網走市議会 令和4年第1回定例会 2022年3月10日
市政執行方針並びに教育行政方針について
2022年3月10日、網走市議会の一般質問で、永本浩子議員が「市政執行方針並びに教育行政方針について」質問し、市長 水谷洋一、教育長 岩永雅浩が答弁しました。
- 質問者
- 永本浩子 議員
- 答弁者
- 市長 水谷洋一、教育長 岩永雅浩
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 永本浩子
-登壇- おはようございます。公明クラブの永本でございます。2月24日に開始されたロシア軍によるウクライナへの侵略はいまだやむことなく、深刻の度は増すばかりです。3.11を明日に控えて原発を次々と狙い撃ちするロシア軍の狂気に強い憤りを感じるとともに、ロシア軍の即時撤退を強く求めるところです。そして、犠牲となった多くの子供たち、一般市民の皆様に心から哀悼の意を表します。また、オミクロン株の急激な拡大の中、当市におきましてもクラスターが続出し、市民に不安が広がっております。一日も早い収束を願うとともに、長きにわたり最前線で奮闘してくださっている医療従事者の皆様、エッセンシャルワーカーの皆様に心から感謝申し上げます。それでは、公明クラブを代表いたしまして、市政執行方針並びに教育行政方針について質問をさせていただきます。初めに、当市の財政状況についてお伺いいたします。令和4年度の国の一般会計予算を見ると、税収は過去最高の65兆2,350億円となり、前年度より7兆7,870億円も増えました。長引くコロナ禍で景気は悪いはずなのになぜというのが国民誰もが抱いた素朴な疑問なのではないでしょうか。国税の基幹3税の内訳を見ると、所得税は20兆3,820億円、法人税は13兆3,360億円、消費税は21兆5,730億円で、消費税が所得税を上回り大きく伸びたことがわかります。その要因として、各種報道では8%から10%への消費税の引上げ効果が通年で現れたこと、飲食店や観光宿泊業がコロナの逆風を思い切り浴びる一方で、巣籠もり需要が旺盛で在宅ワークに合わせたIT機器の購入や住宅改修、通販やスーパー、マスクや消毒液等の衛生関連の消費が大きく伸びたこと、GIGAスクールの前倒しで1人1台端末等が全国一斉に整備されたことなどが挙げられております。また、法人税も一足先に景気が回復したアメリカや中国向けに輸出が伸びたことで、想定以上に増加したこと、雇用調整助成金のおかげで労働市場の悪化が食い止められたこと、株式市場が堅調だったことなどが挙げられております。しかしながら、コロナ対策による国債は増える一方で、税収の増加を手放しで喜べる状況でないことは誰もが認識するところではないでしょうか。当市の税収も47億4,000万円と前年度比4億6,800万円、11.0%の増となりました。その内訳と分析、今後の税収の見通しについて見解をお伺いいたします。また、税収が上がれば地方交付税は下がるのが原則ですが、いわゆる出口ベースと言われる地方交付税は総額で18兆538億円、前年度比6,153億円の増となりました。一方、臨時財政対策債は1兆7,805億円で近年まれに見る低さ、前年度比3兆6,992億円で何と67.5%の減となり、国は、国や地方の税収回復により臨財債を大幅に縮減しつつ一般財源総額を適切に確保すると言っております。地方財源不足の縮小や折半対象財源不足の解消に約11兆円が使われることも大きいのではないかと思われます。当市の地方交付税は64億5,200万円と前年度比マイナス0.9%と若干の減となりました。臨財債はやはり69.2%と前年度より大幅な減となり、トータルした実質的な交付税は66億7,400万円で前年度比5億5,900万円、7.7%の減となったところです。こうした国の地方財政対策を、当市といたしましてはどのように受け止め、予算に反映されたのでしょうか。また、当市にとって大変ありがたい財源となっているのがふるさと納税による基金であります。今年も約21億円と堅調に伸びているようですが、最終的な見込額と基金残高についてお伺いいたします。また、令和4年ではふるさと寄附基金から8億8,000万円を73事業に活用するとありましたが、今までにない新たな活用事業や今後の活用方針をお伺いいたします。さらに、当市の最大の懸案事項である市債残高ですが、長年にわたり取り組んできた財政の健全化や行政改革の推進により、ピーク時の534億円から臨財債を除くと237億円まで圧縮したことは高く評価するところです。しかし、令和4年度からは、いよいよ新庁舎の建設がスタートいたします。また、団塊の世代の皆さんが全員75歳以上の後期高齢者になる2025年まであと3年に迫ってまいります。本格的な少子高齢化社会を迎え、働く世代の減少と支えるべき高齢者の社会保障費の増大に長引くコロナ禍が加わり、さらにロシアに対する経済制裁の影響も懸念されるところです。当市にとっても大変難しい財政運営になるのではないかと思いますが、当市の財政状況と今後の見通しについてお伺いいたします。次に、自治体の内部統制についてお伺いいたします。内部統制とは、粉飾決算や横領、建築物の耐震偽装や食品の偽装表示など企業の不祥事の再発防止策として、2006年から民間企業に義務化されたリスク管理のためのチェック体制のことですが、地方公共団体でも工事発注をめぐる不正や休暇の不正取得、飲酒運転による交通事故等不祥事が相次ぎ、地域住民の信頼を大きく揺るがす結果となったことから、総務省から地方行政及び地方公務員に対する信頼の回復、地方公務員の汚職防止のためチェック体制の見直しや不祥事防止を組織全体で講じることが要請され、2020年4月1日に施行された改正地方自治法で自治体の内部統制プロセスが可視化・評価されることになったため、47都道府県と20政令都市が整備運用を開始しております。当市を含む一般市町村は努力義務とされておりますが、不正経理や生活保護費の不正支出などの不祥事の発生をきっかけに、内部統制制度を導入する自治体が増えております。当市はこうした内部統制制度を導入しているのでしょうか。先日発覚した公用車の車検切れなども、こうしたチェックリストに加えていけば再発防止につながるのではないかと考えます。数年で担当部署や責任者が変わり、人手不足を会計年度任用職員や中途採用の職員で補っている現状で、確実に業務の引継ぎをしていくのは至難の業であります。内部統制制度を導入した自治体では、業務の見える化を図り、定期的に原課の職員が見直しをすることで引継ぎのリスクを抑え、職員が誤った法令解釈をするリスクも軽減されたとの効果が出ているとのこと。さらに、将来的には内部統制による業務の可視化がRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)やAIの活用にもつながると言われております。内部統制制度の導入に対する当市の現状と見解をお伺いいたします。次に、当市の人事評価制度についてお伺いいたします。2014年5月に地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律が公布され、能力及び実績に基づく人事管理の徹底として、人事評価制度の導入が地方自治体においても義務化されました。平たく言えば、能力のあるなしにかかわらず、また、努力してもしなくても長く勤めれば自動的に昇給、昇格ができるのではなく、能力のある人、努力している人が評価され報われるようにするということだと思います。そのために、職員の能力と努力、成長を正しく評価し、適正な配置と昇給等に反映していくことで、職員のモチベーションを上げキャリアアップしながら、最終的には住民サービスの向上に資する有能な職員集団を創設することが重要と考えます。各自治体にとっては、限られた財源の中でいかに効果的かつ効率的に職員の能力を開発し、人材を育てていくかがポイントになるかと思います。評価の方法や昇給率、面談の仕方、評価の公表の有無などは各自治体によって違うと思いますが、当市の人事評価はどのような形で行っているのか、現状と効果、今後の課題をどのように捉えているのか、見解をお伺いいたします。また、女性の力をどのように生かしていくかも今後の行政運営には欠かせないポイントだと考えます。当市においても、徐々に女性職員の数や管理職への登用も増えてきておりますが、2040年度までに女性職員50%を目指すとの市長の公約にはまだまだ達していないのが現状です。ジェンダーレスの時代を迎え、男性と女性というくくりだけで物を言う時代ではないかもしれませんが、女性がもっと力を発揮し生き生きと働ける職場づくりは市民サービスの向上にも確実につながっていくものと考えます。水谷市長の3期12年の総仕上げとなる本年、女性活躍の職場づくりに対する見解と決意をお伺いいたします。次に、保健医療についてお伺いいたします。初めに、一般質問でも提案させていただいた弱視等の早期発見や治療につなげるための3歳児健診での屈折検査の導入、また、子宮頸がん検診時のHPV検査の導入が令和4年度から実施されることになり、大変うれしく思っております。何よりも、これまで所得制限なしでは3歳までしか無料にならなかった子供医療費が、中学校卒業まで所得にかかわらず完全無償化することになったのは子育て世帯にとっては大変大きな喜びであり、高く評価するところです。たとえ1割でも近隣自治体が無料になっている中、若い世代の親にとっては負担感が大きく、また反対に無料になる非課税世帯やひとり親は、病院や薬局の窓口でお金を払わなくてもいいことで、かえって偏見の目で見られる場合もあり、今回の完全無償化は、経済面での負担軽減はもとより生きづらさの解消にもつながるものと期待するところです。また、近隣自治体に住む子育て世帯からは、子供の医療費がかかる網走にはとても住めないと言われ、市内企業に勤めているにもかかわらず通勤する方もいたようでしたが、今回の無償化とともに新生児子育て応援祝い金などもあわせて、「子育てしやすいまち・網走」を大いに周知・宣伝していただき、若い世代の移住・定住につなげていただきたいと思いますがいかがでしょうか。また、2019年度からスタートした開業医誘致推進事業は大変順調で、3件目のクリニックもただいま建設中です。既に開業した2件のクリニックも地域住民からの評判もよく大変喜ばれております。今後ますます高齢化が進む中で、長年住み慣れた網走で安心して住み続けていただくためにも、地域医療の充実は大変重要な課題であります。これまでは、休日等の救急医療体制を整えるために内科を含む診療科が条件になっておりますが、今後必要になってくるであろう整形外科や眼科など内科以外の医師の誘致を考えると、内科の条件を緩和することも検討するべきではないかと考えます。新年度の開業医誘致推進事業には1億10万円と、2件分の予算が組まれており期待が膨らむところですが、誘致の状況と今後に向けた取組について見解をお伺いいたします。基幹病院に関しても、昨年は手術支援ロボットの導入で、実質閉鎖状態だった泌尿器科が8年ぶりに手術可能な常勤体制にグレードアップして再開され、市内のみならず近隣自治体の住民にとっても大変大きな安心材料になりました。今後も整形外科や皮膚科など、常勤医の不足が課題となっている診療科については、道内の大学病院や医科大学等と連携を取りながら、積極的に医師の誘致を進めていただきたいと思いますがいかがでしょうか。また当市は、2020年10月に北大病院と市民の健康増進やスポーツ合宿のメディカルサポートなど、地域医療の充実に向けての連携協定を締結いたしました。スポーツ医学への取組もされるということで大変楽しみにしておりましたが、コロナの感染拡大で合宿の誘致もままならない状況になってしまいました。この間、北大病院との連携は取られていたのでしょうか。また、コロナ収束後の取組はどのように話し合われているのかお伺いいたします。さらに、以前も申し上げましたが、発達障がいや知的障がい、精神障がいを持つお子さんを抱えている方は、市内に専門病院がないために美幌療育病院にかかる方がほとんどでしたが、昨年から常勤医がいなくなったため、診察は美幌町民のみになってしまい、皆さん本当に困っております。あとは、音更町の道立緑ヶ丘病院か旭川や札幌の病院に行くしかなくなってしまったため、診察に連れていくだけでも本当に大変です。特に冬場は道路状況も悪く、長時間の移動に耐えられないお子さんを親が一人で連れていかなくてはならないときが本当に大変なのだと聞いております。ぜひ、専門の医師や病院を網走市に誘致していただきたいと思います。前回の質問には、重要な課題と認識しており、市または斜網地域に誘致できるよう準備していきたいとの答弁を頂いておりましたが、その後の取組状況と、今後の展望について見解をお伺いいたします。また、発達障がいのお子さんは年々増えている状態ですが、障がいの種類や対処法などもわかってきており、早い時期から適切な治療や訓練ができればその子の人生は大きく変わり、また、才能を伸ばすことも期待されます。特に大切なのが、親や家族、教師といった周囲の大人の関わり方、接し方が大事になってまいります。そして、母親だけではなく父親が共に関わり協力してくれることがとても大切だと言われております。当市では、5歳児の健康相談もスタートしており前向きに取り組んでいただいておりますが、発達障がいに特化した適切なアドバイスがもらえる相談体制や関わり方の研修やセミナー、おやじの会などの交流の場づくりをさらに推進していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。また、昨年は、市内の小児科医師のアドバイスと御協力を頂き、口腔機能発達不全症に関する講話を地域子育て支援センターや発達支援センターの職員を対象に開催していただきました。私も参加させていただきましたが、子供たちの健全な発育と成長には欠かせない内容で、大切な取組だと改めて実感いたしました。講師を務めていただいた歯科医からは、口腔機能発達不全症は妊娠中の妊婦の姿勢や赤ちゃんの抱っこの仕方も大いに関係しているので、プレママクラブの段階からの取組が大切だとの御意見も頂いております。毎年生まれてくる新しい命の健康と未来を守るためにも、口腔機能発達支援の取組を一つの事業として今後も継続して取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。網走ベジラブル運動の普及についてお伺いいたします。先日行われた学校給食のアンケートでは、印象に残った行事食の野菜の日給食が最下位で、自称ベジラブル運動推進長としては大変残念な結果でしたが、野菜を好きになるきっかけの一つが子供の頃の栽培・収穫の体験だったことが民間企業の調査によってわかってまいりました。この調査は、野菜不足になる要因を探る野菜定点調査によって、野菜好きと答えた人の約7割が子供の頃に野菜の栽培や収穫を経験していると回答。子供の頃の経験が大人になっても食生活に影響を与えていることが明確になり、食育の重要性がうかがえます。当市は、野菜の栽培や収穫体験をしやすい環境にあると思います。ぜひこうした体験を通して、子供の頃からのベジラブル運動を推進していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。いよいよ4月から子宮頸がんワクチンの積極的勧奨が再開されます。昨年12月の一般質問において、接種対象者や保護者がワクチン接種の検討・判断に必要な情報提供や相談支援体制の確保など、正しい情報提供の観点で様々な方法を検討していくとの答弁を頂いたところです。また、積極勧奨の差し控え期間に接種機会を逃してしまった方々に対するキャッチアップ接種も、1997年度生まれから2005年度生まれまでの9学年全ての女性を対象に、本年4月から25年3月までの3年間で実施することが決まりました。ホームページの更新など準備状況と今後の取組の内容、スケジュール感をお伺いいたします。次に高齢者福祉についてお伺いいたします。御存じのとおり、2025年には約800万人の団塊の世代の方々が後期高齢者になるため、介護人材は32万人不足すると言われ、2040年には第二次ベビーブームに生まれた団塊ジュニア世代が65歳から70歳になることから、介護人材は69万人不足すると言われております。そうした厳しい介護環境を打破する手だてとして注目されているのがデジタル介護です。中でも自治体が介護事業者と伴走しながらデジタル化を進める北九州市に注目が集まっております。北九州モデルとして先駆的に介護ロボットの普及を進めてきた北九州市は、昨年4月から介護ロボット等導入支援・普及促進センターを開設し、様々な介護ロボットや機器を展示・貸出しして、実際に体験できるだけでなく、国の導入補助金の申請手続の支援や現場の視察、組織づくりまでセットで進めております。大事なポイントは、導入してもうまく使えないのではという現場の心配に寄り添い、導入前・導入・導入後まで一貫して支援する伴走型の支援という点にあります。導入した特養老人施設では、見守りセンサーや移乗支援ロボットなどの使用で業務時間は35%の削減、人員配置では2対1を2.87対1に最適化できたという効果が確認されました。その分、職員が利用者と関わる時間が増え、夜勤の回数が減り、有給休暇が取れるようになったなど、身体的・精神的・時間的な余裕が生まれ、その結果として、職員のモチベーションが上がり、職員にも利用者にも笑顔が生まれ、時間を生む、笑顔を生むという意味を込めた「うむ、介護」というキャッチフレーズができたそうです。北九州市は65歳以上の高齢者人口が31%と政令指定都市の中で最も高齢化が進んでいるため、安定的に介護サービスを提供できる環境をつくらなければならないとの思いで取り組んできたとのことですが、当市においても高齢化率は31.5%です。一部施設は介護ロボットの導入はありますが、まだまだ本格的ではなく活用し切れていない状況ではないでしょうか。また、職員の事務業務がデジタル化によって、手書きでは11時間かかっていた業務が3時間に短縮されたという例もあり、全国的に介護現場でのデジタル化が進んでおります。デジタルファースト宣言をしている当市といたしましても、こうした先進事例に学びながら、今後ますます拍車がかかる高齢化に向けて、デジタル介護の本格的な導入と現場に寄り添った支援の在り方を検討していくべきと考えますが、いかがでしょうか。次に、除雪体制の確保についてお伺いいたします。今期は降雪量が大変多く、温暖化の影響で湿った重い雪が多かったため、雪かきには本当に疲れたというのが多くの市民の本音ではないでしょうか。昨年の代表質問では、美幌町がスタートした個別間口の除雪の導入を提案させていただきました。しかし、当市が除雪を委託している民間業者の方にお話をお聞きしたところ、第一の課題は人手不足、現在の除雪体制を維持するだけでも人手が足らず、技術の継承も難しい状況だということでした。また、除雪に関する様々な苦情やトラブルへの対応の状況を伺い、改めて本当に大変な仕事だと頭が下がる思いでした。しかしながら、高齢化が加速する中、間口除雪を希望する声はますます強くなっていくのではないでしょうか。そうした市民の皆さんの声に応えるためにも、解決策を探っていく努力やできるところから取り組んでいく姿勢が大切ではないかと考えます。人手不足を補うために、冬季は仕事が少なくなる業種の方などに大型免許取得の際の助成制度を周知して、除雪人材を確保したり、除雪機やショベルなどを持っている方がいれば、町内会として協力を頂いておりますが、機械がない町内会には市が貸し出して協力してもらうなど、課題を一つ一つ解決する努力をすることが必要なのではないでしょうか。全国の取組事例を見てみると、毎年1回、市役所の全職員が雪かきに出動する日を設けている自治体や若者やボランティアを対象に雪かき道場を開き、初級から上級まで雪かきのポイントから重機の扱い方まで教えて人材を育てている自治体など、ヒントとなる取組を探していくことも大切だと思います。また、排雪の際も今年は雪の量が多かったため、遅々として進まない状況が続いておりましたが、エリアごとに進めていく前に主要な交差点など、雪の壁で見通しが悪く事故発生率が高い箇所を優先的に排雪して、安全・安心を確保してから、各地域の排雪に取りかかってほしいとの声も頂いております。さらに、2月の記録的な大雪で札幌市がJRや航空機をはじめ市内の公共交通が麻痺状態に陥り、ごみ収集車の出動もできなくなるなど、市民生活に多大な混乱を来たしました。今後、気候変動で温暖化が進めば、当市においても災害級の大雪に見舞われる可能性は十分あると思われます。そうしたときには、市としてはどのように対応していくのか、自衛隊の出動要請は可能なのかなど、緊急時の対応を今から検討していく必要があると思いますが、いかがでしょうか。次に、公共交通についてお伺いいたします。持続可能な公共交通ネットワークの構築のためには、どこバスの成功が不可欠だと思います。実証実験の最終年度となる令和4年度は2つのエリアを統合して、そこに呼人・天都山エリアと二ツ岩地区を追加するなど、アンケートで改善してほしいことのトップに上げられていた運行エリアの拡大に応えられたものと思います。今後、郊外地区など運行エリアはどこまで拡大するのか、見解をお伺いいたします。また、乗車料金もエリアの統合により、市街地エリアは500円に統一となるとのことで、エリアを超えると700円からはかなり使いやすい料金になると思います。しかし、3月いっぱいで路線バスの呼人線、二ツ岩線が廃止になり、9月には西山通線も廃止され、既に減便になっている路線もあります。現実には、農大線を除く全路線が赤字なので、赤字路線をどこバスにスイッチできればよいのでしょうが、そうなった場合、路線バスを使っていた人たちにどこバスを使ってもらうには、路線バスと同程度の料金設定が必要になるのではないでしょうか。路線バスよりも便利でタクシーよりも安いというのがどこバスの料金設定の定義でしたが、減便になった路線バスを使っていた方からは、「年金は年々減っていくのに病院通いは年々増えていく一方で、どこバスをもう少し安くしてもらえないだろうか」「北見は市内どこでも210円なのに、網走はどうして高いのか」という声も頂いております。今後年金生活の高齢者が増えることを考えると、令和5年度からの本格運行に向けて、障がい者だけでなく高齢者も市として半額助成するなど、さらなる料金設定の検討をお願いしたいと思います。一方、どこバスを一度でも使った人からは好意的な声が非常に多かったと聞いております。最初の一歩が踏み出せるかが問題なのだと思います。コロナが落ち着いてからではありますが、本格導入に向けて、町内会や老人会、ふれあいの家などで説明会を開催することになるかと思います。バス会社でも、コロナで開催できなかったけれども、携帯電話会社と提携した説明会を予定していたと聞いております。官民連携して様々な形で説明会を開催し、参加者にはぜひその場で初期登録をしてもらい、地図の見方や予約の仕方を練習するなど、すぐにどこバスを使えるような実践的な取組をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。次に、地球環境の保全についてお伺いいたします。当市の最も期待する再生可能エネルギーが木質バイオマス発電ではないでしょうか。昨年8月には、農山漁村再生可能エネルギー法に基づく基本計画が制定され、当市の豊かな森林資源を活用し、発電に伴う廃熱や焼却灰を農業、林業、漁業に活用することで、森林資源の有効活用と農林漁業の活性化に努めるとの方針の下、現在は1号機が稼働中であり、2号機、3号機も建設中です。さらに、4号機、5号機もと期待するところであります。このバイオマス発電に加えて、新年度では公共施設などでの再生可能エネルギーの利用に向け、太陽光発電を行う地域新電力会社の設立を目指すとあります。地産地消のエネルギー対策の具体的な取組内容と再生可能エネルギーの今後の展望をお伺いいたします。また、国は2050年カーボンニュートラルの目標達成に向けて、脱炭素社会への移行を加速化させるため、令和4年度は太陽光、洋上風力、地熱等の再生可能エネルギーの導入やクリーンエネルギー自動車の導入、新エネルギーの実用化と普及に向けた研究開発に約1,000億円の予算をつけ、脱炭素に意欲的に取り組む自治体を支援するために200億円の交付金を創設いたしました。このほかにも環境省、経済産業省、国土交通省が様々な脱炭素化事業を展開しております。当市といたしましても、市全体で温室効果ガスの削減を進めるため、地域再生可能エネルギー導入戦略の策定を進めるとあります。国の補助事業を有効に活用し、効率的かつ効果的に進めていただきたいと考えますが、導入戦略の具体像と補助事業の活用に関する見解をお伺いいたします。また、2050年までに二酸化炭素の排出ゼロを宣言する自治体、ゼロカーボンシティが増えております。本年1月末で534自治体が宣言をしており、北海道も2020年3月にゼロカーボン北海道を宣言しております。当市も宣言をして目標を明確にしながら、事業効果の見える化を図り、積極的に脱炭素への取組をしていくべきと考えますが、いかがでしょうか。さらに、森林などが取り込む二酸化炭素をグリーンカーボンと呼ぶのに対して、海洋沿岸域に生息する海草や藻類などが取り込む炭素ブルーカーボンに新たなCO₂吸収源として期待が高まっております。現在、国土交通省が釧路市と函館市で防波堤沿いに築いた盛土に吸収源となる藻場を造成し調査が始まっております。ブルーカーボンの吸収効果が認められれば、当市の脱炭素事業にも取り入れることができると期待するところですが、見解をお伺いいたします。廃棄物処理については、危機的状況にある一般廃棄物最終処分場の延命及び今後のごみ処理政策検討に係る提言が文教民生委員会から提出されたところです。今後も議員も理事者も互いに知恵を出し合って、一日でも長く延命できるよう真摯に取り組んでいくことが大切だと考えます。中でも、この4月から施行されるプラスチック資源循環促進法によって、埋立ごみから製品プラスチックが減るだけでもかなりの減容になると思われます。そのためにも、回収方法の変更を早く検討し、市民の皆様の理解と協力を得ることが大切だと思いますが、いかがでしょうか。また、最終処分場の延命を大きく左右する使用済み紙おむつについては、環境省ではパルプ等へのリサイクルを、国土交通省では下水道への受入れのためのガイドラインを、2020年度の公表を目指して取り組んでおります。コスト面等様々な課題はあるかと思いますが、使用済み紙おむつのリサイクルに対する当市の認識と導入に向けた見解をお伺いいたします。中間処理の在り方については、今後の人口減少と高齢化を考えると広域化や焼却の導入を考えざるを得ないと思いますが、2050年の温室効果ガス実質ゼロ、2030年46%削減という明確な目標が発表され、国内も国際社会も大きく動き出しております。このカーボンニュートラルの発表前と後では、廃棄物処理の在り方が大きく変わってくるのではないでしょうか。新たな課題として上げられているのは、焼却によって発生するCO₂をいかに削減するのか、そのためにCO₂を回収、利用、貯留するCCUや水素とCO₂を化学反応させてメタンを合成するメタネーションなどが必要になるのではないか。しかし、1日300トン以下の焼却施設では発電で得られる電力では足りないため、大きな施設でないとCCUは成立しない。環境省からも1日100トン以上の処理能力があるところは300トン以上の施設整備を検討してほしいとの通達も出ており、そうすると、広域化は必然になるが、CCU施設建設のコストや敷地面積の確保も必要となる。また、プラスチック資源循環促進法によってプラスチックのリサイクルが進み、焼却からプラスチックを取り除いていくとカロリーが減るため、A重油等の補助燃料が必要になりコストがかかる、CO₂の発生にもつながってしまう、発電量も減るため売電収入も減ってしまうなど、様々な課題が挙げられております。今後10年間でこうした課題を克服するための技術開発がされていくとの見方もありますが、当市の中間処理の在り方への答えは10年後では遅すぎます。こうした課題への認識と今後の取組についてお伺いいたします。公営住宅についてお伺いいたします。令和4年度では、子育て世帯向けの一戸建ての潮見団地の整備に入るということですが、お子さんをお持ちの家庭にとっては子供の足音や声などを気にすることなく伸び伸びと育てられるので、大変喜ばれものと思います。市としても、新しく建てる市営住宅は令和9年までの一連の潮見団地の計画が最後になるものと承知しております。そこで今後は、既存の市営住宅の整備と利活用について検討していくことが必要なのではないでしょうか。整備に関しては、市営住宅長寿命化修繕事業として、令和3年度に引き続き令和4年度もつくしヶ丘の市営住宅のエレベーターの設置が予定されておりますが、そのほかにも、共同玄関前の滑り止めや物置の設置など様々な要望が私のもとにも寄せられております。一度住民の皆さんの要望を聞くアンケート調査が必要なのではないかと思います。今後の市営住宅の修繕計画について、展望も併せてお伺いいたします。また、利活用についての検討も必要ではないでしょうか。大阪府では、府営住宅ストックは府民の貴重な資産であるという認識の下、ストックを有効活用する取組を進めております。平成29年から地域再生計画、府営住宅地域資源化プラン・大阪をスタートし、府営住宅の空き室を子ども食堂や子育て支援の拠点、高齢者の交流拠点や障がい者の相談支援、留学生の寮や中小企業の社宅などに活用しております。本来、公営住宅の空き室を活用するには国土交通省への公営住宅の目的外使用承認手続が個別案件ごとに毎年度必要となりますが、地域再生計画に位置づけられた事業は手続の簡素化が図られることから、大阪府はこの計画を策定し、地域ニーズに迅速に対応できるようにしています。当市の市営住宅の中でも、特に大曲の市営住宅は空き室が多く、随時募集にしてもなかなか埋まらない状況が続いております。一方、水産関係や農業、介護等の分野では外国人技能実習生の力を借りなければ人手不足を埋められない時代が来ることは明白であります。また、近隣自治体の高校に就職の募集に行っても、まず言われるのは、網走は家賃が高いから生活するのが大変だということだそうで、市営住宅を社員寮に使わせてもらえれば、もっと新卒で雇用することができるのでありがたいとのお声も頂いております。人が住んでいない期間が長くなるほど、建物は傷み、市にもお金が落ちません。利活用できれば、人口が増え、家賃が払われ、企業の発展につながり、結果、税収も増え、地域の活性化につながります。公募しても応募がなく一定期間空き室の状態が続いた市営住宅は、大阪府のように社員住宅等に利活用できるようにすべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。次に、農業についてお伺いいたします。全国の約8割を占めるジャガイモ産地の北海道ですが、種イモ不足が深刻化しております。生産面積はこの5年で1割減少、後継者不足に加えて病害虫対策など植物防疫法に基づく厳しい管理、靴の小まめな消毒など、時間と手間がかかるのに所得が割に合わないという農家も多いとのこと。種イモの収量は天候に大きく左右されるため、昨年は高温と干ばつで例年の1割減の見込み。種イモの供給不足のため自家増殖のイモを翌年の種イモとして使う農家がここ数年で増えてきているそうです。しかし、自家増殖の種イモは病害虫の感染リスクが高いため、当市のようにシロシストセンチュウが出たところは大変危険です。ジャガイモは畑作3品の一つで、当市にとっては大切な基幹作物です。当市における種イモ農家と自家増殖の現状、今後の対応策について見解をお伺いいたします。また、国の新年度予算の大きなポイントとなっているのが、デジタル田園都市国家構想です。農業分野でも2022年度からの5年間でスマート農業に精通した人材を年間3万人育成するという目標を掲げ、農業大学や農業高校でのスマート農業のカリキュラム化を進め、年間3万人の農業デジタル人材を育成するとしております。当市には、東京農業大学オホーツクキャンパスがあり、既にスマート農業を行っている営農集団もあるため、実践的な教育環境も整っております。また最近は、農業分野でも様々なアプリが開発されてきており、オホーツク管内の農協でもスマホの求人アプリ、デイワークの導入が進んでおります。1日単位で農業アルバイトを募集し、都合のついた人が応じる仕組みですが、ほとんどの募集で人材が確保できており農家からも好評で、学生やコロナ禍で収入が減ってしまった人にも喜ばれているとのこと。さらに、JAあわじ島では、レタスの収穫適正日を予測するアプリも開発され、今後様々なアプリが登場してくると思われますが、農業デジタル人材の育成はアプリの開発をはじめ、これまでにない角度で農業の未来を開いていく大きな力になると思います。農業デジタル人材育成に向けた当市の取組について見解をお伺いいたします。次に、農地崩落についてお伺いいたします。地球温暖化による気候変動で、各地の自然災害が激甚化しております。そうした中、丘陵地が多く農地を造成せざるを得なかったオホーツクは他の地域とは違う事情を抱えており、集中豪雨などで崩落する農地の規模が大きく、のり面の崩落面積も大きいのが特徴です。また、降雨などで侵食を受けやすい火山性土壌が広く分布しているため、大雨だけでなく融雪による浸食・崩落も発生しやすいと言われております。この冬の降雪量の多さに気候変動の怖さを実感しているところですが、例年よりかなり多い融雪が予想され、大規模崩落が起きるのではないかと心配するところです。農地崩落は農業者に大きな被害を与えるだけでなく、流出した土砂による漁場の被害や喪失など、漁業者にも深刻な被害を及ぼします。農業も漁業も当市の大切な基幹産業であります。その基幹産業を守るためにも、崩落が起きたときの迅速な復旧対策や農家の負担軽減とともに、崩落を未然に防ぐための基盤整備などの防止対策も必要です。2年前にも質問させていただきましたが、その後の進捗状況と今後の対策について見解をお伺いいたします。また、漁業については、昨年の網走漁組の漁獲高は5万2,400トン、127億1,000万円で計画を大きく上回る142%の達成となりました。中でも、ホタテの水揚げは1万8,900トン、47億円と、初めて40億円を突破いたしました。一方、サケの漁獲高は長年日本一の座に君臨していた斜里第一が前年を下回る結果となったのに対し、湧別や紋別などオホーツク中部地域が前年度比約70%の増となり、サケの最適水温域が確実に北上していることを裏づける結果となりました。そんな中でも、網走においてはいち早くふ化放流という栽培型の漁業に取り組んできたことが功を奏して前年を上回ることができました。しかし、今後の網走の漁業を考えると、ホタテ漁への期待が大きく膨らむところです。これも、ホタテの稚貝を放流して育てる増養殖に早くから取り組み、技術を高めてきた結果であります。新年度は、ホタテの資源量調査にデジタルシステムによる解析技術の導入が予定されておりますが、具体的な取組内容とその効果についてお伺いいたします。また、網走湖のシジミ資源の安定化に向けては、様々な努力をしているところですが、塩分濃度の調整はなかなか難しく、ある程度の塩分濃度が必要なシジミの大規模産卵はいまだ見られていない状況です。昨年10月に開催された網走湖水環境モニタリング検討会では、青潮が3年連続で発生し、昨年は4月の強風で2回発生して、ワカサギなどが窒息死したことが報告されました。大曲堰の運用で対応しながら、シジミの種苗による養殖にも取り組んでいるところですが、まだ先が見えない状況です。シジミの資源量安定化に向けたさらなる研究と取組が必要だと考えますが、一昨年12月に結成された網走湖汽水環境保全方策検討委員会のその後の検討状況と市の今後の取組について見解をお伺いいたします。また、能取湖のホッカイエビの漁獲量も年々減ってきており、漁業者の不安が高まっております。ホッカイエビの資源量の安定化についても、現状と対策についてお伺いいたします。観光についてお伺いいたします。コロナの発生以来、感染拡大に翻弄され続けている観光業ですが、そんな中で網走を修学旅行先とする小中高校が増えているといううれしいニュースがありました。都市部などでの感染リスクを恐れる道内の学校が札幌や道外ではなく道東の網走に行き先を変更してくれて、2021年度の修学旅行生の受入れは、流氷硝子館で47校1,457人、コロナ禍前の2019年度の17校641人と比べると倍増しており、オホーツク流氷館では82校4,338人、博物館網走監獄では111校6,904人と、どちらも前年より1,000人ほど増えております。2年連続で来てくれた学校もあり、道外の高校も増えているようです。網走には、このほかにもモヨロ貝塚や郷土博物館、北方民族博物館もあり、流氷硝子館ではアクセサリーの制作体験を通して廃棄された蛍光灯を材料にしていることから、環境に負担をかけないものづくりやSDGsについても学べます。こうした網走の魅力を積極的に発信して、修学旅行の誘致に力を入れていってはいかがでしょうか。また、アフターコロナを見据えて流氷館の展示物の改修が行われる予定ですが、並行してレストランの誘致と、これまでインバウンドの団体客用として使われていたスペースの使い方の見直しも必要ではないかと考えますが、見解をお伺いいたします。また、当市でも購入してあるファットバイクですが、冬の北海道を気軽に楽しめる野外体験として道内各地で自転車イベントが広がっているようです。芽室町のメムロスキー場では、自転車とクロスカントリーを組み合わせ、その合計タイムを競うスノーデュアスロン、上士幌町のぬかびら温泉郷では、起伏のある雪道をファットバイクで走るスノーバイクパーク、豊頃町では海岸に流れ着く氷塊を自転車で巡るジュエリーアイスサイクリングが開催されております。中でも芽室町は、冬季だけでなく4月から10月までほぼ毎週末に農道を走り、農作業も体験するサイクリングイベントを開催し、ナガイモ掘り体験つき自転車ツアーでは、スコップで深さ約1メートルの穴を掘ってナガイモを収穫し日高山脈を臨む畑でバーベキューを楽しむなど、様々な企画が展開されております。当市にも、オホーツクの風を全身で感じられる最高のサイクリングコースがあり、ファットバイクも用意できています。組み合わせる素材も豊富なので、楽しい企画ができるのではないでしょうか。また、道内7空港を運営する北海道エアポートは小樽商科大学と連携して、稚内空港を中心とした道北の観光振興の方策を探る勉強会をスタートさせ、宗谷管内の10市町村と各観光協会も加わって課題を洗い出しながら、観光客を受け入れる環境整備やアドベンチャーツーリズムの商品づくりに着手しております。当市にとっても、女満別空港にLCCが就航し成田線と関西空港線の2路線ができたことは大変ありがたいことで、ここを最大限に生かした観光戦略を推進していくべきと考えます。コロナ収束後には全国の観光地が一斉に様々な誘客戦略を仕掛けてくるものと思われます。その中で勝ち抜くために、当市の課題とポストコロナを見据えた観光戦略をどのように考えているのか、見解をお伺いいたします。次に、ふるさと納税についてお伺いいたします。当市の市場開拓・販路拡大にはふるさと納税が大変重要な役割を担っております。スタートしてから毎年堅調に伸びてきており、ふるさと納税のおかげで多くの事業を行うことができ、寄附していただいた全国の皆様には心から感謝するところです。しかし、道内トップとなった根室市は、昨年12月末時点で138億9,000万円、2位の紋別市も100億円を超え、当市の5倍から6倍の寄附額になっております。なぜこんなに伸びたのか地元議員に聞いてみたところ、事業者の皆さんの、良いもの少しでも安くとの御努力と御協力のおかげとともに市職員も事業者の方と連携を密に取りながら、紹介サイトも20サイトに増やし、元手のかからない流氷までも返礼品に加えて出しているとのことでした。ふるさと納税の本来の趣旨は、首都圏と地方の税収格差の是正とふるさとの自治体に税金を納めることで恩返しをしたい、また、人口減少、高齢化等で財政難にあえぐふるさとや地方を応援したいということだったはずですが、いつしか返礼品だけが目的になってしまった感が否めません。そういった意味では、全国の網走出身の皆様をはじめ多くの人が網走を応援したいと思っていただけるような網走の魅力やストーリー性のある発信をしていくことが大切だと考えます。そうした取組が関係人口の拡大につながり、観光や移住・定住にもつながっていくものと思います。その上で、寄附額もアップするように返礼品の内容や見せ方、サイトの検討、値段の設定等、様々な工夫を重ねていくことが大切だと考えます。市場の開拓と販路拡大、また関係人口の拡大に向けて、今後のふるさと納税の取組についての見解をお伺いいたします。続いて、教育行政執行についてお伺いいたします。初めに、学校教育についてですが、コロナの感染拡大に伴いGIGAスクール構想が全国規模で一気に進み、当市におきましても着々と学習環境が整ってきております。しかしながら、そのデジタル機器を教育現場ではまだ使いこなせていないのが現状ではないでしょうか。当市におきましても、オミクロン株の子供たちへの感染が起きており、学級閉鎖や学校閉鎖の措置が行われております。学習機会の確保を図るためにも、教職員のデジタル学習機器活用に向けた指導技術の向上が早急に求められるところですが、見解をお伺いいたします。また、千葉県八千代市では、市立中学校全11校の生徒約500人を対象に、各自の習熟度に合わせて最適な問題を出題するAI型教材アプリを授業に導入しております。生徒たちがタブレットに答えを書き込むとAIによる採点ですぐに正誤がわかり、間違えた原因を解析してつまずきポイントを見つけ出し、習熟度の向上につながる次の問題を出題、教員は各生徒が何に困っているのかを把握して的確な学習指導ができるというものです。一人一人の資質・能力を伸ばすためのきめ細かな指導の充実の取組の中に、こうしたAI型教材を取り入れることも有用ではないでしょうか。このほかにも、昨年度からSDGsが中学の学習指導要領に盛り込まれたことから、大学生が考えたSDGsに関するボードゲームを授業に取り入れ、一人一人が世界の問題解決の主役になれるよう取り組んでいる学校もあります。ゲームを考案した大学生が趣旨ややり方をオンラインで教えて生徒たちと交流し、好評だったと聞いております。離れていてもコロナであってもオンラインをうまく活用することで教育の幅を広げることができます。社会教育で行っている夢育事業もリモートを活用すれば幅広に講師の依頼もできるのではないでしょうか、見解をお伺いいたします。次に、学校給食についてお伺いいたします。子供たちがバランスよく、必要な栄養を取り健やかに成長するために学校給食は大変大事な役割を担っております。今、子供たちの周りにはおいしい食べ物やお菓子等があふれており、好きなものばかりを食べていると栄養が偏り、若年性の糖尿病など生活習慣病の原因にもなります。また、核家族化や共働き家庭、ひとり親家庭も増えており、子供が一人で食事を取る孤食や育児放棄による栄養失調等も問題になっております。切れやすい、落ち着きがないなどの心の問題にも食生活が大きく関わっております。給食は月曜から金曜まで栄養士が考えたバランスのよい食事を取ることができ、子供たちの健康のためにも安定的な給食体制の維持は欠かせません。今後ますます加速化する少子化の中で、児童数の減少は否めません。小規模校が抱える人繰りの大変さや食材の確保、職員の負担という問題も依然抱えたままの状態が続いており、こうした問題を解決するためにも小規模校の集約は急ぐべきだと考えます。また、集約をする上で心配されていた配送過程で給食が冷めてしまうのではないかという問題ですが、学校給食に関するアンケート調査の結果を見ると、温度についてはちょうどよいが79%、熱すぎると冷たいがほぼ同じの9.6%と8.2%という結果でした。驚いたのは、熱すぎると感じている子供がいたことです。大人側としては温かい給食を食べさせてあげたいとの思いで配送に反対していた方もいたかと思いますが、子供によって感性はかなり違うのだと改めて認識させられました。斜里町では給食センターでつくった給食を40キロ離れたウトロまで毎日運んでいるが、冷めてまずいという苦情は一度も出ていないとも聞いております。2ルート体制から3ルート体制に変われば、配送時間はどのルートも約20分です。今は性能のよい保温容器もできており、集約をしても大きな問題はないと考えますが、いかがでしょうか。適応指導教室についてお伺いいたします。様々な理由で不登校になってしまった子供たちの学習支援を行っているクリオネ学級ですが、傷ついた心を抱えた子供たちが通うのにはあまりにも環境が悪すぎるのではないでしょうか。たとえ少人数であっても、男女生徒が一緒に学ぶ同じ空間にトイレがあり、あれでは音も臭いもわかってしまい、私なら絶対に使いません。着替えも同じ空間で臨時のつい立ての陰でしなくてはならず、使用するパソコンも非常に古いタイプのものでした。本来適応指導教室は傷ついた心を癒やし、学校復帰を目指して学習に遅れを取らないように支援するのが目的なのではないでしょうか。新庁舎建設に合わせて、子供たちが通いたくなるような環境が整備されたところへの移転をぜひお願いしたいと思います。また、GIGAスクール構想の中でクリオネ学級のパソコン等も新しく整備されたのでしょうか、お伺いいたします。日体大附属高等支援学校の生徒の確保についてお伺いいたします。障がいのある子供を遠い網走に送り出すのに大きな決め手になるのが、卒業後の進路や就職率ではないでしょうか。親亡き後も子供が自立して生きていけるかどうかが一番の心配事だと言われております。おかげさまで1期生は先生方の御努力もあり、卒業生全員が就職を勝ち取ったと聞いております。こうした情報は学校を決める上で大きな決断材料になるのではないでしょうか。また、以前から申し上げておりますが、バイオマス発電の廃熱を活用した事業については、ぜひ東京農大の卒業生が研究分野に、日体大高等支援学校の生徒も働ける農福連携などの事業への道筋をつけていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。さらに、スポーツで秀でている生徒には東京農大への特別入学枠を設けるなど、夢と希望が持てる取組をお願いしたいと思いますが、見解をお伺いいたします。次に、スポーツ合宿について伺います。御存じのとおり、ラグビートップリーグが新たにジャパンラグビーリーグワンとなり、今年からリーグ戦の日程が変更になり、既に1月からスタートしております。当市にとりましては、世界一の芝生と言われる最高の練習環境を整え、毎年夏にトップリーグの合宿を誘致してまいりましたが、リーグ戦前の合宿誘致は不可能になってしまいました。しかし、せっかく丹精込めて整備してきた世界一の芝生をぜひ生かしてもらいたいと思います。ワールドカップ以後は、コロナ禍のため合宿そのものが控えられておりましたが、今年は治療薬の見通しも立ってまいりました。また、経済効果も非常に高いため、この夏には何とか多くの合宿の誘致をしたいところです。ラグビーに代わるものは何なのか、今後のスポーツ合宿の誘致についての方向性と、現在の誘致の状況をお伺いいたします。以上、長くなりましたが、愛する網走の希望の未来を願って、公明クラブの代表質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
答弁 市長 水谷洋一
-登壇- 公明クラブ、永本議員の質問にお答えをいたします。初めに、市税の増減要因と税収見通しでありますが、市税の令和4年度当初予算は47億3,978万9,000円、前年度比較では4億6,842万9,000円の増、プラス11.0%を見込んでおり、主な内訳は個人市民税で現年分で2億2,488万7,000円の増、プラス13%、法人 市 民 税 現 年 分 で 5,561 万 7,000 円 の 増 、 プ ラ ス22.9%、固定資産税、現年分で1億8,574万5,000円の増、プラス12.1%となっております。増額の主な要因ですが、令和3年度当初予算では、新型コロナウイルス感染症の影響により市税について約10%の減収を見込んでおりましたが、結果的には大きな影響はなく、令和3年度決算見込みは当初予算と比べ約3億4,000万円の増、プラス8%を見込んでいるところであります。今後の税収の見通しにつきましては、現時点で大きな変動はないものと認識をしておりますが、新型コロナウイルス感染症の長期化、不安定さを増す国際情勢などの動向に注視が必要と考えております。次に、国の地方財政対策についてでありますが、交付税や地方税など地方全体の一般財源総額は、前年度203億円を上回る62兆135億円が確保されたところであります。議員のお話のとおり、国税及び地方税の増に伴い地方交付税は前年に比べ6,153億円の増、18兆538億円となる一方、赤字地方債である臨時財政対策債の発行は前年度から3兆6,992億円の減、1兆7,805億円と、財源の質が大幅に改善されたものと認識をしております。当市の地方交付税の当初予算はこうした地方財政対策を反映したものであり、臨時財政対策債を含む実質的な地方交付税は対前年マイナス5億5,900万円の66億7,400万円となっており、減額の主な要因は市税が対前年プラス4億6,842万9,000円、また起債償還に対する地方交付税算入分は対前年マイナス1億8,338万8,000円でありますので、所要の一般財源総額は確保されているものと考えているところであります。次に、ふるさと寄附についてでありますが、2月末時点で約21億9,800万円となっております。令和3年度末のふるさと寄附基金の残高見込みは、予算どおりに積立てと取崩しを行ったと仮定をいたしますと、約26億円となる見込みであります。また、ふるさと寄附基金の新たな活用では、証明書等のコンビニ交付、若者の地元定着の推進、障がい者スポーツ大会、学校遊具の整備などのほか、子供の医療費の無償化、開業医の誘致、特別支援教育の充実などにも拡充して活用しております。現在、ふるさと寄附基金の活用は子供たちの活動支援、特別支援教育の推進、スポーツ環境の整備、6次産業化、農商工連携の推進、地域公共交通の維持活性化、公共施設の耐震化、地域医療体制の維持・充実としておりますが、新たに農水産業の振興、地域社会のデジタル化の推進、グリーン社会の実現にも活用してまいりたいと考えております。次に、財政状況と今後の見通しでありますが、令和2年度の決算数値となりますが、実質公債比率は17.4%、将来負担比率は112.5%となっており、徐々に改善をしている状況にあります。市債残高は令和2年度末で約320億円、ピーク時、平成14年度末の534億円から214億円減少しております。網走港整備及び能取漁港整備の特別会計は実質赤字額は令和2年度末で約12億円、この二つの会計も、市有財産整備特別会計も含めたピーク時平成9年度末約91億円から79億円の減少となっております。現状といたしましては、当市の財政状況が改善基調にあることは変わりませんが、先ほど申しましたように、新型コロナウイルス感染症の長期化、不安定さを増す国際情勢など、我が国の財政状況にどう影響を及ぼすか注視をしてまいりたいと考えております。次に、内部統制制度の導入についてでありますが、地方公共団体の事務執行の適正を確保するため、平成29年に改正地方自治法において新たに設けられた制度であり、行政運営に対し悪影響を及ぼすおそれのある事務上のリスクをあらかじめ想定し、ミスの発生を予防する対策を講じることで適正な行政運営を確保するものであります。本来であれば、監査委員制度の中で取り扱われるべき課題でありますが、新たに制度の導入に伴い新たな組織や仕組みづくりは大変難しく困難でありますが、各所属が有する業務マニュアル、チェックリストの活用、過去の事務誤りの事例の共有など、既存の枠組みの中での事務適正を図ってまいりたいと考えております。確かに議員御指摘のとおり、数年で担当が変わり人手不足を会計年度任用職員などで補っている現状で、確実に業務の引継ぎをしていくことは難しいということは現実としてありますので、今後、行政運営のデジタル化を進めていく中で、これに併せて業務プロセスの可視化と見直しに取り組んでまいりたいと考えております。次に、人事評価の取組についてでありますが、当市におきましては、法改正を受けて平成29年度より人事評価制度に取り組んでいるところであります。評価項目といたしましては、能力評価と業績評価の2項目で、能力評価につきましては年1回、評価期間中の職務を通じ発揮した能力や過程を評価し、業績評価については年2回、職員自らが立てた目標に対する達成度などを評価しているところです。評価の結果は6月と12月に支給される勤勉手当の支給割合や、毎年1月に行われる定期昇給などに反映させ、また、人事評価制度は職員の意識改革、人材の育成、組織活性化の3点を目標として、所属長との個別面談を通じたコミュニケーションの活性化、評価に対する納得性の向上を図りつつ、職員自身が意欲的に仕事に取り組んでいけるよう、引き続き制度の検証、改善を図ってまいりたいと考えております。次に、女性が活躍する職場づくりについてでありますが、職員の採用につきましては、能力の実証に基づくものでありまして、恣意的に女性を採用できるものではありませんが、優秀な女性に受験をしていただくことがその第一歩と考えているところであります。現状として、受験者数は減少傾向にありますが、女性の受験者数は大きな変動がないことから、受験者に占める女性の割合は10年前と比べ2割から3割程度と増加をしており、結果として女性の採用者数の増加につながっているものと受け止めております。こうしたことから、女性職員の割合につきましても徐々に増加をしており、令和3年度当初において、職員数352名のうち女性は99名で、割合にして28%となっております。引き続き、女性をはじめ子育て世代の働きやすい環境整備に努めてまいりたいと存じます。次に、子育て環境のPRについてでありますが、子育てしやすいと感じる環境要素として、一般的に保育園などの待機児童の状況、小児医療の体制の充実、地域コミュニティーのつながり、子育て関連施設や公園・インフラの状況、買物、治安、そして自治体の支援体制などが挙げられると思います。様々な要素がバランスよく実現された町の総合力が子育てしやすいという意識につながるものと考えておりますので、引き続き、こうした視点で子育て支援の充実を図りつつ、そのPRにも努めてまいりたいと存じます。開業医誘致の状況と今後の取組についてでありますが、令和4年度におきましては、網走市開業医開設助成金を活用した1件の開業が見込まれておりますが、現状といたしましては、診療所の閉院や医師の高齢化に加え休日等における救急医療の体制確保が課題であると認識をしております。また、地域における持続可能な医療提供体制を維持するためには、病院とクリニックがそれぞれの役割を担い連携できる体制づくりも重要と考えております。今後におきましては、市内医療機関の動向を注視するとともに、必要に応じ網走医師会開業医誘致助成審査委員会の意見を伺い、診療科や立地場所などのバランスを考慮し開業医誘致を進めてまいります。なお、診療科につきましては、要綱上、市長が定める診療科を行うことを条件としておりますが、市内医療機関の状況、網走医師会の意見を踏まえ検討してまいりたいと存じます。医師の誘致についてでありますが、地域医療の充実と医療提供体制の構築に伴う医師をはじめとする医療従事者の確保に当たりましては、診療に必要となる機器整備が必須であると考えます。昨年の地域センター病院における泌尿器科の常勤医の確保につきましては、診療体制の整備に係る支援に加え、これまで大学医局や関係機関との常勤化に向けた協議を継続してきた結果であると考えております。今後におきましても、市内における医療提供体制の把握に努め、必要と判断される場合は支援を検討するとともに、大学医局や関係機関と連携を図りながら医師の誘致を進めてまいりたいと存じます。次に、北海道大学病院との連携でありますが、市民の健康増進及びスポーツを通じた医療連携に資する仕組みを構築し、地域の活性化及び発展に寄与することを目的に協定を締結をいたしました。連携する事項につきましては、市民の健康増進に関する企画立案に関すること、市民への健康情報提供に関すること、網走市におけるスポーツ振興に医学的側面から寄与すること、その他健康・医療に関することの4点を掲げております。これら連携事業を円滑に推進するために運営協議会を設置し、具体的な内容等を協議することとしておりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により実施できていない状況となっております。取組の推進につきましては、昨年末、北海道大学病院に出向いた際に令和4年度における実施を確認をしており、今後新型コロナウイルス感染症感染状況を踏まえ取組の実施に向けて協議を進めてまいります。次に、発達障がい・知的障がい児の専門医の誘致でありますが、近隣では美幌療育病院の非常勤専門医が退職して以降、札幌市や旭川市から派遣された医師が診療対応をしておりますが、診察日が減少したことに伴い、音更町や旭川市の病院に転院された方がいることは承知をしております。こうした状況の中、専門医の確保につきましては重要な課題であると認識をしております。現在、専門医の配置を進めるため、斜網地域1市4町で北海道に対して要望に向けた具体的協議を行っているところであります。今後、内容が整い次第、要望活動をしてまいりたいと考えているところであります。次に、発達障がいに特化した相談体制についてでありますが、民間団体が行った全国的な調査結果によりますと、発達障がいに関する社会的な認知度や理解は高まってきているものの、当事者や家族の実感としては十分な理解があるとは言えないという状況が明らかであります。そうした中、発育や発達をはじめとする育児の不安や悩みを軽減するためには様々な形態で気軽に相談ができる体制が必要と考えています。このため、市といたしましては、健康推進課が取り組む子供の健診等における相談の実施、さらには、こども発達支援センターにおける合宿・集会や日常的な相談を通じて保護者への支援に努めているところであります。また、幼稚園、保育園の職員をはじめとする支援者に対しましては、美幌療育病院と連携をした巡回相談や網走養護学校と連携したパートナー・ティーチャー派遣事業を実施をしております。今後におきましても、網走市障がい児福祉計画に基づく取組として、網走市障がい者自立支援協議会に設置をした子ども支援部会や、斜網地域障がい者基幹相談支援センターめいと等の関係機関と連携をして、保護者へのフォローアップ体制を構築してまいりたいと存じます。次に、口腔機能発達支援の事業についての取組でありますが、子供における口腔機能と全身のつながりの重要性につきまして、小児歯科医から歯科衛生士に助言があったため昨年歯科衛生士の働きかけにより、知識を共有する場として地域子育て支援センターや発達支援センターの職員を対象に、小児歯科医による講話を実施をしたところであります。また、母親学級、乳幼児健診、ナチュラルベビークッキングにおきましても、歯科衛生士が小児歯科医との連携により習得をした内容を保護者への指導に生かしております。口腔機能発達不全症は子供の運動機能低下につながるとされ、継続性のある支援が必要となるため、今後も継続をしてまいりたいと考えております。次に、子供の頃からの網走ベジラブル運動の推進についてでありますが、網走ベジラブル運動につきましては、野菜中心のメニューを提供できるワンプラス野菜の協力店募集や市内小中学校における野菜の日給食を実施するなど、子供たちを含めた市民が野菜を好きになってもらえるような環境づくりを進めております。議員お示しのとおり、幼少期における野菜の栽培や収穫の体験が野菜好きになるきっかけとなり、野菜を使った料理をより多く食べてもらうことが将来的に生活習慣病の予防につながるものと考えられます。当市におきましても、現在、網走市食育推進計画に基づき、保育所、幼稚園では、野菜の栽培、収穫から調理まで行う食育体験、学校では、菜園などで育てた野菜を収穫、食すといった食物の循環を意識した取組が実施をされております。今後におきましても、網走ベジラブル運動及び地域における食育を推進するため、児童施設や学校、さらには生産者や食育関係機関団体と連携をしながら取組を推進をしてまいります。次に、子宮頸がんワクチン積極的推奨の準備状況と今後の取組についてでありますが、子宮頸がんワクチン接種に係る経費につきましては、令和4年度予算案として今回提出をさせていただいたところであります。また、市民への周知につきましては、厚生労働省から通知のあった「ヒトパピローマウイルス感染症に係る定期接種の今後の対応について」におきまして、対象者、保護者がワクチン接種の検討、判断に必要な情報提供、医師会、医療機関と連携した相談支援体制の確保、医療機関におけるHPVワクチンの有効性や安全性の十分な説明といった内容が示されているため、予算可決後、ホームページに掲載、個別通知、セミナー開催などを予定したいと考えております。なお、説明内容につきましては、網走医師会と調整をしており、詳細が確定次第、市民の周知を進めてまいりたいと存じます。次に、デジタル介護の導入と介護現場への支援の検討についてでありますが、人口減少や少子高齢化の進展に伴い福祉分野においても人手不足の課題が顕在化をしておりますが、安定的にサービスを提供するためにはICT化による事業所の効率的な運営が必要であると認識をしているところであります。厚生労働省では後期の介護報酬改定の中で、介護人材の確保、介護現場の革新の取組として介護職員の処遇改善や職場環境の改善の推進、さらには、介護人材の不足を担うテクノロジーの活用による人員基準の緩和など、業務の効率化や負担軽減の推進を示しているところであります。現状といたしましては、グループホームにおける見守りセンサーの導入、さらには、医療機関、薬局、事業所をつなぐ多職種連携情報共有システムの運用などにより業務負担の軽減を目的とした取組を進めているところであります。今後につきましても、国の動向や先進自治体の取組などを参考にしながら、事業者との連携により、ICT技術を活用できる環境づくりに努めてまいりたいと存じます。次に、除雪体制の確保についてでありますが、道路除雪における人材確保及び技術の継承は当市においても厳しい状況と認識をしております。特に除雪機械を運転するオペレーターの高齢化が進む一方で、若手の確保が難しくなっており、当市におきましても、若者技術者人材育成地元定着支援事業において、除雪機械の運転に必要な大型免許等の資格取得支援に取り組む市内の建設業者に対し補助を行っているところであります。御要望のある間口除雪につきましては、引き続き先行自治体の取組事例を参考に研究してまいりますが、道路除雪の交通確保が最優先でありますので、高齢化に伴う地域内の除雪の在り方に関しては、行政のみならず地域社会全体で考えていかなければならない問題と考えております。また、災害級の大雪に見舞われた場合の自衛隊の出動要請が可能かについては、自衛隊法では知事が災害時に人命や財産保護の必要がある場合、自衛隊の派遣を要請できるとされ、また、市町村長は災害対策基本法に基づき知事に災害派遣の要請を求めることができます。先月の大雪時には網走開発建設部へ現地情報連絡員、通称リエゾンを要請し、市の災害警戒本部にリエゾンの配置を行い、国で収集した災害情報または被災情報等を提供、助言を頂きながら、数件の緊急搬送をスムーズに行ったところでもあります。今後も、国、道、関係機関と情報共有、連携をしながら対応してまいりたいと存じます。次に、どこバス運行エリアの拡大についてでありますが、新年度につきましては、議員御案内のとおり、呼人・天都山エリアと二ツ岩地区を加え運行することとしております。新年度の運行エリアは、令和5年度から計画をしております本格運行エリアと同じものと現在のところ考えておりますが、利用者数やニーズなどを踏まえ、今後のエリアについて、網走バスと協議検討してまいりたいと考えております。次に、どこバスの高齢者への料金設定の検討についてでありますが、お話のありました路線バスの呼人線は、現在、朝・昼・夕方の一日3往復運行しており、この部分につきましては女満別空港線に統合する予定でしたが、現在使われている方の利用状況を踏まえ夕方便だけ残すことを考えております。次に、高齢者の料金設定ですが、これまで65歳以上の利用者に対しては回数券での割引を行っており、新年度におきましても、これまでを踏襲した回数券の設定に加え、定期券の割引を新たに設けることとしております。今後の高齢者に対する料金設定につきましては、利用者ニーズ、利用者数、運行収益、ハイヤー料金との兼ね合いなどを考慮し、地域公共交通活性化協議会での議論を踏まえながら、運行事業者と総合的に検討してまいりたいと考えております。次に、どこバス利用の実践的な取組でありますが、利用者アンケートからも初めて利用していただいた方には、「乗ってみたら大変便利だとわかったので今後も利用したい」というお声を頂いており、いかにしてどこバスを知っていただいて利用につなげていただくことが重要だと感じております。また、これまでも各地域でどこバスについての説明を行い、実際に予約をしていただいたり、乗車体験にも参加をしていただいておりますが、今後も引き続き、網走バスとともに町内会や老人クラブ、ふれあいの家などに出向いて丁寧に説明を行い、予約方法から乗車まで利用しやすい機運を醸成できるよう、実践的な取組に努めてまいりたいと存じます。次に、地産地消エネルギーの具体的な取組内容についてでありますが、この取組につきましては市と民間企業の共同出資により新電力会社を市内に設立し、地域で生み出された再生可能エネルギーを地域で活用していくものであります。新電力会社が供給する再生可能エネルギーは、市の遊休地を活用し太陽光発電により調達するとともに、蓄電池を整備することで安定した電力供給の実現を目指しております。現時点では、年間発電量は200万キロワットアワー程度で、公共施設の年間電力使用量の2割に相当するものと見込んでおります。この事業スキームにより、再生可能エネルギーの地産地消、地域の脱炭素化の促進に加え、災害による停電時には蓄電池により避難施設への電力供給も想定しているところであり、防災機能の強化につながるものと考えます。新電力会社の設立を契機としながら、カーボンニュートラルの実現に向けて、グリーン事業のさらなる展開を目指したいと考えます。なお、どういった企業と設立するかに当たっては、秘密保持契約を遵守した中で進めなければならないわけでありまして、こうした場でお話をすることは差し控えなければなりませんが、予算の審議に当たり、これらの詳細につきまして、その取扱いを議会と協議をさせていただければと存じます。次に、地域再生可能エネルギー導入戦略の策定と具体像と補助事業の活用についてでありますが、国が2050年カーボンニュートラルの目標を掲げたことから、当市として令和4年度におきまして、環境省の補助事業を活用し、地域再生可能エネルギー導入戦略を策定したいと考えております。市全域からの温室効果ガスの排出抑制に向けた計画を明示することで、市民、事業者、行政が一丸となって脱炭素社会の実現に向かう高い動機づけにつながると存じます。また、地域において、再生可能エネルギーの導入が加速することで、温室効果ガスの削減のみならず、エネルギー自給率の向上、地域活性化、非常時のエネルギー確保にもつながっていくものと考えております。次に、ゼロカーボンシティ宣言についてでありますが、地球温暖化対策の推進に関する法律では、都道府県及び市町村はその区域の自然的・社会的条件に応じて、温室効果ガスの排出の抑制等のための総合的かつ計画的な計画を策定し、及び実施するよう努めるものとされています。こうした法律を踏まえ、昨今、脱炭素社会に向けて、2050年二酸化炭素実質排出ゼロに取り組むと表明した地方公共団体が増えつつあります。当市がゼロカーボンシティ宣言を表明することについてでありますが、令和4年度におきましては地域再生可能エネルギー導入戦略を策定する予定としておりますので、計画策定を進める中で引き続き、脱炭素化に向けた次世代技術の進展や二酸化炭素の吸収など情報収集し、状況について整理をした上で取り組むべき課題と認識をしているところであります。次に、ブルーカーボンに対する見解でありますが、現在、国土交通省と北海道開発局が調査を進めているところであります。当市も、雄大なオホーツク海と重要港湾である網走港を有しておりますが、冬季間には流氷が接岸するといった網走の沿岸において藻場の造成について、それが可能なのかどうか、これらのことについて適宜情報収集し、状況を把握しながら、ブルーカーボンを脱炭素事業へ取り入れることの可能性について、地域再生可能エネルギー導入戦略の中で検討してまいりたいと存じます。次に、廃棄物処理についてでありますが、プラスチックの回収変更の周知についてでありますが、国は令和4年度以降に実施を伴う施設の改良に関する交付金などを提示することとしております。当市といたしましては、埋立処分量を減らすためにも、プラスチック一括回収に向けた方法がよいものと考えておりますが、網走市廃棄物減量化等推進懇話会で、よりよい収集方法について意見を頂いた中で方針を示してまいりたいと考えております。次に、紙おむつ類のリサイクルに対する認識と導入についてでありますが、様々なリサイクル技術が検証されているところでありますが、当市におきましては、これまで乾燥して燃料化する装置や洗浄してからプラスチック類と紙類に分類する装置などを視察し、調査を進めてきたところであります。また、現在、国土交通省におきましても、下水道を活用した紙おむつ処理方式を検討しており、このガイドラインが令和4年度に公表されることとなっております。先般、市議会の委員会からも、このことについて御提言を頂いておりますことから、比較考量しながら、その方向性を決めてまいりたいと考えております。次に、中間処理への課題と認識、今後の取組についてでありますが、我が国の2050年のカーボンニュートラルという政策目標に向け、このことは廃棄物行政にあっても例外にはならないと考えます。廃棄物行政の基本はリサイクルであり、それでも中間処理しなければならないものをどう考えるかということだと存じます。また、二酸化炭素を回収する、利用する、貯留するCCUは必要なことでありますが、施設整備は当市の廃棄物の実情に合わせた内容で検討しなければならない必要があるものと考えます。こうした方向感の中で、懇話会の議論を重ね方針の策定を図りたいと考えます。次に、市営住宅長寿命化修繕事業についてでありますが、市営住宅の長期的な修繕計画につきましては、公営住宅等長寿命化計画に基づき、国の交付金などを活用し実施をしているところであります。議員御指摘のとおり、共同玄関前の滑り止めについて、これまでも更新を含め住棟内の町内会、自治会にも必要な範囲などを協議させていただきながら、ゴムマットなどの設置を進めているところであります。今後、公営住宅等長寿命化計画の更新も予定をしておりますので、その際には新たな要望として、町内会自治会だけではなく入居者の皆様からも御要望をお聞きしたいと考えているところであります。また、今後5か年においては、既存エレベーターの地震時における安全性確保のための改修を行うほか、住棟の長寿命化を図るため、屋上防水や外壁塗装などを行う予定としているところであります。次に、市営住宅の空き家の利活用についてでありますが、当市の市営住宅の長期的な供給整備につきましては、公営住宅等長寿命化計画に基づき、管理戸数の削減と長寿命化を図る工事を実施しているところであります。議員御指摘のとおり、長期にわたり入居希望者がなく空き室となっている市営住宅につきましては、こうした国の制度の活用を含め、空き室解消策について検討する必要があると考えています。いずれにいたしましても、平成30年度に策定した公営住宅等長寿命化計画の見直しの時期をおおむね5年としておりますので、計画更新に併せ目的外使用など利活用の検討をしてまいりたいと考えております。次に、当市における種イモ農家と自家増殖の現状、今後の対策等についてでありますが、種イモ農家は令和3年度の登録で36戸、161ヘクタールで生産されておりますが、種イモの生産は重労働で手間がかかり、ジャガイモシストセンチュウ類の発生の影響もあり減少傾向となっております。また、近年種イモ不足から自家増殖を行う生産者が増えていると聞いております。輪作体系を守るためにもバレイショは大変重要な作物であり、種イモを生産するためには、まずは圃場への重要病害虫の侵入・蔓延防止対策と防除の取組の徹底が基本であることから、周知徹底を図りこの取組を進めてまいります。また、現在、種イモ確保対策として、刑務所の用地を活用し種イモ生産を行う取組も進めております。今後も、JAの考え方も踏まえ、種イモ生産について対応をしてまいりたいと存じます。次に、農業デジタル人材育成に向けた当市の取組についてでありますが、農業のデジタル化、スマート農業など日進月歩で進んでいく先進技術の活用には、それを扱う人材の育成も重要であると認識をしております。当市といたしましては、スマート農業活用のため、自動操舵システムの基地局の整備と増強に支援するとともに、国の補助事業を活用し農業機械約200台の自動操舵システム導入を行い、より多くの農業者に先進技術の活用がなされるよう取組を進めているところであります。また、防除や施肥を行うドローンの講習会を受講する農業者を支援し、先進技術に対する人材育成についても取組を進めてきております。労働力の確保につながる求人アプリについては、JAにおいても活用がなされていると聞いております。担い手や労働力不足を補う上でも、このスマート農業、農業のデジタル化、農業デジタル人材の育成は必要であり、先進的な取組を行うなど農業者の意識も高まっていることから、今後、JA、そして農業者への普及を図ってまいりたいと存じます。次に、農地崩落に関するその後の進捗状況と今後の対策についてでありますが、網走川流域の全ての漁業協同組合と農業協同組合及び自治体により農地崩落プロジェクトチームが設置をされ、平成29年及び令和元年に、農林水産大臣に対し要請活動を実施し、結果として、農地農業用施設災害復旧事業に係る補助限度額を全国一律とする制度改正や、オホーツク総合振興局農地崩落対策検討会が北海道により設置され、有識者による農地崩落の原因と対策に関する検討が行われているところであります。当該検討会での検討結果により、網走川、藻琴川流域の自治体及び北海道により、農地保全対策連絡会議が設置をされ、農地崩落の未然防止や農地保全について検討が進められ、農地保全基本方針が策定されました。農地保全基本計画では、土砂流出予測マップの活用による点検管理の実施、農地管理マニュアルに基づく適切な営農管理、過去の基盤整備実績に基づいた整備基準の設定や整備した農地の継続的な調査検証が定められるとともに、災害発生時の農地保全対策に係る役割分担についても示されております。市といたしましては、今後も農地保全対策連絡会議に積極的に参画をし、各関係機関と連携をしながら一次産業の生産基盤の安定を目指してまいりたいと考えているところでございます。次に、ホタテの資源量調査についてでありますが、ホタテは稚貝を海に放流して4年後に漁獲する養殖漁業が行われております。ホタテを海に放流した後も、海洋環境変化やしけ、外敵による捕食により資源が変動するため、ビデオカメラを使ってホタテの数を目視で計数する追跡調査や、次年度漁獲する漁場の資源量調査を行っておりますが、目視で砂の中に隠れているホタテを計数するには、ゆっくりと曳航しなければならず調査時間もかかることから精度も悪く、揺れる船上で狭い船室内での計数は大変苛酷な作業となっております。今回導入いたしますホタテガイ画像解析システムは、網走水産試験場で開発したシステムであり、ビデオカメラで撮影した映像をデジタルで解析するため、従来より速いスピードでカメラを曳航することが可能であり、調査日数が短縮されるとともに解析対象区間を目視よりも長く取ることが可能となるため、調査精度が大幅に向上をいたします。また、撮影した画像をコンピューター解析をすることにより、時間短縮と解析精度のばらつきも緩和され、職員の労働環境の改善につながるものと考えているところであります。次に、網走湖汽水環境保全方策検討会につきまして、令和2年12月に河川管理者である網走開発建設部により、網走湖で生じている気象変動等の新たな事象に関し、青潮及びアオコの抑制や低塩分化解消等の観点から、汽水環境の統合的な方策を検討するため設置をされております。現在、試行的対策の検討として、仮設で半閉鎖水域を創出し、網走川を遡上してくる海水を供給し人為的にシジミの産卵に適した塩分濃度の水域を創出する試験が行われております。市といたしましては、当該検討会の進捗状況と当市により設置をしております網走湖シジミ資源対策検討委員会での議論を踏まえ、各関係機関と連携をし国と協議検討を進め、網走湖の水環境の改善と水産資源の安定化に取り組んでまいりたいと考えております。次に、ホッカイエビの資源安定化の現状と対策についてでありますが、ホッカイエビは平成6年に72トンの漁獲がありましたが、その後少しずつ減少し、平成15年、平成27年、令和元年には資源調査の結果、資源量が少ないため禁漁措置を行うなど資源の減少が見られております。ホッカイエビの資源管理につきましては1984年より調査を開始しており、水産試験場や東京農業大学と連携をし、調査方法や解析方法の研究を進めてきております。市といたしましても、平成29年より能取湖水質資源調査事業補助金により西網走漁協が出資するホッカイエビ資源調査について支援を行うとともに、平成30年から令和2年には、東京農業大学に種苗生産や種苗放流も視野に入れた積極的な資源増大に関する試験研究を委託をしております。その結果、種苗生産及び養殖は技術的に可能でありますが、現段階では専用の餌がないなどの課題も確認をされたところであります。一方、資源推定の精度を向上させるための知見も得られたため、現段階では、ホッカイエビの資源増大のためには、資源評価の精度を向上させ、評価に沿った漁業管理を実施することが有効であるとの結果となっております。東京農大では、引き続き今回の得られた増養殖に関する課題について研究を継続をしており、今後も農大と漁協と情報を共有しながら、必要に応じ施策を講じてまいりたいと存じます。次に、修学旅行の誘致でありますが、今回減少傾向にあった修学旅行ですが、現状は増加傾向に転じているものと認識をしているところであります。要因といたしましては、新型コロナウイルス感染症拡大により、道内の小中学校が道央圏の旅行から道央圏以外の各地にシフトしていることや、道外の中学校や高校が大都市ではなく、感染リスクの少ない地方を選択する傾向にあると考えているところであります。昨年12月に東京、大阪、名古屋、福岡で、修学旅行や学校関係者を対象にプロモーションを行ったところでありますが、旅行業界へのヒアリングでは、直行便の就航や教育旅行の小グループ化、体験型観光の充実、目的地の選定理由の一つとされていることから、引き続き、受入れ体制の整備と誘致活動に力を注いでまいりたいと考えます。修学旅行はコロナ禍や不安定な国際情勢下にありましても堅調な需要が見込まれますことから、今後は従来のリアルプロモーションに加え、観光ウェブサイトやYouTube等の動画広告を通じたデジタルプロモーションを展開し、デジタルマーケティングの長所を生かしながら、観光施設入込客数や宿泊客数の増加につなげてまいりたいと考えております。次に、天都山展望台・オホーツク流氷館のレストラン誘致と多目的スペースの見直しでありますが、令和2年4月よりカフェレストランスペースが空室となったため、市内の飲食業者の方へ出店の打診や入居希望者の情報収集などを行ってまいりましたが、コロナ禍の影響もあり飲食業全般の課題として人材不足が顕在化していることや経営の見通しが難しいこともあり、現在の入居者の確保には至っておりませんが、引き続き出店希望者などの情報収集に努め、遅くともリニューアルオープンまでにレストラン等の誘致に尽力をしてまいりたいと考えております。なお、多目的スペースの活用についてでありますが、修学旅行を含む団体からの利用希望もございますので、一定程度、フリーに使用できるスペースの確保も必要であると、このように認識をしているところであります。次に、ファットバイクを利用した企画でありますが、当市では現在、大人用4台、子供用1台のファットバイクを保有し、冬季の体験型観光のコンテンツとして定着を図っているところであります。議員御提案のファットバイクを活用したイベント等の開催についてでありますが、網走市観光協会やコネクトリップでも、流氷を眺めながら海岸を走るガイドつきのツアーを実施をしているところであります。また、網走市を含め2市3町で構成するサイクルアドベンチャーオホーツク推進協議会では、ファットバイク大人用8台、子供用5台を保有し、各地で行うイベントの際には相互利用を図っているところでありますので、ほか地域で行っているようなイベント開催が可能なのか、議員から御提案もございましたので、観光協会やサイクリング協会等の関係団体と協議を行いたいと考えているところであります。次に、当市の課題とポストコロナ禍を見据えた観光戦略ということでございますが、御提案のありましたLCC成田-女満別線、関西-女満別空港線の就航は航空機利用者の選択肢が広がることに加え、ローコストで利用することが可能となり、新たな客層の集客が期待できるものと考えております。今後もこの2路線を最大限活用した戦略を推進するため、周辺自治体やHAP及びLCC事業者との連携を図ってまいります。また、今後の課題と観光戦略といたしましては、消費者のニーズが高度に複雑化していく今にあって、消費者に対して製品やブランド、サービスの魅力を伝え、消費行動へとつなげるためには、最適なメディアの活用と適切なメッセージの伝達が必要と考えております。消費者の行動変化がある中で、これらの時代に適応した行政運営を行っていくためには、対象者と行政その他関係者の相互メリットを常に意識をし、必要な物事、情報が何であるかを見極め、効果的・効率的に創造、伝達、配分、交換をすることが必要となり、その実行手段にはスマートフォンの爆発的普及を背景として、急速なデジタルシフトが必要となるような時代を迎えているところであります。従来の紙媒体による観光情報の発信から観光ウェブサイトやYouTube等の動画広告を通じたデジタルプロモーションに取り組み、施策の効果検証に基づくネクストアクションを決定するなど、デジタル化の長所を生かした施策の展開を図ってまいりたいと考えております。次に……
答弁 市長 水谷洋一
次に、今後のふるさと納税の取組についてでありますが、令和3年度ふるさと納税につきましては、全国の皆様からたくさんの御支援を頂きました。そのたまものと感謝をしているところでございます。当市におきましては、ふるさと納税を通じて網走の魅力を知っていただけるよう、単に返礼品を提供するだけではなく、網走市の魅力や返礼品にまつわるストーリーなども展開をして発信をしているところであります。また、より多くの方に御支援いただけるよう、ふるさと納税サイトの充実、各種媒体でのPRに加え、検索キーワードにより露出を高める取組も行っているところであります。今後は、デジタルマーケティングによる寄附者へのアプローチ手法の工夫、事業者との意見交換や連携した返礼品の開発、磨き上げなど、市場の開拓、販路拡大、関係人口の拡大の課題に向けて、ふるさと納税の取組を進めてまいりたいと存じます。次に、日本体育大学附属高等支援学校の生徒確保の問題についてでありますが、昨今は新型コロナウイルス感染症の影響で大切なお子様を近くで見守りたいという保護者の心理もあって、自宅に近い支援学校、養護学校を選択する傾向が強いとお聞きをしているところであります。障がいのあるお子様の進路を決定する際には、卒業後の進路や就職率が大きな決め手になることは、議員御指摘のとおりであろうと存じるところであります。これまで2期の卒業生は、先生、生徒方の御努力によりまして、進学を含めて全員の進路が決定しているほか、進学した方が4月から市内に戻り就職するとも伺っているところでございます。また、事例はございませんが、スポーツで優秀な成績を残した生徒は、日体大への進学の道もあると伺っているところであります。安定した卒業後の進路決定に向けて、御提言の内容も含め、関係機関と協議をしてまいりたいと存じます。
答弁 教育長 岩永雅浩(教育長は2025年3月まで)
-登壇- 教育委員会の関係について、お答えをいたします。最初に、教職員のデジタル学習機器活用に向けた指導技術向上についてですが、GIGAスクール構想による端末の導入から1年となり、学校ではまず授業の中で児童生徒が端末を活用できるよう取り組むことを重視し、試行錯誤を繰り返し進めてきたところです。こうした中、学校間での端末の使用頻度や内容は格差が生じていると認識をしております。GIGAスクール構想の当初目的である授業での端末の活用についてですが、授業ではICT機器を使うこと自体が目的ではなく、子供たちに学習内容を理解させ資質能力を身につけさせることが目的と考えており、そのため授業の場面でいかに効果的に活用するかが肝要となります。比較的活用が進まない学校は、先進的にICTを活用している学校の担当教諭を招致したり、リモートでの研修会や模擬授業を行うなどの研修を進めております。市教委では各校から派遣された委員から成るICT活用推進委員会を組織し、各種研修を開催することにより教職員の指導技術の向上を図っているところでございます。端末の持ち帰りによる学習指導については、リモート活用の効果性を十分検討し、教師と対面で行う学習のみならずアンケート機能を使った健康観察や、動画の配信、クラスルーム機能を活用した課題や問題の提示と回収など様々な方法で活用したいと考えております。次に、AI型機材の導入についてですが、市教委はさきの臨時議会で、今後小中学校にデジタルドリルを導入することについて議決を頂いているところです。デジタルドリル教材の活用は通常授業はもとより、朝学習や放課後、さらには自宅などに持ち帰って学習することができることに加え、先生は児童生徒の学習状況や進捗状況の把握を容易に行うことが可能となり、補足的、発展的な学習を行う場面等において、個別の学習支援を行いやすくなると考えられます。また、児童生徒自身が得意な問題やつまずきのあった苦手な問題を把握し、学習の改善につなげる活用もできるものと期待をしております。現在、デジタルドリル教材は各社から様々な特徴を持った商品が出されており、児童生徒の回答から理解度を判断し、次の出題を選択するAI機能を搭載した商品もあります。今後、市教委でデジタルドリルを導入するに当たっては、現在使用している教科書に合った構成となっていること、平常時の端末持ち帰りに対応するためオフラインでも利用できることなどについて検討が必要です。今後のデジタルドリル商品の機能充実を見極めながら、当市の条件と合わせて比較検討し導入をしてまいります。次に、夢育事業のリモート活用についてですが、夢育事業は中学生を対象に、夢を持って生きることの大切さを学び豊かな感性を育むための講演会で、講師と中学生が質疑応答したり、ステージで交流する場面も取り入れながら実施をしております。リモートの活用につきましては、各学校で生徒が聴講することも可能になるほか、オンライン講演会の依頼が可能な講師が増えてきてもおりますので、講演内容の選択肢が増え、講師のスケジュール調整が柔軟にできるといったメリットがあると考えております。中学校の御意見もお聞きし、講演内容に応じてはオンラインでの質疑応答など双方向性も確保できるリモートの活用について検討してまいります。次に、小規模校の給食調理場の集約についてでありますが、学校給食は学校給食法に基づき学校の教育活動として実施をされております。また学校給食は学校給食法及び学習指導要領において、成長期にある児童生徒の心身の健全な発達のため栄養バランスの取れた豊かな食事を提供することにより、健康の増進と体力の向上を図るとともに、食に関する指導を効果的に進めるための重要な教材として、給食の時間はもとより、各教科、特別活動や総合的な学習の時間等において活用することが求められているところであります。このようなことから、安定的な給食提供体制の構築を図り、安心で安全な給食を児童生徒に継続して提供することが急務であり重要であると考えております。集約化の考え方につきましては、これまで人繰りの問題といったところが大きく取り上げられてきたところでございますが、欠員の補充ができても二、三年の経験を積まなければ少人数の調理場で調理することは難しい状況であり、大規模調理場のベテラン調理員を小規模調理場に移動させ、調理場全体の運営に支障を来たさないよう努力をしているところであります。一方で、大規模調理場では新人調理員の育成を担っており、人数がそろっていても厳しい状況で運営しているところでありますので、これらの状態を整理することにより安定的な運営が期待されるものと考えております。集約による配送時間の問題でございますが、昨年計画しておりました配送ルートを一つ増やし3ルートにすることにより時間短縮が図られるものであり、どのルートも20分程度で配送できるように整理をしております。しかしながら、現在提供している市街地の共同調理場と比較しますと配送時間が長くなるため、給食の温度低下等を懸念されておりましたことから、新たに保温食缶を購入し対応することとしますので、懸念は払拭いただけるものと考えております。次に、適応指導教室についてですが、これまでも適応指導教室の環境については議論をされてまいりましたが、現在の施設では御指摘の環境改善が困難であると考えており、移転を含めて環境改善の方策については今後も引き続き検討してまいります。また、クリオネ学級のパソコンについてですが、これまで適応指導教室ではパソコンで調べものをするほか、簡単な文書作成などを行うため、パソコンを利用しており、適応指導教室に通う児童生徒の端末は在籍する学校で貸与されておりますので、これを使用しております。最後に、今後のスポーツ合宿誘致の方向性と現在の状況についてでありますが、ラグビー合宿につきましては、ラグビー新リーグのリーグワンが1月開幕となり、例年シーズン開幕に向けた8月の夏合宿の誘致は難しい状況にあります。こうした中、緊急事態宣言が発出されたことから実現しませんでしたが、リーグワン所属チームからの提案により、傘下の10チームによる10人制ラグビー大会の開催を計画しておりました。本大会実施により若手育成やチーム力向上といったメリットが生まれ、大会前後を含めた合宿誘致にもつながることから、大会実施に向けて取り組んでまいりたいと考えております。また、今年度は初めて女子プロサッカーチーム、マイナビ仙台に合宿を実施していただきました。このチームが所属する女子プロサッカーリーグ、WEリーグは令和3年シーズンから新たに開幕したもので、毎年9月にリーグ戦が始まり、8月がシーズンに向けた強化合宿時期となります。そのため、今年度は女子サッカーチームへの誘致活動を積極的に実施し、これまでに全11チーム中9チームに誘致活動を行い好感触を得ているチームもある状況であります。今後の合宿誘致につきましては、コロナ禍で各チームともに合宿実施には慎重な状況ではございますが、合宿実施に向け、人とのつながりを生かして協会、チーム関係者等との意見交換などを積極的に行うとともに、10人制大会などのラグビー合宿の新しい価値の創出を、女子サッカーチームへは合宿適地としてのPRなどの誘致活動に取り組んでまいります。