厚岸町議会 平成16年第1回定例会 2004年3月12日
(1)国民健康保険会計について/(2)水鳥観察館を中核とする事業について
2004年3月12日、厚岸町議会の一般質問で、室﨑正之議員が「国民健康保険会計について」「水鳥観察館を中核とする事業について」について質問し、町長、町民課長、保健福祉課長、環境政策課長が答弁しました。
- 質問者
- 室﨑正之 議員
- 答弁者
- 町長、町民課長、保健福祉課長、環境政策課長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 1番
さきに通告いたしました一般質問通告書に従いまして質問いたします。まず第1に、国民健康保険会計についてであります。国保会計の悪化をもたらす要因について、まずお聞きいたします。歳入における要因と歳出における要因を分けて、わかりやすく説明してください。2番目に、国保会計の健全化のためにということでお聞きいたしますが、まず第1に、厚岸町はどのような施策を今日まで展開してまいりましたでしょうか。また、これからどのような施策を進めていくお考えか、これを具体的に説明していただきたいわけです。また、今まで行ってきた施策及びこれから行おうとしている施策の効果について、みずからどのように評価しているのか、これについてもお示しいただきたいわけであります。次に、これは全国的な傾向ではありますが、医療費が増加していく、それが国保会計を圧迫しているという話はよく聞きますが、厚岸町においてこの医療費の増加というもののうち、どの程度が町民のQOL、生活の質と申しますが、これは疾病や障害あるいは健康状態、そういうものをいわば視座に置いて見る日々の生活の充実度、快適度というふうに私はとらえているんですが、そういうQOLの向上、健康状態の改善に寄与しているのか、その点はどのように評価なさっているか、お聞かせを願いたいわけです。最後に、これは昨年の12月号だと思いますが、広報あっけし、ナンバー 678号ですが、これによりますと、国保会計が非常に大変な状態であるという記事がございました。その中で、医療費の増大ということが大きな問題だということが書いてありました。そこで、町民のちょっとした心がけ一つで医療費を抑えることができるというふうに書いてありました。その町民の心がけによって、かかりつけ医をつくりましょうと、早期発見・早期治療に努めましょうと、はしご受診をやめましょうということが書いてありました。したがいまして、町民の心がけにより、このかかりつけ医をつくり、早期発見・早期治療に努め、はしご受診をやめると、何割程度医療費を抑えることができるのか、これについてもその効果予測、なお記事の根拠を示していただきたいわけであります。次に、水鳥観察館を中核とする事業についてお聞きいたします。水鳥観察館、これは平成7年4月から供用開始したというふうに覚えておりますが、水鳥観察館を中核として、厚岸湖・別寒辺牛湿原を活用したまちづくりのために、どのような施策が展開され、どのような効果を上げてきたか説明してください。水鳥観察館の設置目的、水鳥観察館を中核として展開された施策の意図、そして今後の展望を含めて具体的に説明していただきたいわけであります。また、その施策全体は、議会ないし町民に対してはどのような形で示されているのか、ご説明をいただきたいわけであります。以上、1回目の質問といたします。
答弁 町長
1番、室﨑議員の質問にお答えをいたします。1点目の国民健康保険会計に関するご質問で、まず国保会計の悪化をもたらす要因は何かとのお尋ねであります。歳入における要因といたしましては、国の負担金の引き下げがあります。昭和59年度におきまして、国が負担する療養給付費など負担金の負担について、医療費の40%だったものを、給付費の40%に変更いたしました。この結果、調整交付金を含む国の負担率は、医療費ベースで45%から38.5%に引き下げられました。この負担率の引き下げは、この年創設された退職者医療制度の施行により、町が負担する退職者医療該当者分の医療費負担が軽減されることによるものですが、国保は他の健康保険制度と違って所得ゼロの世帯があること、さらに、かかる医療費の多い高齢者の加入が多いという国保が抱える構造的財政力の弱さという状況があり、この昭和59年の国の負担率の変更がなかったと仮定した場合、歳入における悪化要因として現在も大きく影響していると言えます。また、特別調整交付金で交付される国の補助事業が保険者の責任で努力すべき事業として補助対象外になり、町単独費で賄うということも少なくありませんし、現在は該当しておりませんが、保険税の現年度分収納率が低いことによるペナルティーもございます。平成15年度では、現年度分収納率が93%以下の場合、普通調整交付金の5%が削減されることになっております。次に、保険税の滞納分収納率が低いこともございます。平成14年度決算におきましては、医療分、介護分合わせた現年度分収納率は 94.05%でございました。現年度分の収納率につきましては、平成元年には86%台でありましたものから、平成6年度以降94%を超える収納率を維持しているところです。しかし、滞納分はいといますと、10%に満たない収納率でございまして、年度末の滞納繰越分調定金額7,593 万 3,802円に対し、収納額は 683万 3,704円、収納率は9%でありました。平成14年度末決算では、滞納繰越総額 8,491万 9,973円が翌年度繰越額となっています。過年度分の滞納世帯については、現年度分の納付督励も含め、ほとんど戸別訪問を中心とする計画的納税相談を設置しているところですが、現年度分の収納率も94%を目標に推進しているところであり、過年度滞納分の収納率の引き上げには、いま一つ壁を突き破られていない厳しい実態がございます。過年度保険税が 100%納付されたとした場合に、国保税率などの引き上げ要因が解消されるわけではありませんが、引き続き努力課題であります。次に、歳出における要因についてございます。歳出要因は、やはり医療費の増加と老人保健拠出金の負担であります。退職被保険者の医療費は、退職被保険者が納める保険税が充てられ、不足する分は社会保険検診報酬支払基金から交付されますから、退職被保険者の医療費が一般被保険者の負担に影響することはありません。しかし、一般被保険者の医療費の増加は、国や道の負担を見込んでも、2分の1は保険税で負担することになりますから、直接影響が出てまいります。さらに、老人保健拠出金も2分の1を保険税で賄う仕組みですから、国保加入老人の医療費の増加に伴って拠出金もふえることになり、この影響が直接出てまいります。提出させていただいている資料で比較をさせていただきましたが、一般会計から税収不足分の繰り入れが大きい平成13年度と平成14年度の比較では、一般被保険者医療分の保険税と国・道の医療費に係る負担の合算額は3,707万円、4.7%の伸びに対し、一般被保険者の医療費及び老人保健拠出金の2分の1の額の合算額は1億2,135万円、14.4%の伸びとなっており、一般会計からの繰り入れの増加要因になっているところでございます。次に、国保会計の健全化のために町はどのような施策を展開してきたか。また、これからどのような施策を進めていくのか。さらには、これら施策の効果についてどのように評価しているのかとのご質問でございますが、国保事業における安定化施策の柱は、全国の国保事業者の取り組む課題として、昭和62年度に、収納率の向上による財源確保、レセプト点検などの適正化対策による医療費削減による財政効果を上げる、保健活動の充実、この3本を国保推進事業として示されてきたところでございます。当町では、平成4年度から国保税の収納率対策事業として非常勤の徴収員を配置し、現在もその体制を維持しながら、収納率の向上と維持に努めてきております。また、レセプト点検は、医療機関から請求された診療内容を再点検することを言いますが、これは専門知識が必要なことから業者に委託をしているところですし、国保資格を喪失していて保険証を戻す届け出前に国保で受診してしまったケースなどは国保担当係がその対応をするわけですが、こうした効果は平成14年度実績では国保で約480万円、老人保健で約350万円でございます。これは支出を削減する直接の効果でございます。この部分でのこれからの施策の展開としては、これまで取り組んできました施策をベースに、これを継続しながら、国保制度や収入、支出の仕組みについて理解していただく努力を積み重ね、さらに効果の向上を目指していきたいと考えているところでございまして、平成16年度におきまして国保徴収の非常勤職員を1名、国保担当係に臨時事務職員1名をふやし、保険税徴収業務及び国保資格の適正化への効果を目指そうと考えているところでございます。また、平成15年度では、平成13年度1年分のレセプトの分析を実施しました。分析は、疾病中分類 119分類の受診状況に加え、生活習慣病や高額医療費について分析したものでありまして、今後、分析内容を研究し、健康づくり施策に活用していくことにしております。保健活動としては、国民健康保険加入者も含めた町民全体の対応として、総合健診を初め、各種の健康診査、健康相談、予防接種、栄養教室などの事業を行ってまいりました。平成12年、保健福祉総合センターあみか21の完成とともに、機能訓練による健康づくりにも力を入れ、転倒骨折予防教室や地域へ出かけて出前講座などを行っております。これからの施策の進め方でございますが、国民健康保険で行っておりますレセプト分析の結果も参考にしながら、今まで実施してきました事業内容の検討を行い、健康づくりに効果のある事業展開を図ってまいりたいと考えております。次に、これまでの施策における評価についてのご質問でございますが、歳入財源を確保する保険税の収納対策、これは保険税単独のものではなく、町税全体の業務の中での保険税というものになりますが、直接窓口払いにおいでいただけない方への口座振替制度の勧奨や、年間の計画的納税のための個別相談業務などの取り組みを通して、釧路支庁管内でも高いレベルの収納率を確保してきているという点では評価をいただけるものと考えます。しかし、高い理想としましては、自主的に納付していただける比率をいかに高めていけるかということでありますし、昨今の厳しい経済状況の中での保険税の引き上げでありますだけに、収納率の低下という現実も想定せざるを得ない背景もあり、理想と現実の中でのさらなる効果を求められているとの認識でおります。歳出の削減対策では、国保担当部門における受診内容点検、国保資格の適正な管理、さらには医療費をなるべくかけない施策としての保健や予防の分野になってまいります。ここ何年か、医療保険制度や老人保健制度などの改正が続いており、これに対応する業務が最優先する中で、受診にかかわる国保資格の把握、管理についての研究や検証が十分であったかという課題も残されているとの認識でおります。さらなる効果を出すためにも、研究を強めていきたいと考えています。保健活動の評価についてですが、健康づくり事業へ参加した町民からは、体の調子がよくなった、また参加したいという声も聞いており、事業の効果があったと考えておりますが、それぞれの事業評価がきちんとなされていない状況のため、今後は評価についての取り組みが必要と考えております。次に、医療費の増加のうち、どの程度が町民のQOLの向上、健康状態の改善に寄与したと評価しているのかについてでありますが、医療費によるQOLの向上、健康状態の改善につきましては、病気が治り健康になるということでは効果があるものと言えますが、生活習慣病などの慢性的な病気の中には、医療だけでは効果を上げるのが難しいものも多くあります。また、病院にかかるほどではないが体の調子の悪い人、高齢化に伴う体の機能の衰えた人については、健康づくりや機能訓練によりQOLの向上、健康状態の改善に効果が認められております。このようなことから、医療費の増加した理由にもよりますが、医療費の増加とQOLの向上、健康状態の改善との因果関係は、必ずしも一致するものではないものと考えております。次に、広報あっけし12月号の国保の財政状況の記事の中で、「医療費を抑制するためには」との中見出しで、かかりつけ医を決めましょう、早期発見・早期治療に心がけましょう、はしご診療はやめましょうとの記事を掲載していることについて、何割程度医療費を抑えることができるか、その効果予測を示していただきたいとのご質問でございますが、医療費全体のどの程度の効果が出るかというデータはございませんので、どの程度の医療費抑制効果につながるものかとの数値や金額についてはお示しできないことをご理解ください。医療費抑制という視点では、不慮の事故などによるけがは別にして、病気にかからないことが最大効果であるということは言うまでもありません。その予防のためにどうあるべきかということが基本になければならないわけであります。広報あっけしの内容は、保険給付事業の運営を預かる保険者の提案として、国保会計の医療費支出がふえることにより、加入者の皆さんの負担もふえる。したがって、節減できる条件の一般論でございますが、各種検診による早期発見・早期治療で重症化・長期化を防止する。体調がすぐれないときに、その不安からあちこちの医療機関にかかるよりは、かかりつけの医者がいることにより、いろいろ相談ができ、安心して治療に専念できる。より高度な治療を要する場合には、その専門の治療ができる医療機関を紹介してもらうなど、重複検診をなくすることによる医療費の節減を申し上げたところでございます。もちろん、どういう体調不安があって、どこの医療機関にかかるかは、ご本人の判断によるものでありますし、実際に治療中であっても症状が改善しないなど、医療機関の治療に納得いかないことにより、別の医療機関にかかりたいというケースが現実として日常的にあることも理解した上で、そこまでやめてくださいということではないということをご理解いただきたいと思います。先般、質問者から、町立病院の医師が定着していない中、かかりつけの医師を持つことについての率直なご指摘をいただきました。当町のように民間も含め医療機関が少ない現状の中で、一般論だけで進めるのかという課題はありますが、町立病院の果たす役割の期待にこたえるよう、体制の充実に引き続き努力していかなければならないと考えているところであり、21世紀の厚岸町のまちづくりの柱の一つとして、町民の皆さんと一緒に健康づくり、疾病予防を町を挙げてスローガンにできるよう、「みんなすこやか厚岸21」の諸課題を一つ一つ地道に推進していかなければならないと痛感しているところであり、そのために、役場の関係部局の横の連携を一層密にできる体制の確立も含め、進めていかなければならないと思っているところでございます。続いて、2点目の水鳥観察館を中核として、厚岸湖・別寒辺牛湿原を活用したまちづくりのために、どのような施策が展開され、どのような効果を上げてきたかとのお尋ねについてでありますが、ご案内のとおり、水鳥観察館は平成7年4月にオープンし、平成16年末をもって開館10周年を迎えるに至っているところであります。同館の業務は、大きく分けて、湿地・水鳥などの保全、保護、普及啓発、調査研究、モニタリング、研究者及び指導者などの連携、釧路ウェットランドセンターほか類似施設との連携、協力などであります。主催事業としては、探鳥会、別寒辺牛湿原講座、各種体験学習の実施。調査研究活動としては、同館周辺野鳥記録、タンチョウ行動記録、カモ類分布調査、オオワシ・オジロワシ飛来数調査、さらには傷病鳥獣収容活動、別寒辺牛川カヌー乗り入れコントロール、学術研究にかかわる支援などの業務を行うこととしているところであります。これら業務は、同館開館以来継続して実施してきたところでありますが、具体的には、制度的なものとして、平成7年5月に別寒辺牛湿原カヌー乗降施設利用指導要領、いわゆる別寒辺牛川カヌー乗り入れの制限の制定、平成8年度に厚岸湖・別寒辺牛湿原学術研究奨励補助金制度を創設し、運用してきているところであります。また、普及啓発事業としては、年4回から5回、別寒辺牛湿原講座の実施、年間を通して月1回の野鳥観察会の実施、自然の素材を使った工作体験事業の開催、ハクチョウ飛来日当てクイズなどを実施してきております。さらに、NTT東日本との連携により、平成9年10月から平成13年3月まで、野外観察カメラによる別寒辺牛湿原の画像をインターネット上でライブ放送を行ってきました。現在は静止画像でありますが、引き続き環境省自然保護局・生物多様性センターのホームページ内にあるインターネット自然研究所の国立公園野生生物ライブ映像として発信継続中であります。これらの業務の成果は年次的なデータとして蓄積されており、開館以来10年目を迎えて、経年的有効なデータとして活用できる段階まで達してきているものと認識しているところであり、今後さらに正確なデータ収集及び蓄積が必要と考えているところであります。これらの施策展開により、まちづくりにどのような効果を上げてきたかについて、具体的数値ではお示しできませんが、厚岸湖・別寒辺牛湿原がいかに特徴的かつ貴重な自然資源であるかが全国的に注目され、湿地・湿原をテーマとする調査研究について、多くの研究者が調査研究活動のフィールドとして当町を選定することにより、学術的な資料の蓄積が進み、活発な人的交流も図られるようになりました。また、別寒辺牛湿原の持つ環境浄化、気象緩衝、再生力機能が厚岸湖に大きな恩恵をもたらしていること。さらに、これが良質な魚介類の生産に寄与しているという意識啓発につながり、湿原と厚岸湖を保全する必要性が漁業関係者及び広く町民に浸透しつつあることは、第1次産業を基幹産業とする当町にとっては、極めて大きな効果ではないかと考えているところであります。今後の展望につきましては、経年的に蓄積されたデータの集計、分析及び評価などを行うとともに、全国的な視野のもとに関係機関との連携を図りながら公表し、だれもが活用できる機会を提供してまいりたいと考えているところであります。また、これら施策全体について、議会及び町民の皆さんへどのような形で示されているかという点についてでありますが、インターネットホームページによる情報提供以外では、町広報紙への記事掲載を行ったほか、平成14年度から年4回、おおむね四季に応じ水鳥観察館だよりを発行し、当該紙面により各種業務の情報提供などを行っているところであり、水鳥観察館を中核として厚岸湖・別寒辺牛湿原を活用したまちづくりというトータル的な形としての周知等は、これまで直接的に行ってきていないのが現状であります。今後、同館のまちづくりにおける果たすべき役割を再認識した上で、実現可能な総合的施策の企画立案と実施、さらに、これらの効果的な周知等について取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上でございます。
質問 1番
今回、議長を通じて理事者の方から、なるべく一般質問の通告書はわかりやすく書くようにというふうに言われまして、私自身もなるべく詳しく書こうと思いまして、こういう書き方にいたしました。何か聞くところ、ちょっと意地の悪い質問の書き方だというような評価もあったようですが、私としては、むしろ聞きたいことをなるべく親切に書いたつもりですので、どうかその点はこちらの意図はわかっていただきたいんです。といいますのは、評価、評価と書いておいたんですが、これからやはり行政評価ということをきちんとやっていかなきゃならない時代だろうと思います。そうすると、まず自己評価ということをきちんとして、そしてそれを実態調査をしながら、果たして予想した、あるいは自分で考えていた評価どおりの結果が出ているのかということを見ていかなきゃならないと、そういうふうに思いましたので、あえて今回はそういう書き方をしておりますので、意のあるところお酌み取りいただきたいわけです。それで、今回、この前の議会で、議会としては賛成いたしましたけれども、国保税の大幅な値上げということが出ました。これは、これによって国保会計が町民の目から見て健全になった、あるいは負担が少なくなったというものでは全くありませんですね。今までいわゆる不足部分を法定外組み入れというんですか、繰り入れというんですか、そういう形で一般財源から入れていたもののいわば財源の振替にすぎないと。したがって、今までは間接的に町民の負担であったものが、今度は直接の負担になったというだけのことでありまして、直接、間接という部分を今ちょっとこっちへ置いて言うと、町民の負担は変わらないということになるわけです。そして、歳入の要因、そういう国保会計の悪化、町民の負担がどんどんふえていく、そういう状況はなぜ起きるのかというと、結局、国がいろいろな理屈をつけてその負担分をどんどん減らしていくというのが国保会計のこの10年なり15年の歴史そのものだということも、今回、担当者からいろいろと詳しく教えていただきました。今それを一々言う必要もありませんが、そして、結局なぜそんなことが起きていくのかということの一つに恐らくあるのではなかろうかと思うのは、これは国民健康保険団体連合会というところのホームページで出ているものに、これは議会でも何回も議論のときにもありましたですけれども、国保は助け合いの制度ですという書き方が真正面から書かれております。そうすると、国保というのは互助会なんですね。その互助会に国がちょっと手をかしてやっているにすぎないという書き方をしているわけです。そういう観点からいけば、国の負担率をどんどん下げていくことに、さして問題はないことにもなるのかなと思うわけです。ただし、国民健康保険法の第1条は決してそういう書き方をしておりません。ここでは、国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もって社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的とする。それから、第4条の1項では、国は、国民健康保険事業の運営が健全に行われるように努めなければならないと、こういうふうにはっきり書いているわけです。この法律の文言を素直に読めば、どうして国保は助け合いの制度ですというような話が出てくるのかなと私は思います。ただ、今その話に終始をしていますと次の話に進めないので、これは私の今質問するときの基本姿勢というふうにとらえておいていただいて、話を次に進めてまいりますが、歳出の大きな要因は医療費の増大であると、こういうふうにおっしゃいました。要するに、入ってくる方がどんどん小さくなって、出ていく方が大きくなれば、中身はどんどんとおかしくなるのは、これは当たり前のことです。足し算と引き算ですから。ですから、国保会計というものの最も大ざっぱで最も単純にして物を言いますと、これは私が今病院にかかると、国保でかかる、そうしますと、3割の負担を自己負担として行って、残りの7割を国保会計から支出すると、こういう形でございますよね。これが何というんですか、人によってちょっとその何割というのは変わることもあるでしょうけれども、要するに一部を本人が負担して、残りについては国保会計から出す。だから、国保会計を黒字にするのは実に簡単でございます。みんながお医者さんにかからなきゃよろしい。だれも使わなければ黒字になります。しかし、それでは国保という制度をつくった趣旨に反しますね。みんなが安心して要するに非常に大きな経済負担がなく、疾病、負傷、そういうときに医療をきちんと受けることができる、それが国保というものの制度ですから、趣旨ですから、皆さんお医者さんにかかるのをやめましょう、そうすれば国保会計は黒字になりますと言ったのでは、これは自己矛盾だということです。そういうわけで歳入と歳出については、どちらにもこういう大きな要因があるということがわかったわけですが、結局は今、厚岸町がこの国保の健全化をもたらすためにやらなければならないことは、1つは歳入を少しでもふやす、1つは歳出を抑えるということを行って、それが今、私が申し上げたように、国保という制度の趣旨に反しない形で行わなければならないということだと思うんです。それで、歳入に関しては、今、答弁の中では未納者からのいわゆる収納率を上げるということをおっしゃっていました。と同時に、これは町長お願いなんですが、国に対して、それが今すぐ効果があるかという話になるといろいろ問題ありますけれども、やはり大きな声で、実質的な負担率をどんどん下げて国保の赤字をつくっていくような国の負担の引き下げ、これをやめてくれと、あるいは、もとへ戻してくれということは常に言っていかなければならない問題であるなと、そのように思いましたが、その点はいかがでしょうか。それから、収納率の問題については、確かにこれをやっていかなければなりません。ただし、今回、一般財源の繰り入れから国保税の値上げという形で直接の町民の負担にいわば財源移譲が行われた結果、この未納者というのは、片手でベンツを乗り回しながら国保税を払わない人というのは恐らくいないと思うんですよ。やはり生活が苦しいために払えないという悲惨な状況があるというふうに思われますよね。それは100人に1人、1,000人に1人には特殊な例外はあるかもしれないけれども、概してそうだと思います。そういう中で収納率を上げろといっても、これはなかなか大変なことだということは、みずからおっしゃっていらっしゃいますね。この点については、今後の予想というものが今回のこの国保税の値上げによって収納率は下がるのでないかと思われるんですが、そのあたり率でどの程度に予想しておりますでしょうか。それから、次に、国保会計の施策。今の問題とも絡みますが、それで、1つには収納率を上げる。レセプトを調査して、いいかげんな診療というものを抑え込む。適正化を行う。これは確かにそのとおりですし、これは進めなければならないと思うんです。それで、前に条例審査委員会のときにもちょっと私触れましたが、そのときの答弁の中に、国保会計が非常に健全にといい ますか、少なくとも一般的な町村よりはうまくいっている町がある。たしか道南の方の何とかという町を例に挙げておっしゃっていましたが、そこでどんなことをやっているんでしょうか。その点についてお答えをいただきたい。それで、厚岸町でも町民の皆さんに健康になっていただく、いわゆる疾病、障害、そういうようなものから少しでも、生活の質というんですかね、それを上げていただくような方向になってもらうと、その分だけ医療のお世話になる部分が減ってくる。そうすると、国保の持ち出しもそれだけ少なくなるであろうと。これは、だれしも予想ができるところです。そういう意味でも、もちろんそれだけでやるのではないんですが、いろいろな健康づくりをやっているというふうに今回はおっしゃっています。ただ、私は、ちょっと後半のところでも思ったんですが、というような各課の間のきちんとした連携があって町としてこういうことをやっているのだろうかと。今回、私がこういう質問を出したから、こういう答弁になって出てきただけではないのかという気がしてしようがないんですよ。それで、その点については今までどうだったのか、もう一度きちんと答えていただきたいんです。それで、どうも今までの私の感じからいくと、これは私のうがった見方かもしれませんが、国保会計の健全化のために歳入、歳出それぞれの要因を抑えて ―― 今回歳出ですね、今 ―― 歳出が膨らんでいくのを抑えるということになったときに、一課一係、すなわち国保の係、そこでやればいいんだと、だから収納率を上げなさいというような話で終わっていたのではないのかという気がしてしようがないんですが、その点はどうなんでしょうか。それで、次に、QOLの向上、健康状態の改善に寄与しているのかどうかということをお聞きするわけですが、実は医療費がどんどん増大する、しかし、それによって町民の日々の生活が非常に充実し、快適な生活を送るために非常に役立つんだということになったら、医療費を抑え込もうというわけにはいかないですね。これは必要なお金だということになるわけですよ。だから、医療費が増大しています、医療費が増大しているから国保会計が大変です、抑えてくださいと短絡的にはいかないと思うんですね。そこで、医療費が増大していることの意味の評価、医療費が増大しているという事実の評価ですね、それがあって初めて抑えてくださいとか、もっと使ってくださいとかいうことになっていくと思うんですよ。その点について今のこの答弁を見ますと、医療費の増大というのはQOLの向上には寄与していないというふうにおっしゃっているんですが、因果関係はないというふうにおっしゃっているんですが、これはどういう根拠に基づいておっしゃっているんでしょうか。調査はなさっていますか。それで、次にまいります。次に、広報あっけしの記事なんです。ここでは、これは条例審査委員会のときにもちょっと私申し上げましたけれども、甚だびっくりするようなことが書かれているわけです。この文章を素直に読みますと、決して今の町長の答弁のようには読めないんですよ。国保税の占める割合というのがこうですと、医療費がふえているんですと、医療費を抑制しなければなりませんということが書いています。そして、かかりつけ医を決めましょう、早期発見・早期治療を心がけましょう、重複受診はやめましょうと、こういうふうに書いているわけですよ。これを読んで町民はどういうふうに思ったかということです。それで、多少ざっくばらんな話をさせていただきます。あなたのちょっとした心がけ一つで医療費が抑制できるのかということなんです。それについて私がお聞きしたら、それについては何割程度抑制できるとか、そんな効果については何も言えないと、こういうわけですね。それでは、何を根拠にこういうことを書かれたのかという話になります。ただ、そんな話だけ言っていたのでは、まるで揚げ足取りですから、もう少し具体的に申します。「かかりつけ医」という言葉は非常に使う人によって意味が違うようでして、なかなか統一できないので、これはいわゆる欧米にいうところのファミリードクター、家庭医学会、そこでいう家庭医ということが今、非常に言われておりますが、それと同じ意味に私は解釈させていただいて考えます。そうすると、いわゆる一次医療の全般、すべてについて守備範囲とすることのできる、そういう専門医を家庭医というわけですね。二次医療、三次医療に対しては家庭医からつないでいくということになると思うんです。今、厚岸町で、町民1万2,000人がこの広報あっけしを読んで、なるほど、なるほどと、このかかりつけ医、家庭医をつくらなきゃならないなと思ったときに、それに対応する体制があるんですか。その次に、早期発見・早期治療です。これは確かにいわゆる検診と言われる分野だと思いますが、これは厳密な意味での予防ではありませんよね。病気にならなければ発見もできないわけですから。この早期発見・早期治療については、検診体制というのは現在どういうふうになっておりますか。それは、町民1万2,000人に対応する意味での体制として十分な体制がとられておりますか。また、そういうような検診体制に対して町民がどのように反応といったら変ですが、対応しておりますか。その動向についてもお知らせをいただきたい。それから、その次に重複受診、要するに1つの病気で2つ以上にかかるということでしょうね。これについては先ほどのところでも一生懸命、町長の答弁でもって、いや、真意はこうだというような話をおっしゃっているんですが、これを見た人はまず言いました。「セカンドオピニオン」という言葉が今、医学の方にあるそうです。早く言えば2番目の意見ですよね。Aという先生にかかって、あんたはこういう病気だ、大変だと言われたけれども、納得できないときにはBという先生にもう一度かかって、そして同じことを言ったら納得しなさい。違うことを言ったら、そこでもっていろいろと考えなさいというようなことをどんどん勧めるんですよ、むしろね。こういうセカンドオピニオンというような考え方には、これはむしろ反するのではないかというふうに、これを見ただけでは読めるんですよ。今日の答弁を聞いたら、そうじゃないという話が書いているんですよ。でも、町民はこれを読んだときに、今日の答弁は聞けないんです。それで、なお申し上げますが、この書き方では、ちょっとした心がけが悪いから重複受診をするんだというふうに読めるわけです。しかし、ここで町長にお聞きします。町立病院の開設者としてお答えいただきたいんですが、私は重複受診をしなければならない目に町民が遭っているんじゃないかと思うんですよ。例えば、先生がかわった。行った。そうすると、治療方針が全く変わる。前の先生はこういうふうにやれと言ったんですけれどもというようなことを言った途端に、私が信用できないのかといって怒鳴りつけられた。こういう目に遭ったことのある町民は町長、一人もいないとお考えですか。また、先生があんたこういう病気だよと言ったんだけれども、どうも納得できない。それで、先生、物の本を読めばこうなんですけれどもとか、あるいは先生ちょっと、おなかがあんたは悪いというんだけれども、私は頭も痛いんですとか、いろいろなことを、自分の病状を一生懸命聞こうとすると、うるさそうにして看護婦さんに早く引き取ってもらえというようなことを言う。そういう目に遭った町民が一人もいないとお考えですか。あるいは、今までの先生は早く言えば赤い玉の薬を10錠出してくれていた。ところが、先生がかわった途端に青い玉の薬1錠しか出ない。そして、前の先生は、はい、よく頑張ったねと、少し成績がよくなりましたよってなことを言ってくれていたのに、今度の先生はいきなりカルテか何かを見て、あんた何やっているんだと、ちゃんと節制しなきゃだめだと頭から言われるような物言いをされた上に、90日分の薬をぽんと出される。じゃ節制しなさいといったって、どういうことをやっていいのかの説明は一つもない。そういう目に遭ったことのある町民が一人もいないとお考えですか。こういう目に遭った町民は、これは町立病院にかかっていても、ほかの病院へ行きますよ。重複受診せざるを得ない。あるいは、前の委員会のときに町長おっしゃった。厚岸町の医療費が実は厚岸町ではほとんど使われていない。7割も早く言えば釧路だとか、そういうところに流れてしまっている。これはどうしてなのかということを調べなきゃならない。これは大いにこういうことと、もしあるとすればですよ、関係しているんじゃないか、そういうふうに思うんですよ。だから、このあなたのちょっとした心がけで医療費が抑えられるというのは何を根拠にして出てきたのか、きちんと答弁してほしいんです。こういう点できちんとした認識がない中で、医療費の増大を抑えるために、いわば町挙げての取り組みをしようとしても無理ではないですか。それで、この答弁の最後のところに、「みんなすこやか厚岸21」の諸問題を一つ一つ地道に推進していかなければならないと痛感していると町長はおっしゃいました。そして、そのためには役場関係部局の横の連携を一層密にする体制の確立も含めて進めていかなければならないとおっしゃるけれども、この記事を見ている限り、そういう体制はゼロですね。この点についても、きちんとお答えをいただきたいんです。次に、水鳥観察館を中核とする事業についてということを……。それで、申しわけないんですが、今回の質問が終わってからでも結構ですし、できれば早くということでいいんですけれども、水鳥観察館の中で皆さん、議会の中でも興味を持っている事業の一つに学術奨励金という制度がありまして、何年か前に資料で一覧表をいただいているんですが、その後もどういうふうに動いてきているだろうというのが、ちょっと先ほど話をしたら皆さんのお手元へ回っていないというので、これは私を含めてみんなに教えていただきたい。よろしくお願いします。それで、質問に入りますが、私は水鳥観察館の設置目的というところから説明をしてほしいんだというふうにお聞きしたんですが、残念ながらこの答弁を聞いている範囲では、今まで水鳥観察館でこんなことをやってきましたというのを、あれやりました、これやりましたというのの報告にすぎないような答弁になっているところはちょっと残念なんですけれどもね。これは平成7年に供用開始をしています。平成6年に建築に入っていますね。2億600万円、そのぐらいかかりましたか。国がつくっています。ですけれども、その発端となったのは、たしかささやきの丘計画とか何とかいったと思うんですが、いわば湿地を含めた厚岸町の環境保全、それはもっと大きく言うと、町長もおっしゃっている資源循環型の厚岸町の産業構造の育成という大きな流れの中で、あの地域というものがどのような位置にあり、どのようにこれを保存し、利活用していくのかということでの計画があったと思うんです。その中で、厚岸町として拠点を一つつくろうというような話がありましたですね。それが、国の方で、よしよし、おれがつくってやると言ったのかどうか知りませんが、最終的にああいう形になって出てきたということで、これを使って何をやるという部分はもともと厚岸町が持っていたものですから、国の施設だから、それができたところで考えましたということではないですね。平成7年に、これも当時私いただいていたんですが、この厚岸湖・別寒辺牛湿原ふるさと計画というものが当時、総合的ないわば計画が立案されていますね。そこで見ますと、これは結局は最終的には自然と人間及び産業の共生、漁業の保全と活性化、自然と食文化の共生、湿原及び厚岸湖の保全と利用、ラムサール条約による地域振興、そして交流によるいい町・いい味・いい仲間づくり、人づくり、こういうようなことを一つの柱に置いたまちづくりというものの最終目標としていろいろな施策が進んでいく、その中の中核の一つとして水鳥観察館ということを位置づけるというフロー図があります。そういう大きな政策全般の中で水鳥観察館の事業というものが決まり、そして、それが行われていくという全体図について説明していただきたいんです。今のお話ですと、水鳥観察館で事業としてこれやりました、あれやりましたという話で、そういう大きなまちづくり全体の中でどのように位置づけられ、そして、その一環としてどういうものが進められてき、そこでどういう効果を上げ、これからどのように展開していくのかという話が見えないんですね。再度その点についてもお聞かせをいただきたいんです。そういう全体図が町民や、それから、この議会に余り示されたことがないように思うので、この点をきちんと示していただきたいと、そういうことなので、よろしくお願いいたします。
答弁 町長
まず、私から大まかなことについて答弁をさせていただきたいと存じます。まず、2点について。1つは、国保に関連しての私の国に向けての姿勢の問題がございました。このことについて答弁をさせていただきたいと思いますが、第1回目の答弁でお答えいたしましたが、今日の国保の状況、悪化の一途をたどっておるわけであります。これは厚岸町のみならず、全国の大きな課題になっておるわけであります。その原因については、やはり加入者の高齢化、さらには低所得者の増加、さらには小規模保険者の増加、保険料の収納率の低下等々が、先ほども答弁いたしました、大まかにすると、こういう要約になるだろうというように考えておるわけであります。そういう中で、実は昨年の3月、こういう全国の自治体の国保が赤字であるということで、閣議決定したことがございます。といいますのは、赤字を解消しようとする我々の考え方の要望にある程度国もこたえたのではなかろうかと思うわけでありますが、その決定された医療保険制度改革の基本方針におきまして保険者の再編・統合が示されました。この中に、国保については都道府県単位を軸とする方向が示されたわけであります。そのガイドラインを今、編成中であるわけでございまして、これは北海道町村会のみならず全国の町村会としても、自治体としての考え方をさらに申し上げながら、今日の国保の悪化についての対策について強く今、国に要請をいたしておるところでございます。厚岸町といたしましても、連携を密にしながら各自治体と強力に要請をしてまいりたい、かように考えております。さらにはまた、重複診療に関しての厚岸町立病院の関係に対して、開設者としてどうかというご質問でございます。ただいま室﨑議員から厳しい指摘がございました。私は、厚岸町立病院の意義については何度も話しております。地域住民の生命と健康を守る極めて重要な施設であると。病院が赤字だ、国保が赤字だ。しかしながら、町立病院がなくなっていいのか。これはとんでもない話であります。開設者としてのみならず厚岸町長としても、病院は継続すべきものであると考えております。しかしながら、そこには改革も必要であります。そういう点を念頭に置いておるわけですが、やはり患者と医師の信頼関係なくして改革も含めた厚岸町立病院の発展はございません。そういう意味において、患者が医師から厳しいことを言われた、さらにはまた信頼関係が失われた、そういう中で重複診療が可能か。私は室﨑議員と全く同様であります。そういうことが原因で過去にはあったかと思います。しかし、現在の厚岸町の町立病院の医師体制においては改善をされたのではなかろうか。私が願っております患者と医師との信頼関係がますます深まっているのではなかろうか、かように考えております。だからといって、私は重複診療についてだめだという強制できるものでないことも事実であると思います。これは、人によっては、やむを得ないときもあろうかと思います。仮にがんとして、病名のがんです、がんとして言われた。そうすると、町立病院もある、さらには釧路の各病院がある。本当かどうか、また検査をして調べてみよう。人間の心理としては、そういうこともあり得るだろうと思っておりますが、しかしながら、一番大事なのは、重複診療をなくするということは、医師と患者との信頼関係であると私は思っております。そういう意味におきまして、町立病院も改革を含めて町民の負託にこたえ、また信頼される町立病院として大きく生まれ変わっております今日の状況をお話しするとともに、どうか町立病院の医師の方々も信用していただきたい、町民に大きく声を高くしてお願いを申し上げる次第でございます。その他の問題については、各課長から答弁をさせます。
答弁 町民課長(町民課長は2004年12月まで)
国保会計の厳しい状況についてのご質問でありまして、この間、税務課あるいは関係課と議論させていただいておりました分も含めて、私の方から関連部分を答弁させていただきたいと思います。先ほど質問者からご指摘のありました税収の問題であります。特に、未納者が実際にある中で、収納率は上がっていくという見通しにはないのではないかというお話がございました。私どもも税率の協議をそれぞれさせていただく中で、通常、税率等改定をさせていただく、引き上げるという中では、他の市町村の状況を見ましても、初年度収納率が下がるという傾向が多く出ているということについては認識をし、その辺の収納率についてもテーブルにのせながら議論をしてまいりました。それで、なぜそのような議論しますかといいますと、結果的に確保すべき財源としての保険税は、収納率が下がったとしても、確保すべき額としては、基本的にはそれを確保しなきゃいけないという問題が出てまいります。その中で、じゃ収納率が下がるから、下げておいて、その分、課税として上乗せをしてかけるのかという問題が一方で出てまいります。そういう意味では、特に現年度分の収納率が100%にいかない、現行でいきますと大体94レベルでありますけれども、残った6%程度についてどうするんだという問題がそこに出てくるわけでありまして、現状、税収不足分としての繰り入れの中で一般会計から繰り入れをしていただいているという処理をしております。そういう意味で、今後についても、基本的には現年度分の未納分については、従来どおりの一般会計からの支援ということを厚く期待をさせていただきながら、収支についての計画をつくろうじゃないかということがスタートでありました。その中で私どもは、そうはいっても、85ですとか90ですとかという収納率の計画というのは、加入者、町民の皆さんに対しても、なかなか胸を張って出せるものではない。きちっと努力義務というものをお示しをしながら計画書をつくろうじゃないかということで、20年度までの収支計画の中では94%を努力目標に歳入を見込もうじゃないかということで、さきの特別委員会の資料としても提出をさせていただいたところでありますけれども、努力目標としましては94%を確保したいと。ただ、現実として90%程度まで下がるという危険性も十分にあるという中での計画のつくり方ですので、現時点での収納率の見込みとしては、そうした状況にあるということであります。それから、道南の瀬棚町の取り組みの問題であります。前回ご指摘をいただいた中で、私どももインターネットで資料を取り寄せながら、詳しい中身について私自身も初めて見させていただいたという状況であります。担当者は研究といいますか、国保連合会から発行されているいろいろな情報の中で、道南の瀬棚町の予防の取り組みについて読んでいたようでありますから、先般のときには、そうしたつまみ食いで道南の瀬棚町でというお話をさせていただきましたが、瀬棚町では平成12年度から特に町ぐるみの予防の取り組み。単なる一過的な予防の取り組みではなくて、医療費を具体的にどう削減をしていくのかというところに着眼を置いて平成12年から取り組みをしてきております。それで、具体的なメニューとしまして、インフルエンザワクチンを全町民を対象に実施をしよう。それから、13年度には肺炎球菌ワクチンの取り組みもしよう。両方とも町民の負担を幾らか軽減しようということで公費助成の制度もつくってきているということでありまして、その後、ピロリ菌の取り組みも導入をしながら、予防ということに力を入れてやっているということでございます。私ども今回の保険税率等の引き上げに際しまして、質問者言われる評価という部分で申し上げますと、これまでは税収の不足分については、一つの厚岸版の制度として、税収の不足する分については一般会計から入れていただければいいという安易な気持ちもなかったわけではないということについては反省をし、国保会計の実態について、今この時点に及んで一般会計からのそうした支援も期待ができないという中で、加入者、そして町民の皆さんに国保会計の実態を明らかにしながら一定程度の負担増についてお願いをしていくという立場について基本的に確認をした。じゃ、医療費が上がって歳入が足りないから保険税だけを上げればいいのかと。そういうことではないだろうということもテーブルにのせて実は議論をしてきているわけであります。そういう意味で、私は、従来の一般会計からの繰り入れ支援ということは、それはそれとして従来のものであったと。それで、一般会計の財政事情の厳しさという事情から、国保会計もある意味では自立をしなきゃいけない。そのことが加入者の保険税負担の増加ということにつながってくるということについては直視をしながら、質問者言われるように、じゃ歳入をふやし、歳出を減らすという手法についてどうするということが課題の初年度だというふうに認識をしているつもりでおります。協議のテーブルの中では、今まで質問者言われるように、じゃ保険と医療と、それから医療給付をします私どもの横の連携はどうだったんだということについても、率直にできていないということについて反省をさせていただいております。そういう意味で、これからどうするんだという部分についても、実は保健事業を推進をします保健福祉課を中心に、町立病院、そして私どもも同じテーブルに着きながら、医療費を削減をするという事業展開について具体的な事業をつくっていこうというところの議論までは、実は税率改定等の議論の中でさせていただいておりまして、そういう意味で、私ども町長答弁の中にも入れさせていただきましたが、平成15年度におきまして平成13年度の国保の医療費、全件数分のレセプトの分析をいたしました。それで、完成品ができてきておりまして、特に厚岸町で課題としております生活習慣病の予防で、こうした課題が例えば漁村地域においてどういう傾向にあるんだろう、それから農村地域においてどういう傾向があるんだろう、同じ市街地でも湖南と湖北の生活の違いという中でどういう違いが出てくるんだろうというふうなことも課題にしながら分析をしていただきましたので、詳しい中身についての検討、研究を今後、保健福祉課を中心にさせていただく中で保健活動に生かしていきたいというふうに話をしてきているところでありまして、そういう意味で、先ほど申し上げましたが、スタート元年という立場でこれから私どもも議論の中に参加をし、さらに横の連携を強めていかなきゃいけないというふうに思っているところであります。それで、広報あっけしの記事の部分につきまして大変おしかりをいただきました。お話ごもっともであります。それで、私ども、記事自体は町民課でつくったものでありまして、いわゆる国保連合会が国保事業者として医療費を削減する手法の一般論としてこうした事業をやっていこう。事業といいますか、目標を立てて、加入者にも理解をしていただこうということについての3本柱でありまして、この3本柱を加入者の皆さんに言葉で示したり、大きな字で示したから進むというものではないことは重々承知をしております。それで、この取り組み、特に重複診療や頻回診療等の、これを削減するという取り組みの中には、保健活動という中で保健師が受診者にきちんと対応するという前提の中での事業効果が生まれてくるというものでありまして、そういう意味では、読まれた方に誤解を与える、これだけで進むんだみたいな誤解を与えたということにつきましては私どもの本意とするところではございませんので、おわびをさせていただきたいというふうに思います。
答弁 保健福祉課長
それでは、私の方から医療費の増大とQOLの向上の関係についてお答えを申し上げます。QOLと医療費の因果関係ということですが、答弁で因果関係は必ずしも一致するものではないと考えていると、このように答弁いたしましたけれども、その根拠ということでございますけれども、その関係についての公のものは、現在のところ私どもの方ではつかまえておりません。一部研究者が幾つかの都市を研究対象として地区別にQOLと医療費の関係について調査をしている、そういう研究者もおります。その結果によりますと、QOLが上がると医療費は下がる、QOLが下がっている、そういう地域では医療費が上がっているという研究結果も出ているという、そういう報告書も目にはしております。ただ、うちの健康増進室の利用者、また骨折予防教室などの事業の参加者などのお話から、こういう機能訓練、健康づくりにかかわってきますと、健康状態の改善に効果があるということが実際認められております。こういうことなどを考えていきますと、先ほども言いましたように、因果関係は必ずしも、医療費がふえたから、それでQOLがよくなるんだということにはならないのではないかというように考えたわけであります。それと、先ほど早期発見・早期治療の関係、検診体制の関係で、町民を対象とした場合どうなんだというお話がありましたけれども、一応基本健診ということで40歳以上の町民を対象に毎年行っておりますが、平成13年度で 933人、平成14年度では 820人の方が一般健康診断を受けております。一応制限を設けてはいませんけれども、前年の実績を勘案しながらその体制をとっているという状況でございます。私の方からは以上です。
質問 3番
本会議、定例会、今日で3日目でございます。諸般の事情があって、本日2名の議員の方が欠席されております。そんな中で、いよいよ日程が詰まれば別でしょうけれども、慎重なる審議をしていく上では、本日は定刻どおりでお願いしたいと思います。
質問 1番
るる申し上げてきましたけれども、まず国保に関してです。いわゆる国保、保険者の広域化を図るという形で各町村、特に町村ですよね、そういう小さな自治体が保険者として全部をしょっているのでは大変だから、都道府県レベルぐらいまで広域化を図ろうという改革が今これから進んでくる可能性が強いと、こういう話でしたね。それについても、またどういう評価があるのかというのは、これはまた私も勉強させていただきますし、またそういうことでのいろいろな議論が出てくると思いますので、これはまたよろしくお願いします。それから、ちょっとこういう席では余りはばかられるぐらい生々しい話をあえて言わせていただいたんですが、町民の中にいろいろと病院の医師の対応についての、これは未来はありませんけれども、過去も現在もいろいろなことがないまぜになって話が出ていますから、10年前の話なのか今日の話なのかわからないような形で言われている場合も大いにございます。ただ、町長はこれは過去の話だと、現在は違うんだというふうに今おっしゃいました。私は、そうであることを願います。ただし、いろいろこういう話については、これからも厳しく検証させてもらおうと思っています。町としても、これはやはりそういう町民の声をくみ上げる、そして検証する、そういう姿勢ないし体制をつくっていただきたい、そのように思います。えてして、これはある町の医師が自分のホームページに書いているんですが、そこで非常に成果を上げているお医者さんなんですが、自分が今の町に来るときに内地の同僚は言ったと。北海道に行くのかと。あそこは給料が高くていいかげんな医療行為をやっている地域だと。そういう言い方をされて大変悔しかったというふうに書いています。そういう目で見られているということがまずあるわけなんですね。これはびっくりしました、私も。それと同時に、何でこの町に来たかということを言っているときに、この人は言っています。その町の町長、そして町のほかの理事者を含めて、きちんとした地域医療の理念を持っていたと。単にお医者さんをお金さえ出せば来てくれるだろう、あとは全部おまえに任せると、一切合財そっちで好きにやってくれというようなところではなかった、こういう言い方をしています。これは非常に大きな、どの町もお医者さんが来なくて泣いているわけですけれども、その中で医師を確保しようとするときの大きなヒントだなというふうに思いました。そして、もちろん町民も、単なるわがままではなくて、健全な批判をきちんとしていかなければならないと思いますし、それについては私もこれから進めていこうと思います。よろしくお願いしたいんです。その上でお聞きしますが、今、瀬棚町のお話を担当課長おっしゃいました。そこでおっしゃったのは、インフルエンザの予防ワクチン、それから肺炎球菌ワクチン、それとヘリコバクターピロリの尿中抗体の検査というようなことまでやっているというお話でしたが、それだけじゃもちろんないわけですね。医師、保健師、薬剤師、診療放射線技師、理学療法士、作業療法士等による健康講話、健康教室などを年間20回以上実施しているというようなこともその中には書かれているそうです。あるいは、情報の提供、開示ということを徹底して行っていくということも書いています。こういうことも非常に大事なんですね。そうすると、町民の健康づくりと一口にくくってしまいますけれども、その中には、いわゆる今、「ヘルスプロモーション」という言葉が非常にはやりですけれども、厚岸町の「みんなすこやか厚岸21」というのはこの思想に基づいて立案されているそうですが、これは何かといったら、自分の健康は自分で管理しようということですよね、簡単に言ってしまえば。自立した健康管理。それをみんな一人一人が責任を持って行っていく教育や体制をつくっていくのは、これは行政の仕事だと、こういうことになるわけですね。そういうもののときに瀬棚の場合には、これは瀬棚町なんですが、ここは診療所だそうですけれども、要するに早く言えば病院ですよ、病院が中核の一つになっているんですね。厚岸町には、そういう体制はありますか。これは福祉課一つの問題ではなくて、やはり病院がそういうものの中核にならなければならないというモデルではないのか。課長の方から瀬棚の話を詳しくおっしゃってくださったので、あえてそのしり馬に乗っかって申し上げますが、その点についてはどのようにお考えでしょうか。それから、次に、国保会計の歳入、要するに収納率の話ですが、90%ぐらいに落ちるかもしらんということですが、90%入ればいいんだということでもって計算して国保税の税額を決めたわけではないんでしょうね。その点、確認しておきます。これ 100%なら一番いいんですけれども、せめて94%入ってもらわないと困るということは、やはりちゃんと考えているんでしょうね、その税額を決めた上でも。その点についてお聞きします。それと、揚げ足取るような言い方で悪いんですが、スタート元年という言い方をおっしゃったんですが、その言葉はちょっと誤解を受けると思いますので。これから今まで以上にきちんとやりたいんだと、そういう全体的な連携ですね、町を挙げての連携をきちんとつくっていきたいんだという意味でおっしゃっているというふうに受け取らせてもらっていいんですね。単にスタート元年というようなことを言うと、じゃ今まで何やっていたんだという話に戻ってしまいますので、その点はもう一度お聞きします。それから、QOLと健康の関係、これについて、QOLというのは、さっきちょっと演壇からも言いましたけれども、疾病とか障害とか健康とか、そういうものを割と観点の中心視座に置きながら考える、本人が快適で充実した生活を送っていると自分で評価できるかどうかという、いわば生活の質というぐらいにとらえておけばいいんじゃないかと私は思うんです。踏み込んでいくと、客観的QOLから実存的QOLとかといって、いろいろな難しい話になってしまいますから、ちょっとそれはこっちへ置いて。そういう生活の質は決して医療費が増大したからといって上がるものではないという意味で、因果関係は乏しいんじゃないかということですね。そうしますと、やはりいわゆる厚岸町でも今いろいろと行おうとしている健康づくりということこそ、この日常の生活の満足度を上げていく、生活の質を上げていく何よりもの方策であろうと、施策であろうというふうに思うんですよ。そのことが実は医療費の軽減につながってくるんだという認識は、これは単に健康づくり係だけが持てばいいというものではないということなんです。そのことをきちんと押さえていただきたい。それから、先ほど町長に申し上げたことにちょっとまた戻るんですが、「インフォームド・コンセント」という言葉がございますね。これは、病気に対処するのはいわば患者と医師の共同作業だという基本的な考えのもとに、医師と患者がきちんと意思の疎通をしなければならないということだと思われるんです。そのときに考えなければならないのは、やはり患者と医師は五分と五分ではないということです。患者の態度が悪いから、おれは怒って言ったんだよでは、お医者さんはプロではないですよ。その点はやはりきちんと意識を持ってもらいたいんです。そして、町長は先ほど過去のことだとおっしゃったんだが、その過去のことでも一遍信頼を失いますと、回復は大変なんですよね。だから、その信頼の回復というのは、やはり日々のインフォームド・コンセントをきちんと行った診療が毎日積み重なっていって、初めて信頼というものを得ることができるわけです。そして、非常に功利的に言いますと、その回復を得て患者が、いわば病院にとってお客さんです、これがたくさん来るようになれば、病院の会計もよくなるわけですよ。ですから、非常に功利的に言いますと、インフォームド・コンセントがきちんと行われて、地域医療の中核としての病院の機能を果たすということは、実は経営改善に寄与しているというふうにも言えるわけですよね。ですから、そういう観点から、やはり開設者として、お医者さん、医師に対しては、きちんとした明確な指示を出していただきたいし、そのように日々の診療行為が行われているかどうかということについての検証も、これからも行っていただきたいんです。そのことをお願いしておきますが、いかがでしょうか。それから、次に、水鳥観察館です。これにつきましては、今のお話で、平成7年につくった計画に基づいて動いてはきているんだけれども、全体的な地図といいますか、何といいますか、その評価は現在まだでき上がっていないと。これについては――来年で10年ですか。来年いっぱいでね。そういう時期にも差しかかってきているし、それから、先ほどの前半の答弁の中にもあったように、平成7年にこしらえた計画がずっとそのまま何一つ変わらないでくるということはあり得ないですよね。だから、やっぱり見直しというのはどんどんかけていかなきゃならないだろうと思うんです。その見直し作業を行うためには、現在行われてきたいろいろな事業がどの程度の効果を上げるものであったのか。漫然とただ去年もやったから今年もやりますではないですよね。そういうことの評価ができなければ見直しはできませんよ。そういうことをやっていきたいということなので、それは大いに結構だと思います。それで、いつころまでにそれができ上がるのか、そのめどはきちんとお知らせをいただきたい。それから、すみません、1問目にちょっと戻ります。広報あっけしの記事に関してです。これに関して今あなたの方では、国保連合会が出している3本柱を書いたんだと、そのようにおっしゃるんだけれども、それはちょっと私の方では素直に受け取れないんです。というのは、国保連合会の書いているものには流れがあるんですよ。その中で終始一貫しているんです。それはどういうことかといいますと、国保は助け合いの制度ですというところから始まっているんですよ。これを素直に読んでいくと、国保制度というのは互助会ですというふうに読めるんですね。それに国やもろもろのいわゆる行政が手助けしているんですと。だから、あんたたちの心がけが悪くて医療費を増大させて赤字をふやしているならば、その責任はあなたたちにあるんだから、心がけを変えて。国保税が上がって大変だ、大変だと言っている、それは結局自分のまいた種なんだから、これは仕方ないでしょうと。だから、自分たちの心がけでもって、はしご受診はやめましょう、診療時間内に受診しましょう、かかりつけ医を持ちましょう、検診を受けましょう、こういうことをおやりなさい。すべては、みずからまいた種ですよというのが、国保連合会のパンフレットですよ。そうすると、これは私ではありませんが、いつも議会で言ってくる一番最初の話に戻るんですが、そもそも国保という制度は互助会なのかと、それとも社会保障なのかという根本的な話のところに戻ってしまいますよ。その中の一部分だけ、いやいや、この国保という制度は社会保障なんですというふうに、聞いていると議会の審議では最終的にそういうふうになっていくんですが、であるならば、何しに終始一貫している中からその一部だけを使うんだという話に戻ってしまいます。甚だ不適切と言わざるを得ない。それで、今も言ったように、最初に私が聞いたことにあなたは答えていないんだけれども、こういうことを言うのであるならば、それを支える体制をつくっておかなきゃならないですね。かかりつけ医を持ちましょうといったって、いないでしょう、そんなものは。それから、検診体制云々といったって、保健福祉課長は自己評価を避けられたけれども、町民の1割の人より検診していないんですよ。それで十分、町民全体の健康を支える検診体制がありますとは言えんでしょうね。まして、重複受診に関しては、いろいろな今の話がありましたよね。そういうものが全部やる気になればできるのに、あんたやっていないでしょうといったとき、初めてこういうことが言えるんじゃないですか。保険者は厚岸町ですよ。何だか連合会じゃないんですよ。ましてや、厚労省じゃないんですね。その意味で大変よろしくないと、こういうふうに言っているんですよ。おしかりを受けましたけれどもなんて、あんたおっしゃっていたけれども、別におしかりしているわけじゃなくて、不適切ではないのかという指摘をしているんです。そういうことの認識をきちんと打ち出して、持とうといったって持てないのが現状なので、例えばですよ、厚岸町としては今からこういうことをやっていくんだと、だから協力してくれないかと言えば、それは町民だって、うんなるほどということになっていくんじゃないかなと私は思うんです。ところが、これを読んだ人は、私の知っている範囲ではですよ、何を言っているんだという反応しか出ません。それは、かかりつけ医を持ちたくたって持てない、こうしたくたってできないという中であえいでいる現実があるからです。その点を無視して、何とか連合会が言ったから、それをそのまま書いておきましたというようなことではだめだということなんです。もう一度その点についてもお答えをいただきたいです。以上です。
答弁 町長
まず、厚岸町立病院について、私からお答えをさせていただきたいと思います。厚岸町立病院、設置をされてから約 100有余年たちます。明治時代であります。その時代の要請にこたえ、地域住民の生命と健康を守るために大きな役割を果たしてきたと思っております。その中にありましても、近年、特に透析、さらにはまた療養型病床等の設置により、多くの住民の期待にこたえていると思っております。その施設の中で働く医師の関係、極めて重要であるわけであります。ご指摘のとおりであります。しかしながら、地域医療で最も難点といいましょうか、難しい問題は、昨日の中川議員とも議論いたしましたが、医師の確保でございます。都市部における医師は過剰ぎみであります。しかしながら、我々のような地域は過疎であります。しかしながら、厚岸町立病院は、そういう厳しい状況の中でも、満足度を満たすということではほど遠いかもしれませんけれども、何とか厳しい医師確保の中でも医師確保ができているのではなかろうかと考えております。いればいいんだという中でのいろいろな問題も、これはあるかもしれません。そういう問題のある医者よりも、いない方がいいという人もいるかもしれません。しかしながら、病院運営はまず医師の確保であります。三医科病院、大学病院へ行ってのお願い、さらにはまた全国津々浦々へ行ってのお願い、いろいろとお願いする中で、私が町長になりましてからも何人かの医者においでをいただきました。面接をいたします。私は地域医療に情熱を燃やし厚岸町立病院に来ました。ところが、定着率が極めて悪い。さらにまた、患者と医師の関係の悪い医者もいる。こういう実態は否めない事実であります。しかしながら、開設者としては、これからはやはり患者と医師が信頼関係をまず持つことが大事である、そういうことで基本理念をつくり、まず信頼、優しさを持って患者に当たっていただきたいというお願いをいたしております。新しい院長、また看護師、また事務局含めて、その理念を念頭に置きながら、信頼される優しい病院づくりに今、誠心誠意、一生懸命頑張っております。どうかそういう意味で、厚岸町立病院は総合病院ではありません、科目が全部あるわけじゃありません。そういう中でやむなく釧路へ行く、他方へ行くという場合もあるかと思いますが、地域にある病院を町民はもっと愛して、なるべく町立病院に通院、入院していただきたい、開設者としては心から願わざるを得ないのであります。そのための病院改革については開設者として最善の努力を今後ともさせていただきたい、かように考えております。もう一つは、やはり町立病院は、健康・保健・医療の三位一体の中での中核をなさねばなりません。その重要な役割もあるわけであります。そういうことで、国保と医療は表裏一体であります。そういう面において、国保の赤字解消という問題もありますが、まずやはり厚岸町立病院の赤字解消、これも重要な課題であるわけでございまして、町長といたしましても悩みながら最善の努力をしておるということをご理解をいただきたいと思います。
答弁 町民課長(町民課長は2004年12月まで)
町民課長。収納率の問題でございますが、私ども収支計画をつくる段階、それから算定をさせていただく段階では、基本的には 100%収納率が達成できればいいという思いではおりますが、これは理想と現実の問題でありまして、そういう意味で計画書の中で94%を目標にさせていただくということでの計画をつくらせていただきました。それで、質問者がおっしゃるように、90%でいいという前提の算定ではございませんで、算定の基礎そのものは、当時15年度で想定をされます 9,350万円、この不足する額を2カ年の中でどう確保していくのかと。額としましては 100%入った額ということで算定をしております。そうしますと、収納率が94%の場合、それから90%の場合、入ってくる金額が変わってまいります。これは検討するテーブルの中では、現年度分の滞納分、入ってこない分については一般会計から繰り入れをしていただくという明確なルールをつくろうじゃないかと。そのことを他の納税者に負担をかけるということにはならないという大前提の中で計画を組んできておりますので、その辺はご理解をいただければと思います。それから、スタート元年の話でありまして、気持ちだけが先行しまして、誤解を与えたことにつきましては、大変失礼をいたしました。私は気持ちとしましては、町民課、それから保健福祉課、そして町立病院の医療機関、これまでそれぞれの部署の中で事業展開をし、その評価はどうだということについて、それぞれがばらばらにやってきているという中では、今回お互いにテーブルを一つにして、特に医療費を削減するための厚岸町としての基本方針をどうするということについての議論が初めて交わされたのが15年度ではなかったのかなというふうに思っております。そういう意味で、まだまだそれぞれの部署の中で課題がたくさんあるということをそれぞれ認識をしながらスタートをしようじゃないかという意味での言葉の使い方でありましたので、その辺はお酌み取りをいただければというふうに思います。それから、広報あっけしの記事の問題であります。質問者が言われるように、あなた方は国保連合会ではないんですよということについては、まさしくおっしゃるとおりでございます。パンフレットのものをそのまま持ってきてうまくいくのかということについても、私どもそういった認識ではないにしても、引用させていただいたこと自体が、じゃ具体的に厚岸町の中でそういった町民あるいは国保の加入者の支援体制がしっかりできている中で使うべきだったということについては、質問者ご指摘のとおりだというふうに思います。そういう意味で、記事全体といいますか、医療費がかからない手法としての記事の内容については、安易な使い方だったなということで反省をしているところであります。先ほど来、町長あるいは病院の事務長の方からも話ありましたが、質問者が言われるとおり、国保連合会の申しておりますかかりつけ医という定義は何だろうということを私自身なりにもちょっと考えました。それで、町長の答弁の中でも申し上げましたが、内科医ですとかという町民が一番先にかかるという診療科の中で、厚岸町には公立含めて2つの医療機関しかない。こんな実態の中で質問者が言われる家庭医という、いわゆるおじいちゃん、おばあちゃんからずっとその地域の中で、その家の家族の健康状態を見てきている。そんな中で、子供が疾病にかかったというときに、いつもかかるのは近くのお医者さんですよというような流れが、まさしく家庭医というものだというふうに、私はそういうものだというふうに思っております。この医療機関が少ない中で、じゃ厚岸町民がそういった家庭医が持てるのかどうかということについては、非常に医療機関が少ないという中では難しい部分がある。ただ、先ほど町長が申し上げていますように、町立病院の地域医療の中核としての機能をしっかり位置づけたいと、位置づけていきたいという状況の中では、私は町立病院の中で医師を中心に、看護師、あるいはそこで病院のスタッフ総体が地域医療でしっかり町民を受け入れようやというシステムができたとすれば、それはお医者さんは何年に1回かわるかもしれないけれども、データとしてカルテにきちっと記録が管理されているというシステムがつくれるのではないか。そういった役割をぜひ町立病院の中にも課題として私は持ってもらえるのではないかという気持ちも今現在持っております。そういったことも可能かどうかということも含めて、私どもも保健・福祉・医療という、これからの厚岸町の予防や健康づくり活動について参加をしていきたいというふうに思っているところでありまして、そんなことを述べさせていただきながら、広報あっけしの記事の引用については大変申しわけなかったということでご理解をいただければと思います。
答弁 保健福祉課長
健康づくりとQOLの関係についてですが、「みんなすこやか厚岸21」におきましても、健康づくりを進め、健康寿命の延伸、QOLの向上を目指しますとうたっております。保健福祉課だけではこれはなかなか効果も上がらないと考えておりますので、町民課はもとより、町立病院、教育委員会、そのほか社会福祉協議会、釧路保健所といった関係機関とも連携をしまして、国保の加入者ばかりではなく、町民みんなを対象とした健康づくりに取り組んでまいりたいと考えますので、よろしくお願いいたします。
答弁 環境政策課長(環境政策課長は2006年12月まで)
厚岸湖・別寒辺牛湿原ふるさと計画、この計画を見直すためには、質問者が言うように、当然評価がなければなりません。次の展開としまして、平成17年度予算編成に反映するためには、現計画の検証、評価、これらを16年9月ごろには終えなければならないと。そして、16年12月には見直しを終えると、このような形で作業に当たっていきたいというふうに考えております。