みんなの議会

網走市議会 平成31年第1回定例会 2019年3月11日

「-登壇-昭和という時代は太平洋戦争という辛い悲しい出来事があ…」

2019年3月11日、網走市議会の一般質問で、栗田政男議員が質問し、市長 水谷洋一、教育長 三島正昭が答弁しました。

質問者
栗田政男 議員
答弁者
市長 水谷洋一、教育長 三島正昭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 栗田政男

-登壇- 昭和という時代は太平洋戦争という辛い悲しい出来事があり、荒廃した日本を我々の父の時代の人々が身を粉にして働き、現在の経済成長の礎を築いてくれました。私が社会に出て働くようになったのが、昭和の終わりに近い時期でした。そのころ、バブル景気が始まり、昭和64年1月8日、平成の幕開けでした。後に平成景気と呼ばれる異常な好景気の始まりでもありました。平成2年に国の金融政策によりバブル経済は収束しますが、1989年12月の株価が3万8,959円という、現在の株価は2万1,000円台を推移していることからも当時の景気を見て取れることと思います。また、平成天皇のお言葉にもありましたが、平成は災害の時代でもありました。多くの災害を経験した我々は、経済の低迷もあり、さまざまな試練を余儀なくされました。たくさんの災害で多くのとうとい命と財産を失い、自然の脅威の前にはなすすべもないことを思い知らされた出来事でもありました。8年前のきょう、東日本大震災がありました。忘れることのできない悲しい記憶でございます。新天皇として即位される現在の浩宮皇太子は、私と3日違いの同じ歳ですが、立場が大きく変わっても日本の象徴として天皇に即位されることは、同世代をともに生きてきた人間として嬉しく思いますし、やっと一人前の年齢になったのかもしれません。物事の節目には、いろいろな検証が必要だと考えています。未来に進むためにも、天皇制のあり方など、しっかりここで議論することも必要ではないでしょうか。また、平成の終焉とともに勇退される市職員の皆様、また議員の皆様ともにこれまでの御尽力に感謝を申し上げたいと思います。同じ平成という時代を走り続けてきた同志として、今後の再出発にエールを送りたいと思います。それでは、平成31年度市政執行についての会派オホーツクの代表質問に入ります。重複する部分については、代表質問の性質上、割愛しにくいので御容赦ください。市政執行方針についてお尋ねいたします。自民党が再び政権の座について安倍一強政治と言われるほど長期政権が続いている現在、安定感はある一方で、余りにも長い政権のせいで国民の政治への関心が少し薄れているのではないでしょうか。経済人の一人として、今の国勢、アベノミクスと言われた政策に対しては高く評価しなくてはなりません。平成の初めにバブル経済が破綻し、人々の価値観が大きく変化しました。企業は毎年下がり続ける景気の中で、リストラなどの企業人として一番辛い選択を余儀なくされました。暗黒の中でもがく企業が消滅し、生き残ろうと必死になっている同志である経営者の姿にも心を痛めていました。デフレからの脱却が時代の政策の成果として、現在の経済状況があることは、何と言おうと確実に経済は回復していると言っていい状況です。政治は結果が全てと言っていいでしょう。経済が上向きになり、企業の求人状況も確実に回復している現在、アベノミクスは成功した事例ではないかと考えています。当市の考え方、国の現在の状況についての分析について、当市の見解を伺いたいと思います。2番目に、当市の経済状況についてお尋ねをいたします。日本の経済が上昇基調にあったとしても、国の直接の税収増加にはつながりません。多額の公共投資による経済対策は、短期的には国の財源不足につながり、そのしわ寄せが地方の社会保障などの財源の縮小にならないのか心配するところであります。財源の多くを交付金に頼っている当市において、国の動向について最大の注視をする必要があると考えますが、国からの財源についての当市の総合的な見解をお聞かせください。3番目に、ことしのまちづくりについてお尋ねをいたします。開業医に対する支援事業が新規に提案されています。当市において地域医療は最も大切なものの一つと認識しています。健康都市を目指す水谷市政にとっても欠くことのできないものと認識しているところですが、人口減少が続く地方都市で新規に開業を目指すドクターの開拓は、ハードルの高いものと考えます。予算規模から見て、情報、可能性を絞り込んでいるところだと思われますが、新規の事業であり、必ず成功してほしい事業なので、次年度以降、積極的な予算づけをお願いしたいところです。この事業の方向性と考え方についての御見解をお伺いします。4番目に、FMあばしりの開局についてお尋ねをいたします。当市において、FMあばしりが開局されました。いろいろな地域でさまざまなローカルFM局が設立されてきました。テレビ全盛の時代、またスマートフォンやタブレット端末の普及等によるラジオへの関心が薄れつつある現在、身近な話題の多いメディアとして価値と可能性はとても大きいものと考えています。民間の事業でもあり、直接的な支援は難しい部分がありますが、市民上げての協力も必要ではないかと考えるところであります。民間企業のコマーシャル等への積極的な参加も今後の課題とされるところだと思います。特に災害時のラジオの活用は、大変有向な手段であることは昨年のブラックアウトのときの経験からも明白であり、欠かせないものであると考えています。当市として、現在考えられる方向性についてお伺いいたします。5番目に、インフラ対策についてお尋ねをいたします。郊外地区の道路整備は喫緊の課題であります。当市の主要産業の一つである農業は、日本の中では大型の規模と生産を行っています。管理機械や農産物の輸送のための車両は大型化をしています。昭和50年代の新農業構造改善事業の中で行われた農道の整備等により、現在の郊外道路の舗装が行われ、農業の生産性の向上の一助になってきました。しかし、現在の水準では、規格的にも対応できない状況になっています。道路整備には多額の費用がかかります。市の単費では到底賄えきれないことだと思います。国の積極的な支援が必要だと考えますが、農業予算の活用も含めた要請を検討してはどうでしょうか。見解をお聞かせください。6番目にジャガイモシロシストセンチュウについてお伺いをいたします。日本で初めて確認されたジャガイモシロシストセンチュウは、当市の農業において衝撃的な大問題でありました。発生確認から5年がたとうとしていますが、緊急防除により収束の方向に向かっていることと思いますが、これからの農業経営において経営基盤の根幹にかかわる問題という認識を持って、これからも全力で対策に取り組まなければなりません。経営には時としていろいろな試練が立ちはだかりますが、国が管理し、安全だとの確証のもとに種子は供給されています。農業経営者の立場になれば、やりきれない思いになるのも当然のことと思います。国の責任において完全に除去されるまで注視される課題だと考えますが、見解について改めてお伺いをいたします。7番目に、観光についてお伺いをいたします。31年度の予算の中にDMOの設立を目指す駅周辺の活性化のための施策がありますが、JR問題も含めた網走駅のあり方について、当市が積極的に取り組むことは新しい風を感じるところであります。当市の市街地の形成は、地形的・物流的な問題から、駅と中心市街地が分離してしまった経緯がありますが、以前は駅周辺にも多くの商店があり、駅周辺の商店の復活は難しい部分もありますが、宿泊施設の集積とさらなる規模の拡大も予定されている現在、観光の拠点だけではなく商業地域としての再出発も必要だと考えられます。また、私たちの生活の中でコンビニエンスストアは不可欠なものになっています。当市においてコンビニ不毛地帯があり、特に以前あった店舗が退去した場所では大変不便な思いをしています。もちろんチェーン展開している現在、多くのコンビニは厳しい売り上げのノルマを課せられています。売り上げが達成できない店舗は容赦なく切り捨てられる運命です。売り上げも本部経由で吸収されるため、地域貢献が少ないものと言われていますが、地元雇用、学生の雇用があり、何よりいろいろな機能がコンビニには集約されています。駅周辺、呼人地区など地域の住民が大変苦労していたり、駅前の宿泊客は大変不便な状況にあります。支援の方法はないか検討してはどうでしょうか。見解をお伺いしたいと思います。8番目、JR問題についてお伺いをいたします。当市は、JR存続の方向で現在考えていると認識しています。残せるなら残してほしいという、当市だけではなく関連している自治体の全ての人が望んでいることと思います。会派としても今後の可能性について発議してきましたが、人口減少、利用者の減少、ランニングコストの拡大など多くの課題が山積する中で維持していくことは難しくなっていくことと思います。とりわけ釧網線については、観光利用の活用など検討していることと思いますが、かなり厳しい状況が予想されます。各自治体も応分の負担が必要になってくる時期もそう遠くないように思えます。いずれは廃止が予想されるのであれば、ソフトランディングを目指すのではなく、思い切った英断もどこかの時期で必要と考えます。先ほどの駅前周辺の活性化とは矛盾する部分もあるとは思いますが、別の問題として捉えて見解をお伺いしたいと思います。9番目に、市庁舎の建設についてお伺いをいたします。耐震診断された地震発生時の危険度により、緊急の課題として市庁舎を建てかえる必要があるということは、市民共通の認識と理解しています。先般の議会に対する説明、マスコミの発表により候補地の方向性が示されました。いろいろな角度からの検討だと考えますし、現在の当市の都市形成の中では、候補地の選定に関しては賛成するところであります。しかし、建設予定地にはクリアしなければならない問題も多くあります。過去に撤去できなかった基礎部分、民間地の取得、津波に対応した丈夫な建物の建設、駐車場の確保等、限られた時間の中で実施設計までたどりつかなければならない状況は、大変な労力を必要とします。議会との協議、市民とのパブリックコメントを通して進めていくことと思いますが、迅速な作業も必要になってきます。近年にない大型な施設建設であり、公共事業としての価値も大きいと考えます。当市の分散している公共施設の集合と市民が活用できる市役所のあり方、民間企業への賃貸等、新しい形の市役所庁舎のあり方、方向性も必要になるものと考えます。これまでの当市における公共施設の建設方法は、大手の官庁を専門とするコンサルタントに設計を発注してきたように思います。もちろん情報量、企画力、人材はすぐれたものがあり、当市の規模では受注できるコンサルタントは存在しないことは、いたしかたない部分もありますが、地元企業には地元で培った地域性があり、何より網走市民というアイデンティティーがあります。設計の段階から地元企業を、できれば建設企業の参画等協力があれば、より市民のためになる市役所建設になるものと考えますが見解をお伺いしたいと思います。10番目に、教育についてお伺いいたします。まず、読書についてですが、さまざまな場面で読書の必要性が取り沙汰されていますが、なぜ現代の若者が本を読まなくなったのか。余りにも多くの情報が瞬時に手に入るインターネットや携帯電話の普及や利用料金の値下げ等により何時間でも電話をしたりゲームをしたり、ライフスタイルの変化がそこにあります。その昔、どの家庭にもあった百科事典、1年に1回買っていたイミダス。遠い昔のことのように思います。今、なぜ本を読むのか。さまざまな意見が交わされますが、本を読むことによる知識の深さはインターネットの情報とは大きな差があると言われています。ツールとしてのインターネットは便利ですが、本当に大切なものはゆっくりと、しっかりと自分の中に取り入れるために、電子ブック等も含めた本がそこに存在すると考えています。また、日本の教育は今まで物理的なものを中心に進められてきました。物のこだわり、つまり言い方を変えれば目に見えるものの中心の教育だったように思います。一方、心理学、道徳、倫理、心のあり方、目に見えない部分は弱かったように感じています。だからこそ今、本を読む習慣が必要だと考えます。1冊の本に出会い、人生の転機を迎え、大きく羽ばたいている人は数知れないでしょう。人生のバイブルとして1冊の本を大切にしているリーダーが多いことは、周知のことかと思います。だからこそ、教育環境の中に読書を取り入れ、習慣化することが必要ではないでしょうか。より積極的な読書の習慣は、義務教育の中でしっかりと取り組んでいくことが必要でしょう。言い尽くされている読書の大切さを1歩進める政策を求めるところであります。教育長の見解を伺いたいと思います。2点目は、芸術文化についてです。映画文化についてですが、当市ゆかりのある映画はたくさんありますし、ロケに当市を選定している映画監督も多く、網走番外地以降のPRに貢献をしてくれました。とりわけ地名の宣伝効果は、年齢の高い世代は知らない人はいないほど有名にしてくれたことも事実であります。また、映画を見ることは若者の当時デートコースとしては定番でした。レンタルビデオのブームが去り、映画を見る習慣も少なくなっているものと感じるところでありますが、地元の映画館が閉鎖し、遠いところに出向いて2時間以上の映画を見ることは、かなり難しいことなのかもしれません。しかし、映画には芸術文化としての大切な意味があります。人々の感性の豊かさの一躍を買ってくれるものとも思っています。当市においても、市民レベルの活動をされているようですが、もう少し映画に目を向ける必要があると考えるところであります。また、ロケ地に選んでもらえること自体、大変光栄なことであり、当市のPR、そして観光への波及効果は大きいものと考えます。芸術と位置づけた映画文化についての見解をお聞かせいただきたいと思います。3点目は、網走南ヶ丘高校定時制への支援であります。交通手段としての支援が予算化されたことは、高く評価をいたします。高校進学への環境は少子化問題、高等教育の統合がありながらも、ほぼ希望する学校へ門戸は開かれています。しかし、家庭の事情により高校進学を断念したり、志半ばで中退した人の受け皿として定時制高校の重要性は増していくものと考えています。札幌市では、公立夜間中学の設置を決めました。現代において、一般的には余り知られていないことですが、映画にもなった夜間中学。北海道の民間の自主夜間中学は4カ所あるそうです。札幌市の場合は、外国人の日本語教育も含まれるとのことで、今後の可能性に期待するところであります。教育は、全ての国民が平等に受けられることが先進国では当たり前のことであり、こういったところに目を向けていくことは大変重要なことだと考えます。当市の教育長としての考え方を伺います。終わりに、水谷市政2期8年が終わり、3期目に入りました。この間、山積した課題に真摯に取り組んできた結果、確実に成果を出していることは多くの市民が高く評価しているところであります。しかしながら、網走市の将来に対する目標について、市長としてもっと積極的な政策が必要ではないでしょうか。10年後の網走市のあり方、20年後の方向性について、夢のある大きな目標を掲げ、目指す方向を示してほしいと思うところであります。我々議会とともに網走市の未来像を描いていければ幸いです。以上で、会派オホーツクの代表質問を終わります。

答弁 市長 水谷洋一

-登壇- 会派オホーツク、栗田議員の御質問にお答えをいたします。初めに、国の政策と現在の状況についてでありますが、GDPは名目、実質ともに過去最大規模に拡大し、企業収益は過去最高を記録するとともに、雇用・所得環境は大きく改善し、経済の好循環は着実に回りつつあり、財政健全化への着実な取り組みを進める一方、地方創生、国土強靱化、女性の活躍、外国人人材の受け入れなどの施策の推進により、経済の好循環をより確かなものとして、誰もが生きがいを持って充実した生活を送ることができる社会の実現を目指すとしているところであります。一方、経済の先行きについては、緩やかな回復が期待されるものの、海外経済の不確実性、金融資本市場の変動の影響等に留意する必要があり、あわせてアベノミクスの成果を全国津々浦々まで一層浸透させ、経済の好循環をさらに加速させるよう、施策を実施していくこととしております。引き続き、構造改革はもとより、金融政策に成長指向の財政政策をうまく組み合わせることに留意し、再びデフレに陥らないための持続的な成長力を確保することが必要と考えているところであり、国の動向を注視してまいりたいと思います。次に、国からの財源についてでありますが、国の経済対策は、国内景気の動向などを踏まえ、必要に応じて行われるもので、当市も地域課題の解決に向けて積極的に取り組んできたところです。社会保障など法令等の義務づけがある事務・事業に対する財源は、国庫支出金や地方交付税などに措置され、平成31年度の地方財政計画では、義務づけのない事務・事業も含め、地方の一般財源総額は確保されており、必要な財源は措置されているものと理解をしております。しかしながら、国と地方の最終支出ベースの比率と、国民が負担する租税収入の配分における国の地方の比率が逆転していることから、国と地方の役割分担の見直しや、地方が自由に使える財源を拡充する観点から、国と地方の税財源の配分の見直しも必要と感じているところです。また、地方創生推進交付金のような各地の課題解決に向けた取り組みに対する支援の拡充や、対象経費の要件緩和など弾力的な運用が図られることを期待しつつ、今後の国の動向に注視してまいりたいと考えております。次に、開業医の誘致についてでありますが、当市における医療提供体制の状況はクリニックの閉院、クリニック医師の高齢化、休日等における救急医療確保の負担増、医師確保困難による診療科の休止や出張医による曜日診療など厳しい状況となっております。このようなことから、将来にわたる医療提供体制の確保を目指し、市内に新たに診療所を開設する開業医に対し、開設費用の一部を助成する開業医誘致助成制度を創設し、医療体制の整備・充実に取り組んでまりいます。平成31年度予算につきましては、誘致助成制度パンフレットの作成を初め、ホームページの掲載、道内医療関係業界紙への広告掲出、道内医育大学での周知、北海道・東京事務所などでの道外対象者向けの周知など、広く制度の周知を図る経費を計上しているところであります。実際に、助成制度の活用が決まりましたら、補正予算で対応することとしております。事業の実施に当たりましては、まずは、1件目の取り組みを積み重ねてまいりたいと考えており、引き続き住みなれた地域で安心して暮らしていけるよう、医師会などとの協力・連携のもと推進してまいります。次に、FMあばしりの活用についてでありますが、ラジオは寄り添いのメディアであり、取り扱いやすさ、無線媒体としての確実性などから、災害時には強いとの評価がされております。FMあばしりでは、行政情報やイベント情報など市民への身近な情報の発信に加え、平常時には防災情報、災害時には緊急情報を発信する防災メディアとして市民へ的確な情報を発信していくこととお聞きしております。市ではFMあばしりの放送を活用し、緊急告知防止ラジオを避難行動要支援者や高齢者の方々などへ貸与し、緊急情報をお知らせするほか、防災情報や市政に関する最新情報など、ラジオを通して市民の皆様へお届けしたいと考えております。まちづくりや有事の際の備えとして、また高齢化社会に向けたコミュニケーションツールとして、今後FMあばしりが地域の活性化のため、市内に根づいていくことが期待されているところであります。次に、郊外地区の道路整備についてでありますが、郊外地区道路の多くは、整備から40年以上が経過し、舗装のひび割れや路面沈下の発生など老朽化が進行している状況にあります。また、主要な郊外地区道路では、農業機械の大型化や交通量の増加から、曲線箇所における幅員の不足があり、安全な交通環境の確保のため、改良整備が必要な箇所が多くあると認識しております。郊外地区の舗装改良や道路幅員の拡幅などは、規模が大きくなることから、工事費用も大きく、国の交付金予算などの活用が必要となると考えているところであります。農業予算の活用につきましては、農業農村整備事業の予算や事業期間、農業者の基盤整備の意向調整など課題もありますが、事業の実施主体である北海道とも協議をしながら検討してまいりたいと考えております。次に、ジャガイモシロシストセンチュウについてでありますが、平成29年度から3年間、国の緊急防除が実施されており、来年度が最終年度に位置づけられております。農林水産省は、防除効果を検証するため、防除を実施した全ての圃場に対し土壌調査を実施いたしました。今後は、調査結果に基づき、ジャガイモシロシストセンチュウが確認された圃場においては、ことしも緊急防除を実施いたしますが、検出限界以下となった圃場については、移動制限は継続いたしますが、防除対策は終了し、寄主植物の作付けの禁止を解除することとなっております。作付け再開に当たりましては、ジャガイモシロシストセンチュウの密度が高くなることがないよう、北海道が適正輪作の推進、抵抗性品種の導入指導を実施することとなっております。平成32年度以降の対策のあり方については、今月開催されるジャガイモシロシストセンチュウ対策検討会議で検討されることになっておりますので、全ての圃場が検出限界以下になるまで国の責任のもと防除を実施するよう、要請していく考えであります。次に、網走駅周辺等のコンビニエンスストアの出店支援についてでありますが、網走駅前にあったローソンは現在、空き店舗となっており、コンビニエンスストア運営会社や建物所有者を含め、協議・調整を行ってまいりましたが、立地条件や経営上の問題等から解決のめどは立っていない状況です。また、呼人地区では、現在営業を行っている一般雑貨店が閉店を予定されていることから、地域と連携を図り、コンビニエンスストアの出店の可能性について協議を行っているところですが、結論には至っていない状況です。今後、両地域においては、他の方策も含め、運営事業者と慎重に協議を進めていきたいと考えております。次に、JR北海道問題についてでありますが、北海道を初め、石北本線及び釧網本線の沿線自治体など関係機関において、両路線とも残すべき貴重な社会資本であるとの認識のもと、鉄路の維持・存続に向けて、さまざまな連携を図りながら取り組みを進めているところであります。現在、国では、維持困難線区の地方自治体に対し、JR北海道と地域の関係者が一体となって、利用促進やコスト削減などに取り組み、あるべき交通体系について徹底的な検討を行うこと、鉄道施設などの設備投資・修繕に対し、国の支援と同水準の支援を行うことを求めております。沿線自治体といたしましては、厳しい状況にありますが、引き続き、国の動向を注視しつつ関係機関との連携を深め、両路線の維持に向けて課題の解決に取り組んでまいります。次に、市庁舎の建設における設計段階からの地元企業の参加についてでありますが、市庁舎建設に当たっては、平成31年度に基本構想に着手する予定であり、事業手法としては、従来発注方式の設計施工分離発注方式のほか、設計施工一括発注方式や民間資金の活用が考えられますが、設計段階において市の意向や市民の意見を反映しやすいなどのことから、従来発注方式を基本として総合的に検討することとしております。基本構想策定に当たっては、市民の意見を十分に反映する必要があり、適切な市民参加の手法により、取り進めることとしております。そのことから、さまざまな業種や団体など、多方面から御意見をいただき、策定を進めることができるものと考えております。

答弁 教育長 三島正昭(教育長は2021年3月まで)

-登壇- 教育委員会の関係について、お答えいたします。読書の推進についてでありますが、読書活動は子供たちが言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものとし、人生をより深く生きる力を身につけていく上で欠くことのできないものであります。学校におきましては、図書館司書を配置し、授業における調べ学習の充実、読み聞かせやその子に応じた本を勧めるなどにより読書の楽しみを感じ、読書への興味・関心が高まる機会もふえることから、読む力や書く力にもつながるものと考えております。また、朝読書や市内全ての小中学校を対象とした読書感想文コンクールには非常に多くの応募があるなど、読書への関心を高める取り組みを積極的に行っているところであります。このほか、地域ボランティアの受け入れや、図書館とも連携し、図書館の本を小学校の各学級に配置し、子供の読書活動の機会の充実に努めているところであります。家庭においては、読み聞かせ体験とともに乳幼児と保護者に手渡すブックスタートや子供を中心に家族で同じ本を読み、読んだ本の感想を話すなどの家読など、読書の習慣づけの重要性の理解を図ってまいりたいと考えております。次に、映画文化についてでありますが、映画は文学や演劇、音楽、美術、建築などさまざまな芸術を含む総合芸術と言われており、時代の折々の感情や思想などについて映像で表現し、社会状況を映すものであると認識をしております。そして、多くの人々に喜びや感動、安らぎなどを与えるものであり、映画が普及し大きな人気を博していた時代には、網走市内でも複数の映画館が存在し、幅広い世代の人々が鑑賞したものと思います。現在は、娯楽が多様化し、またさまざまなメディアが普及したことにより、映画館で映画を見る人の数は以前に比べ減っておりますが、娯楽としての役割を担うものとして、また教養、文化、芸術の一つの分野として位置づけることができるものと考えております。次に、網走南ヶ丘高校定時制への支援についてでありますが、網走南ヶ丘高等学校定時制は働きながら学校に通う生徒のほか、さまざまな入学動機・学習歴を持つ生徒の進学先となっていますが、年々入学希望者数が減少し、募集停止などの再編整備の可能性が大きくなっていることから、新年度において、通学生徒の下校時の公共交通手段を確保し利便性を向上させることにより、入学者の増加を図ることを目的に、タクシーの乗り合い利用の取り組みを支援することとしたところであります。こうした生徒の高校進学実現の道として、入学者は多くないものの、網走南ヶ丘高等学校定時制課程の存在意義は、非常に大きいものと考えているところであり、維持・存続に努めていくとともに、どのような環境にある子供にとっても、教育を受ける機会が減ることのないよう努めてまいります。

出典:網走市議会 平成31年第1回定例会 2019年3月11日 議事録 PDF(88ページ) 間違いを知らせる