網走市議会 令和5年第3回定例会 2023年9月12日
今後のまちづくりについて
2023年9月12日、網走市議会の一般質問で、永本浩子議員が「今後のまちづくりについて」質問し、建設港湾部長 立花学、新庁舎開設準備室長 武田浩一、企画総務部長 秋葉孝博が答弁しました。
- 質問者
- 永本浩子 議員
- 答弁者
- 建設港湾部長 立花学、新庁舎開設準備室長 武田浩一、企画総務部長 秋葉孝博
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 永本浩子
それでは次に、2項目めの質問、今後のまちづくりについて質問させていただきます。新庁舎の建設工事も進み、令和6年11月の供用開始まであと1年ちょっととなりました。市民の皆様からは、これまでは新庁舎に関する質問や御意見が多かったのですが、最近は引っ越し後の本庁舎の使い方などに関する質問をいただくようになりました。新庁舎に引っ越した後は、現本庁舎、西庁舎、保健センターが空くわけですが、まず、本庁舎と西庁舎は築年数、耐震診断の結果から見ても、どこかに貸し出すには難しいと考えますが、いかがでしょうか。
答弁 建設港湾部長 立花学
新庁舎建設後の本庁舎や西庁舎の使い方についてでございますけれども、それぞれ本庁舎、西庁舎とも60年を超えるような建物でございます。耐震診断では、震度6強、7の地震で倒壊する危険性が高いと判定されたことなどから、市民の方や団体に貸し出すことは考えておりませんが、当面の使い方としては、一部の公用車駐車場として活用する予定でございます。
質問 永本浩子
まさにおっしゃるとおり、特に本庁舎は平成27年の耐震診断で震度6強から7の地震で倒壊の危険性が高いとされる0.3をはるかに下回る0.078という箇所がありました。既に耐震診断から8年がたち、引っ越し後はさらに危険な状況ですから、貸出しはあり得ないと私もお答えさせていただいております。また、現駐車場は公用車駐車場として活用するということで確認させていただきました。次に、引っ越し後に残った備品類の利活用についてお伺いいたします。新庁舎のスペースや機能面から考えても、持っていけずに残る備品類はかなりあるかと思われます。まだまだ使えるものもあると思います。できるだけ利活用すべきと考えますが、備品類の利活用はどのようにお考えでしょうか。
答弁 新庁舎開設準備室長 武田浩一
新庁舎へ移転後の備品類の利活用についてでございますけれども、市の施設全体では、築年数が経過している施設も多く、開設時などに購入した備品にも老朽化が進んでいる状況にあると認識しているところでございます。このため、旧庁舎で使用していた備品につきましては、利用可能なものは市の施設全体で再利用を図っていこうと考えているところでございます。その後、公共的、公益的な立場の団体などや市民の皆様の順に、再利用して有効に活用していただくことも検討しているところでございます。引き続き、備品類の利活用について検討してまいります。
質問 永本浩子
まずは市の施設、次に公共的、公益的、そして最後には市民の皆様にも利活用をしていただけるようにということで、ぜひそういった方向性で検討を進めていただきたいと思います。また、この備品の整理も終わり、いよいよ解体ということになるかと思います。解体にもかなりの予算が必要です。現本庁舎と西庁舎の解体に関する試算やスケジュールはいつ頃示すつもりなのか、お伺いいたします。
答弁 建設港湾部長 立花学
現本庁舎と西庁舎の解体費やスケジュールにつきましては、現在進めている都市機能誘導構想検討協議会で取りまとめられた内容により、具体的な利活用が見えてきた時期に、解体費や解体時期を示してまいります。
質問 永本浩子
なかなか具体的には示すのは今の段階では難しいのかと思いますけれども、了解いたしました。現本庁舎の敷地面積は約5,570平米と、かなりの広さがあります。解体後、ここに何を持ってくるかは、今後の網走のまちづくりにおいて大変重要な問題だと考えます。築56年の市民会館、52年の消防本部、47年の総合体育館は以前から建て替えの検討にはなっておりますが、市内には開発や税務署などの国の施設や総合振興局や警察署などの道の施設も多数あり、築年数がかなりたっていて、建て替えを検討しているものもあるかと思います。本庁舎跡地に何を持ってくるのか。または、全く違う使い方を考えていくのかで網走の未来は大きく違ってくるのではないでしょうか。さらに、まだ使用可能な施設、例えば保健センターなどはどのような使い方を考えていくのかということも大切なポイントだと思います。また、高規格道路も本年2月に第2回目の住民アンケートが行われ、女満別空港から網走間の市街地アクセスルートと、一部現道改良ルートの2案が示され、いよいよ現実味が増してまいりました。どちらになるのか、今年度中には結論が出るものと思われますが、いずれにしても、終着点は網走市街地になっております。この北海道横断自動車道が完成すると、黒松内町を起点として、札幌、帯広、北見を経由して網走に至るわけで、人の流れや物流も大きく変わるものと期待が膨らみます。こうしたことを加味した上で、網走のまちづくりを検討するために、先ほどの答弁にもありました、都市機能誘導構想検討事業が本年からスタートしたものと考えます。この都市機能誘導構想検討事業の進捗状況と今後のまちづくりに対する市のお考えをお伺いいたします。
答弁 建設港湾部長 立花学
都市機能誘導構想検討事業の進捗状況についてでございますが、学識経験者や主要団体の代表、一般公募などから構成される18名の委員により都市機能誘導構想検討協議会において、更新時期を迎える市の施設や、国、北海道の施設が複数存在すること、北海道横断自動車道網走線、女満別空港網走間の概略ルートが今年度中に示される見込みであることなどを踏まえ、20年後の将来のまちづくりとして、都市機能施設の在り方や、どのエリアにゾーニングすべきかの議論をスタートしたところでございます。第1回の協議会は7月3日に開催をいたしました。協議会の目的や都市機能施設の現状を説明させていただき、委員からは国や北海道の施設について、他の市町村の施設と合併され網走市以外へ出ていってしまわないように働きかけが必要という御意見や、本庁舎跡地は市有地だから市単独施設で考えるのでなく、国や北海道の施設など複数の機関が集約され複合的に利用されるのがよいのではないか。保健センターなど既存施設でまだ再利用できる施設は有効活用されるべきだなど、御意見を頂いたところでございます。現在、第1回で頂いた意見などを踏まえ、10月初旬を予定している第2回の協議会に向けて準備を進めているところでございます。その後、第3回の協議会で、施設の在り方や機能別ゾーニング案を整理し、パブリックコメントを行い、本年度末までに全体取りまとめを行う予定でございます。取りまとめられた将来都市像を想定したまちづくりの方向性、各種機能のゾーニングの内容は、更新時期を迎える国、北海道、市、それぞれの施設建て替え計画に反映していただくために、市関係機関との情報共有や国、北海道への要望など働きかけを行ってまいります。
質問 永本浩子
協議会の委員の皆様からは大変貴重な御意見を頂いていると思いました。網走にとっては、開発や総合振興局など国や道の施設があるおかげで一定の人口が保たれている面があるわけでして、網走以外に持っていかれてしまったら非常に大きな損失になると考えております。聞くところによりますと、開発は一部築69年たっている箇所もあり、税務署や警察署も60年近くたっているというふうにお聞きしております。まさに、建て替えを考えている時期なのではないかと思いますので、機を逸することなく、ぜひ積極的な働きかけをお願いしたいと思っております。また、もし複数の施設が、本庁舎跡地に集約できれば、利便性が格段に上がるだけでなく、集約後の各施設の跡地利用も新しく展望が広がるかと思います。さらにまた、高規格道路開通による網走市の魅力向上を全面に打ち出した企業誘致等も可能になるのではないかと考えます。ぜひ先々を見越した希望あふれるまちづくりをお願いしたいと思っております。次に、新庁舎関連ではありませんが、令和2年12月の一般質問で、道立網走高等看護学院の校舎の利活用として、網走の食材を生かし若者が夢を持って地元に残り、他の地域からも呼び込むことができればと、栄養短大や調理師専門学校の誘致を提案させていただきました。担当課からは、今後の学生の確保は困難、非常にハードルが高いとの、私にとっては大変残念な答弁でございました。あれから3年がたとうとしておりますが、いまだに学院は空いたままになっております。この看護学院の利活用もまちづくりには大事な要素になると思います。2000年に新築された校舎はまだまだ立派で十分使えると思いますが、どんな建物も使わなければどんどん劣化が進みます。早く次の使い道が決まることを願っております。道の持ち物なので、市が自由にできないことは承知しておりますが、市としてはどのような考えを持っているのか、その後、道とはどのような協議が行われているのか、今後の方向性が見出されているのか、お伺いいたします。
答弁 企画総務部長 秋葉孝博
旧高等看護学院校舎についてでありますが、昨年8月に北海道から市に対して、道が旧校舎を利活用した上でなお余剰部分が生じる場合に、市での利活用について打診がございました。当該施設は、平成11年建設の鉄筋コンクリート3階建て、建物の総面積は2,551平米、敷地は6,230平米でございます。当市といたしましては、施設が比較的新しいこと、エレベーターがないこと、こうしたことを踏まえまして、1階部分であれば利活用が可能である旨伝えております。現在、北海道の利活用方針が決定していないため、具体的な議論には至っておりませんが、引き続き、道との情報交換に努め、市といたしましても、道の資産ではありますが有効に活用されるよう努めてまいります。
質問 永本浩子
話は、着々とまではいかないかもしれませんが、道との協議は進んでいて、さらに、市としても利活用させていただけるという話も出ているということを確認させていただきました。昨年の8月ということは、もう既に1年以上がたっているわけですので、ぜひこういったところも、話をこちらからまた積極的にも進めていただきながら、一つ一つ明確にしながら、まちづくりを行っていっていただきたいと思います。