厚岸町議会 平成14年第3回定例会 2002年9月18日
(1)保健福祉政策について/(2)中心市街地活性化について
2002年9月18日、厚岸町議会の一般質問で、木村正弘議員が「保健福祉政策について」「中心市街地活性化について」について質問し、町長、助役、建設課長が答弁しました。
- 質問者
- 木村正弘 議員
- 答弁者
- 町長、助役、建設課長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 9番
通告申し上げました点につきましてご質問申し上げたいと存じますが、その前に、昨日までは当議会随一で、NHKのアナウンサーでさえ一目も二目も置くぐらいの発言の立派な方々でございましたが、本日は打って変わって、我が家族でさえ、おやじ、その話何とかならんか、なまりが多く濁りが多くて、さっぱり何を言っているのかわからんと言われている私でございますので、何とかひとつその点ご理解の上、ご質問の意をお酌み取り願いたいと存じます。それで、1つ目、保健福祉政策についてでございますが、私が申し上げるまでもなく、今、我が国の社会では老齢化の問題、これに対する社会福祉の問題が一番の大事な課題であります。そこで、私は中間入居施設といううたい方をしておりますが、これは現在ある施設に入る以前の、しかし、1人では生活が心もとない人がたくさんございますが、こういう方々が共同で、そしてプライバシーを守りながら、ともに、また活動もするというような施設をつくる必要があるのではないか。これを早急にひとつ研究して、この施設は、町の財政上非常に厳しいものもあると思いますが、民間資本を活用してもいいし、民間に運営をさせてもいいし、町が独自でやってもいいと。柔軟な発想の上でやっていただきたい。しかも、入居者には応分のできる限りの負担をお願いする。すべてが公の費用においてこれを賄うことはもう不可能な状態に近づいておりますので、その辺はよく研究して、自己責任も大いに求めながらそういう対策をしていくということが必要でないかと思われますが、この辺についてのお考えをお伺い申し上げたいと存じます。2つ目は、中心市街地活性化についてに伴うものでございますが、この間、中心市街地活性化構想の中の予算の概要の説明もありましたが、あれだけで済むのか。厳しい町財政の中で余りにも大きな財政負担を伴うようなおそれはないのか、その辺を十分に注意しなければならない点だと思いますが、その辺についての町長の見通しをお伺いしたい。もう一つは、産業との関連と申し上げておりますが、この間の構想の中で、最も厚岸町の基幹産業の大事な位置にレジャー公園を設けるような案がございました。いくら市街地活性化で町並みをきれいにしても、これを支える消費が伴わなければ、ただ絵に描いたもちのような結果になるならば、ただ税金のむだであります。この辺をどのようにお考えか。市街地を立派にしたから繁盛するというのでなくて、立派にしたところにたくさんの消費行動が伴って、初めてそれが目的達成するものでございますが、その辺との兼ね合いをひとつどのようにお考えか、これをお伺いしておきたいと思います。やはり産業は産業の利というのがございます。その辺をレジャーに使うならば、せっかくつくった活性化の市街地も、それは生きたものにはならないと思いますが、その辺のお考えをお伺いして第1回の質問を終わります。
答弁 町長
おはようございます。9番、木村議員のご質問にお答えをいたします。まず、保健福祉対策について。住民の高齢化比率の上昇は最大の社会問題であるが、その対策の一つとして中間入居施設の設置を早急に実現することが重要と思われるが、町の考えをとの質問であります。平成12年における町の高齢者数は約 2,600人、高齢化率は20.5%であったものが、本年8月末では高齢者数は 2,783人、高齢化率は22.4%であり、平成17年においては高齢者数は約 3,000人、高齢化率は約25%となり、町民4人に1人は65歳以上という高齢社会が推測されております。平成14年6月の介護保険給付実績では、 210人が在宅サービスを利用し、 103人が施設サービスを利用している状況にあり、特別養護老人ホーム心和園の待機者は9月10日現在で町外21人も含め84人となっております。この待機者の状況としては、すぐにでも入居したい方から将来的に入所をしたい方まで、その必要度はさまざまであります。介護保険制度の理念は、介護が必要な状態となっても可能な限りその居宅において日常生活を営むことができるように配慮されなければならないとされ、特別養護老人ホームや痴呆性老人等の生活の場の確保が課題となっており、特に中間施設と言われております痴呆性老人グループホーム等は国においても積極的に推進しており、町においても有効かつ重要と認識いたしております。この痴呆性老人グループホームについては、現在、町内の事業者が設置に向けて検討しているという情報を得ておりますが、個室化に伴うホテルコストと言われる家賃により利用者負担が増大する等の問題もあり、これらについて町としてどのような支援ができるのかなど検討いたしておるところでもあります。高齢者、とりわけ痴呆性老人が在宅生活を営む上で有効とされる痴呆性老人グループホームの設置については、現在、見直し作業を進めている介護保険事業計画の中で方向性を明確にしていきたいと考えております。次に、厚岸町中心市街地活性化基本計画については、国が衰退・空洞化の進行している中心市街地の活性化を図るため、地域の創意工夫を生かしつつ市街地の整備・改善と商業等の活性化を柱とする総合的・一体的な対策を、関係省庁、地方公共団体、民間事業者が連携し、地域の振興と秩序ある整備を図るため制定された、いわゆる中心市街地活性化法に基づき取り組もうとする計画案がまとまり、先般、議員各位にもお示ししたところであります。その中でも、北海道を通じ国へ提出する基本計画には具体的な事業の記載は必要でありませんが、厚岸町として実際に取り組むことが可能なのか、有利な補助事業及び起債対応、さらには、民間が行う事業手法についても役場庁内の関係課による連絡調整会議で種々検討し、今現在考えられている事業の事業費及び財源内訳を参考として説明をいたしましたが、質問者が言われるとおり、町負担の財政見通しは心配ないのかとの質問でありますが、とりわけ湖南地区で想定されております事業などは、道道別海厚岸線のルート変更とセットになってこそ市街地全体の活性化や商店経営の近代化、公共事業、民間活力による投資が見込まれ、町の経済活性化に甚大な効果をもたらすものと考えておりますが、一方では財政破綻を招きかねない相当な財源を必要とするものであり、庁内連絡調整会議においても、昨年、財政運営基本方針を策定し、本年度を始期とする財政改革の途上である中、さらなる行財政改革が求められるなどの種々議論があり、これら事業の遂行に当たっては、北海道との事業調整はもとより、町民の理解を深めながら、厚岸町の財政状況を踏まえ慎重に対応してまいりたいと考えております。さらにはまた、産業との関連でありますが、質問者が言われたとおり、厚岸町のまちづくりは中心市街地の活性化のみならず、基幹産業であります水産業、農業の発展なくしてなし得るものではありません。厚岸町中心市街地活性化基本計画案でも、第4章に中心市街地活性化の基本コンセプトとして、中心市街地活性化の目指す将来像の中で豊かな海の資源と商業が融合したまちづくりとしており、厚岸町は北海道を代表する水産物の産地として知名度が高く、中心市街地は漁港や漁場である厚岸湖に接していることから、豊かな海の資源を活用した食文化の創出や地場産品の消費拡大、水産業との連携を強化し、商業の魅力拡大を目指し、産業全体の経済的波及効果を図ろうとしているものであり、これらの具体的な事業展開としては、関係機関や関係者との協議のもと、熟度の増したものから取り組むことが必要と考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。以上でございます。
質問 9番
今、町長からいろいろお話ありましたが、町長、何点何%はやめましょう。大体何%でいいですからね。コンマのことまでは要らないんです。ちょっとお年寄りが今年はお亡くなりになる数が多いなと思えばコンマの何%あれだし、今年は割合に元気だなと思えばふえますから、コンマの数字は将来展望のためには余り価値ないと思いますから、大まかでその辺は。さて、今、間もなく3人に1人の年寄りになりますね、もう何年もなく。それから、戦後生まれの団塊の世代と称される方々も、あと10年もすると、ぼちぼちいわゆる65歳になりますな。そのころ急速に老人人口がふえまして、これは3人に1人となります。年寄り3人、若い者3人、子ども3人と。とても若い人は負担しきれません。これは細かい数字を試算しなくてもわかるんですわな。負担しきれないです。個人の家庭を見てもそのとおり。我が厚岸町も国の平均よりも、田舎はどこの田舎もそうですが、老人人口の比率は高い。その中で、今、前から国は、老人も公の施設ばかりじゃなくて、個人の家庭で老後送りせよという。それはある面ではわかりますが、現在の家族構成からいきまして、老人2人、息子夫婦、子どもがいたら、もし私がちょっと時々痴呆になりましたら、家族は面倒見切れないんですよ、これ。また、そこに訪問介護という問題がございますが、訪問介護はあくまでもその日のうちの何時間です。一昼夜見るわけにいかないです。そこで、このような施設が必要でないかと。言葉は乱暴ですが、10人、20人一まとめにして、そこに担当者が1人、2人交代でいれば、何十人も1回で面倒見られる。このような政策が合理的ではないか。老人が3割近くなって、全部訪問看護を受けるようになれば、訪問介護50人も100 人もいて、交通を歩いて、これは不可能になってくるのさ。その場合を想定しつつ物事を考えていこうじゃないかというのが私の提案でございます。それから、痴呆がございますね。朝から晩まで痴呆なら明らかに痴呆で承知するんですが、時々発生するのがあるんですね。私も、もうぼちぼちかかってきました。ぱっと忘れるんですな。ぱっと忘れちゃう。それを過ぎると、私もまだ若い者に負けないだけしっかりしていると言いながら、ぱっと忘れるんですな。これがもう少し高じますと目離しできないんです、目離しできない。訪問したときがそうだよ。これ何も心配したもんでないのが、その人が帰った後に起きるんですわ。そうなったら、家族も周囲もいくら心はちゃんと介護しようとしても、現実的にこれ不可能な時代が来ます。もうぼちぼちなっている。おやじが85、息子が60、ぼちぼち弱ってきますな。そうすると、老人を面倒見るために息子夫婦もまいっちゃう。孫はどこかへ行っていない。このような現状がぼちぼちこの我が町も見受けられてきております。このようなことを解決するために、こういうことを大いに研究する必要があるのでないか。それから、今までは国の施策によりますと、運営まで補助が来ますから、それも確かにいいですが、1人そういう施設で、プライバシーを守ってやるのに、1人500 万円の施設費でできる。その補助金はちょうど 1,000万円もかかります。むだなコストがかかるものをつくっておる。そんなのは社会的な罪悪ですな。それですから、私は民間の力も使えと。町が金なかったら、どこかの大手の建設会社に15年償還でつくってみたらいい、こういう目標だけ示して。今の工費の設計の半分でできますな、これ。それからもう一つは、先ほども申し上げましたが、入る人はまだまだどうもこうもならない人じゃないから、応分のできるだけの負担をしてもらう。全部が町費であれば全部ただ、国もただだからいいんじゃなくて、できるだけの負担をしてもらう。それで嫌な人は来なくてもいいというぐらいの厳しい見方をしなければ、国民全部が依存心だらけになったら受ける人おりませんな。ただは一番いいかもしれませんけれども、そのただのためにはだれが負担しなきゃならん。国民1億全部がただ、ただであれば、一つも福祉に手を差し伸べることができない社会になってしまう。こういうことは許されるものではなくて、それこそ社会的に罪悪です。本当に大事な人に手を差し伸べるための福祉は、だれかが、それ以外の人が頑張って努力していかなければ福祉政策ということは不可能でありますから、その辺も兼ね合わせて、こういうものを大いにひとつ研究していただきたい。いろいろな制度がございますから、民間の人がやっても、民間の人がやる場合には、またやりやすいような町のいろいろな意味の政策も当然必要でありましょうし、そういう配慮は当然大事なことだと思いますから、官がやるよりは民がやり、要はそういう需要にこたえられるような施設といいますか、機関があればそれでいいと思いますが、その辺についてのお考えをお伺いしたいと思います。それから、中心市街地の問題でございますが、今、町長のお話ししていることは前から何回も説明を受けております、わかります。ただ、ここに、この間もちょっと話したんですが、大事な場所に釣り公園とかレジャー公園なんていうのを絵に描いておりますね、絵に。それは今ちょっと書いただけで、後から変えるからいいんだよなんていうのではちょっとまずいんですよ。ワークヒアリングといいましたか、たくさんの人が集まっていろいろな意見を闘わせるのは、私は英語、イングリッシュ、英語が弱いものですから、日本語 日本語もちょっと余りよくないですけれども、なおさら外国語は弱いものですから。しかし、どんなものがあるかと思って私も行ったことがございます。聞きに行きました、参考のために、勉強をするために。随分いろいろな意見が出ます。よくこれ程の意見を持っているもんだなというぐらい出ます。私らも持っているんです。ただし、これ言ったって無理だとか、これ言ったって通る話でないと思うこともどんどん出るんですな。私のテーブルでこれありました。君、それを言ったって、今の社会で我が町でできるかと。いや、それは考えなくてもいいんだと、ただ言えばいいんだから言うというんですな。これは無責任というものだ、君。幼稚園の子どもに絵をかくのと違う。一定の大人が集まって、この港に公園つくるというんですな。この裏です、この辺あいているから。これどういう使い方されているかわかるのかと言ったんです。また、厚岸の産業のどういう位置を占めているのかわかるのか。たまたまなぎで天気がよくて、船が出入りしないところはあいていますから、そこで眺めて、冬は使えませんね。夏は冷たいビールでも飲みながら、カモメの姿を見ながら眺めるのは、これはいいでしょうが、しかし、それやって暮らせるほど我が町は豊かでございませんね。今も中心市街地困っている。困るって、私知らんけれども、困るというんですな。物売れなくて困る。買いに行かなきゃ売れないわな。当たり前なんだ。その買いに行くためには何が大事かといったら、分配所得がなければ消費はできませんな。いわゆる可処分所得というものですな。この辺をどうするかによって、将来のこの中心市街地が真に活発な市街地として永遠に繁栄するか、つくった途端に終わりか、決め手になるような気もしてならないのでございますが、それをただ申し上げたい。これは町民の意識の問題もございます。遊び場だらけのまちづくりをして、働く方には関心を示さない。町や国の補助金だけ頼りにしている。こういう手法でやったときは、国も町も個人の家庭も滅ぶのは歴史上明らかでございます。これは私よりあなたが詳しいはずだけれども、詳しいんだから言えばいいんですな、本当は。ところが、なかなか言ったら人気悪いものですから言えない。そうか、そうかと言って、たくさんの人の意見を吸い上げて絵に描いてやろうとしても、現在の日本のような状態になる。この辺を町長ひとつ……。これ民主主義の悪いところで、町民の意見を君だめだとどんどん否定すると、決して木村正弘と投票してくれませんな、選挙になった場合。これは恐ろしいんですよ。しかし、真に国を思い、町を思い、厚岸の将来を思うならば、ある程度のことはしっかりとして町民に話をする。また町民も、本当の中身がわかると、これは我々も我慢するところは我慢する、負担しなきゃならんものなら負担して当たり前だよというふうになるんですから、ひとついい話をするのとともに厳しい話も徹底してわかりやすく。何十何点何と、これやったって我々わからんですよ。私も小さいときは数学、数字は好きな方なんですが、むだな数字は、数字の遊びはやめましょうというんですよ。数字遊びはやめましょう。そうじゃないはずなんです。それは、町民もそれを言えばわかるんです。きちっと説明なさって。できないものはできない、できるものはできる。そしてもう一つは、これは町民にやってほしいと。カキ食べる場所はたくさんあるんですが、カキを提供する場所を町民はつくらないで、カキ食べらせる場所が少ないから何とかせい。カキを売るのは町民なんだ。町の職員が行ってカキを売るべきじゃないです。その辺がこの中心市街地活性化の中にももしあるとすれば、これは将来は立派な城が住む人のいない廃墟になりかねないおそれがありますから、この辺に対する進め方をひとつ、考え方をお聞かせ願いたい。政策は、考え方によって政策をつくるんですからね。抽象的な話になりますが、考え方をしないで政策はつくれませんね。その辺はありますからこういうことを申し上げるのでございますが、その辺も町長のお考えをもう一度お伺いしたいと思います。
答弁 助役(助役は2006年12月まで)
中間入居施設に関するご質問について、私の方からご答弁をさせていただきます。世界の中で5人に1人の高齢者がいるという国は、現在まだありません。日本は、もう間もなく5人に1人の方がお年寄りの社会を迎える。これは世界で初めてのことであります。我が厚岸町については、もう既に5人に1人の方が65歳以上の高齢者という状況になっております。これが間もなく4人に1人、3人に1人になる。このお年寄りの方たちを支える若い人たちでもって、要するに3人の高齢者に対して1人の若い人がその高齢者を支えていかなければならないという社会に到達しようとしているということであります。特に、痴呆性老人と言われる方については、この出現率というのがあります。65歳以上の方でどのぐらいのパーセンテージで痴呆になるかという数字があります。これが5%弱と言われています。そうしますと、厚岸の現在の高齢者数から割り返すと、 100人を超える方が痴呆になる、もう既になっておられるという推測が立つわけであります。この方たちはどういう行動をするかというと、ご質問者が言われておりますとおり昼夜逆転、昼と夜が逆転するとか、あるいは異常な行動を示すとか。この方たちを介護するのは家族、それから地域。この家族だけではなくて、地域でも相当心配されている状況がもう既に厚岸町内でもあらわれているということであります。当然、核家族というものが進んできておりますから、この痴呆になった方を介護する方も高齢者と。老老介護といいますが、老人が老人を介護しているという状況が今あります。そこで、町長のご答弁にもありましたとおり、この方たちに入居していただいて、そこで一緒に生活していただくと。しかも、なおかつ、その入居施設の中では自分でできることは自分でやっていただくと。要するに、自分の身の回りのこと、できること、洗濯ですとか、シーツですとかというものの折り畳みを自分たちでも積極的にやっていただくと、そういう考えのもとで痴呆性老人のグループホームというものがあります。これは補助を受けるためには、9人1セットの単位、ワンユニットと言われていますけれども、そういう制約というものがあります。ただ、現在、厚岸町のある事業者がこれを設置したいという意向があるというふうに私どもの情報で参っております。北海道に問い合わせをいたしましたところ、もう既に来年度の補助金の予算枠というのがある程度固まってしまっている。新たに来年すぐやりたいと言っても補助はいただけませんよと。16年度であれば何とかなるというような道の担当者の回答でございました。この事業者は、補助をいただかなくても、みずからの力でこれを建てたいという意向があるようであります。そうしますと、国からは補助が入っていませんから、この施設を建てるために相当な建設費用がかかるわけであります。それから、9人の方たちに入っていただくためには、それなりのスタッフが必要になってきます。そうしますと、入居していただく方にはそれ相応の、ホテルコストといいますが、負担をしていただかなければ、その施設は運営できないという状況が考えられます。そこで、いろいろ費用を計算したんですが、この入っていただくためには、家賃、食事代、それから維持管理費というものが当然かかってくるわけです。そのほかに人件費と。それから、施設を建設するに当たった建設費用というものが負担をしていただく金額の中に計算されて入ってくるわけであります。そうしますと、お一人約10万円ほどのお金が、負担をしていただかなければならない計算になると。これは大ざっぱな計算になりますが。介護保険の適用ですとかいろいろ受けることができますけれども、それにしても10万円程度のお金が、負担が必要だろうというふうに言われております。その事業者は、その10万円の負担を厚岸町の入居していただける方にお願いができるかどうかというところで、今、相当悩んでおられるようであります。そこで、町としてはどういう援助ができるかというのを、多少その例などを今、情報収集を急いでおりまして、できるものであればその援助も検討してまいりたいというふうに考えております。ただ、ご質問者が言われるとおり、こういうサービスを今後もずっと継続していくということになりますと、町も相応の負担というものが生じてくるわけでありますから、今後の財政状況なども考えて、このサービスの提供を維持・継続できる度合いというのはどの程度なのかということをよく検討しながら、この支援策というものを講じていかなければならないのかなというふうに考えております。
答弁 建設課長(建設課長は2004年12月まで)
私の方から、中心市街地活性化計画の進め方というか、そういう方向性の中で説明させていただきます。質問者が言われるとおり、中心市街地活性化計画そのものは従来の事業手法と変わりまして、民主導の中 今までは行政のある程度押しつけだとか、いろいろと形ありますけれども、民間の方々の発想、そういうものをまとめた形の計画。それで、住民のコンセンサスを十分得た計画にしなさい。そして、5年以内に事業着手可能なものをきちっと出しなさいという形で言われているものでございます。その中において、先ほど質問者も言われているとおり、住民のワーキンググループ、住民とのワークショップを重ねながらこの計画ができ上がってきていると。その中においても、絵にかいたもちにならないようにという形の中で庁内調整会議でいろいろ進めてきているわけでございまして、当然その中においても、先ほど答弁させていただいたように、計画があるからやるというんじゃなく、それぞれの内容によっては、当然積み重ね、関係機関との十分な詰めをやっていかない限り、事業実施というのは不可能だろうという感じで考えております。そういうことで、質問者が言われました、ちょうど湖北地区の市場周辺の漁港機能そのものについては、たまたま中長期計画という形の中でいくと、5年では当然実施可能じゃなく、6年以降、さらに10年以降という形で、かなり長いスタンスで考えていかなきゃならない問題ですし、その中においては、住民の方々とのコンセンサスの中では、当然そこが将来的に漁港機能として第二大橋ができたり、それから湖南地区の漁港機能が整備されたことにより、そこが空き地が出てくるとか、あくとか、そういう形になったときには、漁港計画の中でも当然生産性ばかりじゃなく、そこに都市との交流という形の中の計画も位置づけも必要になってくる時代が来るという形の中で、そこに一応絵を載せさせていただいたと。当然これらについては生産者なり、買い受け人さんなり、さらには、もちろん関係機関、国であるとか北海道、いろいろな関係機関と漁港整備計画の中に位置づけされていかない限り、絵にかいていても実施不可能でございます。当然こういう内容については、そういう関係機関との十分な詰めをしながら、そして計画づくりをしていって取り進めていくと、そのように考えております。あらゆる事業そのものが短期のものであっても、まだまだマクロ的な表現といいますか、大きな表現で事業費等をあらわしていますけれども、事業の実施に当たっては、さらなる関係機関との調整をしながら、そしてやっていかなきゃならない。さらにまた、効果の検証もある程度した上で事業実施に移っていかなきゃない、そのように考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 9番
今、老人の対策問題で助役さんの方からある程度の、確定ではないけれども、そういう構想も、意欲を持っている方もいると。これは非常にいいことだと思います。先ほど私は、公であれ、民間であれ、その社会的な役割を果たすものさえできれば目的は達成ですから、大いにいいことだ。そして、こういうことには町もできるだけの、町単独でやってもできないとか、単独で町がやっても相当な町財政の持ち出しもあることでございますから、ある程度の、今、助役の方から話がありました、どの程度のことが町としてできるのか、いろいろこれはまた研究する課題がたくさんあるでしょうが、そういうところの設備には固定資産税を免除してやるとか、あるいは運営費の一部を補助してやるとか、公でやってもかかるものは民間でやってもかかる。どっちが払っても財源の額は同じだという考え方もできますからね。町長、私の話、乱暴な例えですから、わかりませんかな。何言っているか、わからないかな。公でやって持ち出しある場合には、民間がやって必要なその金額をやっても、町の財政支出は同じなのね。そうでしょう。それですから、考えてやる必要があるんないですかということを申し上げているんです。そして、民間がやれば手かからないですな。あとは頭痛くしなくてもいい、町長は。そういうのを活用するということも非常に大事ですから、大いにひとつ研究して、そういうことをやろうとする意欲と構想を持っている人を大いに大事にして頑張っていただくということを、ひとつ町側のそれなりの努力もまた必要でないかと思いますから、その辺頑張っていただきたいと思います。10万円というのはちょっと高いようですが、託児所にやっていれば3万円、4万円かかりますね、託児所に。託児所に子どもをやっても、普通で3万円、4万円かかっているようですね。高いのは四、五万円かかっているそうですね、四、五万円も。あれ日中だけね。夜あとは家庭で生活している。これは24時間そこに入るんだから、5万円や8万円かかってこれは当たり前だね。子どもを学校にやってちょっとやれば、5万円、7万円の出費はかかっているね、あれ。学校にやると。年寄り入れたときはただで、子どもを学校にやるときは5万円でも月10万円でも払ってやるということにはなりませんから、応分の負担力あるはずなんです。自分は辛抱しても負担してもらうというぐらいでなければ、今の日本人の生活、まだ足りない、まだ足りない。子どもが足りないのを全部公でやったら、これ初めからできないから、これはやらない方がいいなという。つくった瞬間に持てなくなってやめるぐらいなら、始めからやらん方がいい。このぐらいの考え方でこれから進めなければ……。生意気なこと、わかったこと言うなと言うけれども、現実にそうなるはずですから。今、約3人に1人ですわね、4人に1人。もう間もなく3人に1人。持てやせんです。何ぼ親孝行の息子でも持てないですわな。家庭のために働かなきゃならん。親が2人、夫婦で働いたって、仕事しなきゃ見切れませんわな。そういう場合にはこれ非常に必要だと思いますので、ひとつ一層の努力をお願いしたいと思います。なお、市街地活性化の問題でございますが、私、全部否定しているわけでないですからね、否定。しかし、これをやっていくためには、それなりの関係者及び町民の覚悟、これなくしてはせっかくの努力も真の目的を達成することができないと思いますから、あえて申し上げる次第でございますが。タクシー少ないから心配だという人があったんですわ。おまえ年間何ぼタクシーに乗っているかと言ったら、何も乗ったことない。タクシーに乗ったことなかったら、タクシーなんて持てないから減車しますわな。厚岸に立派な料理屋がないから、旅の人が来ても連れていくところがないと。あんた何回行っているんだと言ったら、行かないんですな、辛抱で。そうすると、店つくって立派な材料を置いて、マグロのトロを置いても、来て食べてくれる人がいなければ、この店閉鎖して当たり前でしょう、これは。そして、そういうところに行ったこともないで、自分は一銭も浪費をしないでだれかに求めておるのがこのワークヒアリングにたくさん見受けられましたから、あえて申し上げるんです。これ絶対できないんですわ。東京で遊び場ありますな、アメリカ資本で。何と言いましたか。ディズニーランド。関東 4,000万人弱いるからなっているんですわ。あれ厚岸につくったら、1年ももたないで倒産ですわな。宮崎の、私も何回も遊びに行ってきましたが、パシフィック何だか、あれもだめですな。市・県、何十億円と債権放棄して、何とか、シーガイヤ。大海水浴場、ゴルフある、ホテルある、国際会議場ある。世界じゅうの人を集めて宮崎の繁栄を願う。やったけれども、何年たちましたか。私も余り有名だから行ってきました。二、三年前になりましたな。県が何千億円と債権放棄。たくさんありました、銀行関係。それが恐ろしいんですよ。ところが、遊びに行くと、そういう中身を見ないで、あれは立派だな、あそこのまちいいよ、こんないいものあるわ。厚岸町に来ると、それに比較して我が町は何もない。町は何やっているんだという声がたくさんあるんです。これじゃだめなんですよ。こんな声ばかり集めたら、町つぶれちゃいますからな。これだけは間違いないですから私あえて憎まれ口をたたくんですが、町民もできるだけの自己努力。この間もある本を見ました。私が言ったから、あなたたち、ばかやろう、何言っていると言いますが、この人ならあなた文句言わないでしょう。1万円札にかいてあるあの人です、写真。依存する人ばかりであれば全部が依存して、その依存を受ける人はだれもいなくなる。それで終わりなんですな。ところが、日本人は今、依存するばかり多くなって、努力して一生懸命やるやつは、これはばかだと言うんですわな。こうなったら国家もたないです。そういう人間は国も町も心ないと同じだと、これ書いてあるんですよ。今あえて言うのは、立派な町をつくろうとしている、これはわかります。それを反対するものではございませんが、今言う町の財源と、もう一つは、つくったものに魂を入れるために、こんなのなら反対だ、こんなのならいいわと。自分の負担や努力がゼロであればいいと。ちょっと負担する、ちょっと都合悪いのはノーということが起きれば、せっかくの努力も水泡に帰しますから、この辺をひとつこれからのまちづくりの説明でも、ワークヒアリングでもはっきりと申し上げながら、皆さんの理解を得て、また努力を求めて、町民の努力を求める、そういう姿勢が必要でないかと思いますが、これに対する町長のお考えをお伺いしておきたい。これは一担当課長の問題でなくて、町長の政治姿勢の問題になると思いますが、いかがでしょう。以上申し上げて、3回目の質問を終わります。
答弁 町長
まず、中間入居施設に関連してのグループホームのことについて答弁させていただきます。ただいま助役等から答弁がございましたとおり、民間においてそういう考えがあるようであります。私も助役からその報告を受けております。今、準備段階と私は受けとめております。町といたしましても、これを実現すべく積極的に支援、協力を申し上げてまいりたい。しかし、運営等においても、財政を含め大変なことであると思いますので、その財政的なことについてもいろいろとご相談を受けながら、本格的な施設になるようできるだけの協力を惜しまない、そのように考える次第であります。また、中心市街地活性化問題でありますが、私自体は市街地は町の顔だと思っております。しかしながら、今日、衰退化、さらにはまた空洞化いたしておる現実であります。そういう中で、何とかこの厚岸町の顔を昔の顔、すなわち景気のいい時代の活性化にならないのかなという民間、そしてまた、そこに住む人方からの声があったわけであります。当時、ご承知のとおり、松葉町市街地の問題が発端となったわけであります。その中で、おかげさまで国において中心市街地活性化基本計画というものができたわけであります。町といたしましても、前澤田町長、この基本法に基づいて何とか新しいまちづくりをしようということが今日まで続き、私の時代を迎えたわけであります。先般、基本計画を皆さんにお示しをいたしたとおりであります。その中で、やはりご心配いただきます財源の問題があります。私といたしましては、このことを十分に踏まえながら何とか活性化に結びつけていきたいと考えております。その手法として、まず道道の移管を考えております。さらにはまた、活性化法を利用した財源の捻出も考えておるわけであります。現段階の基本計画では、約 100億円という膨大な資金を要するわけであります。当然これには民間のTMOとの関連があるわけでありまするけれども、自主財源少なくして立派なまちづくりができるようにこの基本計画を何とか実施いたしたい、そのように考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。