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網走市議会 令和4年第4回定例会 2022年12月14日

重油漏れ事故についての対応について

2022年12月14日、網走市議会の一般質問で、栗田政男議員が「重油漏れ事故についての対応について」質問し、農林水産部長 川合正人、市長 水谷洋一が答弁しました。

質問者
栗田政男 議員
答弁者
農林水産部長 川合正人、市長 水谷洋一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 栗田政男

それでは3項目め、最後の質問になりますが、重油漏れ事故についての対応についてお伺いをしたいと思います。この問題は、重油漏れについては特別委員会が立ち上げられていますので、通常はそちらのほうでしっかりと議論をしていかなくてはいけないのですが、なぜあえて今日の一般質問に入れたかといいますと、この問題は時間との闘いだというふうに思っています。もう事故が起きてから、3月に起きて12月です。とんでもない時間がたっています。この間まだ解決しないで何の進捗も、それぞれの進み方は、微妙であるにしても進んではいるとは思いますが、そういう対応で本当にこの問題が解決できるのか。最悪の事態、3月に雪解けが始まり、万が一にもどういう形でも、この重油が敷地外に漏れた場合についての責任は一体誰が取るのでしょうか。もちろん当事者はその責務があるのは当たり前の話ですが、これだけ大きな問題になり、各方面対応をしているのに何にも進まない。まだ解決にその道しるべさえ示されていないこの状況というのは、私は異常だと思っています。何が悪いのか、誰が責任なのかではなくて、どうやって解決していくのか、これが最大の私たちの責務ですし、行政に携わる私たちの責任だというふうに思っています。そこでお尋ねをいたします。相手方の直接交渉できる窓口というのは、相変わらず道のほうで担っているのでしょうか。これは原課のほうがよくわかっているのでお願いいたします。

答弁 農林水産部長 川合正人(農林水産部長は2023年12月まで)

網走観光ホテルにおける重油漏れへの対応につきましては、水質汚濁防止法に基づきまして、北海道が原因者である網走観光ホテルに指導を行っているところでもあります。現在におきましては、北海道が主体となって、ホテル側も参画した呼人地区油流出事故に係る連絡会議を設置いたしまして、ホテル側との調整は、事務局であります北海道がやっておりますので、現在、ホテル側との窓口となっているのは北海道ということになっております。

質問 栗田政男

道がやっているということなので、これも当初いろいろなその問題が発覚した段階で、僕に言わせると責任のなすり合いのようなところがあって、市のほうとしては、道の管轄だから私たちは何もできませんというスタンスを取ったように記憶をしています。僕に言わせると、冗談じゃないよという話ですよ。私たち何のためにここにいるのでしょうか。網走市民、特に網走市は第一次産業、漁業と農業のまちです。その片翼をしっかり担ってくれている漁業に危機が迫っているのに、市は何もできませんよなんていう話を言った瞬間に、私はまたかっと頭に血が上ったわけです。その後いろいろ対応していただいていますので、それに対しては評価をしたいと思いますが、そもそもが市民にとっては、市であろうが道であろうが国であろうがそれは関係ありません。公の立場というのはみんな一体になって動いてくれなくては困るのですよ。どこの仕分けだ、どこの担当だというのは、それは皆さんの都合です。私たち納税者というのは全然そんなこと考えていません。公のことをしっかりやってもらわないと困るというのが、これがやはり国民が要望する当たり前のことだと思っています。そのために私たちはここにいます。そういうことを考えると、これも委員会の中でもいろいろ議論させていただいていますが、今後網走市はこの問題、向こうがいろいろボーリング調査、いろいろなことをやりながら、一体どのようにこの先解決しようとしているかということを誰か答えられる人いたら答えてください。

答弁 農林水産部長 川合正人(農林水産部長は2023年12月まで)

この観光ホテルの問題につきましては、特別委員会でもお話をしておりますが、先ほどもお話ししました、呼人地区油流出事故に係る連絡会議において、専門家の助言を仰ぎながら、現在ホテル側が調査をしているところであります。またあわせて、油の流出箇所の特定もどこにあるのかということも調べていただきたいということも、こちらのほうからもお願いしております。現在、ホテル側が調査をするというのが第一義になっておりますので、そこをホテル側には今後もお願いをしながら、北海道とも併せて可及的な解決に向けて進んでいきたいというふうに、原課では考えております。

質問 栗田政男

そういう説明も理解をしております。最悪の事態、当然これも委員会の中でも、できれば10月ぐらいには全量撤去の方向で進められればいいねというお話もしたつもりです。そういう話は多分全然進んではいないから、今調査の段階で、調査の段階で果たしてどこに重油がとどまっているかも今はわからない。だから調査するということだろうと思いますが、やはり最悪のことを想定した場合、先ほど冒頭に申し上げたように、ではこの責任は誰が一体取るのだと。当然、事業者が取るのですが、これだけ大きな問題になって、これだけみんなが心配をして、大変な御苦労をされて、多分サケマスの担当者の方々、まして漁業の関係の人たちはもし万が一に漏れたときどうしようと夜も寝られない、そういうお話も当然皆さんのもとに届いていると思います。そういう中で、私たちは何をしなくてはいけないのか。何度も申し上げたつもりです。今できること、もちろん役所として正式にいろいろな水質汚濁の範囲で、もしくはまた違った方面から、もしかしたら産廃のほうでもできないか。では市のほうでも条例があるからその条例をもって向こうに申入れができないか、いろいろ委員会のほうでも研究をしています。もちろん条例もつくりながら、対応できないかと、そういうことも必要です。当然うまくいかなかったときにはそういう方法が必要になってきますから、つくっておいて間違いはないと思うのですが、僕はやっぱりこれは本当に相手方と直接腹を割った交渉をできるのは水谷市長しかいないと思っています。そういうお話も何度も委員会の中でもしました。当然市長のもとにもそういうお話が行っていると思いますが、何回か申し入れたけれども会ってくれない。窓口が二つになっては困るという断りの申入れがあったというお話も聞いています。だからといって、引き下がってこの問題を宙に上げたまま、年を越して雪解けの春を待つのでしょうか。本当にそんなことで、網走の将来は、未来は守れるのですか、市長。僕はここでやっぱり市長がリーダーシップを取って、しっかりとこの問題は真正面からぶつかっていただいて解決していただきたい。その力は市長しかないのですよ。そうお願いしたいと思って今日こういう項目を上げさせていただきました。本来であれば特別委員会の話ですから、その委員会の中で、私もメンバーですから、やるのが筋ですが、どうでしょうか。水谷市長。いろいろな問題はあるけれども、ここまで来てしまうと全量撤去の方向で、費用は誰が出すかは別です。もちろん場合によっては補助もしなくてはいけないでしょうし、いろいろなことも出てくるかもしれない。ただ公費をそこに充てるとなると、それなりのきちっとした市民に対しての説明責任が発生することも理解した上で、やはりここは市長のリーダーシップで、市長が何とかこの問題、全力で解決するのだと、みんなの不安を取り除くのだという気持ちに立って、やっていただけないでしょうかね。どうでしょうか、市長。

答弁 市長 水谷洋一

-登壇- 様々今、特別委員会が市議会の中で設置をされておられまして御議論をいただいているというふうに伺っております。その設置をされた当初の考え方と、私たちは同様の思いで感じているところでございまして、栗田議員がおっしゃった、そうした思いというものは共有するものでございます。今回の事故につきましても、ホテル側では3月10日に漏えいを確認をいたしましたが、長期休業中であったことで発覚を恐れて結果的に3月23日に北見市への匿名の情報提供により当市は事故を確認をさせていただいております。今回の事故では、ホテル側より約8,000リットルの重油が漏えいしたと報告を受けておりますが、事故発覚当初より漏えい場所において、大量の重油が漏れた痕跡が見られず、また、今までに漏えい箇所を中心として14か所でボーリングなど掘削調査を行っておりますが、いまだ漏えいした重油の存在やその状況が確認されておりません。現在、北海道において設置された連絡会議において、ホテル側が提案する調査について専門家から助言を受けながら重油の公共用水域への漏えい防止と現状把握について調査検討が進められている状況であります。また、市議会においても特別委員会が設置され、その対応について議論をいただき、論点整理をいただいているところでありますので、その動向を十分注視をしてまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、重油流出の存在を明らかにすることが第一であり、漁業者が納得のいく手法で調査を進めていくことがまずは第一歩であると、このように考えているところでございます。

質問 栗田政男

問題が大きいということは市長も認識しているということなので、それは安心しました。この問題、NHKで報道、2回、3回とされています。その中では、鈴木知事がぜひとも見たいということなのですが、この辺原課でどうです、知事が来て現地を見てもらうような報告とか、そういう予定というのは入っていらっしゃるのですか。

答弁 農林水産部長 川合正人(農林水産部長は2023年12月まで)

北海道からは、知事がこちらのほうに来て現地を確認するというお話は受けておりますが、それはいつということはまだ確定はしておりません。

質問 栗田政男

道議会も終わったのかな。私たちも議会も終わります。ぜひとも市長には、鈴木知事を迎えに行っていただいて、現地はこうなって大変な思いなのだと。少なくとも申入れで、スケジュール何とか空けて、言った以上はやってくれということを市長のほうから、しっかり伝えてほしいなというふうに思っています。首を振っているので、そのとおり動いていただけるというふうに思います。要はこういう問題というのは、やはり話合いしかないと思います。感情的になって、法的にどうのこうの、最終的には争いになればそういうことになるのですが、やはり共に歩み寄って、この問題、まず一番大切なことは漁業者の皆さんが安心して、これで一安心だなというお正月を迎えられるような状況に持っていければ一番いいわけですが、それは現実的には工事も何も終わってないわけですから、今の段階では難しいのかしれない。せめて方向性、年明けにはこういう方向でこういうふうに動きますよ、逐一伝えてあげて、網走市が責任を持って窓口となって、皆さんの仕事、漁業を守りますよという気持ちで伝えてあげるしかやっぱり漁業者の皆さんの安心、不安材料というのは取り除けないのかなという気がします。それが道の責任だとか、そんなのは僕にとってどうでもいい話です。どこがどの責任でどうだと、それは役所ですからわかりますよ。こういう事案にそういうこと入れてきてもしようがないじゃないですか。みんなでそれを解決して進めていかなくてはいけない。向こう側がどういう気持ちかわかりません、私も会ったことないので。通常こういうものが民間で起きた場合には、いろいろな方面からいろいろな人脈を使いながら、アクセスを取りながらやっていくものです。もちろん大手らしいですから、そういう方々とそう簡単には会えないのかもしれないけれども、網走で起きている、網走の事業者が起こしている事故ですから、事故、災害だと思います。災害ですから、災害復旧を絶対しなくてはいけないですよ。そういう気持ちに立ってやってほしいなというふうに思います。いろいろな考え方、いろいろな進め方があると思いますが、各方面から皆さんがそれぞれ努力をされていろいろな方向から、この問題一日も早く解決することが大事だと私は思っています。だから市長に相手側としっかり交渉していただいて、相手の土地ですから勝手にこっちで掘り起こすわけにいかないです。許可を頂いて、その費用の、僕は全額もってもいいと思っています。ここまで来てしまうとやっぱり全額の費用よりも漁業が大事ですよ。そういう気持ちでいます。それがいろいろ、それに対してはあるかもしれませんが、私はそれを一念で思っています。こういう場合はやっぱ費用ではなくて、急ぐべきは工事であり全量撤去して、網走の漁業を守るということが大事ではないかなというふうに思います。残念なことに、この問題で非常に苦慮されていた方が先般お亡くなりになりました。生前私とこの問題についてお話ししたときに、「夜も本当に眠れないし、俺責任取れないな」と。「漁業も大変なときに追い打ちをかけるように、こういう問題が出てきたらつらいんだ」というお話をされていました。残念ながら、もうこの世にはいないのですが、そういう思いがありながら、この問題、やはり私たちが責任を持って、全員の力を集めて何とか解決して、早いうちに解決しなくてはいけない大切な問題だと思います。僕は本当にこれは、水谷市政3期目の汚点だと思っています。これを持ち越して、4期目入っているのですから、どうか市長、ちゃんと早いうちに解決の道しるべ、そのために私もできる限りの協力をさせていただきますので、どうかお願いをして、私の質問を終わります。

出典:網走市議会 令和4年第4回定例会 2022年12月14日 議事録 PDF(97ページ) 間違いを知らせる