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厚岸町議会 平成13年第4回定例会 2001年12月12日

町の財政状況等及び町政の執行について

2001年12月12日、厚岸町議会の一般質問で、木村正弘議員が「町の財政状況等及び町政の執行について」質問し、町長が答弁しました。

質問者
木村正弘 議員
答弁者
町長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 9番

私は、この機会に、さきに通告してあります町の財政状況等及び町政の執行についてであります。極めてシンプルな表現で、通告された方も何を聞こうとしているか、抽象的でわからぬという面もあったとは存じますが、これから多少申し上げますので、よろしくお願いしたいと思います。国政の政治改革、行財政改革等を標榜し、大幅なかじを大きく切ったような状況にあると思われます。しかし、特に財政改革に力を傾けておりまして、国の財政の影響を大きく受ける地方財政は、非常に厳しい状況に至るのではないかと推察されます。当町も全くそのとおりであると思われますが、現在の町の財政の現状とこれからの推移、展望についてどのように考えられておるか、町長のお話を伺いたいものでございます。なお、さきに庁内の財政改革推進委員会なるものの答申の案も見せられておりますが、この点について今回は町長に直接お話を伺いたいと思うのでございます。なお、次の町政の執行についてでございますが、今申し上げましたように、非常に財政的に厳しい状況になってくると思われますが、その中にしかし町政は継続性もあり、やるべきものはやり、行うべきものは行うものはまだたくさん課題が残っております。そういう中で、しかし財政の破綻は避けなければなりません。財政の破綻を避けながらやるべきものはやり、執行すべきものは執行する。その場合に、何よりも物には重要事項、重点が何かと、何が重要かということをよく勘案し、あるいは執行を通じても緩急をつけたり。あるいは、大胆にまたカットするものはカットもしなければ、財政の健全性を維持することは非常に難しいものだと思いますが、その場合でも、町民に広く町の置かれて財政の内容を説明し、町民の理解も得ながら、決して財政破綻のないような事業執行をしていかなければならないものと考えますが、この件につきましての町長の姿勢をお伺いしたいものでございます。以上をもって第1回の質問といたします。

答弁 町長

9番、木村議員のご質問にお答えをいたします。財政状況と町政執行についてのお尋ねでございました。政府の経済財政諮問会議は、本年6月、今後の経済財政運営及び経済社会の構造改革に関する基本方針、いわゆる骨太の方針を決定し、各方面にわたる経済社会システムと財政構造の抜本的改革の方向を高唱をいたしました。木村議員からお話があったとおりであります。その中で、戦後の国是として一貫してまいりました地方の均衡ある発展という地方自治の基本理念が、個性ある地方の競争へと 180度転換したことは、地方公共団体にとっても地方住民にとっても極めて重要なことであり、今後の地方財政にとっても甚大な影響がさまざまな方面で生じてくるものと思われますし、私も木村議員同様の深刻な受けとめをいたしております。この骨太な方針が具体化するのが国の新年度予算編成であります今月の20日ごろには原案として各省庁に内示され、その骨子と内容が明らかにされることとなります。そのため、現段階ではその全貌が確かではありませんが、平成13年度からの傾向として歳入の中心であります地方交付税が大幅減額され、産炭地域振興臨時交付金が廃止されることは確実であり、自動車重量贈与税を初めとする道路特定財源の一般財源化、つまり縮小廃止の検討対象となっているようであります。このように、国からの補助金、交付金が平成14年度以降も大幅に縮減されるということになりますと、地方の財政基盤は一気に弱体化することは明白であり、厚岸町も、さきに町会議員の皆さんに配付させていただきました厚岸町財政運営基本方針に添付しております中期財政推計のとおり、このまま推移いたしますと、平成16年度に9億円程度の収支赤字を生ずることになるというのが偽らざる現状であります。よって、この厳しい状況の中で活路を見出し、赤字転落、すなわち財政危機の事態を何とか回避すべき経常収支の改善と、投資的経費の抑制を柱といたしました厚岸町財政運営基本方針が、財政改革委員会から答申をされたところであります。私は、この答申を受け、すべての役場職員を対象に、3回にわたり意見交換を実施いたしましたが、職員の皆さんは真剣で、大所高所に立った良識的な意見が多く、この危機的状況を職員一人一人がしっかりと受けとめているものと確信したところであります。そこで、今後の行政を進める指針として、この厚岸町財政運営基本方針に沿って改革項目の実施に向けて具体的な検討作業を進めてまいりたい。そして、平成16年度の収支赤字を何が何でも回避する一方、それらの厳しい状況下にあっても、町民の皆さんの切実な要望に目をつぶることなく、一歩一歩それらの実現に向けて最大限の努力を傾注してまいりたいと、かように考えております。さらにはまた、町民におかれましても、この実態を周知いただくために、広報等を通じ、さらにはまた私自体が町に出かけ、町民との対話の中でご理解を賜ってまいりたい、そのように考えておるわけであります。何とぞよろしくお願いいたしたいと思います。

質問 9番

町の一般会計の町民の払う税金の種類は約1割と。その他入れても2割弱と。あとはすべて国からの交付税や補助金、助成金等でもって賄われております地方、我が町も含めまして、何といっても国の方針が大きな影響がありますが、小泉内閣がもしかわりまして、別な経済政策や産業財政政策もやるような意見もまだあります。かわればぐっと今度は国債を増発して、あるいは造幣局の紙幣を増刷して、国の景気立て直しなどという経済屋さんもございます。私は経済屋さん、経済評論家ではございませんし、財政の専門家でもございませんが、大まかに見まして、極めて大まか、しかし年はいっていますから、結構各国の推移を、盛衰を見ております。そうなりますと、実態経済がないのに国債発行して、印刷所、造幣局で札をいっぱい刷って、配布したら、そのときほど我が国は破滅するでしょう。実態経済はどうなりますかというと、バブルが起きて、日本の産業経済界がすっかりそれに踊って、国民もそれに踊って、それをとめれなかったら政治家もまた一緒に踊って、目が覚めてみたらこのとおり。あの騒ぎのうちに既に日本のコストが非常に国際的に高くなりまして、あのころ既に後進国、東南アジアや中国は、一生懸命やろうとしたし、また世界の資本がどんどんあの地域に入りまして、バブルが冷めて困った、まだ日本目覚めないうちに自然に向こうは産業期の根っこの基盤まで着々と進んでおりました。現在、農作物や一次産業ならまだいいんです。二次産業もそうでしょう、家電製品から衣類、食料、ほとんどが東南アジアで今ハイテク分野まで東南アジア及び中国、日本の人口とヨーロッパのイーユーと国民合せてもせいぜい10億、大体十二、三億でしょう、先進国と称されるもの。中国だけで12億 5,000万と推定でね、25億からが住んでいる、25億。一生懸命彼らやっていますな。そうすると、日本経済はこれ以上どんどんよくなるのは、まだまだしばらくたってから後でなければよくならぬ。その間は相当厳しい時代が、本当の意味の租税を主として、税収を主として、国政を国の財政政策をとらなきゃならぬのが、ちょっとこれ厳しいね、しばらくの間。したがって、地方にも大幅な配分が期待できない。その中でやるべきものはやっていかなきゃならぬ。大変厳しいんです。国の制度変わりましたね。さっき言いました増発してもう赤字でも何でもいい、国も。どんどんやって景気をよくするという手法もありますが、それやりますと、一時的には名目的には地方財政も楽な時期ございました。しかし、それは本来は期待すべきものじゃないと。世界の中で我が国の力を維持するためにはそれは期待すべきものではないと。町長、変わって期待したきとそれはそれでいいんです。しかし、破綻しちゃったら終わりですからね、地方財政も。その辺心がけてやっていただきたいと。それから、大変厳しいといいながらも町政は継続してやっていかなければならぬ。この間もありました。厚岸町が、これたった一つの例です。きょうは具体的なものは入りたくありませんから、ただ例として言います。厚岸町が始まって以来の地域で、厚岸町発祥の地の地域で、30年も50年もそこに暮らしている人がいるのに、まだ道路の改良、舗装なっていない場所もあります。こういうのはやはりその例ですね。そういうものをやはりできるだけ早くきちっとして、人間の生活が住みやすいようにやってあげなきゃならぬ義務があるのが町政でもあります。例えば一つの例ですが、たくさんやることもございますが、また過剰なものもございます、過剰なもの。過剰なサービスを受けようとしている意識も国民も町民も、私から初めございます。これを許したら、決してものはできません。これは無責任に何でも欲しがる。ただなら何でもいい。そうはかまどはいかないのが国政も財政も企業も個人の家庭も高度な経済など要らないと。基本、たった一つのそれだけだと思います。そういう中で進めるものを進め、ひとつやっていかなきゃ。それで今どんどんこういう面だけでいいますか、あと細かいことはいろいろこれからもお願いしたいと思いますし、要望もします。町長にそれを期待しているものですが、町長いかがですか。

答弁 町長

ただいま、木村議員から今日の国政並びに地方の実態についての見識高いお話がございました。私自体も、小泉内閣の構造改革についても反対するものではありません。しかしながら、一方、都市と地方という対立的な考え方に立つ思想もあるやに私は受けざるを得ないわけであります。そういう意味において、木村議員もご承知のことと思いますが、戦後、我が国の地方財政といいますのは、当初から地方債に依存した財政運営を行っております。地方債発行という財政赤字発生は、半ば構造的なものとなっておるわけであります。しかし、問題は単なる財政赤字の発生ではなく、財政赤字が累積的に拡大して、ついには政治的、経済的意味で、地方自治体の円滑な財政運営が不可能に至る事態、すなわち、財政危機が3年後に来るという極めて大変なことでございます。そういう意味において、私が先ほど答弁いたしましたけれども、この点についても職員は十分に理解をしていただきました。私自体、これからは町民にお願いするところは町民自体の今日の厳しい財政事情の中における意識改革をしていただきたい、そのように考えておるわけでございます。昨今、大変嬉しいこともございます。既に財政改革委員会の答申案が新聞報道されまして、町民の一部からは、今日の厚岸町の財政、大変だなと。我々自体も意識改革をしなきゃなりませんねという声が聞こえます。大変ありがたいことでございます。厚岸町は永遠であります。しっかりと取り組んでまいる所存でございます。

質問 9番

私は、小泉内閣の現状だとか、いいとか悪いとかで私は言いませんわね。我々のわかる範囲でない面もありますから。何か都会だけいいくしようという面もありますから、ちょっとうーんという面もあります。それは今ここで論ずる問題でないからあれですが、町長は町長になって何カ月。

答弁 町長

5カ月。

質問 9番

そうですな。まだこれだけですな。どうも失礼しました。町長が就任すると同時に小泉さんも、だいたいにたごろですな、ちょっと早いか。にたごろになりましたな。それで今のああいう政策、町長はたくさんの理想を持って、あるいは公約もしました。公約全部達成するには相当な財源の裏づけも必要だと思います。ただ、そのときになったら、運がいいとか悪いとはこれは別にしましても、小泉内閣が構造改革が一番の柱にしてがんがんやっちゃう。なかなかひどいときにこれ町長おやりになったなとある意味では私はお気の毒な思いもしておるんでございます。しかし、総予算が10%も20%も1回に財政が縮小するわけじゃありませんので、その知恵を出して、それからたまには悪い者にもなる。ぎょうぎょうの政治は決して民主主義でもありませんし、立派な政治はできないと。ノーと言うときにはノーと言う。しかし、なぜノーであるかという説明はきちっとして説明なさる。これが最も肝要かと存じます。それと、その場合には勇気も要ります。立派な町にするためには勇気も要ります。そのようにひとつ。暗くなっては町はできませんね。町長が暗くなったらみんな暗くなる。個人の皆さんも暗くなる、我々も受ける方も町民みんな暗くなりますので、多少厳しくとも明るく、お互いの知恵と努力で前向きに立派な町をつくるという、町長みずから明るい顔で頑張ってやっていただきたいと思いますが、その決意をひとつお伺いしたいと。悪いときには悪者になる覚悟が何よりも大事だと思います。

答弁 町長

先ほどお気の毒だというお話がございました。実は私はそう思っておりません。といいますのは、私はなぜ町長に立候補いたしたのかということであります。私は、道会議員として30年、町民の皆様方にお世話になり、活躍をしてまいりました。その中で、地方自治体の厳しさというものを身をもって承知をいたしておりました。その中で、私が町長に当選をさせていただき、厚岸町の財政はどうなっているのか、助役を委員長といたしまして財政改革委員会というものを早速設けていただいたわけであります。その結果、先ほど財政運営方針というものが出たような内容でありました。これは私が予測したとおりでありました。だからこそ、私は道会議員を辞任をいたし、厚岸町長になり、この厳しいときにこそ私でなければという意気込みで立候補いたしたつもりでおります。そのことが、町民のご支持をいただいたものであるという私は自負をいたしておるわけでございまして、これからも立候補した気持ちをいつまでも忘れることなく、任期期間中しっかりと取り組んでまいりたい、そのように考えておるわけであります。私の公約は、町民がすべて切望しているものであると私は思っております。財政は厳しい折でありますが、その実現に向けてしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。ご承知のとおり、私が政策予算を組むのは、平成14年度の当初予算であります。しかし、私といたしましては、今進めております第4期厚岸町総合開発計画のローリングいたしますところの第3期実施計画、おかげさまで私が手がけるわけであります。私は、その第3次実施計画においては、厳しく査定をいたしました。今日の財政状況を踏まえた査定をさせていただいたわけであります。この点についてもご理解を賜りたいと思うわけであります。そういう意味において、今日の地方自治体における首長の果たす使命は極めて大きく、暗い話ではなく、それを乗り越えて厚岸町を明るく健全な町にすべきことが私の責務であると考えておりますので、町議会議員の皆様方にも何とぞよろしくお願い申し上げたいと思います。

出典:厚岸町議会 平成13年第4回定例会 2001年12月12日 議事録 PDF(13ページ) 間違いを知らせる