赤井川村議会 令和4年第1回定例会 2022年3月9日
選択的土着民に好かれる村づくりについて
2022年3月9日、赤井川村議会の一般質問で、連茂議員が「選択的土着民に好かれる村づくりについて」質問し、村長 馬場希、産業課長 秋元千春、副村長 大石和朗が答弁しました。
- 質問者
- 連茂 議員
- 答弁者
- 村長 馬場希、産業課長 秋元千春、副村長 大石和朗
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 1番 連茂
1番、連茂、質問を始めます。少し前段が長くなりますが、質問につながることなので、ご了承ください。最近はやりの言葉にイノベーションという言葉があります。地方に行けば行くほど新しいものを受け入れるといったイノベーションを受容するのに苦労しているようですが、赤井川村公共交通バス購入費のガバメントクラウドファンディングの達成やふるさと納税の躍進、また都市と企業との交流の中で生まれた支援など赤井川村の行政の成果は残り、明るい話題としてしっかりと評価するべきではないかなと感じています。今後も国や道の方針に乗り遅れることなく、イノベーションを受容し、上手に活用してもらいたいなと期待しています。私ごとですが、数週間ほどベッドの上で生活することとなり、この機会にと過去の赤井川村総合計画を全部読み返してみました。すると、やはりこの村の一番大切な課題は、昔も今も人口減少を食い止めるということが柱かなと感じています。単純に人口減少を止めるには、子供がたくさん生まれ、お亡くなりになるお年寄りを増やさないということになりますが、日本ほど成熟した社会では医療の発展とともに、平均寿命は上がるものの、出生率は下がると、以前紹介した「FACTFULNESS」の著者はデータをもって解説しています。つまり様々な行政的支援を積んでも人口減少は進むものを前提として取り組まなければいけません。その難局に向かうためにはどうしたらいいでしょうか。可能性の高い答えとしては、よそから住民を連れてくるということになると思います。私が移住してきた30年前は、どこかよそ者という扱いを受け、残念に感じるときが多々ありました。しかし、最近はそのよそ者のことを選択的土着民と呼ぶようで、自分の意思で自ら選んで村に住む者たちは、村社会の関わりや関係性、そして村の将来に対し強く関心を求め、村の発展のキーパーソンになっている事例も目立ち始めています。まさに村のイノベーションですが、今後の村の課題を解決するためには、そんな選択的土着民に好かれる村づくりが必要になると考えます。今回は、その選択的土着民に好かれる村づくりにつながる3点について、村長に質問させてください。1番、地域おこし協力隊について質問します。総務省の資料によると、令和2年度地域おこし協力隊の隊員数は全国で5,464名、受入れ自治体は1,065となっています。国は、令和6年度に隊員数を8,000人に増やすという目標を掲げ、令和4年度予算概算要求に一昨年度予算の3倍に当たる6億5,000万円を盛り込む方針となっています。地域おこし協力隊は、任期が最長3年、地域への協力活動を行いながら移住定住を図る取組で、隊員の活動に要する経費は国からの特別交付税措置がなされ、自治体にとってはとても大きなメリットのある制度です。一時隊員活動の内容が煩雑に扱われ評判を悪くし、隊員数が伸び悩む時期もありましたが、近年自治体の対応も見直され、田舎志向やコロナ禍の需要の高まりが拍車をかけ、隊員希望者数もかなり増えているようです。自治体によっては取組方に大きな差のある制度ですが、有効的に利用されている地域にとっては移住定住を呼び込む強い原動力になると考えます。そのような地域おこし協力隊について、幾つかお尋ねします。1、地域おこし協力隊に対して基本的な方針とこれまでの取組。2、過去の実績、人数や男女比、活動内容や定着数を教えてください。3、募集の要件や募集に係る費用。4、今後の計画と可能性、具体的に今後数年間の目標人数などがあれば教えてください。2番、新規就農者について。新規就農者に関して言えば、より一層強い積極性を持つ選択的土着志向のある方だと考えます。政府は、新規就農者育成総合対策費として令和4年度予算概算要求236億円で、認定新規就農者の経営開始資金として最大1,000万円を支給、1,000万円のうち全額無利子融資の上、その償還金を国と地方が支援するということを発表しています。そのほか、道の支援や村の支援、子育て支援や村独自の住宅支援などを活用すると、私が入村した30年前と比べるとかなり手厚い支援でスタートアップ資金を確保し、農業を始めることができそうです。また、岸田総理大臣は、半農半Xという働き方の支援など多様な農業者が安心して生産できる農業構築に取り組むと1月26日の衆議院予算委員会で新たな農業形態を後押しする考えを示し、農業と地域おこし協力隊や農業とアーティスト、また農業とプログラマーなど、かなり柔軟な発想と柔軟な施策の必要性を地方に期待すると声明を打ち出しました。これらのことを踏まえて、新規就農者対応についてお尋ねします。1、新規就農者に対する村の基本的な方針とこれまでの取組。2、過去の実績、人数や定着率。3、募集の要件や募集に係る費用。4、今後の計画と可能性、具体的に今後数年間の目標人数などがあれば教えてください。大きな3番として、選択的土着民の住まいについて質問します。選択的土着民が最初に抱える問題が住まいです。一昨年の新規就農者の受入れ時にもかなり住宅を確保するのに苦労したと聞いていますが、今後地域おこし協力隊、新規就農者、さらには移住予備軍として田舎志向の強い短期労働者への住宅の確保について、今後どのように取り組んでいこうという考えがあればお伺いさせていただきます。以上です。
答弁 村長 馬場希
それでは、連議員のご質問にお答えさせていただきます。まずは、地域おこし協力隊についてです。1点目の地域おこし協力隊に対しての基本的な方針とこれまでの取組についてお答えします。基本的な考え方としては、これからの地域コミュニティーの維持形成に重要であるという認識に立ち、地域おこし協力隊員制度を活用しております。これまで道の駅開業を契機に地域おこし協力隊員設置要綱を制定し、道の駅運営スタッフ活動を主とする業務とそれ以外では、ふるさと納税募集やPR業務、地域の情報発信活動を担うスタッフとして採用し、現在に至っているところであります。2点目のこれまでの実績についてですが、平成26年10月に地域おこし協力隊員として1名を委嘱して以後、隊員として任期を終えた方が9名、現在活動中の隊員が2名、男性1名、女性1名がおります。隊員を終えた9名、男性5名、女性4名のうち、8名が道の駅運営スタッフとして、1名は役場内でふるさと納税や地域情報発信業務を主に引き続き活動をしておりました。今日現在4名が地域おこし協力隊員をきっかけとして任務終了後も村内に定住しており、定着率は44.4%となっております。令和2年1月に公表されている総務省の調査結果では、活動地と同一市町村内に定住されている割合が50.8%とされていることから、全国平均的な定着率であると認識しております。3点目の募集の要件、募集に係る費用ですが、募集については総務省から出されている地域おこし協力隊員の推進要綱に基づき、活動内容を明示して、一般財団法人地域活性化センターが運営する全国的な地域おこし協力隊員を募集するJOINのホームページと赤井川村のホームページで募集を展開しております。過去においては、首都圏で開催される地域おこし協力隊募集フェアに参加したこともありますが、最近の募集については特段特別の費用を要しておりません。4点目の今後の計画と可能性ですが、年々増加する農作物の有害鳥獣被害へ対策を進めるため、新たに1名の地域おこし協力隊員を活用すべく関連予算を計上させていただきました。この協力隊員には、有害鳥獣の駆除業務をはじめ、被害調査活動や適切な処分方法についても産業課職員、関係協議会と一緒に活動を進めてもらい、隊員活動終了後も有害鳥獣の駆除や利活用につながる活動をしてほしいと考えております。今後の可能性という点では、現在の就農研修制度とのバランスを考慮しながら、新規就農を希望する都市部の人材については、協力隊制度を活用して受け入れることができないか、また遊休化している山村活性化支援センターの有効活用を進める上で、地域商社活動など協力隊制度の活用可能性も視野に検討を進めていく考えであります。なお、現時点での目標人数は特に定めておりません。続いて、新規就農についてでございます。1点目の新規就農者に対する村の基本的な方針とこれまでの取組についてですが、村では平成7年に新規就農者育成に関する条例、規則を制定し、基本的に条例等に基づく受入れを行っています。その間、研修受入れ時の年齢、就農時の営農面積などの受入れ要件、研修中、就農後の支援内容も時代とともに適宜見直しを行い、社会情勢の変化に応じて受入れ態勢の改善充実を図ってまいりました。今後においても、2年間の研修を基本に着実に定着に結びつくよう、研修生農業実習受入れ農家や生産組織、JA、農業委員会、農業改良普及センターなど関係機関との連携をより一層密にして新規就農受入れを進めてまいりたいと考えています。2点目の過去の実績に関しては、条例制定後23名が新規就農しており、村の補助事業などで定義する就農後5年以内の期間で離農した方はいらっしゃいませんが、それ以降諸事情により3名が離農されています。5年目以降の定着率では87%となっています。3点目の募集に係る要件、費用、4点目の今後の計画などについてですが、研修要件は今後も条例、規則に沿って募集し、状況と必要に応じて基本を維持しつつも柔軟に対応したいと考えています。毎年度の募集に当たっては、村ホームページや村窓口での直接相談、年3回村内で開催する現地受入れ見学会、全国、全道の農業人フェアの参加を計画し、必要経費を予算措置しております。また、国の新規就農支援措置も令和4年度から大きく変更となります。村内で新制度適用となる令和5年度就農予定者の対応に関しましては、国費事業の具体的な制度詳細を把握した上で、村独自制度との兼ね合いも含め総合的に検討し、対応したいと考えています。コロナ禍という不安定な社会、経済状況ではありますが、今後におきましても毎年2名程度の研修受入れを目標に受入れ態勢、研修内容の充実、優良農地の確保と就農後の定着に必要な対策を講じてまいります。続いて、選択的土着民の住まいについてであります。村としては、長期間の空き家が発生しないよう、村が管理する住宅や民間賃貸住宅を優先的に活用しつつ、住宅資源である民間空き家や老朽化は進んでいるが、手を加えることにより活用可能な村が所有する住宅の活用の可能性について具体的な検討を進め、少しでも課題解決が図られるよう取り組みたいと考えております。以上でございます。
再質問 1番 連茂
まず、1点目の地域おこし協力隊について再質問させていただきます。とっても地域おこし協力隊、僕も今回かなりいろいろと調べたところ、かなりうまみのあるシステムだと思うのです。特に赤井川村、こういう村にとっては人を呼び込むと、特に移住定住の定住者を呼び込むというふうな部分でいうと、とってもうまみのあるシステムで、僕の受けている感じだと早くから地域おこし協力隊に関して赤井川村は取り組んでいることは事実だけれども、中身をよくよく見てみるとちょっと物足りなさを感じているので、今回こういうふうな質問にさせていただいたのですけれども、他町村の例を出して、ここで参考までにということで言わせてもらいたいのですけれども、ニセコ町に関して言ったら11名の募集を今回しています、今年ですね。令和3年度は29名、7人が卒業して、本年度19名の募集に対し、既に本年度の募集は終了しているというような状態です。あと、ニセコ町といったら特に北海道の中でも名前的には一番ヒットしやすい名前なので、ほかの市町村を見てみると、更別村というのは令和2年度では7名、西興部村は6名、初山別村は5名、猿払村5名、神恵内村5名、これ令和2年度の数字です。赤井川村は、そのときは2名です。あと、全国的に見ると、島根県の海士町という、隠岐の島のところにある島です。そこだと地域おこし協力隊というのは何と40名の方を募集している。あと、町だからということもあるかと思って、村を探してみると、西粟倉村というところがあるのですけれども、そこも実は40名の方。その方たちの、これだけの人数がいるということと、そこのホームページなんかを見てみると非常に細かく、例えばアウトドアプロデューサーだとかフードプロデューサーだとかクラフトプロデューサー、コミュニティープロデューサー、クリエーティブプロデューサーなど名称をつけて、そういうふうないろんな呼び込みの仕方というのを戦略的に行っているのです。そこで、再質問させてもらいたいのですけれども、協力隊の人数、最大で赤井川村としては何名ぐらい受入れが可能か。そして、今目標は掲げていないということを馬場村長が言いましたけれども、できれば総合計画の範囲内でも結構なのですけれども、数値目標があればぜひ掲げてもらいたいということ。あと、定着率44.4%で、全国平均から劣っていないという発言がありましたけれども、実際に中身を見てみると、僕は定着率としては弱いかなと思っています。さらに、全国的には6割が定着している、あと3割が起業しているという総務省のホームページなんかには書かれているのですけれども、起業というふうな面でいうとどうなのかなという感じします。あともう一つ、一生懸命やっているところだから、あえてそうなのかもしれないですけれども、地域おこし協力隊が抱えているところというのは、毎年活動レポートみたいなのが公表されているのです。赤井川に関しては、その活動レポートというのが全くない。その辺、どのようにお考えしているか、村長の考えをお伺いします。
答弁 村長 馬場希
再質問ありがとうございます。何点か再質問していただきました。最大何名かということで、前にも議会の皆様のほうにお話を、協力隊というのはどういうふうなのだというのを何回かご質問いただいたときにお答えしていると思うのですけれども、過去に協力隊を採用した反省に立って、あくまでも連議員が今言われるように定着率を上げるだとか起業するだとか、その後村に3年間、協力隊員としての活動が終わった後にいかに定着していけるかという環境を考えながら募集をかけていくということをしていかないと、単純に人だけ募集して、終わりました、はい、さようならという結果になってしまうということがやっぱり過去の反省に立ちながら進めていかなければならないというふうなことで現在進めさせていただいております。ですから、最大何名というものは今後の例えばプロジェクト事業を進めるだとかなんとかというところが見えてこないと、なかなかその人数というものはここで何名入れるから募集しますとかではなくて、どういう状況の下で定着させていくか、極端な話しすると仕事として定着していくための受皿を作っていくかというようなことをやっていかなければならないのだろうなというふうに考えておりますので、よその町村がどのぐらいの多くの人数、40人だ、30人だというから、うちがどうのこうのというふうには考える必要もないし、そういう頭は持っておりませんので、あくまでもそういったことを基本にして今後も取り組んでいきたいと。それで、まずは今年度予算に上げさせていただいている有害鳥獣の関係については1名、これについては先ほどもお話ししたように、やはりここでその後も活動してもらえるような、特にやっぱり農家さんが非常に苦労しているということがあるので、村の職員というよりは、地域の人間としてそういう活動をリーダーとなっていってくれるような人材をぜひ確保して定着をさせたいなというふうに考えておりますので、そういった考え方で今後も進めていければなというふうに考えております。あと、活動レポートにつきましては、以前は広報で年に1回ぐらいずつ出していたのですけれども、今確認すると、ここ一、二年はそういったものを出していないということなので、ただ総務省のほうに出すような報告書みたいなのもありますので、僕はてっきりあれがレポートとなって出ているのかなと思ったのですけれども、そういうのを公表していないみたいなので、おいおいそういったものを、過去にも活動状況なんかを広報でお知らせしましたので、そういったものも含めて総務省に出している報告書なんかの内容も見定めながら、またそういったものも取り組んでいければなというふうに思います。今後において、地域にそういった、今いる2人もそうですし、今年募集する者もやっぱりそのまま定着するような形の中でのことを考えていますので、そういった視点に立った形でどんな活動しているかというのを公表していければなというふうに思います。以上でございます。
再質問 1番 連茂
仕事がなければ、当然人も要らないという形になるのですけれども、僕としては村内見ますと、まだまだこういう人がここに入ってもいいなというふうな考えもあるものですから、ぜひ役場の職員の方たちも、この協力隊という事業を使わない手はないよというふうな部分で村内を見回してもらえたらななんていうふうに思います。人数に関して数値目標を上げる必要はないということなのですけれども、例えば今回有害鳥獣の件なんかも1人でぽんと来ると、どうしても話し相手もいないし、何か前例もないことだから、誰かに相談することもできないしというふうなこともあります。これは、実際に地域おこし協力隊のホームページなんかを見ると、必ず隊員さんが言っていることなのですけれども、誰々さんがいてよかったとか誰々さんと一緒に動けたからというふうなのがあるので、1名と言わず、できれば2名ぐらいのセットで考えてもらえたらなというふうに思います。1番目の地域おこし協力隊に関しては、そういう期待を込めて、この質問に関しては期待を込めて話を終わらせて、新規就農者について次質問を追加でさせてください。新規就農者の質問の中で出ていなかったのが半農半Xという考え方です。これも例を、実情を紹介させていただきたいのですけれども、島根県では年間50万円以上の農業収入を目指す就農者に対して半農半Xの実践者として認定し、月額10万円の助成を一定期間行うという条例があるようです。あと、秋田県の八峰町では半農生活を体験してもらうプログラムをつくり、事業化されたものが去年から始まっています。あと、北海道の小清水町では半農半Xの短期労働者などの多様な受入れが鍵になるだろうということで、13億円の事業費をかけて受入れ拠点の施設を造るなんていう話、これ3つぐらいしか例は拾えなかったのですけれども、特に今すぐ農業をやるとなるとどうしてもいろんなハードルがあるものですから、例えば地域おこし協力隊で入った男性の嫁が農業を始めるだとか、いろんなケースというのがあって、そのケースに対する受入れなんかも赤井川村で考えてもらえないかなというふうな思いもあって、先ほど質問に入れさせていただきました。いろんな情勢を見ながら柔軟に対応していくという答弁がありましたけれども、できればそういうふうな部分も積極的になるべきではないかなと思います。そこで、また追加で何点か質問させていただきたいのですけれども、始める農業者とやめる農業者というのが当然出てくるわけですね。新規就農者で実際に営農する人と、年齢的にも農業を続けられなくなって、当然それが増減につながっていくと思うのですけれども、赤井川村として大体何年ぐらいにどのくらいの農業者の増減があるか、予定されているか。それに対して、新規就農者の受入れ目標というか、今後どういう推移で新規就農、2名ぐらいという話ありましたけれども、その2名が妥当な数字なのか、その根拠になる部分ですね、それがあるものか。あと、先ほど言ったような半農半Xに対する取組というか、特別交付がなされて、自治体としてもそういうふうな方を求めていくべきかどうかという……ごめんなさい。その辺の考えがあれば教えてもらえたらなと思います。
答弁 村長 馬場希
僕のほうから半農半Xの関係のご意見についてのお話をさせてもらって、あと目標、今後どのぐらいのというような部分については産業課長のほうに答弁させたいと思います。半農半Xという発言、僕にしてみれば農的暮らしを要するに好む方々をどう受け入れるかという形の中で村の新規就農の類型の中に当時特区をして農地の面積をある程度小さい面積を持った中で農業をできる、農地を持てるというような取組をしました。その延長線上なのかなというふうに考えておりますので、もし先ほど例に挙げられたような地域協力隊で来て奥さんが農業を始めるとかといった場合でも、要するに農業というか、小さい面積でやって農地を持てるという仕組みは、1町も2町も持つというのでなくて、1反、2反でというところでいけば、そういった取組を取れるような部分を制度的にもつくっているので、そういうところで対応していけばいいのかなというふうには考えてございます。
答弁 産業課長 秋元千春(産業課長は2024年3月まで)
先ほど連議員から質問のありました新規就農の目標的なものでございますけれども、明確に何か計画に目標というものは定めてはおりませんが、例えば年間2名という先ほど答弁の中にありましたが、村のほうでもいろんな事業をやる際には、基本的には2名受け入れて何とか農地の流動化を図っていきたいというふうに思っております。昨年も農地の基盤整備事業の中の資料にも書かせていただきましたけれども、基本的には2名程度を想定して、いろんな計画を組んでいるところでございます。明確に計画にはありませんが、それを基本にしていろんなことを考えているところでございます。そしてまた、リタイアされる方についても、詳しくシミュレーションというのはまだ残念ながらしてはおりませんが、新規を入れる以上にやはりリタイアしていく方も多いだろうと。それは、人数に関してもそうですし、面積に関してもありますので、そういったものを少しでも緩やかにやれるように、あるいは現状維持できるような形でやっていければなというふうに思っております。そういった形でございます。
再質問 1番 連茂
企業とは違うので、明確に損益分岐点だとか、対象目標だとかと決めるのはなかなか難しいかもしれないですけれども、どうも産業課、特に産業というふうな部分でいったら、村の、要するに産業をつくっていくというふうな部分で考えると、ある程度しっかりとした目標というのが僕は必要ではないかなと思うのです。目標がないから、人数いっぱい来たのはうれしいことなのですけれども、6名が来て、その次の年になったらゼロ名になったりだとかというのではなくて、やっぱりある程度計画を立てて、何年までにどのくらいというふうなことと、あと辞めていく人はこのぐらいるから、このぐらいは増やさなければとかというふうなものが明確になっていなければ、何を目標に新規就農者を集めて、ただ来てくれたからラッキーというだけになってしまうから、ある程度どのくらいの目標というのをしっかり掲げるべきだと思うのですけれども、その辺全くないのですか。
答弁 村長 馬場希
それが年2名程度、要するに2組程度というところで、地域就農研修生を希望者を入れるということは、それを受け入れるための指導してくれる農家さんも確保しなければならないし、その農家さんの考え方にもよるし、ただ単に作業員として、研修だよと言って作業員のように使われても困りますし、その後の営農活動にきちんとつながるような農家さん、もしくは組織にきちんと研修なりなんなりを受入れをしてもらわなければならないということを踏まえると、やはりうちの中では体制としては2名程度が大体いいところだろうと。多くても3名ぐらいなのかなということで、昨年はコロナの関係もあって多く来たこともあって、それまでの取組の中で農業委員会の中で協議をしたりとか、そのぐらいは何とか、毎年ではないので、いいだろうということになったというふうには伺っていますけれども、基本やっぱり受け入れる側としてもきちんとした対応をしていかなければならないので、今のところ2名というのが年間受け入れられる基本となる、限定するわけではないですけれども、その数値が一つの目標であるというふうにご理解をいただければなというふうに思っております。あくまでも人と人とで、要するに人数を決定しているから、それに向かって、では誰でもいいのかといったらそういうわけにもいかないし、これも僕の経験上、あまりハードルを高くし過ぎると、なかなか就農研修に入れないという場合もあって、それもどうなのというようなこともありますけれども、やはり募集してきたから何でもどうぞという話にはなりませんので、受け入れる農家さんも教える側もやる気のある人間ではないとやっぱりきちんと教えれないし、それは受け入れてくれる農家さんに生産組織にご迷惑をかけることにもなるので、そんなことも考えながらやっているということをご理解いただいて進めているということをご理解いただければなというふうに思います。以上でございます。
再質問 1番 連茂
当然新規で入ってくる方というのはやる気を持ってやっていると思うので、それは間違いないと思うのですけれども、今6名がゼロになったというふうな部分でいうと、村長が言ったことに別に揚げ足取るわけではないですけれども、この年はあるけれども、次はないだとか、ここはいっぱい来たけれども、次はないだとかというふうになると、受け入れる側も戸惑うというか、特に今外国人労働者がすぐ来るわけでもないものですから、その辺もうまく、相手があるものですから、完全に何名ということは難しいとは思うのですけれども、2名なら2名というものをしっかりと確保できるような体制というのをぜひつくってもらいたいなと思います。次の再質問に移ります。移住定住の住宅の件なのですけれども、具体的なことという村長からの回答がありましたけれども、具体的な部分でいうと、以前教員住宅の話を予算委員会のときにしたと思うのですが、教員住宅に関して農業者のほうで借りたいのだけれどもというふうに相談に行ったら、詳しくは聞いていませんが、内容的にとてもではないけれども、借りれるような内容ではなかったという報告を僕は受けています。だから、教員住宅の取扱いについてどうなっているのかと、あといろんな民間の住宅だとか、いろいろ利用できる部分というのもなかなか乏しいとは思うのですけれども、考えられることとしては新規就農者に対して援助しているわけだから、ある程度何年か後には、今長くある制度ではないにしても、赤井川村の300万円の家を建てる資金を利用して何年か後には家を建ててもらうだとか、そうすると村の住宅から何年か後には脱出してもらうというか、強制的にはできないかもしれないですけれども、なるべくそういうふうな部分での移行するような配慮、あと例えば今1人で住まわれているお年寄りとかいると思うのですけれども、我が家なんかもそうなのですけれども、2階の部分の何部屋かはほとんど使っていない。そういったところと新規就農者をうまくマッチングさせたりだとか、そういうふうな方法っていろいろあると思うのですけれども、何か具体的な部分というのを考えがあればお伝えいただければなと思います。
答弁 副村長 大石和朗
前回の議会のときにコロナの交付金を使って新規就農者の住宅の建設を考えているというお話をさせていただいたときに、教員住宅の話も議員の皆さんからご意見いただいて、あれを活用したらどうだというご意見もいただきました。その後、内部でも今検討していまして、方向としては新しく建てるのではなくて、今空いている教員住宅を農業者の新規就農研修生用に改修を今考えたいなと思っています。後ほど予算特別委員会等で議員の皆さんのご意見を聞いた上で方向性が出れば、今度村のほうでそれで進めていければなというふうには考えていました。まずは、そのモデル的な部分をやってみたいな。あと、今全部で8戸入っているうちの2戸しか実際使われていない、要するに6戸空いている状態なので、まずは1棟2戸の部分をそういうような改修をかけて、そういう利用に使ってみようかなという形で今考えていました。
再質問 1番 連茂
教員住宅に関して今回答を受けて、ほかに何かそれだけではなくて、例えば今のは多分新規就農者用の住宅ですよね。例えば地域おこし協力隊だとか、いろいろ住宅が新たに必要になるというふうなことも考えられるのではないかなと思うのですけれども、その辺の回答がなかったので、それだけ。
答弁 副村長 大石和朗
住宅の部分については、前にもお話をしたことがあるのですけれども、住宅の建設計画、建設課のほうで持って進めてまいりましたけれども、一時期空きが出たという部分と、予算的な兼ね合いから一時、一旦は凍結した中で住宅の改修というふうに今かじを切らせていただいています。そういう形の中で、今後の状況を見ながら、また住宅を新たに建設をしなければならない状況が来るのか、そういうものも含め検討はしていきたいと思っています。ただ、1つはまず新規就農者という部分が一番、まず農業労働力の確保という部分をどうにか村のほうとしては考えたいという考えの中から、農業研修生用の住宅という部分をまず先に手がけたいというふうに考えております。それ以外の協力隊も先ほど言ったように、さっき連議員が言われたように、何人の目標という形で年間の目標を持ってやっているという形ではないので、新たな仕事ができて、こういうことを募集をしていきたい。それに向かって住宅が足りないから、ではどうしようかという部分をまた新たに考えていかなければならないかな。住宅ありきで全部進めてしまうと、結局村としては空き家を作ってしまうという形になってしまっても困るのかなという部分で、それは需要と供給のバランスという部分があろうかと思いますので、その点もその都度また議会とも協議をさせていただきながら検討していきたいというふうに考えております。