網走市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月10日
令和3年度の市政執行方針並びに教育行政方針について
2021年3月10日、網走市議会の一般質問で、澤谷淳子議員が「令和3年度の市政執行方針並びに教育行政方針について」質問し、市長 水谷洋一、教育長 三島正昭が答弁しました。
- 質問者
- 澤谷淳子 議員
- 答弁者
- 市長 水谷洋一、教育長 三島正昭
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 澤谷淳子
-登壇- おはようございます。公明クラブの澤谷淳子です。質問に先立ちまして、新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになられた世界中の全ての方々の御冥福をお祈り申し上げます。そして、現在も闘病中の皆様の一日も早い回復を祈り、お見舞申し上げます。また、最前線で日々奮闘してくださっている医療従事者の皆様をはじめ、すべてのエッセンシャルワーカーの皆様に敬意を表しますとともに、心から感謝申し上げます。また本日、東日本大震災からちょうど10年がたちましたが、いまだに2,500名を超える行方不明者がおり、震災に終わりはないとの思いを深くするところです。その後も熊本地震をはじめ、多くの災害が続き、今なお復興の途上で奮闘しておられる皆様に心からエールを送りたいと思います。それでは、公明クラブを代表いたしまして、令和3年度の市政執行方針並びに教育行政方針について質問をさせていただきます。初めに、当市の財政状況についてお伺いいたします。国は新型コロナウイルス感染症の影響により、地方税等が大幅な減収となる中、地方公共団体が行政サービスを安定的に供給しつつ、防災・減災・国土強靱化の推進などの重要課題に取り組めるよう、地方交付税等の一般財源総額について、水準超え経費を除く交付団体ベースで実質令和2年度を2,000億円上回る62兆円を確保し、またデジタル化によるメリットを享受できる地域社会のデジタル化を中心的に推進するため、新たに地域デジタル社会推進費として2,000億円を計上いたしました。こうした国の措置により、当市の歳入環境の悪化は一定程度緩和されるということですが、当市においてもコロナの影響はかなりあると思われます。当市の個人、法人の市民税等の市税の減収はどれくらいと見込まれているのでしょうか。また、こうした国の措置によって、どれくらい増額になり市税の落ち込みをカバーできると見込んでいるのでしょうか。また、ふるさと納税による基金のおかげで、国からの臨時交付金を待つことなく様々なコロナ対策を打つことができ、当市のふるさと納税に御協力いただいた全国の皆様には感謝に堪えません。令和2年度も好調で、平成31年度と同程度の残高を維持できるとのことですが、具体的な見込額も含めて当市の財政状況に対する見解をお伺いいたします。また、平成10年には56億円もあった能取工業団地の負債ですが、昨年の平成31年度決算で2億円を切るところまで減らすことができ、この間の御努力に心から敬意を表するところです。能取漁港整備特別会計にもそろそろ終止符を打てるところまで来たと認識しておりますが、今後の展望もあわせてお伺いいたします。次に、新型コロナウイルス感染症への対応についてお伺いいたします。昨年から世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスですが、日本でも首都圏を中心に年末にかけて第3波の感染者が急増し、本年に入り東京、大阪をはじめ11の都府県に緊急事態宣言が再発令され、栃木県を除く10都市が3月7日までの延長となりました。大阪、愛知、福岡など、6府県は2月末で解除になりましたが、首都圏の1都3県のみは3月21日までの再延長となったところです。一方、北海道では昨年10月から4か月続いた集中対策期間が3月7日で終了し、やっと一区切りつけることができました。しかし、クラスターの発生は札幌をはじめ釧路等でも続いており、いまだ予断を許さない状況が続いているのが現状です。また、旭川市の病院でクラスターが続出し、医療崩壊寸前まで行ったときは、これがもし網走だったら一気に医療崩壊だと心配された方も多かったのではないでしょうか。まずは、コロナの感染拡大を防ぎ、市民の命を守ることに全力を挙げることが最重要であると考えます。幸い、網走ではまだクラスターの発生はなく、1月には市内唯一のコロナウイルス感染指定医療機関である網走厚生病院に、一度に240検体の検査が30分でできる最新型の検査機器が導入され、検査費用の助成も決まりました。市民の命を守り、クラスターの発生を防ぐ体制が大きく前進できたと高く評価するところです。市からのお知らせにも紹介がありましたが、まだまだ知らない方が多いのが現状です。せっかくの対策も市民の皆様に知っていただき、活用していただかなくては意味がありません。市内の医療機関等にお知らせのポスターを掲示したり、この検査事業のことだけのチラシをつくって配布するなど、市民周知にもう一工夫お願いできればと考えますがいかがでしょうか。そして、本年最大の課題は、コロナワクチンのスムーズな接種体制の構築と実施です。国においてもワクチン接種担当大臣が任命され、この接種事業を何としても成功させ、感染拡大に歯止めをかけたいとの思いが伝わってまいります。しかし、2月14日にアメリカのファイザー社製ワクチンが国内で初めて正式に承認され、2月17日から医療従事者への先行接種がスタートいたしましたが、モデルナ社のワクチンは治験中、イギリスのアストラゼネカ社は承認申請中で正式の承認はまだ下りておりません。頼みの綱だったファイザーのワクチンもEUからの輸出規制が厳しく供給量が予定よりかなり少なく、1瓶で接種できる回数が二転三転するなど、接種体制の変更を余儀なくされているのが実情です。当市におきましても、超低温によるワクチンの保管や管理、感染防止対策と接種後の副反応の有無を確認するための休憩スペースを確保できる接種会場の選定や、人員の確保・配置、綿密な接種計画の作成、クーポン券の送付作業、障がい者や寝たきりの方、郊外地域にお住まいの高齢者などへの対応など、今までにない困難さが想像されます。先行接種をしている諸外国の状況を見ても、昨年末から接種が始まったカナダでは国民1人当たり9本のワクチンを契約し準備を進めていたにもかかわらず、接種現場の自治体では超低温冷凍庫の配備が遅れ、さらに通常の診療業務を行いながらワクチンを接種できる医療専門職の人員不足で、期待されたようなスピードで進みませんでした。特に、今回のワクチンは筋肉内注射での接種となります。世界では筋肉内注射のほうが効果が大きいため主流ですが、皮下注射に慣れている日本では、筋肉内注射の手技について接種医への周知が必要と日本感染症学会は指摘しております。当市においても、接種人員の確保が大きな課題になると思われます。看護協会が主催するワクチン研修会を通じて、現在勤務していない潜在看護師の掘り起こしを急いでいる自治体もあります。また、アナフィラキシーショックなどの重篤な副反応への対応の準備とともに、筋肉内注射には一定の頻度で血管迷走神経反射による失神が予想されるため、気を失ったときのためのベッドも必要と思われます。自治体によっては、集団接種ではなく、早い、近い、安心をキーワードにかかりつけの個人病院などでの個別接種を決めたところもあるようです。また、在宅医療での接種や企業の社員に対しては、商工会議所とともに連携を取りながら健康保険組合を通じた職場ごとの接種なども考えられます。接種体制に対する当市の検討状況とスケジュール感をお伺いいたします。また、ワクチン接種に当たっては市民への事前の周知が極めて重要になると考えます。現在、国でも先行接種の医療従事者の次には4月12日以降から65歳以上の高齢者、その次に基礎疾患のある方を優先しながら、その他一般の方への接種という流れが発表されております。いつの時点での65歳なのか、基礎疾患とは具体的にどの疾患で、自分は対象に当てはまるのか、心配されている方も多いと思われます。そうした情報を高齢の方にもわかりやすく正しく周知することが必要です。また、一日も早く受けたいという方がいる反面、パンデミックに対応するためにかつてない早さで開発されたワクチンのため、不安を抱かれている方も多いのが現状です。12月に改正された予防接種法で国が接種を勧奨するとともに、国民には努力義務が課せられました。接種を受けなくても罰則はありませんが、多くの人に受けていただかないと集団免疫も獲得できません。また、コロナワクチンを接種できるのは16歳以上なので、子供たちを感染から守るためにも周りの大人が接種を受けることが大切になってくると思われます。接種を受けるかどうかの判断基準となるワクチンの有効性と安全性についての周知がより一層必要になると考えます。今回のワクチンはメッセンジャーRNAという遺伝情報を人工複製した全く新しいタイプのワクチンのため、不安も持つ方も多いかもしれませんが、例えばインフルエンザワクチンの65歳未満の成人での有効率が52.9%であるのに対して、コロナワクチンの有効率はファイザー社、モデルナ社共に90%を超えている、先行接種しているアメリカの疾病対策センターによると、アナフィラキシーも接種約20万回当たり1回で非常に少ない確率であるなど、わかりやすい周知の仕方が大切だと考えます。さらに、筋肉内注射は一般に皮下注射よりも痛みが強いと言われており、子宮頸がんワクチンも筋肉内注射だったため、予期せぬ痛みのショックが様々な後遺症に結びついたとも言われております。医療従事者への先行接種の様子を見る限りは、痛みはそれほどでもないようなのですが、あまり誇張する必要はないとは思いますが、痛みがあるかもしれないという事前の情報もあったほうがよいのではないかと考えます。市民の事前周知に関する市の見解をお伺いいたします。短期間でこれほど多くの人にワクチンを接種するのは、これまで経験したことのない大事業です。しかも、市民の命が関わるこの事業に失敗は許されません。無事故で希望者全員に接種できるように総力を挙げて取り組んでいただきたいと思います。私たちも全面的に協力を惜しまないつもりですが、市長の決意をお伺いいたします。昨年、新型コロナウイルス感染症が発生してからはや1年がたち、世界は一変しました。当市もコロナ対策の臨時会を重ねながら、感染拡大防止と経済対策に取り組み、緊急対策は第16弾、総事業費は64億9,661万6,000円と、必死に観光業、社交飲食業をはじめ市内事業者を支えてまいりました。しかしながら、第3波の到来でGoToキャンペーンの休止を余儀なくされ、いまだ収束の見通しが立たないことから、再び苦境に立たされる業者が増えております。市といたしましても、第2弾のプレミアムつきお食事券や網走割宿泊クーポン券の発行を予定しておりますが、発行できる時期のめどが立たない状況が続いております。本年はワクチンの接種事業を成功させ、感染拡大に歯止めをかけるとともに、経済の立て直しに新たな展望を開くスタートの年にしていかなくてはなりません。総務省の労働力調査によりますと、昨年10月の就業者数は6,694万人で前年同月比では93万人の減少で、7か月間連続の減少となりました。産業別では、やはり宿泊業、飲食サービス業の就業者が前年同月比で43万人の減で最も多く、この数字から時短営業の繰り返しや自粛生活の長期化、GoToの休止によって休業や倒産に追い込まれる事業者とともに、仕事を失う人や勤務時間を減らされるパート従業員が増えていることがうかがえます。当市においても同様の傾向が見られるのではないでしょうかと推察いたしますが、実態はどのような数字になっているのでしょうか。一方で、個人経営で人手が足りない農家や林業も人手が足りず、思うように伐採や植林が進まず困っていると聞いております。また、外国人技能実習生の来日が思うようにならない水産加工業など、人手不足で困っている企業との雇用のマッチングも必要なのではないかと思います。さらにワクチンの接種事業には、専門職以外にもクーポン券の送付などの事務仕事や会場の設営や誘導など、多くの人手が必要になると思われます。接種体制の整備に必要な人員の確保に、コロナで仕事を失った人などの採用も考えられるのではないでしょうか。また、新規事業への転換を考えている企業へのアドバイスや、昨年12月に追加された中小企業等再構築促進補助金などの申請手続をサポートする相談窓口も必要なのではないかと考えますが、市としてはどのように市内事業者とその雇用を守り抜いていくのか、見解をお伺いいたします。また、失業や減収による生活への不安に加えて、自粛生活が続き人と人との交流が減り、長時間家族だけで過ごすようになったことで、DVや虐待、自殺や心中が増えているとの報道に胸を痛めておりますが、当市の状況と対策をお伺いいたします。次に、地域医療の確保についてお伺いいたします。2019年度からスタートした開業医誘致推進事業によって、昨年5月に潮見地区に、本年2月に駒場地区に、それぞれクリニックが開業し、地域住民に大変喜ばれております。人口減少が大きな社会問題となる中、人口の流出を防ぎ、住み慣れた故郷に安心して住み続けていただくためにも、地域医療の充実は欠かせません。一方、当市の個人病院は後継者がいないところが多いことが大きな課題であります。今後もさらなる誘致に力を入れていただきたいと思いますが、新年度の開業医誘致のめどと取組についてお伺いいたします。また、昨年の一般質問でも取り上げさせていただきました、基幹病院の泌尿器科の再開ですが、その進捗状況も併せてお伺いします。次に、障がい者福祉についてお伺いいたします。身体、知的、精神の3つの障がいの中で、最も支援体制が遅れているのが精神障がいです。先日も息子さんが高校卒業以来20年間引き籠もっているという御婦人から相談を受け、具体的な支援の内容をお伝えしながら、改めて支援の少なさを痛感いたしました。その御婦人自身も御主人に先立たれ自分の介護施設の心配もしながら、息子さんの将来を悩んでおられました。そして「精神障がい者は自分で声を上げられないのです。だからこそ、その声を酌み取って支援体制を充実させてほしいのです」との切実な訴えが胸に突き刺さりました。本当にそのとおりだと思います。親亡き後問題も切実です。この問題は国としての支援体制の問題でもありますが、市としてもどのような見解をお持ちなのかお伺いいたします。また、昨年の代表質問でもお聞きしましたが、障がいのある方のための基幹相談支援センターがいよいよ開設されるということで、大いに期待するところですが、開設の見通しとスケジュール感、具体的な運用の仕方も併せてお伺いいたします。次に、農業についてお伺いいたします。市としてもブランド化に取り組み、大きな期待を寄せてきたもち麦ですが、取引先の企業から網走産のもち麦の色が黄色いことを理由に引取りに難色を示されていると聞き、大変驚きました。そもそも網走市で健康都市連合の全国大会が開かれたときに、講演を依頼した企業からもち麦栽培のお話があってスタートしたと伺っております。試験栽培から始まり、ほかの麦類と収穫時期がかぶらず収量も多く、機能性健康食品としても高い評価があり、安心・安全な国内産の需要が高まっていることから、もち麦を作り始めた農家も増えてきたところだと思います。網走市でも生産者、東京農大、民間企業、JAと連携し、もち麦プロジェクトを立ち上げて取り組んできたにもかかわらず、なぜこのようなことになったのか、期待が大きかっただけに大変に残念でなりません。今後どのように対応していくのか、市の見解をお伺いいたします。また、平成27年8月にジャガイモシロシストセンチュウが国内で初めて網走市の一部の圃場で確認され、平成28年10月から緊急防除が始まって4年がたちました。この間シロシストセンチュウは大空町、斜里町、清里町にも蔓延し、防除区域が追加される一方で、令和2年4月と9月に防除が終了し、防除区域から外された区域もあるとお聞きしております。植物防疫所によりますと、防除の期間は令和8年3月31日までとされておりますが、現在の防除の進捗状況とその効果はどのようになっているのでしょうか。畑作三品の輪作が定着してきた当市の農業にとって、長い防除期間による影響はどんなことが予想されるとお考えでしょうか。市の見解をお伺いいたします。次に、漁業についてお伺いいたします。かねてからの懸案事項であった、藻琴川並びに藻琴湖のしゅんせつ工事が道の事業として昨年から始まり、ほっと胸をなで下ろしたところであります。しかし、一方で網走湖の水質の悪化と、いまだにシジミの大規模産卵が見られないのは市にとっては大変大きな問題だと思っております。昨年も一昨年に引き続き、公明党の佐藤英道衆議院議員と共に網走湖の視察をさせていただき、漁業者の皆様からお話を伺いました。強風によって、網走湖の塩分濃度が上がったことで、大規模産卵に期待が膨らみましたが、結果的にはそれほどの産卵は見られず、全国初の試みであるシジミの養殖も試行錯誤を繰り返しながら取り組んでいる最中です。さらに、湖底に堆積した硫化水素が強風によって表層に吹き上がったことによりアオコが発生し、サケの稚魚や親魚にも大きな被害が出ているとのお話でした。こうした状況を打開し、国に対しても具体的な支援策を打診するため、有識者を交えた網走湖汽水環境保全方策検討委員会が結成され、昨年12月に第1回目の会合が開催されたとお聞きしております。こうした取組によって、網走湖の水質の改善とシジミ資源の安定化が大きく前進することを期待するところですが、市としての今後の取組と見解をお伺いいたします。また、秋サケ漁の時期に船外機もついていない小型のゴムボートで釣りをする人が増えているようで、船の航路に突然ゴムボートが出てきて危険極まりないとのお話を伺っておりますが、万が一事故が起きれば漁船の責任になってしまいます。今後、ますます高齢者が増える見込みであり、退職後の趣味として釣りを楽しむ方も増えてくると思われます。事故が起きる前に早急な対策が必要と考えますが、都市基盤の整備で上げられている港湾の港内斜路の適正な管理というのが、これに当たると思われます。具体的な取組の内容をお伺いいたします。次に、観光についてお伺いいたします。これまで国も北海道も、そして当市もインバウンド誘致による観光に力を入れて大きな経済効果を得てきたわけですが、新型コロナによって観光対策は一変したといっても過言ではありません。コロナが収束するまで当面海外からの観光客が見込めない中、インバウンドから道内外の国内向けの商品プランに大きくかじを切ったところです。言うまでもなく観光業は飲食業や宿泊業だけでなく、公共交通や不動産業、農業や漁業など幅広い業種にも経済波及をもたらしており、今回のコロナによる観光客の減少は地域経済に深刻な影響を及ぼしております。しかし、一方で自粛生活が長引くほど旅をしたいという人々の思いは一層強くなっております。観光庁が昨年12月に発表した7月22日から11月15日までのGoToトラベルの利用実績は、少なくとも延べ5,260万人泊、割引支援額は3,080億円に達し、観光業界にこれだけの金額の税金が直接投入されたのは初めてと言われております。中でも北海道は人気が高く、当市の観光、宿泊業もこのGoToトラベルにプラスして道民割や市独自の観光支援策で観光業を支えてまいりました。国内向けの魅力ある観光商品をどうつくっていくのか。今後第3波の収束とワクチン接種成功の先にある自由に観光ができる時代に備えて、密になりにくい広々とした北海道の特性や豊かな自然環境を生かした体験型や滞在型の観光商品の開拓と、密にならずに安心して移動できる環境の整備が必要になってくると考えます。当市も自然、異文化体験、アクティビティーの3要素のうち、2つ以上を含む旅行形態、アドベンチャーツーリズムの充実を図ることを目指すとしておりますが、具体的には網走のどういった魅力に着目した商品プランをお考えなのでしょうか。北海道の異文化であるアイヌ文化をもとに、いち早くアドベンチャーツーリズムに着手したのが阿寒地域であります。プロジェクションマッピングなど、デジタルアート技術をふんだんに取り入れた体験型アクティビティ阿寒湖の森ナイトウォークカムイルミナはまさに圧巻であります。こうした取組の結果として、本年9月にはアドベンチャートラベル業界最大の国際イベントである、アドベンチャートラベルワールドサミット2021が北海道で開催される運びとなりました。コロナで中止にならないことを祈りつつ、開催された場合は、当市もぜひ参加して学んでいただきたいと考えます。当市の豊かな観光資源をどう生かしていくのか、大いに参考になるのではと期待するところです。また、道では中学生や高校生を対象とした教育旅行にも力を入れていると聞いております。道央、道南にコロナ感染者が集中していた昨年の修学旅行では、道東にコースを変更した学校が多く、監獄博物館も例年を大きく上回る受入れがありました。また、観光を楽しみながら仕事もする、いわゆるワーケーションも昨年の長期滞在型商品の人気を見ても大きな可能性があると思われます。ポストコロナを見据えた今後の観光施策に対する市の見解をお伺いいたします。また、当市の念願でもあり、市長がトップセールスを重ねてきたLCC大手ピーチ・アビエーションの女満別-成田線がいよいよ2月10日から就航され、片道何と5,290円からと今までにない低価格でうれしい限りです。1日1往復ではありますが、オホーツクと首都圏がぐっと近くなり、観光客の誘客促進にもなり、ビジネスの利用も増えるのではないかと期待するところです。通年就航による来網者は搭乗率75%でも年間約5万人増えるのではないかとの報道もあります。記念すべき第1便は定員180名に対してほぼ満席の169人が成田から女満別に降り立ちました。乗客の1人はJR釧網線の流氷物語号に乗るのが目的と考えたことが報道され、思わずうれしくなりました。しかし、北見市観光協会が北見と女満別空港、網走を結ぶ無料周遊バスの運行を始めたことも紹介されており、網走で流氷観光をするために訪れた男性が、無料バスがあるなら北見にも行ってみようと思ったとのコメントに、近隣自治体はどこもどうしたら自分のところに観光客を呼び込めるのか真剣に取り組んでいるのだと痛感しました。網走市としては、今後どのようにしてピーチの乗客を取り込もうと考えているのか。また、どれくらいの誘客を見込んでいるのかお伺いいたします。また、ピーチ就航によって、東京農大の学生やその家族も網走に来やすくなります。今までは世田谷や厚木キャンパスの農大生もオホーツクキャンパスに来て農業体験などをしたくても、夏の航空運賃が高すぎて来られないというのが悩みでしたが、LCCの就航によって多くの学生が来てくれるのではないかと思われます。市としても東京農大や日体大支援学校の学生やその家族への就航運賃の助成などの利用促進を図ることで、関係交流人口も増え、将来的には移住や長期滞在にも結びつけられるのではないかと考えますが、市としての今後の対応策をお伺いいたします。次に、公共交通についてお伺いいたします。網走市はこのたび人口減少や少子高齢化の進展、マイカーの普及による公共交通の利用減少を見据え、地域のニーズに合わせた持続可能な公共交通体系を目指した初の市地域公共交通計画案を策定されました。この中で、市は昨年8月から11月にかけて、潮見地区で行った予約制のオンデマンドバスどこバスの実証実験を22年度まで延長し、最終年度に本格導入するかを決めるとしております。実験前は高齢者の方々がスマホや電話で予約ができるか、心配する声もありましたが、昨年4か月間の実績では合計959人で1日平均7.86人の利用があったとされております。この数字は市としては予想以上だったのか、それとも予想以下だったのか、どのように分析しているのかお伺いいたします。また、どこバス利用者への電話アンケートの結果を見ると、路線バスよりどこバスが便利という声が85.2%と大変高い数字が出ており、利用された方には好評だったことがうかがえます。市内の総合病院もかつては無料の患者送迎バスを運行していましたが今はやめてしまったため、地域によっては、「バスを乗り継がなくては通院ができず、金銭的にも時間的にも大変になってしまい、やむなく通院の回数を減らしている。一日も早く自分の地域でもどこバスを利用できるようにしてほしい」との声も頂いております。アンケートでも改善してほしいことのトップが運行エリアの拡大となっており、市としてもエリアを拡大して実証実験に取り組みたいとありますが、今後の実験の取り組み方をお伺いいたします。また、高齢者や子供、障がい者は割引にしてほしいとの声もあり、本格運行の際はぜひ検討していただきたいと思いますが、市の見解をお伺いいたします。次に、デジタル化の運用についてお伺いします。これからはポストコロナも見据え、新しい社会の実現を目指していかなければなりません。昨年のコロナ感染拡大の中、日本全体としてデジタル化の遅れを浮き彫りにしたのは、全ての人に一律10万円を支給した特別定額給付金のときでした。当市は職員の皆様のまさに不眠不休の御尽力で全道的にも非常に早い給付が行われ、市民の皆様に大変喜んでいただきました。それは当市においては手書きの申請書が多かったことが幸いしました。密を避けるためのオンライン申請がシステムのトラブルもありうまくいかず、郵送による申請よりもオンライン申請のほうが給付が遅滞する自治体も全国的に多く見受けられましたし、様々なオンライン申請の欠陥が露呈していました。真に豊かで便利な社会構築のためには、社会のデジタル化の円滑な運用が課題であることは共通の認識となりました。そこで政府は昨年11月に我が党のデジタル庁創設の提案を受け、デジタル機器の利用をサポートするデジタル活用支援員を全国に広げていく必要があるとしました。デジタル機器の操作が苦手な方に対して、身近な支え手を手厚くし、行政サービス全体の質の向上につなげていくことが大切であると考えます。例えば、まだまだマイナンバーカードの申請は進めなければなりません。しかし、申請そのものや受取り時のパスワードの設定など、これは現在教えてくれているように、デジタル機器の操作には支援員さんが必要です。当市におけるデジタル化支援への対応状況とその先にある市民サービスへの反映などの計画を伺います。また、マイナンバーカードの普及と活用の検討が市ではどのように進められているのか、現在までの検討状況と今後の予定、計画についてお伺いします。次に、冬季対策として、効率的な除雪体制の確保についてお伺いします。近年は降雪量が少なく除雪体制にはゆとりがあったようです。しかし、高齢の方が年々増加していく中、いつも悩まされるのは大型ショベルで除雪した後の間口に残された雪の除雪です。時間がたつにつれ固くなって厄介です。そんな中、美幌町では昨年令和2年度から個別間口の除雪が大型除雪車と小型除雪車をセットでの運用がついに開始されました。2年前にエリアを決めて実証実験し、その結果について町民のアンケートも集計した結果、待ちに待った個別間口除雪が実現したのです。町民大歓迎のサービスですが、作業の開始する時間帯は早まり、朝の3時開始だったのが深夜12時から朝6時までの間にやるそうです。これは様々な課題なども考慮されての決断だったと思うのですが、高齢となった多くの網走市民の皆さんも個別間口除雪について取り組んでもらえないかと思っています。この美幌町の取組を機に、まず当市でも本事業を財政面からも、また具体的に人員確保なども含め、実証実験など研究・検討していただきたいと思いますが、今後も高齢化が進む当市の除雪対応の方向性を伺います。次に、廃棄物処理についてお伺いします。当市の最終処分場の延命を図るため、大空町の焼却施設で紙おむつ等を減容化するとのことでした。おむつ類は今も大人用が増加傾向です。そこで当市の最終処分場を考えたとき、大空町と連携し焼却処分できるものは共同で使用させてもらうことは大変有効であると認識しています。このごみの問題は、将来的には人口の減少・高齢化も待っていますので、今後分別や焼却について斜網地域全体で連携して焼却場を利用することも必要になってくるのではと考えられます。長期的な広域での連携について展望を伺います。次に、児童虐待防止について伺います。2019年1月の千葉県野田市で女児が虐待で亡くなるという痛ましい事件が発生しました。この事件から令和2年4月より、しつけに名を借りた親などによる体罰の禁止や児童相談所の体制強化などを定める児童福祉法等改正法が施行されました。しかし、現在新型コロナウイルスの影響により、子供の見守り機会が減少し、児童虐待のリスクは高まっています。実際、全国では虐待相談件数は昨年よりも増加傾向にあります。そのため、市町村の要保護児童対策地域協議会が中心となって、子育て支援を行う民間団体等も含めた様々な関係機関と連携し、支援ニーズの高い子供を見守り必要な支援につなげていくことも重要です。当市の認識と取組状況を伺います。次に、教育行政執行についてお伺いいたします。初めに、コミュニティ・スクールの推進についてですが、学校と地域住民が一体となって子供たちを育て、特色ある学校づくりを進めるとの目的で、東地区、西地区、呼人小中学校が平成31年度から、その他の小中学校は平成32年度からスタートして、学校運営協議会を軸として取組を進めているところと認識しております。網走市の場合は既に地域住民との連携、協働体制が構築されていた地域もありスムーズに受け入れられているところと、一方では、協議会はできたが何をしたらいいのかわからないという声も聞いています。現在の進捗状況と取組の中で見えてきた課題、また今後の展望についてお伺いいたします。次に、教職員の働き方改革と部活動の在り方についてお伺いいたします。少子化による児童生徒の減少は年々厳しさを増しており、その中で問題となっているのが部活動の維持が非常に困難になっていることです。特に野球やサッカー、バレーボールなどチームプレーのスポーツが一つの学校だけではチームをつくれず廃部の検討対象になっております。また、顧問の教職員も試合や遠征などで土日も出勤しなければならなくなるため負担が増え、教職員の働き方改革とも相反する状況になってしまいます。こうした状況を解決するため、2017年に教員の働き方改革の一環として制度化されたのが、教員でなくても部活の顧問として技術指導を行うことができる部活動指導員の配置です。市教育委員会もその仕組みを整えることなどにより、全ての教員が子供たち一人一人と向き合う時間の確保に努めるとあります。地域住民と共に子供たちを育てていくというコミュニティ・スクールの取組とも合致する制度だと思いますが、学校現場ではなかなか厳しい状況があるようです。その原因と課題をどのように捉えているのかお伺いいたします。また、部活のために通う学校を変えなくてはならないということは、義務教育期間中は避けなければならないと思います。子供たちがやりたい部活を地元の学校に通いながら伸び伸びやれるようにするためには何が必要なのか。今後ますます少子化が進むことは確実です。学校という枠を超えた市全体としての取組が必要と考えますが、見解をお伺いいたします。いよいよこれからワクチン接種も順を追って始まりますが、完全な感染拡大の収束はいまだ見通せない、気の抜けない状況にあります。その中で、市民の命を守りつつ経済と生活の維持、再建を果たさなくてはなりません。行政の果たすべき役割は大変重いものがあると痛感する毎日ですが、知恵を出し合い、誰もが安心して暮らすことのできる社会へ、希望の方向へ向かっていくことを願い、公明クラブの代表質問を終わらせていただきます。御清聴いただき大変にありがとうございました。
答弁 市長 水谷洋一
-登壇- 公明クラブ、澤谷議員の御質問にお答えをいたします。初めに、市税の減収についてでありますが、市税は令和2年度の当初予算に比べマイナス5億円、10.4%の減と見込んでおります。この減収に呼応する形で、地方交付税と臨時財政対策債が約3億円増加するほか、コロナの影響による税収の減に対する国からの特別な手当として約1億6,000万円を見込んでおり、これにより市税の減収につきましてはおおむねカバーできたところであります。新年度の予算編成に当たりましては、こうした国の財政措置と合わせてふるさと寄附基金の活用により対処をしたところであります。次に、ふるさと寄附基金の見込みと市の財政状況についての見解でありますが、令和2年度のふるさと寄附金の収入見込みといたしましては、今回の議会に7億円追加する補正予算を上程しておりますとおり、20億円を見込んでおります。そのうち、返礼などに係る諸経費を除いた約10億円を積み立てることとしておりますので、今年度の取崩しを行った後の年度末残高は昨年度末よりも約5億円増の20億円となる見込みであります。また、新年度では18億円の寄附金収入を見込んでおり、年度中の積立てと取崩しを行った後の令和3年度末の残高は 23億4,000万円と見込んでおります。次に、市の財政状況についての見解でありますが、令和3年度の予算編成前に策定をした中期財政収支見通しでは、令和6年度までに約31億円が不足をすると見込まれたことから、予算編成に当たりましては、持続的な財政運営が可能になるよう心がけてまいりました。懸案である市債残高も、平成14年度末の534億円をピークに平成31年度末には318億円まで大きく減少いたしました。この中には、市の財政負担を伴わない大型農業施設の整備に係る28億円と、全額が後の普通交付税で措置される臨時財政対策債が75億円含まれており、その分を除きますと実質的な残高で215億円と、ピーク時の4割まで減少してまいりました。また、最近取り組んでいる大型事業は、市の財政負担が伴わない農業施設の整備のほか、郊外地区の光回線整備、保育施設の集約化、道路や河川の改修などは市の実質的な財政負担が大きくならないよう、国の財源手当が手厚い起債メニューを活用し取り組んでいるところであります。特別会計においても、長年の懸案でありました市有財産整備、網走港整備、能取漁港整備の3つの特別会計では、土地売却に向けて企業誘致などに取り組んできたところ、地域産業の活性化に資する形で土地の売却や貸付が大きく進み、平成19年度には市有財産整備特別会計の赤字を解消し、平成31年度末には残る網走港整備特別会計で10億7,000万円、能取漁港整備特別会計では1億9,000万円と、最大91億円あった赤字を12億6,000万円まで圧縮をしてきたところであります。また、近年は外部からの財源を調達することを意識して取り組んでおりまして、ふるさと納税制度により、この6年間で約67億円の寄附を頂戴したことに加え、今年度の郊外地区の光回線整備においても辺地債の活用により、約3億円の新型コロナ感染症対応地方創生臨時交付金を、他のコロナ対策事業に振り向けてまいりました。新型コロナウイルス感染症の影響がいつまで続くのか見通せない状況でありますけれども、当面、財政指標の数値は横ばいで推移しますが、財政状況は徐々に改善していく方向にあるものと見込んでおります。次に、能取漁港整備特別会計の今後についてでありますが、平成11年2月の漁港法改正により、水産関係以外にも売却が可能となり、平成23年度以降、メガソーラー施設の誘致などにより健全化を図ってまいりました。平成29年にはバイオマス発電所の誘致により土地の売却が加速し、令和2年度決算において赤字額が1億9,000万円、売却可能な土地の面積も約6ヘクタールとなる見込みとなっております。今後も企業誘致などにより、土地の売却促進を努めるとともに、令和元年11月に庁内関係各課で検討委員会を立ち上げ、未売却用地の処理や資金不足額の解消などの課題整理と、その対応策について検討を開始しております。引き続き、特別会計の健全化と閉鎖に向けて検討を進めてまいりたいと思います。次に、抗原検査費用助成に係る市民周知についてでありますが、網走厚生病院の御理解と御協力により、1月下旬に導入した抗原定量検査機器を活用し、2月9日から網走市新型コロナウイルス感染症検査事業に伴う検査を開始したところであります。市民周知につきましては、ホームページや新型コロナウイルスに関する網走市からのお知らせに掲載をしておりますが、議員御提案がありましたように、今後も市民の皆様への周知の方法の工夫に努めてまいります。次に、ワクチン接種体制の検討状況とスケジュールについてでありますが、当市では令和3年2月8日に網走市新型コロナウイルスワクチン接種推進室を設置し、国が示している内容に基づきワクチンの供給体制が整い次第、速やかに接種を開始できるよう体制整備を進めております。令和2年12月18日に第1回目の自治体説明会が行われ、以降、健康推進課において4月から接種を開始できるようシステムの改修、接種券の印刷や発送準備、会場の確保、医療従事者への協力依頼等の準備を進めてきたところであります。また、かねてから網走医師会や網走保健所と協議をしてまいりましたが、2月11日には市内医療機関の医師、看護師、網走保健所、市による協議会を開催をし、医療従事者等に対する接種の方法や日程を協議するとともに、市民に対する接種に伴う網走市の考え方をお示しをしたところであります。医療従事者等に対する接種は、今週一部の病院で開始をされておりますが、接種方法は病院による自院接種と市内施設を会場とした集団接種の併用となります。また、国のワクチン供給状況によって遅れが生じることも想定されますが、65歳以上に対する接種は4月下旬に開始、一般に対する接種は6月上旬に開始することで準備を進めており、接種券の発送につきましては、65歳以上が4月上旬、一般が5月中旬の予定であります。高齢者用の優先接種ワクチンの供給についてですが、本日これに係る報道がなされ、北海道に確認をしたところ、北海道に22箱が国から配分され、そのうち二次医療圏ごとに1箱ずつ割り当てられることとし、当市は北網地区が二次医療圏であること、また感染者の発生状況などから、5日の週から19の週にかけての2回接種500人分の1箱の割当てに当市は該当いたしません。一方、26日の週に再度割当てについて、179箱が配送予定について今後検討対応があるものと伺っておりますことから、まだ何も確定はしておりませんが、当市といたしましては予定どおり、4月下旬の接種開始に向け準備を整えてまいりたいと考えております。接種方法につきましては、エコーセンターや旧ウエスタン等を会場とした集団接種を基本といたしますが、仕事の都合で平日の来場が難しい市民を想定した休日、夜間における接種、また、かかりつけ医の接種を希望する市民への対応としての個別接種、さらには施設入所者等で来場できない市民への対応として巡回接種による対応を医療機関と調整しているところであり、実施に当たりましては、集団、個別、巡回接種の併用による柔軟な体制を構築し取り組んでまいります。なお、集団接種で予診やワクチン接種を担当する医療従事者の確保につきましては、市内医療機関の御理解と御協力によりめどが立っている状況にあります。また、アナフィラキシーショック等への対応といたしましては、集団接種会場で予診を担当する医師との連携、さらには簡易ベッドの配備、そして救急隊員の配置を行います。引き続き、網走医師会や医療機関と協議を進め、できるだけ多くの市民に接種いただけるよう、安心・安全な体制づくりに努めてまいります。次に、新型コロナウイルスワクチン接種に関する情報の市民への事前周知についてでありますが、ワクチン接種につきましては、発症予防、感染予防、重症化予防、さらには感染症の蔓延防止を図る観点から有効であると認識をしております。一方、接種部位の腫れや痛み、発熱・頭痛、アナフィラキシーショック等の副反応があるため、接種を判断する上で安全性や有効性及び副反応などの情報発信が重要であると考えております。ワクチン接種につきましては、任意の接種でありますが、市民の皆様にはしっかりとした情報提供を行い、接種による効果と副反応のリスクの双方を御理解いただき、接種の勧奨をいたしたいと考えております。また、接種に伴う厚生労働省から副反応が疑われる事例に関する報告が出ておりますが、市といたしましては、市民の皆様が安心して接種できるよう、市ホームページをはじめ様々な媒体を活用し、ワクチン接種に関連した情報をわかりやすい表現で発信をしてまいりたいと考えております。次に、ワクチン接種に取り組むに当たってでありますが、ワクチン接種につきましては16歳以上の全国民を対象とし、新型コロナウイルス感染症の発症予防、感染予防、重症化予防、さらには蔓延防止予防の効果が期待をされています。また、個人の体質や体調により、接種を希望されても受けられないケースがあると考えられますが、多くの市民が接種をすることで医療機関の負担軽減と社会経済活動の再開につながるものと考えております。ワクチン接種体制の構築は、国の指示に基づき市町村が実施主体となって行うものであり、当市におきましては2月8日に新型コロナウイルスワクチン接種推進室を立ち上げ、準備を本格化したところであります。ワクチンにつきましては2月14日にファイザー社製が薬事承認をされ、2月17日には医療従事者に対する先行接種が開始されたところでありますが、当市では今週一部の医療従事者に対する接種が始まっており、4月下旬以降は高齢者、施設従事者、基礎疾患を有する方、一般市民を対象として段階的に接種を開始すべく準備を進めております。接種に当たりましては、医療従事者の協力体制が大きな課題でありましたが、2月11日に市内医療機関の医師、看護師の皆様にお集まりを頂き、網走市の考え方をお示ししたところ、ある程度のめどが立ったところであります。接種方法につきましては、集団接種を基本として考えておりますが、個別、巡回など併用して柔軟な体制に取り組んでまいります。現時点では、ワクチン供給に不明な点がありますが、国のワクチン供給スケジュール等を注視しながら、接種を希望される市民の皆様には速やかに接種いただけるよう全庁体制で実施体制の確保に努めてまいります。次に、雇用情勢についてでありますが、総務省の労働力調査によりますと、全国の12月の完全失業者数は194万人、前年同月比で49万人の増加で11か月連続の増加、完全失業率は2.9%で、前月と同率となっております。また、同じく12月の産業別就業者数の前年同月は、宿泊業・飲食サービス業の減少が最も多くマイナス29万人、次に卸売業・小売業のマイナス22万人となっており、注意が必要な状況となっております。なお、こうした調査は市内の状況において公表されていないため、具体的な数値は把握できませんが、ハローワーク網走との意見交換の中で、新型コロナウイルス感染症の影響により失業者が急増している状況にはないと伺っております。また、北海道労働局、ハローワーク網走では、雇用の維持、再就職、中途採用など雇用に関する様々な助成制度が用意をされ、北海道では新型コロナウイルス感染拡大に伴う離職者支援として、人手不足が深刻な異業種に転換した場合、就職した方と雇用した企業に対し奨励金30万円を支給する取組もあります。市といたしましては、ハローワーク、商工会議所など関係機関との情報交換、情報共有に努め、雇用情勢に注視しつつ、市内企業のPR、新規学校卒業者や高齢者向けの合同企業説明会の開催、企業における人材育成、職場環境の改善などを促進し、雇用のマッチングに努めてまいりたいと存じます。また、市の問合せにつきましては、引き続き、国、道の制度も含め、各種制度の御案内や支援窓口を御紹介させていただくとともに、市内の関係機関との情報共有、意見交換に努め、必要な取組を進めてまいります。生活不安などの影響によるDV等の当市の状況と対策についてでありますが、市に寄せられたDVの相談件数につきましては、令和2年4月から令和3年1月で11件となっており、前年同期と比較で2件増加、また、虐待に伴う北見児童相談所への相談、通告件数は令和2年4月から11月で24件となっており、前年同期との比較で3件減少しておりますが、いずれも新型コロナウイルス感染症の影響による相談ではないとのことであります。自殺件数でありますが、こちらは厚生労働省が公表する暫定的な数値であるため、前年同期との比較は単純にはできませんが、令和2年1月から12月までの人数は6名とされ、前年同期との比較で3名減少しております。当市におけるDVや虐待の相談につきましては、女性相談員の配置や家庭児童相談室の設置により対応しておりますが、相談内容は多岐にわたるため、保健センターや教育委員会をはじめ、庁内関連部署との情報共有を行っているところであります。また、緊急を要する事例につきましては、警察が介入できる体制を構築するとともに、対応に当たっては関係機関と連携した取組が重要になるため、専門機関へのつなぎや要保護児童対策地域協議会における協議を行っておりますが、これらの問題は表面化しにくい場合もあるため、早期発見、早期対応に向けて、関係機関とのさらなる連携強化に努めてまいります。次に、新年度の開業医誘致の取組についてでありますが、当市における医療に伴う課題につきましては、医療従事者の確保をはじめ医師の高齢化等に伴う医療機関の確保、さらには休日等における救急医療体制の構築が挙げられます。こうした中、令和2年度におきましては、新たに2件のクリニックが開業したところであり、市内における医療提供体制の充実は市民の安心・安全につながるものと考えております。市といたしましては、今後も積極的に開業医の誘致を進めてまいります。次に、泌尿器科の再開の進捗状況ですが、平成25年4月以降診療体制が縮小されていた市内公的病院の泌尿器科につきましては、常勤医師の確保及び手術を含めた治療可能な医療提供体制を構築するため、これまで大学医局をはじめとする関係機関と協議を進めてまいりましたが、このたび医師の確保に至ったことから、本年4月から泌尿器科の通常診療が再開されることとなりました。次に、精神に障がいがある方への支援についてでありますが、身体障害者手帳や療育手帳を所有する方と比べ、公共交通機関の割引が適用されないなどの違いがあることは承知をしております。一方、身体・知的・精神の3障がいある方に対する相談支援やサービス提供に関しましては、一元的に行われるものであり、実質的な格差はないものと認識しておりますが、精神障がいに対する理解は身体・知的障がいと比べ進んでいないため、就労や地域における生活の中で様々な不安を抱えている当事者や家族がおられることも事実であると思っております。こうした中、国は、精神障がい者が地域の一員として安心して自分らしい暮らしができるよう、医療、障がい福祉、介護、社会参加、住まい、地域の助け合い、教育が包括的に確保された精神障がいにも対応した地域包括ケアシステムの構築を目指すことを新たな理念として明確にしております。当市におきましても、精神障がいにも対応した地域包括ケアシステムの確立について、網走市障がい者福祉計画の中で具体的な施策を掲げ、支援体制の充実と障がいに対する理解促進を図ってまいりたいと考えております。次に、基幹相談支援センターについてでありますが、これまで1市4町との広域設置に向けた自治体間による協議を重ねるとともに、相談支援を担う事業所を加え、基幹相談支援センターが担う業務の意見交換を行い、2月末時点で設置に伴う方向性が整ったところであります。基幹相談支援センターにつきましては、斜網地域で一般相談業務を受託した経験があり、かつ相談支援の経験が豊富な相談支援専門員が在籍する法人への委託を考えており、また、生活上の様々な相談業務に対応するため、配置する3名の相談員を中心として関係機関との連携体制を構築してまいりたいと考えております。今後のスケジュールにつきましては、3月末までに委託先法人を決定し、令和3年度の早い段階で基幹相談支援センターを開設をいたします。次に、もち麦についてでございますが、もち麦は健康志向の高まりからニーズが高く、ジャガイモシロシストセンチュウによりバランスの崩れている輪作体系を確立するためにも有効な作物と認識をしており、このもち麦を含めた多くの品種の麦類を受け入れる乾燥調製貯蔵施設を新たに整備したところであります。これまでの間、実需者と品質についての協議がなされておりますが、取引量も含め令和4年度以降についてJA側との意見の折り合いがついていないところでもあります。市といたしましては、令和3年度より関係機関とともに品種改良に向けた試験栽培を行っていくことを含め、JA、実需者との調整について、改めて進めてまいりたいと考えております。次に、ジャガイモシロシストセンチュウについてでありますが、防除の進捗状況につきましては平成29年度から令和元年度までの3か年で緊急防除の結果、ジャガイモシロシストセンチュウが検出限界以下とならなかった圃場や令和元年度に新たに確認された約270ヘクタールのうち、令和2年度は約100ヘクタールで対抗植物の植栽による緊急防除が行われ、本年度においては約63ヘクタールが検出限界以下となり、防除も約79%と高い効果が出ております。長い防除期間による予想される影響につきましては、ジャガイモシロシストセンチュウが確認をされ、緊急防除が長期にわたることで適正な輪作体系が崩れ、作物の過作や連作障害、さらにはほかの重要病害虫の発生も懸念をされるところであります。このため、今後も国・道・農業団体・関係機関と連携を図り、まずはジャガイモシロシストセンチュウ緊急防除の迅速な実施、防除を完了した圃場のフォローアップ調査、検出限界以下となった圃場における抵抗性品種の作付の徹底、蔓延防止措置など適切に取組を進めてまいりたいと考えております。次に、網走湖の水質の改善に対する市としての今後の取組と見解でありますが、シジミ資源の減少状況に対する危機感から、平成30年3月に市と関係機関により、網走湖ヤマトシジミ資源対策検討会を設置し、シジミ資源の安定化に向けた検討を行っており、議論の結果、シジミの産卵のためには湖内の塩分濃度を上げて、シジミに好適な環境を創出することが必要であると確認をされています。現在、湖内塩分濃度も以前と比較して改善されているところですが、湖内の塩分濃度を上げることにより、アオコの発生確率が上昇するため、サケ・マスなどの有用水産生物に影響を与えることが懸念をされています。この問題につきましては、漁業関係機関とともに国と協議・検討を進めてきており、この結果、昨年12月に国により網走湖汽水環境保全方策検討委員会が設置をされ、網走湖の水環境の改善に向けた総合的な検討が開始をされており、地元としても大きな期待を寄せているところであります。当市といたしましては、網走湖ヤマトシジミ資源対策検討会において、引き続き協議・検討を行うとともに、減少したシジミ資源の積極的な増大に向け、関係機関とともに人工種苗による資源増大について取り組んでまいります。次に、港内斜路の適正な管理の取組についてでありますが、近年、操縦免許が不要なゴムボートが手軽に釣りを楽しめる手段として急速に普及をしており、当市においても、秋サケ釣りを目的とした港湾内の斜路や航路の利用が急増しております。港湾内の斜路は専用許可により網走漁協が通年で使用している施設になりますが、漁業活動に影響のない範囲で一般の釣り客等も利用してきたところであります。しかしながら、安全に対する認識不足、ルールやマナーが守られていないゴムボート利用者が見受けられ、昨年はゴムボートの転覆事故、夜間の無灯火航行による漁船とのニアミスなどが発生し、網走漁協からも漁業活動の支障とならないよう、安全対策の強化の依頼があったところであります。市といたしましては、港湾内の航路の安全確保は最重要事項として認識をしており、このことからゴムボートの出入りを目的として利用されている斜路に固定式のバリケードを設置し、使用の制限ができるようにするものであります。今後も警察や海保、漁業団体などの関係機関と連携し、港湾内の安全確保、斜路や航路の適正な利用に当たっての啓発の取組を進めてまいります。次に、アドベンチャーツーリズムについてでありますが、本年開催予定のアドベンチャートラベル・ワールドサミット期間中に道内各地で開催される体験ツアーに、市内事業者が造成し応募した網走湖を活用したカヤックメニューが、全道30コースのうちの一つとして採択をされました。これによりまして、網走のカヤックが全世界のアドベンチャートラベルを取り扱うエージェントへ紹介されることとなり、欧米圏などからの新たなインバウンド集客が期待できるものと考えております。ATWS、アドベンチャートラベル・ワールドサミット開催期間中には、旅行会社、メディア、アウトドアメーカー、観光局、観光協会、ガイドなど、約60か国から800人ほどの関係者が参加し、各地でのアドベンチャーツーリズム体験や旅行会社との商談会、セミナー、ワークショップなども開催されるとのことでありますので、観光協会や観光事業者と連携し、情報発信やPR活動を行ってまいりたいと考えております。次に、ポストコロナを見据えた今後の観光施策についてでありますが、アフターコロナにおいては、新しい生活様式に対応した観光施策として、どういった客層を誘客し、情報発信をするかなど、これまでの取組とは違った切り口で取り組んでいかなければならないものと考えております。まずはコロナの影響により変化した顧客・市場・客層について、マーケティングの結果を分析し、地域の優位性を生かした的確な誘客に取り組むとともに、LCCの就航を契機にさらなる広域観光の振興に取り組む必要があると考えております。さらには、コロナ禍の観光再生のために、デジタルトランスフォーメーションの推進による観光サービスの変革と新たな観光需要の創出でありますので、デジタル技術やデータを活用した観光のビジネスの創出の可能性、情報発信の取組について検討してまいります。次に、LCC就航による誘客の見込みでありますが、本年2月からのピーチ・アビエーション、成田女満別線の新規就航を記念し、北見市と連携して往復同路線を利用した網走市内・北見市内への宿泊に助成を行い、まずは首都圏における路線の認知度の向上と定着を図る取組を行っております。また、女満別空港圏域からの利用を促進するため、網走市民が当該路線を利用した首都圏の宿泊にも助成し、路線の早期定着に取り組んでおります。今後、LCCを誘客促進の新たなツールとして活用するために、道内で先行して就航している他空港圏域や北海道エアポートとの連携を密にし、新たな客層に向けたコンテンツ開発、受入環境整備、情報発信に努めてまいります。なお、ピーチ・アビエーションは就航路線の搭乗者数を公表しておりませんが、仮に搭乗率を80%と想定いたしますと、ピーチが使用する機材の座席数は180席でありますので、年間搭乗者数は10万4,000人、女満別空港圏域の来訪者は5万2,000人程度と考えております。LCCの顧客の特徴に対応したPRの実施や、観光資源の開発を行い、当市への誘客を促進することで地域経済の活性化を図ってまいりたいと思います。次に、LCC航空運賃助成による利用促進と移住への今後の対応策とのお話でありますが、昨年1月より、北海道エアポートによる空港ビル施設事業が開始をされ、本年3月1日から空港運営事業が開始をされました。女満別空港の運営に当たりましては、北海道エアポートが女満別空港運営に関する協議会を設立し、路線拡大や空港機能の充実強化、利用促進に向け、地域と運営会社が綿密な連携を図ることと併せて取り組んでおります。また、議員から御提案のありましたLCC就航における東京農大などに対するアプローチを、網走市がそのかけ橋となって取り組んでまいりたいと存じます。次に、オンデマンドバス実証実験についてでありますが、議員お話のとおり、4か月の運行で利用者は959人、1日平均7.86人となったところであります。利用者数につきましては、既存路線バスの乗降状況、実証実験の運行期間、時間、エリアを踏まえ、1日当たり14人と想定をしておりました。新型コロナウイルス感染症の拡大による外出控えの影響もあり、この数字には届いていない状況でありますが、8月から11月の運行期間中は、一貫して利用者が増え、11月には1日当たり9.93人に達しており、このまま運行期間を延長した場合にはさらに利用が増えたものと考えております。新年度に予定している実証実験では、運行エリアは昨年実施した高台地区に加え、南東南西地区、北東北西地区、台町、桂町、錦町、海岸町、向陽ヶ丘、緑町、新町、大曲の丁目地区、天都山の一部とし、運行期間は6月から3月までの10か月間、運行時間は9時から16時まで、運行台数は5台として取り組んでまいります。引き続き、網走バスをはじめ関係機関との連携を図りながら、今年度実施をした町内会、老人クラブなどを対象にした説明会の開催などに取り組むとともに、割引制度についても検討をしてまいります。次に、当市のデジタル化支援の対応状況についてでありますが、高齢者や障がい者等がICTの進展に取り残されないようにするためには、お住まいから地理的に近い場所で心理的に近い身近な人からICTを学べる環境が必要であることから、国ではデジタル活用支援員の仕組みが検討されております。また、デジタル活用支援員の担い手や実施体制を検討するため、総務省では令和2年度、デジタル活用支援員推進事業・地域実証事業が実施をされました。特に、ICTに不慣れといわれる高齢者にとりましても、インターネットの活用は生活の利便性向上につながることが考えられますので、老人クラブやふれあいの家などの機会を利用した講座の開催を検討するほか、ICT機器を利活用することで市民生活にどのような恩恵を受けることができるのか、実証実験の結果を踏まえて、民間人材を活用するなどの検討をしてまいりたいと存じます。次に、マイナンバーカード活用の利用状況と今後の予定の計画でありますが、市では国の動きと連動し、マイナンバーカード交付円滑化計画に基づき、土日・夜間における交付窓口の開設や市民への周知・広報の実施により、令和4年度までにカードを保有できるようカード取得の推進に取り組むほか、マイナポイントを利用するための必要となるマイキーIDの設定のために来庁された市民に対する支援体制を整えておりますが、普及と活用についてさらに周知をしてまいります。個人情報漏えいに対する対策やデータを取り扱う通信機器など必要な設備の選択や、運用に係る費用などの課題を解決し、マイナンバーカードを利用したコンビニなどの各種証明書の取得、自動発行機を用いた窓口申請手続などの住民サービスの向上に資する取組を進めてまいります。次に、当市の除雪対応の方向性についてでありますが、現在道路除雪後に間口に残る雪の処理は市民の皆様に御協力を頂いておりますが、近年は暖冬になる傾向が強まっており、湿った重い雪を除雪しなければならない場合があるなど、大変な御苦労をおかけをしていると認識をしております。当市では、御自身で除雪を行うことが困難である高齢者のみの世帯等を対象として、市が費用の一部を負担し、町内会や民間事業者へ除雪を委託することができるサービスを提供しております。こうした取組に代わるものとして、道路除雪と併せて市が間口に残る雪を除雪するには、作業機械や人員の確保を含めた除雪体制の拡充、それに伴う経費の増加、除雪した雪の一時堆積場所の確保など、様々な課題があると認識をしております。先行自治体と同様の対応が可能であるか、取組事例を参考としながら研究してまいりますが、道路除雪においては交通の確保が最優先でありますので、高齢化の進展に伴う地域内の除雪の在り方に関して、行政のみならず地域社会全体で考えなければならない課題であると、このように認識をしているところでございます。次に、ごみ処理の広域連携についてでありますが、令和3年度におきましては、現在の枠組みに斜里郡3町を加え、1市4町での定住自立圏域の拡大に向け取り組むこととしております。2月に斜網1市4町の広域処理に向けた市長、町長会議を開催いたしましたが、この中で、大空町が更新を計画している中間処理施設について、美幌町も含め斜網地区で広域利用ができないかとの提案があり、今後、広域連携による廃棄物処理について検討を進めていくこととしております。今後の計画策定に当たりましては、広域処理も含めた中間処理に向けての検討を進めていくとともに、資源の再生利用を進めながら、当市の目標であるゼロエミッションを目指したごみ処理を行ってまいりたいと考えております。次に、児童虐待防止への認識と当市の取組の状況についてでありますが、要保護児童対策地域協議会におきまして、令和元年度11事例22回、令和2年度2月末で13事例13回の個別ケース検討会を開催をしております。協議会の参集機関といたしましては、北見児童相談所、児童施設、小学校、中学校の担当者を基本とし、事例によっては対象となる児童に関係する機関を招集し、幅広い情報共有や児童の見守りと支援体制の役割分担を担っております。また、北見児童相談所に相談・通告があった網走市の児童数については、令和元年度で42件98名、令和2年度で11月末で24件49名となっております。コロナ禍による増加は見受けられませんが、重要とされるのは件数ではなく、その家庭が抱える問題の深さであると認識をしております。子供の発達やDV、さらには保護者自身も幼少期に虐待を受けていた事例など、多様な問題が複合的・連鎖的な場合がほとんどであるため、様々な関係機関と連携し、家庭に寄り添っていくことが重要であると、このように考えているところであります。
答弁 教育長 三島正昭(教育長は2021年3月まで)
-登壇- 教育委員会の関係について、お答えをいたします。コミュニティ・スクールについてでありますが、昨年度と今年度の2か年で、市内全ての学校において学校運営協議会が設置され、各協議会におきまして現在まで数回の会議が開催をされております。会議の中で、校長からは学校経営の重点目標や教育活動の説明がなされ、また地域の委員の方々からは学校運営協議会としての活動について意見交換がされております。学校規模、立地環境が多様である当市の小中学校は、それぞれの学校が児童生徒の実態や地域の環境に応じて特色ある教育活動を展開していることから、地域と学校の目標やビジョンの共有が重要であると考えております。そして、それをどのように具体的な活動にしていくか、それが課題だというふうに捉えております。今後につきましても、9年間でどのような子供たちを育てるのか、地域でどのような教育を実現していくのかについて、地域と学校が一体となった特色ある学校づくりを、他市町村の取組事例も参考にしながら推進してまいりたいと考えております。次に、部活動指導員についてでありますが、学校の働き方改革や少子化による児童生徒数の減少などにより、学校規模が縮小等する中で、教職員の部活動指導に係る負担が増えている現状を踏まえまして、教職員の負担軽減と児童生徒の学びの充実の両面から部活動指導員等の地域の人材の活用が必要であるというふうに考えております。部活動指導員の任用・配置に当たりましては、学校教育について理解し、適切な指導を行うために部活動の位置づけや教育的意義、安全の確保や服務を遵守することなどに関する研修の実施を行わなければならないこととなっております。また、部活動指導員の導入に当たりましては、学校が求める部活動の活動時間に合った人材の確保が全道各地の状況におきましても課題となっておりまして、ほっかいどう部活動サポーターバンクの活用や地域クラブなど関係団体との情報交換など、様々な方法を検討してまいりたいと考えております。次に、部活動における市全体としての取組についてでございますが、今後の部活動の在り方としては、地域クラブへの移行や地域との連携・分担、複数の学校による合同部活動の実施など、地域で部活動に代わり得る質の高い活動の機会を確保できる体制を整える取組が重要であると考えております。こうしたことから、現在国が進めようとしております地域移行の取組や部活動指導員制度の構築など、学校や競技団体などの関係団体と人材の確保などにつきまして議論を進めながら、持続可能な部活動の体制づくりに取り組んでまいりたいと考えております。