浦臼町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月9日
Uターン就農者支援助成金制度の新設
2020年12月9日、浦臼町議会の一般質問で、中川清美議員が「Uターン就農者支援助成金制度の新設」について質問し、町長 川畑智昭が答弁しました。
- 質問者
- 中川清美 議員
- 答弁者
- 町長 川畑智昭
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 8番 中川清美
令和2年第4回定例会において、町長へ質問をいたします。浦臼町の基幹産業であります農業の実態を見たとき、全道、全国を見ても同じ少子高齢化に伴い、本町においてはさらに加速されているのが現状であると思われます。本町においては、その対策として新規就農者の窓口などがありますが、なかなかその効果は目に見えてあらわれていないのが現状であります。考えられる要因といたしましては、水稲主体の浦臼町においては土地利用型の営農が多くを占めているためであり、そのための就農に当たっては多くの投資が必要になり、また土地のほか多くの種類の農機具などが求められ、ほとんど不可能と考えられるところであります。そこで、これらの要素を考えると、親元へのUターン就農を積極的に推進することが重要と考えられるところであります。しかしながら、Uターン就農をするにしても新たに多くの経費が発生するものでありまして、例えば家族連れでUターンする場合、その生活の場所、また生活費や目に見えない出費が重なるほか、土地の購入等による規模拡大が求められ、またそれに付随して農機具の大型化や農地の整備など経費が必要とまた考えられるところであります。今後に向け、浦臼町も農業者の高齢化も格段と進み、それに加えて遊休農地の発生にもつながりかねない状況下であります。今現在の後継者の経営面積では、おおむね20町から30町ぐらい持っているのが当たり前でありまして、これらの規模拡大の勢いにも限界が見られているところでもあります。この支援制度を創設することにより、人口増、第1次産業の活性化、また町税の安定確保と、そういう大きな費用対効果が継続されると思うが、町長の考えをお聞かせ願いたいと思います。
答弁 町長 川畑智昭
中川議員のご質問にお答えいたします。本町では、農業者の高齢化が進み、後継者のいない農業者も多いことから、農地の維持については今後の大きな課題であると認識しております。このような状況の中でも、少数ではありますが、新規就農者やUターンによる就農者がおり、議員ご指摘のとおり就農に際し、設備投資等に多大な費用を要することも承知しております。本町における支援施策につきましては、国の事業であります農業人材力強化総合支援事業や町独自の事業として若手農業者チャレンジ応援事業を実施しておりますが、今後は就農支援や効率的農業の促進などより幅広い施策について検討してまいりたいと思います。また、今後農家の1戸当たりの経営面積がふえていくことが予想されますので、状況に応じた施策についても引き続き検討してまいります。以上でございます。
質問 8番 中川清美
ただいまの答弁をいただいたわけなんですけれど、非常に簡単な答弁の内容でないかなと。また重みのない簡単な答弁でないかと思って、本当にびっくりしたところでありますし、今回新たにチャレンジプランが出されたわけでありまして、その中にもしっかりうたわれていることの問題もあります。非常にもっと親身に真剣に考えていただきたいなというのがこの答弁についての第1印象ということであります。先日、12月6日に道新の記事に載っておりまして、今回のコロナ禍によりまして、都市から地方への移住が非常に加速されているという記事が載っておりまして、ことしの4月より10月までに7カ月間連続して毎月編入がふえているというのが現状であります。全国的に非常に拡大されているコロナの現状のもとで、そういう状況があるのかなと考えているところでありますし、これを機にまた親元への就農もやっぱりしっかり考えておられる浦臼町出身の若者もいるのではないかなと考えているところでもあります。この問題につきましては、いろいろ農業政策としましては、浦臼町としてはここ十数年、詳しく言えば前町長の斉藤町政、またその前の岸町政と、この町政についてはなかなか農業政策については思ったように踏み込んだ政策が打ち出されていなかったのが現状でないかなと私は思っているところであります。そして、今回いよいよ親が農業でありまして、しっかりと農業通の川畑町長が誕生して、私も非常に期待をしているところでもありまして、この後継者対策については、今しっかり取り組まなければ取り返しがつかなくなることが懸念されているところであります。また、さらにこの問題においては、JAにも共通すると私は考えているところであります。JAにしましても、現在組合員の高齢化、また認定農業者の減少によりまして、経済団体としても大きな運営に支障を来たしてくるものではないかと私も危惧しているところであります。また、組合員の減少に伴いまして、賦課金の増額や手数料の値上げと、いろんなところにもはね返ってくるのが農家に来るというのが、これは経済団体としての組合員出資の組合でありますから、これは必要と考えているところであります。今後、この問題についてはJAとUターン支援についてしっかり本格的な懇談が必要ではないかと私は考えているところであります。町単独でできるものではないと考えておりますし、さらにピンネ農協は浦臼町と新十津川町の合併農協でもありますので、そこら辺を含めた中で新十津川町もやっぱり含めた中で取り組んでいかなければならない問題ではないかなと考えられると思いますが、今後川畑町長のしっかりとそちらの方に向けての動き、考えをお聞かせ願いたいと思っているところであります。また、加えて現在浦臼町において商工業者に対しての町内の誘致に対しましては、企業立地促進助成金、また中小企業サポート事業と、新たに浦臼町で事業を起こすには十分な資金援助制度があるわけでありまして、ぜひともここで町の基幹産業であります農業再編のための支援資金対策として、今回の商工業に対しての対策と比べると、かなりの温度差を感じるのが現状ではないかなと思っております。これらをかんがみたときの町長はどのようにこの温度差を感じるのか、そこら辺の考えも聞かせていただきたいと思います。以上です。
答弁 町長 川畑智昭
あっさりとした回答になりまして、申しわけありません。私の町長就任のときの公約の中に農業の振興というのを、防災を抜かせば1番に上げていたわけです。それに向かって、今農地再編事業ですとか、できるところから手をつけていっているわけですけれど、今ご質問いただきましたUターンに対する支援、これ以外にも当然現行の農家さんへの支援、さらに新しい時代に対応するAI農業に対する支援ですとか、本当に幅広い支援が他の町では行われているけれど、浦臼町では行われていないものがかなり目につくところでございます。それで、中川議員がおっしゃられたUターン支援をまず来年からやるのかというのは、今ちょっとここでは答弁できませんけれど、幅広いスマート農業の導入ですとか、効率的農業の導入、さらに経営的な支援も含めまして、何からやっていくのかというのを今担当とも協議しているところでございまして、年が明けましたら、令和3年に向けての施策につきまして、ご提案をさせていただきまして、ご意見をいただきたいと思っているところでございます。もう1点、商工業者と農業者に対する温度差という言葉を使われましたけれど、なかなか商工業者に対する支援というのがこれまでほぼなくて、斉藤町長の時代に、今おっしゃられた2点につきましてはできたのかなと思っておりますし、私が就任してすぐ金額の増額をしたのも中小企業の振興条例になっております。今申し上げましたように、農家の方に対する支援につきましては、これから一つずつ提案させていただきまして、期待に沿える形になるかどうかわかりませんけれど、少なくとも他の町に劣らないような制度には持っていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
再々質問 8番 中川清美
再々質問なんですけれども、今の答弁の中にも、現在いる若手農業者チャレンジ応援資金もありますし、若手に向けてのまた拡大も考えているということでやっているということでもあります。ここでしっかりちょっと考えていただきたいのは、現在いる若手も大事なんですね。それよりも、その底上げを考えていかなければ、その制度を使う若手農業者もいなくなるわけでありまして、しっかりここが土台たる底辺を積み上げて、その施策が生きてくるんです。今いる人に出しても、それは継続されないの。町の政策としては継続されるものが求められることでないかなと私は考えているところであります。実際に、若手にもしっかりとちゃんと目を向けられているのは私も認めているところでございますので、そこはしっかりと継続されていっていただきたいと思っているところであります。また、参考数値として、浦臼町に今認定面積が229町ということでありまして、65歳以上で後継者のいない農業者は61名で、その面積というのはまたちょうど61ヘクタールぐらいなるようです。この数字が紛れもない数字でありまして、この基本といたしまして考えたときに、この61ヘクタールの土地を簡単に農地あっせんを農業委員会に任されても大変農業委員さんにも限界もありまして、何らかの対処が近年間違いなく求められてくるものと考えているところであります。簡単なシミュレーションですけれども、浦臼町における10町ぐらいの後継者のいない方の面積、10町の耕作をしているわけなんですけれども、その10町に対して反当8俵の収穫があったとしましたら、米1俵1万4,500円での販売としたならば、総額で売り上げが1,160万円という計算になりまして、これに対して家族でUターンした場合、最低でも生活費250万円はかかるとした場合、おおむね2ヘクタールぐらいの面積が必要となってくるのではないかなと。それぐらいの規模も拡大しなければ、営農はなかなかできないのではないかと考えるところであります。今の町の水田の単価なんですけれど、大体10アール当たり30万円ぐらいとしたら、約1町の水田の購入には300万円が必要です。これについてまた付随して機械も必要となってくるところであります。しっかりとUターン支援するには、最低限やはりこれぐらいの支援策が必要ではないかな。これはいろいろ町でも考えるところがあれば、それは考えて、今後算定するに当たり、また支援制度をするに当たり参考となればいいのかなと考えているところであります。また、農業新聞の方に載っていたわけなんですけれど、2019年の新規就農者ということで、北海道においては500人を割るという状況になってきているところであります。北海道の農業経営課なんですけれども、しっかりと今後においては農業に関心のある人を発掘して、就農につなげていきたいと考えているところであります。このような事業を推進するということになれば、大変大きな仕事量も発生してくるのかなと思っております。そこで、今回ジビエに関しては道の方から車田主幹が派遣されておりまして、もう任期満了ということで、道に戻られるかと思いますけれども、なかなか専門的な知識を発揮されまして、このジビエの事業には大変大きな貢献が見られたなと私も見ているところであります。しっかりとした道の方からの専門職ということは非常に魅力のあるものだなと今回本当に実感したところでありまして、今後道の方からの農業経営課の方から浦臼町においての地域の農業の活性のために職員の派遣等は考えられないのか、私は絶対そういうのも必要ではないかなと考えているところでございます。ぜひとも町長の考えをお聞かせ願いたいと思います。
答弁 町長 川畑智昭
ただいまのご質問にお答えいたします。道からの職員の派遣についてのお話でしたけれど、具体的に言いますと、派遣にもいろいろありまして、車田主幹がお越しいただいたような一方的に道の方から派遣していただくのも一つ、さらには職員の交換といいますか1人出して1人出していただくという形のものもございます。単独で道の方から派遣されるというのは極めて人数が限られているということで、本当に今回は特別だったのかなという思いがありますけれど、職員交換であれば可能だとは思いますけれど、時期の問題もありますし、すぐお答えはできませんけれど、農業に限らず専門的な知識を行けば吸収できますし、来ていただければそれを提供していただけますので、来年とは申しませんけれど、検討はいたします。