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網走市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月10日

「-登壇-公明クラブの澤谷でございます」

2024年12月10日、網走市議会の一般質問で、澤谷淳子議員が質問し、健康福祉部長 結城慎二が答弁しました。

質問者
澤谷淳子 議員
答弁者
健康福祉部長 結城慎二

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 澤谷淳子

-登壇- 公明クラブの澤谷でございます。通告のとおり、1点だけ質問させていただきます。当市も高齢者が増えるとともに、加齢性難聴の方も増えます。そのような聞こえの不安がある方に、軟骨伝導イヤホンという集音器つきのイヤホンがあるのを御存じでしょうか。これをつけると、大変よく聞こえるそうで、耳穴を塞がないので、さっと除菌ペーパーなどで拭くだけで、使い回しもよく、今、市役所や銀行の窓口カウンターに設置するところが増えています。20年も前から、一人の大学の先生が開発されていたようなのですけれども、製品化は昨年くらいからのようです。当市の認識をお伺いいたします。

答弁 健康福祉部長 結城慎二

軟骨伝導イヤホンの認識についてでございますが、一般に音を聞く方法には、気導音と骨導音の二つがございます。議員お示しの軟骨伝導イヤホンにつきましては、このうちの骨導音を使用するもので、耳の軟骨を使用して音を脳に伝達するもので、イヤホンは耳に入れず耳に乗せるものであります。また、イヤホンを耳に入れることがないため、汚れにくく、全国の公共機関などにおいても導入は進んでおりますが、このイヤホンは、感音性難聴、いわゆる加齢性難聴の方には十分に効果が感じられない場合があるものと認識をしております。

質問 澤谷淳子

加齢性の難聴にはちょっと効果がまだわからない部分もあるということですか。一応、現在の市民課のカウンターは、書かない窓口になっており、会話の機会は多いと思います。職員の方はマイクでお話ししてくれていると思いますが、来庁者の方もマイクでお話しするのですけれども、聞こえに不安のある方は、マイクの声であっても聞き取りづらいこともあり、来庁者も職員さんも、つい大きな声で互いに話すということはないでしょうか。もしそうなると、周りの方に聞こえてしまうのも嫌だと思います。今、老眼鏡の設置はあるかわかりませんけれども、加齢による目が見づらい方には老眼鏡と同じように、耳が聞こえづらい方には軟骨伝導イヤホンを、ぜひ新庁舎へ引っ越しのタイミングでもよいので、新庁舎のカウンターはマイクがないと聞いておりますので、ぜひカウンターに設置していただけないでしょうか。一応、加齢性難聴の方に向けて、この学長さんは開発したというふうにお聞きしておりましたので、いかがでしょうか。

答弁 健康福祉部長 結城慎二

先ほども御答弁申し上げましたとおり、全国の公共機関で導入が進んでいることは承知しております。しかしながら、先ほども申し上げました、一部の調査結果ということにはなるかもしれませんが、いわゆる加齢性難聴の方には十分な効果を感じられない場合もあるとされていることから、現時点で窓口への設置は考えておりませんが、既に先行して導入している自治体もございますので、そこでの活用の実態等について調査をさせていただきたいと思います。

質問 澤谷淳子

それでは、それに関連しまして、一般社団法人日本補聴器工業会の昨年度の調査によりますと、日本の難聴者は人口の10%、約1,300万人に上りますが、補聴器所有率はわずか15.2%しかないそうです。その理由は、まず医療機器の補聴器は非常に高額であることや、ハウリング、ピーピー音ですね、それで耳穴にずっとそれを装着は疲れるなどです。しかし、聞こえづらさを放っておくと、認知症発症の一因にもなるようです。幸い、当市は令和5年度から、軽度・中等度難聴者補聴器購入費の助成を行っていて、加齢性難聴にも対応していました。国が定めた補聴器購入の基準額と見積額の、いずれか低い額の3分の2、5万円を上限とするということになっております。この国の基準額とは、今、軟骨伝導イヤホン購入費は含まれるのでしょうか。また、現在の助成の実績をお伺いいたします。

答弁 健康福祉部長 結城慎二

当市の軽度・中等度難聴者補聴器購入助成事業では、補装具の補聴器基準に合致した補聴器を対象機種としておりますので、軟骨伝導イヤホンは、障害者総合支援法に基づく補装具の補聴器基準において、規格定義がなされておりませんので、補助対象とはなっておりません。なお、令和6年11月末の軽度・中等度難聴者補聴器購入助成事業の実績になりますが、21件の助成を行っております。

質問 澤谷淳子

実績が21件ということで、ちなみに補聴器助成の年間予算に対して、利用者は予定どおりというか、想定内のとおり利用しているというふうにお考えですか。

答弁 健康福祉部長 結城慎二

昨年の実績でいうと34件で、今年が21件ですから、ほぼ想定内の助成件数となっております。

質問 澤谷淳子

それですと、先ほど深津議員の質問にも、単身の高齢者も既に2,800人ぐらいいたということで、ほかにも高齢の方が増えていると思うのですが、その中で34件と21件の実績なのですが、これは補聴器の購入に至らない方もいるのではないかと思うのですが、理由として考えられるとしたら、どのようなことをお考えでしょうか。

答弁 健康福祉部長 結城慎二

補聴器の購入に至らないというのは、身体的な状況もあろうかと思いますし、具体的な件数はわかりませんが、先ほど議員もお示しありましたけれども、補聴器は高額になる場合がございますので、その金額的な課題もあろうかとは思っております。

質問 澤谷淳子

やはりそこは大きいかなと思っておりました。それで、軟骨伝導イヤホンは安価とはいえ、その存在を知らない人も多いので、普及がまだこれからかなとも思われます。しかし、昨年あたりから各自治体が率先して市民課や高齢福祉の窓口に導入して、お試しで使用してみてくださいと、お試し試聴の啓蒙活動というのでしょうか、そういうこともしているようです。当市の難聴の補助事業は大変すばらしいので、購入費を助成の対象に加えていただくことで、気軽に生活に取り入れて使用できるようになればいいなと思いましたが、この対象にはならないということですので、ほかの自治体でやっているように、来庁者は自由に試し聞きできるようなことをやっていただけないでしょうか。一番最初、導入第1号の狛江市は市民課と福祉の相談窓口に両方置いたりとか、北海道の苫小牧市、石狩市、紋別市など、やはり市民課の窓口というよりは福祉の窓口において、ぜひ皆さん試してくださいということをやっているようです。そしてまた、網走の難聴の補助事業というのは、北海道は174市町村あるうち22が取り入れていて、非常に優れた難聴補助だったのですけれども、この補助はできなくても、軟骨伝導イヤホンをちょっと皆さんに知らせるという役割までお願いするのはちょっとあれなのですけれども、ちょっと試して聞いてみてもらうと、意外に軽度な方というか、初期の難聴の方には加齢性難聴でもいいのではないかというふうに思うのですけれども、いかがでしょうか。

答弁 健康福祉部長 結城慎二

窓口設置についての考えは、先ほど申し上げたとおりです。試し聞きというお話もありましたが、私ども、先ほど来申し上げている助成制度を創設した当時に、実は集音器と補聴器両方に対する助成も検討させていただきました。ただ、そのときに専門医の御助言も頂いたのですけれども、やはり御本人の聞こえの具合に合ったフィッティングをした上で補助具をつけないと効果が出ない場合があるという御助言も頂きましたので、補助対象から集音器を除いて補聴器としたという経過がございます。そうしたことを考えるのであれば、先ほど申し上げました軟骨伝導イヤホンにつきましては、いわゆる集音器のように、汎用性はあるのですけれども個人の聞こえにフィットしないという課題もあるというふうに思っております。ですので、今の段階では大変申し訳ないのですが、窓口の設置についても先ほど来申し上げたとおりですし、助成の対象についてはできない、考えることができないというふうに思っております。

質問 澤谷淳子

そのような事情は大変よくわかりました。ただ、今後、ほかの市町、自治体も増えていったときには、また検討をどうぞよろしくお願いいたします。私の質問は以上です。

出典:網走市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月10日 議事録 PDF(25ページ) 間違いを知らせる