みんなの議会

由仁町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月11日

由仁町立診療所と介護老人保健施設ひだまりの運営について

2022年3月11日、由仁町議会の一般質問で、大竹登議員が「由仁町立診療所と介護老人保健施設ひだまりの運営について」質問し、町長 松村諭、町立診療所事務長 安達智が答弁しました。

質問者
大竹登 議員
答弁者
町長 松村諭、町立診療所事務長 安達智

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 8番 大竹登

それでは、2点目、由仁町立診療所と介護老人保健施設ひだまりの運営についてであります。町立診療所は、在宅療養を支える事業を中心に、町内だけではなく栗山町、由仁町など広域での在宅医療に取り組んでいます。数年前までは一般会計からの繰入れが多大になっていましたが、訪問診療、リハビリケアの提供でこれまで町外診療を受けていた患者のUターン現象や新規の患者も増加したことで一般会計の繰入れも大幅に減ってきています。ただ、今後において医療、介護スタッフの人員不足も懸念されることから、医師確保も含めた診療所の今後の運営見通しについてお尋ねをいたします。また、由仁町介護老人保健施設ひだまりにおいては、町政執行方針の中で、入所によるリハビリテーションや短期入所による家族の休息など、地域包括ケアシステムの中での重要な役割を果たすことから、スタッフの確保に努め、経営の安定化を図るとありますけれども、在宅と施設入所の中間施設でもあり、稼働率の低さや一般会計からの繰入れの増大も懸念されていることもあり、今後の経営改善の見通しについて町長の見解を伺いたいと思います。

質問 8番 大竹登

はい。

答弁 町長 松村諭

大竹議員の町立診療所と介護老人保健施設ひだまりの運営についてのご質問にお答えをいたします。自治体病院に対しまして廃止、統合、再編を迫る地域医療構想に先んじて、平成30年3月、国民健康保険由仁町立病院は約半世紀にわたる歴史に幕を下ろし、診療所と老人保健施設として新しくスタートしたところであります。転換した診療所につきましては広域での在宅医療を提供しておりまして、町内の患者だけではなく栗山町や長沼町など町外からの入院、外来、訪問診療患者も増加しているところであります。当町並びに近隣町におきましても人口減少が進んでいる中におきまして、積極的に訪問診療活動の範囲を広げ、患者数の増加を目指すことが経営の安定につながるものと考えております。令和3年度につきましては、常勤医師4名体制で、看護師などを含む医療スタッフは充実しておりました。しかし、常勤医師1名が任期満了によって3月末で退職することになり、訪問診療の需要増加に対応するためにも医師の確保が喫緊の課題となっております。医師の補充、採用につきましては、これまでと同様に北海道地域医療振興財団、全国自治体病院協議会や町立診療所のホームページなどで募集活動を進めていくとともに、今年度は新たに医師専用の人材紹介会社を活用してより積極的に進め、運営の改善、安定を目指してまいります。次に、介護老人保健施設ひだまりにつきましては、令和2年度は新型コロナウイルス感染症の影響を受け、入所制限などによりまして1日平均10名弱の利用となり、収益が大きく減少いたしました。コロナウイルスによるパンデミックはいまだ終息しておりませんが、新規利用の問合せも少しずつ増えておりまして、その結果入所者が増え、稼働率は50%を超え、赤字を解消するには至っておりませんが、収益は改善に向かっているところであります。介護老人保健施設は、ついの住みかではなく、議員もご指摘のとおり、在宅と施設入所の中間施設であることから、介護保険被保険者の動向、特別養護老人ホームの待機者数及び入院患者数、さらに利用基準の改正などによって今後も大幅な増加を見込むことはできませんが、この施設はリハビリテーション、家族の休息のためのレスパイト利用など、在宅療養を推進していくために町立診療所と一体となって必要な機能、役割を果たすものであります。今後とも安定的な経営のために、社会福祉協議会が指定管理者として運営している介護老人保健施設ほほえみの家で予定をしております外国人実習生の活用も視野に入れながら人材の確保に努め、経営の改善に努めてまいります。町立診療所と介護老人保健施設の運営及び経営につきましては、何よりもマンパワー、エッセンシャルワーカーによる医療、介護サービスの充実が患者や入所あるいは利用者の増加につながることから、人材情報の入手に努め、他の医療機関や関係機関と連携しながら根気強く人材の確保による運営体制の強化に努め、町民の皆さんの期待と信頼に応えられる医療、介護サービスを提供し、経営の改善を目指してまいります。

質問 8番 大竹登

ただいま基本的なことについて答弁がありましたけれども、ざっくりしたお話を伺いたいと思います。1点目は、コロナ前と新年度当初予算、それの繰入額がどう推移してきたか、ルール分の国の交付金もありますので、それがどうなってきているかということが1点目であります。2点目は、非常に心配しておりますのは、診療所の経営が安定をしてきている一方、ひだまりのほうが先ほどの答弁では50%稼働、私も稼働率という言葉は使いたくないのですけれども、国がどうしても稼働率によって補助金を増やすとか、減らすとか、そういうことで経営上すごく影響があるものですからあれですけれども、ひだまりの繰入額が補正等を見てもかなり多額な金額になってきているものですから、そういう点で50%といいますと半分が活用されていないという、中間施設、必要な施設であることは当然分かっておりますけれども、病床数が適正なのかどうか、それから入所する待機者、そういう動向なんかが近年中間施設の待機者というのが減ってきているというふうなお話も聞いておりますので、ニーズに合った施設運用ということも必要になってくると思います。それから、もう一つは、今中間施設等の扱いで認知症の患者なんかを受け入れてほしいという、リハビリも含めてですけれども、そういう要望もかなり出ております。今の施設でそういう人たちも入所されておりますけれども、施設の管理上、やはり認知症の人たちの受入れが増えるとその人たちを世話をするための、深夜徘回とか、そういうことに対する管理、指導とかいうのが建物の構造上非常に難しいのではないかというふうなことも懸念されますので、現在の病院、診療所をそのまま将来ともに医療、それから老健、両方の分野でこのまま継続して使用されていこうとしているのか、その辺の見通しについてお尋ねをしたいと思います。

答弁 町長 松村諭

大竹議員の再質問1点目、2点目、繰入額等に関するご質問に関しましては、後ほど診療所事務長のほうからお答えをさせていただきます。私のほうからは3点目の町立診療所、ひだまりの建物、これを将来的にどうするのかと、当然医療、介護サービスを提供する上において構造上の問題があるから提供できないサービスもあるのではないかと、そういったご質問も含めてお答えさせていただきますが、診療所の改築あるいは新しく建てるということにつきましては私もいろいろな方面からご質問をいただいております。先ほどもお答えをいたしましたが、現在私どもの自治体病院では転換が迫られております。コロナによりまして地域医療構想は一時中止となっておりますが、この地域医療構想に先んじて私どもは町立病院のほうを縮小したわけであります。コロナのパンデミックが終息すると恐らく地域医療構想の問題がまたスタートすると思います。そんな中にありまして、私どもの診療所の立ち位置でありますが、これは2次医療圏内に入っておりまして、簡単に言いますと、大きな手術をしたりとか、がんなどで重症の患者さんを診る医療機関ではありませんので、発見した場合には直ちに専門病院のほうに転送するという、そういった役割を担っております。訪問看護も南空知を中心とした広域で取り組んでおります。今栗山町では日赤病院が改築をする予定であります。ベッド数も現在と同じベッド数で改築するというお話をお聞きしております。私は、少なくともこの南空知において専門的な総合病院としての栗山日赤病院のその改築の医療機関としての在り方をしっかりと見据えてからでないと、現在の町立診療所を建て替えるということは私は現在は考えておりません。これをきちんと見据えてからでないと、建ててしまってから、栗山もやっている、由仁もやっている、長沼でもやっている。同じようなことをこんな近い小さなエリアで患者の奪い合いをやっても仕方ないのであります。ですから、栗山の日赤病院がきちんと建つまでは、このことについては私は保留といいますか、それまでしっかりと現在の建物を使って住民への医療サービスを提供するというふうに考えております。ですから、建て替えについてはもう少し時間をいただきたいと思っております。早くやることは簡単でありますが、これは見据えないといけないなというふうに思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。それで、1点目の繰入額の推移等につきまして事務長のほうからお答えをさせていただきます。

答弁 町立診療所事務長 安達智(町立診療所事務長は2022年3月まで)

大竹議員の1点目の繰入額の状況についてご説明をさせていただきます。まず、令和元年度の診療所の一般会計繰入額ですが、2億593万円です。令和2年度からコロナ感染が発生しておりますが、このときの診療所の一般会計繰入額が1億7,746万4,000円であります。訪問診療などがかなり増えてきましたので、通常の病院関係ではコロナの影響によって収益が下がっておりますが、当町では訪問診療の活動によって逆に一般会計の繰入額が減っているという状況であります。令和3年度につきましても、先日の補正予算で1億8,000万円となっておりますので、コロナ禍における影響というものは比較的当診療所においては少ないと思っております。続きまして、2点目の病床数の適正化でありますが、由仁の介護老人保健施設の定員が29床となっております。施設の基準的には小規模の介護老人保健施設という指定を受けてやっております。先ほど稼働率が50%ということですが、利用においてはその月、その月で変化があります。少ないときもあれば多いときもあります。急激に70%台になったりすることもありますので、平均を取るということもありますが、多少利用の増減に対応できるというところも必要でありますので、現在の定員数で適正であるというふうに判断しております。以上であります。

質問 8番 大竹登

ひだまりの繰入れの推移、ちょっと答弁漏れあるのでないかと思います。

答弁 町立診療所事務長 安達智(町立診療所事務長は2022年3月まで)

失礼しました。ひだまりのほうの繰入額になりますが、令和元年度は5,210万円です。令和2年度、7,546万円、こちらにつきましては新型コロナの影響によって入所制限をしたことによって増えております。令和3年度が6,500万円台となっております。以上であります。

質問 8番 大竹登

分かりました。もっと繰入れが診療所減っていると思ったのですけれども、医師も増えておりますし、患者数も相当増えてはおりますけれども、それに伴う経費もかかっているのだろうと思いますけれども、これを見ますと診療所部分で2,000万くらい減った部分がひだまり部分で埋まってしまうというふうな現状で、かなり厳しいなというふうに思います。そういう点で今後とも一層経営改善に努力される。住民の信頼に応えられるような医療施設として継続されることを願いまして、私の質問を終わらせていただきたいと思います。

答弁 町長 松村諭

申し訳ございません、大竹議員、1点だけ補足説明させていただきます。診療所の繰入れがあまり減っていないということでありますが、現在診療所に対する繰入れに関しましては地方交付税で措置されている診療所に理論上措置されている額以上のものは繰入れを行っていないというのが現状でございます。交付税において理論上措置されている額を診療所のほうに繰入れをしているということでございます。

質問 8番 大竹登

後ほど文書でその額提示してもらいたいと思います。

出典:由仁町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月11日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる