みんなの議会

厚岸町議会 平成16年第3回定例会 2004年9月22日

(1)子育て支援について/(2)河川改修等について

2004年9月22日、厚岸町議会の一般質問で、谷口弘議員が「子育て支援について」「河川改修等について」について質問し、町長、教育長、建設課長が答弁しました。

質問者
谷口弘 議員
答弁者
町長、教育長、建設課長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 12番

本定例会一般質問に当たりまして、通告しておりました2点について質問をいたします。まず第1点は子育て支援についてでありますが、今子供たちを取り巻く環境は、以前では考えられないような状況が次々とあらわれ、信じられないような事件も各地で相次いでおります。こんな事件や事故が遠いところで起こっているとは考えられなく、意外と私たちの近くでも起こり得るのではないかと危惧するのは私だけではないと思います。このような中での子育てをしなければならない子を持つ親、家族、そして地域や学校などこれらの人たちが、不安を取り除いて安心して子育てができるような、社会全体でその支援をしていかなければならないと考えます。そこで、次世代支援計画の策定について、厚岸町の現在の取り組みと見通し、児童虐待防止の取り組みの経過と今後の方針、そして、町立厚岸病院での小児科医の固定医の確保と産婦人科再開設について質問をするものであります。次に、河川改修等についてお伺いをいたします。今、尾幌川の改修工事が北海道の事業で行われておりますが、現在の進捗状況と河川敷地の採草などについてどのようになっているか説明をお願いいたします。最後に、矢臼別演習場内の別寒辺牛川水系の砂防ダム建設についてでありますが、7月6日に厚岸町で行われた第5回の検討委員会の内容と、今後の方針について、どのようにまとめられていくのか説明をお願いをいたしまして、私の第1回目の質問といたします。

答弁 町長

12番、谷口議員の質問にお答えを申し上げます。初めに、次世代育成支援計画の策定については、さきの14番、田宮議員の質問にお答えしたとおりでございますが、現在までの取り組みと見通しについて述べさせていただきます。地域行動計画の策定に先駆けて、昨年12月に実施をした厚岸町次世代育成支援に関するニーズ調査の結果については、総括的な状況を厚岸町ホームページに掲載し町民にお知らせしているところであります。子育て世代が、これまでの厚岸町の施策に不足している項目として導入要望の高い新規事業には、乳幼児健康支援、一時預かり事業、ファミリーサポートセンター事業、一時保育事業、子育て短期支援事業があり、拡充を希望する事業は、地域子育て支援センター事業があります。基本的にニーズの高い項目については特定14事業の数量化に反映され、今後5年間の行動計画期間の目標値として明示されるものであり、現在、暫定値をまとめ、協議会において継続して検討いただいております。さらに、町の子育て支援施策に関する意見、要望が98件、町の施策に関する意見、要望が 249件寄せられており、平成16年6月に閣議決定された少子化社会対策大綱の中の重点課題に取り組むための28の行動とも合致する内容が多いことから、重点課題の検討及び施策事業の検討の作業過程で行動計画への位置づけを協議してまいりたいと存じます。次に、児童虐待防止の取り組みの経過と今後の方針について述べさせていただきます。次世代育成支援対策を推進するためにも、児童虐待防止対策等の充実、強化は早急に取り組むべき地域社会全体の問題であります。平成12年11月に地方公共団体の責務などが盛り込まれた児童虐待の防止等に関する法律が施行され、その後3年を経過して、児童虐待の防止等に関する法律の一部を改正する法律が、本年10月1日より施行される予定にあります。厚岸町はこれまで、児童虐待防止のために、乳児から高校生までのかかわりが多い保健師、保育士、教師、それぞれに早期発見や情報提供の重要性について、資料提供及び研修などの機会を提供し、釧路児童相談所や釧路保健所等関係機関との連携に努め、迅速な対応が図られるようネットワークの構築を進めてまいりました。また、虐待を行った保護者への適切な指導と支援については、保健師の母子保健活動の中で信頼関係を形成しながら多面的に適切な支援に努めております。社会構造の複雑化と家族の形態の変化が進行する中、虐待も多様化しており、今後においても児童虐待の予防活動が重要な課題であると位置づけ、これまで以上に、地域において子育てにかかわる専門職や関係者と連携しつつ、虐待防止を包含した母子保健活動の展開に努めてまいります。なお、教育長からは教育委員会関係についての答弁があります。次に、3番目の小児科の固定医の確保と産婦人科の再開設についてでありますが、小児科医の確保につきましては、昨年まとめられた児童事業経営改善計画でも町立病院の方向性と、診療内容として内科、外科、整形外科、小児科を基本診療科目として明確に示しており、このため、私は小児科医師の確保につきましても常に念頭に置きながら対応してきているところであります。小児科医師の現状につきましては、厚生労働省の資料によると、平成8年末で1万 3,781人、平成14年度末で1万 4,481人と、全国では5%ほどふえている状況にありますが、いずれも大学等の附属病院や都市における総合病院などでの小児科医の増加であり、いわゆる診療所や 100床未満の病院等では 2.6%減少している状況にあります。小児科医師の確保は多くの町民の要望であることは十分理解しておりますので、私といたしましても引き続き努力をしてまいりますので、ご理解を願います。次に、産婦人科の再開設のご質問でありますが、町立病院における産婦人科の診療については、当時の担当医師が昭和52年12月16日付退職以来閉鎖され、現在は診療科目にも掲載されておりません。新たに産婦人科の開設を行うとすれば、分娩室や新生児室の整備、そして、新たな設備の導入等の設備投資が必要でありますし、加えて、看護師の増員も必要になります。一方、町内で産科医院が開設されていたときの地元での出産は10%程度と、平成13年第3回定例会の一般質問でお答えしておりますが、平成15年度で推計いたしますと、町内の出生数が 120人でありますので、年間12人程度となり、収益上も今日の財政状況では大変困難であり、再開設は見込めない現状でありますので、ご理解願います。次に、河川改修と環境保護の2級河川尾幌川の河川改修についてでありますが、2級河川尾幌川の改修事業については、平成4年に尾幌地区が実施着工され現在に至っておりますが、今年度は事業費2億 7,000万円で、延長 750メートルの掘削と橋梁の下部工が施工されます。平成16年度完成時で全体掘削延長 7,100メートルのうち 2,400メートル、護岸工で全体延長 2,275メートルのうち 1,022メートルが完成されます。落差工については、尾幌川にかかわる5カ所のうち1カ所が改修されております。事業費では、全体計画で51億円のうち平成16年度までに20億 2,085万円が投入されております。前回の説明時には完了予定年度は未定でしたが、現在は事業完成年度を平成25年度として事業が進められております。次に、河川敷地の採草についてどうなっているかということですが、釧路土木現業所に問い合わせた結果、河川法第24条による河川敷地の使用申請が4名から出され、占用許可を出して採草をされているとのことであります。次に、演習場内砂防ダムの第5回検討委員会の内容と今後の見通しについてのご質問でありますが、第5回検討委員会は平成16年7月6日に厚岸町で初めて開催されました。その主要議題は、矢臼別演習場別寒辺牛川水系土砂流出対策等に関する中間報告であります。議事要旨については、討議内容を各委員、アドバイザーに確認の上、防衛施設局、厚岸町でそれぞれホームページに掲載しておりますが、討議の概要は、1つ、矢臼別演習場別寒辺牛川水系土砂流出対策等に関する中間報告書(案)の事務局説明、2つ、中間調査報告に対する委員、アドバイザーからの意見等、3つ、新たな土砂流出対策の検討の、以上3点の議事が行われました。委員会として、事務局が説明した中間調査報告(案)を踏まえ、新たな流出対策について今後検討していくことが合意され、その内容は次の3点で、1つ、別寒辺牛川水系の土砂流出対策については、各流域の土砂流出、生物、特にイトウ生息環境に十分配慮すべきとを考える。2つ、トライベツ川については新たな土砂生産源対策と、イトウなどの生息環境保全に配慮した既設施設の改修を検討することが必要と考える。特に、環境保全と施設機能確保を両立させるため、ダムの上下流の流水の落差、分断を回復する改良方法について具体的な検討が早急に必要と考える。3つ、現在計画中のフッポーシ・西フッポーシ川流域の土砂流出対策としては、水辺環境を保全し、演習場としての機能を損なわない対策として、土砂生産源対策を含めた新たな対策工法の検討が必要と考える、以上3点でありますが、今後は、現在実施している河川環境調査を踏まえた議論が必要であり、今後、数回委員会を開催する予定になっており、今のところ最終報告を平成17年6月ごろを予定しておりますのでご理解賜りたいと思います。以上でございます。

答弁 教育長(教育長は2004年9月まで)

私の方からは、児童虐待防止の取り組みにつきまして、教育委員会関係についてお答えいたします。児童虐待の防止等に関する法律は、児童虐待の防止を旨として、平成12年5月24日に公布され、同年11月20日から施行されました。さらに、児童虐待の防止等に関する法律の一部を改正する法律が本年4月14日に公布され、本年10月1日から施行されることとなっております。この法律で、教育関係者が特に注目しなければならないのは、児童虐待の早期発見と予防に努めなければならないとされた第5条関係です。学校の教職員は職務上、特に児童虐待を発見しやすい立場にあるため、第5条の趣旨を踏まえた実践的な努力が要請されています。町内各学校におきましては、日常の教育活動や定期的な教育相談を通して児童・生徒の実態を把握するとともに、定例職員会議で、児童・生徒理解のための情報交換会を実施するなど児童虐待の早期発見に努めております。また、教育委員会といたしましても、毎月各学校に生徒指導上の状況報告書の提出を求め、実態把握と学校との連携強化に努めております。幸いにして、学校から児童虐待についての事例は報告されておりませんが、今後は発見時に適切に対応するため、教育委員会、学校、児童相談所、保健福祉課等と連携を図るとともに、再度各学校に対し、児童虐待の取り組みの強化を周知徹底してまいります。また、児童虐待が、子育て、しつけ等と関連して、いわば日常生活の中で発生する可能性が極めて高いことを考え、学校教職員が保護者等に対して人権意識の啓発に力を注ぎ、児童虐待の防止にも努めてまいりたいと考えております。以上でございます。

質問 12番

ただいま、町長並びに教育長の方からご説明をいただいたんですが、再度質問させていただきます。次世代のこの支援計画については、先ほど田宮議員が質問しておりましたので、私はこの問題を終わりまして、この児童虐待等について若干質問させていただきたいと思います。児童虐待については、児童虐待と言ったらいいのか幼児虐待と言ったらいいのか、非常に、今子供たちを取り巻く環境というか、それがもう大変な状況にあるのではないのかなと。それで、たまたま大きな事件になってしまってから、あのときはこうだった、このときはこうすればよかったというようなことがほとんどですよね。ですから、今回、兄弟が川に投げ捨てられて亡くなった事件なんかを見ても、かわいい子供たちが何カ月か前までは楽しい家庭の中で、あるいは保育所の中で生活をしているわけですよね。そして、それがかわいくビデオにおさめられているとか、写真に撮られているという状況ですよね。それから、学校生活においても同じようなことがあるのではないのかなというふうに考えるんです。例えば、本当に、その家庭の中で親御さん夫婦がきちんとした生活が営まれていて、子供たちが学校に通っていても、そのための給食費や、あるいは、どうしても学校に納付しなければならないお金、そういうものがきちんと納められているのかどうなのか、そういうことも含めてきちんと調査をしていかないとならないというふうに私は思うんですよね。そういうことが、どういう形であらわれるのかというのは、その都度、事件、事故の状況が変わってくるんではないのかなというふうに思うんですよ。そういう中で、厚岸町でこの児童虐待についての対策をきちんととられて今までにはいるわけですよね。そういう中で厚岸町では、この児童虐待防止対策連絡協議会を設置したり、そのほかに青少年問題協議会だとかいろいろあるんですけれども、育成センターだとかこういうものが町内に、そういう機関が設置されていて、それぞれ、これらを見ますとほとんどが重なった形で今は機能しているんではないのかなというふうに思うんですけれども、今までに厚岸町内では大きな事故がなかったんでは、先ほどの説明でも、今のところはない。だけれども、そういう芽は全くないとは言えないんではないのかなというふうに思うんですよね。そのあたりをどのように押さえているのか。例えば、事故が起きなければ厚岸町は何もないんだではなくて、こういうことがあったけれども厚岸町では未然に防げましたよと。大きな事件にもならないで済みましたというようなことが、こういういろいろな協議会だとか育成センターだとかの中で、そういう事例があったのかなかったのか、あるいは、担当者からそういう報告を受けたのかどうなのか、そういうことをお伺いしたいというふうに思います。それから、例えば、そういう危険な予兆というかそういうものがあった場合にはどのように対応しようとしているのか、その辺についてもお伺いいたします。特に、町で言えば保育所だとか学校だとかありますよね。そういう中でそういうものを感じたときに、そこの担当者、あるいは担当教師が職場の中でどうしたのか。それから、それをもし解決するにはどういう対応をとっていったのか。例えば、家庭訪問だとかそういうことがきちんと行われるような体制になっているのか。そういうことをした事例があるのかどうなのか、そういうことも含めて説明をしていただきたいというふうに考えるんですが、その点についてはいかがでしょうか。それから、町立病院の小児科医の固定医の確保、産婦人科の開設の問題なんですけれども、町長は採算面のことも言われました。確かにこれも必要ではないのかなというふうに考えるんですが、この、今、少子化時代だ少子化時代だとおっしゃいますよね。みんな、どんなところでも言われていると思うんですけれども、厚岸町全体を見たら、たしか、きょう見てこなかったけれども、持ってこなかったんですけれども、ホームページでも公開されていますよね、この子育て支援の問題で、出生率の問題で言えば、厚岸は全国だとか全道を平均しても決して低くはないし、逆にちょっと上へ行っているんじゃないかなというふうに思うんですけれども、今、問題はいろいろありますけれども、やはり、安心して子供を育てることも大事ですけれども、安心して子供を産めるそういう態勢も必要だし、それから、そのためにはお母さんたちの母体の管理というか、こういうものもやはりきちんとできるような態勢にしていかなければならないと思うんですよね。そうすると、やはり、そういう一定の医師の確保等も必要になってくるんではないのかなというふうに思うんですけれども、それらについて、例えば固定医が無理な場合でも、一定期間での医師を、週1回だとか月何回かの医師を派遣していただく、そういう事業を進めていくことができないのかどうなのか、その辺はどういうふうに考えておられるかご説明をお願いしたいというふうに考えます。次に、尾幌川の河川改修についてですけれども、尾幌川の河川改修については、今までまだ河口から途中までほんの、全体からいえば4分の1行ったか行かないかぐらいしかないんでないのかなというふうに思って見ているんですけれども、私、金曜日に行って実際に見てきました。どういうふうになっているのかなと。それで、以前の尾幌の川とはほとんど違うんですよね。それで、これは大分以前にあった落差工なんですけれども、今もありますけれども、こういう形で落差工があるんですよ。それで、これを改修したのがこういう落差工なんですよね。それで行ってみたら、本当に、ああ自然に戻っているなと、一定の瀬もあればふちもあると。そして、金曜日の日、先週の金曜日なんですけれども、あそこにやはりマスが上って、きっと今回落差工をつくり直したところは、以前のところより 100メートルか 200メートル上流ですよね。そうすることによって、魚の習性かどうかわかりませんけれども、この部分で物すごく魚が産卵しているんですよね。産卵行動を行っているわけね。だから、以前に上れなかったことがその魚の習性になってしまっているのか、そこがふるさとに思っているのかどうかわかりませんけれども、まだ上れるのにここでペアになって、何組もペアになって産卵行動をやっているんですよね。余り写真を撮るのは上手じゃないですからちゃんと撮れなくて、反対側だったし、川のね、これが尾びれなんですけれども、もうすごくいるんですよ。そういうことで、今回このように尾幌の川が改修されたことについては、すごくいいことだったのではないのかなというふうに思うんですよ。ですから、この写真は尾幌の末広橋の上流の落差工ですけれども、これは以前の落差工、岸辺の方にあったのから見るとはるかに低いんですよね。ですから、あそこにいるのはカラフトマスですか、が、多いわけですから、そうすると、この程度のはどんどん上っていけるんではないのかなと。だけれどもこれも、最終的には改修されていくんですよね。そういうことで、河川改修で、やはり、残念ながら釧路湿原みたいに昔の川には戻らないけれども、あの程度の川でああいうふうにできたというのは、やはり一定の成果ではないのかなというふうに私は思うんですよ。それで、できれば、この改修工事を、この魚の遡上時期をやはり外して工事を行うべきではないのかなというふうに思うんですよね。残念ながら、今のところあそこが産卵場所に思って一生懸命やっているわけですよ。そうすると、せっかく産卵したものに全部泥をかけてしまう。卵が死滅してしまうと思うんですよね。ですから、そういうものも調査しながら工事は行えるように、やはり要望していくべきではないのかなというふうに私は思うんですがどうなのか。まだ、相当かかりますよね。あの上流まで10年以上も先の話ですから、そうすると、毎年せっかく8月の末から9月にかけてあのように遡上しているにもかかわらず、その時期にそうやるということは、非常に厚岸の資源を守るという点からもまずい問題ではないのかなというふうに思うんですが、これらについて現況等を調査して、やはり要望していくべきではないのかなというふうに思うんですが、その点についてはどうなんでしょうか。それから、採草についてなんですが、今は堤防敷地を一定程度とりながらやっていますよね。これはどこまで行くんですか。ずっと線路にぶつかるところまでそういう堤防敷地を通っていくのか。それとも、どっかの段階で今のやり方はやめるのか。それについて説明をしていただきたいというふうに考えます。それから、砂防ダムについては今説明を受けたんですが、5回目の検討委員会でこういう結論に達したということなんですが、そうすると、これは、一つはトライベツのダムについては上下動ができるような、水がスムーズに流れるというか、段がついていくんではなくてストレートに行けるようなそういうものに切りかえていくという方向で改良するというふうに考えていいのか。それから、フッポーシ川と西フッポーシ川については土砂の生産源対策という言葉を使っていますよね。そうすると、上流というよりもっと山の中腹というか上の方というか、そういうところに何らかの対策を講じていこうということで考えているということなのか、その辺についてもう一度お尋ねをいたします。お願いいたします。

答弁 町長

私からは町立病院に関しての医師の確保についてお答えをさせていただきます。昨日も佐藤議員の質問にお答えをいたしておりますが、医師の確保、全道的に大変都市部を抜かして自治体病院は難しい状況にあるわけであります。その中でも特に小児科の先生、総体的には若干ふえておりますが、地方における医師不足というのが現実に起きております。厚岸町もその一つであります。しかしながら、先ほど谷口議員が言いましたとおり、子供を安心して育てる環境というのが重要な課題でもございます。今後とも小児科医師の確保に全力を尽くして頑張ってまいりたい、かように考えます。産科 産婦人科でありますが、再開設の関係でありますが、1回目の答弁でも申し上げましたけれども大変厳しい状況にあります。私といたしましては、再開をするということについては考えておりませんので、この点もご理解をいただきたいと思っております。それと出張医の関係でございますが、このことについても、方法としては考えられますけれども、小児科の場合 産科の場合は再開設を考えておりませんので、小児科医においてそういう方法、内科の先生の中でそれの診療ができるのか等々も考えながら考えてはならんでなかろうかなと考えておりますが、いずれにいたしましても、やはり専門医が必要であります。特に小児科の診療というのは大変であります。救急小児科、救急医療体制、これも北海道では今考えているようでありますが、いろいろな議論等もあって、これも実現できないというようなだけの難しい課題もあります。どうかそういう意味も含めながら、今後とも医師の確保に努めてまいりたいと考えておりますのでよろしくお願いしたいと存じます。

答弁 建設課長(建設課長は2004年12月まで)

私の方からは河川改修と環境保護にかかわる分についてのご説明をさせていただきます。まず最初に、お手元に配付させていただきました2級河川尾幌川の計画平面図の一番上をちょっとごらんいただきたいと思います。ちょうど左下というかちょうど真ん中辺に標準横断面図という形がございます。それで、一番上の方にSP=0から2890とありますけれども、この辺までについては非常に河川敷地の幅も広く、ちょうど陸地が従来使っている採草地も含めて1回目奥側の方を掘削し、そして中側にという形で2段階での掘削を行うという形のものになっていますし、さらにその後、SP2890以降上流部に行くに従って敷地幅、造成幅も狭く、若干なってきております。したがいまして、図面的にはそういう形で、幅を広げて水が大雨のときに流れをスムーズにするという形の目的の中で、基本的には河床をいじくらない。川の底ですね、底はいじくらないという形の中で、現況の河床はそのままにして側面を整備していくという河川改修が行われております。そして、右側下の方にちょうど落差工の詳細という形の中では、既に1号落差は平成15年施工済みでございますけれども、それ以降、ある場所についてSP 3,800とかSP 4,450、SP 6,200、上流部にあと4カ所あるという形になりまして、その河床をいじくるという形になりますと、この落差工の改修をする部分が河床をいじくって、やはり濁度だとかいろいろ汚れが出てくるという要素があります。当然、これらの施工に当たりましては、毎年漁業協同組合に対して、工期も含めて協議がなされます。そういう形の中では、今、質問者が言われたとおり、やはりサケの遡上とか、現実的には放流しているわけではないにしても自然産卵が促されているわけですから、その辺についてはどうなのかということについても、当然組合で議論されなければならないし、今日話し合ったことについては伝えておきたいというふうに考えております。次に、採草地の敷地等については、標準横断図面で言ったようにかなりの幅が段差を掘削して、終わった後については、利用希望があれば占用許可をとって利用するという形になります。という形でご理解をいただきたいと思います。次に、トライベツとフッポーシ関係の砂防ダム関係でございますけれども、質問者が言われたとおり、基本的にはトライベツダムについては、現状の魚道そのものは生かされているんですけれども、やはりそれらの段差、落差というものを最小限なくするような方向での改良、具体的にはスリット式だとかいろいろありますけれども、具体的にその、ここと検討した上で、質問者が言われるような形の方向での改良が示されるだろうという形になるだろうというふうに考えてございます。それから、もう一点のフッポーシ、西フッポーシについても、従来の計画が演習場内敷地界ぎりぎりという形の中で考えていた汚濁防止だったんですけれども、これらについては発生源ということは、発生する土砂の流出が可能性あるような上流部の中の、例えば演習場の近くであるとかその辺の議論で河川の川の河口に近くにそういう要素があれば、そこから落ちないような対策、もっと具体的なそういう検討をして、それらをすることが逆に大きなものをつくらなくてもいいんじゃないのかというような形が考えられるんじゃないか。これらについても、今の既に何もない箇所と対比しながらどうすればいいのかと、これが今後何回かの検討の中で方向性が示されるだろうということでございますので、ご理解いただきたいと思います。

質問 12番

町長の方から医師の問題について説明があったんですけれども、やはり、厚岸町で子育て、あるいはお産等が、厚岸でお産はできないと思いますけれども、結果的に安心して子供を産んで育てていくという体制をとっていかなければならないというふうに思うんですよね。それで厚岸がどこまでならできるのか、その辺をやはりもっと明確にしていただきたいなと。今、町長は小児科医についてはやはり相当力を入れて、何とか確保して小児科の開設というか、それをきちんとやりたいという意向を示されているんですけれども、やはり産婦人科にしても、そちらは、結果的には厚岸町内にはないわけですから、そうすればその間どうするのか、そういうあたりももっと明確なものが出てきてもいいのではないか。あるいは、今、科としての開設は無理としても、産婦人科医を一定の周期でお願いをして、そういう、お母さんたちが安心できるような講座の開催だとかそういうことを考えていくことはできなのかどうなのかについてもう一度質問をしたいというふうに思います。その次に、児童の虐待防止の問題ですけれども、なかなかやみの部分もたくさんあるんでないのかなというふうに思うんですよね。今の説明を聞いていても、保健福祉課長の説明と教育委員会の方の説明ではちょっと差があるなという気もするし、この差はどこから出てくるのかなというふうに思うんですけれども、例えば、子供を片方では登校させないという事例があったと言っていますよね。教育委員会は不登校だと、これは同じものなのかどうなのか。それから、せっかく厚岸町に虐待防止の何か協議会がありますよね。厚岸町児童虐待防止対策連絡協議会、それで、この協議会の委員は福祉課長だとか町立病院の看護師長、厚岸町校長会の会長、教育委員会の管理課長、民生児童委員だとか自治会連合会の会長だとかこういう人が入っていますけれども、こういう人たちが入っている会議の中にこういう事例が報告されているのかどうなのかね。そうであれば、やはりお互いに共通の認識に立たなきゃならないと思うんですけれども、そういう共通認識ができているのかどうなのかということなんですよね。いろいろな、厚岸もいろいろなことをやっているから、いろいろなことがいっぱいあるんですけれども、青少年問題協議会というのもありますよね。こちらも町長が委嘱した委員で構成されている委員会があって、そして、青少年問題審議会の専門部会の設置規則なんていうのがあって、そこには補導専門部会、環境浄化及び補導に関することだとか、それから健全育成専門部会、青少年の健全育成のための地域組織及び指導育成に関することが仕事ですよというようなことがうたわれているんですよ。こういうふうにいろいろな設置条例だとか設置要綱だとかそういうものがたくさんつくられていて、児童館の条例にしてもそうですよね。ここの委員は児童福祉関係行政機関の中から町長が委嘱する、社会福祉協議会の関係者、学識経験者、児童委員、母親クラブ地域組織の代表者、こういうふうにこう、いろいろな人を選ぶようになっていて、結構こういう委員だとかに委嘱されている人たちが重なり合うような機関がたくさんありながら、これらが本当に、お互いに、そっちでこういう事例があったんだったらこっちの方からは、やはりもっときちんと調べてみないとだめだではないのかなというようなことがきちんと行われているのかどうなのかね。その辺ではどういうふうに考えておられるのか。それから、室長がおっしゃっておられましたけれども、納付金なんかの納入状況というものはやはりすごい大事なことでないのかなというふうに思うんですけれども、これがやはり滞ったりするとその子供たちが、やはり日常的にどういうふうに家庭の中で扱われているのか、あるいは、学校ではどういうふうに見ているのか、それから、学校でその実態をきちんと把握するためにどんな手だてを尽くしているのか、そのあたりをやはりきちんと見ていかなければならないのではないのかなというふうに思うんですけれども、それらについては、やはりかなり長期にわたって未納等があった場合の対策等もやはり考えなければならない。ただ単に納入してもらうというのだけではなくて、子供たちがどうなっているのかその辺を調べていくことが大事ではないのかなというふうに思うんですが、その点についてはどういうふうになっているかもう一度説明をお願いいたします。それから、河川改修の問題でもう一度お伺いしたいんですが、実際、この改良してみて、やはりその効果はあると思うんですよね。以前は、あの1基目の落差工の周りに相当の死骸があったんですよ。ところがこの間行ってみたら、もうほとんどないんですよね。そうすると、相当数がもう上流に上ってしまっているか産卵を終えているのかそういう状況になっていると思うんですよね。ですから、それなりの効果があるんだということだと思うんですよね。ですから、あの川をやはり、まだあと10年かけて、10年以上かけて改良していくわけですから、やはりそれに見合った改良をきちんと進めていってほしいし、地域の人たちにも魚をとれというんではなくて、やはりこんないい川なんだよということを知ってもらうことも大事ではないのかなというふうに思うんですよ。それで、場所によってやはりそういうものを観察できないと思うんですけれども、今後開朧橋、全く場所移設しますよね、計画ではね。そういう事業を含めて、そういう観察ができるようなものも設置してもらうだとかね。上尾幌なんかでは、何か階段状にして学校のふちにつくったりしていますよね。そういうことも、洪水のときに川へ行けとは言わないけれども、やはりふだんそういうものに、今の子供たちは、だんだん自然に親しむことが山の中でもできなくなっているんですよ。ですから、そうすると、せっかくそういう状況ができている川をやはりきちんと利用していくことも大事ではないのかなという、やはり厚岸は自然が売りだと思うんですよね。そうすると、そういうものを大事にきちんと整備をしていくという方向で要望も上げていってほしいなというふうに考えるんですが、その辺ではいかがでしょうか。

答弁 町長

私からは産婦人科に関しての答弁をさせていただきます。既に、谷口議員もご承知のとおり、町立病院の産婦人科が閉鎖された後は個人病院で対応をいただいておったわけであります。しかし、その後個人病院も閉鎖をいたしたわけであります。そういう中で今日を迎えております。しからば、再開設をしたらどうかというご意見。私は、施設整備、それに伴う町立病院の拡張、また、専門医の医師確保、さらにはまた、看護師の確保等々を考えます場合に、今日の厚岸町の財政状況では大変難しい状況にあると、そのように今考えます。ゆえに、再開設をする状況にないということについてはご理解をいただきたいと存じます。しかし、産婦人科の出張医などによる講座や、相談医を受けられる機会をつくることに関しまして、実際に子供を産むお母さん方が、どういうことを考えているのか、いろいろと調査をいたしたい。その上で厚岸町として何ができるのかを考えたいと、かように考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。

答弁 建設課長(建設課長は2004年12月まで)

河川改修についてのご質問にお答えいたします。確かに、質問者が言われるとおり、上流部の方にはもう親水性護岸といいますか、今河川改修するにしても、やはり自然と親しむという形の中で親水性護岸がどうなのか、当然、この河川改修の整備に当たっても、当初そういう親水性とか自然に近い形でどうなのかといろいろ協議がなされました。今後、今言われたとおり、あれだけ高かった落差工が解消されて自然に近い形になっています。今後上流部に行っても、そういう方向で行くという形であります。それに対して、河床を通さないにしても護岸は、そういう地域利用も含めてどうなのかということについては、このことを河川管理者である北海道の方に、一応ご相談してみたいというふうに考えております。当然、やはり生きたものを間近で見るということは、非常に学習というかそれらにも、自然学習にとってもいいことだと思いますので、その辺については、やはり河川管理者とご相談してみたいなというふうに考えていますので、ご理解いただきたいと思います。

出典:厚岸町議会 平成16年第3回定例会 2004年9月22日 議事録 PDF(37ページ) 間違いを知らせる