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赤平市議会 平成21年第2回定例会 2009年6月18日

(1)第5次赤平市総合計画について/(2)エルム高原の将来展望について

2009年6月18日、赤平市議会の一般質問で、北市勲議員が「第5次赤平市総合計画について」「エルム高原の将来展望について」について質問し、企画財政課長 伊藤寿雄、産業課長 菊島美時、教育課長 相原弘幸が答弁しました。

質問者
北市勲 議員
答弁者
企画財政課長 伊藤寿雄、産業課長 菊島美時、教育課長 相原弘幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の議事日程ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の議事日程の表記です。

質問 6番 北市勲

通告に基づきましてご質問をいたしますので、ご答弁のほどよろしくお願いをいたします。大綱1、第5次赤平市総合計画についてお尋ねいたしたいと思います。①、実施計画の作成についてでございますが、本議会におきまして可決されました第5次赤平市総合計画は、これから先赤平市が10年間進むべき道の方向を定めると同時に、基本計画である実施計画の枠組みを示すものとして多くの市民、あるいはアンケートなどから意見を募りつくられました。大変すばらしい計画であると、赤平市民にとって将来に明るい希望の持てる計画であり、構想であると高く評価している一人でもございます。しかし、この計画はすばらしいだけに実現するに当たって不安がないわけでもありません。この不安に感じているところは、特に赤平市の人口でございます。現在1万三千三百数人ですが、これが10年後の平成30年には1万1,600人と、こういう数字で出されておりますけれども、この想定されている人口につきましては、現在のような社会情勢が続く限り赤平市に誘致企業なども来る可能性も非常に低くなり、この人口がふえる要素が非常になくなり、むしろこの1万1,600人の人口を本当に確保できるのかと、このことが一番心配に感じているところでございます。私どももこの議会の審査特別委員会におきましてこのことにつきまして議論をいたしました。実施計画につきましては、これからつくられるということなので、その作成に当たり1点ほどお聞きいたしたいと思います。まず、この実施計画をつくるに当たって、数多い課題のある中で計画の優先順位というものを考えておられるのか。また、これに対する予算配分などについてもどういう考え方を持っておられるのか、その考え方をお聞かせ願いたいと思います。②の各種団体からの意見の具体化についてお尋ねをいたします。各団体との意見懇談会を通じまして、たくさんのご意見が出されております。例えば介護施設の待機者が多いので、そういう施設をつくってもらいたいというような福祉施設の拡充を求める声、それから企業を誘致して安定した雇用の場を確保してほしいという産業振興と雇用の場の確保、さらに持ち家促進制度の強化をしてほしいと、いわゆる持ち家制度の促進をしてもらいたいと、このような大きな問題がたくさん上がってきております。これらの要望をかなえることは、ひいては赤平市の人口減の歯どめになるのかと、こういうふうに思っておりますが、大変難しい問題でもあります。従来のような発想では、これらの課題を解決することは非常に難しいと。この解決に当たってどのように考えておられるのか、このことも聞かせていただきたいと思います。大綱2のエルム高原の将来展望についてお尋ねをいたします。①、指定管理者による委託の成果についてお尋ねいたします。平成18年より指定管理者制度を設け、公共施設の運営管理及び経費節減を目的としてこの制度が導入されました。エルム高原もこの指定管理者制度の中に入っております。そして、特にエルム高原につきましては、平成11年からこの19年までの間にあそこを利用された方々の人数が平成11年にはおおよそ23万7,000人の利用者がありました。それが19年度には16万9,000人と。この約8年間の間に毎年1万人近い人が利用しなくなってきていると、こういう状況の中で18年から導入した指定管理者制度についての成果というものをどのように評価しているのか、その評価についての考え方をお聞かせいただきたいと思います。②の現状の利用者の分析についてでありますが、ただいま申し上げましたように23万7,000人の利用者から16万9,000人に減っていったと。これは、単純に見過ごすわけにはいかない数字でございます。やはり現状の利用者の分析をしなければ、この利用者の増を望むこともできません。この利用者の方々の赤平市民が何%の人が使っているのだ、あるいは市外から何%の方々が来ていられるのだ、あるいは年齢構成はどうなっているのだと緻密な分析がなければ次のステップは踏めないと、このように私は感じております。ぜひこの分析についてどのようにされたのかもお聞かせ願いたいと思います。③の第5次赤平市総合計画における位置づけについてお尋ねをいたします。第5次赤平市総合計画の中では、エルム高原施設の充実、あるいは観光ルートの開発とうたっておりますが、将来的な位置づけがよくわかりません。エルム高原を単純に赤平市民に憩いの場にするのか、あるいは他市からの利用者をふやして大々的に観光資源として開発するのか、この辺のところが今の第5次総合計画の中ではよく判明いたしません。ということで、この指定管理者制度も私どもは数回にわたりこの21年度の指定管理者の契約につきましては、赤平市に数少ない観光資源としての開発という観点から企画コンペを導入した指定管理者と契約すべきでないですかという提言もさせていただきました。ことしは1年限りの契約ということなので、今後に向けてもどうなるのかも含めてこの辺の将来についての位置づけをお聞かせ願いたいと思います。③の学校統合についてお尋ねいたします。先ほど同僚議員からこの学校関係の統合、耐震等の話がございましたので、若干ダブるところもあろうかと思いますが、ご答弁のほどよろしくお願いをいたします。赤平市内の小学校及び中学校の統合につきましては、学校教育条件整備具体化構想と適正配置計画の10カ年計画のもとに小学校の複式校の解消と中学校の学年複数化ということを目指して平成19年に一応の決着を見ましたが、しかしいまだ複式学級は残っておる。小学校につきましては、複式学級も残っているのと各学年の学級が1学年だけ除いてすべて1学級であると。赤間小学校の一部に2学級がありますけれども、こういう状況にあると。子供たちの学力や、それから社会性を身につけて向上させるためにも、多くの同じ年代の子供たちが交わることでその成果があると、私はそのように思っております。ぜひ1学級をなくすような学校統合を進めていただきたいと、このように思っております。また、一昨日報道にてありました北海道内の学校施設の耐震化率でございますが、大変低い数字ということになって、45.4%ですか、こういうふうになっていますが、この原因につきましては各市町村の財政事情の厳しさと、それから少子化に伴う統廃合に時間を要していると、こういうことが原因であると言われていますが、赤平市もこれに該当する部分ではないだろうかと、このように感じてもおります。子供たちが安心して安全なところで教育が受けられるような環境をつくるためにも学校の耐震化は避けて通れない問題であると、このように思っております。学校施設の安全性の確保と厳しい財政事情の解決は、やはり学校統合ではないのかなと。これによって学級の1学級制が解決できるのであれば早くこのことに着手すべきでないかと、このように思っていますが、教育委員会としての見解をお尋ね申し上げたいと思います。1回目の質問を終わります。

答弁 企画財政課長 伊藤寿雄

大綱1、第5次赤平市総合計画について、①、実施計画の作成について、②、各種団体からの意見の具体化について、関連がございますので、一括してお答えさせていただきます。第5次赤平市総合計画の基本構想につきましては、先日本議会において議決をいただき、いよいよ7月から本格的にスタートすることとなります。これまで総合計画の策定に当たりましては、市民アンケート、住民懇談会、各種団体懇談会、青少年みらい会議、パブリックコメント、まちづくり意見募集箱の設置などによりまして、市民の意見を反映するよう努めてまいりました。また、まちづくり市民会議においては、各専門部会の開催のほかに全体会議を5回開催し、総合計画の基本構想並びに基本計画について熱心にご議論をいただいたところであります。行政といたしましては、こうしたこれまでの過程を十分に認識した上で、計画だけにとどまることなく、確実に実行に移してまいらなければならないと考えております。そこで、今後策定していく5年間の実施計画についてでありますが、間もなく平成20年度の決算が確定してまいりますので、まずは財政推計を最新の状況に見直し、どういった財源確保が可能であるかを検証する必要があります。また、ソフト事業を中心に財源を必要としないまちづくり事業も当然ございます。こうしたことを念頭に置きつつ、何を選択し、何を集中的に、何を優先的に推進していくのか、3つの重点プロジェクトを柱として全庁的な協議を進めると同時に、特に各種団体懇談会の中では専門的立場からさまざまな具体的提言もいただいておりますので、これらも十分に参考としつつ、また協働による施策もございますので、必要に応じては市民や団体の考え方もお聞きしながら、9月中には実施計画を策定してまいりたいというふうに考えております。また、人口の定着化に向け、福祉や医療などと定住策との関連性のお話がございましたが、総合計画の中でも産業振興、住環境整備、そして少子化対策の3つを重点プロジェクトとして掲げておりますが、移住定住促進につきましてはこの住環境整備プロジェクトに位置づけられているものであります。平成17年の国勢調査における当市の昼夜間人口、いわゆる昼間にほかのまちから赤平市に勤務あるいは通学をされている方の人数が1,617人といった結果が出ておりますので、こうした方が赤平市に住んでいただくためには何が支障となり、何を望まれているかなど、これらについて企業等を通じて調査を実施してまいりたいというふうに考えておりますし、お話にございましたように住宅の新築並びに持ち家を維持し、住み続けていただくためには冬の暮らしを守るための融雪槽やロードヒーティング、これらの設置費用に対する助成制度、また安心した生活を送れるためのバリアフリー等に対するリフォーム助成、訪問診療を継続的に行える体制づくりなど新たな施策について検討してまいらなければならないというふうに考えております。いずれにいたしましても、当市の財政状況が厳しいのは事実でありまして、あれもこれもといった時代ではなく、限られた予算であるからこそ知恵や発想を生かしながら、選択と集中、めり張りを持って特色あるまちづくりを推進することによって、総合計画の目標人口であります1万1,600人を達成できるよう市民と一体となって努力してまいらなければならないというふうに考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。以上です。

答弁 産業課長 菊島美時

大綱2、エルム高原の将来展望について、まず①、指定管理者による委託の成果についてですが、平成18年度から20年度にかけてエルム高原施設一帯を指定管理者として赤平振興公社に委託してきました。特に温泉施設につきましては、年々減少傾向にありますが、長引く景気の低迷に加えて管内人口の減少が大きく影響していると思われます。こうした厳しい現状の中、赤平振興公社では少しでも集客増を図るため、特に冬期間集客が見込めないケビン村、虹の山荘においては2泊以上宿泊した方に対する割引やオートキャンプ場においても割引プランを企画、またインターネットを活用したPR並びにはがきによるリピーターの促進など集客増に向け努力しているところであります。一方、歳出削減対策として給与削減、人件費の圧縮なども含め総体的に経費削減に努めているところであり、なお平成18年から指定管理者に指定してからは1,000万円ほどの経費の削減にもなっております。このような収支バランスを保つための経営努力により、類似施設が多い管内状況から減少幅を最小限度に食いとめております。次に、②、現在の利用状況の分析についてですが、主な利用実態といたしましては、不特定多数の方が利用される温泉施設につきましては平日は市民の利用が多く、土日、祭日は市外の方の利用が多い状況であり、また事前に申し込みしていただく家族旅行村、オートキャンプ場ではほとんどが市外の方の利用になっております。この主な要因といたしましては、まちからの2キロメートルという交通アクセスのよさ、自然豊かなロケーションが評価を得ているものと認識しているところであります。今後とも利便性のよさと自然環境を前面にPRすることを考えております。最後に、③、第5次赤平市総合計画における位置づけについてですが、基本構想では個性と元気をはぐくむ観光づくり、基本計画では既存施設を最大限に生かし、自然と触れ合えるイベントの開催など効果的なソフト事業の推進を図り、エルム高原施設の充実に努めること、また産業遺産など地域資源を活用しながら、広域的観光ルートの開発を進めていく上でも今後とも重要な役割を果たしていく施設と位置づけしております。こうした基本的な考えに立ち、これまで低廉な料金で自然を満喫できることを最大の特徴として、市民はもとより市外の方々にも多く利用いただいている施設でありますことから、収益性がある温泉施設と収益性が見込めない公園的要素が高い家族旅行村では一概に費用対効果というものが図りにくいものだと認識しております。しかしながら、今後とも多くの方に利用していただくためにも、次年度以降の事業者選定に向けましてはより効果的で持続可能な営業形態であり、さらに雇用の確保も条件とした中でさまざまな角度から十分に検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いします。

答弁 教育課長 相原弘幸

大綱3、学校統合についてお答え申し上げます。学校の統合問題については、赤平市学校条件具体化構想によって進めております。この構想は、赤平市学校教育条件整備審議会に諮問を行いまして、その答申を基本に策定されたものであります。この構想では、多様な社会性を身につける場としての学校が集団から学ぶ役割を果たすためには一定規模を確保することが求められていることから、小学校においては複式校の解消、中学校においては学年複数学級を確保することを主眼としております。計画は、平成19年に実施した統合で一段落しているところですけれども、依然として少人数学級校が大半を占めております。また、第5次総合計画の人口推計でもご承知のとおり人口の減少は続きまして、15歳未満の人口も比例して少なくなっているところでありますから、学校統合問題は避けて通れない問題であることは間違いありません。しかしながら、審議会の答申では計画を進める場合には地域や保護者と十分協議を行うこととしており、学校が地域の文化拠点となっているところもあることから、市教委では単に適正規模ばかりではなくて、市内各地域に何らかの形で学校その他の類似施設を残すこととして住民の理解を得て今日に至っているところであります。いずれにしても、人口動向をよく見きわめ検討していかなければなりませんし、校舎の耐震化も今後の新たな問題として検討を加えなければなりません。具体的には学校教育条件整備審議会を立ち上げての協議となりますが、少子化の動向をよく見きわめて対応してまいりたいと思いますので、ご理解賜りますようお願いいたします。

質問 6番 北市勲

おのおの私の質問に対して丁寧なご答弁いただきましてありがとうございます。まず最初に、赤平市の第5次総合計画の中で、ただいま定住促進、移住促進という話がございましたが、先ほど担当課長さん答弁ありましたように、やはり一つの事柄をそれにとどまることなくいろんな立場から検討を加えて定住移住促進をしていかなければならないと、これは私もそのように思っております。赤平市の宅地造成、販売、のぼりを立てて売っておりますけれども、ただのぼりを立てれば売れるという問題でないと。現実問題として今ほとんど、一昨日の決算報告でも20年度は一件も売れていないと、こういうことが目の前にあるわけで、私も実はあの土地を買うとするならばやはり買う人側にそれなりのメリットがあって、赤平に住んでよかったと思われるような対策を立てなければならないだろうと、このように思っております。赤平に勤めながら他市に住んでいる方も何人かおります。その方々もぜひ赤平に住んでよかったと思われるような対策を立てなければならない。それにはやっぱり先ほど申し上げましたけれども、発想の転換が必要であろうと。赤平市が持っている特徴的なよさといいますか、先ほどもありました赤平市立病院の訪問診療、この制度はもう既に赤平市は10年以上になりますけれども、他市にない非常にいい自宅で治療、療養ができるという特徴もあります。こんなことも含めて本当に思い切った対策を立てれば、僕はそれなりの人が集まるのではないかなと思っております。極端なことを申しますと、赤平に住んでくれれば土地はやりますよと、ただで提供しますと。そのかわりこれこれの条件は守ってくださいというようなことをやれば、私は決して不可能な話ではないと、このように思いますけれども、これについてももし考え方がさらにあればお聞かせ願いたいと思います。その次に、エルム高原のことでございますけれども、一番やっぱり問題になっているのは冬場の利用減が大きく響いていると。確かにオートキャンプ場なんかは、冬場はあそこでテント張る人はいません。それから、家族旅行村も冬になってテント張る方は、いないとは言わないけれども、数は少ないでしょう。だから、夏場だけやればいいのかというとそうでなくて、やはり通年であそこの施設を使ってもらうような対策を立てなければならぬと。せっかくある施設をあのままにしておくのは、ある意味で宝の持ち腐れにならないかと、そんな気もしております。エルム高原の指定管理者も先ほど申しましたけれども、ことし1年限りで、また来年の4月から新しく契約更新となりますけれども、これももうここにきて具体的な方向性が見出せなければ、また同じことを繰り返すのでないかと。毎年毎年多額のお金があそこに投入されていると。それも含めて私どもは、先ほど申しましたけれども、やはり企画コンペを導入した指定管理者を契約したらいかがですかと、こういうことを申し上げております。これがベストとは申しませんけれども、しかし十分そのことを頭に思い浮かべていただいて、次期の契約についてはこのようなアイデアを絞った指定業者を決定するように要望いたしたいと思います。これについても何かさらにご答弁がございましたらお願いいたします。

出典:赤平市議会 平成21年第2回定例会 2009年6月18日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる