網走市議会 令和2年第1回定例会 2020年3月11日
市政執行方針並びに教育行政方針について
2020年3月11日、網走市議会の一般質問で、永本浩子議員が「市政執行方針並びに教育行政方針について」質問し、市長 水谷洋一、教育長 三島正昭が答弁しました。
- 質問者
- 永本浩子 議員
- 答弁者
- 市長 水谷洋一、教育長 三島正昭
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 永本浩子
-登壇- おはようございます。公明クラブの永本浩子でございます。質問に先立ちまして、新型コロナウイルスの感染によって亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、今なお治療中の皆様にお見舞い申し上げ、一日も早い収束を祈るばかりでございます。また本日は、東日本大震災から丸9年、改めて犠牲になられた皆様に哀悼の意を表するとともに、復興に尽力されている皆様に心からエールを送りたいと思います。それでは、公明クラブを代表いたしまして、市政執行方針並びに教育行政方針について質問をさせていただきます。初めに、市政を取り巻く環境ですが、世界に目を向けると、平成から令和に変わった初めての新春は1月3日アメリカがイランの英雄的将軍を殺害し、その報復としてイランが米軍基地を弾道ミサイルで攻撃、あわや戦争に突入かと世界に緊張が走りました。幸い両国間での自制により最悪の事態は回避されましたが、今度は新型コロナウイルスの感染が世界中に拡大し、いまだに収束のめどが立っておりません。昨日の時点で世界の感染者は11万人を超え、日本もクルーズ船を除くと567人が感染、12名が亡くなっておられます。そのうち北海道内は108人と全国で最も多いことから、国に先駆けて全小中学校の臨時休校と緊急事態宣言が発表されたところです。いっときは、網走でも1人感染者が出たという話がまことしやかに流れましたが、市民が風評などで混乱しないよう、正しい情報の発信と冷静な対応が求められるところです。また、臨時休校を受けて、ひとり親家庭や共働き家庭など、預けることができない子供の受入れ態勢の整備と周知、使えなくなった給食の食材を販売する自治体もあり、迅速な対応をお願いいたします。免疫力の低下している高齢者や感染リスクの高い観光業やバス、タクシー、医療や介護関係者などへの感染予防の徹底が重要になってまいりますが、マスクやアルコール消毒液の不足は解消されておりません。今後の情報発信と対応については、どのようにお考えでしょうか。また、網走市の景気動向としては、昨年の第2四半期で5期連続のマイナス水準から、やっとプラスに転じたところでしたが、昨年からの韓国との外交問題に加え、今回の新型コロナウイルスの影響で網走の経済に与える打撃が非常に心配されるところです。市として、新型コロナウイルスによる経済的な影響は現状ではどれくらい出ているのか、今後どれくらいの影響が出ると予想されるのか。国や道と連携を密にして、次々と打ち出される対応策を素早くキャッチして活用することを求めますが、市の分析と対応策をお伺いいたします。また世界では、異常気象による深刻な被害が相次いでおります。昨年もヨーロッパやインドが記録的な熱波に見舞われ、日本各地でも猛烈な台風や集中豪雨による水害が発生いたしました。気候変動は単なる環境問題にとどまるものではなく、地球上に生きる全ての人々と将来の世代への脅威となっており、貧困や飢餓の根絶をはじめとするSDGsの取組を土台から崩しかねないものとなっております。そこで大事な点は、負の連鎖を止めるだけでなく建設的な行動を起こすことが大切だと思います。SDGsの17の目標の達成期限である2030年までの10年間は行動の10年と言われております。スウェーデンの高校生グレタさんが始めた気候変動の対策強化を訴えたストライキが発端となり、世界185カ国760万人の若者が立ち上がり、ユース気候サミットにつながりました。こうした青年たちを中心に、私たち一人一人が自分にできる温暖化対策を行っていく、その行動の先に気候変動から地球を救うことができるのではないでしょうか。自分にできる温暖化対策は何かを市民一人一人が考え、実行できるための啓発や周知、また新庁舎の建て替えにおいても環境問題に配慮し、温室ガスの排出量を実質ゼロにする取組は大変重要になってくると思います。新庁舎も含め気候変動に対する市の見解をお伺いいたします。次に、市の財政状況についてお伺いいたします。令和2年度から新たに地域社会再生事業費が創設され、歳入環境は改善されると見込んでおり、ふるさと納税も好調で2018年度は14億5,000万円の寄附があり、市にとっては大変ありがたいことだと認識しております。また、長年にわたり取り組んできた財政健全化や行政改革推進計画により、市債残高を約200億円減らしたことは高く評価するところです。しかし、令和2年度の一般会計の当初予算231億7,000万円を大きく上回る332億5,000万円の借金が残っているのも事実です。5年後には団塊の世代の皆さんが全員75歳以上の後期高齢者になる2025年を迎え、少子高齢化がますます進むのは必至であり、そのために国も全世代型の社会保障制度を整備し、幼児教育・保育の無償化や高等教育の無償化がスタートしたところですが、市の財政状況と今後の見通しについて見解をお伺いいたします。次に、主要施策の保健医療についてお伺いいたします。うれしいことに、昨年から懸案事項となっていた脳血管疾患の急性医療体制ですが、斜網地域の1市4町並びに関係各位の御努力により、無事網走厚生病院に脳神経外科が開設され、本年年頭から診療が開始、この2月から手術もスタートいたしました。市民の命と健康を守る体制ができたと、皆様の御努力に感謝し大いに評価したいと思います。しかしながら、本年に入り、網走の丘総合病院から2月1日より脳神経外科疾患の急性医療体制の縮小及び夜間救急診療の休止、入院医療体制の休止が発表され、市民の間に再び不安が広がっております。網走厚生病院の脳神経外科に救急患者が集中すると、今の医療体制で対応し切れるのか、また現在のベッド数では当然足りなくなるのではないかと思いますが、今後の見通しをお伺いいたします。さらに、網走市の個人病院には後継者がいないところがほとんどであり、地域医療の確保が大きな課題となっておりましたが、開業医誘致推進事業により16年ぶりとなる新規医療機関の開業が決まり、しかも2名の医師を誘致することができ、予算が組まれたところです。大変うれしいことであり、大いに期待するところですが、開業される医師の診療科や開業時期、予定地などお伺いいたします。また、今後の誘致に関する展望など、市の見解をお伺いいたします。次に、発達障がいや知的障がい児の医療についてお伺いいたします。現在発達障がいや知的障がい、精神障がいを持つお子さんを抱えている方は、網走市内に専門病院がないために、ほとんどの方が美幌療育病院にかかっておりますが、予約をとるだけでも半年待ちの状況です。また、より専門的な診療が必要なときは音更町の道立緑ヶ丘病院に行かれるそうですが、長時間の移動はお子さんにとっても、親御さんにとっても大変な負担になります。やっと連れていっても、見知らぬ人にさわられただけでパニックになって暴れてしまうお子さんも多く、障がいの内容によっては北大病院や旭川の病院まで行かなくてはなりません。また、本人がなかなか正しい症状を訴えられないため、大腿骨を骨折していたのに、医師にどこが痛いかを正確に伝えることができず見逃されてしまったというケースも実際に起きています。こういうことを考えると、網走市内にぜひ専門の病院や医師を誘致していただきたいと思いますがいかがでしょうか。また、いよいよ今年の春から5Gの導入がスタートいたします。現行の4Gと比べると通信速度や容量が100倍以上になると言われており、この5Gの導入で最も変わるのが車の自動運転と遠隔医療の実現だとも言われております。この遠隔医療が実現するなら、発達障がいや障がい児の専門医と市内の病院をつないでいただき、長距離の移動をしなくても受診できる体制をつくってもらいたいとのお声もいただいております。将来的な話になると思いますが、ぜひ御検討いただきたいと思いますがいかがでしょうか。次に、いわゆるAYA世代と言われる若い世代のがん患者に寄り添う体制の強化についてお伺いいたします。昨年10月公表されたAYA世代のがん患者の年齢別の割合を見ると、30歳から39歳が40歳未満のがん患者全体の約70%を占めており、男女別では19歳以下では男女に差はないものの20歳から39歳のがん患者の8割は女性という結果でした。特に25歳以降の急増は子宮頸がんと乳がんの増加と考えられ、がん検診の受診率向上が喫緊の課題と言えます。思春期や若者のAYA世代は、ただでさえ将来の不安や恋愛の悩みなどで心が揺れる時代で、進学や就職、恋愛や結婚、出産と数々のライフイベントがある中でがんの治療に向き合わなければならないのは、本人にとっても家族にとっても大変つらいものがあります。昨年3月に閣議決定された第3期がん対策推進基本計画で、AYA世代の患者に適切に対応する体制整備が明記され、国立がん研究センターはAYA世代をサポートするホームページ「AYALife」を立ち上げました。心と体、生活、家族、恋人に関する情報とともに、実際にがんを経験した方たちの体験談も紹介されておりました。実名と写真入りで揺れ動く心情が率直に語られていて、大変感銘を受けました。ここ網走でも人数は少ないかもしれませんが、AYA世代のがん患者は確実にいると思います。そうした方たちに少しでも寄り添い支えていけるよう、市のホームページに治療前に卵子や精子を凍結保存することで妊娠する可能性を残す、妊よう性温存治療など、治療に関する情報や抗がん剤治療で髪の毛が抜けてしまった場合、帽子をかぶったままでも車の免許証の写真として認められるようになったことなど、がん患者を取り巻く環境に関する情報、そして、先ほどの「AYALife」にリンクできるようにしていただければ、身近に接するがん患者が少ない中でも、こうした体験談に触れることで勇気をもらい頑張れるのではないかと思います。市の見解をお伺いいたします。次に、あばしりベジラブル運動についてですが、子供たちの野菜たっぷり給食などの取組はしっかり定着しているものの、市民を巻き込んだ大きな運動にならないまま、少しマンネリ化しているのではないでしょうか。そのマンネリ化を打破し運動を一歩前進させるために、新しい切り口が必要ではないかと考えます。最近の研究でビタミンの一種である葉酸が認知症や心筋梗塞、脳梗塞の予防に効果があることが分かってきました。従来は妊娠前から妊娠初期に接種することで、胎児の二分脊椎などの神経閉塞障害や貧血に効果があると言われていましたが、1998年アメリカが全ての穀物に葉酸添加を義務づけたことで、その翌年から脳卒中が激減し要介護者が減ったことから日本でも研究が進み、葉酸の摂取により血管と脳の細胞に有害なアミノ酸ホモシステインを減らすことが分かり、さらに認知症の方には葉酸が極度に不足していることも明らかになったのです。世界のほとんどの論文においても同様なことが確認されており、若いときからの葉酸摂取とともに心身の健康づくりを行うことで、認知症がかなり予防できるとされています。こうした研究結果をもとに、埼玉県坂戸市では坂戸市葉酸プロジェクトと銘打って、食と健康のプランニングセミナーや葉酸普及講演会を開催し、市民の意識啓蒙や普及に取り組んでおります。また、食を通じた健康づくり応援店の認定や葉酸フェアの開催、婚姻届提出時や母子健康手帳交付時に葉酸米をプレゼントするなど、市民の健康づくりを推進しています。葉酸が多く含まれる食品はホウレンソウやブロッコリー、コマツナなど緑の野菜が多いため、あばしりベジラブル運動と連動させる形で、当市でも取り組んでみてはいかがでしょうか。認知症や脳卒中が減り健康寿命が延びれば、医療費や介護費用の軽減にもつながります。あばしりベジラブル運動の現状をどのように捉え、また今後どのように展開していこうとしているのか、新しい切り口としての葉酸プロジェクトに対する市の見解をお伺いいたします。次に、ピロリ菌の感染検査ですが、補助事業としてスタートして5年目になるかと思いますが、なかなか受診率が上がらないのが悩みの種という現状です。しかし、この補助事業を行っている道内55市町村の中で、室蘭市と登別市の中2受診率は95.9%と極めて高く、その要因として両市とも室蘭医師会と連携して、町を挙げてがん対策に積極的に取り組み、がん撲滅の機運を高めてきたことと医師会の熱意が挙げられておりました。日本ヘリコバクター学会理事長の加藤元嗣氏は、なぜ中学生のうちにピロリ菌を除菌する必要があるかを五つの観点から説明されています。一つは、ピロリ菌の感染は既に病気の状態で、一度ピロリ菌が付くと胃がんだけでなく胃潰瘍やポリープにもなるので、除菌は病気の治療である。二つ目には、若い人ほど除菌効果が高い。成人してから、萎縮性胃炎になっても元には戻らず、小学生だと再感染のリスクや薬の量の調整が必要だが、中学生なら大人の標準量で除菌できる。三つ目に、高校生だと進学しなかったり、辞めてしまう人もいるので、義務教育期間中にやることが大事。四つ目に、中学生だと検診には必ず保護者がついてきて大抵はお母さんで、子供の感染源は母親であることが多いため、一緒に治療できるメリットがある。五つ目に、若いうちに除菌しておくと、将来親になったときに子供への感染を防ぐことができるということでした。胃がんの患者の99%がピロリ菌に感染しており、年をとるほど除菌効果は落ちていきます。こうした専門家のなぜ今なのかを明確に周知しながら、医師会とも連携をとり、受診率アップに取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。続いて、地域福祉についてお伺いいたします。まず高齢者福祉についてですが、本年12月に開設予定の特別養護老人ホームの職員募集のチラシが我が家にも入りました。30室増床するので職員の募集をしていますという内容でしたが、果たして職員が集まるのか、大変心配しております。御存じのとおり、市内の老健施設が経営方針の転換等の理由でたくさんの介護職員が辞めてしまいました。職員のリーダー役として後輩を育て、福祉に情熱を持っていた方や、地域包括ケアシステム構築のため、医療と介護の多職種連携の中心的リーダーだった方も近隣自治体に行ってしまいました。大変な人材の流出で、私だけでなく市も心を痛めているのではないかと思います。せっかく建物が建っても、介護人材を確保できないと満床フルに使うことができません。入所希望者はたくさんいると思います。介護職員の離職防止や定着促進と介護人材の確保について、市はどのようにお考えでしょうか。そして、施設職員よりもさらに厳しいのが、訪問介護のヘルパーさんです。当市でもヘルパーの慢性的な人手不足が続いており、自転車操業の状態だと思いますが、そこにヘルパーの高齢化と自分や配偶者の親の介護がのしかかってくる年代の方が増えて、より一層厳しさに拍車をかけています。こうした現状をどのように捉え打破していくのか、市の見解をお伺いいたします。また、令和2年度からの新規事業として介護要支援者に対する買い物リハビリ事業が始まるということで、大変期待をしております。介護保険制度が始まった翌年の2001年度は、介護費用の総額が4兆3,700億円だったのが、2018年度はとうとう10兆円を超えました。今後どこまで膨らむのか恐ろしい限りですが、だからこそこうした介護予防が大切になってくると思います。希望者を募れば相当な人数になるのではないかと思いますが、スタート時の規模感と今後の展望をお聞かせください。昨年、文教民生委員会で視察してきた通所付添サポート事業は、この買い物リハビリ事業と同じく福祉施設車両の遊休時間体を活用した取り組みですが、違いは活動の主体が福祉施設の職員ではなく住民のボランティアだという点です。元気な高齢者を中心とした住民がサポーターとなって、通いの場に自力参加ができなくなった高齢者を連れ出し、家に閉じ籠もることなく通所を利用できるようにする住民互助の付き添い活動です。この事業のよい点は運転があるため、定年後の男性の参加が増え、男性の地域デビューのよいきっかけとなっていること。どんな人でも1時間以内に完結する無理のない活動を基本にしているため、子育て中のママさんなど若い人の参加もあり、運営の担い手の世代交代が自然とできてくるという点です。網走にもふれあいの家というすばらしいボランティア活動が根付いていますが、担い手の世代交代が課題となっております。こうした取組でスムーズな世代交代ができれば、網走の宝ともいえる地域の支え合いを残していけるのではないでしょうか。また、昨年からスタートした介護支援ボランティア制度も活用して、サポーターとして活躍していただけるといいのではないかと思いますが、市の見解をお伺いいたします。人生100年時代を迎えた今、厚生労働省は介護が必要になる一歩手前の虚弱状態、いわゆるフレイルの人を把握するため、75歳以上を対象とした新たな健診を令和2年度から始めることになっております。現行の質問票に代わるものとして、フレイルの状態になっているかをチェックする後期高齢者の質問票を導入することで、フレイルの早期発見と重症化予防につなげることが目的ですが、そのためには健診後の取組が重要になってくると思います。市としては、これまでも介護予防把握事業として元気生活チェックシートを活用して、支援が必要と判断された高齢者には身体機能の維持改善や口腔機能の改善、栄養の改善などに取り組んできたものと認識しておりますが、新しい質問票の導入で変わるところや新たな活用の仕方など、どのように取り組んでいくのか、お伺いいたします。急速な高齢化に伴い、独り暮らしの高齢者が増え、孤食を防ぐための子供食堂ならぬ大人食堂を開く試みが全国に広がっております。高齢者の居場所づくりの一環として、安価に食事を提供して地域交流を促す場にもなっているようです。東京都は2030年までに、100カ所の大人食堂を創設する方針で、豊島区のフレイル対策センターで行われている大人食堂は、特定非営利活動法人が運営し、週1回1食300円で、開店前から続々と高齢者が集まりおしゃべりと食事を楽しんでいるそうで、今後は多世代との交流拠点にしていく予定とのこと、新潟県三条市では特別養護老人ホームが月1回の子供食堂に併せて大人食堂も行っており、福井県では自宅を改装した定食店が買い物難民や独り暮らしの高齢者に安価な値段で昼食を提供しているそうです。やり方や運営主体は様々ですが、高齢者と子供や若者も交流する多世代交流の場づくりを模索する流れがあるように思います。網走でもこの2月から子供食堂がスタートしましたが、ぜひ大人食堂もつくってほしいとのお声もいただいております。加えて網走は20代、30代の男性と、70代の女性の自殺者が全道、全国と比べて突出して多いことも大きな課題だと思います。その解決のためにも、多世代が気軽に交流できる場づくりを検討していくことが必要なのではないかと思いますがいかがでしょうか。また、高齢者福祉とは少し違いますが、この若者の自殺対策についてお伺いいたします。20代、30代の男性の自殺対策には、やはりSNSを活用した相談体制の構築が必要だと思います。先ほどの多世代型の交流の場に子供の頃から行っていれば、親や学校とは違った相談相手が見つかったり、自分自身がお年寄りの役に立つことで自信と自己肯定感を持てるようになり、長い目で見た自殺防止やひきこもりの防止になりますが、既にひきこもっていたり鬱になっている若者には、SNSを活用した相談体制が効果的ではないでしょうか。網走では北海道いのちの電話の通話料金を負担するという対策をとっておりますが、今の若者は電話で直接話すことが苦手で、電話相談はかなりハードルが高いのではないでしょうか。実際に長野県では、中高生を対象にラインを利用したいじめ・自殺相談を試行した結果、わずか2週間で前年1年間の電話相談の倍以上の相談が寄せられたそうです。網走の相談件数も平成23年度は359件でしたが、平成25年から29年の5年間の平均は年間79件と激減しております。大切な若者の命が失われないよう、ぜひSNSを活用した相談体制を導入していただきたいと思いますが、市の見解をお伺いいたします。次に、障がい者福祉についてお伺いいたします。新聞報道によりますと、来春北見市と美幌町に障がい者の相談拠点が開設されると出ておりました。これは、北見、訓子府、置戸、美幌の1市3町が障がい者に関する相談対応や緊急時の受入れなどを広域で行う地域生活支援拠点を開設するもので、障がい者の高齢化や親の死後を見据えた支援ができるよう、国が地域ごとの設置を求めていたものです。北見市は重度の障がい者を常時支援する日中サービス支援型グループホームを新設し、施設内に総合相談窓口である基幹相談支援センターを設置するとのこと。美幌町は町内の医療機関に委託して、主に医療的ケアが必要な重度の心身障がい者に関する相談に応じるそうです。網走市の障害者福祉計画、ハートプランⅥによりますと、相談支援専門員を配置した「りらいふ」と「きずな」を活用し、計画期間内に基幹相談支援センターの枠組みや機能について検討するとありますが、特に親亡き後の問題は障がい者を抱える親御さんにとっては切実な問題です。しっかりとした相談体制を構築していただきたいと思います。計画期間は令和2年度で満了になると思いますが、具体的にはどのようになったのか、その検討状況をお伺いいたします。また、昨年制定された手話言語条例ですが、長年苦労されてきた聾啞者の皆さんはとても喜んでくださり、私も関わらせていただいた一人として大変うれしく思っております。しかし、制定した後、いかに手話を言語として普及させていくかが最も大事な取組で、私たち議員の手話研修や市民向けの研修など、いろいろ企画していただいていたようですが、昨年は日程的になかなか難しく、実現できなかったのではと理解しております。今後の取組をどのように考えているのか、お伺いいたします。3月8日に、日体大附属高等支援学校の第1回目の卒業式が執り行われました。この日を目指して、初めての卒業生の雇用をどう生み出すのか、市も真剣に取り組んできたところだと思いますが、第1期生の就職状況はどのような結果になったのでしょうか。また、今後2期、3期と続く卒業生の就職先をどのように開拓していくつもりなのか、今後の展望も併せてお伺いいたします。今、公明クラブといたしましては、バイオマス発電所から出る廃熱を活用した事業を、日体大附属高等支援学校の卒業生や市内の障がい者も働けて、東京農大の卒業生が管理研究などの仕事に携われる事業にしていただきたいと強く願っております。市の見解をお伺いいたします。また、北海道障がい者冬季スポーツ大会の開催の誘致とありますが、昨年開催された夏季スポーツ大会に続き、子供たちや市民がパラスポーツに親しむ絶好の機会になるのではないかと期待しております。昨年の夏季大会には、日体大附属高等支援学校や手をつなぐ育成会など、網走から何人くらい出場し、また、どれくらいの方が観戦されたのでしょうか。せっかく続けて冬季大会も誘致できたのですから、一人でも多くの皆様に観戦していただけるように、大会の周知をしっかりお願いしたいと思います。また、こうした機会を通してパラスポーツの魅力を知るとともに、アスリートの皆さんが障がいを乗り越え人知れず努力を重ねてきた、その生きざまを知ることで、子供たちの人間としての成長につながることが大切なことだと思います。幸いなことに、網走には冬季パラリンピックのメダリストとその御両親もいらっしゃいます。メダルをとった当時は様々な形で講演会等が行われたと思いますが、こうした機会を捉えて御本人や御両親の講演会、また、直接お話を聞ける機会などをつくっていただけるといいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。カラーユニバーサルデザインについてお伺いいたします。カラーユニバーサルデザインとは、いろいろな色覚を持つ様々な人に配慮して、なるべく全ての情報が正確に伝わるように、使う人の視点に立ってつくられたデザインを言います。現代の色彩環境はとてもカラフルになっておりますが、これらの色使いは一般の色覚の人の見え方だけを考えてつくられている場合が多く、色弱者が情報を読み取れずに不便を感じるケースが見逃されてきたと言えるのです。NPO法人北海道カラーユニバーサルデザイン機構によりますと、色弱は主に遺伝による先天的なもので、日本人男性の20人に1人、女性では500人に1人の割合で、男性のほうが圧倒的に多く、道内では約14万人の色弱の方がいるそうです。この割合で計算すると、網走にも男性856人、女性89人、合計で945人の方が色弱ということになり、その多さに驚かされます。また、同じ色弱でも色の見え方には個人差があり、赤と緑、水色と淡いピンクの区別がつきづらい人が多いそうで、生まれたときからの見え方なので自分が色弱とわからずに育ち、視覚に関係する仕事の就職試験で初めて自分が色弱だったのだとわかり、わかってみると様々な場面で見づらい思いをしてきたことに気づくことが多いそうです。親も自分の子供がどのように見えているのかなどわかりようがないので、色弱の話を聞いて初めて我が子が色弱だったとわかり、赤と緑の見分けが難しい色弱だと信号が変わっても反応が遅れるなどで叱ってしまったり、親や教師、周りの対応で子供につらい思いをさせていた、それまでのことが全て理解できたとおっしゃるお母さんもおりました。子供の視力は、6歳くらいまでに徐々に発達していくため、乳幼児健診の時点では色弱を正確に判断することが難しいので、就学児の健康診断で色弱の検査と保護者への情報提供を行うことが大切だと思いますが、いかがでしょうか。また最近では、道内でもカラーユニバーサルデザインを導入する企業や自治体も増えており、網走でも小中学校で使う教室やチョークはカラーユニバーサルデザインに配慮したものを使っているそうで安心いたしました。また、網走市のホームページも色弱者が色を見分けやすくなるよう、背景色を選択できるようになっておりますが、市でつくるパンフレットや地図、案内図などの印刷物にも配慮がされているのでしょうか。市職員や教職員の皆さんにもカラーユニバーサルデザインへの理解と周知を図っていくことも大切だと思いますが、いかがでしょうか。新庁舎に関しても、ユニバーサルデザインを取り入れることは決まっているようですので、当然カラーユニバーサルデザインにも配慮した造りになると思っておりますが、いかがでしょうか。東京都足立区では、足立区ユニバーサルデザインのまちづくり条例を制定し、体系的かつ総合的にまちづくりをしていくための推進計画を策定しております。色弱の方のみならず、障がいの有無や年齢、性別、出身の国や地域にかかわらず多様な人々が利用しやすいまちや生活環境の実現を目指しているわけですが、網走市も新庁舎を皮切りに誰一人取り残さない、人に優しいまちづくりを目指していっていただきたいと思いますが、市の見解をお伺いいたします。子育て支援については、昨年10月からスタートした幼児教育・保育の無償化を受けて、開始から1カ月後、全国の公明党議員が一斉に実態調査を行いました。網走でも澤谷議員と手分けをして市内の幼稚園や保育所、また利用する側の保護者の皆さんにアンケートをとらせていただきました。その際、ある幼稚園の先生から、発達障がいなどを持つお子さんは幼稚園にいるときと発達支援センターにいるときとで対応の仕方が違うと不安になったり、パニックになることがあるので、できるだけ同じ対応の仕方をしてあげたいのだが、なかなか施設の方と連携がとれないので、もっと連携がとれるようにしてもらいたいとのお声をいただきました。確かに障がいのあるお子さんは、ちょっとした変化にもうまく対応できないことが多いので、きめの細かい配慮が必要だと思いますが、定期的な連絡会議など持つことはできないでしょうか。現在の連携状況と併せてお伺いいたします。また、妊娠、出産、子育てに関するあらゆる相談にワンストップで対応する待望の子育て世代包括支援センターユカリエが、昨年6月からオープンいたしました。オープンから8カ月ユカリエを利用した方は、どれくらいいるのでしょうか。実際にやってみて見えてきた課題等はあるのでしょうか。また、昨年11月に産後ケア法ともいわれる改正母子保健法が成立し、産後ケア事業の充実が予想されますが、今後の展望と併せてお伺いいたします。ひとり親家庭については、様々な支援が展開されておりますが、この中でも特に経済的支援が18歳で終わってしまうことに多くの方から、18歳から一番お金がかかるのにここで切られてしまうのはつらい、せめて就職するまで延ばしてもらえないだろうかとのお声をいただいております。全世代型社会保障の実施により、高等教育の無償化も本年4月からスタートするので、ひとり親家庭の方はほぼ該当すると思いますので、経済的負担はかなり軽くなると思いますが、網走以外の専門学校や大学に行った場合は学費は無料でも生活費がかかります。ぜひ御検討いただきたいと思いますがいかがでしょうか。続いて、都市基盤についてお伺いいたします。通学路の安全対策とありますが、昨年5月に滋賀県大津市で起きた散歩中の保育園児らが死傷した痛ましい交通事故を受け、国や各自治体が未就学児の事故防止対策を進めています。その一つに、保育所などの施設周辺で運転手に注意を促すキッズゾーンの整備があります。近くに保育施設があることを知らせ、運転手に注意喚起し安全運転や速度の抑制につなげるのが狙いです。キッズゾーンと書かれた標識看板の設置や路面への表示、歩道部分には車の進入を防ぐ車止めポールの整備、子供たちの散歩など園外活動を見守るボランティアはキッズガードと名付けられ、おそろいのジャンパーで活動するなど、各自治体で工夫を凝らして取り組んでおります。網走市も、いせの里保育園など、園児数が多い上に車の交通量が多いのに信号機の設置が難しいなどの課題がありますが、こうしたところも含めて全市的にキッズゾーンの設置を検討すべきだと思いますが、いかがでしょうか。また、除雪に関しては、網走市の除雪は技術が高いと近隣自治体の中でも定評がありますが、昨年から全面民間委託になり、除雪のレベルが維持できるのか、また、運転手の高齢化が進む中、高い技術の継承はできるのかという不安の声もいただいております。市としてはどのような対応をお考えでしょうか。さらに、除雪後に寄せられた硬い雪の塊を何とかしてほしい、歩道に積まれた雪の山で見通しがきかず危険だなど、毎年聞かれる声ですが、年々高齢化が進み切実な問題になってきております。市としても、高齢者を対象とした除雪サービス券や町内会への委託による除排雪事業などを行っているところですが、町内会で対応できているところは現在どれくらいあるのでしょうか。また、生活支援体制整備事業を推進しながら、近隣の助け合いの体制づくりを構築することが急務だと思いますが、地域ごとに抱えている課題も様々で、事業の基盤となる町内会組織自体がないところや崩壊状態のところなど、現状は厳しいものがあると思います。ともかく、できるところから体制づくりを進めながら、あの手この手でやっていくしかないのだと思いますが、市の見解をお伺いいたします。また、効率的な除雪体制を図るとありますが、効率的なとは具体的にどのような体制を考えているのでしょうか、併せてお伺いいたします。公共交通については、会派としても訴えてまいりましたオンデマンドバスの実証実験に取り組むことになり、大いに期待をしております。高齢化が進み、免許を返納せざるを得ない方が増えるのは明確なことですが、少しでも使いやすく効率のよいバスの運行ができれば、利用する側も運行する側も助かります。実証実験の成功を祈るばかりですが、具体的な方法と今後の展望をお伺いいたします。また、課題になるのがバスやタクシーの運転手の確保です。当市が行っている免許証取得費用の半額助成は大変喜ばれておりますが、運転手不足と運転手の高齢化はなかなか解消できていないのが現状です。若者の車離れも影響していると思いますが、女性の運転手にもっと力を入れていただきたいと思います。私が勤める薬局でも、患者さん御指名の一番人気は女性のドライバーさんでした。薬局に着いても、男性ドライバーは車に乗ったままお客さんが気付くまで外で待っている人が多い中、その女性ドライバーは着くとすぐに薬局に入ってきて、中で待っている高齢者のお客さんに優しく声をかけ、さっと荷物を持って背中を支えて車に乗せてくれます。買い物に行っても、荷物を持って一緒に買い物を手伝ってくれると大人気でした。昨年末に開かれた市内バス会社の運転体験会にも、20代から50代の18人が参加し、その中に女性が2人もいたそうです。女性ドライバーが働きやすい環境づくりと女性に特化した支援などを考えてみてはいかがでしょうか。JRに関しては、沿線住民のマイレール意識を醸成するとともに、やはり釧網線を観光資源として、どう生かしていくかが大事なポイントになると思います。世界に誇る雄大な自然をゆっくりと楽しめるという視点で、東南アジアというよりは、もともと列車の旅を楽しむ伝統のあるヨーロッパに釧網線の魅力を発信し、観光客の誘致に力を入れるべきだと思います。網走市が沿線自治体の主導的役割を担いながら推進していっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。女満別空港を含む道内7空港の一括民営化が北海道エアポートに託され、本年からいよいよスタートしましたが、今回の新型コロナウイルスの拡大で厳しいスタートになってしまいました。当市としては、女満別空港に何としてもLCCを誘致して、東京農大の本校の学生や農大生の家族などをはじめ、多くの観光客がもっと安く気軽に網走に来てもらえることを期待しているところだと思います。北海道エアポートは、欧米の航空会社にも路線誘致の働きかけをしているようで、もしヨーロッパからの路線が誘致できれば釧網線との連動も夢ではなくなると思いますが、現状の認識と今後の展望をお伺いいたします。次に、生活安全についてお伺いいたします。昨年末から貸与が始まった緊急告知防災ラジオですが、高齢世帯など緊急時の避難情報をすぐには得られにくい災害弱者の方にとっては、電源が切れていても自動で起動して緊急情報を伝えてくれる、このラジオは市民の命を守る大事な取組だと評価しております。今回は区長、町内会長、民生児童委員にも対象になっております。こうした地域のリーダーという役割を持つ方々にも貸与されたということは、災害時にいち早く正しい情報を得て、地域住民の避難行動をリードするためだと理解しておりますが、今後、地域のリーダーを対象とした防災ラジオを使った避難訓練や、情報を発信する側のラジオ局と市役所が連動した訓練などは計画されているのでしょうか。また今回は、貸与の対象にはなりませんでしたが、市内の高齢者施設や障がい者施設にも必要なのではないでしょうか。父がお世話になっていた老健施設も夜間は特に人手が足りず、あちこちの部屋から職員を呼ぶブザーがひっきりなしに鳴って、職員はその対応に追われています。幾らスマホを持っていても、そのようなときに災害が発生したらすぐに正しい情報を入手するのは困難です。多くの命を預かっている、そうした施設にも防災ラジオの貸与が必要だと思いますが、市の見解をお伺いいたします。避難所の防災備品の充実に関してぜひ留意していただきたいことは、郊外地区の場合、水道が布設されていないため、ポンプで水をくみ上げなければなりません。そのためには、通常の発電機では容量が足りず、避難しても水が出ないということになりかねません。大型の発電機は予算もかかるとは思いますが、命を守る大事な備品ですので、きちんと配備すべきだと思いますが、いかがでしょうか。町内会を対象にした防災訓練とありますが、これまでも避難所運営ゲームなどを使って訓練はしてきたと思いますが、町内会連合会に入っていない町内会や避難所となるコミセンや小中学校が地域内にない町内会は、全く防災訓練が行われていないのではないでしょうか。私の地元町内会も、コミセンも小中学校も町会の会館もないため一度も行っておりません。今までやったところで何度もやるよりは一度もやっていないところを対象に、実情に応じた訓練をしていくべきだと思いますが、見解をお伺いいたします。さらに昨年、台風のため中止になってしまいましたが、アプト・4で行う予定だった防災イベントも大変大切な取組だと思います。また、北見市では本年2月に開催された北見冬まつりに合わせて、会場横の北見芸術文化ホール内でオホーツク寒冷地防災パークが開かれ、その後、暴風雪の心得と家と車に必要な備蓄をまとめた暴風雪対策を全世帯に配布しました。7年前の暴風雪では、ホワイトアウトになって立ち往生した車の中で親子が一酸化炭素中毒で亡くなり、網走市でも1人が凍死されました。こうしたことが二度と起こらないように、暴風雪に対する対策も必要だと思いますが、いかがでしょうか。また、自助・共助にも力を入れていくべきだと考えます。胆振東部地震でブラックアウトを経験した直後は、ペットボトルなどを利用した停電時の明かりのとり方など、様々な取組がテレビをにぎわせていましたが、喉元過ぎると報道も減り、やり方も忘れてしまうものです。やはり自分で実際にやってみることが、いざというときに役立つのではないでしょうか。例えば、網走の防災の日を決めて、その日は市民全員が自宅で防災訓練をやってみるといった取組を進めていくべきだと思います。広報誌などを活用して、ペットボトルのランタンづくりや避難袋の中身のチェック、懐中電灯の乾電池の確認など、一人一人が自宅で取り組める防災訓練を毎年重ねていくことも大切だと思いますが、いかがでしょうか。また先日、市内の大学生が流氷の上に乗って写真を撮ろうとして危うく沖合まで流されそうになり、肝を冷やしました。幸い風の向きが変わって助かったものの、今後二度とこのような事件を起こしてはいけないと強く思いました。地元で育った人間は、流氷の上に乗って遊ばないようにと口を酸っぱくして言われて育っていますが、本州や市外から来た農大生や観光客などにはしっかりと注意喚起をしていくことが大切だと痛感いたします。多言語での対応も必要だと思いますが、見解をお伺いいたします。続きまして、環境についてお伺いいたします。廃棄物処理についてですが、平成29年4月から新しいごみの分別が始まって3年がたとうとしていますが、雑紙の量が増えたことから、このたび処理施設が拡張になりますが、資源ごみが増えたということは分別が進んだということで評価したいと思います。しかし、埋め立てごみに関しては、生ごみの混入が懸念されます。というのも、高齢者にとって今回の分別はかなり難しくストレスにもなっているようです。間違えて赤紙を張られるのが恥ずかしいので、ごみ収集車が来るまで毎回朝早くからごみステーションで待っている方や、家の中にため込んでいる方、分からないものは全部埋め立てごみで出している方など、様々な話が耳に入ってきます。今後さらに高齢化が進むと、今まで分別ができていた人も認知症などで分別できなくなる可能性が大きく、分別のできない高齢者は増える一方なのではないかと心配しております。また、中国が日本からのプラスチックごみの輸入を禁止したとの話ですが、毎回山のように出る容プラはこの先どうなってしまうのか、使用済み紙おむつもそのまま埋め立てているだけで本当にいいのかと心配になります。当面は今の形でやりながら、将来的にはやはり焼却を考えなくてはいけないのではないかと思いますが、市の見解をお伺いいたします。農林水産業についてお伺いいたします。シロシストセンチュウの防除については現在緊急防除が進められており、一日も早く決着をつけてほしいところですが、見通しはどうなっているのでしょうか。また、網走の新しいブランド品として、もち麦にはぜひ力を入れていってほしいと思っておりますが、今後の展望と併せてお伺いいたします。また、今回の地方財政対策の中には、河川等のしゅんせつを推進するための緊急浚渫推進事業費も新たにつくられましたが、この事業費を活用することはできたのでしょうか。昨年、公明党の佐藤英道衆議院議員とともに、農地崩落の視察をして、その規模の大きさに啞然といたしました。オホーツクは丘陵地が多いため、そこに農地造成をせざるを得なかったという、他の地域とは違う特殊な事情を抱えており、そのため、のり面が高い農地が多く、近年の気候変動によって農地だけでなくのり面の崩壊も多数見られるが、のり面は農地とは認められていないため、災害復旧事業の対象外となっていることを初めて知りました。また、造成後の暗渠のメンテナンスができていなかったため、長年かけて地中に水がたまり、昔、沢が流れていたとおりに崩落が起きていることや、台風や大雨のときに崩落すれば災害復旧事業の対象になるが、そのときは何とか持ちこたえてしまい、後になって崩落すると全くの対象外になるため、農業者個人か自治体が復旧費を負担せざるを得なくなり、応急処置をしただけで崩落したままになっていることが多いこと、農地が広大なために災害復旧事業の限度額を超えることが多いので、申請を取りやめる農業者が多いことなど、様々な問題点を知ることができました。網走にとって農業は大事な基幹産業です。崩落した農地を速やかに復旧させる制度の確立と農業者の負担の軽減化、暗渠の定期的なメンテナンスなど、市としても道や国と連携をとりながら問題解決に積極的に取り組んでいただきたいと思います。また、崩落した土砂が川や湖に流出して著しい浅化が起き、汚水の発生による漁業被害や漁場の喪失が起きて、網走の漁業にも大きな影響が出ております。こうした負の連鎖を解決しようと、網走川流域の会が主体となって農業者と漁業者が協力して問題を解決していこうと、農地崩落対策プロジェクトが設置され問題解決に取り組んでくれております。市としても全面的にバックアップをしながら、国の事業費も積極的に活用していただきたいと思いますがいかがでしょうか。また、農地崩落の視察とともに網走湖のシジミの視察も行いました。網走湖のヤマトシジミは漁獲量全国第7位、全道ではもちろん第1位で8割以上を占めております。しかし、2007年から大規模な産卵がない状態が続いており、2017年と18年は2年続けて全く産卵が見られておりません。実際にシジミをとって見させていただきましたが、本来入っていなければならない稚貝が全くなく、とったシジミの半数近くが死んでいるのを見て問題の深刻さを実感いたしました。原因はやはり近年の気候変動により、想定を超える大雨や台風の3連続上陸などで網走湖の塩分濃度が下がったことです。皮肉なことに、塩分濃度が上がるとアオコや青潮が発生するので、網走湖の水環境を守るために海水の流入を調節する大曲堰を造った後に大雨が続き大量の真水が流れ込み、網走湖の塩分濃度を下げる結果になってしまいました。昨年の視察後に強風が吹き、湖の底の塩水層がかき混ぜられ自然の力で塩分濃度が上がり、このまま産卵時期まで保ってくれたら大規模産卵も起きるのではと期待していたのですが、それほどの産卵はなかったようで、今後の推移が大変心配されるところです。西網走漁組としても、シジミの種苗による養殖に挑戦しようと前向きに取り組んでいる最中です。市としても全面的なバックアップと同時に、大曲堰の塩分濃度調整のための研究と中長期的なシジミ資源安定化に向けた生息環境の再生修理・創出と保全のために、国と道との連携を密にとりながら積極的に取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。また、昨年末に開催されたオホーツク海を含む北方圏の海洋生態系と漁業に及ぼす地球温暖化の影響と題した市民公開講座に参加いたしました。その中で、シロサケの生息水温として8度から12度が最適水温だそうですが、地球温暖化によって海水温も上昇し、サケ・マス来遊時期の海水温が、かつてはオホーツク海沿岸にぴったりとついていた最適水温域がどんどん離れていっているのを見て愕然としました。最近のサケの不漁も納得できるわけですが、改めて温暖化対策に真剣に向き合わなければならないと痛感しました。しかし、その講演の中で、サケを捕るに任せていたために一気に衰退していった東北の漁業と比べて、いち早くサケのふ化放流という栽培型の漁業に取り組んできたオホーツク沿岸の漁業の在り方が、今なお大きな漁獲量を保ってきた要因だとのお話を聞き、その先見性に改めて感心いたしました。地球温暖化という厳しい現状を見据えながら、未来のかじ取りをしなければならない今、網走にとって大変大事な産業である漁業を守るため、市としてはどのような見解をお持ちでしょうか。続いて、観光についてお伺いいたします。昨年立ち上がった地域DMOですが、いよいよ本年から本格始動というときだと思います。これまでの概念にとらわれず、隠れた地域資源の発掘や網走ならではの体験型観光など、新しい角度からの網走観光を推進していってほしいと大いに期待しております。オホーツク網走マラソンの絶景スポットとして、全国的にも注目を浴びた能取岬灯台が昨年恋する灯台に選ばれました。実は、能取岬灯台がマラソンで注目を浴びたとき、ある御婦人から、「絶景スポットと言われているけれども近くで見たらさびだらけでみっともないわよ」と言われてしまい、管轄の紋別海上保安部にお電話をして改装をお願いしたところから、灯台の全面改装に至ったという経緯があり、紋別海上保安部の方からはたびたび改装状況の報告をいただいておりました。そして、改装工事完了のときに、灯台の1階部分を開放するので、ぜひ観光資源として活用してもらいたいとのお話をいただきました。すぐに観光課に行きましたが、あそこは電気が通っていないので難しいとのお答えでした。しかし、人気アイドルグループが能取岬灯台をバックに写真を撮ったポーズがコマーシャルで使われ、今回、恋する灯台にも選ばれたこのときに、網走の新しい観光スポットとして使うことはできないでしょうか。アイドルグループのメンバーと同じポーズで写真を撮れるフォトスポットやグッズの販売、恋する灯台ならではのフォトコンテスト、満天の星を眺める星空ツアーなど、考えてみる価値は十分あるかと思います。発電機を使えば、コーヒーや軽食の提供も可能になるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。また先日、紋別、遠軽、大空町の近隣の自治体がポケふたをゲットしたとの報道がありました。ポケふたとは、人気ゲームポケモンのキャラクターをあしらったマンホールの蓋のことで、ポケモン社が地域振興に生かしてもらおうと全国の希望する自治体に寄贈しているものです。それぞれの自治体の名物をモチーフにした図柄をポケモン社がデザインし、世界に一つしかない蓋を寄贈してくれるもので、道内では15市町がゲットして、ポケモンファンの訪問を期待しているとのことです。ポケふたが設置された場所はGPSと連動して、ポケモンを捕まえるポケモンGOでイベントが起こるスポットとしても登録されるため、ポケふたを探しに訪れるファンの獲得に大いに期待が膨らみます。網走にもポケモンファンは結構いるようで、意外と中高年の皆さんがはまっているとの情報もあります。先日もJR網走駅にポケモンの人気キャラクター、アローラロコンの着ぐるみがホームに登場して、流氷物語号に乗っていた観光客が大喜びだったとの報道もありました。今回網走はポケふたに応募したのでしょうか。また、次回の応募もあるようなので、ぜひ応募してゲットしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。商工業では、ぜひテレワークの推進をお願いいたします。東京ではこの夏のオリンピックを目指して、通勤時の混雑を回避するため、出社しなくても自宅で仕事ができるテレワークを推進しています。2012年のロンドンオリパラで、ロンドン市内の企業の約8割がテレワークを導入したことを踏まえて、東京大会開会式の7月24日をテレワークデーと位置付けて、多くの企業団体に呼びかけています。今回、新型コロナウイルスの拡大でも自宅で仕事ができたため、このテレワークの推進が思わぬ効果を発揮しているそうです。そうはいっても、網走にテレワークはあまりそぐわないのではないかと思っていましたが、昨年北見で開かれた総務省主催のテレワークのセミナーに参加し、横浜にある電気設備会社の導入事例を聞いてテレワークに対する見方が一変しました。自宅から会社に出社し、そこから現場に行っていたのを、導入後は自宅から直接現場に行けるようになり時間とガソリン代が節約でき、ある一定以上の現場になると、現場事務所を設置するのでそこにICTを整備すれば即サテライトオフィスになり、圧倒的なコスト削減になる。ヘルメットにつけたカメラを通して、会社にいるベテランの職人から作業の指示を受けられるので、ベテランが各現場を回らなくても仕事ができる。入院しても、希望すれば病院でも仕事ができ、テレワークを導入していることを調べて、社員の募集をしなくても入社希望の若者が集まり、女性も増えたとのことでした。また教員のテレワークの導入で、学び方改革、働き方改革を推進している自治体の報告もありました。網走でもセミナーを開催し、新しい働き方を学んでいくべきだと思いますが、市の見解をお伺いいたします。産業振興では、就職氷河期世代の雇用についてお伺いいたします。バブル崩壊後の景気低迷時で、雇用環境が厳しかった30代半ばから40代半ばの世代、約1,700万人がいまだに不安定な就労環境にいる人が多いことから、政府は19年度からの3年間で正規雇用を30万人増やす方針を決定しました。これを受けて、氷河期世代を対象とした職員募集を実施する自治体が増えてきました。網走市もぜひ実施していくべきだと思いますが、いかがでしょうか。次に学校教育についてですが、今般の学校給食の問題はとても大事な問題だと思います。給食調理員の人手不足は、安定的に給食を提供する上で大変に重い問題だと受け止めております。しかし、子供を抱える親御さんは、朝、子供を学校に送り出したら子供の命を学校に預けているのと同じです。世の中には、遺伝子組み換え食品や農薬まみれの輸入食材など、安心して食べさせられないものがたくさん出回っております。まして、食物アレルギーのあるお子さんは、知らずにアレルゲンとなる食材を口にしてしまうと、アナフィラキシーショックを起こして死に至ることもあります。私が御相談を受けた方もお子さんにアレルギーがあり、エピペンというアナフィラキシーショックを起こしたときに、緊急で使う注射を持たせて登校させているそうで、民営化にやみくもに反対しているわけではなく、たくさんの学校が集約され民間に委託される中で、そうした大事な情報がきちんと伝わっていくのか。今までどおりアレルゲンを除いた給食をお子さんが食べさせてもらえるのかが心配なだけなのですとおっしゃっていました。私も親御さんの心配は本当によくわかります。早急に体制整備を急ぐのではなく、安心・安全な給食が安定して提供できるように、また、網走産の安心でおいしい食材が子供たちにきちんと提供されるように、保護者の皆さんの理解と納得を得られる話し合いをお願いしたいと思います。最後に行政運営について、マイナンバーカードの利活用についてお伺いいたします。昨年5月に成立した医療保険制度の適正かつ効率的な運営を図るための健康保険法の一部を改正する法律において、保険者間での資格情報を一元的に管理する仕組みを創設し、マイナンバーカードを用いた資格確認手続の電子化を含めたオンライン資格確認が制度化されることになりました。7月には児童手当の受給資格の請求や現況届等が、10月には保育所に必要な就労証明書等が電子申請の対象となりました。また、本年6月までのキャッシュレスポイント還元に続く消費活性化策として、マイナポイントを活用した全国共通新ポイントの発行が予算化されることになりました。こうした政府の環境整備に対する当市の対応をお伺いいたします。また、お隣の北見市では本年2月からマイナンバーカードを使ったコンビニなどでの各種証明書の取得ができるようになり、来年1月からは市税などのコンビニ納付も可能になるそうです。当市といたしましても、計画的にマイナンバーカードの利活用を推進していくべきだと思いますが、市の見解をお伺いいたします。大変長くなりましたが、以上で公明クラブの代表質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
答弁 市長 水谷洋一
-登壇- 公明クラブ、永本議員の御質問にお答えをいたします。初めに、新型コロナウイルス対策の感染に対する正しい情報提供の対応についてでありますが、市民を対象とした啓発につきましては、国や北海道から発信される情報・感染予防対策・対応方法・相談窓口等の情報を市ホームページ、お知らせメール@あばしり、子育てアプリあばびぃなどの活用により発信するとともに、公共施設等にポスターの掲示やチラシの備え付けを行い、感染症対策の基本となる手洗いやマスクの着用を含む、せきエチケットの周知により予防衛生の徹底に努めております。また、2月23日に対策本部を設置し、各種情報の収集や共有を行い、感染拡大を可能な限り抑制し、市民の生命及び健康を保護すること、また市民の生活や経済に及ぼす影響が最小となるようにすることを目的として、さらなる感染症対策における準備対応を進めております。引き続き、国、北海道、関係する機関や団体などと連携し、国の方針に基づき、状況及び段階に応じた適切かつ迅速な対応を実施してまいります。次に、新型コロナウイルスによる経済影響についてでありますが、網走市における観光客のキャンセル数は2月28日時点で約1万7,000件となっておりますので、観光消費額から推定いたしますと約3億7,000万円と見込んでおりますが、今後インバウンドのキャンセルの増加、国内旅行者の出控えも考えられ、大きく影響するものと思っております。国内では消費活動の縮小が考えられますが、収束時期がまだ見通せないため、経済インパクトへの数字を予測することは困難であろうと考えております。一方、自動車メーカーやファッション業界、玩具メーカーなど様々な業界においても、生産ラインの休止や消費者の購買意欲の悪化への懸念も考えられます。市内の中小企業者においては、売上が減少し資金繰りに支障を来すことが予想されるため、緊急対策として経営安定資金の要件を緩和するとともに、日本政策金融公庫のマル経融資を利用する小規模事業者に対しては、網走商工会議所と市が共同で利子補給し、返済開始後の1年間は無利子となる対応策を立ち上げました。さらに、新型コロナウイルス関連被害の取りまとめを行い、国、道へ経済対策の要請も行ってまいりたいと考えております。今後も正しい情報収集に努め、適切な対応策を迅速に立ち上げてまいります。次に、気候変動についてでありますが、地球温暖化により、世界だけではなく日本各地においても大きな災害が発生をしているところであります。気候変動対策としての世界的な大きな動きといたしましては、SDGs、持続可能でよりよい世界を目指す17の国際目標が定められております。当市においても、地球温暖化対策の啓発を目的に、家庭及び事業所でできる10の取組のリーフレットの配布、また、国が推進するクールチョイスに賛同して啓発事業を行うなど、小さいながらも市民がみんなで取り組める施策を進めてきたところであります。市民一人一人の取組が大きな効果につながることから、今後も市民、事業者、市が連携しながら、地球温暖化防止に向けた取組を進めてまいります。また、新庁舎の建て替えについてでありますが、市役所本庁舎、西庁舎を含む5施設の耐震診断を実施し、いずれの施設も耐震基準数値を満たしていないことから、市庁舎の建て替えを最優先に考え、新庁舎建設に向けた取組を進めております。新庁舎建設に関する環境問題への配慮につきましては、市庁舎内部に設置をしております新庁舎建設庁内検討委員会の中でも、環境負荷低減機能について議論をしているところであります。また、新庁舎建設基本構想策定検討委員会においても、環境負荷軽減機能について議論をいただいておりますので、その議論経過も含め検討してまいりたいと考えております。次に、当市の財政状況についてでありますが、一般会計の市債残高は平成14年度末の534億円をピークに、30年度末には333億円までと大きく減少させてきており、公債費も少なくなっていくものと見込んでいるところであります。さらにその残高の中には、後年度全額が交付税で措置される臨時財政対策債が76億円含まれており、それを除く実質的な残高は250億円程度となるほか、市の財政負担を伴わない大型農業施設の整備分も30億円含まれておりますので、減額以上に健全化が図られているものと感じているところであります。また、長年の懸案であった特別会計の赤字についても、平成30年度末には網走港で11億円、能取漁港で2億円と、最大91億円あった赤字を13億円まで圧縮をしてきたところです。今後の見通しについてでありますが、経常収支比率、実質公債費比率、起債制限比率などの財政指標から見ますと、その指標の分母となる経常的な一般財源の額を表す標準財政規模などの数値が、人口減少や公債費に対する交付税算入額の減少により小さくなる傾向にあることから、財政の数値の悪化を指摘されておりますが、実態としてふるさと寄附金などの外部調達を含め財源を確保しておりますので、財政状況は改善しつつも、当面それら数値は横ばいで推移するものと見込んでおります。次に、脳神経外科疾患救急医療体制の対応についてでありますが、本年1月6日に開設された網走厚生病院脳神経外科は脳血管疾患における外来診療をはじめ、手術や24時間体制で救急患者を受け入れる体制が整っており、脳神経外科専門の常勤医3名と複数のスタッフが対応しております。病床は急性期8床でありますが、術後の経過により既存の地域包括ケア病棟で対応するとともに、引き続き入院医療やリハビリを要する場合は、他の医療機関や介護施設と連携を行うと伺っております。また、開業医誘致制度の進捗状況についてでありますが、現在潮見地区で5月に開業を予定している内科・循環器科を標榜するクリニックと駒場地区で令和2年度中に開業を予定している内科・小児科・耳鼻咽喉科を標榜するクリニックの2件の開設が見込まれております。今後におきましても、市民の安心・安全を確保するため、市内における医療提供体制の状況に鑑み、医師会との連携により推進をしてまいります。次に、発達障がいや知的障がい児の専門医の誘致についてでありますが、発達障害者支援法では、都道府県は専門的に発達障がいの診断及び発達支援を行うことができると認める病院、または診療所を確保しなければならないと規定されておりますが、発達障がいを専門とする医師の不足は全国的な課題であります。近隣におきましても、北海道自閉症協会オホーツク分会をはじめとするオホーツク管内の障がい当事者等の団体が、北海道や北見市内の医療機関に対し、専門医の確保を伴う要望活動を行っていると承知をしております。また、当市の障がい当事者や親の会の意見として、発達障がいを取り巻く状況と専門医の必要性を伺っており、重要な課題であると認識をしております。市といたしましては、北海道に対し、市内もしくは斜網地域に発達障がいを専門とする医師を確保するよう要望するために、近隣自治体と課題の共有を図り、準備を進めてまいりたいと考えております。次に、第5世代移動通信システムを活用した遠隔医療についてでありますが、障がいのある方が医療機関を受診する際、その特性により対面診療が困難な場合があります。遠隔医療の導入に当たりましては、施設整備に伴う費用負担やセキュリティーの課題があるため、基本的には医療機関が判断するものと考えております。現在、国ではオンライン診療を適切に実施する指針などの関係情報を示していることから、今後5Gの導入により通信速度等が格段に改善し、発達障がいに対する診察のみならず、様々な場面において遠隔医療が導入されることが予想されるところであります。市といたしましては、国の動向を注視し、必要に応じ医療機関と情報共有を行ってまいりたいと考えております。次に、AYA世代のがん患者に寄り添う体制の強化についてでありますが、AYA世代は学業・就職・恋愛・結婚・出産など、様々なライフイベントが集中する時期であります。同世代の人たちが学校生活や就職活動に励み、恋愛や友人との付き合いを楽しむ中、病気を抱えることで将来に対する不安や孤独を感じる方もおられると考えられます。国の取組としましては、平成30年に策定をした第3期がん対策推進基本計画におきまして、AYA世代に対する診療体制及び相談・就労支援また経験者による長期フォローアップの体制整備を掲げております。これらの取組が広がり、AYA世代における患者の支えとなることが期待される一方、他世代と比べて患者数が少なく疾患構成が多様であるため、医療従事者の診療や相談支援の経験が蓄積されにくいことが懸念されております。今後、保健センターにおきましても、あらゆる病気に関する悩みなど、本人に寄り添った相談支援に努めるとともに、がん患者を取り巻く環境に関する情報提供及びサイトへのリンクにつきましては、内容等も含め研究をしてまいります。次に、あばしりベジラブル運動の状況と葉酸プロジェクトについてでありますが、あばしりベジラブル運動につきましては、生活習慣病、特に糖尿病予防の観点から、野菜をもっと好きになってもらうため、プラスワン野菜、いつもの食事にもう一皿をキャッチフレーズに推進する健康づくり事業の一つとなります。これまでの取組といたしましては、オホーツク網走農業協同組合の協力による年2回の小中学校における野菜たっぷり給食の実施、コースター、缶バッチ、クリアファイル、バッグ等のオリジナルグッズを活用した啓発、さらには健康まつりや食育イベント、保健事業における栄養指導などで市民周知を行い、少しずつではありますが着実に浸透していると認識をしております。葉酸につきましては、ビタミンB群の大切な栄養素の一つとして、様々な病気や認知症の予防効果に関する研究もされておりますが、私たちの体を作る様々な栄養素はバランスよく過不足のないよう摂取することが大切であると考えております。次に、ピロリ菌感染検査の受診率向上対策についてでありますが、検査実施を開始した平成28年の中学2年生における一次検査の受診率につきましては64%でありましたが、今年度におきましては65.8%となり、徐々に定着をしてきたものと考えております。検査に関する保護者向けの案内には、ピロリ菌とは何か、どんな検査を行うのか、中学生で受けるメリットなどの説明書を同封をしており、検査を受けるか否かを選択していただきます。検査に当たりましては、尿を提出していただくこととなりますが、受診率アップを図るため複数の回収日を設けるとともに、二次検査は夏休みに行えるよう受診日を工夫をしております。検査につきましては、医療機関の協力により実施をしておりますので、医師会との連携、また助言をいただきながら受診率の向上に努めてまいりたいと思います。次に、介護職員の離職予防、定着促進と介護人材の確保についてでありますが、一般の事業所で医療及び介護スタッフの離職が相次ぎ、地域におけるサービス提供体制が縮小している現状にあるため、現在危機感を持って情報収集に努めております。当市におきましては、新人スタッフ研修会の開催、初任者研修費用の助成、潜在的有資格者の掘り起こし、介護福祉士確保対策事業といった介護人材確保対策に取り組んでおりますが、今後特別養護老人ホームの増床や介護医療院の開設といったサービスの充実が進められるため、人材の確保が懸念されるところであります。今後、第8期介護保険事業計画の策定に向けた事業所に対するサービス見込み量調査の結果を踏まえ、介護人材確保検討会で意見の交換をしてまいりたいと考えております。次に、訪問介護ヘルパーの人手不足対策についてでありますが、ヘルパーが行う生活支援及び身体介助につきましては、要支援・要介護者の在宅生活に必要不可欠なサービスとなります。当市におきましては、ヘルパーの資格取得に必要となる費用を助成する初任者研修費用の助成事業を実施しておりますが、慢性的なヘルパーの不足を踏まえ、一昨年からケアマネジャー連絡協議会との協働によりヘルパー事業所と意見交換会を行い、課題等の把握に努めております。今後、高齢化の進展に伴い、支援を必要とする高齢者の増加が見込まれるため、第8期介護保険事業計画の策定に向けた事業所に対するサービス見込み量調査の結果、さらにはヘルパー事業所をはじめとする関係機関の意見を参考に対応策を検討してまいりたいと考えております。次に、買い物リハビリ事業についてでありますが、内容につきましては通所介護事業所が所有する送迎車両の空き時間を活用し、週1回商業施設への送迎と買い物時の付添支援を提供する事業となります。初年度につきましては、要支援相当及び要支援者を対象として、高台地区と川向地区の2カ所で実施し、各地区5名で10名の利用を見込んでおります。今後につきましては、事業の実績や高齢者のニーズを踏まえるとともに、通所介護事業所やリハビリ専門職、さらには商業施設等と協議を重ね、事業の充実を図ってまいります。次に、ボランティアの世代交代と介護支援ボランティア制度の活用についてでありますが、当市における介護予防事業に参加するボランティアの高齢化と担い手不足は重要な課題であると認識をしております。当市におきましては、高齢者等のボランティア活動を通じた社会参加、地域貢献、健康増進を支援するため、昨年から介護支援ボランティアポイント事業に取り組んでおりますが、新たなボランティアの獲得や活動意欲の継続につながっていると考えられるため一層の周知に努めてまいります。視察をされた岡山県の取組につきましては、付き添い時における事故等の対応といった課題が考えられるため、今後ボランティアや地域関係者の意見を踏まえ、先進事例を参考に人材の確保や資源の有効活用を研究してまいります。次に、加齢に伴って心身が衰え、要介護に可能性が高い状態と言われる、いわゆるフレイルの早期発見と重症化予防の取組についてでありますが、75歳以上を対象といたしました健康診査でのフレイル把握における質問票につきましては、厚生労働省で定められているところであり、後期高齢者の健康状態を総合的に把握できる内容で構成されております。また、新たな活用方法といたしましては、質問票の情報に国保データベースシステムから抽出した医療、健診、介護情報を組み合わせることで、後期高齢者の健康状態を多面的に捉えることが可能となるものであります。今後は、このような情報を活用して、高齢者の状態把握に努め、フレイルの早期発見と重症化の予防に向けて、保健事業と介護事業が連携を図りながら有効な対策に取り組んでまいりたいと考えております。次に、多世代が交流できる大人食堂の開設についてでありますが、高齢者の閉じこもり防止や居場所づくりの一環として、近年各地で見受けられる取組でありますが、様々な世代が交流できる場の創出は、介護予防の観点から必要であると認識をしております。市といたしましては、地域関係者及び関係機関並びに庁内関係部署と連携を図り、生活支援体制整備事業を積極的に推進し、地域における取組を支援してまいりたいと考えております。次に、SNSを活用した自殺対策についてでありますが、昨年度策定した網走市自殺対策行動計画に基づき、各種取組を進めております。当市におきましては、20代から30代の男性で自殺率が高いため、若い世代に対する自殺対策の取組が重要であると考えております。取組といたしましては、いじめ対策、若者の抱えやすい課題に着目した支援、経済的支援、ICTを活用した若者へのアウトリーチの強化、若者自身が身近に相談者になれるための教育、社会全体で若者の自殺リスクを低減させる支援などがあります。SNSを活用した相談体制につきましては、厚生労働省が自殺防止を目的に開始したSNS相談事業の周知を図るとともに、市といたしましても、メール、SNSを活用した若者の悩み相談窓口の開設に向け、北海道や他自治体の実施状況を参考に調査研究を進めております。次に、障がい者の相談体制の構築についてでありますが、国は福祉サービスの利用計画を策定する計画相談支援、計画相談支援の対象とならない事例等に対応する相談支援、地域の中核として各種相談支援事業所への助言等や総合的かつ専門的な相談支援を行う基幹相談支援センターの3層構造により実施することが望ましいとしております。当市における現状におきましては、計画相談支援を行う事業所が5カ所、相談支援を行う事業所が2カ所ありますが、今後、国の考え方に基づき、令和2年度中に基幹相談支援センターを設置し、さらに令和3年度には同センターを活用した地域生活支援拠点を整備することとし、現在、関係自治体及び斜里郡3町及び大空町との広域設置・整備に向けた協議を進めております。次に、手話言語条例の普及促進についてでありますが、昨年6月に条例施行のスタートアップ事業として手話フェスティバルを開催し、約100名の市民に御参加をいただいたところであります。また、本年度、聴覚障がい者の方々の協力により、手話の理解促進を目的としたパンフレットの作成に取り組みましたが、今後公共施設などで配布するなど、手話の普及啓発ツールとして使用する予定であります。令和2年度の取組でありますが、地域別、企業別の手話講習会の開催など、市民が手話に触れ、理解を深めるための取組を予定しております。なお、令和3年度以降の事業につきましては、条例の規定に基づく次期障がい者福祉計画の策定委員会、さらには聴覚障がい関係団体と具体的な検討を行うことといたしております。次に、日本体育大学附属高等支援学校第1期卒業生の就職状況と今後の展望についてでありますが、このたび1期生17名が卒業となりましたが、進路の状況は一般就労4名、福祉的就労を含む福祉サービスは8名、進学が5名と伺っております。支援学校は市民との関わりを大切にする地域に密着した学校づくりを進め、地域イベントへの参加、市内外の企業での職場実習が進められ、企業との連携強化や新たな受入企業の開拓などを進めてきたことから、卒業生全員の進路を定めることができたものと伺っております。市では、地元企業や多様な団体などと連携を図りながら、官民一体となって支援学校卒業生をはじめ障がい者の雇用機会を創出するために、農福連携や農商工連携の取組を推進してまいります。次に、北海道障がい者冬季スポーツ大会の開催の誘致についてでありますが、昨年、網走市、北見市、美幌町を会場に第57回北海道障がい者スポーツ大会を開催し、4つの競技で386名の選手に御参加をいただいたところであります。このうち、当市における実施競技である陸上とフットベースボールは、340名の選手が参加をしておりますが、市内からは日本体育大学附属高等支援学校初め92名の選手が参加し、優秀な成績を収めております。来年度におきましては、網走市で第40回北海道障がい者冬季スポーツ大会を開催する運びとなり、アルペンスキー、クロスカントリースキー競技が行われ、150名の選手の参加が見込まれております。市内からは、夏季大会同様、日本体育大学附属高等支援学校はじめ関係団体に参加を要請してまいりますが、ボランティアの参加や応援など多くの市民に観戦いただけるよう、様々な媒体を活用した周知活動に努め、障がい者スポーツへの理解促進を図りたいと考えております。次に、パンフレットなど印刷物のカラーユニバーサルデザインの導入についてでありますが、これまでに市職員に対するカラーユニバーサルデザインに関する研修等は実施をしておりませんが、カラーユニバーサルデザインに配慮した対応につきましては、障害者差別解消法で義務化されている合理的配慮に含まれると考えられるため、今後、既に作成している網走市における障がいを理由とする差別の解消の促進に関する対応要領に基づき、職員マニュアルに必要な内容を追加することを検討してまいります。また、今春、全戸配布する暮らしの便利帳につきましては、カラーユニバーサルデザインを見出しなどに取り入れて作成をしております。次に、新庁舎の建設に関するユニバーサルデザインにつきましては、具体的には基本設計や実施設計を行う段階で決めていくことになります。新庁舎に導入する機能等につきましては、現在、新庁舎建設基本構想策定検討委員会で議論をいただいておりますし、高齢者、障がい者等の移動等の円滑化の促進に関する法律や北海道福祉のまちづくり条例などの整備基準もありますことから、これらを踏まえた中で検討を進めてまいります。次に、障がいを持つ子供の支援体制の整備についてでありますが、幼稚園などと発達支援センターの連携につきましては、毎年、発達支援関係職員向けの研修会を開催しているほか、美幌療育病院の専門員による巡回支援を実施をしております。また、必要に応じて発達支援センターの職員が幼稚園等で園児の様子を見学し、助言等を行っております。支援が必要な子供への対応につきましては、相談等により継続した連携・支援を行うとともに、令和2年度以降、園児へのサポート体制を充実するため、加配の幼稚園教員の人件費を助成する質の向上事業に取り組みます。また、幼稚園などの訪問支援や情報交換の場など、地域支援の在り方につきましては、人材・人員等の課題を含め、他市の状況を参考に研究をしてまいりたいと考えております。次に、子育て世代包括支援センターの利用状況でありますが、令和元年6月の開設から本年1月までの8カ月の利用につきましては、延べ243件の相談実績となり、相談内容別の内訳は妊婦が115件、乳児が54件、幼児が74件となっております。妊娠届の際には、サービスプランなどのファイルを添付しているほか、乳幼児健診の際には関連する情報提供や助言を行っております。関係機関等の連携につきましては、月1回の個別ケア会議を開催するとともに、必要に応じて専門的な支援に係る部署などとの連携による支援をしております。相談につきましては、妊娠届や乳幼児健診の来所に合わせた利用が多いため、妊娠期から子育て期における様々な悩み、質問、相談に応じる窓口として認知度を高める周知が必要であると考えております。なお、今後におきましては、相談機会を広げるため、子育て支援センターとの連携により定期的な移動相談を実施してまいります。次に、産後ケア事業についてでありますが、産婦の心身の安定と育児不安を解消し、母子とその家族が健やかな育児ができる支援体制を確保するため、今年度から開始している事業であります。現在、網走厚生病院と2名の助産師に委託し、訪問や来所等で母親の心身への支援や授乳指導、また、育児支援等を行っており、1月末時点で41名が延べ64回利用しております。核家族が増える中、産後の母親の心身を支える支援は大変重要であり、また事業も定着してきたことから、今後、需要が増えるものと見込んでおります。令和2年度につきましても、事業の周知に努め、支援体制の充実を図ってまいります。次に、ひとり親家庭の経済的支援についてでありますが、児童扶養手当につきましては、ひとり親家庭の生活の安定と自立を促進するため、18歳までの児童を監護及び養育している者に支給をしております。また、ひとり親家庭医療費助成につきましては、親を含めて20歳未満の子供を対象として、所得状況により無料または1割負担となっております。経済的な負担軽減につきましては、国におきましては、大学、短大、専門学校における高等教育無償化が2020年からスタートいたしますが、授業料等免除制度が創設され、給付型奨学金制度が拡充されると伺っております。この奨学金につきましては、授業料等減免制度とは違い、授業料以外に生活費や交通費への活用も可能となっております。さらに、ひとり親家庭を対象に経済的支援を目的として、無利子または低金利で必要な資金を貸し出す北海道の貸付制度、福祉資金貸付金があるため独自の支援は考えておりません。次に、通学路の安全対策についてでありますが、小中学校の通学路において歩道や横断防止柵の整備による安全対策を平成24年度から実施してきたところであります。昨年までに歩道2,262メーター、横断防止柵984メーターの整備が完了いたしました。未就学児の交通安全対策については、関係部署との連携会議や対象保育園などの合同点検を実施してまいりましたが、今後は小中学生の通学路の安全対策に併せて、未就学児のキッズゾーンを設定し、交通安全対策を強化してまいります。次に、除雪事業の民間委託に伴う技術の継承についてでありますが、平成30年度より全面民間委託を行っており、それ以前にも路線の約8割を部分委託として民間業者に担っていただいておりました。全面委託後も従来の除雪方法を踏襲しており、除雪レベルが変わったとは考えておりません。しかし、除雪オペレーターの担い手不足や高齢化が今後大きな課題であると認識をしております。今後、人材確保と技術の継承の仕組みづくりについて検討してまいります。次に、高齢者向け除雪サービスや町内会への除排雪委託状況についてでありますが、除雪労力を確保できない高齢者などの世帯を対象として、通路確保による閉じ籠もり防止、また、災害時における避難通路の確保による不安解消を目的として事業であり、現在シルバー人材センター、民間事業者、町内会等への委託により実施をしております。町内会等への委託につきましては、平成16年度から実施をしておりますが、今年度は17団体が取り組み、58世帯が利用をしております。次に、生活支援体制整備事業の推進についてでありますが、地域に既存する町内会などの組織をベースに設置する第二層協議体につきましては、15圏域で展開することで進めており、全ての地域関係者に対する趣旨説明を終え、14圏域で今後の進め方や課題の抽出などの意見交換、さらには外部講師を招いたミニフォーラムを開催・企画をしております。今後におきましても、地域の実情に合わせ、高齢者を支援する仕組みづくりや課題解決、さらには地域コミュニティーの強化が図られるよう、地域関係者及び関係機関並びに庁内関係部署との連携を図り、事業を推進してまいります。次に、効率的な除雪体制についてでありますが、通勤・通学時間に支障の出ないよう除雪を終えるための効率的な除雪ルート、班体制の設定を行っております。また、気象情報や市内巡回パトロールによる路面状況、降雪状況などの情報を総合的に判断し、効率的な除雪を行ってまいります。次に、デマンドバス運行の実証実験についてでありますが、市内路線バスでは人口減少やマイカーの普及により、輸送人員が減少傾向にあり、また、朝夕では通学、通勤、通院など一定の利用があるものの、それ以外では利用が少ない状況となっております。また、網走バスには利用者から便数が少ないことや、バス停までの距離などに不満の声が寄せられているとのことです。こうした現状を踏まえ、業務の効率化と利用者の利便性の向上を目的に、網走バスと連携し実証実験に取り組むものであります。その概要は、利用者の予約に対し、AIにより最適な経路、時間などを判断し運行するもので、既定の運行経路や時間とは異なるものです。また、小型車両1台の運行であることから、エリアを駒場、潮見、つくしヶ丘など一定の区間とし、運行期間は夏から秋までを予定し、利便性の向上を図るため、停留所の増加も検討しているところです。実証実験に当たっては、網走バスとの連携はもちろんのこと、他の交通事業者をはじめ、国、道、市民団体など関係機関で構成する地域公共交通活性化協議会において議論をいただきながら詳細を決定し、地域住民への周知に当たっては、町内会などを通して、きめ細やかな説明とともに公共交通に対する御意見などもいただきながら、PRに努めてまいりたいと考えております。今後につきましては、地域公共交通活性化協議会におきまして、実証実験の結果を検証、分析するとともに、現在進めている地域公共交通計画の策定を通じて、様々な検討や議論もいただきながら、持続可能な地域公共交通ネットワークの構築を目指してまいります。次に、運転手確保についてでありますが、議員お話のとおり、今年度より公共交通事業者に対し免許の取得に対する支援に取り組んでおり、現在のところ、バス事業者で2名、ハイヤー事業者で3名の利用があったところです。新年度には、新たに社会インフラの維持に係る若者技能者の免許取得や業務の効率化、職場の環境改善に取り組む事業者の支援に取り組んでいますので、公共交通事業者に対しても新たな支援制度を周知してまいります。
答弁 市長 水谷洋一
次に、釧網本線の観光利用についてでありますが、釧網本線の魅力や特性を生かした観光利用の増加を図るために、沿線自治体、JR北海道、WILLER株式会社などと連携を図り、平成30年度より北海道ネイチャーパスの販売に取り組んでいるところでございます。現在、販売をしているパスでは、釧網本線に加え女満別空港線・バス、流氷観光砕氷線おーろらの利用も可能となり、昨年5月には国土交通省のMaaSなど、新モビリティサービスの推進事業にも選定され、現在、観光ルートの検索、予約、決済が可能なアプリも導入されたところです。引き続き、釧網本線を基軸とした沿線の観光資源をつなぐシームレスな交通の構築を目指し、沿線自治体をはじめ、関係機関と連携を図ってまいります。また、欧米からの訪日観光客は自然環境に関心が高いとも言われておりますので、情報発信の手法などについて、今後WILLER社と意見交換をしてまいります。次に、道内7空港一括民間委託についてでありますが、昨年8月、北海道より女満別空港の民間委託に係るSPCの提案内容が公表されました。提案内容では、女満別空港の30年後のイメージとして、国内線5路線、東アジアからの国際線3路線が示され、国内LCC路線及び東アジアからのチャーター便・定期路線の誘致により、新たな需要を創出するとされております。これまでのところ、SPCが具体的にインセンティブなども用意してLCC路線や国際線の誘致を始めたという情報はございませんが、女満別空港におきましても、空港の運営に関する協議会が設立される予定でありますので、SPCや女満別空港圏域の自治体、経済団体等と積極的に連携を図り、女満別空港の路線拡大、空港機能の充実強化、利用促進などに取り組んでまいります。次に、生活安全の緊急告知防災ラジオを活用した避難訓練についてでありますが、ラジオは防災情報を正確に迅速に伝える手段の一つとして整備したものでございます。現在、ラジオを活用した避難訓練の計画はございませんが、地域のリーダーなど配布対象者の特性やFMあばしりの機能を生かすためにはどのような方法があるのか、関係団体とも意見交換をしながら研究をしてまいりたいと存じます。次に、緊急告知防災ラジオの施設貸与についてでありますが、ラジオは高齢者など配慮が必要な方への情報提供手段として有効と判断し、対象者への配布を進めております。ラジオから緊急告知される情報は、Jアラートからの弾道ミサイル情報や推定震度4以上の緊急地震速報などのほか、市の避難情報などになりますが、高齢者施設や障がい者施設には専門職員が常駐され、必要な防災情報を入手するための手段、方法を用意されていると考えております。次に、避難所の防災備品整備についてでありますが、胆振東部地震に伴うブラックアウトの際には、郊外の一部地域で停電のため家庭用の井戸水供給設備が使用できなくなり、地域の協力を得て避難所を開設し応急給水活動を行いました。今後こうした地域で災害に伴う生活用水の供給が必要になった場合には、防災協定に基づいて応急救急給水に必要な資機材を確保しながら、市が給水活動を行います。次に、町内会等との防災訓練の実施でありますが、海岸町地区の単位町内会が向陽ヶ丘地区と連携して行った訓練のように、地域住民自らが主体的に取り組める防災訓練や研修は、地域の防災力を高めるため、様々な工夫の中で行われており、小さい単位での実施についても引き続き支援をするとともに、訓練経験のない地域への勧奨を進めてまいります。次に、暴風雪対策についてでありますが、災害時には避難所や待避所を設けるなど必要な対策を講じますが、過去に市民が犠牲になった暴風雪災害での経験と教訓から不要不急の外出を控えるという避難行動は、市民の間でも定着しているものと考えておりますが、日常的に引き続きFMあばしりなど、様々な情報伝達手段を用いて、防災の普及啓発に努めてまいります。次に、各自が取り組む防災訓練についてでありますが、自分の生命・財産は自分で守るという考え方が防災の基本であることを踏まえ、万が一の事態にも落ちついて的確な行動がとれるよう、ふだんから心構えや備えが重要です。現在、市独自の防災の日は定めておりませんが、今月13日に行うこととしている緊急告知防災ラジオの試験放送を契機にしていただき、地震を想定し、自宅で身を守るための安全行動をするシェイクアウト訓練のような、気軽にできる訓練を提案できないか検討してまいります。次に、流氷に対する注意喚起についてでありますが、先日、流氷に乗って流されてしまった件では、特に大事に至らず自力で陸地に戻ることができ安心したところであります。網走海上保安署では、流氷に乗るのは危険ですという内容のポスターを3カ国語表記で、駅やバスターミナル等に掲示して周知するとともに、パトロールを実施されております。市といたしましては、観光協会とともにSNSなどを通して、観光客などに対しまして流氷に乗ることがないよう周知をしてまいりたいと考えております。次に、廃棄物処理についてでありますが、資源物につきましては、分別開始から20年が経過をしていることから、大部分が正しく分別されている状況にあります。埋め立てごみでございますが、平成30年度に実施したごみ質調査の結果では、収集した埋め立てごみの中に多くの生ごみなど、再資源化のできるものが混入して出されている状況となっています。容器包装プラスチックにつきましては、国の指定法人であります公益財団法人容器包装リサイクル協会に引き渡し、引き渡されたプラスチックは全て道内において再利用されています。今後の廃棄物処理についてでございますが、分別変更に伴って一般廃棄物処理基本計画の中間見直しをするに当たり、昨年9月当市の廃棄物減量化等推進懇話会に諮問し、今月答申を受けたところであります。この答申の中では、分別のできない高齢者を支援するために、分かりやすい資料を作成し、誰しも安心してできるごみの出し方や収集の方法を検討すること、ゼロ・エミッションを基軸としたごみ処理をするため再利用を推進すること、リサイクル施設から出た残渣や使用済みの紙おむつは直接埋立処理せずに、減容化をするための中間処理方法を検討することなどが答申されており、改善に向けて取り組んでまいりたいと考えております。次に、ジャガイモシロシストセンチュウの緊急防除については、国は今後6年間、さらに緊急防除を延長し引き続き対策を行うことを決定しており、市といたしましても、国、道、農業団体、関係機関と連携を図り、一日も早いジャガイモシロシストセンチュウの防除の完了、蔓延防止に向けた取組を進めていきたいと考えております。また、もち麦につきましては健康機能性にすぐれており、血中コレステロールの低減、血糖値上昇の抑制などに効果があるなど、国内での需要が増加しておりますが、輸入に依存している状況であり国産のニーズも高く、様々な用途での普及が期待される可能性のある作物であります。このため、栽培促進と併せて受入体制の整備を進め、網走市の代表的な作物として産地化を進めていきたいと考えております。次に、緊急浚渫推進事業費を活用した河川等のしゅんせつについてでありますが、この事業につきましては令和2年度から5カ年の事業として創設をされました。当市が維持管理をしております河川のうち、卯原内川水系、藻琴川水系を中心に、しゅんせつ土砂の度合い、地域からの要望及び過去に被害があった河川の選定を行い、令和2年度から令和6年度までの年次計画に基づき、緊急度、優先度の高い河川のしゅんせつを行い、浸水被害軽減に努めてまいります。令和2年度につきましては、事業費2,000万円を予定をしております。農地崩落についてでありますが、農地崩落は漁農産物の流亡による農業収入の減少や多大な復旧費用負担など、農業者に大きな被害を与えるのみではなく、流出した土砂による漁場被害や漁場喪失などの漁業者にも大きな被害を及ぼす問題と認識をしております。この問題の解決には、流域全体で取り組むことが必要であるとの認識から、平成29年2月に網走の2漁業協同組合と網走川流域の4農業協同組合により、農地崩落プロジェクトチームを立ち上げ、当市を含めた網走川流域の4つの自治体及び北海道もオブザーバーとして参加をしており、昨年7月には農林水産大臣や農林水産省農村局長に対して、農地崩落及び農地崩落に起因する河川・湖沼への土砂流出と浅化に係る対策の実施について、要請活動を行っております。国への要請を受け、昨年11月には北海道により、オホーツク総合振興局農地崩落対策検討会が設置され、有識者による農地崩落の原因と対策に関する検討が開始されております。今後は当該検討会での検討結果により、網走川、藻琴川流域の自治体及び北海道により、農地保全対策連絡会議を設置し、農地崩落の未然防止や農地保全について検討を行うこととなっており、市といたしましても積極的に参画をし、一次産業の生産基盤の安定を目指してまいりたいと考えております。次に、網走湖のシジミの資源安定化に向けた取組についてでありますが、平成30年3月に市と関係機関により、網走湖ヤマトシジミ資源対策検討会を設置し、シジミ資源安定化に向けた検討を進めており、シジミ資源の安定のためには湖内の塩分濃度を上げて、シジミの好適な環境を創出することの必要性について確認をされております。今後は、シジミの好適環境の創出に向けて、網走湖ヤマトシジミ資源対策検討会で引き続き協議検討を継続するとともに、河川管理者である網走開発建設部に対して、必要な調査や対策について引き続き要請してまいりたいと考えております。あわせて、減少したシジミ資源の積極的な増大に向けて、人工種苗による資源増大の可能性についても関係機関と研究を進めてまいります。次に、温暖化を見据えた安定的な漁業資源対策についてでありますが、網走のサケ漁業は全国的にも先進的な協業体制を構築しており、徹底的な経営の合理化がなされております。また、増養殖については、北見管内サケ・マス増養殖事業協会、増殖技術により、他地区よりも高い回帰率を維持しております。さらに、漁業者はこれらの活動を理解し支えるとともに、沿岸環境モニタリングや漁業の基盤となる漁場環境の保全にも力を入れております。このような努力の結果、全国的にも厳しい状況下においても、安定的な親魚を確保することができるとともに、他地区と比較すると安定かつ豊かな漁業経営を継続することが可能となっております。しかしながら、御指摘のとおり、海水温の上昇によるサケ・マスの回帰率の低下や漁獲量の減少は非常に大きな脅威であります。そのために、今後もモニタリングの継続やふ化放流事業技術のさらなる向上と強化、さらに自然産卵環境の保全や拡大による資源の底上げと遺伝的多様性の確保によるリスク分散などについて、関係機関と連携して調査・研究を進めてまいります。次に、能取岬灯台の活用についてでありますが、海上保安庁では地域における灯台の活用を広げるため、平成31年2月、地域活性化に資する灯台活用に関する有識者懇談会が設立されております。有識者懇談会の中間報告では、灯台利用の取組を持続可能なものとするため、地域の活性化に寄与するような活用方法について検討するとされております。能取岬灯台は、恋する灯台として認定され、昨年9月27日に日本ロマンチスト協会から恋する灯台のまちの認定証が授与され、このプロジェクトを通して、能取岬灯台にさらに多くの人々が訪れ、網走ににぎわいをもたらせてくれることを期待をしているところであります。能取岬では、観光ガイドにより、星空を眺めながらコーヒーを飲む観光コンテンツが商品化されており、今後も灯台の活用だけではなく、灯台用地を活用した体験コンテンツについても研究してまいりたいと考えております。灯台の活用につきましては、施設の改修や電気、水道の確保などの課題もございますが、今後、有識者懇談会の動向を注視しながら、どのような活用方法があるのか研究してまいりたいと考えております。次に、ポケふたについてでありますが、ポケふたは自治体が応募し、オリジナルデザインのもの1枚が寄贈されるとのことでありますので、応募する際、市内には観光施設を初めとする施設が多数ございますので、設置場所については慎重に協議をしていかなければならないものと考えております。オリジナルデザインのマンホールを目的に、地方からも多くの方が訪れているとのことですので、次回の応募が開始された際には有効な設置場所の選定を含め検討したいと思います。次に、テレワークの導入についてでありますが、ITを活用し時間や場所を有効に活用できるテレワークは、人口減少社会における人材確保や地方創生に寄与し、働き方改革にも有効な手段として期待をされているところであります。市内事業者等がテレワークを導入するには、通信回線や情報保守対策等一定の設備が必要になるものと考えていますが、これに対する国の支援等もあることから、情報収集・周知に努める必要があると思っております。市では、首都圏等のIT事業所のサテライトオフィス誘致に向けて検討を進めており、令和元年度においては複数のIT事業所等と意見交換を実施し、条件整備等の必要な情報収集を行い、その可能性について研究を進めております。今後も商工会議所と連携をして、IT活用に向けた相談室の開催や国の財政支援制度に注視し、新たな事業展開につなげるよう取組を進めてまいりたいと考えております。次に、就職氷河期世代の雇用についてでありますが、昨年12月に国の関係府省会議で決定された就職氷河期世代支援に関する行動計画2019において、国家公務員及び地方公務員の中途採用の促進の方針が示されたところであります。当市ではこれまで職員の採用に当たっては、受験資格の上限年齢を募集する職種に応じて30歳から40歳程度とし、世代間構成に偏りがないよう取り組んでまいりました。今のところ、就職氷河期世代に限定した採用をする予定はありませんが、中途退職者などにより世代間構成がゆがみになり職員の補充などが必要な場合には、受験資格の上限年齢の引上げも含め検討してまいります。次に、マイナンバーカード取得に向けた政府の環境整備についてでありますが、市では国の動きに連動し、昨年10月にマイナンバーカード交付円滑化計画を策定し、令和4年度までにほとんどの住民がカードを保有できるよう体制の整備をするなど、カード取得の推進に取り組んでおります。また、マイナポイントを利用するには、マイキーIDの設定が必要であることから、マイキーID設定支援計画を策定し、マイキーIDの設定支援体制を整えております。今後におきましても、国の取組と連動し、カード取得に向けた取組を進めてまいります。次に、マイナンバーカードを活用した住民サービスの向上についてでありますが、マイナンバーカードを利用して各種証明書の取得が可能な自治体数は、本年2月現在で全国で717、全道では19となっており、コンビニなどでの各種証明書の取得や自動発行機を用いた窓口申請手続など、マイナンバーを利用した住民サービス向上に資する取組が進められております。市では、個人情報漏えいに対する対策やデータを扱う通信機器や自動発行機など、必要な設備の選択や運用に係る費用などについて、今後調査するとともに、他の自治体の事例を注視しながら新しいサービスの導入環境に向け整え、マイナンバーカードの利活用を計画的に推進してまいります。
答弁 教育長 三島正昭(教育長は2021年3月まで)
-登壇- 教育委員会の関係について、お答えいたします。パラスポーツの魅力発信についてでありますが、オリンピックに続き、本年8月25日からは東京2020パラリンピック競技大会が開催される予定であります。オリンピック・パラリンピックに向けましては、当市はホストタウンとして交流事業のほか、機運醸成のための取組を進めることとしており、オリンピアン、パラリンピアンなどによる講演会なども予定をしているところであり、お話のありました選手の方も含めて検討してまいりたいと考えております。また、パラリンピックに向けましては、当市においても聖火リレーで使う火の採火式を行うこととしており、そうした場において、パラスポーツに接する機会の提供なども行っていきたいと考えております。次に、就学児健診の色弱検査と保護者への情報提供についてでありますが、色覚検査につきましては、学校保健安全法施行規則の改正によりまして、平成15年度から色覚異常についての知見の蓄積により、色覚検査において異常と判別される者であっても、大半は支障なく学校生活を送ることが可能であることが明らかになってきていること、これまで色覚異常を有する児童生徒への配慮を指導してきていることを理由に、児童生徒の定期健康診断の必須項目から削除されたため、当市においても実施をしていないところであります。就学時健康診断における色覚検査の実施につきましては、他の自治体の状況を調査してみたいと思います。次に、学校給食の在り方についてでありますが、教育委員会といたしましては、安全・安心な給食が安定的に継続して提供することを基本に、これまでどおり献立作成や食材の発注を直営とし、調理員の確保や効率的な調理を民間の力を借りて進めてまいりたいと考えております。アレルギー対応につきましては、これまでも医師の診断書または医師の証明記載のある生活管理指導表を提出していただき、北海道における食物アレルギー対応基準を遵守した中で、給食の提供に努めているところでございます。調理業務を民間へ委託した場合にも、栄養教諭や学校栄養職員、担任、調理員が十分に連携をし、児童生徒のアレルギー食材を除去した給食を提供していくこととなります。また食材につきましても、これまでどおり地場産の食材を多く取り入れるなど、安全で安心な給食の提供に努めてまいります。今後も引き続き、当該校の保護者、当該校以外の保護者等への丁寧な説明に努め、併せて情報の発信を行うなど理解していただくよう努めてまいります。