網走市議会 令和4年第2回定例会 2022年6月21日
リトルベビーハンドブックについて
2022年6月21日、網走市議会の一般質問で、澤谷淳子議員が「リトルベビーハンドブックについて」質問し、健康福祉部参事監 永森浩子が答弁しました。
- 質問者
- 澤谷淳子 議員
- 答弁者
- 健康福祉部参事監 永森浩子
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 澤谷淳子
-登壇- おはようございます。公明クラブの澤谷でございます。通告に従いまして、リトルベビーハンドブックについて質問させていただきます。このリトルベビーハンドブックとは、母子手帳だけではカバーし切れない低出生体重児、大体1,500グラム以下の赤ちゃんなのですけれども、その赤ちゃんの成長を記録できる冊子です。現在は各自治体ごと、県や市が独自で作成していて、徐々にこれを作成してくれる自治体が増加しつつあるところですが、北海道ではまだ苫小牧市だけが市独自で作成、配付しています。小さく生まれた赤ちゃんのいる御家庭にとっては大変意味のある、また、子育ての支えとなる母子手帳のサブブックとなっています。まず、当市で近年出生した赤ちゃんの人数と、その中で低体重で生まれた赤ちゃんの人数はどれくらいいらっしゃいましたか。
答弁 健康福祉部参事監 永森浩子
低体重で生まれた赤ちゃんについてでありますが、令和元年では出生数184人のうち低出生体重児に該当する2,500グラム未満が19人、極低出生体重児に該当する1,500グラム未満が3人、令和2年では出生数201人のうち2,500グラム未満が23人、1,500グラム未満が5人、令和3年では出生数177人のうち2,500グラム未満が8人、1,500グラム未満が1人となっており、参考として3年間の合計では、出生数562人のうち2,500グラム未満が50人、1,500グラム未満が9人となっております。
質問 澤谷淳子
やはり少ないとは思いますけれどもこの9人、3年間で1,500グラム未満の赤ちゃんが9人いるというのがやっぱりその御家庭はどうされていたのかなと思っておりました。ちなみに、小さく生まれた赤ちゃんがいるという御家庭を市が知るのは、定期健診のときに知るのでしょうか。
答弁 健康福祉部参事監 永森浩子
出生児の体重の把握についてでありますが、市に出生届を提出していただくときに、出生連絡票という用紙にも記載していただくのですが、そちらで出生体重や退院後の滞在先、連絡先などを把握しております。
質問 澤谷淳子
それでは、出生届のときに市も小さく生まれた赤ちゃんがいるということがもうわかるということですね。そうしますと、小さく生まれた赤ちゃんを大切に慈しみ育てる御家族から母子手帳だけでは沿わない、例えば成長曲線グラフが身長40センチ、体重1,000グラムしか記入できなくなっているのですけれども、今の母子手帳は。月齢による、あやすと笑いますかとか、寝返りができますかというような質問も載っているのですけれども、「はい・いいえ」で尋ねる質問が多く、発達が遅れがちなリトルベビーちゃんは回答が「いいえ」ばかりになり、ママが精神的に焦りや落ち込みなど、小さく生んで申し訳ないとの思いを強く抱いてしまうようです。当市でお渡ししている母子手帳は、このように全国一律同じような感じだと思うのですけれども、そういう一律のものを配付しているのでしょうか。市独自で作成しているというか、そういうものなのでしょうか。また、今まで、母子手帳だけでは成長の記録がつらいなど御相談を聞いたことはおありでしょうか。
答弁 健康福祉部参事監 永森浩子
母子健康手帳についてでありますが、母子保健法第16条第3項に基づき、母子健康手帳の様式は厚生労働省令が定めるとされ、また、母子保健法施行規則第7条に記載事項が示されており、成長曲線のグラフについては全国一律で、身長40センチ、体重1,000グラムから記入できる内容となっております。市町村では、基本的に様式に準じた母子健康手帳を交付することとなっているため、当市では複数の出版元で販売されている中から選択購入し配付しております。なお、当市が導入している母子手帳アプリでは、身長40センチ、体重1,000グラム未満でも入力可能となっております。母子健康手帳の相談についてでありますが、御家族から母子健康手帳の内容などに対する御意見等は頂いておりませんが、低出生体重の場合、現行の様式では思ったように記録ができずに成長の確認が難しいため、全国的に母子健康手帳を見るたびに御家族が落ち込んでしまうといった声があるようです。低出生体重の子供を持つ御家族については、様々な不安な悩みを抱えていることが多いため、今後においても保健師がしっかりと気持ちを受け止め、御家族のフォローに努めてまいります。
質問 澤谷淳子
だからみんな県とか市町村独自でつくっていたのですね、このリトルベビーハンドブックね。すみません。では、厚生労働省のものがみんな同じようになっているということですね。それで、もともと2018年に静岡県で地元の育児サークルが発端となった独自でつくったものを参考にして、小さく生まれた赤ちゃんの母子手帳とそのサブブックとして成長を記録できる専用の小冊子、リトルベビーハンドブックを静岡県として配付したのが始まりでした。もちろん、当市では当市も「母子モ(ぼしも)」と読むのでしょう、アプリも使えるようで、今おっしゃったように「母子モ」アプリではゼログラムからも記入でき、成長記録をつけることができるようなのですが、リトルベビーハンドブックを作成する自治体はそのアプリがあったとしても、実は今増加しています。名称も様々、リトルベビーハンドブックという名称ではない、そういう手帳などもあるのですが、実はただ紙ベースのものを作成しているというよりも、小さく生まれた赤ちゃんとママやパパ、御家族のメンタル面の支えとしての意味が大きいからだそうです。今おっしゃったとおりだと思います。冊子の中身がリトルベビーちゃんを育てた先輩ママのコメントや、月齢による「できる・できない」ではなく、「○○した日」、例えば「初めてチューブやテープがない赤ちゃんを見た日」など、非常にゆっくりと成長するリトルベビーちゃんとママに寄り添った温かい冊子になっていて、いつも傍らに置いて活用してほしいとの願いが込められています。改めて、当市のリトルベビーハンドブックの認識をお伺いいたしますとともに、実はつい先日紋別市で先に6月の定例会があったのですけれども、そこでこのリトルベビーハンドブックを参考にした記録表のようなものを作成するというふうに決めたそうです。当市でもこの冊子を独自作成、配付のお考えはいかがでしょうか。
答弁 健康福祉部参事監 永森浩子
リトルベビーハンドブックの認識についてでありますが、子供の成長に合わせた出来事を自由に記録することができ、また、医療スタッフや低出生体重児を育てた御家族の体験談を含めたメッセージに加え、支援サービスや相談窓口など、御家族に寄り添い励ます内容が盛り込まれていると認識しております。現時点では対象となる子供が少なく、市独自の作成は考えておりませんが、本年5月、低出生体重の子供を持つ道内の母親グループが道内全域で同じ情報が得られるようにしてほしいとの観点から、北海道に発行を働きかけておりますので、その動向を注視するとともに、引き続き、低体重児を持つ御家族に寄り添った支援に努めてまいります。
質問 澤谷淳子
そうですね。「ゆきんこ」という、何か北海道ではそういうサークルが立ち上がっているようなのですけれども、当市に数は少ないのですけれども、そういう小さな赤ちゃんがいるというのを知っているというのが大事でしたので、それでしたら、つい先日もまた6月1日付のニュースでは、大阪府が府としてこのリトルベビーハンドブックを作成すると決めて、府全体で同時に医療機関と連携し、NICU、新生児集中治療室ですね、でこの冊子を配付できるように決定したそうです。最初の始まりの静岡県でも同じようにNICUで配付もしていますし、保健センターなどでも受け取るようにもしています。ほかの町、ほかの市では、網走と同じような形で小さな赤ちゃんがいる存在を認識したら、今言ったように、保健師さんが家庭訪問して、ママの心情を優しく聞きながら配付しているという町もあるそうです。実際にはまだまだこの冊子がない自治体のほうが多いので、ほかの町に住む方でPDFで印刷などもできるようにしている自治体もあって、どうぞ御自由に印刷してお使いくださいなどやっている地域もあるとお聞きしています。本来、このリトルベビーハンドブックはNICUで、そこでこそママにお渡しすることが大切と考えられていて、早産などの出産直後で不安や悩みが大きいママ、パパに向けてすぐにサポート体制が取れるツールとしての役割もあるからだそうです。そう考えますと、市独自の作成が厳しいようであれば、網走市として、市としての数は少なくてもぜひ北海道に、今動向を注視しているとおっしゃってくださいましたけれども、北海道にNICUで配付できるリトルベビーハンドブックの作成を要望していただきたいなと思うのですけれども、そのようなお考えはおありでしょうか。
答弁 健康福祉部参事監 永森浩子
NICUと連携した配付についてでありますが、母子の健康を守るツールとして母子健康手帳の有効活用を推進する国際母子手帳委員会においても、市町村ごとに対象数が限られるため、都道府県単位の作成が望ましいとの考えがあることや、先ほども答弁いたしましたが、低出生体重の子供を持つ道内の母親グループが北海道に発行を働きかけております。市としましては、これらの動向を注視するとともに、医療機関との意見交換を行い、また、低出生体重児を持つ御家族の要望などを踏まえ、リトルベビーハンドブックについて研究してまいりたいと考えております。
質問 澤谷淳子
ぜひこれが行き渡るようになればいいなと思っております。以上で質問を終わります。