赤平市議会 平成23年第4回定例会 2011年12月13日
新年度財政の見通しについて
2011年12月13日、赤平市議会の一般質問で、五十嵐美知議員が「新年度財政の見通しについて」質問し、企画財政課長 伊藤寿雄が答弁しました。
- 質問者
- 五十嵐美知 議員
- 答弁者
- 企画財政課長 伊藤寿雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の議事日程の表記です。
質問 2番 五十嵐美知
通告に従いまして、質問させていただきます。今回課長の皆さんとは初めての一問一答でございますので、どうぞよろしくお願いいたします。まず、件名1の新年度財政の見通しについてでございますが、①の市町村向けの一括交付金見送りについてとあわせて伺いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。まず、11月23日の新聞報道によりますと、政府は2012年度の一括交付金として総額1兆円を目標に掲げておりましたが、都道府県と政令市以外の市町村向け補助金の交付金化を見送った内容の報道がありました。この一括交付金は、地域主権の取り組みの一環として各省庁から拠出されたインフラ整備関連の補助金を統合して自治体に配分される仕組みで、原資となった補助金と関係のある事業であれば自由に使える仕組みでありますが、こうした一括交付金の見送りは当市の新年度の行政運営に影響はないのか、あるいはこの一括交付金化は当市のような小規模自治体にとって財政担当はどのように受けとめているのか、まずは伺いたいと思います。
答弁 企画財政課長 伊藤寿雄
市町村向けの一括交付金見送りについてお答えをさせていただきます。国は、地域の自由裁量を拡大するため、平成22年6月22日に閣議決定された地域主権戦略大綱等に基づき、国から地方へのひもつき補助金を段階的に廃止し、基本的に自由に使える一括交付金化にするとの方針のもと、平成23年度から地域自主戦略交付金を創設しております。現在は、第1段階として都道府県分を対象に投資補助金の一括交付金化を実施しておりますが、平成24年度からは対象を市町村にも拡大し、予算規模についても1兆円に増額する目標を掲げておりましたが、本年11月29日の閣議によって都道府県分の増額を図るとともに政令指定都市にも導入し、予算規模は8,000億円とする方針によって市町村の対象拡大は見送られたところであります。このため、本年度と同様の取り扱いになるという点から申し上げますと、当市の平成24年度予算に対するメリットもデメリットも発生しないことになります。また、一括交付金に関する受けとめとのご質問でございますが、今回市町村が対象から見送られた大きな要因は、都道府県や政令指定都市については予算規模も大きく単年度に大型事業を複数抱えているため事業の振りかえが可能となりますが、市町村のように予算規模が小さなまちほど大型事業がある年とそうでない年とでは変動が大きくなるのが当然でありまして、一括交付金によるその年の一律的な限度額を定められると一件審査による補助金と違って財源が不足する事態が想定されることであります。さらに、交付要綱が定められる中でいかに対象事業として市町村の意向が反映し切れるかといった問題もございますので、真に自由に使い道を決められる財源と言えるのか、当市にとって効果的であるか否かについてはこうした課題にいかに対処されるのか、その結果によって判断されるものであり、国の動向に注目すると同時に、必要に応じて地方としての声を上げてまいらなければならないと考えております。以上です。
質問 2番 五十嵐美知
そこで、この市町村への一括交付金の見送りについてはメリットもデメリットもないということですけれども、そうかなと思います。そこで、市町村向けの一括交付金化については、今答弁もありましたように、さまざまな課題が山積しているということでわかりましたけれども、地域主権の言葉だけが先行していて中身が伴っていないということなのだなというふうに思いました。市町村は国や都道府県の足場であり、生活の実態がここにあるわけでありますから、地域の主権がここにあると私は思っております。そこで、答弁で国の動向について注目して必要に応じて地方の声を上げていくと述べられましたけれども、ここは大いなる声をしっかり上げていただきたいというふうに思っておりますので、強く申し上げます。また、さらにこういった現状、動向を見ていますけれども、とても現在不安に感じているのは、今国では消費税含めた増税の話題や、そして社会保障と税の一体改革の中身が今現在に至ってもはっきりしていないわけでありますし、今回の大震災の復興財源等もあり、そこで新年度の当市の財政の見通しはどのようになっていくのか、それで当市は自主財源でもあります地方税の落ち込みなどもあって今後の地方財政の計画なんかも注目しなければなりませんけれども、依存財源の交付税はこれまでと同じというようなふうには思えないわけでありまして、この点についても伺っておきたいと思います。
答弁 企画財政課長 伊藤寿雄
新年度財政の当市の見通しということについてでありますが、国は東日本大震災、世界的な金融経済危機、そして財政といった諸課題の解決に向けまして復旧、復興対策の枠組みを定め、別途管理での対応可能とする平成24年度から26年度までの中期財政フレームを策定いたしました。中期財政フレームの具体的な内容として、歳入面では平成22年度税制改正大綱及び平成23年度税制改正大綱の方針に沿ってゼロベースからの見直しを行い、歳出面では少なくとも前年度の当初予算となる基礎的財政収支対象経費の71兆円を実質的に上回らないという考え方であります。また、地方の一般財源総額については、実質的に平成23年度地方財政計画の水準を下回らないよう確保すると言われておりますが、地方財政収支の仮試算の中では地方税等の増収を見込んだものとなっており、当市の実情とは乖離している状況、さらに国の予算編成過程で検討される事項も大変多く残され、災害による復興財源を別枠といいつつも財源捻出に苦慮されていること、社会保障、税一体改革の不透明感、そして地方交付税の減少が予想されるなど、地方財政は厳しさを増すと考えられ、年末に示される平成24年度地方財政計画に注目してまいらなければなりません。一方、こうした情勢において当市としては第5次赤平市総合計画の推進や景気低迷による経済対策など諸課題も山積している状況でありますので、引き続き効率、効果的な予算編成に努めてまいらなければならないと考えております。以上です。
質問 2番 五十嵐美知
わかりました。何せ大変でしょうけれども、よろしくのかじ取りお願いいたします。