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赤平市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月9日

エネルギーシフトについて

2020年9月9日、赤平市議会の一般質問で、鈴木明広議員が「エネルギーシフトについて」質問し、市長 畠山渉、市民生活課長 町田秀一が答弁しました。

質問者
鈴木明広 議員
答弁者
市長 畠山渉、市民生活課長 町田秀一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の議事日程の表記です。

質問 4番 鈴木明広

質問に関連いたしまして資料配付したいと思うので、よろしくお願いいたします。

質問 4番 鈴木明広

通告に基づきまして、議席番号4番、鈴木明広、質問いたしますので、ご答弁のほどよろしくお願いいたします。まず最初に、件名の1、エネルギーシフトについて、項目1、太陽光発電について、これはちょっと長い質問なので、その前にちょっとだけサマリーを申し上げますと、私はエネルギーシフトで太陽光発電はポジティブな方向で導入すべきだという立場なので、その旨ご考慮いただきながら質問をお聞きいただきたいと思います。まず、グローバルな気候変動が進行している中で新型コロナウイルスが世界を直撃して、同僚議員からも質問がございましたように大変な経済的な情勢でございます。アフターコロナにおける経済再興に向けてSDGs、持続可能な開発目標に対する注目が高まっております。ヨーロッパでは、コロナ禍後の経済復興政策において化石燃料から再生可能エネルギーへのシフトを最優先するグリーンリカバリーが打ち出されております。恐らく世界的にこの流れが趨勢を占めて、これを無視したアフターコロナの経済復興政策は成立しないのではないかと思われます。政府は、Go To キャンペーンのようなV字回復を望むような前のめりで近視眼的な政策は、カンフル剤にすぎないと私は考えております。したがいまして、中長期的な視点に立脚した政策に基づき、自治体が積極的にエネルギーシフトに取り組む社会変革が必要であると考えております。再生可能エネルギーの総発電量に占める比率は、2014年の12.1%から2019年には18.5%と上昇の一途をたどっております。なかんずく再生可能エネルギーの中でも太陽光電の占有率はトップを占めており、全電力量の容量比におきましては2014年は1.9%であったものが2019年には7.4%と約4倍に伸びております。本年7月3日に梶山経産大臣は、二酸化炭素を多く排出する非効率石炭発電所を動かせなくする規制導入を明らかにしました。また、福島第一原子力発電所の事故の処理がほとんど進まない中での原発再稼働は、国民的なコンセンサスを得るには世論動向からハードルが高いというのが現状です。トイレなきマンションと呼ばれる原発の使用済みの核燃料のごみを10万年という途方もない長期間保管先へ自治体が立候補することでさえ、最近の報道からお分かりのように地域社会に非常に暗い影を落とすということを考えますと、脱炭素社会の構築のためには太陽光発電設備の拡充が重要な役割を担うことになるのは火を見るより明らかであります。新型コロナウイルスが世界経済に未曽有の深刻な打撃を与えています。コロナ禍克服のための経済刺激策の情報を分析しているイギリスの研究機関の報告によりますと、主要国の経済刺激は総額11.4兆ドル、約1,376兆円に上り、そのうち3割の3.5兆ドル、371兆円が環境を重視したグリーン関係に使われております。とりわけ欧州委員会の次世代EUのほぼ全ては、グリーンであるとされております。これほどの大規模な国策事業は、EU域内経済にインパクトが大きくなるのは必至であると思われます。したがいまして、本邦におきましてもコロナ禍から経済復興戦略として世界的な潮流に沿ったエネルギーシフトは世論の高い支持を得られるのではないかと思われます。さらに、再生可能エネルギーの事業規模拡大のポテンシャルは地方が高いと言われておりますから、私といたしましては当地におきましては太陽光発電事業者の参入を呼び込むことは地域経済の活性化には欠かせないと思う次第であります。赤平市は、積極的に太陽光発電事業を進めるべきであると思います。そこで、3点、まず1番目には現況での赤平市における太陽光発電の利用の実態、2番目といたしましては太陽光発電導入における国、地方自治体の助成金の在り方、3番目といたしましては太陽光発電新規参入の障壁となるおそれがある環境アセスメントに関して、全国並びに道内における太陽光発電に使用するソーラーパネル設置に関しての規制を求める議会の動向や条例についてお伺いしたいと思います。

答弁 市長 畠山渉

2020年3月末時点の太陽光発電設備導入状況でございますけれども、10キロワット未満が17件、50キロワット未満が18件、合計35件でございまして、50キロワット以上の発電設備はないという状況になっております。次に、太陽光発電導入における補助制度でございますけれども、住宅用太陽光発電導入支援対策費補助金がございましたが、2013年に終了しており、現在は自家消費を目的とした場合、二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金が活用できるとされております。また、当市においては、あんしん住宅助成事業として太陽光発電システム対象工事費100万円以上、助成率は出力1キロワット当たり6万円、限度額20万円で、新築住宅を含めた全住宅を対象として助成を行い、このほかに再生可能エネルギー発電設備に対する固定資産税の軽減制度も行っております。次に、道内における太陽光発電に関する条例制定の動向でございますけれども、古平町が3月13日に、厚真町が9月1日から施行されており、安平町が制定予定としているとの情報でございます。一方で、資源エネルギー庁でもガイドラインが改訂されましたことから、小樽市では資源エネルギー庁のガイドラインを補完するものとして小樽市太陽光発電施設の設置に関するガイドラインを太陽光発電施設の設置をめぐるトラブルの未然防止を目的として策定し、令和2年5月1日から施行しております。ガイドラインにおいて再生エネルギー設備に関して対応している道内市町村は、27団体となっているところでございます。そのようなことでありますが、当市においては庁内関係部局で情報共有をし、体制を整え、条例、ガイドライン等の制定を進めてまいりたいと考えております。

質問 4番 鈴木明広

冒頭で述べましたのは、私は太陽光発電をどういうふうに赤平に取り入れていくのだという観点からの質問であるということなので、このお答えというのはまさに資料にのっとった答えで、そのままなので、真意が全く伝わらないので、やる気があるのかどうかが分からないので、再質問ちょっとしてみたいと思います。当市では、今お答えにあったのですけれども、10キロワットは17件、50キロワット未満は18件で、合計35件となっています。ただし、空知管内で50キロ未満であるのは389で、比率は全体で赤平は4.6%にしかすぎません。多いところを見ますと、夕張郡の由仁町30で約8%、長沼町38、栗山町38で約10%です。人口規模から考えてみましても赤平市は非常に少ない、逆に言うともう少し発展させる余地はあるということだと思います。国際エネルギー機関は、コロナ禍で化石燃料とLNGの需要は落ち込んでいてピークをもう打つのではないかと、再生可能エネルギーだけは拡大を続けると予想しております。また、政府の関係機関のシンクタンクにおいては、北海道は太陽光電のポテンシャルは2位であると、そうしますともう少し踏み込んだ考えをいただきたいと思うのですけれども、お答えお願いいたします。

答弁 市長 畠山渉

赤平市として取り組む中身についてだと思いますけれども、公共施設につきましてはこれまで太陽光発電システムを設置している施設はございませんけれども、災害時には早期の対応として電源の確保が最重要となってくると思います。そのような場合には、太陽光による発電ですとか、蓄電池による電源の確保は大変有効な手段であるというふうに考えてございます。そのようなことから、公共施設の改修等を実施する際には、太陽光発電システムの設置など再生可能エネルギーの導入を検討してまいりたいと考えております。

質問 4番 鈴木明広

もともと新たな方針といたしましては、エネルギーの地産地消というのがベースになっておりまして、太陽光発電を使いますと10キロ未満だったと思いますけれども、3割は自家消費に使うと、そして地産地消するというのが入っていて、さらに付加的に災害があった場合には蓄電池などを充当いたしまして、その災害地に地産地消のエネルギーを使うということがもう入っているのであるのだから、やっぱり事業者を呼び込むような方向に行かなければならないと思うのですけれども、お答えをお願いいたします。

答弁 市長 畠山渉

先ほどもお話ございましたとおり、太陽光発電については積極的なというお考えであるというふうに思っております。再生可能エネルギー、その中でも太陽光発電の導入でございますけれども、化石燃料を使うことで発生いたします温室効果ガスによる地球の温暖化と、それに伴う気候の変動による異常気象ですとか、放射性廃棄物の処理問題など考えますと、これらの再生可能エネルギー、太陽光発電については大変有効な手段であるというふうに考えてございます。また、東日本大震災の教訓から小規模なエネルギーを地域で生産、そして地域で使うと、いわゆる先ほどもお話にございましたエネルギーの地産地消といった仕組み、これらの構築は強くその必要性は感じているところでございまして、その際災害にも強い自然エネルギーの活用というものでございますけれども、大変有効であると考えてございます。当市におきましては、公共施設におきましては先ほども申し上げましたとおり太陽光発電設備はございませんけれども、市立病院の病棟の改築に併せまして地中熱のヒートポンプシステムを導入いたしまして燃料費の低減、CO2の排出の抑制に努めてきているところでございます。今後につきましても再生可能エネルギーの活用などについて積極的に検討してまいりたいと考えております。

質問 4番 鈴木明広

推進なのか、それとも現状維持なのか、お考えになるということなのですけれども、私の解釈だとほとんどやる気はないように思えるので、議論がかみ合わないので、ここで終わりますが、国策事業になるかもしれない太陽光発電のバスには乗り遅れないほうがよろしいのではないかと思います。続きまして、件名1、項目2、ごみ発電についてお伺いします。ごみ発電は、二酸化炭素排出係数の小さいグリーン電力の一つであり、脱炭素に貢献できるエネルギー源であります。地域のグリーン化、低炭素化に果たす役割が大きく、社会に有効に活躍できるシステムであると言えます。当市は、5市9町における中・北空知廃棄物処理広域連合、通称中・北空知エネクリーンに所属しておりまして、ごみ焼却時に発生する熱を利用してボイラーで高温高圧の蒸気をつくり、その蒸気でタービンを回して発電しております。年間の発電量は、おおよそ1万メガワットアワーぐらいであると思うのですけれども、質問をまずここで1つお聞きしますと、売電収入は幾らになるのか、また売電収入は広域連合各自治体にどのように配分されているのか。北空知エネクリーンに属する自治体は、いずれも人口減少が進んでいるので、燃やせるごみの総量が減少傾向にあります。もちろん無駄なごみの量が減るということは社会通念上よしとすべきところなのでございますが、ごみの総量が減れば中空知エネクリーンの焼却炉を稼働しての売電収益を安定させることは将来的に困難さが増すことは避けられないと思います。令和2年の予算におきましては、ごみ焼却施設費が約6億2,600万円、公債費が約1億900万円とその他諸費を含めますと7億900万円ほどの歳出を見込んでおります。当市は、分担金を払わなければならないのですが、過疎化が進めば人口1人当たりの負担が重くなるのは必至であります。そこで、2番目の質問としては、行政のサービスの質を維持しながら市民の負担を抑制するためには売電収入を安定させる方策、またオルタナティブについてお伺いします。そして、3つ目の質問といたしましては、一般的にごみ焼却施設の寿命は……

質問 4番 鈴木明広

一問一答なのですけれども、網羅した形で通告してあるので、そのまま読ませていただいているのですけれども。

質問 4番 鈴木明広

では、そういう形で。

質問 4番 鈴木明広

1番目からということでよろしいですか。分かりました。

答弁 市長 畠山渉

お話のございました中・北空知廃棄物処理広域連合でございますけれども、当市のほか、滝川市、砂川市、歌志内市、深川市、奈井江町、上砂川町、浦臼町、新十津川町、妹背牛町、秩父別町、雨竜町、北竜町及び沼田町の14の市と町によって組織され、通称中・北空知エネクリーンとして砂川地区保健衛生組合、中空知衛生施設組合、北空知衛生センター組合及び北空知衛生施設組合と相互に役割分担を担い、連絡調整を図りながら平成25年4月1日よりごみ焼却施設を稼働しておりまして、一般廃棄物の焼却による廃熱を回収し、定格出力1,770キロワットの蒸気タービン発電機で発電し、処理施設で使用する電力を賄うほか、余剰電力は電力会社に売却しているところでございます。発電による効果額でございますけれども、平成30年度の決算ベースで申し上げますと、長期包括委託契約時に事業提案により見込まれ、控除されている額が4,205万7,984円でございまして、さらに契約後導入されたFIT固定価格買取り制度などにより4,281万945円が売電収入として決算されてございまして、このほか全発電量の約40%が所内電力に使用されて大きな負担軽減につながっているところでございます。売電収入が各自治体にどのように配分されているかということでございますけれども、広域連合規約において施設の建設に要する経費以外の経費につきましては前々年度までの過去3か年、これは平成26年から平成28年の3か年平均のごみ量割りとなっておりますことから、赤平市は平成30年度において全体の約8.8%の負担率となってございまして、平成30年度の売電収入から逆算いたしますと、売電収入のうち約370万円が当市の負担額から軽減されている額と考えられるところであります。

質問 4番 鈴木明広

発電による固定買取り制度によって約4,180万円が売電収入と、委託先の4,200万円ほどがディスカウントされているので、総額8,380万円ほど中・北空知エネクリーンに所属する自治体の住民の負担が軽減されていると、こういうふうなことだと思います。ごみ発電所というのは、なかなか日の当たらない処理事業で、その中でも非常にお金を生み出す付加価値であると。年間370万円ほど、赤平市のランニングコストの8.8%の負担を和らげているというのは非常に大きいと思います。10年にしますと約4,000万に上るわけですから、行政というのはこのような事業について市民の皆さんにやっぱり公知していく、知らせていく、敷衍していかなければならないと思います。続いて、質問の2番目に移ります。行政のサービスの質を維持しながら市民の負担を抑制するためには、売電収益を安定させる方策及びオルタナティブについてお伺いします。よろしくお願いします。

答弁 市長 畠山渉

ごみ発電売電収益安定化方策等についてでございますが、一般廃棄物の処理実績はここ数年年間2万3,600トンから2万3,800トンでほぼ横ばい傾向にありますけれども、昨年度見直しました中・北空知廃棄物処理広域連合広域計画におきまして人口減少とごみの減量化によりまして令和2年度2万1,930トンに対して令和6年度においては2万719トンと約1,211トン、5.5%の減少を見込まれております。FIT固定価格買取り制度による収益は、20年間の期限付であり、また政府は生鮮食品のトレーなどのプラスチック製の容器包装に加え、文具、玩具などプラスチック製品もプラスチック資源という新しい区分で家庭から一括回収する方針であるという報道にもありますとおり、将来的には電力収益は減少することは避けられないものだと考えてございます。そういった中でもできる限り市の負担軽減につなげるよう、効率的な運転はもちろん、構成市町を含め、広域連合において設備更新など協議していかなければならないものと考えております。

質問 4番 鈴木明広

燃料となるごみの量が令和2年の約2.2万トンから令和6年には約5.5%減少すると、減益というのは免れない。さらに、政府によるプラスチック資源ごみの一括回収方針ができれば、将来的には恐らく燃料になるごみの量の減少に拍車がかかる懸念があると。そうしますと、少しでも収入があれば市民の負担が減るわけなので、担当課長にお伺いしたいのですけれども、売電収入の減少分を補うためには市民の協力ができることがあれば、何かお考えありますか。

答弁 市民生活課長 町田秀一(市民生活課長は2020年9月まで)

先ほど市長が申し上げましたとおり、実は廃プラの分の処理については政府の方針が述べられております。がしかし、いつ導入するかという部分は、まだ正式回答は来ておりませんが、廃プラの処理、例えばペットボトル、これは資源ごみとされておりますけれども、そのラベルについては廃プラスチックということでもって要は燃やせるごみということで処分できることもございます。それによっては、区分した形の中でペットボトルについては容器ということでもって高額処理できることもお伺いしておりますし、さらに今言った燃やせるごみということである程度はキープできるのではないかというふうに考えておりますので、そのように区分している実は市町、例えば隣町の芦別市なんかも実際行われております。そのようなところの部分を実際視察しながら、構成市町と十分協議してまいりたい、こういうふうに考えております。

質問 4番 鈴木明広

多分ペットボトルなどにあるプラスチックのラベル、これを市民の皆様に小まめに剥がしていただければ、そのペットボトルが高く売れるということなのだと思われます。こういうことも広報等で公知していただければ、市民の協力が得られることによってごみの収入も安定するのではないかと思われるので、よろしくお願いいたします。3番目の質問としましては、ごみの焼却の寿命は一般的に約20年と言われておりますが、中・北空知エネクリーンの計画としての設備の更新時期はいつ頃になるのかと、また更新費用における現行の交付措置や補助金、助成金についてお伺いしたいと思うので、お答えお願いいたします。

答弁 市長 畠山渉

ごみ焼却施設の設備の更新時期等についてでございますけれども、広域連合にお尋ねしたところ、受託事業者は契約に基づき長寿命化を念頭に補修契約、点検計画等に沿って適切な補修等を実施し、施設の保全に努めていると確認してございます。その上で基幹改良工事、いわゆる延命化工事、または更新の財源として環境省の循環型社会形成推進交付金並びに一般廃棄物処理事業債を見込んでいる団体も見受けられ、現段階としては同様に活用できるのではないかと考えております。なお、当該施設の延命化または更新をどのようにしていくかにつきましては、今年度でまだ稼働開始後8年目ということであり、すぐにということにはならないというふうに考えておりますけれども、今後構成市町を含め、広域連合において施設の老朽化などの度合いを見極めながら協議していくものと考えております。

質問 4番 鈴木明広

なるほど延命化、まだ8年ぐらいしかたっていないので、将来的には延命化措置ということもあるのですけれども、最近やはりグリーンエネルギーの一環といたしましてもごみ発電というのは実は世界的に非常に重要視されておりまして、かつてはごみが邪魔で輸出していた中国とかが輸入に回る、なぜかというとごみ発電を使うと、こういうふうなエネルギーシフトが行われております。将来的におきましては、現在日本ではごみ発電所のプラント輸出に非常に力を入れておりまして、AIを活用しながら非常に効率のよい発電を使っておるので、私は延命化というよりはこういうふうな効率的に発電するものを将来的に組み込んでいくのが人口減少が著しい地域にとってはよろしいのではないかと思います。これでここまでの質問終わります。続いて、件名2のほうに移らせていただきます。

出典:赤平市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月9日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる