みんなの議会

網走市議会 令和4年第2回定例会 2022年6月22日

ウクライナ支援について

2022年6月22日、網走市議会の一般質問で、石垣直樹議員が「ウクライナ支援について」質問し、健康福祉部長 桶屋盛樹が答弁しました。

質問者
石垣直樹 議員
答弁者
健康福祉部長 桶屋盛樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 石垣直樹

-登壇- それでは、通告に従い2項目質問させていただきます。まずは、ウクライナ支援についてお伺いいたします。皆さんも御存じのとおり、本年2月ロシアによるウクライナ侵攻により、多くのウクライナ国民が戦火を逃れて他国への非難を余儀なくされています。我が国においても、6月9日付で既に1,239人の避難民が来日しており、北海道にも6月上旬時点で15名のウクライナの方々が避難されております。今後さらに多くの避難民が来日することが見込まれております。一方で、各地域において避難民を受け入れる態勢はまだまだ十分とは言えません。ウクライナの人口のおよそ4分の1、約1,200万人が安全を求めてウクライナ国内外へ避難を強いられているほか、ウクライナ国内では推定1,570万人が緊急の人道支援と保護を必要としています。そこでお伺いいたします。現在、網走市のウクライナ支援に対する取組について、検討中のものも含めてお聞かせください。

答弁 健康福祉部長 桶屋盛樹(健康福祉部長は2023年3月まで)

現在のウクライナ支援についてでありますが、現在、日本赤十字社が行うウクライナ人道危機救援金の受付につきまして、市ホームページで周知をするとともに、庁舎内に募金箱を設置しているところでございます。また、当市での滞在を希望する避難民の方に対しましては、移住施策として実施をしておりますお試し暮らし事業の枠組みを活用し、民間アパートや市営住宅の空き家の提供、また、生活に必要となる家電や家具などを市が貸与することで北海道に対し申入れをしているところでございます。

質問 石垣直樹

ありがとうございます。ちなみに、千葉県では、ウクライナから県内に避難されてきた方を安心して滞在できるよう、切れ目のない支援に取り組まれております。6月現在39世帯、63人の世帯の方々が避難され、移住として県営住宅を提供、入居の際に必要な生活家電・家具等を提供。網走市も申し込んでいるそうですが、県営住宅に入居されるまでの間の一時滞在施設の提供。当座の資金としての1世帯10万円の見舞金支給。コミュニケーションを図るための翻訳機器の無償貸与。避難民児童・生徒を小学校で受け入れる。地域で生活するために必要な日本語を習得できるよう、日本語学校の機会提供、生活支援に向けて、市町村、民間企業、ボランティア等との連携を進めているそうです。兵庫県におきましては、3月1日に対露非難決議を出し、既に48人ほどのウクライナ難民を受け入れております。一方、北海道においては、ウクライナ関連ワンストップサポート窓口が開設されました。御存知のとおり、網走市議会においても3月第1回定例会においてロシア非難の決議をしております。日本政府はウクライナに対する支援を進めており、ウクライナから日本への避難民の受入れを推進しております。出入国在留管理庁では、地方公共団体向けの案内もされており、外国人受入環境整備交付金の特例措置についても通知されております。網走市は多くのスポーツ合宿を受け入れ、入居されていない市営住宅もあるかと思います。また、空き家バンクにも取り組まれております。市内企業においては海外からの研修生を受け入れる等の実績もあり、受け入れることが可能な状況かと思います。先ほど、現在取り組まれているウクライナ支援をお示しいただきましたが、今後のウクライナ支援の考え方についてお示しください。

答弁 健康福祉部長 桶屋盛樹(健康福祉部長は2023年3月まで)

今後のウクライナ支援についてでありますけれども、先ほど答弁いたしましたお試し暮らし事業の枠組みを活用した支援に加えまして、避難民の方が当市に滞在する場合には、外国人住民となった日から国民健康保険や介護保険が適用されることとなり、児童手当につきましても児童の年齢に応じて対応して請求が可能というふうに考えてございます。さらに、就労支援につきましては、避難民の方々のニーズを踏まえまして、ハローワークが職業紹介を行うこととされておりますので、今後滞在を希望される方に対しましては、関係機関が連携した支援を行えるよう、体制を構築したいというふうに考えてございます。その他の教育や地域住民との交流などにつきましては、国から北海道からの情報や先行する自治体の例を参考に研究してまいりたいと考えてございます。

質問 石垣直樹

ありがとうございます。十分かと思います。最後に、皆様も御存じかと思いますが、イラン・イラク戦争の際に48時間後に迫った攻撃、空港に取り残された日本人215名、しかし、日本からの救援機は来ない。そのとき、トルコから駆けつけた救援機2機により全員がイランを脱出できたというエピソードがございます。当時、日本政府もマスコミもなぜトルコがとわからずにいました。後に、トルコ大使が次のように語られました。「私たちはエルトゥールル号の借りを返しただけです。今もトルコの人たちは忘れていません。私も小学生の頃、歴史の教科書で学びました。今の日本人が知らないだけです」と言いますのも、明治23年串本町大島樫野崎沖を航行していたトルコのエルトゥールル号が台風に遭遇、自由を失い、樫野崎に寄せられ岩礁に衝突、この遭難に際し、当時の大島島民は台風の中、不眠不休で生存者を救助し、介護を施したというエピソードでございます。このエルトゥールル号遭難から95年後、この日本人の危機をトルコ共和国が手を差し伸べトルコから駆けつけた救援機2機により、215人全員がイランを脱出することに成功。爆撃残り僅か1時間前のことでございました。私はこの話を知り、とても誇らしく思いましたし、今でもそのように思います。そんな誇らしい網走としていくためにも、国際的人道支援という考え方からも、ウクライナ支援についてますます取り組んでいただければと思います。

出典:網走市議会 令和4年第2回定例会 2022年6月22日 議事録 PDF(94ページ) 間違いを知らせる