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網走市議会 令和5年第3回定例会 2023年9月13日

網走市はデジタルファースト宣言後、この状況について

2023年9月13日、網走市議会の一般質問で、石垣直樹議員が「網走市はデジタルファースト宣言後、この状況について」質問し、観光商工部長 伊倉直樹、企画総務部長 秋葉孝博が答弁しました。

質問者
石垣直樹 議員
答弁者
観光商工部長 伊倉直樹、企画総務部長 秋葉孝博

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 石垣直樹

次の質問に移ります。網走市はデジタルファースト宣言後、この状況についてお伺いいたしたいと思います。令和3年9月1日に、人口減少、少子高齢化に伴う働き手の減少など様々な地域課題に対応し、ウィズコロナ・ポストコロナ時代においても、継続的、安定的に公共サービスを提供していくためには、行政のデジタル化を進める必要があります。この宣言を契機として、関係人口創出、市民サービス、行政運営において、デジタル技術を積極的に利活用し、人口減少や新たな日常に対応した持続可能なまちづくりを推進しますと宣言されております。本宣言は三つの取組分野、三つのデジタルファーストが規定されておりますので、それぞれ進行状況、現状についてお伺いしていきたいと思います。まず一つ目は、関係人口創出のデジタルファーストについてです。デジタルを活用したマーケティングやプロモーションで網走市の魅力を発信し、訪れたいまちを目指しますと宣言され、三つの項目がございます。デジタルマーケティングの強化、観光プロモーションの改革、デジタルコンテンツの充実、上記三つの現状と今後についてお示しください。

答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)

デジタルマーケティングの強化につきましては、デジタル化推進参与によるデジタルマーケティング研修の実施などにより、職員の意識改革を図ってきております。今後も、参与の協力を得ながら継続的に研修を重ね、デジタルマーケティングの強化を図ってまいります。次に、観光プロモーションの改革につきましては、戦略的な観光プロモーションとして、メインターゲットを関東、関西在住の20代から40代の男女としたSNS広告の発信を行っており、春のプロモーション、夏のプロモーションのデータ分析も始まっております。これまでの主な実施状況といたしまして、春のプロモーションでは、インスタグラム広告、グーグルディスプレイネットワーク広告、YouTube広告において、3,061万回を超える表示回数で約15万回のクリックを獲得し、リニューアルした観光ウェブサイトへの流入を図ることができております。このプロモーションでは、表示回数、クリック数、クリック率、クリック単価、動画視聴回数ともに、予算面から想定をしておりました数値を超えており、質の高いプロモーションを実施することができたのではないかと思っております。夏のプロモーションについては、インスタグラム広告、YouTube広告の二つの媒体で2,179万回を超える表示回数で、3万8,000回ウェブページへの流入を図ることができております。春夏ともにYouTube関連が特に多く再生され、昨年度制作した春のショート動画は410万回、同じく夏のショート動画は490万回の実績となり、季節ごとの網走の魅力を訴求できていると考えております。今後の展開といたしましては、秋冬のデジタルプロモーションと広告配信データやウェブサイトへの来訪者データの分析により、ターゲット、広告内容、サイト内での動線などの検証を行い、例えば、インスタグラム広告はクリック率の低下が見られるといった課題が見えてきましたので、デジタルマーケティングとプロモーションの最適化を図っていくとともに、インバウンドへの展開も含めた施策の展開について、関係機関との協議を進めてまいります。次に、デジタルコンテンツの充実でございますが、令和4年度に観光ウェブサイトのリニューアルと観光動画の制作を実施をし、コンテンツの充実を図っております。今後につきましては、インバウンド向けに多言語化の仕様を追加することや、データ分析に基づくウェブサイトのコンテンツ強化・修整や動画編集の実施、観光客のニーズに合ったコンテンツの制作などに取り組んでまいりたいと考えてございます。

質問 石垣直樹

今お示しのとおり、3,061万回の再生、2,079万回の再生、ショート動画では410万回、490万回の再生と物すごく再生されて、効果が出ていると感じます。思ったよりも本当に効果が出て、すばらしい事業であるというふうに感じております。また、ウェブサイトのリニューアル、多言語化でございますが、実は日本でワールドカップが行われた際に、JAWOC、札幌のJAWOCサイトの多言語化をやったことがありまして、本当に苦労しました。当時は画像で文字を貼り付けたりしたのですけれども、ぜひとも取り組んでいただいて、今市場はインドという話もございますので、様々な国にアプローチしていただければと思います。次に移ります。市民サービスのデジタルファーストについてお伺いいたします。デジタルの力でもう一つの市役所をつくり、「手のひら行政」を目指しますと宣言された四つの項目があります。行政手続のオンライン化、証明書等のコンビニ交付、キャッシュレス決済の導入、高齢者等のデジタル活用支援、この上記四つの現状と今後についてお示しください。

答弁 企画総務部長 秋葉孝博

初めに、行政手続のオンライン化についてでありますが、令和4年度に公共施設のオンライン予約システム、電子申請システム、書かない窓口を導入し、公式LINEとの連携も図りながら、利便性の向上に努めているところでございます。引き続き、さらに利用促進につながるよう、利用者目線に立ったサービスの充実、改善を図ってまいります。次に、証明書等のコンビニ交付についてでありますが、全国のコンビニなどに配置されているマルチコピー機からマイナンバーカードを利用して、各種証明書の取得が可能となっております。令和5年3月27日の運用開始から7月31日までのコンビニでの交付実績は1,603通、これは証明書等の全交付枚数の9.2%となっております。引き続き、利用促進を図るため周知に努めてまいります。次に、キャッシュレス決済の導入についてでありますが、現在、市民係窓口、総合体育館、モヨロ貝塚館での今年度中の運用開始に向けて作業を進めております。また、市税では4月から個人住民税の普通徴収分、軽自動車税、固定資産税におきまして、QRコード決済を導入しております。現在、新庁舎の供用開始に合わせ、会計課への導入について検討を進めているほか、その他の料金につきましては、地方税共同機構が運用するeLTAXでの活用拡大が検討されておりますので、こうした国の動向を注視しながら導入を進めてまいります。次に、高齢者等のデジタル活用支援についてでありますが、高齢者ふれあいの家やイベント会場などで、高齢者向けスマホ教室を開催しております。現在、携帯キャリアとの連携により、LINEやアプリケーションの使い方などを内容とした教室の開催を検討しているところでございます。

質問 石垣直樹

引き続きお願いしたいと思いますが、高齢者のデジタル活用支援については、各携帯会社の窓口に高齢者がよく殺到していて、非常にお時間を取られている姿を見かけますので、ぜひともこの活動をさらに広げていって、高齢者のデジタル化も進めていただきたいと思います。次に、デジタルを活用した業務の効率化、持続可能な行政運営を目指し、宣言された三つの項目についてお伺いいたします。この項目は、ペーパーレスの推進、ウェブ会議・テレワークの導入、AI・RPA等の先端技術の活用、この三つの現状と今後についてお示しください。

答弁 企画総務部長 秋葉孝博

初めに、ペーパーレス化の推進についてでありますが、タブレット端末を令和3年度から部長職以上に、令和5年度からは課長職以上に導入し、部長会議、政策検討会、予算編成会議にて活用しながら、ペーパーレス化と業務の効率化を進めてまいりました。現在、新庁舎の供用開始に合わせ、電子決済の導入について検討を進めており、これによりより一層のペーパーレス化を推進してまいります。次にウェブ会議とテレワークの導入についてでありますが、新庁舎では担当職員へのクロームブックの導入により、業務のクラウド化とともにモバイルワークが可能となるよう進めております。なおテレワークにつきましては、セキュリティー対策、労務管理上のルールづくり、運用などに課題がありますので、対象を限定した中での試験的な導入について検討しているところでございます。次に、AI、RPA等の先進技術の活用についてでありますが、昨年、株式会社HBAとの連携協定により、どのような事務事業がAIやロボットによる作業自動化に適しているのかを把握するため、全庁調査を実施しております。この調査結果を踏まえ、現在二つの部署を対象に、事務事業の現状把握と問題事象の抽出を行っているところであり、今後、先進技術を活用したソリューションの導入について検討を進めてまいります。このほか、保育園では7月から業務支援システムの運用を開始したところであり、現在、登降園管理、欠席連絡、保育日記の作成、保護者アンケート、各種お知らせの配信に活用しております。今後は、保護者との連絡帳や保育計画の作成なども活用し、市民の利便性の向上と業務の効率化を図ってまいります。

質問 石垣直樹

様々進んでいるとお伺いいたしました。事務事業の効率化、これは本当に今後必要なものだと感じております。次に移らせていただきます。現在、網走市は外部の専門人材をデジタルフェロー及びデジタル化推進参与として任用し、デジタル化推進について支援、助言を頂いております。デジタルフェロー、参与から様々な知見、研修を得て、市民サービスのデジタル化が今後図られるかと思います。それに伴い、網走市と業務連携、提携をされている市内事業者、業務委託先等、様々な市内企業との関わりの中でやり取りが行われているかと思いますが、こちらのデジタル化はどのようなものになっているのか、お伺いしたいと思います。例を二つ挙げます。いまだに日報報告書はペーパーを使い、1か月ごとに報告書をつづり、市役所担当課まで持っていく。また、とあるごみ収集業者では、営業終了後1時間かけて手書きの日報報告書をつくり、運行ルートを書いて、翌日市役所担当課までお届けしているそうです。いまだにそのような手続が続いている。ワード等文書作成ソフトを使い、メールで送信する、これだけで済んでしまいます。送信履歴も残り、ペーパーレス、届ける手間、自動車を使わないことによる二酸化炭素排出の抑制にまで資する。デジタル化するだけで、受注者も、市役所側も、ひいては地球環境にもメリットがあるかと思います。デジタルファースト宣言をした網走市は、現状どのような形で、それらの業務、市内事業者とやり取りが行われ、今後どのようになっていくのか、お考えもお示しください。

答弁 企画総務部長 秋葉孝博

まず初めに、デジタルフェローと参与について、説明させていただきます。デジタルフェローにつきましては、3か月に1回程度、対面により当市のDX推進計画の進行状況や今後の展開などについて助言を頂いております。フェローからは、方向性として労働力が減少する社会では、あらゆる分野でデジタル実装が必要になる。基本となるのは人であり、DXを通じた未来の人づくりが重要。学校から行政、地域へとDXを進めることが必要。こうしたアドバイスを頂いております。デジタル化推進参与につきましては、週1回程度ウェブで、そのうち月1回程度は対面によりミーティングをしております。デジタルマーケティングなど具体的な取組に対するアドバイスに加え、若手職員のDX研究グループへのサポートなど、他の自治体の事例を踏まえた多くの知見を頂いているところでございます。現在、市と市内事業者が関わりを持って進めている事業といたしましては、公開型全庁統合GISの導入、キャッシュレス決済の導入、AIデマンドバスの運行、移動型医療サービスの導入、デジタルマーケティング、中小企業のデジタル化、GIGAスクール構想の推進などでございます。なお、業務等の委託業者とのデジタル化では、様々なケースがございますので、現状では庁内で共通して取り組めているものはございません。ペーパーレス化に当たりましては、令和3年度に、請求書や補助金の申請書など全527種類の様式の押印を廃止し、令和4年度からは電子申請、公共施設の予約システムを導入しているところでございます。今後、より一層メニューの充実が必要と感じております。現在、電子決済の導入に向けて検討を進めておりますので、これを契機にペーパーレス化が大きく前進するものと考えております。なお、現状といたしまして、委託業者からの市への提出書類につきまして、データの提出、受理が可能なものはそのように取り扱うよう、庁内で共有してまいります。

質問 石垣直樹

様々なことがあり、様々な取組があるかと思いますが、徐々に進めていっていただければと思います。網走市がデジタルファースト宣言を行い、デジタル化し、それが民間事業者へも波及し、網走市全体でデジタル化が図られ、時代に即した持続可能な地域へとなっていくことが望ましいかと思います。網走市がデジタルフェロー、デジタル参与から様々な知見を得て、率先してデジタル化し、それらが民間に波及していく、そうなっていくのがすばらしいかと思いますが、その辺どのようにお考えかをお示しください。

答弁 企画総務部長 秋葉孝博

人口減少、少子高齢化を迎え、経済成長、社会保障費、人手不足、インフラ・公共施設の老朽化など、課題が山積する中、働き方改革やDXの推進など、様々な変革が求められております。こうした認識の下、当市ではDX推進計画に基づき、関係人口の創出、市民サービス、行政運営、地域社会にデジタルファーストで取り組み、また、誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化により、持続可能なまちづくりを推進しようとするものでございます。現状として、個々の取組がスタートしたところでございますので、さらに充実したものとなるよう、それぞれの取組の改善、横展開を図りながら、地域全体にデジタル化が浸透するように取り組んでまいります。

質問 石垣直樹

得られた知見を民間へ還流していただければと思います。私は、網走市がデジタル化し、それに伴い市内事業者もデジタル化し、宣言にも書かれている「人に優しいデジタル化により、人口減少や新たな日常に対応した持続可能なまちづくりの推進」、これが非常に大事だと思っております。そこには、スマホ利用が増えた子供たちにも、スマホによるトラブルが増えている子供たちにも、先ほど質問させていただいた読書から得られる情操、書く力にも関連して、本当の意味でも「人に優しいデジタル化」が必要であるかと思います。そこを指導していくのは、自治体である網走市であると思います。網走市が推進するデジタル化、本当の意味でも「人に優しいデジタル化」、網走市のお考えをお示しください。

答弁 企画総務部長 秋葉孝博

スマートフォンは生活に欠かせないものとなり、提供されるサービスはより便利に快適に、そして安全を求めて新たなサービスが日々生まれ、目まぐるしい進化を続けております。こうした時代にあって、持続可能なまちづくりを続けるには、デジタルの活用は欠かせないものと認識しておりますが、デジタル化は手段であって目的ではありません。サービスを提供するのも受けるのも人です。当市の目的は、誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化により持続可能なまちづくりを目指すものです。引き続き、このことに意を用いながら、しっかりと網走市のDXを推進してまいります。

質問 石垣直樹

よろしくお願いいたします。終わります。

出典:網走市議会 令和5年第3回定例会 2023年9月13日 議事録 PDF(91ページ) 間違いを知らせる