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安平町議会 令和5年第6回定例会 2023年9月21日

初めに町道安平富岡線の整備について

2023年9月21日、安平町議会の一般質問で、工藤秀一議員が「初めに町道安平富岡線の整備について」質問し、建設課長 塩谷慎嗣、町長 及川秀一郎が答弁しました。

質問者
工藤秀一 議員
答弁者
建設課長 塩谷慎嗣、町長 及川秀一郎

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 工藤秀一

1番工藤秀一です。本日は3件について質問させていただきます。初めに町道安平富岡線の整備について。あうさり線とも呼ばれるこの道路、現状通り抜けできないようですが、昔はこの町道を利用し富岡地区から安平小学校に通学していた方もいらっしゃったとお聞きしています。以前から地元要望があったと思います。整備しない理由を伺います。

答弁 建設課長 塩谷慎嗣

まずご質問の町道安平富岡線の概要についてご説明をさせていただきます。安平富岡線は町道早来安平線を起点とし、陸上自衛隊安平駐屯地と隣接しながら山道を通り、早来富岡地区内にある町道湯の沢富岡支線をつなぐ町道になります。延長は約4600m。町道幅員は狭いところで2m、広いところで5m程度。全線未舗装道で自動車交通不能延長が約2300mとなっています。路線名は安平富岡線と認定されていますが、それ以前は安平アウサリ線という路線名でした。要望に関しては旧早来町時代からありまして、町民有志で結成された安平理フォーラム2000が町や議会に対して要望活動を行っていました。また、合併後には安平フォーラム2000や安平地区連合自治会で組織された安平・富岡線改良整備事業期成会から要望がありました。整備ができない理由としては、旧早来町時代になりますが平成14年の3月に概略設計を行ったところ、総事業費が約24億円にのぼり財政的に困難であることと、防衛省の補助事業も困難だったため自衛隊の施設大隊に工事を依頼してという案もあったのですが、そうなると地元建設企業を圧迫するという懸念があったこと、また、当時の安平駐屯地の司令と懇談した際に演習場の外周を通行するのは恐らくセキュリティ上の問題だと思いますが、非常に難しいというお話があったことなど、それらが原因として要望として受け止めることにしたと、当時の一般質問の回答として議事録にありました。また、平成19年7月27日付け安平富岡線改良整備事業期成会から要望があり、町からの回答としては、やはり財政的な問題が大きかったことです。また、当時町道早来安平線や安平市街北3条線の整備や安平橋の架け換え、下水道の整備など様々な大きな事業を計画していたことも挙げられます。以上です。

質問 1番 工藤秀一

この道路整備については旧早来町時代、また合併後も安平地区連合自治会などで結成された組織や町民有志からも町や議会に対して要望があったということですから、積年の思いの強いことがよくわかりました。また、整備のできない理由が事業費が高く財政的に困難だったということも理解します。しかし、自衛隊の施設大隊が工事に協力する件は実現性が高かったとも聞いています。結局工事をしないのであれば地元の建設業者だけでなくて、何の利益も無かったんだなと非常に残念な思いが今私聞いていて思いました。しかし、この道路が整備されると、安平地区から千歳方面への移動距離が大幅に短縮になります。市街地を通らないので時間的にも相当短縮されるものと思います。また、早来自衛隊とか安平自衛隊に千歳恵庭方面からの通勤者の方々にとっても便利に移動可能になります。また、安平地区だけでなくて追分地区、早来地区また厚真方面からの利用もあると思われます。その上、今建設中のラピダスが完成したら、ここへの通勤時間も短縮になり、ラピダス関連企業誘致にも移住定住にも有効と思います。また、近道を作ることでの通勤や生活道路としての価値や輸送関係車両の利用などで化石燃料の使用量が削減されることのCO2削減は、ゼロカーボン政策にも大きな貢献になると思います。このように町道を整備することは大きなメリットがあって、安平町に必要な道路ではないかと考えます。ラピダスが来ることで以前とは状況が大きく変わっていますし、この道路を車輌通行可能な道路整備をする考えについて伺います。

答弁 建設課長 塩谷慎嗣

単純に考えれば安平・富岡地区を結ぶことによって時間的な短縮が見込まれ、大きなメリットに感じられます。しかし、先ほどもご説明したとおり事業費が大きく、現在の物価に照らし合わせると30億円以上になり、万が一地盤改良等不測の事態が発生した場合は更に事業費が跳ね上がります。また、過去に山林を所有されている民間企業から、不法投棄や山火事の心配があるため一般の方が出入りできないようにゲートを付けさせてほしいという依頼がありました。その他、富岡地区は酪農や畑作、軽種馬牧場も広がっています。単純に交通量が増えることがメリットと言えるのかと疑義が生じます。以上のことから現段階では道路整備を行う考えはありません。ただし、ラピダス問題で本当に必要となった場合には安平・富岡それぞれの地区や地権者から理解と協力が得られることを前提とし、国や北海道から交付金や様々な援助を受けたいと考えています。今後ラピダス問題については建設課としても注視し、必要な場合には最善策を検討していきたいと考えているところです。以上です。

質問 1番 工藤秀一

ラピダス問題で本当に必要になった場合は考えるということでは私は遅過ぎると思います。それではラピダス関連の移住者も企業ももうよそに行ってしまうのではないかと思います。半導体工場で賑わっている熊本では道路渋滞が大変問題になっています。千歳美々にできるラピダスの道路状況としても現状では国道36号線などは交通量が多くて特に冬の通勤時間帯は渋滞が今でも見られています。私も20年ぐらい安平町と千歳、苫東を通勤などで利用していましたので、この辺の道路事情はよくわかっているつもりです。道道10号線、千歳鵡川線は、国道36号線に出る交差点などは、通勤時間はいつも渋滞しています。建設中のラピダスはすでに関連会社が苫東進出の報道があり、今後多くの企業が来るものと思われます。その苫東から千歳を行き来する道路としては何通りかありますが、現状でもこの道道10号線、千歳鵡川線のことですが、この路線を利用する車は現在でも多くあります。ラピダスが稼働すれば道路事情は大変に悪くなることと思いますから、そう考えれば今のうちに安平・富岡線が整備されることで道道10号線の通行緩和にもつながっていくものと思いますし、安平・富岡線は重要な道路になり得ると考えます。そしてこの道路は、ラピダス関係の移住定住そして企業を安平町に誘導する重要な道路になるとも思えてなりません。道路整備は安平町だけでは費用負担が大きいことは理解します。しかし、このラピダス関係のインフラ整備については国策と思いますので、北海道からも後押しいただけるのではないかと思いますし、北海道知事はラピダスについてデジタルの好循環を北海道で生み出し地域経済を活性化させるんだと言っており、また、千歳の市長は地元として町の未来を作る大きな転換点と言っています。千歳の市長は千歳の字を文字って千載一遇のチャンスなどと言っていますが、ラピダスは住所こそ千歳市ですが、安平町とて県境であって、地元と同じと考えていいのではないかなと思います。地元としてのインフラ整備、住環境の整備、それに伴う諸調整などは千歳同様に安平町も地元として町の未来を作る大きな転換点と思います。町の総力をあげて対応すべきところと思っています。そこで、あうさり線とその前後の町道を含めて道道に昇格してもらって道道として整備を進めてもらう、そのような取り組みができないのかなと思っています。他の道路に通行量を緩和したり、他の地域からも厚真町とかむかわ町からも通れる道路になると思いますので、そういったことを考えると北海道にも十分理解いただけるような内容ではないのかなと思います。その辺のところお考えを伺います。

答弁 建設課長 塩谷慎嗣

議員がおっしゃるとおりにこのラピダス問題かなり大きなお話でして、我々もかなりこの問題について注視しているところです。ただし、まだ全体像が見えていないと。国も北海道もこの市町村に対してこうするぞいうところの、例えばの話道路整備はどうするんだと、今水問題については苫東の話が出てきていますが、その辺もルートをどうするんだと、電力はどうするんだというところの細かいところが我々の方にはまだ伝わってきていないということで、それらによってこの道路選定についてもルートがかなり大きく変わるのではないかなと。議員がおっしゃるとおりに先手を打ってというのも大事ではありますが、先手を打ってやったことによって実はルートがこちらの方が、例えば遠浅方面が重要だったり、追分ルートが重要だったりとの話になるかもしれませんし、その辺の見極めも大切かなと思います。ここでそれが大切であるということを国や北海道に対して訴えるのも大切かもしれませんが、まずはその全体像が我々の方に伝わってくるということをまず大前提として、それを基本に色々と計画していかなければこの道路事業も成り立っていかないと。今遠浅地区には遠浅酪農2号線というところで今事業を展開しようと思っています。これについては町内の利便性といいますか富岡・遠浅地区、それからこの周辺の牧場関係とかも結構ありますので、それらを考慮した上でこの道路を整備していこうという形にはしています。例えばの話でラピダスがこの道路が必要だということであれば、その道路の考え方も少し変えなければならないし、逆に遠浅酪農2号線ではなく1号線をメイン道路として使いたいという話になればそちらの整備、若しくは道道の昇格ですとか、別な方法を考えていくということも考えられますので、そこについてはもう少し時間をかけていかなければならないと。時間をかけていけばいいというものではないのですが、ここで焦ってその道路整備を先行してしまうことによって大きな痛手になるということも考えられますので、そこは慎重にいきたいと考えています。

答弁 町長 及川秀一郎

遠浅酪農2号線については今塩谷課長が答弁したとおりです。ここが町として今整備を、遠浅酪農2号線進めているわけですが、従来は道道昇格もそこはお願いしていこうとなっていたのですが、それでいくといつ完成するかわからないということもあって、ここは早急にということで遠浅酪農2号線はすでに着手をさせていただいていまして令和11年度に完成目途に事業を進めていると。またラピダスの関係があれば、そこも有効の道路になりますし、遠浅酪農1号線については今答弁させていただいたとおりですので、そういった際には逆にここを道道昇格に、今事業実施中ですが、そういった考え方も道に伝えていかなければならないかなと思っています。また、工藤議員が今回質問の形で提案いただいたこのあうさり線ですね。自分も合併後にあうさり道を歩む会ということで歩く事業に、この合併後ですから17年ぐらい前に参加をし、往復実際歩かせていただきました。約往復10kmぐらいだったと思いますが、非常に起伏も激しかったり先ほどの答弁の中にもあった車が通れそうな道路とそうではない場所、色々と自然も豊かであるというようなことの認識もありました。ラピダスがそういった千歳に工場建設がすでに始まっていますが、例えば追分地域からそのラピダスにいく場合、今最短でいけばコムカラ峠というところを通っていったり有料の高速道もありますから、337の高規格道路もありますから。そっちの動線が安平を経由していった際に本当に近くなるのか。早来地区でいくと、やはり安平地区寄りであれば早くなる可能性もありますが、駅よりも苫小牧寄りの場合でいけば従来どおりで行った方が早いと。そこに国や道が国家プロジェクトとしてこの道路整備をしてくれると、防衛の関係でやってくれるというのであればいいですが、町の事業としてやっていく場合には非常に今で積算して30億はゆうに超えるだろうと。優先順位からいくとこのお金を違う形で昨日まで答弁してきた住宅の話だったり、様々な違うインフラの整備だったり、昨日のエアコンの話もありましたが、そういったところに重点を絞っていく必要があるのではないかと今考えています。当然あうさりの当時あった期成会ですね、この安平富岡線の改良事業期成会、これは合併後である平成19年7月にもという話がありましたが、すでに16年前であり、あうさり道を歩む会についても現在活動が解散しているのか、活動がされていないというような状況も合わせますと、厚真町から行った場合の動線を考えていってもさほどそれほど変わらないということでいくと、当然自衛隊の隊員の方が通勤するには非常に便利になるかなと思いますが、そこまでの先行してやっていくところでは難しいのかなと。いい発想とは思いますが、逆に青葉豊栄幹線と、追分地区のですね。そこと安平地区の自衛隊前のあそことはつながっていないのですね。また安平駐屯地、早来分屯地からこれは北町東早来線って名称があるそうですが、そちらにつながっていくところを整備していけば、例えば国道234号線が何かの時に使えなくなった時、災害含めて。そこが有効ではないかとの話もいただいていて、そういった相談は自衛隊の方にも相談をさせていただいている部分がありますが、いずれにしても相当ハードルが、やはり事業費の問題もありますし、高いと思っていますので。当然ラピダスの話で水の問題もありますし、安平町自体も水が無いことで工場の、そういった企業誘致含めて難しいということも元々の安平町の課題でもありますから、そういった課題も取り組みながら今回ご提言いただいた趣旨は十分理解できるのですが、今答弁させていただいたような優先順位の問題だったり事業費、合併したのは財政問題で合併したということもあって多分平成19年の時には24億を超える事業費であればなかなか難しいだろうということだったと推測しますが、現状においてもそこの考え方は大きく変わらないのかなと認識しています。

質問 1番 工藤秀一

様々な案があって、今遠浅酪農線もこの工事の方が進んでいくということもあります。これも現状の整備を進める案件の理由もありましたし、また、ラピダス関連に際しても有効な道路かなとは思っています。やっぱりこのあうさり線ですね。先ほど追分町からであれば全般とは言いませんけれど近いところは使えるだろうし、早来にしても北進とかであれば町内の信号がたくさんあるところを通っていくよりもそっちの方が相当有利だなという感じはしますので。この道路ができると本当に色んな意味で有効なことかなと思います。地元の交通の便が良くなるだけではなくて、先ほども言いましたが厚真、むかわ等からもどっちかというと町を通るよりもこの線を通った方がラピダスに行くにも空港に行くにも近いのかなと思います。そういったことも含めて移住定住策だったり、企業誘致策にしても安平地区付近の企業誘致にも有効だと思いますし、近道ができるということはそれだけカーボンニュートラル対策でもありますので、町の重要施策になるのかなと思います。そういったところも町のアピールとして北海道にもどんどんアピールしていければいいのかなと思いますので、今後とも様々な道路も検討あるのかなと思いますが、234号線も2車線のところが多くあるので4車線化も考えていかなければならないのかなと思います。今脱線しましたが、色々な案があると思いますので今後ともご検討のほどよろしくお願いします。以上であうさり線については終わりたいと思います。

出典:安平町議会 令和5年第6回定例会 2023年9月21日 議事録 PDF(25ページ) 間違いを知らせる