みんなの議会

浦臼町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月16日

浦臼町に本格的な気象アメダスの設置を

2023年3月16日、浦臼町議会の一般質問で、中川清美議員が「浦臼町に本格的な気象アメダスの設置を」について質問し、町長 川畑智昭が答弁しました。

質問者
中川清美 議員
答弁者
町長 川畑智昭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 8番 中川清美

令和5年第1回定例会について、一般質問をさせていただきます。3月13日、マスクも解除、個人の判断ということでございますので、私ちょっと眼鏡をかけておりまして、一般質問の際に、ちょっと熱が入りますと曇ってしまいますので、マスクを外させていただいて質問させていただきたいと思います。まず、浦臼町に本格的なアメダスの設置に関する質問といたしまして、2点ほど関連しておりますので、2点にわたって質問をさせていただきたいと思います。1点目については、農業における管理、また収穫作業の目安となる気象条件に本格的なアメダスが必要と考えているところであります。関連して2点目としましても、防災マネージャーの採用に当たり、町独自の気象情報の取得が求められるか、その点についても関連しておりますので質問をさせていただきます。今、浦臼町におけるアメダスは雨量しか観測できないもので、能力的に見てもアメダスといえるほどの情報が少ないものです。本来のアメダスの機能としては、降水量、気温、風向、風速、相対湿度、積雪深、日照時間などが観測されています。近隣市町では、本格的アメダス設置は美唄市と滝川市であり、ちょうど本町はその中間地帯であり、また本町は日本海からの気象を山越しに最初に影響のある位置となっており、他市町とは気象状況においては特異なものであると考えられます。今現在においては、異常気象とも言われ、本町においてもゲリラ豪雨も過去においても発生していると考えられます。直近においては、昨年の12月17日の降雪でありましたが、厚田方面より本町に目がけ線状降雪帯が次々と発生し、私の私見でありますけれども、24時間降雪量は1メートルを超えたものではないかと思われました。このような鬼気迫る状況などが、確かな情報が求められると考えます。気象において、最も影響を受けやすいのが農業ではないかと思います。気象に左右されやすい環境のもと作業すべてにおいて的確な情報を必要としています。最もその中で必要とされるものは、収穫の判断だと考えております。水稲の収穫においては、現状として目視をし、さらに試験脱穀をして、刈り取りへとなりますが、近年温暖化の影響か予想よりも登熟が進み、刈り取り適期をおくらせてきていると思われます。米の刈り取り適期の判断として、登熟積算温度がありますが、本町においては1,051度となっております。基本となるのが、恐らく滝川市のアメダスを参考にしていると思われます。米においては1年1作で特にミスは許されないものであります。続いて、防災マネージャーの件についての質問となりますが、町長の公約に上げていましたが、熱心な要請活動が成果を上げ、4月より本町に赴くとのことで、期待をしているところであります。しかしながら、不安要素もありまして、防災マネージャーは何を基準として判断するのか疑問に思われます。前段に申し上げたが、ゲリラ豪雨など本町のみ豪雨や強風被害が現実となっています。マネージャーの仕事としても、的確な情報があってこそと考えます。仕事の内容については、新規の仕事の内容となりますが、以前、町長の方からお聞きしましたが、避難訓練なども対象と聞いていますが、すべてにおいて想定の気象での行動でありながら、非常に大切なことだと思います。また、防災マネージャーの職務内容についても伺いたいと思います。川畑町政になって、各種農業に対する補助事業も対策され、大きな効果も出ているところと高く評価をするものであります。残すところ町長の任期1年となり、また私の議員としての発言の機会も次期においては担保をされているものではなく、この機会において未来永劫安心・安全のためのアメダスの設置を求めます。以上です。

答弁 町長 川畑智昭

中川議員のご質問にお答えいたします。1点目のアメダスについてですが、アメダスは集中豪雨や暴風・強風などの気象災害を防止・軽減するために、従来の気象観測網だけでは把握できない局地的な大気現象を監視する目的で気象庁が整備したものです。降水量の観測地点は、全国で1,300地点、全国の17キロ四方に1地点の割合で設置されており、このうち約840地点では風向・風速・気温・日照時間の観測を行っております。また、積雪地域については約280地点で積雪深も観測されています。本町におきましては、陶芸センター横に設置されておりますが、こちらにつきましては、議員ご指摘のとおり降水量のみの観測となっています。アメダスにつきましては、設置目的があくまでも気象災害の防止・軽減であり、そのため災害に直結する降雨量が唯一の観測項目となっている地点が460地点あり、これは1979年に正式運用されてから基本的には変わっておりません。そのため、近年多発する異常気象から未設置の市町村からは設置要望が上がり、また農業や漁業など多目的利用の声も高まっている状況です。単独自治体としての要望にどこまで効果があるかは不明ですが、まずはアメダスを取り巻く全国的な動きや昨年一部で話題となった1キロメッシュでの気象情報の提供について情報収集に努めてまいります。2点目の防災マネージャーの職務内容についてですが、今月末に滝川駐屯地を定年退官され、4月から防災マネージャーとして勤務していただくことをとても心強く感じております。防災マネージャーは、内閣府の定める地域防災マネージャーの資格を有し、防災・危機管理における専門的な知識と災害時における対応など、今後起こり得る災害に対する備えや災害発生時の的確な判断など、防災業務を担う中心的な人材になると期待しております。防災マネージャーの業務として、まずは地域と連携した防災体制の強化に努め、地域での避難訓練等の実施、数年後には全町挙げての防災訓練の企画・実施、避難所設置や運営における避難所運営マニュアルの策定などに取り組んでまいります。また、防災計画をはじめとする各種計画の策定や見直しもあわせて進めてまいります。また、出前講座などを通じまして、防災について町民に理解を深めていただくほか、いつ起こるかわからない自然災害に対応するため、町民皆様の命と暮らしを守り、安全・安心なまちづくりの推進に向けて、業務を遂行していただきます。以上です。

再質問 8番 中川清美

再質問でありますけれども、まず米に関してなんですけれども、米の積算温度について申し上げたいと思いますが、前段言ったとおり、おおむね登熟温度は1,051度が必要でありまして、今浦臼町に作付されている主な米の品種としましては、ゆめぴりか、ななつぼし、ふっくりんこの3品種でありまして、その中において、ふっくりんこは道南の函館市の試験場で育種開発された米で、しっかり登熟温度の確保が求められています。この米が一般に種子配布されるときに、ホクレンではふっくりんこサミットを形成し、その販売戦略を立ててきました。この中において、作付条件として登熟温度が1,050度をクリアしている地帯であって、認められたJAは、きたそらち農協、たきかわ農協、ピンネ農協管内と適地指定された経過がありました。何を言わんとするのは、しっかりと温度の確保ができる地帯での作付ということでありまして、反面平均温度も高いということにもとれることになります。登熟温度とは、稲の穂が出穂してから刈り取り適期までの期間の積算温度のことでありまして、平均、本町においては西に樺戸山がありまして、ほかの地区よりも積算温度が確保しやすいのかと思われます。その影響なのか、ここ10年ぐらいは非常に温暖化によりまして、寒冷地栽培の特化した品種改良された米の作付しているわけなんですが、近年の温暖化により、米の品質に影響があらわれてきていると思われます。それは何かというと、刈り取り適期がおくれることによる米の胴割れの被害が急増してきています。以前は農家の感覚で刈り取りをしていましたが、今現在においては適期判断として実際にもみ殻をむいて玄米判断をしておりますが、そのときにおいてはもう既に刈り取り適期を迎えた米が多く見られてきまして、ここおおむね10年ぐらいは刈り取り適期は9月中旬ごろであったわけなんですが、ここ数年では9月初旬ということになってきておりまして、農家の経験と感覚での作業に見合わない営農計画が必要と考えられます。胴割れ米は規格外米となり、価格においても大きな減額となりまして、農家経済においても大きな損害となってくると思われます。また、防災マネージャーに関してもですが、防災マネージャーの活動に対しても大きな期待をするものですが、防災の基準としてのものとして、まず第一にきめ細やかに報道される天気予報の活用ですね。また、さらに現状に送りつつ天候状況の数値化、その結果に基づく情報のリアルタイムの発信、行動が求められると考えられます。本町に設置されているアメダスでは、残念ながら統計不足が否めないものでありまして、最新の気象状況を把握するには美唄市、滝川市の情報でありまして、浦臼町からはおおむね20キロ以上離れた情報で、我が町の安全を担保できるのか、非常に危惧されるところであります。今の気象現象の特徴でもありますが、線状降水帯や降雪帯、そしてゲリラ豪雨、突風など、今まで経験のない気象を想定しなければならないものでありまして、私も札建から河川の樋門の開閉作業を委託されておりますが、以前、1時間に100ミリの降水があったときがあったんですけれども、雨がやむと同時に河川の水が一気にふえまして、1時間足らずで内水に逆流するということもあったのを覚えております。災害の規模、時期などで、大変予測できないものがありまして、それに対する適時に判断できる情報が何よりも必要ではないかと考えています。アメダスの関係は気象庁であり、また国土交通省の外局でありますが、要望して今すぐ設置ということには時間はかかると思われますが、今においては民間においてもアメダスの開発、販売がされています。その名前はウェザーバケットということの製品であります。この製品の販売は札幌市にありまして、製品の性能としてはほぼアメダスと変わりありません。設置においては三脚式で、電源はソーラー式と電池の両方で使うものであります。単価においては70万円ぐらいということで、私が感ずるには非常に安価ではないかなと思っております。この場において、すぐ導入するとか、しないとか、そういうことにはなりませんが、しっかりとペーパーとして残しておきたいと思います。今ほど言ったことなんですが、しっかりと農家経済においてもアメダスの必要性は感じるところであります。そしてまた、防災マネージャーの仕事に対する基準となるのが、やはり数値、情報でありますから、これはやはりよその町の情報をもとに浦臼町の危険情報を発するというようなことにはならない、やっぱり地元にしっかりとした情報を求められるアメダスが必要になってくるのではないかなと考えますが、民間でもウェザーバケットというアメダスと同等のものも販売されておりますが、それについての必要性というものの考えも少し聞かせていただきたいと思います。

答弁 町長 川畑智昭

今回ご質問いただいてから、少し調べさせていただきました。答弁の中にも一部記載しましたけれど、今現在、近隣でいえば奈井江町にも砂川市にもないという状況にあります。三笠市も岩見沢市以上の豪雪地帯だということで動いたという話も確認されているところでございます。浦臼町におきましては、降水量しかないという現状ではございますけれど、それにしてもアメダス自体はあるという町の一つにカウントされているところでございまして、ないところがそれぞれ気象庁やら国交省、さらには先生方を通じてお願い、要請活動を続けているという状況も確認されたところでございます。そんな中で、浦臼町が気象庁に行って要請したところで、数多くの中の一つという扱いにしか多分ならないのではないかと思っております。気象庁自体が拡充していこうという考え方にもなっているというのも事実ではあるようですけれど、まだ現実的には動いていないという状況となっております。今後、答弁でもお答えいたしましたけれど、今現在降水量があるということで、それに温度と最低でも降雪量を加えていただくような、例えば部分的に拡充することができるのか、すべてをフルでセットしなければできないのか、単独で浦臼町だけが拡充していくような考え方になっていただけるのかを、まずは確認をさせていただきまして、全国的な動きとして今後拡充していくという計画があるのであれば、それも確認させていただきたいと思っております。答弁の中でも、1キロメッシュという気象情報を今後提供していけるようにするというお話も去年でしたかあったかと思いますけれど、まだ全然具体的な話にもなっておりません。それにしても、今言ったような機器を置いて、気温等を計測するというものではなく、衛星から類推、あるいはあるアメダスのデータを使って類推した情報ということのようでございますので、現地ではかった計測結果ではないとも聞いております。本来であれば、最終的にはアメダスがフルで全市町村に設置されるというのが理想ではございますけれど、今現在そこまで話は行っていないようです。まずは、アメダスの現状について確認をさせていただきまして、1キロメッシュで現地での計測ではないにしても、細かな数値が出てくるということであれば、それなりの価値はあろうかと思いますので、その気象情報の提供に関する全般的な情報をまず収集していきたいと考えております。ウェザーバケットにつきましては、初めて製品名も聞いたところでございますので、現地でのデータが必要という意味では必要性は当然認めるところでございますけれども、それの運用の細かなところがわかっておりません。皆さんにどういう形でデータを知らせることができるのかというところも含めまして、ちょっと情報不足ですので、今後ちょっと調査をさせていただきたいと思います。以上です。

再質問 8番 中川清美

ただいま、答弁の中で気象庁で1キロメッシュでの降水量もできるようになるということでありますが、これも本当に雨の情報のみでありまして、ほか温度から何か何までは見られないという状況でありまして、今のスマホにも結構雨雲の情報等入ってくるわけなんですけれど、それ以上にちょっと詳しくなったような情報だということも、私も以前、国会の先生の方から聞いてきたところでもあります。それも利用しながらということなんですが、今すぐアメダスということにもならないので、それはそれなりに利用して判断をしていただければと思っております。先ほど言っていましたウェザーバケットなんですけれども、これについても三脚方式で希望のところにすぐ設置ができると。そして、そこでまたしっかりと役場においても受信機を備えればそこの風向、風速からすべての状況をパソコンで逐次見られるという状況でありまして、パソコンでウェザーバケットとやっていただければ、全部そこにつながって見られていきます。この販売会社は札幌市にあるわけなんですけれども、これからでもいいですから、ちょっとそういうところにも目を配っていただければと思っております。なかなかすぐ申請してもつくというものでもありませんが、空知管内、秩父別町においては昨年の10月31日から本格的なアメダスの設置をされて観測をしてきているということでありまして、秩父別町の状況でもありますけれども、秩父別町の近隣では深川町と石狩沼田町にアメダスがありまして、積雪も降水量も同じ1キロ四方で推定する体制を整えるため、山間部と平野部の境界にある秩父別町に研究用の機器を設置したというのが気象庁でありまして、先ほど私も言ったように、浦臼町においてはすぐ日本海があって樺戸連山があって、そのすぐふもとという地理的条件で、東側には石狩川があって、その対岸に美唄市があります。これは当然気象状況は変わると思います。さらには、滝川市においても本当に今度平野部の位置づけされているところでありますので、山脈の方から相当離れているわけでありまして、しっかりと17キロメートル以上、間違いなく3地区は浦臼町から見ると離れてきていると。当然そうなると、やはり気象も絶対一緒にはならないと考えているところでもありますので、その辺からかんがみても、的確な情報はやっぱり求められるものと。それを気象庁に行ったときでもいろいろ話していただければなとは思っております。なかなかそう簡単には国を動かすということには難しいかと思いますけれども、やはり最初の第一歩をいつ踏むかということなんです。これはやはり踏めるものであれば、すぐ踏んでいただきたいなと思っているところでありますが、幸い、町長、今月23日でしたか、本山町に赴かれるわけなんですが、そういったときに東京都まで行くのですから、しっかりとそういうところの話を聞いていっていただきたいなと。ただただ東京都経由で本山町に行くのではなしに、ちょっとそこで一足延ばしていただいて、そこで政治活動していただきたいなと思っております。これは要望となりますけれども、首長は浦臼町のトップセールスでありますので、しっかりとそういう時間も有効に使いながら、今後話を進めていただきたいと、私の方から強く要望をしたいと思います。ちなみに、これは私の考えでもありましたけれども、一番動かしたのは町民の方の意見なんです。私、あるところで会いまして、いや、実はこういうウェザーバケットというのがあるんだと。しっかり本格的に浦臼町の農家においてもそういう情報が必要なのでないかということで、私も調べてきょうの質問とさせていただいたところです。私も本当に今の任期中の最後の質問ということで、しっかりとこれは取り上げなければいかんという思いで今回の一般質問という形にさせていただきました。今までちょっと言ってきましたけれども、十分踏まえていただきまして、町長の任期、あと1年ありますので、しっかりと確実な一歩を踏み出していただきたいと思って、要望として強く申し上げておきます。よろしくお願いします。ありがとうございました。

再質問 8番 中川清美

よろしいです。

出典:浦臼町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月16日 議事録 PDF(65ページ) 間違いを知らせる