りました。その当時、私も、その内容について改めて理解をさせていただきました。今回、担当の環境政策課、そしてまた水鳥観察館が中心となって、1年前の回答ということでその案を作成をさせていただきました。実は、私がこれからの厚岸町政にとって、まちづくりにとって大事な事業になると、これではだめだということを実は私が指示したんです。といいますのは、平成7年につくりました厚岸湖・別寒辺牛湿原ふるさと計画といいますのは、まちづくり最終目標を見ますと、自然と人間及び産業の共生、さらには漁業の保全と活性化、自然と食文化の共生、湿原及び厚岸湖の保全と利用、ラムサール条約による地域振興、さらにはまた交流によるいい町・いい味・いい仲間づくり、最後に人づくり、極めて重要な事業であります。そういう面において、ただ環境政策課と水鳥観察館だけの問題じゃない。これからは役場挙げて取り組まなければならない事業であるということで、この事業の評価と今後の展望については、全課責任を持ってそれぞれ協議をし、立派なものをつくってもらいたいということを指示をさせていただきました。どうか、この点についてはご理解をいただきたいと思います。必ずや室﨑議員の質問のとおり、期待にこたえられる案ができるであろうと、報告書ができるであろう、そのように考えておりますので。ただ、いつまでかと、私は速やかにつくっていきたいと考えておりますが、それぞれの事業の展開もありますので、1年以内ということをご理解をいただければ、今後、政策会議でも十分に議論を重ねてまいりたいと考えておりますので、ひとつよろしくお願いを申し上げたいと存じます。さらにはまた、先ほどからワイズユースの問題があります。これは大事なことなんです。文書では管理する、保存活用という表現をいたしておりますが 「賢明な利用」なん、です。湿原の恩恵というものを考えながら、有効活用していこうという考え方に立っておるわけであります。そこで私は、先ほど厚岸町は大変すばらしい自然があるというお話がありました。そのとおりなんです。ですから、今、厚岸道立自然公園を国定化にしようという願いがそ。こにあるんです。特に今後、別寒辺牛湿原を特別区域にいたす予定にもなっております一部の理解されない事情にまだありますが、しかし、厚岸町の漁業がこれだけ振興し、特に厚岸カキがブランドになっておるというものは、やはり別寒辺牛湿原があるからなんです。私はそう考えています。その恩恵を忘れてはならないと思っております。そういう意味においては、湿原の保全というものも大事なことであります。さらにはまた、これを活用するということも厚岸町の振興・発展につながることでございます。私も、十分に心得て行政を推進してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと存じます。

出典:厚岸町議会 平成17年第1回定例会 2005年3月10日 議事録 PDF(38ページ) 間違いを知らせる