みんなの議会

網走市議会 令和3年第2回定例会 2021年6月22日

「-登壇-志誠会の立崎でございます」

2021年6月22日、網走市議会の一般質問で、立崎聡一議員が質問し、学校教育部長 田口徹が答弁しました。

質問者
立崎聡一 議員
答弁者
学校教育部長 田口徹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 立崎聡一

-登壇- 志誠会の立崎でございます。質問に入ります前に、新型コロナウイルスの影響を受けている方に心からお見舞申し上げます。そして、先ほど澤谷議員もおっしゃっていましたけれども、新型コロナウイルスと向き合って御苦労されている医療関係者の皆様、それからコロナワクチン接種に関し、その業務に携わっている医療従事者、それから市職員、全ての人に感謝するとともに、準備段階から接種、今後のスケジュールに至るまでスムーズに取り進められていることを大変ありがたく、また頼もしくも感じております。本当にありがとうございます。今後も引き続き、対応のほうよろしくお願いしたいと思います。それでは、早速質問に入ります。安心・安全な給食の提供は市民全員の思いであり、願いであるというふうに思います。3月の議会では、一度立ち止まり、より議論を深めるということを議会の意思で表明されました。その後、私ども会派では独自の学校現場へのヒアリング、給食調理業務の委託を全国各地で受けている複数の民間事業者との意見交換の実施、さらに子育て世代保護者の皆さんからの意見聴取を行ってきました。また、議会においても所管の文教民生委員会が所管事務調査を行い、小規模校での調査を実施、私も委員外議員として参加させていただき、内容も承知しております。それでは、今日は3月議会終了後から現在に至るまでの独自の調査の取組も含めての視点で質問をさせていただきます。今回、所管事務調査に参加させていただき、教育委員会、学校関係者、PTAなど現場の声を聞かせていただきました。給食調理員の状況、食材の納入などの変化等はありましたか。

答弁 学校教育部長 田口徹(学校教育部長は2023年3月まで)

小規模校における給食調理場の状況は二、三名の調理員で運営しており、病気休暇などを取得するときの代替職員も他校と兼務している状況であり、給食調理員の突発的な休暇には対応しにくい状況となっております。また、食材の調達に関して、一部の学校において地理的要因により地元業者からの仕入れが難しく、隣町から食材を仕入れている状況があるなど、小規模校の給食の安定供給に不安を抱えている状況に変化はありません。

質問 立崎聡一

小規模校の問題については理解させていただきました。給食調理員の休暇、代替調理員の確保や食材提供業者の高齢化による搬送業務低下及び欠品、小規模校ゆえに購入材料の単価の上昇、つまりは給食費の上昇、これだけ見ても給食調理場を集約することにより解決される道はあるのかなというふうに私たちは考えます。小規模校の調理場を直営で維持することのリスクも考慮すると、集約が望まれると考えます。集約は課題解決につながる方法であると思います。できる限り速やかに着手すべきと考えますがいかがでしょうか。

答弁 学校教育部長 田口徹(学校教育部長は2023年3月まで)

教育委員会では3月の第1回定例会における修正議決につきまして非常に重く受け止めておりますが、小規模調理場を大規模調理場に集約し、安定的な給食提供体制の構築が必要であるとの認識は変わっておりませんので、議論経過を尊重し保護者などへの説明会を行ってまいりました。緊急事態措置宣言中は実施できませんでしたが、昨日から保護者説明会を再開しておりますので、できるだけ早く条件を整え、必要な予算を提案させていただきたいと考えております。

質問 立崎聡一

昨日からもう既に動いていらっしゃるということで、なるべく早い対応が望まれるのだろうなというふうに思います。集約に関しまして、集約した場合のメリットとデメリットについてお聞きしたいと思います。メリットに関しては、さきにもお話ししたとおり、小規模校における最低限の課題解決につながることは非常に大きいのかなというふうに思います。反対もお聞きします。温度管理を含めて給食の質の低下はどうでしょうか。よく言われることは、冬季間の給食を運ぶときの温度管理、移送中の温度変化についてはどのように解決していくのか。また、輸送体系、輸送時間、検食時間等が出来上がりから児童生徒の口に届くまで2時間給食という言葉がありますが、集約によってその辺は対応をしっかりできるのかどうかお尋ねしたいと思います。

答弁 学校教育部長 田口徹(学校教育部長は2023年3月まで)

給食配送中の温度変化につきましては、新たな保温食缶とそれを入れて運ぶコンテナを購入し、温かいうちに配膳するよう最大限配慮したいと考えております。配送時間につきましては、計画する3つのルート全てにつきまして経由する学校の時間を含め、20分で配送する計画を立てております。また、給食の出来上がりから児童生徒の口に届くまでの時間は、校長による検食の時間を含め1時間強と考えており、いわゆる2時間ルールを大幅に下回る時間となっております。

質問 立崎聡一

保温食缶なのですけれども、これ多分試験的に導入されていると思うのですが、一部の市民の方から保温食缶で運ばれたときと今まで使っていたものとの差がすごくあって、これはいいものだ、早く保温食缶にしていただきたいという声は頂いております。まず、そこはよくわかりました。次に、学校給食調理員の安定確保についてお尋ねしたいと思います。引き続き、問題視されることになっていくと予想されます。労働世代の人口減少は避けられない問題であります。これはどんな業種でも例外ではありません。しかし、黙って手をこまねいているわけにもいかず何らかの対策を取らなければなりません。働く方にやりがいや喜び、給食調理業務から感じ取っていただけると幸いだと思います。今後、給食調理員、これは代替調理員も含めまして、安定確保の方向性はどのように捉えていらっしゃるのでしょうか。

答弁 学校教育部長 田口徹(学校教育部長は2023年3月まで)

給食調理員の安定確保につきましては、まずは小規模調理場を大規模調理場に集約し、スケールメリットが得られる一定数の調理員を確保することにより、小規模調理場が抱える問題を解消することが重要と考えております。さらに調理員の定着促進が必要であることから、効率的な調理手順の工夫など職員研修等の充実を図ることにより、働きやすい職場環境を構築したいと考えております。

質問 立崎聡一

スケールメリットを持たせて一定の調理員を確保する。普通に考えると、そういうふうな感じになるのかなというふうに思います。それでは、次に民間企業の取組についてちょっとお尋ねしたいと思います。先ほど申し上げたとおり、働きがいの部分なのですけれども、児童生徒から「おいしかった」とか「いつも給食ありがとう」など励みになる言葉というのは大切だというふうに思います。人は誰かに頼られたり、感謝の言葉を伝えられると自然に物事に関して頑張ろうという意識が高まることは皆さんもよく御存じだと思います。励みとなる言葉をかけてもらえる機会をもっと増やす方法を考えていくべきだと思います。そして、そのあたりをもっと広く市民の皆さんに理解し感じ取ってもらえるような工夫も必要だというふうに考えます。会派で、とある民間企業の方と意見交換をした際、学校給食をやっているほかに食育レストランを開設し学校給食の献立を提供したり、また、給食ができるまでを視察、それから実習体験をしてみる。あと、地元食材を活用した料理教室を開催するなど、地域住民に様々な形で関わっていただく。地元の活性化を促し、そして学校給食も知ってもらい理解してもらい、住民に地元食材を利用した新商品の開発、学校給食の献立に取り入れてもらうなど、地域経済の活性化の一助になった事例も紹介されました。民間企業だからこそ取り組めるような事業であるのかなというふうにも考えられます。また、民間事業者が調理を行うと質が下がるのではないかという意見もお聞きしました。しかし、それは民間企業に対する失礼な意見かなというふうに思います。献立作成、食材調達は市教委直営で担当し調理作業のみ委託となれば、そこは直営も民間も同じというふうに考えるべきであって、質が下がるというお話は中抜けしているようにすごく感じられてなりません。どうして民間で質が下がるのか疑問です。議論が必要だというふうに思います。いずれにせよ、学校給食の民間委託の議論も民間企業の取組も、内容をしっかりと把握し議論を深めていく必要があるというふうに考えますがいかがでしょうか。

答弁 学校教育部長 田口徹(学校教育部長は2023年3月まで)

教育委員会では、小規模校の給食の安定供給を図るため、小規模調理場を大規模調理場に集約し、その運営は民間に業務委託することで計画をしておりましたけれども、3月の市議会での議論経過を踏まえ、食材を調理することや配送は直営で実施することに計画を変更した上で一部集約化を実施したいと考えております。しかしながら、業務委託についてその方針の変更はしておらず、今後関係民間事業者の取組や内容を把握するなど、より一層研究してまいりたいと考えております。

質問 立崎聡一

しっかりと議論を深めて少しでもよりよい方向に向かっていけたらいいのかなというふうに思います。次に、オーガニック食材の話なのですが、これは村椿議員のほうから質問がございましたので割愛させていただきますが、私一農業者として申し上げますと、非常に単価的には高くなるのだろうなというふうに想像が容易につきます。そして、どうしてもというのであれば、親御さんたちが高い給食費を払ってでも食べさせてあげたいというのであれば、そこはよろしいのではないかというふうには思っております。次に、民間事業者と意見交換をしたときに質問させていただきました。その中で、直営で雇用している会計年度任用職員の調理員さんたちの賃金規定と雇用形態についてですが、賃金については変更はしない。雇用も今までの経験値、業務内容の理解度も高いことから積極的に雇用を進めたいとのお話がありました。地元業者との共同事業化は様々な安全衛生基準が合致しない、それから責任の所在がはっきりしないなどということから、なかなか難しい部分はあるというふうに伝えられもしました。いずれにせよ、発注時の仕様書に綿密な議論が必要であるということは間違いなく、漏れを少なくする必要性はあります。中身のある仕様書に仕上げなければならないと思いますがいかがでしょうか。

答弁 学校教育部長 田口徹(学校教育部長は2023年3月まで)

先ほど村椿議員の質問にもお答えしたとおり、国の通知に基づく市の取組方針及び学校給食調理場の運営方針を踏まえながら、当初計画を変更し、小規模調理場の抱える課題の解消のために集約を進めることとして取組を進めております。今後も第4次行政改革推進計画に示す人口減少社会に対応した質の高い行政サービスの提供の実現に向けて、社会情勢の変化や国の通知などを総合的に判断し、業務委託を含めた行政運営の見直しに取り組んでまいります。

質問 立崎聡一

質の高い行政サービス、いいお言葉を頂きました。網走市の教育に関して言いますと、質の高い行政サービス、かなり頑張っているほうだというふうに思います。他町村と比べるのがどうかというふうには思いますけれども、いろいろ話が出たときにそう感じるところがたくさんあります。今回、所管事務調査に参加し、小規模調理場が綱渡り的な事実というのは、給食調理員の確保や給食材料調達など、校長先生をはじめ関係者の皆様からお話を頂き非常に厳しい現実と理解させていただきました。まず、集約化することで問題解決の第一歩を踏み出せることにつながると思います。ぜひ集約化を進めていただきたいと思いますが、所見をお伺いしたいと思います。

答弁 学校教育部長 田口徹(学校教育部長は2023年3月まで)

できるだけ早く小規模調理場を大規模調理場に集約し、一定数の調理員を確保の上、安定的な給食提供体制を構築することが必要となります。また、集約化に関わる調理場の改修工事は、学校の長期休業期間中に実施せざるを得ないので、提案の条件を整えたいと考えております。今後におきましては、コロナ禍の影響で遅れている保護者や請願などを提出されている方々への説明を行うとともに学校給食を考える懇話会を開催し、生産団体や有識者など関係者と情報交換も行い、改めて必要な予算を提案させていただきたいと考えております。

質問 立崎聡一

終わります。

出典:網走市議会 令和3年第2回定例会 2021年6月22日 議事録 PDF(41ページ) 間違いを知らせる