網走市議会 令和元年第4回定例会 2019年12月17日
2項目めの民生委員協力員制度について
2019年12月17日、網走市議会の一般質問で、永本浩子議員が「2項目めの民生委員協力員制度について」質問し、健康福祉部長 桶屋盛樹が答弁しました。
- 質問者
- 永本浩子 議員
- 答弁者
- 健康福祉部長 桶屋盛樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 永本浩子
それでは次に、2項目めの民生委員協力員制度について質問をさせていただきます。民生委員児童委員の任期は3年で、今年の12月1日で改選になったところだと思います。今回の改正に伴い、なり手の確保状況や年齢、男女の比率など、網走市の状況はどのようになったのでしょうか。また、全国全道と比べるとどういう状況なのかお伺いいたします。
答弁 健康福祉部長 桶屋盛樹(健康福祉部長は2023年3月まで)
民生児童委員の現状についてでありますが、今年度令和元年12月1日から令和4年11月30日までの3年間を任期とする一斉改選を行ったところであります。状況につきましては、全体定数106名に対し98名に委嘱、8名が欠員となっており、内訳でございますけれども、民生児童委員は定数94名に対し86名に委嘱、8名が欠員、新任率は20.9%、主任児童委員につきましては、定数12名に委嘱し新任率は25%となっております。男女の比率につきましては、全体で男性が56.1%、女性が43.9%となっており、内訳につきましては、民生児童委員が男性60.5%、女性39.5%、主任児童委員は男性が25%、女性が75%となっております。平均年齢は全体で63歳、民生児童委員は64.8歳、主任児童委員は49.8歳となっております。全国の委嘱状況は未公表でありますけれども、公表されている政令市を除く全道の委嘱率と男女比率につきましては、委嘱率が当市を3.1ポイント上回る95.6%、男女の比率は男性が当市を10.1ポイント下回る46%、女性が当市を10.1ポイント上回る54%となっております。
質問 永本浩子
全国的なものから見ると、網走のほうが男性のほうが多く、充足率はほぼ変わらない状況かと思います。年代別にはどういった年代の方が多くなっているのでしょうか。
答弁 健康福祉部長 桶屋盛樹(健康福祉部長は2023年3月まで)
網走市の年代ごとの割合でございますけれども、30代が2%2名、40代が11.2%11名、50代が13.3%13名、60代が43.9%43名、70代が29.6%29名といった状況でございます。
質問 永本浩子
やはり60代、70代の方が大変頑張っていただいているのが現状ということで、今回8人の欠員が出て、次の3年後ということを考えると大変厳しい状況で、多分定年も少し延ばしながらやってくださっている方もいるかと思います。6年後の2025年には団塊の世代の方々が全員75歳以上となり、網走市も超高齢化時代を迎えます。見守りを必要とする独居老人も増え、お世話する人よりもされる人のほうが圧倒的に多くなることが予測されますが、市としては今後の課題をどのように捉えているのでしょうか、見解をお伺いいたします。
答弁 健康福祉部長 桶屋盛樹(健康福祉部長は2023年3月まで)
担い手不足など今後の課題についてでありますが、少子高齢化の進展、核家族化や単身世帯の増加などにより、地域課題の複雑化や相談の多様化、さらには地域住民のつながりの希薄化などに伴い、民生委員の役割や負担が増大するとともに、前回改選時から欠員が生じておりますけれども、今後におきましても人材の確保が課題になるものと考えております。
質問 永本浩子
網走のみならず全国的にも民生委員のなり手不足が課題となっておりますが、一部の自治体では民生委員協力員制度を設けて、民生委員の負担軽減と次の地域福祉の担い手の発掘につなげております。例えば兵庫県では、今から29年前の1990年に民生委員を支えるボランティアとして協力委員を制度化し、民生委員1人につき2人まで配置して、サロン活動への協力や高齢者宅の訪問、住民の生活状況の把握などを行っております。兵庫県伊丹市では、2017年時点で民生委員246人と協力員415人が活動しており、支援が必要な住民を協力員が把握したら速やかに民生委員に伝えて、民生委員が対応するという連携で、民生委員の自宅から離れた地域の状況は把握しにくいけれども、協力員から情報をもらえるだけでも助かっているという声も聞かれております。また、民生委員になるまで15年近く協力員を務めた方は、協力員をやってきたので顔見知りのお年寄りも多く、スムーズにスタートできたと言われております。2014年からスタートした千葉市では、約130人の協力委員が活動しており、民生委員の約1割が協力委員の支援を受けております。千葉市で多いのは、長年民生委員を務めた方が新任の民生委員を引き継ぐに当たって、慣れるまで大変だからと協力委員を引き受けて顔つなぎをしてくれるといったケースです。また全国的にも女性の民生委員が増えており、網走の場合は男性のほうがまだ多い状況ですけれども、全国的には女性が6対4の割合で増えております。女性が単身で、一人で単身の男性世帯を訪問するのは抵抗があり、事件や事故につながりかねません。これは反対に、男性の民生委員にも言えることで、異性の協力員にサポートしてもらえれば活動がスムーズになるのではないでしょうか。また、民生委員自身が高齢化して体調を崩してしまったり、家族の介護をしなくてはならなくなったり、仕事を持っている方は忙しくてなかなか活動ができないこともあるかと思います。民生委員よりは責任が軽い協力員だからといって簡単に協力員が見つかるとは思ってはおりませんが、先ほどの兵庫県や千葉県だけでなく、静岡県や広島市、相模原市、新潟市、青森県の弘前市、八戸市など多くの自治体で導入されてきております。網走市もこの協力員制度の導入を検討する価値は大いにあると思いますが、いかがでしょうか。
答弁 健康福祉部長 桶屋盛樹(健康福祉部長は2023年3月まで)
民生委員協力員制度の導入についてでありますが、民生委員の負担軽減と新たな地域福祉の担い手の掘り起こしを目的といたしまして、民生委員の活動を補佐する民生委員協力員制度を導入する都道府県や自治体が増えていることは承知しております。北海道民生委員児童委員連盟によりますと、現在北海道における導入事例はないとのことでありますが、調査検討を行っている状況と聞いております。仕事を持つ民生委員の負担軽減、旧民生委員の新任の補佐役として選任することで円滑な引き継ぎが可能となるといったメリットがありますが、民生委員協力員の立場や個人情報の取り扱いなど、整理を必要とする事項も想定されるところでございます。今後、他自治体の動向を注視するとともに、北海道民生委員児童委員連盟網走市支部と意見交換を行いながら、人材確保や制度導入につきまして研究してまいりたいというふうに考えてございます。
質問 永本浩子
いろいろなプライバシーの問題とか、課題も多いことももちろんわかっておりますし、このことで100%解決するとは思っておりませんけれども、3年後、6年後ということを考えたときに、何かやっぱり手を打っていかなければ、この民生委員制度自体も崩れていってしまうのではないかなと思っておりますので、ぜひ前向きな検討をお願いしたいと思います。