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由仁町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月11日

財源確保と財政健全化の今後の見通しについて

2022年3月11日、由仁町議会の一般質問で、大竹登議員が「財源確保と財政健全化の今後の見通しについて」質問し、町長 松村諭、総務課長 野島健が答弁しました。

質問者
大竹登 議員
答弁者
町長 松村諭、総務課長 野島健

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 8番 大竹登

私は、大項目2点についてお尋ねをしたいと思います。財政問題と病院問題についてであります。1点目、財源確保と財政健全化の今後の見通しについて。令和4年度の町政執行方針と当初予算案が示されました。それによりますと、全会計の予算総額は88億4,518万円、一般会計は52億1,515万1,000円となっており、地方税と地方交付税を合わせて1億7,129万1,000円の増額見込みとなっています。しかし、臨時財政対策債及び地方特例交付金は減額となることから、令和4年度予算編成に当たっては前年度に引き続き不足財源分を財政調整基金とふるさと基金を取り崩して収支を整えたということであります。新型コロナウイルスの終息の見通しも不明で、基幹産業である農業も米価の下落、畜産物の消費低迷、商工業も影響を受け、町財政においても税収の減収が予測されております。税収と基金が減り、公債費が増えていくと一層の財政悪化が懸念されるところであります。こうした状況を踏まえ、今後の財源確保と財政健全化の見通しについて町長の見解を伺いたいと思います。

答弁 町長 松村諭

大竹議員の財源確保と財政健全化の今後の見通しについて、ご質問にお答えをいたします。昨年12月24日に閣議決定されました令和4年度予算につきましては、地方税及び地方交付税は令和3年度を上回る見込額が計上されたところでございます。令和4年度の地方一般財源総額につきましては、地方特例交付金や臨時財政対策債は議員ご指摘のとおり減額されたものの、感染症対策、社会保障費、デシタル化、脱炭素、地方創生の推進、防災、減災対策など歳出増加を踏まえた総体的に令和3年度をやや上回る予算額が確保されたところであります。また、当町における町民税をはじめとする各種町税につきましても、米価の下落をはじめとする農業関連収入や商工業関連の産業におきましては新型コロナウイルス感染症の蔓延による景気低迷の影響を受け減少、減収になるものと予想しておりましたが、幸いにも令和3年度をやや上回る予算額を見込むことができました。しかしながら、本年1月からのオミクロン株による第6波となる感染拡大やロシアのウクライナに対する軍事攻撃による戦闘など、これまでの景気低迷に加えて原油、天然ガスや小麦の価格が高騰し続けており、景気回復を妨げる要因が今後も続くものと考えられます。歳入の大半を地方交付税に依存している当町にとりましては、景気低迷、不況の影響によりまして地方交付税が圧縮されれば、たちまち財政危機に陥るおそれがあるものと危機感を抱いているところでもあります。町政執行方針でも申し上げましたが、築40年を超える老朽化した施設や平成に建設いたしましたゆにガーデンや町民プールなどの公共施設の維持補修費が年々増加しております。現在はこれらの施設を維持するために最低限の補修で対応しておりますが、今後莫大な費用を要する大規模な改修が必要となる施設を抱えているというのが現実であります。さらに、各種電算システムなどの保守、法改正に伴う改修費用も年々増加しており、令和4年度におきましてはその額が約1億600万円、過去最大の予算額を計上したところであります。これら公共施設や行政サービスの維持に不可欠な電算システムなどの維持補修経費などが増加していることが本年度の約2億円の予算不足を発生させる要因となっているところであります。予算編成に当たりましては、歳入歳出の均衡を図るために、緊急性を勘案した上で優先順位を決め、実施時期の先送りを行いながら歳出予算の抑制に努めておりますが、人件費や扶助費、公債費などの任意に削減できない義務的経費が歳出予算の37%を占めていることから、やむを得ず財政調整基金を取り崩し、財源不足の解消、収支の均衡を保っている状況で、表現を変えますとタイトロープ、綱渡りの状態であります。議員ご指摘のとおり、税収や基金残高の減少が見込まれることから、今後もより一層の歳出削減と歳入確保を常に意識しなければ、平成20年度のような町財政の悪化が進み、これまでと同様の行政サービスを提供することが難しくなります。したがいまして、財源の確保に向けて、未利用財産の活用と処分を積極的に進めるとともに、引き続き地方固有の財産であります地方交付税総額の確保とゴルフ場利用税市町村交付金の制度が存続されるよう地方団体が一丸となって国に対して引き続き要望を続けてまいります。また、現在の町の規模や住民のニーズを踏まえながら、長期的な視点を持って事務事業の見直し、公共施設の更新、統廃合につきましても慎重に検討を行い、これからも財政負担の軽減と平準化を図り、徹底した財政健全化に取り組んでまいります。

質問 8番 大竹登

ただいまの答弁で財政力が非常に厳しいと、財政状況が国を含めてです。そこで、重ねてお尋ねをします。今答弁された現状から、まず1点目、由仁町の財政力指数の推移について現状と今後の見通しをどのように考えられたのか。それから、財政調整基金がその運用の中でどうなっていく見通しなのか。それと、3点目は、公債費と償還額が増えてきているわけであります。そうしますと、新たな事業展開のためにまた新たな借金といいますか、公債費が増えざるを得ないということから、由仁町の財政力、公債費比率とか財政力がどのようになっていくのかという今後の見通しについて、にっちもさっちもいかないから、あれもこれもやらないというわけにもいかないという状況の中での非常に厳しい財政状況の運用となると思いますけれども、この辺についてどう認識しているかお尋ねをしたいと思います。

答弁 町長 松村諭

大竹議員から4点の再質問をいただきましたが、1点目の財政力指数の推移につきましては、大変申し訳ございませんが、資料を持参しておりませんので、ただいま資料を用意させておりますので、この1点目については後ほどお答えをしていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いをいたします。2点目でございます。基金の状況についてお答えをいたします。議員もご承知のことと思いますが、平成20年であります。地方公共団体の財政の健全化に関する法律と、地方公共団体の財政状況を判断するための基準がこの法律によって定められました。当町は、そのうちの指数の1点目だと思いますが、公債費比率、いわゆる借金の率でありますが、これが国の定めた基準25.0%を超えまして、たしか当時は26%だったと思います。早期健全化団体に転落をいたしました。その結果どうなったかといいますと、新たな借金をするときには、本来であれば由仁町独自で借金をすることができるのでありますが、都道府県、国の許可を得なければ借金をすることができないという、そういった時代に突入をしたわけでございます。それから以降につきましては、行財政改革を推進して一日も早く早期健全化団体から脱却するという町行政を進めてきたわけであります。その平成20年のときの財政調整基金は1億5,424万円でございました。令和4年度の予算の収支の均衡を図るために崩した基金が2億円でありますから、その基金よりもはるかに足りない。1億5,400万円しか平成20年度はなかったのであります。それから行財政改革を進めていきまして、少しずつ少しずつ、新規事業を抑制すると同時にこの基金を積んできたわけであります。そうして、ようやく令和3年度末に7億7,000万まで財政調整基金を積み立てることができました。今年の町政執行方針でも申し上げましたが、今7億7,000万あると、歳入歳出の不均衡が2億円ありますので、このまま同じような町政運営をしていくと、毎年2億円を崩すと考えていきますと大体3年か4年後ぐらいには基金が枯渇して、町政運営が滞ってしまう。現在と同じ行政サービスができなくなってしまうと、そういった状況であります。では、基金を積み立てればいいのかというのがありますが、これは当然年度間の収支の均衡を埋めるために使うものであります。また、災害等が発生したときのやむを得ない状況のときに緊急出動する貯金でもあるわけであります。そう考えますと、私ども由仁町の町政の運営につきましては50億の予算規模ですから、早期健全化団体に陥らない安全策を考えれば、およそ25%、12億程度の財政調整基金は積んでおかなければならない。積むのが一番安全ではないかなというふうに考えております。1億5,000万しかなかった財政調整基金が7億になるまで、およそ10年以上も時間を要したわけであります。この間何もしなかったわけでは当然ありません。事務事業の先送りもいたしました。当然節約もしました。私どもの行うことは町民の皆さんに行政サービスを提供することですから、そのために必要なことはしっかりとやっていかないとというふうに考えますと、財政調整基金を積むだけ、それでいいというわけではありませんので、実施しなければならない事業というものをしっかりと見極めて、何とか健全な財政運営ができるように財政運営を進めていきたいというのが私の考え方であります。では、借金しなければいいのではないかという、そういったご意見もあろうかと思いますが、借金というのは必ずしも悪いというものではなくて、今を生きる私たちと、そして現在子供で将来にわたって借金で出来上がったものを利用すると、長い期間にわたって異なる世代にわたって享受されるもの、利用するものについては、これは借金をしてきちんと整備を進めていく必要がありますので、これは借金をしてはならないということではありませんので、誤解を招かないようにしていただきたいと思います。続きまして、公債費でありますが、20年の転落した時点の公債費は26.4%であります。国の基準が25%でありますので、1.4%超えたのであります。それから町政運営を進めていく中で住民の皆さんに大きな負担を強いることになりましたが、繰上償還を重ね、借金をすることを控えまして、平成22年、24.9%と国の定めている基準を下回ることができまして、同時に早期健全化団体から脱却をしたわけであります。それ以降でありますが、少しずつ公債費の比率は下がってきております。令和3年度の公債費比率は15.2%であります。約10%近く下がったという状況であります。これは、今後とも少しずつ少しずつ下がっていくものと予想しておりますが、これはかつての早期健全化団体に陥ったような、そういった大型の事業をやらなければの見込みでございますので、何ぼ交付税のバックが多いからといって、実施するには由仁町の財政規模を十分考慮して取り組んでいかなければ、いつまた平成20年のように戻ってしまうか分からないのでありますから、そこはしっかりと見極めていかないと駄目だというふうに考えているところであります。現在資料を用意しておりますが、財政力指数の推移につきましてはもうちょっと時間をいただきたいと思います。長々としゃべってしまって大変申し訳ないのでありますが、財政運営の基本というのはやはり入りを量りていずるをなすであります。歳入をしっかりと見込んで、その歳入に合った歳出を組むというのが、これが基本であります。ですから、これは歳出で穴の空いたバケツのような状態であれば、何ぼお金をつぎ込んでもそのバケツの中には何も残らないというような状況になってしまいますので、そこはしっかりと進めていきたいと考えているところであります。もうちょっとお時間をいただきたいと思います。

答弁 町長 松村諭

1点目の財政力指数の推移につきましては、財政を担当しております総務課長のほうからお答えをさせていただきます。

答弁 総務課長 野島健(総務課長は2022年3月まで)

ご質問の財政力指数でございますが、令和元年実績値で0.22、0.22が実績値であります。なお、平成20年につきましては0.21、そこから0.21から0.24、大体同じぐらいで推移をしております。なお、令和元年度の財政力指数の類似団体につきましては0.28という数値になっております。以上でございます。

質問 8番 大竹登

財政力指数については、ほかのいろんな指標について努力されているという点については、頑張っておられるのは、そういうことについては私は評価したいと考えております。ただ、基幹産業が農業であるだけに、農業の今後の展開を考えていきますと、一番大きな米価の下落とか、それから乳製品の消費の低迷等の話も聞いておりますので、非常に税収の確保というのが厳しいし、それから地方交付税もコロナ対策費の総額を加えますと増額に見えておりますけれども、必ずしも景気対策等のあれが町内に循環するような、そういうお金が回っているかというと、そうでもない側面もあると思います。そういう点で、今後一般財源の確保を含めて一層の努力をしていただきたいということと、財政力の推移の問題については、予算審査もありますので、その中でまたお聞きしたいと思います。

出典:由仁町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月11日 議事録 PDF(7ページ) 間違いを知らせる